JPH10338482A - 油圧ジャッキ駆動装置及び同駆動方法 - Google Patents

油圧ジャッキ駆動装置及び同駆動方法

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JPH10338482A
JPH10338482A JP9149502A JP14950297A JPH10338482A JP H10338482 A JPH10338482 A JP H10338482A JP 9149502 A JP9149502 A JP 9149502A JP 14950297 A JP14950297 A JP 14950297A JP H10338482 A JPH10338482 A JP H10338482A
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JP
Japan
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hydraulic
jack
electromagnetic switching
hydraulic jack
switching valve
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JP9149502A
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Katsuyoshi Morita
克良 森田
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 重量物のジャッキアップ作業を2台の油圧ジ
ャッキを使用しながら容易なものとする。 【解決手段】 航空機の左右の主翼下部にそれぞれ設け
られた六つのタイヤ(左右一対のものが前後方向に沿っ
て3組配置されている)を交換する際に、そのタイヤア
クスル構造の前後2カ所に二つの油圧ジャッキ41,4
3にて機体をジャッキアップする。二つの油圧ジャッキ
41,43は、大型タイヤ運搬車両の51の油圧ポンプ
61及びリザーバタンク63からなる供給油圧源を共用
しており、それぞれ個別のスイッチ操作で第1,第2の
各電磁切替弁65,67及びジャッキ用電磁切替弁69
が作動して単独で動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、重量物を油圧ジ
ャッキを用いて昇降支持するための油圧ジャッキ駆動装
置及び同駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】航空機における左右の主翼下部に設けら
れるメインタイヤは、片方の主翼につき4本設けられた
ものがあり、この場合のタイヤ交換作業は、前後それぞ
れ二つずつのタイヤを備えたベース部の前後方向中央部
を1台の油圧ジャッキでジャッキアップすることで、四
つのタイヤすべてを交換することが可能である。
【0003】1台の油圧ジャッキを備えた油圧ジャッキ
駆動装置としては、例えば実願昭63−83721号公
報に記載されたものがある。この公報記載の駆動装置
は、航空機などにおける大型タイヤを運搬する車両の油
圧源を、油圧ジャッキの動力源として利用するもので、
図6に、その油圧回路構成を示す。
【0004】上記した大型タイヤ運搬車両は、タイヤ保
持用のシリンダ機構1、油圧ジャッキ3の積み降ろし用
のシリンダ機構5、前後アウトリガ用の各一対のシリン
ダ機構7,9及びタイヤホルダ用のシリンダ機構11,
13をそれぞれ備えている。このうち、タイヤ保持用の
シリンダ機構1以外のシリンダ機構5,7,9,11,
13は、専用の手動切替弁15,17,19,21の操
作により、またタイヤ保持用のシリンダ機構1は、荷役
用電磁切替弁23の作動により、車載エンジンまたはモ
ータ駆動される油圧ポンプ25から供給される作動油を
制御してそれぞれ作動する。
【0005】油圧ジャッキ3の油圧回路には、油圧モー
タ27によって駆動する油圧ポンプ29が設けられると
ともに、この油圧ポンプ29と並列に手動の油圧ポンプ
31が設けられている。
【0006】一方、前記車両側の油圧回路には、荷役用
電磁切替弁23と並列にジャッキ用電磁切替弁33が設
けられており、このジャッキ用電磁切替弁33とジャッ
キ側油圧回路とは、着脱可能で車両に格納可能ななコネ
クティングホース35及び、セルフシールワンアクショ
ンタイプのカプラ37により、着脱可能に連結されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うな1台の油圧ジャッキを備えた駆動装置においては、
前述した航空機における片側4輪のタイヤアクスル構造
では、4本のタイヤすべてについてタイヤ交換可能であ
るものの、図7に示すように、片側6輪のタイヤアクス
ル構造のもの、つまりタイヤ39が機体前方側及び後方
側にそれぞれ二つずつ、中央部にも二つ備えたものにつ
いては、中央の二つのタイヤの交換ができないという問
題がある。
【0008】すなわち、六つのタイヤ39は、機体前後
方向に延長されるベース部41にそれぞれ回転支持され
ており、このベース部41の中央部に1台の油圧ジャッ
キ3を設置してその全体をジャッキアップするには、ア
クスル構造が大型であることから無理があり、したがっ
てベース部41の一方の端部付近、あるいは他方の端部
付近に、1台の油圧ジャッキ3を設置して一方側のみジ
ャッキアップすることで、このジャッキアップした側の
二つのタイヤ39のみの交換が可能である。
【0009】中央の二つのタイヤ39の交換を行うため
に、それぞれ異なる油圧源に接続された2台の油圧ジャ
ッキを用い、ベース部41の両端部付近に各油圧ジャッ
キを設置して機体を上昇させることが考えられる。しか
しながら、この場合には、油圧ジャッキと駆動源を共有
する油圧源を備えた大型タイヤ運搬車両が、油圧ジャッ
キとともに2台必要となって、操作が面倒なものとな
る。
【0010】そこで、この発明は、重量物のジャッキア
ップ作業を2台の油圧ジャッキを使用しながら容易なも
のとすることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、第1に、重量物を昇降支持する第1の
油圧ジャッキ及び第2の油圧ジャッキと、これら各油圧
ジャッキに対する作動油の供給油圧源と、この供給油圧
源からの作動油を前記第1,第2の各油圧ジャッキにそ
れぞれ供給する際に、前記重量物を上昇させる上昇位置
と同下降させる下降位置とに切り替わる、前記第1,第
2の各油圧ジャッキに対応して設けられた第1の電磁切
替弁及び第2の電磁切替弁と、前記供給油圧源と前記第
1,第2の各電磁切替弁との間に介装され、前記供給油
圧源からの作動油を第1,第2の各電磁切替弁に対して
供給及び遮断するよう切り替わる第3の電磁切替弁と、
前記第1の電磁切替弁及び第2の電磁切替弁に対する切
替動作をそれぞれ個別に操作可能な第1の操作部及び第
2の操作部とを有する構成としてある。
【0012】このような構成の油圧ジャッキの駆動装置
によれば、第1の操作部を操作することで第1の電磁切
替弁が例えば上昇位置に切り替わり、このとき第3の電
磁切替弁が供給油圧源からの作動油を第1の電磁切替弁
に対して供給するよう切り替わることで、第1の油圧ジ
ャッキにより重量物の一部位がジャッキアップされ、一
方第2の操作部を操作することで第2の電磁切替弁が例
えば上昇位置に切り替わり、このとき第3の電磁切替弁
が供給油圧源からの作動油を第2の電磁切替弁に対して
供給するよう切り替わることで、第2の油圧ジャッキに
より重量物の他の部位がジャッキアップされる。
【0013】第2に、第1,第2の各油圧ジャッキ側の
油圧路と供給油圧源側の油圧路とを着脱可能な連結具に
て連結し、この連結具に近接した位置における前記供給
油圧源側の低圧側油圧路に、前記供給油圧源側から連結
具側への作動油の流れを阻止するチェックバルブを設け
た。
【0014】上記構成によれば、連結具を外した状態で
油圧源側の背圧が、チェックバルブにより連結具側にか
からなくなり、次に連結具を連結する際に連結具からの
作動油の漏れが防止される。
【0015】第3に、第3の電磁切替弁は、第1,第2
の各操作部に連動して動作する。
【0016】上記構成によれば、第1の操作部あるいは
第2の操作部を操作することで、第3の電磁切替弁が連
動して動作して、供給油圧源から作動油の供給遮断がな
される。
【0017】第4に、重量物は、第1,第2の各油圧ジ
ャッキにより支持される被昇降支持部を有し、第1の油
圧ジャッキは前記被昇降支持部の一方の端部付近を、第
2の油圧ジャッキは前記被昇降支持部の他方の端部付近
をそれぞれ昇降支持するものである。
【0018】上記構成によれば、第1の油圧ジャッキが
被昇降支持部の一方の端部付近をジャッキアップし、こ
れに続いて第2の油圧ジャッキが被昇降支持部の他方の
端部付近をジャッキアップすることで、重量物に対する
ジャッキアップ作業が容易となる。
【0019】第5に、被昇降支持部の前後両端部付近に
左右一対のタイヤがそれぞれ設けられるとともに、前後
方向中央部にも左右一対のタイヤが設けられている。
【0020】上記構成によれば、第1,第2の各油圧ジ
ャッキを順次動作させることで、中央部の二つのタイヤ
の交換作業が容易になされる。
【0021】第6に、重量物の一方の端部付近を第1の
油圧ジャッキにより昇降支持し、前記重量物の他方の端
部付近を、前記第1の油圧ジャッキを動作させる油圧源
を共用する第2の油圧ジャッキにより昇降支持する際
に、これら各油圧ジャッキをそれぞれ単独で動作させ
る。
【0022】上記駆動方法によれば、重量物の一方の端
部付近を第1の油圧ジャッキでジャッキアップし、これ
に続いて他方の端部付近を第2の油圧ジャッキでジャッ
キアップすることで、重量物に対するジャッキアップ作
業が容易となる。
【0023】
【発明の効果】第1の発明によれば、重量物を昇降支持
する第1の油圧ジャッキ及び第2の油圧ジャッキが、一
つの供給油圧源により作動し、かつ第1の操作部及び第
2の操作部によりそれぞれ個別に操作可能なようにした
ので、操作性が向上するとともに、2台同時操作による
圧力バランスの崩れを防止でき、安定したジャッキアッ
プ動作を行うことができる。
【0024】第2の発明によれば、連結具を外した状態
で油圧源側の背圧が、チェックバルブにより連結具にか
からなくなるので、次に連結具を連結する際に連結具か
らの作動油の漏れが防止されて連結作業が容易なものと
なる。
【0025】第3の発明によれば、第1の操作部あるい
は第2の操作部を操作することで、第3の電磁切替弁が
連動して動作して、供給油圧源から作動油の供給遮断が
なされるようにしたので、作業性が向上したものとな
る。
【0026】第4の発明によれば、第1の油圧ジャッキ
が被昇降支持部の一方の端部付近をジャッキアップし、
これに続いて第2の油圧ジャッキが被昇降支持部の他方
の端部付近をジャッキアップすることで、重量物に対す
るジャッキアップ作業を容易なものとすることができ
る。
【0027】第5の発明によれば、第1,第2の各油圧
ジャッキを順次動作させることで、中央部の二つのタイ
ヤの交換作業を容易に行うことができる。
【0028】第6の発明によれば、重量物を昇降支持す
る第1の油圧ジャッキ及び第2の油圧ジャッキが、一つ
の供給油圧源により作動するので、操作性が向上し、ま
た、重量物の一方の端部付近を第1の油圧ジャッキでジ
ャッキアップし、これに続いて他方の端部付近を第2の
油圧ジャッキでジャッキアップすることで、2台同時操
作による圧力バランスの崩れを防止でき、安定したジャ
ッキアップ動作を行うことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0030】図1は、この発明の実施の一形態を示す油
圧ジャッキ駆動装置の油圧回路構成図で、この油圧ジャ
ッキ駆動装置は、油圧ジャッキとして第1の油圧ジャッ
キ41と第2の油圧ジャッキ43とを備えており、図2
に示すような重量物である航空機の主翼45の下部に設
けられたメインタイヤ47の交換を行うものである。こ
のメインタイヤ47は、前記図7のものと同様に、図3
に示すように片側6輪のタイヤアクスル構造に適用され
ており、各タイヤ47は、機体前後方向に延長される被
昇降支持部となるベース部49にそれぞれ回転支持され
ている。そして、各油圧ジャッキ41,43は、ベース
部49の一方側の端部付近及び他方側の端部付近にそれ
ぞれ設置される。
【0031】上記した第1,第2の各油圧ジャッキ4
1,43は、従来例同様に、動力源として大型タイヤ運
搬車両51の油圧源を使用しており、この車両51側の
油圧回路と、図4に示す各油圧ジャッキ41,43側の
油圧回路とは、連結具としてのセルフシールワンアクシ
ョンタイプのカプラ55により、着脱可能に連結されて
いる。
【0032】車両51側の油圧回路には、前記第1,第
2の各油圧ジャッキ41,43に対し、モータ駆動され
る油圧ポンプ61及びリザーバタンク63からなる供給
油圧源からの作動油をそれぞれ供給する際に、重量物で
ある機体を上昇させる上昇位置Aと同下降させる下降位
置Bとに切り替わる第1の電磁切替弁65及び第2の電
磁切替弁67が設けられている。
【0033】供給油圧源と第1,第2の各電磁切替弁6
5,67との間には、供給油圧源からの作動油を第1,
第2の各電磁切替弁65,67に対して供給及び遮断す
るよう供給位置a及び遮断位置bに切り替わる第3の電
磁切替弁としてのジャッキ用電磁切替弁69と、供給油
圧源側から第1,第2の各電磁切替弁65,67側への
作動油の流れを阻止するチェックバルブ70とが相互に
並列接続されている。チェックバルブ70は、リザーバ
タンク63に接続される低圧側油圧路の、第1,第2の
各電磁切替弁65,67に近接した位置に設けられ、チ
ェックバルブ70とリザーバタンク63との間の長い低
圧側油圧路における背圧がカプラ55にかからないよう
にしている。
【0034】また、車両51側の油圧回路は、従来例同
様に、タイヤ保持用のシリンダ機構71、油圧ジャッキ
41,43の積み降ろし用のシリンダ機構73、前後ア
ウトリガ用の各一対のシリンダ機構75,77及びタイ
ヤホルダ用のシリンダ機構79,81をそれぞれ備えて
いる。これら各シリンダ機構のうち、タイヤ保持用のシ
リンダ機構71は、荷役用電磁切替弁83の作動によ
り、他のシリンダ機構73,75,77,79,81
は、専用の手動切替弁85,87,89,91の操作に
より、車載エンジンまたは油圧ポンプ61から供給され
る作動油を制御してそれぞれ作動する。
【0035】図4に示す油圧ジャッキ41,43側の油
圧回路は、ガスモータ93と、ガスモータ93によって
駆動する油圧ポンプ95とを備えており、図示しない高
圧窒素ガスボンベから減圧コントロール装置を経由して
適度の圧力と量とに調整されたガスをガスモータ93に
送って、このガスモータ93を駆動し、油圧ポンプ95
を駆動することによって、高圧ガスのエネルギを油圧に
変換してジャッキアップシリンダ97を作動し、これに
より航空機の機体や大型車両の車体などの重量物をジャ
ッキアップするようになっている。また、上記油圧ポン
プ95と並列に、手動油圧ポンプ99を設けて、手動操
作によってもジャッキアップ操作できるようになってい
る。
【0036】ジャッキアップシリンダ97は、上部ラム
101と下部ラム103とを備えて充分な昇降量が確保
されている。
【0037】図5は、第1,第2の各電磁切替弁65,
67、ジャッキ用電磁切替弁69及び荷役用電磁切替弁
83の作動スイッチ回路を示している。この作動スイッ
チ回路は、荷役側作動スイッチ回路105と、ジャッキ
側作動スイッチ回路107とを備えている。荷役側作動
スイッチ回路105は、荷役用電磁切替弁83をシリン
ダ上昇位置とシリンダ下降位置とに切り替える電磁コイ
ル83a,83bと、これら電磁コイル83a,83b
を励磁する上昇側スイッチ109,下降側スイッチ11
1とから構成されている。
【0038】一方、ジャッキ側作動スイッチ回路107
は、ジャッキ用電磁切替弁69を、前記a位置,b位置
に切り替える電磁コイル69a,69bと、第1,第2
の各電磁切替弁65,67を前記A位置,B位置に切り
替える電磁コイル65a,67aと、これら各電磁コイ
ル65a,67aを励磁し、第1,第2の各操作部を構
成する第1,第2の各のジャッキ作動スイッチ113,
115と、この各ジャッキ作動スイッチ113,115
の投入により閉じて、電磁コイル69aを励磁させる常
開型の第1,第2の各リレー117,119とを備えて
いる。
【0039】荷役側作動スイッチ回路105とジャッキ
側作動スイッチ回路107との間には、上昇側スイッチ
109の投入により閉じる常開型の上昇側リレー121
と、下降側スイッチ111の投入により閉じる常開型の
下降側リレー123と、この各リレー121,123の
いずれかの閉成時に開く常閉型のリレー125とがそれ
ぞれ介装されている。
【0040】次に、上記した油圧ジャッキ駆動装置によ
り、図2及び図3に示すような航空機の片側6輪のタイ
ヤ47を交換する動作を説明する。大型タイヤ運搬車両
51を図2に示す航空機の機体近くまで走行させ、この
車両51に搭載してある第1の油圧ジャッキ41及び第
2の油圧ジャッキ43を、図3に示すタイヤアクスル構
造におけるベース部49の一方の端部付近及び他方の端
部付近にそれぞれ設置する。
【0041】そして、車両51側の油圧回路とジャッキ
側の油圧回路とをカプラ55にて接続する。ここで、第
1,第2の各電磁切替弁65,67と供給油圧源側との
間には、チェックバルブ70が設けられているので、接
続前のカプラ55には車両側油圧回路における低圧側油
圧路の背圧が作用しておらず、このため接続時には作動
油の漏れが最小限に抑えられて接続作業が容易なものと
なる。
【0042】カプラ55により車両51側の油圧回路と
ジャッキ側の油圧回路とを接続した状態で、図5に示す
第1のジャッキ作動スイッチ113を投入すると、第1
の電磁切替弁65がA位置に切り替わるよう図5に示す
電磁コイル65aが作動し、これと同時に第1のリレー
117が閉成してジャッキ用電磁切替弁69がa位置に
切り替わるよう電磁コイル69aが作動する。
【0043】ジャッキ用電磁切替弁69及び第1の電磁
切替弁65が、a位置及びA位置にそれぞれ切り替わる
と、油圧ポンプ61によって送られた作動油が車両側油
圧回路からジャッキ側油圧回路の第1の油圧ジャッキ4
1におけるジャッキアップシリンダ97に流れ、その上
部ラム101及び下部ラム103が上昇してベース部4
9の一方の端部がジャッキアップされてこのジャッキア
ップされた側の二つのタイヤの交換が可能となる。
【0044】一方、第2のジャッキ作動スイッチ115
を投入した場合には、第2の電磁切替弁67がA位置に
切り替わるよう図5に示す電磁コイル67aが作動し、
これと同時に第2のリレー119が閉成してジャッキ用
電磁切替弁69がa位置に切り替わるよう電磁コイル6
9aが作動する。
【0045】ジャッキ用電磁切替弁69及び第1の昇降
用電磁切替弁67が、a位置及びA位置にそれぞれ切り
替わると、油圧ポンプ61によって送られた作動油が第
2の油圧ジャッキ43におけるジャッキアップシリンダ
97に流れ、その上部ラム101及び下部ラム103が
上昇してベース部49の他方の端部がジャッキアップさ
れてこのジャッキアップされた側の二つのタイヤの交換
が可能となる。
【0046】また、中央の二つのタイヤの交換は、第
1,第2の各ジャッキ作動スイッチ113,115双方
を順次投入し、第1,第2の各油圧ジャッキ41,43
を作動させてベース部49の両端部をジャッキアップさ
せることで可能となる。
【0047】このように、重量物を昇降支持する第1の
油圧ジャッキ41及び第2の油圧ジャッキ43が、車両
側の一つの供給油圧源により作動し、かつ第1のジャッ
キ作動スイッチ113及び第2のジャッキ作動スイッチ
115によりそれぞれ個別に操作可能であるので、操作
性が向上するとともに、2台同時操作による圧力バラン
スの崩れを防止でき、安定したジャッキアップ動作を行
うことができる。
【0048】上記したジャッキアップ動作の途中で、荷
役側作動スイッチ回路105の上昇側スイッチ109あ
るいは下降側スイッチ111を投入した場合には、荷役
用電磁切替弁83が荷役作動位置、つまり上昇位置ある
いは下降位置に切り替わるよう電磁コイル83aあるい
は83bが作動すると同時に、上昇側リレー121ある
いは下降側リレー123が閉成して、リレー125が開
成する。
【0049】上昇側リレー121あるいは下降側リレー
123の閉成動作により、ジャッキ用電磁切替弁69の
一方の電磁コイル69bが励磁する一方、リレー125
の開成動作により、ジャッキ用電磁切替弁69の他方の
電磁コイル69aが消磁する。この結果、ジャッキ用電
磁切替弁69は、遮断位置に切り替わり、油圧モータ9
3が停止してジャッキアップ作業を一時中断し、荷役作
業、すなわちタイヤ交換作業が優先される。
【0050】上昇側スイッチ109あるいは下降側スイ
ッチ111のスイッチ投入を解除して、荷役用電磁切替
弁83を中立位置に戻したときには、上昇側リレー12
1あるいは下降側リレー123が開成してリレー125
が閉成するため、ジャッキ用電磁切替弁69の一方の電
磁コイル69aが励磁されると同時に、他方の電磁コイ
ル69bが消磁され、ジャッキ用電磁切替弁69が再び
油圧モータ作動位置に切り替わってジャッキアップ動作
が継続される。
【0051】六つのタイヤ47すべての交換作業が終了
したら、第1,第2の各ジャッキ作動スイッチ113,
115をオフ操作することで、第1,第2の各電磁切替
弁65,67がB位置となるよう切り替わるべく電磁コ
イル65aが作動すると同時に、ジャッキ用電磁切替弁
69もb位置となるよう切り替わるべく電磁コイル67
aが作動し、各油圧ジャッキ41,43の上部ラム10
1及び下部ラム103は自重によってそれぞれ下降す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示す油圧ジャッキ駆
動装置の油圧回路図である。
【図2】図1の油圧ジャッキ駆動装置によりジャッキア
ップされる航空機の機体の平面図である。
【図3】図2の航空機のタイヤアクスル構造に対し、図
1の油圧ジャッキ駆動装置にてジャッキアップする状態
を示す斜視図である。
【図4】図1の油圧ジャッキ駆動装置における油圧ジャ
ッキ側の油圧回路図である。
【図5】電磁切替弁の作動スイッチ回路図である。
【図6】従来例を示す油圧ジャッキ駆動装置の油圧回路
図である。
【図7】図2の航空機のタイヤアクスル構造に対し、図
6の油圧ジャッキ駆動装置にてジャッキアップする状態
を示す斜視図である。
【符号の説明】
41 第1の油圧ジャッキ 43 第2の油圧ジャッキ 47 タイヤ 49 ベース部(被昇降支持部) 55 カプラ(連結具) 61 油圧ポンプ(供給油圧源) 63 リザーバタンク(供給油圧源) 65 第1の電磁切替弁 67 第2の電磁切替弁 69 ジャッキ用電磁切替弁(第3の電磁弁) 70 チェックバルブ 113 第1のジャッキ作動スイッチ(第1の操作部) 115 第2のジャッキ作動スイッチ(第2の操作部)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量物を昇降支持する第1の油圧ジャッ
    キ及び第2の油圧ジャッキと、これら各油圧ジャッキに
    対する作動油の供給油圧源と、この供給油圧源からの作
    動油を前記第1,第2の各油圧ジャッキにそれぞれ供給
    する際に、前記重量物を上昇させる上昇位置と同下降さ
    せる下降位置とに切り替わる、前記第1,第2の各油圧
    ジャッキに対応して設けられた第1の電磁切替弁及び第
    2の電磁切替弁と、前記供給油圧源と前記第1,第2の
    各電磁切替弁との間に介装され、前記供給油圧源からの
    作動油を第1,第2の各電磁切替弁に対して供給及び遮
    断するよう切り替わる第3の電磁切替弁と、前記第1の
    電磁切替弁及び第2の電磁切替弁に対する切替動作をそ
    れぞれ個別に操作可能な第1の操作部及び第2の操作部
    とを有することを特徴とする油圧ジャッキ駆動装置。
  2. 【請求項2】 第1,第2の各油圧ジャッキ側の油圧路
    と供給油圧源側の油圧路とを着脱可能な連結具にて連結
    し、この連結具に近接した位置における前記供給油圧源
    側の低圧側油圧路に、前記供給油圧源側から連結具側へ
    の作動油の流れを阻止するチェックバルブを設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の油圧ジャッキ駆動装置。
  3. 【請求項3】 第3の電磁切替弁は、第1,第2の各操
    作部に連動して動作することを特徴とする請求項1記載
    の油圧ジャッキ駆動装置。
  4. 【請求項4】 重量物は、第1,第2の各油圧ジャッキ
    により支持される被昇降支持部を有し、第1の油圧ジャ
    ッキは前記被昇降支持部の一方の端部付近を、第2の油
    圧ジャッキは前記被昇降支持部の他方の端部付近をそれ
    ぞれ昇降支持するものであることを特徴とする請求項1
    記載の油圧ジャッキ駆動装置。
  5. 【請求項5】 被昇降支持部の前後両端部付近に左右一
    対のタイヤがそれぞれ設けられるとともに、前後方向中
    央部にも左右一対のタイヤが設けられていることを特徴
    とする請求項4記載の油圧ジャッキ駆動装置。
  6. 【請求項6】 重量物の一方の端部付近を第1の油圧ジ
    ャッキにより昇降支持し、前記重量物の他方の端部付近
    を、前記第1の油圧ジャッキを動作させる油圧源を共用
    する第2の油圧ジャッキにより昇降支持する際に、これ
    ら各油圧ジャッキをそれぞれ単独で動作させることを特
    徴とする油圧ジャッキ駆動方法。
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