JPH10339046A - 組立式トイレボックス - Google Patents

組立式トイレボックス

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JPH10339046A
JPH10339046A JP15104597A JP15104597A JPH10339046A JP H10339046 A JPH10339046 A JP H10339046A JP 15104597 A JP15104597 A JP 15104597A JP 15104597 A JP15104597 A JP 15104597A JP H10339046 A JPH10339046 A JP H10339046A
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wall plate
door
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昌夫 山田
Takeshi Suzuki
武士 鈴木
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TAMAPATSUKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は組立式トイレボックスに関し、特
に、軽量で運搬し易く組立てが簡単であり、且つ、安定
的に設置でき、また、経済的に製作できる組立式トイレ
ボックスを提供することを目的とする。 【解決手段】 そのために、段ボール板に所定の折り目
形成線を設け、これらの折り目形成線に従って前記段ボ
ール板を折り曲げて、底面壁枠8と、該底面壁枠8に着
脱可能に立設される左右側面壁枠5、4及び正面壁板2
と、前記左右側面壁枠5、4及び前記正面壁板2に着脱
可能に繋着される天井壁枠7と、前記左右側面壁枠5、
4にジョイント部材62で保定される背面壁板6、正面
壁板2及び扉3を形成して箱体を組立て可能に構成し、
前記箱体の内部に便器を備える組立式トイレボックス1
を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は組立式トイレボック
スに関し、特に、持ち運びに便利なようこじんまりと纏
まり、使用現場にて迅速に組み立てて使用に供し得る組
立式トイレボックスに係る。
【0002】
【従来の技術】建築作業現場、キャンプ場、海水浴場あ
るいは大火や地震の被災地には仮設のトイレが設けられ
る場合が多い。そうした従来の仮設のトイレは鉄、FR
P(繊維強化プラスチック)等の材料でほぼ直方体に形
成されており、図体が嵩張り、その上、重く運搬に不便
であり、輸送費が割高になる欠点があった。
【0003】そうした欠点を改良するために為された簡
易組立式トイレの考案が公開実用新案公報(実開昭64
−12865)に提案されている。この簡易組立式トイ
レは前後左右上下の各壁体用に別体に形成された合成樹
脂製のパネル及び便座を使用現場で相互にねじで固定し
て組み立てるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに改良された簡易組立式トイレにあっても依然として
重く、組立てもかなり手間がかかる欠点が残っている。
【0005】そこで、本発明はそのような従来の問題を
考慮して、軽量で運搬し易く組立てが簡単であり、且
つ、安定的に設置でき、また、経済的に製作できる組立
式トイレボックスを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、段ボール板に
所定の折り目形成線を設け、これらの折り目形成線に従
って前記段ボール板を折り曲げて、底面壁枠と、該底面
壁枠に着脱可能に立設される左右側面壁枠及び正面壁板
と、前記左右側面壁枠及び前記正面壁板に着脱可能に繋
着される天井壁枠と、前記左右側面壁枠にジョイント部
材で保定される背面壁板、正面壁板及び扉を形成して箱
体を組立て可能に構成し、前記箱体の内部に便器を備え
る組立式トイレボックスを構成する。また、前記左右側
面壁枠はその下辺の長さがその上辺の長さよりも長く設
定し、前記正面壁板及び前記扉で構成される面と前記背
面壁板で構成される面とが上から下に末広がりになるよ
う前記正面壁板、前記扉及び前記背面壁板を傾斜させて
前記左右側面壁枠に保定し得るように構成することもあ
る。さらに、前記ジョイント部材としてワンタッチ操作
で各部材の保定が行えるような型式のジョイント部材を
構成することもある。
【0007】而して、段ボール板の所定の折り目形成線
を折り曲げないうちは単なる段ボール板を重ねておくの
と同様であるから保存スペースを最小限にすることがで
きる。また、段ボール板は同じ強度の他の板材よりも軽
量であるため、本発明に係る組立式トイレボックスも取
り扱い易くなる。そして、折り曲げ操作を折り目形成線
に従って行えば、容易に既定の形に折れ曲がり迅速に組
立式トイレボックスを組立てることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明
に係る組立式トイレボックスの分解組立斜視図である。
同図において、組立式トイレボックス1は正面壁板2、
扉3、左側面壁枠4、右側面壁枠5、背面壁板6、天井
壁枠7及び底面壁枠8を有している。これらの部材は紙
製の段ボール板で形成してあるが、プラスチック製の段
ボール板で形成することもできる。
【0009】図2は底面壁枠8の展開図である。同図に
おいて、底面壁枠8には底壁部9及び側面壁枠載置部1
0を設定してあり、また、前記側面壁枠載置部10には
側面壁枠載置部上壁11、側面壁枠載置部側壁12a、
12b、側面壁枠載置部下壁13及び側面壁枠載置部補
強片14を設定してある。そして、前記底壁部9、前記
側面壁枠載置部側壁12a、前記側面壁枠載置部上壁1
1、前記側面壁枠載置部側壁12b、前記側面壁枠載置
部下壁13及び前記側面壁枠載置部補強片14が相互に
接する境界はミシン目や筋押し(篦又は篦に代替できる
道具で一方から押しつけて形成される凹筋)等の折り目
形成線で区切ってある。
【0010】前記側面壁枠載置部上壁11には前記左側
面壁枠4と前記右側面壁枠5の隅脚部を受ける略L字状
の穿孔15、15、15、15を穿設してあり、前記底
壁部9には後記する紐を通す通孔16、16、16、1
6を穿設してある。また、前記底壁部9の中央は組立て
の際にガムテープ、クラフト紙粘着テープその他の粘着
テープ17で貼り合わせるようにしている。図2におい
て、右半部のもの(上側の穿孔15が他の穿孔よりも若
干大きい)を二つ貼り合わせるようにしてもよい。その
場合には、前記貼り合わせの部分を境に左右いずれかの
半分の形態を製作すればよく製作が容易で取り扱い易く
なる。
【0011】前記底壁部9を組立てた際、前記側面壁枠
載置部上壁11、前記側面壁枠載置部側壁12a、12
b、前記側面壁枠載置部下壁13及び前記側面壁枠載置
部補強片14に囲まれる空間部には補強体18が挿入さ
れる。この補強体18は積層段ボール(層状に段ボール
板を形成したもの)で形成しているが、発泡スチロール
や発泡ポリエチレンなどのブロックを用いることもでき
る。なお、前記底面壁枠8における段ボール板は、その
中芯の波頭が図において縦方向に連続する向きに設定し
てある。
【0012】図3は左側面壁枠4及び右側面壁枠5の展
開図である。同図において、左側面壁枠4及び右側面壁
枠5は上辺の長さよりも下辺の長さの方を長く設定し、
台形型に形成されている。両側辺には折り目形成線によ
って側面壁本体19と折曲げ部20、20を区画してお
り、この折曲げ部20、20には前記正面壁板2及び前
記背面壁板6に連着させる後記のジョイント部材(一種
の継ぎ手)62を通すための穿孔21を穿設してある。
前記上辺と前記下辺の中央部には切欠部が形成されてお
り、前記上辺の切欠部の両端の残部とこれに隣接する前
記折曲げ部20、20とで突継部22を形成し、前記下
辺の切欠部の両端の残部とこれに隣接する前記折曲げ部
20、20とで隅脚部23を形成してある。
【0013】図4は背面壁板6の展開図である。同図に
おいて、背面壁板6は背面壁板本体25の側辺に折り返
し部26が折り目形成線によって区画されており、この
折り返し部26には前記左側面壁枠4及び右側面壁枠5
に連着させるジョイント部材62を通すための穿孔27
を穿設してあり、また、前記折り返し部26を折り返し
た際に前記穿孔27が対面する前記背面壁板本体25の
部分にも穿孔28を穿設してある。なお、前記背面壁板
6における段ボール板は、その中芯の波頭が図において
横方向に連続する向きに設定してある。
【0014】図5は正面壁板2の展開図である。同図に
おいて、正面壁板2は略長方形に形成してあり、その長
手方向のほぼ中央部に折り目形成線を形成してある。こ
の折り目形成線の上下端の近傍には一対の舌片29と舌
片30を形成してある。そして、前記正面壁板2を前記
折り目形成線を境に折り返した際、前記一対の舌片2
9、29及び前記一対の舌片30、30は互に重なり合
う。上側の重なり合った一対の舌片29は天井壁枠7の
後記する穿孔54に前記左側面壁枠4の前記突継部22
(図3において右側の突継部22)と共に挿入され、下
側の重なり合った一対の舌片30は前記底面壁枠8の前
記穿孔15に前記左側面壁枠4の前記隅脚部23(図3
において右側の隅脚部23)と共に挿入される。また、
前記正面壁板2の長手方向の両側辺近傍にはジョイント
部材62を通すための穿孔31を3つずつ列設してあ
り、左右の穿孔31、31は前記正面壁板2を前記折り
目形成線を境に折り返した際に重なり合う。そして、ジ
ョイント部材62をこのの穿孔31、31と前記左側面
壁枠4の前記穿孔21に通してジョイント部材62を固
定させると、前記正面壁板2と前記左側面壁枠4とが圧
着的に保定される。
【0015】前記正面壁板2の中央部には閂受部32を
形成してあり、この閂受部32の周辺の一部は切り込み
線で区画してあり、周辺の残部は前記折り目形成線に一
致している。また、前記閂受部32の内部には閂受孔3
3が穿設されている。なお、前記閂受部32の表面には
“空き”の表示をして後記の扉の外側へ露出させてお
き、使用時に室内側へ折り曲げて閂受部の役を担わせる
とよい。また、前記正面壁板2における段ボール板は、
その波頭が図において横方向に連続する向きに設定して
ある。
【0016】図6は扉3の展開図である。同図におい
て、扉3は扉本体34を有し、この扉本体34の右側に
蝶番形成部35を形成し、この蝶番形成部35に隣接し
て折り返し部36を形成してある。また、前記扉本体3
4の左側には開扉枠部37を形成してあり、この開扉枠
部37は開扉枠左側板部38、開扉枠裏面板部39、開
扉枠右側板部40及び開扉枠正面板部41から成ってい
る。そして、前記開扉枠正面板部41、前記開扉枠右側
板部40、前記開扉枠裏面板部39、前記開扉枠左側板
部38、前記扉本体34、前記蝶番形成部35及び前記
折り返し部36が相互に接する境界は折り目形成線で区
切ってある。
【0017】前記蝶番形成部35と前記折り返し部36
にはジョイント部材62を通すための穿孔42を3つず
つ列設してあり、前記折り返し部36を折り返した際、
前記蝶番形成部35に形成した穿孔42と前記折り返し
部36に形成した穿孔42が重なり合う。そして、ジョ
イント部材62をこの重なった穿孔42と前記右側面壁
枠5の前記穿孔21に通してジョイント部材62を固定
させると、前記蝶番形成部35と前記右側面壁枠5とが
圧着的に保定される。
【0018】前記開扉枠左側板部38と前記開扉枠右側
板部40には閂を挿通する閂挿通孔43a、43bを穿
設してあり、前記開扉枠正面板部41には矩形状の閂支
持部71を区画し、その三つの辺は開扉枠正面板部41
から分離し得るようにしてあり、残る一辺は折り目形成
線を介して前記開扉枠正面板部41に接続している。組
立ての際には、前記閂支持部71を前記開扉枠正面板部
41に対し前記折り目形成線の部分で直角に折り、そこ
へ閂を前記閂挿通孔43a、43bから挿通する。前記
開扉枠右側板部40と前記開扉枠正面板部41には切欠
部44を形成してあり、この切欠部44は前記扉本体3
4に形成したノブ形成窓45に対面して手指の出し入れ
を可能にしている。なお、前記ノブ形成窓45の周辺に
は粘着テープ46を裏面(室内)側から貼りつけて補強
してある。また、前記開扉枠正面板部41の前記開扉枠
右側板部40との境界付近の区域には両面粘着テープ4
7を貼りつけ組立てた際、この部分が前記扉本体34の
裏面に貼り付くようにしてある。そして、前記閂受部3
2の表面の“空き”の表示を前記扉3の外側へ露出させ
たとき、前記閂受部32で隠される扉3の面には“使用
中”の表示をしておき、前記閂受部32が室内側へ折り
曲げられた際、“使用中”の表示を外側から見えるよう
にするとよい。また、前記扉3における段ボールは、そ
の中芯の波頭が図において横方向に連続する向きに設定
してある。
【0019】図7は天井壁枠7の展開図である。同図に
おいて、天井壁枠7は矩形の天井壁枠本体48を有し、
この天井壁枠本体48の各辺には枠高形成外片49、枠
面片50及び枠高形成内片51を形成してあり、それぞ
れの境界は折り目形成線で区切ってある。前記枠面片5
0の両端辺は約45度に削いであり、枠高形成外片4
9、枠面片50及び枠高形成内片51を折り曲げた際に
4つの枠面片50が同一水平面内に重なり合うことなく
並ぶようにしてある。前記枠高形成内片51には舌片5
2を突設させてあり、枠高形成外片49、枠面片50及
び枠高形成内片51を折り曲げた際に前記舌片52を受
け入れる受孔53が前記天井壁枠本体48に穿設してあ
る。
【0020】前記天井壁枠本体48の4隅部には略L字
状の穿孔54、54、54、54を穿設してあり、これ
らの穿孔54、54、54、54は前記左側面壁枠4と
前記右側面壁枠5の前記突継部22と後記する紐を受け
入れる。また、図7の左下隅部の穿孔54は前記正面壁
板2の前記舌片29も受け入れる。前記天井壁枠本体4
8のほぼ中央部には明かり取り窓55を形成してあり、
その一辺には折り目形成線で区切られた補強リブ片5
6、補強片57、補強リブ端片58が延び出ている。そ
して、この補強リブ端片58のほぼ中央部には舌片59
を形成してあり、この舌片59には穿孔60を穿設して
ある。前記天井壁枠本体48には前記舌片59を受け入
れる穿孔61を穿設してあり、前記天井壁枠本体48と
前記補強リブ片56、前記補強リブ片56と前記補強片
57及び前記補強片57と前記補強リブ端片58の間の
それぞれの折り目形成線を順に折り前記舌片59を前記
穿孔61に挿入して補強が図られる。なお、前記穿孔6
0は前記穿孔61に前記舌片59を挿入した際、前記舌
片59を引出し易くするためのもので必ずしも必要なも
のではなく、省いてもよい。また、前記明かり取り窓5
5は悪臭を排気する排気窓の役も兼ねている。
【0021】図8はジョイント部材を示す斜視図であ
り、図9はジョイント部材を示す裏面図である。両図を
参照し、ジョイント部材62はプラスチック、例えば、
ポリ塩化ビニールで形成されている。前記ジョイント部
材62は浅筒部63を有し、この浅筒部63の前端には
フランジ部64を形成してある。また、前記ジョイント
部材62は前記浅筒部63の深さの略中間部に一体的に
且つ屈曲可能に接続(接続部65)され前記浅筒部63
の裏側に張り出す小押さえ板部66に繋がる連結片73
と前記接続部65に対応する反対側の前記浅筒部63に
一体的に且つ屈曲可能に接続され前記浅筒部63の裏側
に張り出す大押さえ板部67に繋がる連結片とを有して
いる。前記大押さえ板部67の前記浅筒部63側を向く
面とその連結片には2つのリブ68、68が形成されて
おり、これらのリブ68、68の先端部は指で押さえる
と撓むようになっている。一方、前記小押さえ板部66
における連結片の前記リブ68、68の先端部が近接す
る部分には略門の字状又はギリシャ大文字“Γ”を相対
向させた形状の段部69を形成してある。而して、図8
に示す状態において、前記リブ68、68を指で摘み、
その先端部を前記段部69の切れ目に寄せてそままま手
前に引くと、前記大押さえ板部67が前記浅筒部63と
の接続部を蝶番として倒れる。同様に、前記小押さえ板
部66も裏側から表側に押出すようにすると、前記接続
部65を蝶番として倒れる。従って、前記正面壁板2、
前記扉3、前記左側面壁枠4、前記右側面壁枠5及び前
記背面壁板6の穿孔へジョイント部材62を通すときに
は、前述のように前記小押さえ板部66と前記大押さえ
板部67を倒した状態にして穿孔へ通し、前述とは逆の
操作を行う。即ち、穿孔へジョイント部材62を通した
ら、前記リブ68、68を指で摘み、それを一気に押し
込み、指を前記リブ68、68から離す。すると、前記
リブ68、68の先端部が前記門の字状の段部69に係
合すると共に前記フランジ部64と前記大押さえ板部6
7及び前記小押さえ板部66の間に段ボールの壁体が挟
まれて前記左側面壁枠4及び前記右側面壁枠5と前記背
面壁板6等を迅速に保定することができる。即ち、この
ジョイント部材62による部材の保定はその操作が極度
に簡単であり、所謂ワンタッチ操作で行える。
【0022】図10は完成した組立式トイレボックスの
正面図であり、図11は完成した組立式トイレボックス
の側面図である。両図を参照して、図2を参照すると共
に前述の説明に従って各部材を折り目形成線を折曲げた
り折り返して、各部材同士を前記ジョイント部材62で
保定すると、図10及び図11に示すように箱体状の組
立式トイレボックス1が完成する。
【0023】前記天井壁枠7及び前記底面壁枠8に掛け
渡す一対の紐70(図11)は前記天井壁枠7の前記穿
孔54、54に通し、次に、両紐先を前記底面壁枠8側
へ延ばし、前記底面壁枠8の前記穿孔16、16にそれ
ぞれを通し前記底壁部の下で紐70を結ぶ。もう一方の
紐も同様に掛け渡して結べばよい。
【0024】組立式トイレボックス1内に設置する便器
は、段ボール板に複数の折り目形成線を形成し、これら
の折り目形成線を境に折り返して立体に形成して構成し
た本体を備え、この本体の上面には孔を形成して便座壁
の役を担わせ、前記孔から前記本体内に挿入され、開口
部を前記孔の外に位置させる汚物袋を有する組み立て式
簡易トイレを用いたり、平成2年7月25日に公開され
た公開特許公報(特開平2−189119)に掲載され
ている「組立式紙製簡易便器」を用いたり、その他種々
のものを用いることができる。
【0025】図12は閂の展開図である。同図におい
て、閂72は長方形の段ボール板をその中芯の波頭73
が図において横方向に連続する向きに設定し、閂上面下
壁部74、閂前壁部75、閂下前壁部76、閂背面部7
7及び閂上面上壁部78に区分してあり、それぞれの領
域の境界には折り目形成線を形成してある。そして、折
り目形成線を順次折って前記閂上面下壁部74の表面と
前記閂上面上壁部78の裏面とを接着剤や両面粘着テー
プで貼り合わせると角パイプ状の閂ができ上がる。この
閂は前述したように前記閂挿通孔43a、43bから挿
通される。
【0026】紙製段ボール板で作った組立式トイレボッ
クス1を雨天の時に用いる場合にはテントの中に入れる
とよい。また、その際、コンクリートブロックの上に木
やプラスチックの板又は簀子を載せて、その上に前記組
立式トイレボックス1を設置するとよい。
【0027】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、素材の大部分を段ボール板で形成し、この段ボー
ル板に所定の折り目形成線を施し組立式トイレボックス
を組立て得るようにしたので、省スペース的に大量に保
存しておくことができ、また、運搬も容易で軽量である
ため取り扱い易い。また、設置現場においては、段ボー
ル板を折り目形成線に従って折り曲げて迅速に大方がで
き上がり、ワンタッチ操作のジョイント部材を用いるも
のでは一層迅速に組み立てが行える。さらに、左右側面
壁枠をその下辺の長さがその上辺の長さよりも長く設定
して形成したものではより安定な設置が可能となる。そ
して、素材の大部分が段ボール板であることから、金属
やプラスチックで製造されるものよりも廉価に提供する
ことができる。また、使用を終えて廃品となった場合で
も環境汚染の原因となることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る組立式トイレボックスの分解組立
斜視図である。
【図2】底面壁枠の展開図である。
【図3】左側面壁枠及び右側面壁枠の展開図である。
【図4】背面壁板の展開図である。
【図5】正面壁板の展開図である。
【図6】扉の展開図である。
【図7】天井壁枠の展開図である。
【図8】ジョイント部材を示す斜視図である。
【図9】ジョイント部材を示す裏面図である。
【図10】完成した組立式トイレボックスの正面図であ
る。
【図11】完成した組立式トイレボックスの側面図であ
る。
【図12】閂の展開図である。
【符号の説明】
1 組立式トイレボックス 2 正面壁板 3 扉 4 左側面壁枠 5 右側面壁枠 6 背面壁板 7 天井壁枠 8 底面壁枠 9 底壁部 10 側面壁枠載置部 11 側面壁枠載置部上壁 12a 側面壁枠載置部側壁 12b 側面壁枠載置部側壁 13 側面壁枠載置部下壁 14 側面壁枠載置部補強片 15 穿孔 16 通孔 17 粘着テープ 18 補強体 19 側面壁本体 20 折曲げ部 21 穿孔 22 突継部 23 隅脚部 25 背面壁板本体 26 折り返し部 27 穿孔 28 穿孔 29 舌片 30 舌片 31 穿孔 32 閂受部 33 閂受孔 34 扉本体 35 蝶番形成部 36 折り返し部 37 開扉枠部 38 開扉枠左側板部 39 開扉枠裏面板部 40 開扉枠右側板部 41 開扉枠正面板部 42 穿孔 43a 閂挿通孔 43b 閂挿通孔 44 切欠部 45 ノブ形成窓 46 粘着テープ 47 両面粘着テープ 48 天井壁枠本体 49 枠高形成外片 50 枠面片 51 枠高形成内片 52 舌片 53 受孔 54 穿孔 55 明かり取り窓 56 補強リブ片 57 補強片 58 補強リブ端片 59 舌片 60 穿孔 61 穿孔 62 ジョイント部材 63 浅筒部 64 フランジ部 65 接続部 66 小押さえ板部 67 大押さえ板部 68 リブ 69 段部 70 紐 71 閂支持部 72 閂 73 波頭 74 閂上面下壁部 75 閂前壁部 76 閂下前壁部 77 閂背面部 78 閂上面上壁部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段ボール板に所定の折り目形成線を設
    け、これらの折り目形成線に従って前記段ボール板を折
    り曲げて、底面壁枠と、該底面壁枠に着脱可能に立設さ
    れる左右側面壁枠及び正面壁板と、前記左右側面壁枠及
    び前記正面壁板に着脱可能に繋着される天井壁枠と、前
    記左右側面壁枠にジョイント部材で保定される背面壁
    板、正面壁板及び扉を形成して箱体を組立て可能に構成
    し、前記箱体の内部に便器を備えることを特徴とする組
    立式トイレボックス。
  2. 【請求項2】 前記左右側面壁枠はその下辺の長さがそ
    の上辺の長さよりも長く設定し、前記正面壁板及び前記
    扉で構成される面と前記背面壁板で構成される面とが上
    から下に末広がりになるよう前記正面壁板、前記扉及び
    前記背面壁板を傾斜させて前記左右側面壁枠に保定し得
    ることを特徴とする請求項1記載の組立式トイレボック
    ス。
  3. 【請求項3】 ジョイント部材は浅筒部を有し、該浅筒
    部の前端にはフランジ部を形成し、前記浅筒部の深さの
    略中間部に一体的に且つ屈曲可能に接続され前記浅筒部
    の裏側に張り出す小押さえ板部に繋がる連結片と前記接
    続部に対応する反対側の前記浅筒部に一体的に且つ屈曲
    可能に接続され前記浅筒部の裏側に張り出す大押さえ板
    部に繋がる連結片とを有し、前記大押さえ板部の前記浅
    筒部側を向く面とその連結片には2つのリブを形成して
    あり、一方、前記小押さえ板部における連結片の前記リ
    ブの先端部が近接する部分には略門の字状又はギリシャ
    大文字“Γ”を相対向させた形状の段部を形成してある
    請求項1又は請求項2記載の組立式トイレボックス。
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