JPH10339659A - 秤による料金判定装置 - Google Patents

秤による料金判定装置

Info

Publication number
JPH10339659A
JPH10339659A JP15255697A JP15255697A JPH10339659A JP H10339659 A JPH10339659 A JP H10339659A JP 15255697 A JP15255697 A JP 15255697A JP 15255697 A JP15255697 A JP 15255697A JP H10339659 A JPH10339659 A JP H10339659A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mail
shape
judging device
scale
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15255697A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamitsu Ikeura
浦 雅 光 池
Ryoichi Hirata
田 良 一 平
Kenichi Osugi
杉 健 一 大
Taisuke Mori
利 泰 輔 毛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Electronics Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP15255697A priority Critical patent/JPH10339659A/ja
Publication of JPH10339659A publication Critical patent/JPH10339659A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07BTICKET-ISSUING APPARATUS; FARE-REGISTERING APPARATUS; FRANKING APPARATUS
    • G07B17/00Franking apparatus
    • G07B17/00459Details relating to mailpieces in a franking system
    • G07B17/00661Sensing or measuring mailpieces
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07BTICKET-ISSUING APPARATUS; FARE-REGISTERING APPARATUS; FRANKING APPARATUS
    • G07B17/00Franking apparatus
    • G07B17/00459Details relating to mailpieces in a franking system
    • G07B17/00661Sensing or measuring mailpieces
    • G07B2017/00685Measuring the dimensions of mailpieces
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07BTICKET-ISSUING APPARATUS; FARE-REGISTERING APPARATUS; FRANKING APPARATUS
    • G07B17/00Franking apparatus
    • G07B17/00459Details relating to mailpieces in a franking system
    • G07B17/00661Sensing or measuring mailpieces
    • G07B2017/00701Measuring the weight of mailpieces

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 郵便物の重量測定と形状判定とが同時にかつ
容易に行えるようにする。 【解決手段】 電子秤1の秤皿2に、郵便物の直交する
2辺を位置決めするガイド部4を有した傾斜置台3を取
り付け、郵便物を前記ガイド部4に沿って立て掛けるよ
うにして置く。前記傾斜置台3の複数箇所には、発光素
子9からの光を受光素子5にまで透過させる複数の孔10
が形成される。そして、前記複数の孔10において郵便物
により光が遮断されているか否かの組合せによって、郵
便物の形状が定形であるか定形外であるかを判定し、同
時に、電子秤1によって郵便物の重量を計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、郵便物の重量計測
と形状判定とを行って郵便料金を判定する秤による料金
判定装置に関し、特に、重量測定と同時に形状判定を行
い得る秤による料金判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】郵便料金は、郵便物の重量及び形状(定
形,定形外の別)によって決められており、郵便料金の
判定には、郵便物の重量を測定すると共に、定形,定形
外の形状判定を行うことが必要になる。そして、従来の
重量の測定は、一般的な秤の上に郵便物を水平において
行われており、また、定形,定形外の判定は、メジャー
による寸法測定や、定形郵便物の最大外形と最小外形と
が表示されたテンプレートとの照合などによって、重量
測定とは別に行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにし
て郵便料金を判定する従来の構成においては、重量測定
と形状判定とを個別に行う必要があったので、作業が煩
雑であるという問題があった。また、郵便料金判定のセ
ルフサービス化を図る場合に、秤の上に水平に郵便物を
置いて重量を計測する従来の構成では、不特定多数の者
にとって扱い易いとは言えず、更に、秤の上に水平に郵
便物を置く構成では、セルフサービス機の奥行きが大き
くなってしまうという問題もあった。
【0004】そこで、本発明は、このような問題点に対
処し、郵便物の重量測定と形状判定とが同時に行え、然
も、郵便物の扱いが容易でセルフサービス化を図れる簡
便な構成の秤による料金判定装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による秤による料金判定装置は、郵便物の重
量を計測する電子秤と、該電子秤の秤皿に対して手前側
から奥行き方向に上り勾配となるように傾斜して取り付
けられると共に郵便物を位置決めするガイド部を有した
傾斜置台と、該傾斜置台に置かれた郵便物の形状を判定
するセンサとを有してなり、前記傾斜置台に置かれた郵
便物の重量を前記電子秤によって計測すると同時に、前
記傾斜置台に置かれた郵便物の形状を前記センサによっ
て判定するようにしたものである。
【0006】そして、前記センサが、郵便物の形状を定
形と定形外とのいずれかに判定するとよい。更に、前記
センサが、前記傾斜置台の複数の測定点においてそれぞ
れに郵便物の有無を検出し、該検出された郵便物の有無
の組合せによって郵便物の形状を判定するとよい。
【0007】一方、前記ガイド部を、郵便物の側辺部が
挿入される溝状に形成してもよい。また、前記ガイド部
が、郵便物の直交する2辺を位置決めすることで、郵便
物の1つの角を一定位置に位置決めするとよい。更に、
前記ガイド部を、郵便物の1つの角を位置決めする位置
に向けて下り勾配に形成してもよい。
【0008】また、郵便物の1つの角が前記ガイド部で
位置決めされる位置に、郵便物の有無を検出する原点セ
ンサを設けるとよい。また、前記センサが、前記ガイド
部によって位置決めされる郵便物の直交する2辺に沿っ
てそれぞれ設けられた複数の測定点において郵便物の有
無を検出することで郵便物の長さ及び幅を判定する構成
であり、かつ、郵便物の1つの角が位置決めされる位置
から各測定点までの距離を、前記2辺に沿った2方向で
同一に設定してもよい。
【0009】一方、前記傾斜置台に置かれた郵便物を、
前記ガイド部によって1つの角が位置決めされる位置ま
で搬送する搬送手段を設けてもよい。更に、前記搬送手
段が前記電子秤を置く台側に支持されると共に、搬送終
了後に郵便物と接触する位置から退避するようにすると
よい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る秤
による料金判定装置の第1の実施の形態を示す側面図で
ある。この秤による料金判定装置は、郵便物(封書)の
重量を計測し、同時に郵便物の形状(定形,定形外の
別)を判定するもので、図1及び図2に示すように構成
されている。尚、定形郵便物とは、長さが14〜23cm、幅
が9〜12cm、厚さが1cmまでのものをいい、形状が定形
であっても重量が50gを越えるものは定形外とされる。
【0011】図において、電子秤1は、秤皿2に置かれ
た被測定物の重量を測定し、測定結果を電気信号として
出力するものである。前記秤皿2には、装置の手前側か
ら奥行き方向に上り勾配となるように傾斜した傾斜置台
3が取り付けられ、該傾斜置台3には、郵便物を位置決
めするためのガイド部4が設けられている。前記傾斜置
台3の傾斜角αは、75°程度とすることが好ましいが、
0°<α<90°を満たす角度であればよい。
【0012】重量測定のために郵便物を置く台を上記の
ように傾斜させてあれば、郵便物を立て掛けるようにし
て置くことができるため、郵便物を置く際の扱いが容易
であり、また、傾斜させることで装置の奥行きを薄くす
ることが可能となる。前記ガイド部4は、郵便物の直交
する2辺をそれぞれ位置決めする2つのガイド部材4
a,4bから構成され、各ガイド部材4a,4bに郵便
物の直交する2辺を突き当てるようにすることで、郵便
物の1つの角が一定位置に位置決めされるようになって
いる。そして、郵便物の形状判定は、後述するように、
郵便物の1つの角が一定位置に位置決めされることを条
件として行われる。
【0013】また、第1の実施の形態においては、各ガ
イド部材4a,4bが、郵便物の1つの角を位置決めす
る位置に向けて下り勾配となるように斜めに形成されて
いる。これにより、ガイド部材4a,4bに案内されて
郵便物が自重によってガイド部材4a,4bの直交部に
向けて滑り落ちるようにすることができ、郵便物を容易
に位置決めできる。
【0014】前記ガイド部4の傾斜角βは、20°程度が
好ましいが、0°として傾斜を付けない構成であっても
良く、0°≦β<90°を満たす角度であればよい。更
に、前記ガイド部材4a,4bは、図1に示すように、
郵便物の側辺部が挿入される溝状に形成されており、か
つ、その溝幅を定形郵便の最大厚さ1cmに設定してあ
る。
【0015】これにより、傾斜置台3に郵便物を置いた
ときに、ガイド部4からはずれて落下することを防止で
き、また、最大厚さを越える郵便物については、溝内に
差し入れることができないことで、最大厚さを越えてい
ることが容易に確認できる。更に、秤皿2から重心が外
れるような郵便物の場合には、郵便物の側辺部が前記ガ
イド部4に挿入されていても倒れることになるから、重
心が外れた状態で重量が誤計測されることを防げる。
【0016】一方、前記電子秤1による郵便物の重量測
定と同時に、郵便物の形状を判定するために、以下に示
すような構成のセンサが設けられている。前記傾斜置台
2の裏側には、5つの受光素子(フォトダイオード)5
が取り付けられたセンサブラケット6が、傾斜置台3と
の非接触状態を保てるように該傾斜置台3と所定の間隙
を有して固定されている。前記センサブラケット6は、
電子秤1が置かれる台7に固定されたセンサ取付ユニッ
ト8に固定されており、前記センサ取付ユニット8は、
傾斜置台3の上方空間にまで延設され、この傾斜置台3
の上方に位置する部分に前記受光素子5に対応する5つ
の発光素子(発光タイオード)9が取り付けられ、個々
に対応する受光素子5に向けて光を照射するようにして
ある。一方、前記発光素子9から受光素子5に至る光路
に対応させて、傾斜置台3に孔10を開口させてあり、前
記孔10が郵便物で閉塞されることで、発光素子9からの
光が遮断されて受光素子5の出力が切り換わり、前記孔
10の部分(測定点)における郵便物の有無を検出できる
ようにしてある。
【0017】郵便物の有無を検出する測定点となる5つ
の孔10a〜10eは、図2に示すように配設され、各孔10
a〜10eが光路となるように5組の受光素子5,発光素
子9が配設される。孔10aは、ガイド部4で郵便物の1
つの角が位置決めされる位置(以下、原点という)で郵
便物の有無を検出するように開口されており、孔10aを
光路とする受光素子5,発光素子9の組が原点センサに
相当する。
【0018】一方、前記原点に1つの角を位置合わせし
た郵便物の幅が定形であるか定形外であるかを判別すべ
く、2つの孔10b,10dが開口されている。具体的に
は、図2に点線で示すように定形の郵便物が横長に置か
れたときに、ガイド部材4aで位置決めされる郵便物の
一辺と平行な辺が孔10b,10dの中間位置になって、孔
10bが遮光され、孔10dで光が透過するように配置され
ている。
【0019】更に、前記原点に1つの角を位置合わせし
た郵便物の長さが定形であるか定形外であるかを判別す
べく、2つの孔10c,10eが開口されている。具体的に
は、図2中に点線で示すように定形の郵便物が横長に置
かれたときに、ガイド部材4bで位置決めされる郵便物
の一辺と平行な辺が孔10c,10eの中間位置になって、
孔10cが遮光され、孔10eで光が透過するように配置さ
れている。
【0020】上記孔10b〜10eにおける光の透過,遮断
を検出する4組の受光素子5,発光素子9が、郵便物の
形状を判定するためのセンサを構成する。前記受光素子
5,発光素子9及び電子秤1は、図3に示すようなシス
テム構成によってCPU12と接続されている。CPU12
は、ドライバ回路13を介して各発光素子9の発光を制御
し、また、各受光素子5からの信号は、ON・OFF検
出回路14を介してCPU12に入力される。更に、電子秤
1からの重量を示す信号が、インターフェース回路15を
介してCPU12に入力される。
【0021】そして、CPU12は、前記受光素子5のO
N・OFFの組合せ、換言すれば、各測定点における郵
便物の有無の組合せから、郵便物が定形であるか定形外
であるかを判別すると共に、該判別結果と電子秤1から
入力される郵便物の重量の計測結果とに基づいて郵便料
金を判定し、判定された料金をディスプレイ16上に表示
する。ここで、上記秤による料金判定装置をセルフサー
ビス機として設置する場合には、前記判定された料金に
従って切手の発行を行う構成とすることが好ましい。
【0022】次に、前記CPU12によって行われる郵便
料金の判定処理の詳細を、図4のフローチャートに従っ
て説明する。まず、孔10aが遮光されたか否かに基づい
て、郵便物が正規に置かれたか否かを判別する(S
1)。そして、孔10aが遮光されたときには、郵便物の
重量測定(S2)と、形状判定(S3〜S8)とを並行
して実行する。
【0023】重量測定においては、傾斜置台3の重量を
風袋として予め計測重量から引いておくようにする。形
状判定は、各孔10b〜10eの遮光,透過を個別に判断し
(S3〜S6)、孔10b,10cが遮光されていて、か
つ、孔10d,10eが透過であるときにのみ、定形郵便物
として判定し(S7)、それ以外についてはすべて定形
外として判定する(S8)。
【0024】形状判定と重量測定とが終了すると、これ
らの結果に基づいて料金を決定し(S9)、決定した料
金を、定形,定形外の別及び重量と共に、ディスプレイ
上に表示する(S10)。
【0025】図5は、本発明の第2の実施の形態を示す
正面図である。この実施の形態は、傾斜置台3の傾斜角
αを図6の側面図に示すように75°に設定してある一
方、ガイド部4の傾斜角βを0°としてある。
【0026】更に、郵便物の形状を判定するための受光
素子,発光素子からなるセンサを、図7に示すように、
原点位置からガイド部材4a,4bに沿った2方向(X
方向,Y方向)にそれぞれ複数設け、ガイド部材4a,
4bで位置決めされる郵便物の側辺部で郵便物の有無を
検出するようになっている。前記受光素子,発光素子か
らなるセンサは、図8及び図9に示すように、コ字状の
ホルダ21に受光素子,発光素子を溝空間を介して対向配
置してなり、郵便物をガイド部4に沿って傾斜置台3に
置くことで、前記コ字状のホルダ21の溝部に郵便物23が
差し入れられて遮光され、郵便物の存在が検出されるよ
うになっている。
【0027】一方、傾斜置台3の郵便物を載せる部分を
露出させて装置全体を覆うカバー部材22が設けられてお
り、前記ホルダ21は、前記カバー部材22の傾斜置台3を
露出させる縁に沿って固定される。そして、該ホルダ21
と傾斜置台3とが干渉しないように、傾斜置台3側に
は、ホルダ21が挿入される切欠き(図示省略)を設けて
ある。
【0028】上記構成によると、発光素子を傾斜置台3
の上方空間に配置する第1の実施の形態に比べて、装置
の高さ方向の大きさを小さくできる。また、発光素子か
ら受光素子までの光路を短くできるので、郵便物以外の
もので遮光されることを回避でき、また、光路のばらつ
きが小さく、精度良く郵便物の形状を判定することが可
能である。
【0029】前記ホルダ21に保持される受光素子,発光
素子からなるセンサは、原点から図7に示すような距離
にそれぞれ設置される。図7において水平方向をX方
向、縦方向をY方向とし、郵便物の1つの角が位置決め
される位置を原点(X=0,Y=0)としたときに、原
点にセンサが配置される一方、原点からX方向及びY方
向に、9cm, 10.7cm, 12cm, 14cm, 15.4cm, 23.5cmの6
箇所の位置にそれぞれセンサが配置されている。ここ
で、X方向に並ぶセンサを原点に近い方から順にX1,
X2,X3,X4,X5,X6とし、Y方向に並ぶセン
サを原点から近い方から順にY1,Y2,Y3,Y4,
Y5,Y6とする。
【0030】上記センサ構成によると、図10に示すよう
に郵便物の一辺の長さが判定されることになる。図10に
示す長さの判定パターンは、X方向について示すもので
あり、0が透過、1が遮光状態を示す。図10において、
X1〜X6が全て0であるときにはX方向の郵便物の長
さが9cm未満、X1のみが1で他が全て0であるときに
はX方向の郵便物の長さが9cm〜10.7cmの範囲、X1及
びX2が1で他が全て0であるときにはX方向の郵便物
の長さが10.7cm〜12の範囲、X1〜X3が1で他が0で
あるときにはX方向の郵便物の長さが12cm〜14cmの範
囲、X1〜X4が1でX5,X6が0であるときにはX
方向の郵便物の長さが14cm〜15.4cmの範囲、X1〜X5
が1でX6が0であるときにはX方向の郵便物の長さが
15.4cm〜23.5cmの範囲、X1〜X6が全て1であるとき
にはX方向の郵便物の長さが23.5より大として、7通り
に判断される。Y方向についても、Y方向の郵便物の長
さがY1〜Y6の組合せによって図10に示す場合と同様
に、7通りに判別されることになる。
【0031】尚、図10に示す以外の組合せ、例えば、X
3が0(透過)であるのにX4が1(遮光)であるよう
な異常パターンを示すときには、エラー表示を行ってオ
ペレータに知らせることが好ましい。X方向及びY方向
それぞれにおいて、郵便物の長さを前記7通りのいずれ
かに判断すると、図11に示すように、X方向の長さとY
方向の長さとの組合せによって、定形,定形外,はがき
の3種類に郵便物の形状が判定される。従って、第2の
実施の形態の場合には、郵便物を縦長に置いてもまた横
長に置いても、形状判定を行えることになり、第1の実
施の形態に比べて使い勝手が向上する。
【0032】但し、図5に示すように、「よこにおいて
ください」という注意書き、及び、定形最大,定形最
小,はがきの大きさを、傾斜置台3に表示することで、
郵便物を横長に置かせるようにし、郵便物が縦長に置か
れることによる倒れの発生が極力避けられるようにする
ことが好ましい。
【0033】図12は、本発明の第3の実施の形態を示す
正面図である。この実施の形態は、ガイド部4の傾斜角
βを0°とする第2の実施の形態に対して、郵便物を原
点位置に向けて送る搬送手段を追加した構成となってい
る。この搬送手段は、3つのローラ42a,42b,42c
と、駆動源としてのモータ43と、該モータ43の駆動力を
前記ローラ42a,42b,42cにそれぞれ伝達するベルト
44a,44b,44cとからなり、これらは一体的に電子秤
1の台7側に支持されている。
【0034】一方、ガイド部材4aの郵便物が載せられ
る底面に、所定間隔を有して3箇所に開口部41a,41
b,41cを設けてある。
【0035】郵便物を傾斜置台3に手動で載せるとき
に、郵便物の1つの角が原点で検出される位置に載せら
れないと、原点のセンサが郵便物を検出しないのに対し
て、X方向のセンサが郵便物を検出することで、原点へ
の位置合わせが手動で行われていないことが判別され
る。このときには、まず、前記ローラ,モータ,ベルト
からなる搬送手段を、図12で上方に移動させることで、
前記3つのローラ42a,42b,42cが前記開口部41a,
41b,41cから上方に出て、ガイド部材4a上に載せら
れた郵便物と接触できるようにする。
【0036】続いて、前記モータ43を駆動することで、
ローラ42a,42b,42cを反時計周りに回転させ、ロー
ラ42a,42b,42cと接触している郵便物を原点に向け
て送る。そして、原点で郵便物が検出されたときにモー
タ43を止め、郵便物をその位置で停止させる。ローラ42
a,42b,42cに対して郵便物の滑りが生じる可能性が
あるが、原点で郵便物が検出されるまで搬送を継続する
から、前記滑りの発生があっても、確実に原点位置まで
郵便物を搬送させることが可能である。
【0037】郵便物の搬送速度が速すぎると、郵便物が
原点位置で跳ね返ってしまう可能性があるが、郵便物の
X方向の移動位置をセンサで検出できるので、手動で置
かれた初期位置から郵便物が原点に近づくに従って徐々
に搬送速度を遅くすることで跳ね返りを抑制することが
できる。また、一旦原点で郵便物が検出された後に跳ね
返りによって郵便物が原点からずれたときには、再度モ
ータ43を駆動させるときの初速を遅くするようにするこ
とで、ガイド部4によって位置決めされる位置まで郵便
物を確実に搬送させることが可能である。
【0038】上記のような搬送手段を備える構成であれ
ば、傾斜置台3に載せられた郵便物の垂直方向(上下方
向)の位置決めは、傾斜置台3の傾斜に沿った郵便物の
落下によって自動的に行われることになり、かつ、水平
方向(左右方向)の位置決めは、前記搬送手段によって
自動的に行われることになるから、郵便物を大まかに傾
斜置台3に載せるだけで、形状判定が可能な正規位置に
自動的に位置決めされることになり、操作性の大幅な向
上を図ることが可能である。
【0039】郵便物の搬送が終了すると、搬送手段を下
方に移動させて、ローラ42a,42b,42cと郵便物とが
接触しない位置に退避させる。搬送手段は前述のよう
に、電子秤1の台7側に支持されているから、搬送手段
は風袋とならず、傾斜置台3及びガイド部4のみを風袋
として郵便物の重量を計測することができる。また、搬
送終了後は、郵便物と接触しない位置に搬送手段が退避
するから、郵便物の重量を精度良く検出することが可能
である。
【0040】尚、搬送手段を、上記の第3の実施の形態
に示すものに限定するものではなく、例えば、傾斜置台
3に置かれた郵便物の右側辺部を、ガイド部材4bに向
けて押すことで、郵便物を原点位置まで搬送させる構成
であってもよい。また、上記各実施の形態では、郵便物
の検出するセンサとして、郵便物による光の遮断を検出
する受光素子と発光素子とからなるセンサを用いたが、
郵便物による光の反射を検出する構成であってもよく、
また、マイクロスイッチを用いる構成であってもよい。
【0041】更には、傾斜置台3をガラス等の透明材料
で形成し、裏側からラインセンサを走査させて郵便物を
2次元に読取る構成であってもよい。但し、一般に郵便
物の形状は長方形であり、然も、郵便料金の決定には、
定形,定形外の情報のみがあればよいので、上記実施の
形態に示したように、複数の測定点における郵便物の有
無から定形,定形外のいずれかに判別する構成であれば
充分であり、かかる構成にすることでセンサを簡略化で
きる。
【0042】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されたので、
郵便物を位置決めするガイド部を有した傾斜置台に郵便
物を載せることで、重量測定と形状判定とが同時に行わ
れるようにすることにより、郵便物の扱いが容易になる
と共に、装置の奥行きを小さくでき、更に、郵便料金を
決定する郵便物の重量と形状(定形,定形外)とを1度
に判別できるため、郵便料金判定のための作業を簡略化
できる。従って、郵便料金判定のセルフサービス機とし
ての適用が可能である。
【0043】また、傾斜置台の複数の測定点においてそ
れぞれ検出された郵便物の有無の組合せにより郵便物の
形状を判定することにより、簡略なセンサ構成によって
郵便物の定形,定形外を判断できる。また、郵便物を位
置決めするガイド部によって郵便物の厚みを制限するこ
とにより、定形の厚みを越える郵便物であることをオペ
レータが容易に確認できる。
【0044】また、ガイド部によって郵便物の1つの角
を位置決めすることにより、郵便物を位置決めする操作
が容易であり、かつ、郵便物の形状を前記角を基準とし
て容易に判定できる。更に、ガイド部を、郵便物の1つ
の角を位置決めする位置に向けて下り勾配に形成するこ
とにより、郵便物の滑り落下により角を容易に位置決め
することができる。
【0045】また、郵便物の1つの角が位置決めされる
位置で郵便物の有無を検出するセンサを設けることによ
り、郵便物が正規位置に置かれているか否かを確実に判
断でき、形状の誤判定を未然に防止できる。更に、郵便
物の1つの角が位置決めされる位置から、直交する2つ
の方向に対してそれぞれに同一距離で測定点を設けるこ
とにより、郵便物が縦,横のいずれの状態で置かれた場
合でも、郵便物の形状を判定できる。
【0046】また、1つの角が位置決めされる位置まで
郵便物を搬送する搬送手段を設けることにより、郵便物
の原点を自動的に位置決めして、形状判定を精度良く行
うことができ、また、操作性を向上させることができ
る。更に、搬送手段を電子秤が置かれる台側に支持し、
搬送終了後は、郵便物と接触する位置から退避するよう
にしたことにより、搬送手段が風袋として計測されるこ
とを回避できると共に、郵便物の重量を精度良く検出で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す側面図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す正面図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施の形態における回路構成を
示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における郵便料金判
定の流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す正面図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す側面図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施の形態におけるセンサの配
置位置を示す正面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態におけるセンサと郵
便物との位置関係を示す斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態におけるセンサの取
り付け位置を示す部分側面図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態におけるセンサの検
出結果と郵便物の長さとの相関を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態における検出長さの
組合せと形状の判定結果との相関を示す図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1・・・電子秤 2・・・秤皿 3・・・傾斜置台 4・・・ガイド部 4a,4b・・・ガイド部材 5・・・受光素子 6・・・センサブラケット 8・・・センサ取付ユニット 9・・・発光素子 10・・・孔 21・・・ホルダ 22・・・カバー 23・・・郵便物 41a,41b,41c・・・開口部 42a,42b,42c・・・ローラ 43・・・モータ 44a,44b,44c・・・ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大 杉 健 一 東京都千代田区神田駿河台4丁目6番地 株式会社日立製作所システム事業部内 (72)発明者 毛 利 泰 輔 東京都渋谷区東3丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 郵便物の重量を計測する電子秤と、該電
    子秤の秤皿に対して手前側から奥行き方向に上り勾配と
    なるように傾斜して取り付けられると共に郵便物を位置
    決めするガイド部を有した傾斜置台と、該傾斜置台に置
    かれた郵便物の形状を判定するセンサとを有してなり、
    前記傾斜置台に置かれた郵便物の重量を前記電子秤によ
    って計測すると同時に、前記傾斜置台に置かれた郵便物
    の形状を前記センサによって判定することを特徴とする
    秤による料金判定装置。
  2. 【請求項2】 前記センサが、郵便物の形状を定形と定
    形外とのいずれかに判定することを特徴とする請求項1
    記載の秤による料金判定装置。
  3. 【請求項3】 前記センサが、前記傾斜置台の複数の測
    定点においてそれぞれに郵便物の有無を検出し、該検出
    された郵便物の有無の組合せによって郵便物の形状を判
    定することを特徴とする請求項1又は2記載の秤による
    料金判定装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド部が、郵便物の側辺部が挿入
    される溝状に形成されたことを特徴とする請求項1〜3
    のいずれか1つに記載の秤による料金判定装置。
  5. 【請求項5】 前記ガイド部が、郵便物の直交する2辺
    を位置決めすることで、郵便物の1つの角を一定位置に
    位置決めすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    1つに記載の秤による料金判定装置。
  6. 【請求項6】 前記ガイド部が、郵便物の1つの角を位
    置決めする位置に向けて下り勾配に形成されたことを特
    徴とする請求項5記載の秤による料金判定装置。
  7. 【請求項7】 郵便物の1つの角が前記ガイド部で位置
    決めされる位置に、郵便物の有無を検出する原点センサ
    を設けたことを特徴とする請求項5又は6に記載の秤に
    よる料金判定装置。
  8. 【請求項8】 前記センサが、前記ガイド部によって位
    置決めされる郵便物の直交する2辺に沿ってそれぞれ設
    けられた複数の測定点において郵便物の有無を検出する
    ことで郵便物の長さ及び幅を判定する構成であり、か
    つ、郵便物の1つの角が位置決めされる位置から各測定
    点までの距離を、前記2辺に沿った2方向で同一に設定
    したことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1つに記
    載の秤による料金判定装置。
  9. 【請求項9】 前記傾斜置台に置かれた郵便物を、前記
    ガイド部によって1つの角が位置決めされる位置まで搬
    送する搬送手段を設けたことを特徴とする請求項5〜8
    のいずれか1つに記載の秤による料金判定装置。
  10. 【請求項10】 前記搬送手段が前記電子秤を置く台側に
    支持されると共に、搬送終了後に郵便物と接触する位置
    から退避することを特徴とする請求項9記載の秤による
    料金判定装置。
JP15255697A 1997-06-10 1997-06-10 秤による料金判定装置 Pending JPH10339659A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15255697A JPH10339659A (ja) 1997-06-10 1997-06-10 秤による料金判定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15255697A JPH10339659A (ja) 1997-06-10 1997-06-10 秤による料金判定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10339659A true JPH10339659A (ja) 1998-12-22

Family

ID=15543061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15255697A Pending JPH10339659A (ja) 1997-06-10 1997-06-10 秤による料金判定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10339659A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101230565B1 (ko) * 2011-04-12 2013-02-15 주식회사 포스트큐브 우편요금 자동산출장치
JP2013513869A (ja) * 2009-12-12 2013-04-22 パックサイズ,エルエルシー 物品の特注配列に基づく応需型包装用品の作成
JP2014149204A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd 形状測定装置および撮像装置
KR20160069976A (ko) * 2014-12-09 2016-06-17 주식회사 가치소프트 중량측정 기능을 갖는 우편물 거치대
JP2017116482A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 測定装置、宅配ボックス装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013513869A (ja) * 2009-12-12 2013-04-22 パックサイズ,エルエルシー 物品の特注配列に基づく応需型包装用品の作成
KR101230565B1 (ko) * 2011-04-12 2013-02-15 주식회사 포스트큐브 우편요금 자동산출장치
JP2014149204A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd 形状測定装置および撮像装置
KR20160069976A (ko) * 2014-12-09 2016-06-17 주식회사 가치소프트 중량측정 기능을 갖는 우편물 거치대
JP2017116482A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 測定装置、宅配ボックス装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6298009B1 (en) Object measuring and weighing apparatus and method for determining conveyance speed
EP1072328B1 (en) Article classifying system and article dimension measuring apparatus
US4855607A (en) Apparatus for aligning a moving substrate and a read or write head
US5713678A (en) Low-paper sensing apparatus
JP4271274B2 (ja) 寸法・重量計量装置
EP0576610A1 (en) Measuring method and apparatus
JP2010002319A (ja) シート類の外形寸法測定装置
US5878379A (en) Coarse volume measurement with interlock
US6419439B2 (en) Indexer for magazine shelves of a magazine and wafer-shaped objects contained therein
JPH10339659A (ja) 秤による料金判定装置
US4833591A (en) Method for aligning a moving substrate and a read or write head
CN217156256U (zh) 物料状态检测装置
JP3873713B2 (ja) 金属検出方法および装置
KR101890726B1 (ko) 부피 및 중량 자동 측정 장치
US7297930B2 (en) Device for measuring width by light attenuation difference
JP2993820B2 (ja) 料金秤
CN215785007U (zh) 物品测量装置及传输设备
KR102141227B1 (ko) 우편물 접수장치
JPH0721340A (ja) 光学式計数装置
JPH08208073A (ja) シート体の重送検出方法および装置
JPH0741243A (ja) 書状集積処理装置
JPH103558A (ja) 自動料金案内装置及び自動料金案内方法
JPH06174852A (ja) 小物物品搬出モニタ装置
JPH04279810A (ja) 反り測定装置
JPS63142484A (ja) 郵便物の窓・高さ検知装置