JPH1061220A - 簡易組立てトイレ - Google Patents

簡易組立てトイレ

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JPH1061220A
JPH1061220A JP22270896A JP22270896A JPH1061220A JP H1061220 A JPH1061220 A JP H1061220A JP 22270896 A JP22270896 A JP 22270896A JP 22270896 A JP22270896 A JP 22270896A JP H1061220 A JPH1061220 A JP H1061220A
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JP
Japan
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bottom plate
toilet
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folded
fixed
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JP22270896A
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English (en)
Inventor
Koichiro Osawa
浩一郎 大澤
Shogo Koike
省吾 小池
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Nippon Kako Kizai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kako Kizai Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置現場への多量のトイレを容易に運搬する
ことができ、迅速に組立てることを可能とする簡易組立
てトイレを提供する。 【解決手段】 角板状の底板1と、この底板1の四隅部
に固定立設される耐水性段ボール製の4本の支柱2,2
…と、前部側の支柱間および後部側の支柱間の各上部に
固定される樹脂段ボール製の鴨居板3,4と、前記支柱
に固定され支柱間の四周を覆い一部が開閉可能とされた
シートカバー5と、前記鴨居板上に被蓋される樹脂段ボ
ール製の屋根6とを具備し、前記底板1上に組立て式便
器7を設置するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は簡易組立てトイレに
係り、特に屋外に設置して使用するに適する簡易組立て
トイレに関する。
【0002】
【従来の技術】地震その他の災害発生時における避難場
所などではトイレの設置が急務であり、特に女性のため
にはトイレ設置は欠かせぬものとなる。
【0003】これは災害時の避難場所に限らず、大勢の
人が集まる短期開催のイベント会場等においても同様で
ある。
【0004】上記のような場合に対応するための簡易ト
イレとして従来から種々提供されているが、従来ではF
RP等の樹脂によりトイレ室形状に形成された完成品形
態のもの、あるいは現地で組立てて設置するようになさ
れた組立て式のものが用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記完成品形
態のものでは、非常事態の発生を予想して予めそれに必
要と見込まれる数量のトイレを備蓄しておくときその保
管に拠大なスペースを必要とするばかりでなく、非常事
態の発生時に現地へ運搬するについても嵩張って輸送が
容易でなく、特に地震による災害時には道路の損壊や渋
滞等運送機関に多大な障害を伴うため上記トイレを現地
へ運搬して設置することが極めて困難である。
【0006】一方、簡易な組立てトイレは、災害復旧ま
でに比較的長い期間が予想される場合、一定の期間にわ
たり風雨に耐え得る構造を有する必要があるほか、備蓄
に適し運搬が容易で簡単迅速に現地組立てができること
が要求されるが、これらを十分に満足し得る簡易組立て
トイレは未だ提供されていない現状にある。
【0007】本発明は、地震災害などの非常事態が発生
したときその被災地の避難場所に多量のトイレを容易に
運搬することができ、搬入後迅速に組立てて設置するこ
とができると共に、設置後も比較的長期にわたる使用に
耐えることが可能な簡易組立てトイレを提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として本発明は、角形状をなし剛性を有する板材
からなる底板と、この底板の四隅部に固定立設される耐
水性段ボール製の4本の支柱と、前部側の支柱間および
後部側の支柱間の各上部に固定される樹脂段ボール製の
鴨居板と、前記支柱に固定され支柱間の四周を覆い一部
が開閉可能とされたシートカバーと、前記鴨居板上に被
蓋される樹脂段ボール製の屋根とを具備し、前記底板上
に組立て式便器を設置するようにしたものである。
【0009】前記支柱は、断面が直角二等辺三角形状と
なるように折曲形成する構成とすることが、剛性維持の
点、および室内のスペースを大きくとれる点で好まし
く、また後部側の支柱間の上下方向中間位置にダクトプ
レートを取付けるようにすれば、構造体としての剛性を
高めながら汚物収納袋の取付けに利用することができ
る。さらに底板の下面に紙管からなる脚を取付ければ、
雨水の浸入を防ぐうえで好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
について説明する。
【0011】図1は、本発明による一実施形態の簡易組
立てトイレの組立て完成状態の外観を示し、図2(A)
〜(C)は同正面、一部切開した側面、背面をそれぞれ
示しており、そして図3に分解組立て図を示している。
【0012】上記簡易組立てトイレは、角形状をなす底
板1と、この底板1の四隅部に固定立設される4本の支
柱2,2…と、前部側の左右の支柱2,2間、および後
部側の左右の支柱2,2間の各上部に固定される鴨居板
3,4と、前記支柱2,2…の外面に取付けられて支柱
間の四周を覆い一部が開閉可能とされたシートカバー5
と、前記鴨居板3,4の上端間に被蓋される屋根6とで
基本的に構成され、前記底板1上に組立て式の便器7を
設置するようになっている。なお、図1において符号
「8」は、地上に固定するための補強用ロープを示す。
【0013】前記支柱2は、その一つを図4(A)〜
(D)に組立て順として示しているように、耐水性を有
する段ボールにより形成されるもので、そのフルートを
長手方向として使用し、トイレとして必要とする高さを
得るに十分な長さ(例えば1700〜1800mm)を
有しており、使用前は長手方向中央で二つ折りにしてコ
ンパクトに保管できるようになっている。この支柱2
は、図4(A)に示すように長手方向に施された平行2
条の折線9,9により区画された室内側の面を構成する
室内面部10と、上記折線9,9より外側方の部分を折
り立てたとき前記室内面部10を底辺とする直角二等辺
三角形断面を構成する幅を有する左右の側面部11,1
1と、この側面部11,11の外端側に折線12,12
を介して連接された幅狭の折込み片13,13と、前記
側面部11,11の下端に折線14,14を介して連接
されジョイント孔15,15が穿設された角形状の取付
け面部16,16とを備え、前記室内面部10の上方お
よび下方位置には前記側面部11,11を折り立てた際
の直角二等辺三角形断面の内面に可及的密に当接し得る
よう略台形状に切り抜かれた折込み止着片17,17が
折線18,18により折込み自在に形成され、この折込
み止着片17,17の先端側には前記折込み片13,1
3を2枚重ねの状態で圧入し得るスリット19が形成さ
れている。また側面部11,11には、シートカバー5
を取付けるためのジョイント孔20,20…(図6示)
が予め打抜いておくか、あるいは簡単に抜けるように切
り込みが形成されている。
【0014】したがって、前記室内面部10に対し左右
の側面部11,11を折り立て(図4(B))、その折
込み片13,13を内方へ折り込んでこれを合わせるこ
とにより断面が直角二等辺三角形状の柱状となり、その
合わせ部分の数個所を粘着カットテープ21,21…に
より止着し(図4(C))、ついで折込み止着片17,
17を折り込んでそのスリット19に折込み片13,1
3の端縁を圧入することによりこれが梁の機能を持って
潰れることのない三角形状の支柱2が構成される(図4
(D))。
【0015】前記底板1は、剛性を有する板材からなる
もので、例えば厚さ10mm程度の5プライ合板(OS
B合板等)が用いられ、800×1000(mm)程度
の角形とされる。好ましくはこの底板1上に樹脂段ボー
ル製の床面板22を重ね、化粧兼汚れの付着防止を図る
ようにされる。また本実施形態では、上記床面板22を
後述するように支柱2,2…の立設時の仮止め材として
使用するようにしている。
【0016】上記底板1は、その四隅部、各辺の中間
部、および中央部に円孔状の取付け孔23,23…が貫
設されている。
【0017】この底板1への支柱2,2の取付けは、底
板1を地上から浮かせて設置するための脚を構成する紙
管24と共に取付けるようになっている。その一つを図
5に示すように、支柱2の各側面部11,11の下端に
連接されている取付け面部16,16をそれぞれ直角に
折り曲げて重ね合わせ、底板1の隅部上に支柱2の側面
部11,11が底板1の各辺外縁に整合するように置い
て取付け面部16,16のジョイント孔15,15の上
方から雌ジョイント25を、底板1の下面側から紙管2
4を介して雄ジョイント26をそれぞれ挿入して両者を
結合させることにより支柱2が底板1上に固定されると
共に底板1の下面に紙管24が取付けられる。このジョ
イントは互いに係合し合う構造のものであれば適宜のも
のを使用することができる。四隅部以外の取付け孔2
3,23…の下面側には紙管24のみをジョイント2
5,26により取付ける。これにより図示の実施形態で
は9箇所に取付けられる紙管24,24…により安定し
た状態に設置させることができる。
【0018】なお上記のようにして4本の支柱2,2…
を立設したのちその周囲にシートカバー5を取付ける際
に相互の支柱2,2…が振れないようにするため前述の
床面板22を仮の振止め材として使用し、支柱2,2…
の上端間を仮止めして作業をしやすくされている。すな
わち、前記支柱2の室内面部10の上端に図4に示すよ
うに舌片状の突片27が上向きに突出するように設けら
れており、図6に示すように床面板22の四隅部に斜め
に設けられたスリット28,28…にこの突片27を差
込むことにより4本の支柱2,2…の上端が床面板22
により拘束され、互いに振れることがないように仮止め
される。なおこの仮止めについては、便宜上床面板22
を振止め材として使用するようにしているが、必ずしも
これに頼らずに他の専用仮止め材を用いるようにしても
よいことはもちろんである。
【0019】シートカバー5は、ポリクロスシート等の
樹脂製シート材が用いられ、前記支柱2,2…の上端か
ら地上に近い位置までを覆う上下幅を有し、4本の支柱
2,2…の外面に止着されるようになっており、正面側
の中央位置には下端から上端に至る範囲が切開されてそ
の端縁にファスナ29が取付けられ、スライダ30によ
り開閉自在とされている。
【0020】シートカバー5の支柱2,2…への取付け
は、支柱2,2…の側面部11,11に形成されたジョ
イント孔20,20…に、図7にその一つを拡大して示
すようなジョイント31をシートカバー5の孔を通して
固定するようになっている。このジョイント31は適宜
なものでよいが、例えば前記シートカバー5の孔5aお
よび支柱2のジョイント孔20に嵌合する角枠状の本体
部分32の内面側に閉位置と開位置とをとり得る係止片
33,33を有し、本体部分32の外面側のつまみ3
4,34を押すことにより係止片33,33が開いて係
止されるようなものが使用される。すなわち、シートカ
バー5の孔5aおよび支柱2のジョイント孔20にジョ
イント31の係止片33,33を閉じた状態として挿入
し、挿入後つまみ34,34を押して係止片33,33
を開かせることにより抜止めされてシートカバー5が支
柱2に固定される。
【0021】したがってシートカバー5を支柱2,2…
をとり巻いて取付けるには、まず前述のように床面板2
2で支柱相互を仮止めしたのち、シートカバー5の後部
側となる部分を後部の支柱2,2に当ててその両側方か
らジョイント31,31により仮止めし、ついでシート
カバー5の前面側を前部の支柱2,2の側部に当ててジ
ョイント31,31により仮止めし、前側のファスナ2
9を閉じる。こうしたのち支柱2,2…のすべてのジョ
イント孔20,20…にジョイント31により止着する
ことにより取付けができる。
【0022】鴨居板3,4は、図8にみられるように前
後一対として樹脂段ボールにより形成されるもので、こ
れら鴨居板3,4の上縁は二等辺三角形状の山形状をな
し、前部側の鴨居板3の下縁はアーチ形に凹曲されてい
て、出入り時に頭が当らないようになっており、後部側
の鴨居板4の下縁は山形状に凹陥されている。また鴨居
板3,4の上縁には、屋根6の前後端に形成された嵌合
孔35,35に嵌挿して屋根6を取付けるための突片3
7,38が形成されている。
【0023】この鴨居板3,4は、前記シートカバー5
の上端を仮止めしていたジョイント31を外して鴨居板
3,4とシートカバー5とを共に支柱2,2に固定する
ことにより取付けられる。
【0024】前記屋根6は、図9にみられるように樹脂
段ボールにより形成されるもので、前記底板1の長手方
向の長さよりも若干長く、長手方向中央の折線39によ
り山形状に折り曲げることができる上面板40,40
と、両側部に折線41,41により左右に垂下する側面
板42,42とで構成されている。したがって平板状ま
たは中央での2つ折り状として偏平な形態とすることが
でき、この状態として格納や運搬に供される。
【0025】上記屋根6の側面板42,42の端部に
は、前記シートカバー5を仮止めしていたジョイント3
1を外して側面部42,42とシートカバー5とを支柱
2,2に共に固定するためのジョイント孔43が形成さ
れている。
【0026】後部側の支柱2,2の上下方向中間位置に
はダクトプレート44が取付けられる。このダクトプレ
ート44は、図8に示すように、支柱2,2の外側端間
の寸法に対応する横幅を有する樹脂段ボールからなるも
ので、その中央部には切り起こしにより左右一対の突片
45,45が形成されており、その突片45,45に汚
物収納袋46の上端の口部を挟み込んで下向きコ字状を
なすダクトカバー36が嵌合され、前述と同様のジョイ
ント31により取付けられるようになっている(図20
参照)。
【0027】上記のようにして支柱2,2…、シートカ
バー5、鴨居板3,4、屋根6、ダクトプレート44を
取付けたのち床面板22を図10のように支柱2,2…
の基部間に嵌め込み、その四隅部を支柱2,2…の下端
と底板1との間の隙間に差し込んで取付ける。
【0028】上記床面板22には、便器7を設置する位
置に便器7の大きさに対応する大きさに折線47,47
…が設けられているとともにこの折線47,47…によ
り囲まれた矩形状と相似の孔48が打ち抜かれており、
その隅部と折線47,47…の交点とを結ぶ切り込み4
9,49…が入れられていて、これらにより区分された
切起し片50,50を折り立てて便器7を嵌合するため
のガイドとされている。
【0029】図11はハンガー51aの取付けを例示す
るものである。ハンガー51aを二つ折りの樹脂製段ボ
ールから構成されるハンガーフック51にはさみ込んだ
後、鴨居板3の内面にジョイント52により取付けられ
るようになっており、手回り品等を懸吊できるようにす
るためのものである。しかしこのハンガー51aは必要
に応じて取付けるもので、なくともよい。
【0030】図12は上記簡易組立てトイレを複数並設
する場合のジョイント例を示すもので、屋根6の側面板
42の前後のジョイント孔43,43を利用し、間に短
い紙管53を介在させて前記と同様のジョイント25,
26により結合するようにされる。このようにして2基
乃至多数の簡易組立てトイレを一体化して設置すること
ができる。
【0031】図13〜図18は組立て式便器7の一構成
例を参考までに示すもので、図13は便器本体54の展
開図を示し、耐水性段ボールにより形成されている。こ
の便器本体54は、側壁55,55と端壁56,56と
が交互に折線57,58,59を介して連接され、側壁
55の外端には接着用フラップ60が連接されていてこ
のフラップ60を他端の端壁56に接着等により固着す
ることにより角筒状とされている。
【0032】前記側壁55,55の両端には折込み板6
1,61,62,62が端壁56,56の一側には便座
となる略U字状にえぐられた形状の便座片63,63
が、同他側には折込み板64,64がそれぞれ連接され
て、側壁55,55の一側の折込み板61,61はその
連接部から所要間隔をおいた位置に折線65,65があ
ってここから下方へ折り曲げるようになっており、この
折線65,65と側壁55,55との間の部分66,6
6は前記便座片63,63の下面両側に位置して補強材
として機能するようになっている。そして上記折込み板
61,62の端縁の両端近くには切り込み67,68が
入れられ、前記部分66,66の中央位置には前記便座
片63,63の各端部に連接された差込み片69,69
が差込まれて便座片63,63を固定するための切孔7
0,70が形成されている。
【0033】前記側壁55,55の他側に連接される折
込み板62,62、および端壁56,56の他側に連接
される折込み板64,64の各端縁には前記折込み板6
1,62および補強板71,71(図15示)を差込む
ための切込み72,72が形成されている。
【0034】したがって、収納や運搬時には偏平筒状と
なっている便器本体54を図14に一部のみを示すよう
に角筒状に膨らませ、ついで図15のように補強板7
1,71を挿入して前記折込み板62,62,64,6
4の折り込みにより上向きとなっている前記切込み7
2,72に差込んで固定し、その上に便座片63,63
を折り曲げて重ね、その際に便座片63,63の差込み
片69,69を切孔70,70に差込んで固定させる
(図16)。
【0035】なお便座の外観をよくするために図17に
示すように前記便座片63,63の孔形状と整合する孔
73を有する便座74の一端のヒンジ片75,75を便
座本体54の一端に設けたスリット76,76に差込ん
で倒し、図18のようにされる。そして同図のように前
記床面板22の切起し片50,50…を起してその内側
に便器本体54の下部を挿入することにより設置が完了
する。なお図示していないが、上記便器本体54内に便
つぼとなる例えばナイロン袋などを口部分を開いて外に
出した状態で収納することになる。また、用便後は、前
記便つぼとして機能するナイロン袋ごと、図20に示す
汚物収納袋46に入れられる。
【0036】図19(A),(B)はロール式のトイレ
ットペーパー77を支柱2の室内面部10に取付ける場
合を示しており、この場合には1本の支柱2の室内面部
10に左右一対の切起し78,78を設けておき、この
切起し78,78に支持片79,79を設けておいて、
ロール式のトイレットペーパー77を嵌合支持すること
により取付けて使用することができる。
【0037】なお便器7については上記実施形態に限ら
れるものではなく、他の簡易便器を置くようにしてもよ
いことはもちろんである。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、す
べての構成部材を樹脂または耐水性のある段ボールによ
り構成することができるので、未使用時にはすべて折り
畳んで偏平状として格納しておくことができ、したがっ
て多量に保管しても格納スペースをとらず、備蓄するう
えにおいて極めて有効である。
【0039】また構成材料が軽量材であり、前記のよう
に嵩張らないことと相俟って非常事態の発生時に避難場
所への運搬が容易であり、しかも現地での組立てにも専
門的技術を要することがなく、かつ迅速に組み立てるこ
とができると共に廃却も容易であり、安価にして有用な
簡易組立てトイレを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による簡易組立てトイレの一実施形態
の完成図。
【図2】 (A)は上記完成時の正面図、(B)は一部
切開側面図、(C)は背面図。
【図3】 図1の一部切開分解斜視図。
【図4】 (A)〜(D)は支柱の組立て過程を示す斜
視図。
【図5】 支柱と底板との取付け部分を示す一部の斜視
図。
【図6】 支柱立設後の仮止め過程を示す斜視図。
【図7】 支柱にシートカバーを取付ける過程を示す斜
視図。
【図8】 鴨居板およびダクトプレートの取付け過程を
示す斜視図。
【図9】 屋根の取付け過程を示す斜視図。
【図10】 床面板の取付け状態を示す斜視図。
【図11】 ハンガーフックの取付け過程を示す斜視
図。
【図12】 簡易組立てトイレを並設する場合の連結手
段を示す斜視図。
【図13】 便器本体の展開図。
【図14】 便器本体を箱形とした状態の一部の斜視
図。
【図15】 同、補強板の組付け過程を示す斜視図。
【図16】 同、便座部分の組立て過程を示す斜視図。
【図17】 同、便座を取付ける場合の取付け過程を示
す斜視図。
【図18】 便器本体を床面板に組付ける過程を示す斜
視図。
【図19】 (A)はロール式トイレットペーパーを取
付ける場合の斜視図、(B)は(A)のP矢視図。
【図20】 ダクトプレートに汚物収納袋を取付けた状
態を示す斜視図。
【符号の説明】
1…底板 2…支柱 3,4…鴨居板 5…シートカバー 6…屋根 10…室内面部 11…側面部 13…折込み片 16…取付け面部 17…折込み止着片 21…粘着カットテープ 22…床面板 24,53…紙管 25,26…ジョイント 27…突片 29…ファスナ 31…ジョイント 33…係止片 34…つまみ 40…上面板 42…側面板 44…ダクトプレート 46…汚物収納袋 50…切起し片 51…ハンガーフック 54…便器本体 74…便座 77…トイレットペーパー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角形状をなし剛性を有する板材からなる
    底板と、この底板の四隅部に固定立設される耐水性段ボ
    ール製の4本の支柱と、前部側の支柱間および後部側の
    支柱間の各上部に固定される樹脂段ボール製の鴨居板
    と、前記支柱に固定され支柱間の四周を覆い一部が開閉
    可能とされたシートカバーと、前記鴨居板上に被蓋され
    る樹脂段ボール製の屋根とを具備し、前記底板上に組立
    て式便器を設置するようにしたことを特徴とする簡易組
    立てトイレ。
  2. 【請求項2】 前記支柱が、長手方向に施された平行2
    条の折線により区画され室内側の面を構成する室内面部
    と、これら折線より外側を折り立てたとき前記室内面部
    を底辺とする直角二等辺三角形断面を構成する左右の側
    面部と、この側面部に折線を介して連設され前記三角形
    断面の内方に向け折り込まれる折込み片と、前記側面部
    の下端に折線を介して連設され、ジョイント孔を有する
    取付け面部とを備え、前記室内面部に対し側面部を折り
    立て、折込み片を折り込んで粘着テープ等の止具により
    止着し、前記取付け面部を前記底板の取付け孔にジョイ
    ントを圧入して固定するようにされている請求項1記載
    の簡易組立てトイレ。
  3. 【請求項3】 前記支柱の室内面部に切込みにより接曲
    自在に連設され、自由端に前記折込み片が圧入するスリ
    ットを有する少くとも一つの折込み止着片を有している
    請求項2記載の簡易組立てトイレ。
  4. 【請求項4】 前記後部側の支柱間の上下方向中間位置
    に固定し得る樹脂段ボール製のダクトプレートを備え、
    このダクトプレートは外面側に前記シートカバーを貫通
    するダクトカバーを有し、このダクトカバーの外端に汚
    物収納袋を取付けるように形成され、室内から汚物等を
    汚物収納袋内に投入し得るようにされている請求項1記
    載の簡易組立てトイレ。
  5. 【請求項5】 前記シートカバーは、その前面側に下端
    から上端に向けて開閉自在なファスナーを有する請求項
    1記載の簡易組立てトイレ。
  6. 【請求項6】 前記底板の四隅部および中間部には取付
    け孔が穿設されており、この底板の下面に所要長さの紙
    管を底板の上面側から取付け孔に挿入するジョイントに
    より固定することにより前記紙管を脚とするようにされ
    ている請求項1記載の簡易組立てトイレ。
JP22270896A 1996-08-23 1996-08-23 簡易組立てトイレ Withdrawn JPH1061220A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003056190A (ja) * 2001-08-07 2003-02-26 Yamada Dan Board Kk 組立式簡易トイレボックス

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