JP4931258B2 - 仮設建物の基本ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、地震、火事、台風などの災害時等に仮設の住宅、仮設のトイレ等として利用する仮設建物の屋根部と、2つの壁面部を構成する基本ユニットに関する。
従来、地震、火事、台風などの災害が発生したときには、被災地に仮設建物を建て、被災者が仮設の住宅、トイレ等として利用できるようにしている。
前述の仮設建物としては、特許文献1に記載されたように、複数の壁面パネル、床パネル、天井パネルを組み合わせたもの、特許文献2に記載されたように、壁体と扉体と屋根板を備え、それらが重なり合った折り畳み状態と、複数の個室が形成された展開状態にできるようにした折り畳み式建家が知られている。
特開2002−89062号公報 登録実用新案公報第3097887号公報
前述した従来の仮設建物は、未使用時には分解した状態で倉庫などの保管場所に保管し、災害発生時などには被災地まで運搬し、被災地で組み立てて仮設住宅、仮設トイレなどとして使用するのが一般的である。
このようであるから、前述した仮設建物は、使用時に短時間に誰でも簡単に組み立てできることが要求される。
しかしながら、前者の仮設建物は、複数の壁面パネル、天井パネルを組み合わせて仮設建物を組み立てし、複数の壁面パネル、天井パネルを分離して仮設建物を分解するが、前述の組み合わせ個所の数が多いので、組み合わせ、分離に時間がかかり、仮設建物の組み立て、分離に時間がかかる。
しかも、天井のパネルの組み合わせは、その組み合わせ部から雨水等が浸入しないように組み合わせなければならず、組み合わせには熟練した作業者が必要で、一般の人が組み合わせると、その組み合わせ部から雨水等が浸入することがある。
後者の仮設建物においては、複数の屋根板を連結、分離しているので、その連結、分離に時間がかかり、仮設建物の組み立て、分離に時間がかかる。
しかも、屋根板の連結には、その連結部から雨水等が浸入しないように連結しなければならず、連結には熟練した作業者が必要で、一般の人が連結したのでは、連結部から雨水等が浸入することがある。
また、災害発生時には被災地に仮設住宅、仮設トイレなどを迅速に建てることが、被災者にとって重要なことである。
しかし、災害発生時には輸送手段が混乱し、被災地まで運搬するのに時間がかかり、被災地に仮設住宅、仮設トイレを建てるのに時間がかかり、被災者に不便をかけてしまう。
一方、近年、災害発生に備え、公園などの避難場所に備蓄倉庫を設置し、食料、日用品などの備蓄品を保管することが実施されている。
この備蓄倉庫内に、分解した仮設建物を備蓄品とともに保管すれば、災害発生時に仮設住宅、仮設トイレを直ちに組み立てできる。
しかし、前述した仮設建物は分解、折り畳みした状態で保管するためのスペースが広く、前述した備蓄倉庫内に保管することが困難であった。
本発明の目的は、使用時には、屋根部と2つの壁面部を有するほぼ下向きコ字形状の使用形態に、短時間に、誰でも簡単に組み立てでき、保管するときには1枚のシート状に展開した状態で折り畳みして短尺な保管形態にできるようにした仮設建物の基本ユニットとすることである。
本発明は、防水性を有するシートにより屋根部10と、この屋根部10の長手方向一端と連続した一端壁面部11と、前記屋根部10の長手方向他端と連続した他端壁面部12を有し、
前記屋根部10と一端壁面部11と他端壁面部12がほぼ下向きコ字形状で、かつ前記屋根部10、一端壁面部11、他端壁面部12が幅方向にV字形状に折曲した使用形態に折り曲げて組み立てできると共に、前記屋根部10、一端壁面部11、他端壁面部12が1枚のシート状に展開した状態で折り畳んで短尺な保管形態にできるようにした仮設建物の基本ユニットである。
本発明においては、前記屋根部10と一端壁面部11との境界部に、幅方向に向けてV字形状に折曲した第1主折り曲げ線2を有し、屋根部10と他端壁面部12との境界部に、幅方向に向けてV字形状に折曲した第2主折り曲げ線3を有し、
前記屋根部10、一端壁面部11、他端壁面部12の幅方向中間部に、長手方向に向かう第1・第2・第3折り曲げ線4,5,6を有し、
この第1・第2・第3折り曲げ線4,5,6は、前記第1・第2主折り曲げ線2,3の折曲部2c,3cを通り一直線状に連続し、
前記屋根部10の長手方向両端寄りに、折り畳み用折り曲げ線9をそれぞれ有し、
この各折り畳み用折り曲げ線9は、幅方向に向けて一直線状とすることができる。
このようにすれば、第1・第2主折り曲げ線2,3及び第1・第2・第3折り曲げ線4,5,6を沿って折り曲げることで使用形態に折り曲げて組み立てできる。
また、各折り畳み用折り曲げ線9に沿って折り曲げて折り畳むことで、屋根部10、一端壁面部11、他端壁面部12が重なり合った保管形態とすることができる。
本発明においては、前記各折り畳み用折り曲げ線9は、長手方向に離隔した外側折り曲げ線9aと内側折り曲げ線9bを有し、
前記各内側折り曲げ線9b、外側折り曲げ線9aに沿って折り畳むことで、屋根部10と一端壁面部11、他端壁面部12との間に収納スペースbを有した保管形態とすることができる。
このようにすれば、基本ユニット1に取り付けて仮設建物とする一側壁面シート、他側壁面シートなどを収納スペースb内に収納した状態で保管できる。
本発明においては、前記一方の外側折り曲げ線9aは、前記第1主折り曲げ線2の幅方向一端部2aと幅方向他端部2bを結ぶ一直線状で、
前記他方の外側折り曲げ線9aは、前記第2主折り曲げ線3の幅方向一端部3aと幅方向他端部3bを結ぶ一直線状とすることができる。
このようにすれば、各一側外側折り曲げ線9aに沿って折り曲げることで、屋根部10、一端壁面部11、他側壁面部12が幅方向に平坦面となった下向きコ字形状の補助使用形態に組み立てできると共に、その屋根部10の長さ、一端壁面部11、他端壁面部12の高さが、使用形態のときの屋根部10の長さ、一端壁面部11、他端壁面部12の高さと同一である。
したがって、補助使用形態の基本ユニット1と使用形態の基本ユニット1を幅方向に連結して仮設建物とすることができる。
本発明においては、前記第1主折り曲げ線2は長手方向一方に向かうV字形状で、第2主折り曲げ線3は長手方向他方に向かうV字形状で、
前記第1折り曲げ線4は谷折りで、第2・第3折り曲げ線5,6は山折りとすることができる。
このようにすれば、基本ユニット1を使用形態に組み立てたときに、屋根部10が凹V字形状に折曲し、一端壁面部11、他端壁面部12が凸V形状に折り曲するので、基本ユニット1の幅方向に一側・他側壁面ユニットを取り付けたとき、幅方向に隣接した基本ユニット1を連結したときに、その取付部、連結部が山形状となるから、雨水等が溜まることがない。
しかも、基本ユニット1を用いて仮設建物としたときに内部を広くできる。
本発明においては、前記屋根部10、一端壁面部11、他端壁面部12の幅方向一側寄りに一側折り曲げ線7、幅方向他側寄りに他側折り曲げ線8をそれぞれ有し、
前記一側折り曲げ線7に沿って折り曲げることで一側フランジ10a,11a,12aを形成し、他側折り曲げ線8に沿って折り曲げることで他側フランジ10b,11b,12bを形成するようにできる。
このようにすれば、一側・他側壁面シートをフランジを利用して取り付けできるし、隣接した基本ユニット1同士をフランジを利用して連結できる。
本発明によれば、シートを折り曲げることで屋根部と2つの壁面部を有する使用形態とすることができるので、使用時には使用形態に短時間に、誰でも簡単に組み立てできる。
しかも、1枚のシート状に展開して折り畳んで短尺な保管形態にできるので、狭いスペースに保管でき、避難場所に設置した備蓄倉庫内に、備蓄品とともに保管することが可能である。
本発明の基本ユニットの未使用形態の平面図である。 本発明の基本ユニットの使用形態の斜視図である。 本発明の基本ユニットを使用した仮設建物の側面図である。 本発明の基本ユニットを使用した仮設建物の正面図である。 本発明の基本ユニットを複数使用した仮設建物の側面図である。 本発明の基本ユニットの保管形態の断面図である。 本発明の基本ユニットの補助使用形態の斜視図である。 使用形態の基本ユニットと補助使用形態の基本ユニットを用いた仮設建物の側面図である。 使用形態の異なる形状を示す斜視図である。 基本ユニットの折り曲げ線の説明図である。 基本ユニットの折り曲げ線に沿った折り曲げ説明図である。 換気部の縦断面図である。 窓部の分解斜視図である。 窓部の縦断面図である。 一側壁面シートの斜視図である。 シート連結部の拡大横断面図である。 他側壁面シートの斜視図ある。 錠装置の取付状態を示す拡大横断面図である。 一側笠木の取り付け説明図である。 中間笠木の取り付け説明図である。 基本ユニットの折り曲げ線の他の実施の形態の説明図である。 基本ユニットの折り曲げ線に沿った折り曲げ説明図である。 本発明の第2の実施の形態の基本ユニットを用いた仮設建物の分解斜視図である。 仮設建物の横断面図である。 仮設建物の一部破断正面図である。 図25のA−A拡大断面図である。 一側・他側笠木の展開平面図である。 管体挿通部の正面図である。 図28の縦断面図である。 フランジ相互の連結部の正面図である。 図30のB−B拡大断面図である。
本発明の仮設建物の基本ユニット1は、図1に示すように1枚のシート状に展開できると共に、図2に示すように、V字形状に折曲した屋根部と2つの壁面部を有するほぼ下向きコ字形状の使用形態に折り曲げて組み立てできる。
前記基本ユニット1は、防水性を有するシート、好ましくはプラスチック製段ボール、より好ましくは気泡ボードタイプのプラスチック製段ボールより成る。
前記基本ユニット1は図1に示す展開した状態で長尺で幅狭いほぼ長方形の平面形状で、長手方向中央部よりも長手方向一端寄りに第1主折り曲げ線2を有し、長手方向中央部よりも長手方向他端寄りに第2主折り曲げ線3を有する。つまり、長手方向両端寄りに第1・第2主折り曲げ線2,3を有する。この第1主折り曲げ線2と第2主折り曲げ線3との間の部分を屋根部10、第1主折り曲げ線2よりも長手方向一端寄り部分を一端壁面部11、第2折り曲げ線3よりも長手方向他端寄り部分を他端壁面部12としてある。
つまり、一端壁面部11は屋根部10の長手方向一端と連続し、他端壁面部12は屋根部10の長手方向他端と連続している。
そして、屋根部10と一端壁面部11との境界部に第1主折り曲げ線2を有し、屋根部10と他端壁面部12との境界部に第2主折り曲げ線3を有している。
前記第1・第2主折り曲げ線2,3は幅方向に向かうと共に、山折りである。
前記第1主折り曲げ線2は、幅方向に向けてV字形状に折曲している。
例えば、幅方向一端部2aと幅方向他端部2bよりも幅方向中間部2c(つまり、折曲部)が長手方向一端寄りとなるように長手方向一端に向かうV字形状に折曲している。
前記第2主折り曲げ線3は、幅方向に向けてV字形状に折曲している。
例えば、幅方向一端部3aと幅方向他端部3bよりも幅方向中間部3c(つまり、折曲部)が長手方向他端寄りとなるように長手方向他端に向かうV字形状に折曲している。
前記屋根部10の幅方向中間部には長手方向に向かう第1折り曲げ線4を有する。
この第1折り曲げ線4は、前記第1・第2主折り曲げ線2,3の折曲部2c,3c(幅方向中間部)間に亘って直線状に連続している。
この第1折り曲げ線4は谷折りである。
前記一端壁面部11、他端壁面部12の幅方向中間部には第2折り曲げ線5、第3折り曲げ線6が長手方向に向けてそれぞれ有する。
前記第2折り曲げ線5は、前記第1主折り曲げ線2の折曲部2cと基本ユニット1の長手方向一端面1aとに亘って連続し、かつ前記第1折り曲げ線4と一直線状に連続する。
前記第3折り曲げ線6は、前記第2主折り曲げ線3の折曲部3cと基本ユニット1の長手方向他端面1bとに亘って連続し、かつ前記第1折り曲げ線4と一直線状に連続する。
つまり、第1・第2・第3折り曲げ線4,5,6は、前記折曲部2c、3cを通り一直線状に連続する。
前記第2・第3折り曲げ線5,6は山折りである。
なお、図1において山折りは実線、谷折りは点線で図示してある。
図1に示すように、前記屋根部10、一端壁面部11、他端壁面部12における幅方向一側寄りに一側折り曲げ線7、幅方向他側寄りに他側折り曲げ線8をそれぞれ長手方向に連続して有する。この一側・他側折り曲げ線7,8は山折りである。
前記各一側折り曲げ線7は、前記第1・第2主折り曲げ線2,3の幅方向一端部2a,3aを結ぶように長手方向に一直線状に連続している。
前記各他側折り曲げ線8は、前記第1・第2主折り曲げ線2,3の幅方向他端部2b,3bを結ぶように長手方向に一直線状に連続している。
前記各一側折り曲げ線7に沿って折り曲げることで、屋根部10、一端壁面部11、他端壁面部12の幅方向一側部に一側フランジ10a,11a,12aを形成することができる。
前記各他側折り曲げ線8に沿って折り曲げることで、屋根部10、一端壁面部11、他端壁面部12の幅方向他側部に他側フランジ10b,11b,12bを形成することができる。
前記長手方向に隣接した各フランジの端部は切欠きされて折り曲げしたときに相互に重なり合うことがないようにしてある。
前記第1主折り曲げ線2の折曲部2cと第1・第2折り曲げ線4,5の端部、第2主折り曲げ線3の折曲部3cと第1・第3折り曲げ線4,6の端部は、それぞれ1点で交差し、複数回折り曲げを繰り返すことで交差部に応力が集中して破断する恐れがある。
このことを防止するために、各交差部に孔13を形成して応力が集中しないようにすることで、繰り返して複数回折り曲げしても破断しないようにしてある。
前記第1主折り曲げ線2の幅方向一端部2aと屋根部10、一端壁面部11の一側折り曲げ線7の端部、第2主折り曲げ線3の幅方向一端部3aと屋根部10、他端壁面部12の一側折り曲げ線7の端部はそれぞれ1点で交差しているので、その各交差部に一側孔14をそれぞれ形成してある。
前記第1主折り曲げ線2の幅方向他端部2bと屋根部10、一端壁面部11に形成した他側折り曲げ線8の端部、前記第2主折り曲げ線3の幅方向他端部3bと屋根部10、他端壁面部12に形成した他側折り曲げ線8の端部は、それぞれ1点で交差しているので、その各交差部に他側孔15をそれぞれ形成してある。
これによって、複数回の折り曲げによって交差部が破断しないようにできる。
なお、前述の一側孔14、他側孔15は一側フランジ、他側フランジの切欠き部によって不連続となっている。例えば、略C字形状となっている。
前述の孔13、一側孔14、他側孔15は、折り曲げて図2に示すようにほぼ下向きコ字形状としたときに、図1に仮想線で示すようにシール片(パッチ)16をそれぞれ貼着して閉塞し、その孔13、一側孔14、他側孔15から雨水が浸入しないようにする。
前述の1枚のシート状に展開した形態の基本ユニット1を、第1・第2主折り曲げ線2,3に沿って折り曲げることで、図2に示すように屋根部10が横向きで、幅方向にV字形状に折れ曲がり、一端壁面部11と他端壁面部12が縦向きで、幅方向にV字形状に折れ曲がり、屋根部と、2つの壁面部を有したほぼ下向きコ字形状の使用形態の基本ユニット1とすることができる。
前述のように、シート状の基本ユニット1を使用形態の基本ユニット1に折り曲げするには、基本ユニット1を地面などにシート状に展開して置き、一側壁面部11と他側壁面部12を作業者がそれぞれ手で持ち、幅方向に折り曲げる力を付与しながら上方に持ち上げることで、ほぼ上向きコ字形状に折り曲げ、その後に起立して図2に示すほぼ下向きコ字形状の使用形態とする。
または、基本ユニット1をシート状に展開して地面などに縦向きに置き、一側壁面部11と他側壁面部12を作業者がそれぞれ手で持ち、幅方向に折り曲げる力を付与しながら地面などに沿った方向に移動することで、ほぼ横向きコ字形に折り曲げ、その後に起立して図2に示すほぼ下向きコ字形状の使用形態とする。
このように、2人の作業者によって簡単にほぼ下向きコ字形状の基本ユニット1とすることができる。
また、図2に示す使用形態から地面などにほぼ上向きコ字形状又はほぼ横向きコ字形状に倒し、第1・第2主折り曲げ線2,3に沿って反対に折り曲げて図1に示す1枚のシート状に展開した未使用形態とすることができる。
このようであるから、第1・第2主折り曲げ線2,3に沿って折り曲げることで、屋根部と2つの壁面部を有するほぼ下向きコ字形状の使用形態に組み立てできるし、その作業が簡単で、短時間にできる。
また、屋根部10、一端壁面部11、他端壁面部12は一体で連結部がないし、屋根部10と一端壁面部11、他端壁面部12は連続しているので、雨水等が浸入する部分が存在しないから、一般の人が折り曲げて使用形態に組み立てしても雨水等の浸入がなく、誰にでも組み立てできる。
したがって、使用時には屋根部と2つの壁面部を有するほぼ下向きコ字形状の使用形態に、短時間に、誰にでも簡単に組み立てできる。
しかも、屋根部10、一端壁面部11、他端壁面部12は幅方向にV字形状に折れ曲がっていることによって、剛性が強く、屋根部10、一端壁面部11、他端壁面部12の厚さを薄くすることができる。
前述した図2に示す使用形態の基本ユニット1を用いて仮設建物とするには、図3、図4に示すように、一端壁面部11、他端壁面部12を設置面aに強固に支持する。
例えば、前述の孔13にロープ17を支持し、そのロープ17を設置面aに固定する。
前記一端壁面部11、他端壁面部12の内面に亘って床材18を設ける。
そして、前記屋根部10、一端壁面部11、他端壁面部12の幅方向一側縁、例えば、一側フランジ10a,11a,12aに一側壁面シート20を取り付け、屋根部10、一端壁面部11、他端壁面部12の幅方向他側縁、例えば他側フランジ10b,11b,12bに他側壁面シート21を取り付ける。
前記他側壁面シート21は出入口22を有すると共に、この出入口22を開閉する扉23が取り付けてある。
前記屋根部10の幅方向一側縁上面と一側壁面シート20とに亘って一側笠木24を長手方向全長に亘って取り付けると共に、屋根部10の幅方向他側縁上面と他側壁面シート21とに亘って他側笠木25を長手方向全長に亘って取り付ける。
これによって、一側・他側壁面シート20,21の取付部に直接雨水等がかかることがなく、その取付部から雨水等が内部に浸入しないようにできる。
前述の一側壁面シート20、他側壁面シート21、一側笠木24、他側笠木25は防水性を有するシート、好ましくはプラスチック製段ボール、より好ましくは気泡ボードタイプのプラスチック製段ボールより成る。
また、前述の使用形態の基本ユニット1を複数用いて大きな仮設建物とすることができる。
例えば、図5に示すように、幅方向に隣接した一方の基本ユニット1の幅方向一側縁、例えば一側フランジ10a,11a,12aと他方の基本ユニット1の幅方向他側縁、例えば他側フランジ10,11b,12bを連結する。
以下同様にして順次基本ユニット1を連結し、最も一側寄りの基本ユニット1の幅方向一側縁、例えば一側フランジ10a,11a,12aに前述の一側壁面シート20を取り付け、最も他側寄りの基本ユニット1の幅方向他側縁、例えば他側フランジ10b,11b,12bに前述の他側壁面シート21を取り付ける。
そして、隣接した基本ユニット1の屋根部10の取付部に亘って中間笠木26を取り付ける。
この中間笠木26は前述の一側・他側笠木24,25と同様に防水性を有するシートである。
前述のように、基本ユニット1は幅方向一側に一側フランジ10a,11a,12a、幅方向他側に他側フランジ10b,11b,12bを有しているので、基本ユニット1に一側壁面シート20、他側壁面シート21を簡単に取り付けできると共に、幅方向に隣接した基本ユニット同士を簡単に連結できる。
前述の一側フランジ、他側フランジを有しない基本ユニットとしても良い。
この場合には、取付用のシートを用いて一側・他側壁面シート20,21を基本ユニット1に取り付けたり、幅方向に隣接した基本ユニット1を連結することができる。
または、一側・他側壁面シート20,21の上端部、縦縁部に折り曲げ線を設け、その折曲げ線に沿って折り曲げてフランジを有するものとしても良い。
前述のように、使用形態の基本ユニット1を複数用いて大きな仮設建物とするには、前述のように幅方向に順次連結するだけではなく、任意に連結することができる。例えば、幅方向に複数連結したものを長手方向に連結する。長手方向に連結した基本ユニットの一端壁面部と他端壁面部を連結して多角形状とし、各基本ユニットの屋根部に亘ってシート状の屋根部を取り付ける。
図1に示すように、第1主折り曲げ線2を長手方向一端に向かうV字形状、第2主折り曲げ線3を長手方向他端に向かうV字形状とし、第1折り曲げ線4を谷折り、第2・第3折り曲げ線5,6を山折りとしたことで、屋根部10はV字形状に凹んだ形状(つまり、凹V字形状)に折れ曲がり、一端壁面部11、他端壁面部12は外側に向けてV字形状に突出した形状(つまり、凸V字形状)に折れ曲がる。
このようであるから、図3に示すように屋根部10と一側壁面シート20、他側壁面シート21の取付部分、図5に示すように隣接した屋根部10の連結部分が山形状となるので、その取付部分、連結部分に雨水等が溜まることがなく、それらの部分から雨水等が建物内部に浸入し難くなる。
しかも、一端壁面部11、他端壁面部12は外側に向けてV字形状に突出しているので、建物内部のスペースを広くできる。
図1に示すように、屋根部10の長手方向両端寄りに、幅方向に向かう折り畳み用折り曲げ線9をそれぞれ有する。
前記各折り畳み用折り曲げ線9は、幅方向に向けて直線状、好ましくは長手方向と直角の直線状で山折りとしてある。
このようであるから、1枚のシート状に展開した基本ユニット1を、前述した各折り畳み用折り曲げ線9に沿って折り曲げることで、屋根部10、一端壁面部11、他端壁面部12が重なり合うように折り畳みできる。
例えば、屋根部10に一端壁面部11が重なり合うと共に、他端壁面部12が一端壁面部11に重なり合うように折り畳みできる。
したがって、未使用時には基本ユニット1を、前述のように折り畳みして短尺な保管形態にできるので、狭いスペースに保管できる。
例えば、公園などの避難場所に設置した備蓄倉庫内に、備蓄品とともに保管することができる。
前述の各折り畳み用折り曲げ線9は屋根部10に形成したが、一端壁面部11と他端壁面部12にそれぞれ形成しても良いし、屋根部10と一端壁面部11と他端壁面部12にそれぞれ形成しても良い。
つまり、1枚のシート状に展開した基本ユニット1を、長手方向に折り畳みして短尺な保管形態にできるようにすれば良い。
前記各折り畳み用折り曲げ線9は、長手方向に離隔した外側折り曲げ線9aと内側折り曲げ線9bを有し、その外側折り曲げ線9aは長手方向端部側に位置し、内側折り曲げ線9bは長手方向中央部側に位置している。
このようであるから、図6に示すように、一端壁面部11、他端壁面部12の屋根部10に対する折り曲げ部11c,12cがコ字形状となるので、一端壁面部11、他端壁面部12が重なり合うと共に、屋根部10と離隔した状態に折り畳み、その屋根部10と一端壁面部11、他端壁面12との間に収納スペースbを有した折り畳み形態とすることができる。
したがって、前述の収納スペースbに、この基本ユニット1に取り付けて仮設建物とするための複数のシートcを収納し、仮設建物用ユニットとして保管することができる。
前述の仮設建物とするための複数のシートcは、前述した一側壁面シート20、他側壁面シート21、床材18、一側笠木24、他側笠木25などである。
前記収納スペースbに収納できるシートの長さと幅は、展開した屋根部10の長さ(内側折り曲げ線9b間の寸法)、幅より小さい値であるので、一側壁面シート20、他側壁面シート21を前述のように複数に分割し、分割したシートを収納すると共に、笠木を長手方向に2つに折り畳みできるようにし、2つに折り畳みして収納する。
このようにすることで、仮設建物の設置面aから屋根部10までの高さ(つまり、仮設建物の高さ)と、仮設建物の長さ(屋根部10の長さ)を大きくできるし、未使用時にはコンパクトに1つにまとめて保管できる。
図1に示すように、前記長手方向一方の折り畳み用折り曲げ線9の外側折り曲げ線9aの幅方向両端部は、前記第1主折り曲げ線2の幅方向一端部2aと幅方向他端部2bと同一位置である。
前記長手方向他方の折り畳み用折り曲げ線9の外側折り曲げ線9aの幅方向両端部は、前記第2主折り曲げ線3の幅方向一端部3a、幅方向他端部3bと同一位置である。
このようであるから、前述の各折り畳み用折り曲げ線9の外側折り曲げ線9aに沿ってそれぞれ折り曲げることにより、図7に示すように、屋根部10、一端壁面部11、他端壁面部12がほぼ下向きコ字形状で、かつ屋根部10、一端壁面部11、他端壁面部12が幅方向に一直線状の平坦面となった幅方向寸法が大きな補助使用形態に折り曲げて組み立てできる。
しかも、一側壁面部11、他側壁面部12の高さ寸法、屋根部10の長手方向寸法が、前述した図2に示す屋根部10、一端壁面部11、他端壁面部12が幅方向にV字形状に折曲した使用形態における一側壁面部11、他側壁面部12の高さ寸法、屋根部10の長手方向寸法と同一であるから、前述した補助使用形態の基本ユニット1を、前述した使用形態の基本ユニット1と幅方向に連結して仮設建物とすることができる。
したがって、複数の基本ユニット1を用いて幅広い仮設建物とすることができる。
例えば、図8に示すように、幅方向に隣接した使用形態の基本ユニット1間に、補助使用形態の基本ユニット1を連結することで、幅広い仮設建物とすることができる。
しかも、前述の補助使用形態の基本ユニット1は、屋根部10、一端壁面部11、他端壁面部12が平坦面のために強度が弱いが、この補助使用形態の基本ユニット1の幅方向両側に連結した屋根部10、一端壁面部11、他端壁面部12がV字形状に折曲し強度が強い使用形態の基本ユニット1で補強されるから、仮設建物としての強度を強いものにできる。
また、使用形態の基本ユニット1を用いた仮設建物における他側壁面シート21、例えば図5に示す仮設建物における他側壁面シート21に、前述の補助使用形態の基本ユニット1を連結することで、仮設建物の出入口22の外側に補助使用形態の基本ユニット1で囲まれた広い空間部を形成できる。
前記屋根部10は採光部を有し、仮設建物としたときに内部が明るくなるようにしても良い。
例えば、屋根部10に小さな開口を複数形成し、その各開口に透明材料より成るシートの小片を嵌め込んで固着して採光部とする。
図9に示すように、使用形態の基本ユニット1を、前記屋根部10がV字形状に突出した形状(つまり、凸V字形状)で、一端壁面部11、他端壁面部12が内側に向けてV字形状に凹んだ形状(つまり、凹V字形状)としても良い。
つまり、図1に示す第1・第2主折り曲げ線2,3を長手方向中央部に向かうV字形状とし、第1折り曲げ線4を山折り、第2・第3折り曲げ線5,6を谷折りとすることで、図9に示す使用形態の基本ユニットに折り曲げることができる。
次に、基本ユニット1の具体形状を説明する。
前記基本ユニット1を形成する防水性を有するシート30は、図10に示すように、表面シート31と裏面シート32を芯材33を介在して接合したプラスチック製段ボールである。
前記芯材33は、多数の凹陥部を有したシートで、この凹陥部と表側シート31、裏側シート32で空洞部を形成し、気泡ボードタイプのプラスチック製段ボールとしてある。
前記芯材33は、波形状に湾曲したシート、凹凸を有したシート、ハニカム構造体等でも良い。
前述のシート30に、図2に示す各種の折り曲げ線を形成するには、治具34を裏側シート32から押しつけて芯材33を押しつぶして裏側シート32をほぼV字形状に曲げて凹部35を形成する。この凹部35は所定の角度(例えば120°)で、その底部に水平面35aを有し、この凹部35を前述の折り曲げ線とする
このようにすることで、図11に一点鎖線で示す直線状のシート30を実線で示すように、裏側に向けて90°以上折り曲げて鋭角(例えば60°)の状態に折り曲げできるから屋根部10の1側フランジ10a、他側フランジ10bを折り曲げできる。
また図11に2点鎖線で示すように、裏側に向けて90°より小さい角度折り曲げて鈍角(例えば120°)の状態に折り曲げできるから、一側・他側壁面部11,12を折り曲げできる。
しかも図11に3点鎖線で示すように表側に向けて90°より小さい角度折り曲げて鈍角(例えば120°)の状態に折り曲げできるから屋根部10を折り曲げできる。
しかも、水平部35aを有するので折り曲げに柔軟に対応できる。
前述のシート30は、その表側シート31が外側となるようにして基本ユニット1に用いられ、図11において裏側に向けて折り曲げるのが山折りで、表側に向けて折り曲げるのが谷折りである。
これによって、凹部35が内側(建物内部側)となるので、基本ユニット1の外側は凹凸のない平坦面となるから、雨水等が溜まることがないようにできる。
前記床材18は、下面に凹溝を複数有した板状体、好ましくは硬質発泡スチロールの板状体で、前述した一端壁面部11、他端壁面部12の内面に接するように基本ユニット1内に敷設される。
前記凹溝が雨水等の排水経路となるので、床材18の下に雨水等が溜まることがない。
前記床材18にナットを埋設し、一端・他端壁面部11,12(フランジ)、一側・他側壁面シート20,21の下縁部の孔からボルトを前記ナットに螺合して固着している。
図1に示すように、基本ユニット1の他端壁面部12に換気部40としての換気穴41が複数形成してある。
図12に示すように、他端壁面部12の外側面(前述のシート30の表側シート31)に開閉用シート42の取付部42aが取り付けてある。例えば両面粘着材付きシーラー43によって接着して取り付けてある。
この取付部42aには、前記換気穴41と連通した穴44が形成され、この穴44と換気穴41を通して空気が流通する。
前記開閉用シート42は、前記取付部42aの穴44を塞ぐ閉塞部42bを有し、この閉塞部42bは取付部42aに、取付部42aに接して穴44を塞ぐ閉じ位置と、取付部42aと離れて穴44を開放する開き位置とに亘って移動自在に設けてある。
例えば、開閉用シート42を前述のシート30とし、取付部42aと閉塞部42bの境い目に凹部42cを形成して折り曲げ線とし、常時閉塞部42bが開き位置に保持されるようにする。
そして、閉塞部42bと他端壁面部12に亘って紐45を設け、この紐45にコードストッパー46を取り付け、そのコードストッパー46を弛め操作して紐45を引張ることで閉塞部42bが閉じ位置に折り曲げられ、その状態でコードストッパー46で紐43をストップすることで閉塞部42bを閉じ位置で保持できるようにしてある。
これによって、換気部40を構成し、仮設建物として利用するときに、その建物内部を換気できる。
また、開閉用シート42の閉塞部42bは、シート自身の弾性によって開き位置に保持され、紐45を引張ることで閉じ位置に回動でき、その紐45を弛めることで閉塞部42bが開き位置に回動するので、その閉塞部42bを回動する操作が簡単である。
前述の換気部40は一端壁面部11に設けても良いし、一端壁面部20と他端壁面部21にそれぞれ設けても良い。
なお、前述した換気部40は本発明の基本ユニットに限ることはなく、前述したシート30を用いた仮設建物であれば適用できることは勿論である。
図1に示すように、基本ユニット1の一端壁面部11には、窓用開口部50が形成してある。
この窓用開口部50は窓部材51で開閉され、窓としてある。
前記窓部材51の取り付けについて説明する。
図13に示すように、前記一端壁面部11の外面(前述のシート30の表側シート31)における窓用開口部50の上縁部に沿ってシーラー52が設けられ、左右の縦縁部と下縁部に沿って面ファスナーの雄部材53が設けてある。
前記窓用開口部50を開閉する窓部材51は、前記窓用開口部50よりも大きな矩形状で、上部寄りに上折り曲げ線54a、上下中間に中間折り曲げ線54b、下部寄りに下部折り曲げ線54cを有している。
例えば、窓部材51は前述したシート30と同様のシートで、前述と同様にして折り曲げ線が形成される。
図14に示すように、前記窓部材51の上折り曲げ線54aより上部寄り部分が取付部51aで、その取付部51aが前記シーラー52を介して一端壁面部11の外面に取り付けられる。なお、取付部51aは2つに折り畳んである。
前記窓部材51の上折り曲げ線54aと下折り曲げ線54cとの間の中間部分51bは、中間折り曲げ線54bに沿って折り曲げられる。
前記窓部材51の下折り曲げ線54cよりも下方寄り部分が保持部51cで、この保持部51cには前記雄部材53に係脱する雌部材55が取り付けてある。
そして、この雌部材55を前記雄部材53に係合することで、窓部材53で窓用開口部50を開閉できる。
前記窓部材51の中間部分51bを2つに折り畳むことで窓用開口部50は全開状態となる。
このとき、2つに折り畳みされた中間部分51bが一端壁面部11の外面よりも外方に張り出し、その窓部材51は庇の役目を果たす。
しかも、窓部材51の中間部分51bにおける中間折り曲げ線54bを境として上部分と下部分とには、前述した面ファスナーの雄部材53、雌部材55が取り付けてあり、この雄部材53と雌部材55が係合することで窓部材51の中間部分51bを2つに折り畳んだ状態にしっかりと保持できる。
前記一端壁面部11の内面における窓用開口部50の周縁に亘って網戸56が取り付けてある。
例えば、一側枠56aと他側枠56bで防虫網56cを挟持して網戸56とし、その一側枠56aを接着手段、例えば粘着シーラー57で一端壁面部11の内面における窓用開口部50の周縁に接着して取り付けてある。前記一側枠56aと他側枠56bは前述したシート30を用い、2つの開口部を形成し、2つの開口部の間の部分を折り曲げて形成してある。
前記窓は他端壁面部12に形成しても良いし、一端壁面部11と他端壁面部12の両方に形成しても良い。
また、前述の窓は本発明の基本ユニットに限ることはなく、通常の仮設建物の窓として利用できることは勿論である。
前記一側壁面シート20は図15に示すように、複数のシートを分離可能に連結してある。
例えば、第1シート60と第2シート61を連結部材62で着脱自在に連結し、その連結部材62の屋内側に補強部材63が取り付けてある。
このようであるから、一側壁面シート20を2つのシートに分割して運搬、保管するので、一側壁面シート20の運搬、保管が容易である。
また、連結部材62と補強部材63とで2つのシートの連結部を補強しているので、一側壁面シート20が変形等することがない。
図16に示すように、第1シート60、第2シート61、補強部材63は前述した基本ユニットに用いたシート30と同様のシートで、その端面に連結用突部材64が固着、例えば溶着してある。
前記連結部材62は、3つの連結用凹部62aをT字形状となるように有している。
そして、直線状に対向した2つの連結用凹部62aに第1・第2シート60,61の連結用突部材64を嵌合して連結する。
前記連結部材62の残りの連結用凹部62aに補強部材63の連結用突部64を嵌合して補強部材63を第1・第2シート60,61と直角となるように取り付ける。
このようであるから、第1・第2シート60,61と補強部材63を、連結部材62を用いて簡単に連結したり、分離することができる。
また、一側壁面シート20は3つ以上のシートに分割し、前述と同様に連結部材62、補強部材63を用いて順次連結しても良い。
また、一側壁面シート20は1枚でも良い。
前述した一側壁面シート20は本発明の基本ユニット1に限ることはなく、通常の仮設建物の壁面を構成する壁面シートとして利用できることは勿論である。
前記他側壁面シート21は図17に示すように、一側壁面シート20と同様に、複数のシートを分離可能に連結してある。
例えば、一側壁面シート20と同様に、第1シート60と第2シート61を連結部材62で連結し、その連結部材62に補強部材63が取り付けてある。
前記第2シート61に出入口22が形成してある。この第2シート61の外面における出入口22の周縁に沿ってシーラー22aを貼着する。
前記扉23は、前述の基本ユニット1のシート30と同様のシートで、その一側寄りに折り曲げ線23aを上下方向に連続して有し、この折り曲げ線23aよりも一側寄り部分が取付部23bである。
前記取付部23bを第2シート61の外面における出入口22の一方の縦縁に固着具65を用いて着脱可能に取り付ける。
前記扉23の取付部23b(吊元側)と反対側、つまり戸先側に錠装置70が取り付けてある。
この錠装置70は図18に示すように、錠杆71とレバー72とシリンダ錠73を備えている。
前記錠杆71は、第2シート61の内面に接して扉23が開放しないように閉じ状態でロックするロック位置と、第2シート21の内面と離れてロック解除するロック解除位置とに亘って回転する。
前記レバー72は第2シート61の内面側(つまり、仮設建物の内部)に位置し、内側からレバー72を操作して錠杆71を回転できる。
前記シリンダ錠73は第2シート61の外面側(つまり、仮設建物の外部)に位置し、キーを挿入して回転することで錠杆71を回転できる。
前記扉23は、折り曲げ線23aに沿って閉じ状態と開き状態に折り曲げることで出入口22を開閉し、この扉23は前述のようにシートの弾性によって常時開き状態となっている。
そして、扉23を閉じ状態に折り曲げると、その扉23には開き状態に折り曲げる力が作用する。
したがって、錠杆71は第2シート61の内面に押しつけられるから、ガタついたりすることがない。
この扉23の取り付けは、本発明の基本ユニット1に限ることはなく、通常の仮設建物の扉にも利用できることは勿論である。
前記一側笠木24、他側笠木25、中間笠木26は、図19、図20に示すように、前述の基本ユニット1のシート30と同様のシートを用いた長尺で幅狭な長方形状である。
この各笠木の長さは基本ユニット1の屋根部10の長さと同一である。
前記各笠木は、その幅方向中間部に折り曲げ線24a,25a,26aを有する。この折り曲げ線は前述と同様にして形成する。
そして、各笠木は折り曲げ線に沿って幅方向に山形状に折り曲げられ、その幅方向一側の下面と幅方向他側の下面に面ファスナーの雄部材53がそれぞれ取り付けてある。
図19は一側笠木24を図示しているが、他側笠木25も同様である。つまり、一側笠木24、他側笠木25、中間笠木26は同一としてある。
前記基本ユニット1の屋根部10の幅方向両側寄りに面ファスナーの雌部材55が貼着してある。
前記一側笠木24は、図19に示すように一方の雄部材53を雌部材55に係合して幅方向一方側を屋根部10の幅方向一側寄りに取り付け、幅方向他方側を屋根部10よりも側方に張り出して庇とする。
また、図示はしていないが他側笠木25も同様にして屋根部10の幅方向他側寄りに取り付ける。
前記中間笠木26は図20に示すように、両方の雄部材53を、幅方向に隣接した基本ユニット1の屋根部10の雌部分55にそれぞれ係合して隣接した基本ユニット1の屋根部10に亘って取り付ける。
なお、笠木の下面と屋根部10の上面との間には隙間が生じるので、屋根部10の上面にスポンジ58を取り付け、このスポンジ58に笠木の下面を接するようにしてある。
前述した図11〜図20においてシートを1枚のシートとして図示してある。
次に、他の実施の形態について説明する。
前述の実施の形態では、図10に示すように、シート30に治具34で1つの凹部35を形成して折り曲げ線としたが、図21に示すように、シート30に治具34で2つの凹部35を間隔を置いて形成し、その2つの凹部35で折り曲げ線とするようにしても良い。
このようにすれば、図22に示すように、各凹部35ごとにそれぞれ折り曲げることで、その各凹部35ごとの折り曲げ角度の和が全体の折り曲げ角度となるので、小さな折り曲げ角度で折り曲げることによって2つの凹部35を境として大きな角度に折り曲げできる。図22においては2つの凹部35ごとに同じ角度だけ折り曲げしてあるが、一方の凹部35で最大限に折り曲げ、他方の凹部35で若干折り曲げるようにしても良い。
したがって、小さな角度の治具34、例えば90°の治具34を用いて90°の凹部35を2つ形成し、各凹部35ごとに90°よりも小さい角度(例えば60°)折り曲げることで、シート30を鋭角(例えば、60°)の状態に折り曲げできる。
よって、シート30を鋭角の状態に折り曲げたときの真直ぐの状態に復元しようとする力が、1つの凹部35で鋭角に折り曲げた場合よりも小さい。
これによって、屋根部10の一側・他側フランジ10a,10bを折り曲げたときに、その折り曲げた状態に維持し易い。
前述のシート30の折り曲げ線の形成の仕方は、図1に示す各一側・他側折り曲げ線7,8に適用し、他の折り曲げ線は前述の図10に示す治具34を用いて1つの凹部35を形成すれば良い。
前述の実施の形態では、一側・他側壁面シート20,21の第1シート60と第2シート61を図16に示すように連結部材62で連結したが、第1シート60、第2シート61の端部を折り曲げ、その折り曲げ片を連結して第1シート60と第2シート61を連結しても良い。
例えば、図23、図24に示すように、一側・他側壁面シート20,21の第1シート60、第2シート61の端部を折り曲げて折り曲げ片60a,61aとし、その折曲げ片60a,61aを突き合わせて連結手段60bで連結する。
前記連結手段60bとしてはクリップが用いられているが、ボルト・ナットや後述するジョイントなどでも良い。
図23、図24において、床材18は前述の下面に凹溝18aを有した硬質発泡スチロール製の板状体で、一側床材18bと他側床材18cの対向端面18d,18eを突き合わせて面ファスナーなどで連結してある。
前記の一側床材18b、他側床材18cの対向端面18d,18eの幅方向両端寄りに切欠凹部18fがそれぞれ形成され、この対向した切欠凹部18f間に、前記の一側・他側壁面シート20,21の第1・第2シート60,61の折り曲げ片60a,61aが嵌まり込んでいる。
なお、の一側・他側床材18a,18bは、長手方向に複数の床材を接合してそれぞれ形成してある。これは、床材18を保管するときに短尺とするためである。
前記一側・他側床材18b,18cにはナット部材18gがそれぞれ埋設され、一端壁面部11、他端壁面部12の一側・他側フランジ11a,12a,11b,12b及び一側・他側壁面シート20,21の第1・第2シート60,61の下端縁の孔からボルト18hを前記各ナット部材18gに螺合して床材18との一側・他側壁面部11,12、一側・他側壁面シート20,21の下端縁が固着されている。
前記屋根部10は、その一側フランジ10a、他側フランジ10bを垂直姿勢とすることで、下向きの荷重に対する剛性が大きくなる。しかも、屋根部10の各フランジが一端壁面部11、他端壁面部12の各フランジに接することで屋根部10の下向きの荷重に対する剛性がより大きくなる。
前述のようにするために、図25に示すように、屋根部10の各フランジと一側・他側壁面部11,12の各フランジとに亘って補強用裏板80を取付けている。
前記補強用裏板80は、図23に示すように、横板81と、その長手方向両端部と連続した一端下向板82、他端下向板83で下向コ字形状で、その横板81が屋根部10の一側フランジ10a、他側フランジ10bの長手方向全長に亘って固着具で固着して取付けてある。
前記一端下向板82は一側壁面部11の一側フランジ11a、他側フランジ11bの上部寄りに固着具で固着して取付けてある。
前記他端下向板83は他端壁面部12の一側フランジ12a、他端フランジ12bの上部寄りに固着具で固着して取付けてある。なお、横板81の長手方向中央部に折り曲げ線81aを形成し、保管時に短尺にできるようにしてある。
前記固着具は、一側・他側壁面シート20,21をフランジに固着する固着具を兼用している。
例えば、図26に示すように、屋根部10の他側フランジ10b、他側壁面シート21の第2シート61、補強用裏板80の横板81の重なり合う部分に孔84を形成し、前述したジョイント85の外側筒86を各孔84に挿入し、その外側筒86内に内側筒87を押し込んで90°回転することで、前述の他側フランジ10b、第2シート61、横板81を連結する。
前述のように補強用裏板80を取付けることで、屋根部10の一側・他側フランジ10a,10bを垂直姿勢に保持できる。
しかも、前記一側フランジ10aの長手方向両端面を、各一側フランジ11a,12aの上端面に接した状態に保持できると共に、他側フランジ10bの長手方向両端面を、各他側フランジ11b,12bの上端面に接した状態に保持できる。
前記一側・他側笠木24,25を図23に示すように、一側片24a,25aと他側片24b,25bで断面ほぼ山形状の長尺で、長手方向両端に端部片24c,25cを有する形状とする。
そして、端部片24c,25cで、一端壁面部11と一側・他側壁面シート20,21の重なり部における上部、他端壁面部12と一側・他側壁面シート20,21の重なり部における上部をそれぞれ覆うようにしてある。
これによって、前述の重なり部の上部に雨水等が吹きつけられることを端部片24c,25cで防止できる。
前記一側・他側笠木24,25を前述の形状とするには、例えば図27に示すように、幅狭で長尺な笠木用シート90の長手方向両端面90aを外向きV字形状とし、その笠木用シート90の幅方向中央部に一対の主折り曲げ線91を形成すると共に、長手方向両端部寄りに内向きV字形状の端部折り曲げ線92を形成する。
そして、笠木用シート90を各折り曲げ線91,92に沿って折り曲げることで前述した形状の一側・他側笠木24,25とすることができる。なお、笠木用シート90の長手方向中央部に折り曲げ線90aを形成し、保管時に短尺にできるようにしてある。
前述した各実施の形態の基本ユニットにおいては、屋根部10の一部を遮光性材料によって形成して採光部としても良い。
例えば、矩形状、円形状などの小さな採光部を屋根部10に複数形成する。帯状の採光部を屋根部10の幅方向に亘って形成する。
前述の採光部は、一側・他側壁面シート20,21、扉23などにも形成するようにしても良い。
前述した仮設建物内に排水管などを配管することがあるので、一端壁面部11、他側壁面部12、一側壁面シート20、他側壁面シート21のいずれかに排水管などの管体が挿通する管体挿通部を形成する。
例えば、図28、図29に示すように、一側壁面部11に管体挿通用孔95を形成し、この孔95を閉塞する配管蓋96をリベット97などで回動自在に取付ける。
そして配管蓋96を2点鎖線で示すように上方に回動して管体挿通孔95を開放し、管体挿通用パイプ98を挿入して取り付ける。
前述のように、使用形態の基本ユニット1を複数用いて大きな仮設建物とする場合には、図30に示すように隣接した基本ユニット1の屋根部10の一側フランジ10a、他側フランジ10b相互、一端壁面部11の一側フランジ11a、他側フランジ11b相互、他端壁面部12の一側フランジ12a、他側フランジ12b相互をそれぞれ連結するが、その各フランジ相互の連結部における長手方向全長に亘って、断面ほぼコ字形状で長尺なガスケット100を嵌合して取り付けるようにしても良い。
例えば、図31に示すように、一側片101と他側片102を連結片103で一体に連結した断面ほぼコ字形状のガスケット100を、一方の基本ユニット1の屋根部10、一端壁面部11、他端壁面図12の一側フランジ10a,11a,12aと他方の基本ユニット1の屋根部10、一端壁面部11、他端壁面部12の他側フランジ10b,11b,12bに嵌合して挟持して取り付ける。
このようにすることで、一側フランジ10a,11a,12aと他側フランジ10b,11b,12bをガスケット100で強固に連結できるので、前述したジョイントによる連結個所を少なくでき、施工性が向上する。
しかも、一側フランジ10a,11a,12a、他側フランジ10b,11b,12bの接触面間に雨水等が浸入した場合に、そのガスケット100が雨樋の役目をするので、室内に流れ落ちることがなく、止水性能が向上する。
さらに、一側・他側フランジ10a,11a,12a,10b,11b,12bの角部がガスケット100で覆われるので、安全性が向上する。
前記ガスケット100の連結片103には凹溝104が形成してあるので、この凹溝104に配線を設けたり、物を吊り下げる部材を引掛けることができる。
前記一側片101、他側片102の内側面には突条105が設けてあり、この突条105を一側・他側フランジ10a,10bに形成した溝に嵌合することで抜け止め、位置決めできるようにしてある。
前記窓部材51で窓用開口部50を全閉した状態で、その窓部材51を外部から開放できないようにロック機構を取り付けるようにしても良い。
例えば、図14に示す網戸56を着脱自在又は、巻き取って開き状態に保持できるようにし、窓部材51の下部寄り内側面にロック部材、例えばバックルの雄部材58aを取り付けると共に、一端壁面部11の窓用開口部50よりも下方位置にロック受部材、例えばバックルの雌部材58bを取り付ける。
そして、窓部材51を全閉状態としたときに、雄部材58aを雌部材58bに係合連結して窓部材51が動かないようにロックする。
1…基本ユニット、2…第1主折り曲げ線、2c…折曲部、3…第2主折り曲げ線、3c…折曲部、4…第1折り曲げ線、5…第2折り曲げ線、6…第3折り曲げ線、7…一側折り曲げ線、8…他側折り曲げ線、10…屋根部、10a…一側フランジ、10b…他側フランジ、11…一端壁面部、11a…1側フランジ、11b…他側フランジ、12…他端壁面部、12a…一側フランジ、12b…他側フランジ、20…一側壁面シート、21…他側壁面シート。

Claims (6)

  1. 防水性を有するシートにより屋根部10と、この屋根部10の長手方向一端と連続した一端壁面部11と、前記屋根部10の長手方向他端と連続した他端壁面部12を有し、
    前記屋根部10と一端壁面部11と他端壁面部12がほぼ下向きコ字形状で、かつ前記屋根部10、一端壁面部11、他端壁面部12が幅方向にV字形状に折曲した使用形態に折り曲げて組み立てできると共に、前記屋根部10、一端壁面部11、他端壁面12が1枚のシート状に展開した状態で折り畳んで短尺な保管形態にできるようにした仮設建物の基本ユニット。
  2. 前記屋根部10と一端壁面部11との境界部に、幅方向に向けてV字形状に折曲した第1主折り曲げ線2を有し、屋根部10と他端壁面部12との境界部に、幅方向に向けてV字形状に折曲した第2主折り曲げ線3を有し、
    前記屋根部10、一端壁面部11、他端壁面部12の幅方向中間部に、長手方向に向かう第1・第2・第3折り曲げ線4,5,6を有し、
    この第1・第2・第3折り曲げ線4,5,6は、前記第1・第2主折り曲げ線2,3の折曲部2c,3cを通り一直線状に連続し、
    前記屋根部10の長手方向両端寄りに、折り畳み用折り曲げ線9をそれぞれ有し、
    この各折り畳み用折り曲げ線9は、幅方向に向けて一直線状である請求項1記載の仮設建物の基本ユニット。
  3. 前記各折り畳み用折り曲げ線9は、長手方向に離隔した外側折り曲げ線9aと内側折り曲げ線9bを有し、
    前記各内側折り曲げ線9b、外側折り曲げ線9aに沿って折り畳むことで、屋根部10と一端壁面部11、他端壁面部12との間に収納スペースbを有した保管形態とすることができる請求項2記載の仮設建物の基本ユニット。
  4. 前記一方の外側折り曲げ線9aは、前記第1主折り曲げ線2の幅方向一端部2aと幅方向他端部2bを結ぶ一直線状で、
    前記他方の外側折り曲げ線9aは、前記第2主折り曲げ線3の幅方向一端部3aと幅方向他端部3bを結ぶ一直線状である請求項3記載の仮設建物の基本ユニット。
  5. 前記第1主折り曲げ線2は長手方向一方に向かうV字形状で、第2主折り曲げ線3は長手方向他方に向かうV字形状で、
    前記第1折り曲げ線4は谷折りで、第2・第3折り曲げ線5,6は山折りである請求項2記載の仮設建物の基本ユニット。
  6. 前記屋根部10、一端壁面部11、他端壁面部12の幅方向一側寄りに一側折り曲げ線7、幅方向他側寄りに他側折り曲げ線8をそれぞれ有し、
    前記一側折り曲げ線7に沿って折り曲げることで一側フランジ10a,11a,12aを形成し、他側折り曲げ線8に沿って折り曲げることで他側フランジ10b,11b,12bを形成するようにした請求項1〜5いずれか1項に記載の仮設建物の基本ユニット。
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