JP2002036935A - 搬送台車 - Google Patents
搬送台車Info
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- JP2002036935A JP2002036935A JP2000226168A JP2000226168A JP2002036935A JP 2002036935 A JP2002036935 A JP 2002036935A JP 2000226168 A JP2000226168 A JP 2000226168A JP 2000226168 A JP2000226168 A JP 2000226168A JP 2002036935 A JP2002036935 A JP 2002036935A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow path
- cylinder device
- check valve
- valve
- switching valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トラブルでポンプが停止した場合でも、外部
のポンプ装置(外部の圧力源)を用いずに、容易に荷支
持部を下限位置まで下降させることが可能な搬送台車を
提供する。 【解決手段】 荷支持部を下限位置まで下降させる際、
万一、ポンプ25がトラブルで停止した場合、逆止め弁
27のパイロット圧を確保することができないため、シ
リンダ装置6内の作動油がシリンダ装置から排出されて
接続流路26を逆方向Yに流れようとしても、逆止め弁
27が閉じてしまい、逆方向Yへの流れが阻止される。
この際、非常用排出弁52を開くことによって、シリン
ダ装置6内の作動油が、シリンダ装置6から排出され、
接続流路26から非常用排出流路51を流れ、戻し流路
23からタンク21に回収される。
のポンプ装置(外部の圧力源)を用いずに、容易に荷支
持部を下限位置まで下降させることが可能な搬送台車を
提供する。 【解決手段】 荷支持部を下限位置まで下降させる際、
万一、ポンプ25がトラブルで停止した場合、逆止め弁
27のパイロット圧を確保することができないため、シ
リンダ装置6内の作動油がシリンダ装置から排出されて
接続流路26を逆方向Yに流れようとしても、逆止め弁
27が閉じてしまい、逆方向Yへの流れが阻止される。
この際、非常用排出弁52を開くことによって、シリン
ダ装置6内の作動油が、シリンダ装置6から排出され、
接続流路26から非常用排出流路51を流れ、戻し流路
23からタンク21に回収される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降自在な荷支持
部と、この荷支持部を昇降させるシリンダ装置とを有す
る搬送台車に関する。
部と、この荷支持部を昇降させるシリンダ装置とを有す
る搬送台車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図4,図5に示すように、搬送台
車1として、スキッド2の下にもぐり込んでこのスキッ
ド2を持ち上げて搬送するものがある。上記搬送台車1
は自走式の車両であり、台車本体3には、前後一対の運
転室4と、複数の走行用車輪5と、この台車本体3を昇
降させる複数のシリンダ装置6とが設けられている。
尚、上記各走行用車輪5は上下に屈曲自在なアーム8の
下端に取付けられ、これらアーム8の上部が上記台車本
体3の下部に設けられている。また、台車本体3の上端
は、上記スキッド2を支持する荷支持部7として形成さ
れている。
車1として、スキッド2の下にもぐり込んでこのスキッ
ド2を持ち上げて搬送するものがある。上記搬送台車1
は自走式の車両であり、台車本体3には、前後一対の運
転室4と、複数の走行用車輪5と、この台車本体3を昇
降させる複数のシリンダ装置6とが設けられている。
尚、上記各走行用車輪5は上下に屈曲自在なアーム8の
下端に取付けられ、これらアーム8の上部が上記台車本
体3の下部に設けられている。また、台車本体3の上端
は、上記スキッド2を支持する荷支持部7として形成さ
れている。
【0003】また、上記スキッド2は、左右一対の脚体
11と、これら両脚体11の上端間に設けられた平パレ
ット状の本体12とで構成されている。上記本体12の
下方かつ両脚体11間には進入空間13が形成されてい
る。
11と、これら両脚体11の上端間に設けられた平パレ
ット状の本体12とで構成されている。上記本体12の
下方かつ両脚体11間には進入空間13が形成されてい
る。
【0004】これによると、各シリンダ装置6のピスト
ンロッド6aが退入することにより、図4の実線で示す
ように、台車本体3が下降して、台車本体3と共に荷支
持部7が下限位置Lまで下降する。この状態で搬送台車
1を走行してスキッド2の進入空間13内へ進入させ
る。その後、各シリンダ装置6のピストンロッド6aを
突出させることにより、台車本体3が上昇して、図4の
仮想線で示すように、台車本体3と共に荷支持部7が上
限位置Hまで上昇する。これにより、スキッド2が荷支
持部7で支持されて地面から持ち上げられる。
ンロッド6aが退入することにより、図4の実線で示す
ように、台車本体3が下降して、台車本体3と共に荷支
持部7が下限位置Lまで下降する。この状態で搬送台車
1を走行してスキッド2の進入空間13内へ進入させ
る。その後、各シリンダ装置6のピストンロッド6aを
突出させることにより、台車本体3が上昇して、図4の
仮想線で示すように、台車本体3と共に荷支持部7が上
限位置Hまで上昇する。これにより、スキッド2が荷支
持部7で支持されて地面から持ち上げられる。
【0005】また、上記台車本体3には、この台車本体
3を昇降させる昇降用回路20が設けられている。この
昇降用回路20は以下のように構成されている。すなわ
ち、図6に示すように、台車本体3に設けられたタンク
21内の作動油を上記各シリンダ装置6へ供給する供給
流路22と、各シリンダ装置6内から排出された作動油
をタンク21へ戻す戻し流路23とが形成されている。
尚、上記各シリンダ装置6は単動形のものが用いられて
いる。
3を昇降させる昇降用回路20が設けられている。この
昇降用回路20は以下のように構成されている。すなわ
ち、図6に示すように、台車本体3に設けられたタンク
21内の作動油を上記各シリンダ装置6へ供給する供給
流路22と、各シリンダ装置6内から排出された作動油
をタンク21へ戻す戻し流路23とが形成されている。
尚、上記各シリンダ装置6は単動形のものが用いられて
いる。
【0006】また、上記供給流路22と戻し流路23と
に電磁式の切換弁24が接続されている。さらに、供給
流路22の途中には、タンク21内の作動油を上記切換
弁24側へ送るポンプ25が設けられている。尚、この
ポンプ25はエンジンの駆動力によって作動する。上記
切換弁24とシリンダ装置6との間には接続流路26が
接続されている。また、上記接続流路26の途中に、シ
リンダ装置6から切換弁24へ向かう作動油の流れを阻
止するパイロット操作式の逆止め弁27が設けられてい
る。この逆止め弁27は、供給流路22からパイロット
用流路28を通って供給される作動油の圧力をパイロッ
ト圧として、弁体が開くように構成されている。
に電磁式の切換弁24が接続されている。さらに、供給
流路22の途中には、タンク21内の作動油を上記切換
弁24側へ送るポンプ25が設けられている。尚、この
ポンプ25はエンジンの駆動力によって作動する。上記
切換弁24とシリンダ装置6との間には接続流路26が
接続されている。また、上記接続流路26の途中に、シ
リンダ装置6から切換弁24へ向かう作動油の流れを阻
止するパイロット操作式の逆止め弁27が設けられてい
る。この逆止め弁27は、供給流路22からパイロット
用流路28を通って供給される作動油の圧力をパイロッ
ト圧として、弁体が開くように構成されている。
【0007】尚、上記切換弁24は4ポート3位置切換
弁であり、図8に示すように、中立位置Nに切換えられ
た場合、供給流路22が遮断されるとともに、戻し流路
23が接続流路26とパイロット用流路28とに連通す
る。また、図7に示すように、切換弁24が一方の切換
位置Aに切換えられた場合、供給流路22が接続流路2
6に連通するとともに、戻し流路23がパイロット用流
路28に連通する。さらに、図6に示すように、切換弁
24が他方の切換位置Bに切換えられた場合、供給流路
22がパイロット用流路28に連通するとともに、戻し
流路23が接続流路26に連通する。
弁であり、図8に示すように、中立位置Nに切換えられ
た場合、供給流路22が遮断されるとともに、戻し流路
23が接続流路26とパイロット用流路28とに連通す
る。また、図7に示すように、切換弁24が一方の切換
位置Aに切換えられた場合、供給流路22が接続流路2
6に連通するとともに、戻し流路23がパイロット用流
路28に連通する。さらに、図6に示すように、切換弁
24が他方の切換位置Bに切換えられた場合、供給流路
22がパイロット用流路28に連通するとともに、戻し
流路23が接続流路26に連通する。
【0008】また、図6に示すように、台車本体3に
は、外部のポンプ装置31(すなわち外部の油圧源)を
つなぐための接続用ポート32,33が設けられてい
る。このうち一方の接続用ポート32は一方の外部用流
路34を介して供給流路22に接続されており、他方の
接続用ポート33は他方の外部用流路35を介して戻し
流路23に接続されている。
は、外部のポンプ装置31(すなわち外部の油圧源)を
つなぐための接続用ポート32,33が設けられてい
る。このうち一方の接続用ポート32は一方の外部用流
路34を介して供給流路22に接続されており、他方の
接続用ポート33は他方の外部用流路35を介して戻し
流路23に接続されている。
【0009】尚、上記ポンプ25の吐出側にはチェック
弁36(逆止め弁)が設けられており、また、上記一方
の外部用流路34の途中と他方の外部用流路35の途中
とにはそれぞれストップバルブ37,38が設けられて
おり、さらに、戻し流路23の下流部にはバルブ39が
設けられている。上記両ストップバルブ37,38は、
通常時、閉じており、また、上記バルブ39は、通常
時、開いている。さらに、上記切換弁24の切換えは運
転室4内のスイッチ(図示せず)を操作することによっ
て行なえる。
弁36(逆止め弁)が設けられており、また、上記一方
の外部用流路34の途中と他方の外部用流路35の途中
とにはそれぞれストップバルブ37,38が設けられて
おり、さらに、戻し流路23の下流部にはバルブ39が
設けられている。上記両ストップバルブ37,38は、
通常時、閉じており、また、上記バルブ39は、通常
時、開いている。さらに、上記切換弁24の切換えは運
転室4内のスイッチ(図示せず)を操作することによっ
て行なえる。
【0010】これによると、通常時、荷支持部7を上
限位置Hまで上昇させる場合、図7に示すように、ポン
プ25を駆動し、上記スイッチの操作によって、切換弁
24を一方の切換位置Aに切換える。これにより、作動
油は、タンク21内からポンプ25によって供給流路2
2を流れ、さらに切換弁24を通って接続流路26を一
方向Xに流れ、逆止め弁27を通って各シリンダ装置6
内へ供給される。これにより、各シリンダ装置6のピス
トンロッド6aが突出して、台車本体3が持ち上がり、
図4の仮想線で示すように、荷支持部7が上限位置Hま
で上昇する。
限位置Hまで上昇させる場合、図7に示すように、ポン
プ25を駆動し、上記スイッチの操作によって、切換弁
24を一方の切換位置Aに切換える。これにより、作動
油は、タンク21内からポンプ25によって供給流路2
2を流れ、さらに切換弁24を通って接続流路26を一
方向Xに流れ、逆止め弁27を通って各シリンダ装置6
内へ供給される。これにより、各シリンダ装置6のピス
トンロッド6aが突出して、台車本体3が持ち上がり、
図4の仮想線で示すように、荷支持部7が上限位置Hま
で上昇する。
【0011】また、通常時、荷支持部7を下限位置L
まで下降させる場合、図6に示すように、上記スイッチ
の操作によって、切換弁24を他方の切換位置Bに切換
える。これにより、作動油は、タンク21内からポンプ
25によって供給流路22を流れ、さらに切換弁24を
通ってパイロット用流路28へ流れ込む。パイロット用
流路28へ流れ込んだ作動油によって、逆止め弁27に
パイロット圧が作用し、逆止め弁27が開く。さらに、
台車本体3の自重によって各シリンダ装置6のピストン
ロッド6aが退入し、各シリンダ装置6内の作動油が、
シリンダ装置6から排出されて接続流路26を逆方向Y
に流れ、開状態の逆止め弁27を通り、さらに切換弁2
4を通過して戻し流路23を流れ、戻し流路23からタ
ンク21へ戻される。これにより、各シリンダ装置6の
ピストンロッド6aが退入して、台車本体3が下降し、
図4の実線で示すように、荷支持部7が下限位置Lまで
下降する。
まで下降させる場合、図6に示すように、上記スイッチ
の操作によって、切換弁24を他方の切換位置Bに切換
える。これにより、作動油は、タンク21内からポンプ
25によって供給流路22を流れ、さらに切換弁24を
通ってパイロット用流路28へ流れ込む。パイロット用
流路28へ流れ込んだ作動油によって、逆止め弁27に
パイロット圧が作用し、逆止め弁27が開く。さらに、
台車本体3の自重によって各シリンダ装置6のピストン
ロッド6aが退入し、各シリンダ装置6内の作動油が、
シリンダ装置6から排出されて接続流路26を逆方向Y
に流れ、開状態の逆止め弁27を通り、さらに切換弁2
4を通過して戻し流路23を流れ、戻し流路23からタ
ンク21へ戻される。これにより、各シリンダ装置6の
ピストンロッド6aが退入して、台車本体3が下降し、
図4の実線で示すように、荷支持部7が下限位置Lまで
下降する。
【0012】さらに、通常時、図8に示すように、切
換弁24を中立位置Nに切換えることにより、供給流路
22が遮断されるとともに、戻し流路23が接続流路2
6とパイロット用流路28とに連通する。したがって、
供給流路22内の作動油は各シリンダ装置6に供給され
ず、さらに、逆止め弁27にパイロット圧が作用しない
ため、各シリンダ装置6内の作動油が接続流路26を逆
方向Yへ流れようとしても、上記逆止め弁27が閉じる
ため、逆方向Yへの流れが阻止される。これにより、各
シリンダ装置6内の作動油は排出されず、したがって、
各ピストンロッド6aの出退が停止し、台車本体3と共
に荷支持部7が固定される。尚、このように、接続流路
26の途中に上記逆止め弁27を設けることによって、
シリンダ装置6内の作動油が接続流路26を通って切換
弁24からリーク(漏出)することを防止することがで
きる。
換弁24を中立位置Nに切換えることにより、供給流路
22が遮断されるとともに、戻し流路23が接続流路2
6とパイロット用流路28とに連通する。したがって、
供給流路22内の作動油は各シリンダ装置6に供給され
ず、さらに、逆止め弁27にパイロット圧が作用しない
ため、各シリンダ装置6内の作動油が接続流路26を逆
方向Yへ流れようとしても、上記逆止め弁27が閉じる
ため、逆方向Yへの流れが阻止される。これにより、各
シリンダ装置6内の作動油は排出されず、したがって、
各ピストンロッド6aの出退が停止し、台車本体3と共
に荷支持部7が固定される。尚、このように、接続流路
26の途中に上記逆止め弁27を設けることによって、
シリンダ装置6内の作動油が接続流路26を通って切換
弁24からリーク(漏出)することを防止することがで
きる。
【0013】しかしながら上記の従来形式において、荷
支持部7を上限位置Hから下限位置Lまで下降させる場
合、昇降用回路20は上記(図6参照)のように作動
するのであるが、万一、エンジンやポンプ25にトラブ
ルが発生してポンプ25が停止してしまうと、逆止め弁
27のパイロット圧を確保することができない。したが
って、各シリンダ装置6内の作動油が排出されて接続流
路26を逆方向Yに流れようとしても、逆止め弁27が
閉じてしまい、上記逆方向Yへの流れが阻止される。こ
れにより、各シリンダ装置6内の作動油を排出すること
ができなくなり、荷支持部7を上限位置Hから下限位置
Lまで下降させることができないといった問題があっ
た。これでは、荷支持部7を上限位置Hまで上昇させて
スキッド2を持ち上げた状態のまま、スキッド2を地面
に下ろすことができないといった不具合が生じる。
支持部7を上限位置Hから下限位置Lまで下降させる場
合、昇降用回路20は上記(図6参照)のように作動
するのであるが、万一、エンジンやポンプ25にトラブ
ルが発生してポンプ25が停止してしまうと、逆止め弁
27のパイロット圧を確保することができない。したが
って、各シリンダ装置6内の作動油が排出されて接続流
路26を逆方向Yに流れようとしても、逆止め弁27が
閉じてしまい、上記逆方向Yへの流れが阻止される。こ
れにより、各シリンダ装置6内の作動油を排出すること
ができなくなり、荷支持部7を上限位置Hから下限位置
Lまで下降させることができないといった問題があっ
た。これでは、荷支持部7を上限位置Hまで上昇させて
スキッド2を持ち上げた状態のまま、スキッド2を地面
に下ろすことができないといった不具合が生じる。
【0014】この問題の対策としては、図6の仮想線で
示すように、外部のポンプ装置31を準備し、バルブ3
9を閉め、外部のポンプ装置31の吐出部を一方の接続
用ポート32に接続するとともに、外部のポンプ装置3
1の吸込部を他方の接続用ポート33に接続し、両スト
ップバルブ37,38を開く。そして、外部のポンプ装
置31を駆動することによって、作動油が、外部のポン
プ装置31の吐出部から一方の外部用流路34へ供給さ
れ、さらに供給流路22を流れ、切換弁24を通ってパ
イロット用流路28へ流れ込む。これにより、逆止め弁
27にパイロット圧が作用し、逆止め弁27が開く。そ
して、台車本体3の自重によって各シリンダ装置6のピ
ストンロッド6aが退入し、各シリンダ装置6内の作動
油が、シリンダ装置6から排出されて接続流路26を逆
方向Yに流れ、開状態の逆止め弁27を通り、さらに切
換弁24を通過して戻し流路23を流れ、戻し流路23
から他方の外部用流路35を通って外部のポンプ装置3
1の吸込部に流れ込む。これにより、トラブルでポンプ
25が停止してしまっても、外部のポンプ装置31を接
続用ポート32,33に接続することによって、荷支持
部7を上限位置Hから下限位置Lまで下降させることが
できる。
示すように、外部のポンプ装置31を準備し、バルブ3
9を閉め、外部のポンプ装置31の吐出部を一方の接続
用ポート32に接続するとともに、外部のポンプ装置3
1の吸込部を他方の接続用ポート33に接続し、両スト
ップバルブ37,38を開く。そして、外部のポンプ装
置31を駆動することによって、作動油が、外部のポン
プ装置31の吐出部から一方の外部用流路34へ供給さ
れ、さらに供給流路22を流れ、切換弁24を通ってパ
イロット用流路28へ流れ込む。これにより、逆止め弁
27にパイロット圧が作用し、逆止め弁27が開く。そ
して、台車本体3の自重によって各シリンダ装置6のピ
ストンロッド6aが退入し、各シリンダ装置6内の作動
油が、シリンダ装置6から排出されて接続流路26を逆
方向Yに流れ、開状態の逆止め弁27を通り、さらに切
換弁24を通過して戻し流路23を流れ、戻し流路23
から他方の外部用流路35を通って外部のポンプ装置3
1の吸込部に流れ込む。これにより、トラブルでポンプ
25が停止してしまっても、外部のポンプ装置31を接
続用ポート32,33に接続することによって、荷支持
部7を上限位置Hから下限位置Lまで下降させることが
できる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来形式では、トラブルでポンプ25が停止した場合、荷
支持部7を上限位置Hから下限位置Lまで下降させるた
めには、外部のポンプ装置31が必要となるため、常に
外部のポンプ装置31を準備しておかねばならず、外部
のポンプ装置31が無い場合、荷支持部7を下限位置L
まで下降させることができないといった問題があった。
来形式では、トラブルでポンプ25が停止した場合、荷
支持部7を上限位置Hから下限位置Lまで下降させるた
めには、外部のポンプ装置31が必要となるため、常に
外部のポンプ装置31を準備しておかねばならず、外部
のポンプ装置31が無い場合、荷支持部7を下限位置L
まで下降させることができないといった問題があった。
【0016】本発明は、トラブルでポンプが停止した場
合でも、外部のポンプ装置(外部の圧力源)を用いず
に、容易に荷支持部を下限位置まで下降させることが可
能な搬送台車を提供する。
合でも、外部のポンプ装置(外部の圧力源)を用いず
に、容易に荷支持部を下限位置まで下降させることが可
能な搬送台車を提供する。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、昇降自在な荷支持部と、この荷支持部を昇
降させるシリンダ装置とを有する搬送台車であって、タ
ンク内の作動流体を上記シリンダ装置へ供給する供給流
路と、シリンダ装置内から排出された作動流体を上記タ
ンクへ戻す戻し流路とが設けられ、上記供給流路と戻し
流路とに切換弁が接続され、上記供給流路に、タンク内
の作動流体を切換弁側へ送るポンプが設けられ、上記切
換弁とシリンダ装置との間に接続流路が接続され、上記
切換弁は、供給流路と接続流路との連通および戻し流路
と接続流路との連通を切り換え、上記接続流路の途中
に、シリンダ装置から切換弁へ向かう流れを阻止するパ
イロット操作式の逆止め弁が設けられ、上記逆止め弁
は、上記供給流路から供給される作動流体の圧力をパイ
ロット圧として開くように構成され、上記切換弁によっ
て戻し流路と接続流路とが連通した場合、上記パイロッ
ト圧が逆止め弁に作用し、上記逆止め弁とシリンダ装置
との間に、上記接続流路から分岐した非常用排出流路が
設けられ、上記非常用排出流路を開閉する非常用排出弁
が設けられ、上記接続流路から非常用排出流路を流れた
作動流体がタンク内に回収されるものである。
に本発明は、昇降自在な荷支持部と、この荷支持部を昇
降させるシリンダ装置とを有する搬送台車であって、タ
ンク内の作動流体を上記シリンダ装置へ供給する供給流
路と、シリンダ装置内から排出された作動流体を上記タ
ンクへ戻す戻し流路とが設けられ、上記供給流路と戻し
流路とに切換弁が接続され、上記供給流路に、タンク内
の作動流体を切換弁側へ送るポンプが設けられ、上記切
換弁とシリンダ装置との間に接続流路が接続され、上記
切換弁は、供給流路と接続流路との連通および戻し流路
と接続流路との連通を切り換え、上記接続流路の途中
に、シリンダ装置から切換弁へ向かう流れを阻止するパ
イロット操作式の逆止め弁が設けられ、上記逆止め弁
は、上記供給流路から供給される作動流体の圧力をパイ
ロット圧として開くように構成され、上記切換弁によっ
て戻し流路と接続流路とが連通した場合、上記パイロッ
ト圧が逆止め弁に作用し、上記逆止め弁とシリンダ装置
との間に、上記接続流路から分岐した非常用排出流路が
設けられ、上記非常用排出流路を開閉する非常用排出弁
が設けられ、上記接続流路から非常用排出流路を流れた
作動流体がタンク内に回収されるものである。
【0018】これによると、通常時、非常用排出弁を閉
じておく。そして、荷支持部を上限位置まで上昇させる
場合、ポンプを駆動し、切換弁を切り換えて、供給流路
を接続流路に連通する。これにより、作動流体は、タン
ク内からポンプによって供給流路を流れ、さらに切換弁
を通って接続流路を一方向に流れ、逆止め弁を通ってシ
リンダ装置内へ供給される。これにより、シリンダ装置
のピストンロッドが突出して、荷支持部が上限位置まで
上昇する。
じておく。そして、荷支持部を上限位置まで上昇させる
場合、ポンプを駆動し、切換弁を切り換えて、供給流路
を接続流路に連通する。これにより、作動流体は、タン
ク内からポンプによって供給流路を流れ、さらに切換弁
を通って接続流路を一方向に流れ、逆止め弁を通ってシ
リンダ装置内へ供給される。これにより、シリンダ装置
のピストンロッドが突出して、荷支持部が上限位置まで
上昇する。
【0019】また、荷支持部を下限位置まで下降させる
場合、切換弁を切り換えて、戻し流路を接続流路に連通
する。この際、作動流体はタンク内からポンプによって
供給流路を流れ、供給流路から供給される作動流体によ
って、逆止め弁にパイロット圧が作用し、逆止め弁が開
く。さらに、荷支持部の自重によってシリンダ装置のピ
ストンロッドが退入し、シリンダ装置内の作動流体が、
シリンダ装置から排出されて接続流路を逆方向に流れ、
開状態の逆止め弁を通り、さらに切換弁を通過して戻し
流路を流れ、戻し流路からタンクへ戻される。これによ
り、シリンダ装置のピストンロッドが退入して、荷支持
部が下限位置まで下降する。
場合、切換弁を切り換えて、戻し流路を接続流路に連通
する。この際、作動流体はタンク内からポンプによって
供給流路を流れ、供給流路から供給される作動流体によ
って、逆止め弁にパイロット圧が作用し、逆止め弁が開
く。さらに、荷支持部の自重によってシリンダ装置のピ
ストンロッドが退入し、シリンダ装置内の作動流体が、
シリンダ装置から排出されて接続流路を逆方向に流れ、
開状態の逆止め弁を通り、さらに切換弁を通過して戻し
流路を流れ、戻し流路からタンクへ戻される。これによ
り、シリンダ装置のピストンロッドが退入して、荷支持
部が下限位置まで下降する。
【0020】さらに、上記のようにして荷支持部を下限
位置まで下降させる際、万一、ポンプにトラブルが発生
してポンプが停止した場合、逆止め弁のパイロット圧を
確保することができない。したがって、シリンダ装置内
の作動流体が排出されて接続流路を逆方向に流れようと
しても、逆止め弁が閉じてしまい、上記逆方向への流れ
が阻止される。この際、非常用排出弁を開くことによっ
て、シリンダ装置内の作動流体が、シリンダ装置から排
出され、接続流路から非常用排出流路を流れ、非常用排
出流路からタンク内に回収される。これにより、トラブ
ルでポンプが停止してしまっても、従来のような外部の
ポンプ装置(外部の圧力源)を用いずに、容易に荷支持
部を下限位置まで下降させることができる。
位置まで下降させる際、万一、ポンプにトラブルが発生
してポンプが停止した場合、逆止め弁のパイロット圧を
確保することができない。したがって、シリンダ装置内
の作動流体が排出されて接続流路を逆方向に流れようと
しても、逆止め弁が閉じてしまい、上記逆方向への流れ
が阻止される。この際、非常用排出弁を開くことによっ
て、シリンダ装置内の作動流体が、シリンダ装置から排
出され、接続流路から非常用排出流路を流れ、非常用排
出流路からタンク内に回収される。これにより、トラブ
ルでポンプが停止してしまっても、従来のような外部の
ポンプ装置(外部の圧力源)を用いずに、容易に荷支持
部を下限位置まで下降させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図3に基づいて説明する。尚、従来と同じ部材につい
ては同一の符号を付記して説明を省略する。
〜図3に基づいて説明する。尚、従来と同じ部材につい
ては同一の符号を付記して説明を省略する。
【0022】図1に示すように、搬送台車1の台車本体
3に設けられた昇降用回路50は次のように構成されて
いる。すなわち、上記逆止め弁27とシリンダ装置6と
の間に、上記接続流路26から分岐した非常用排出流路
51の一端が接続されている。また、非常用排出流路5
1の他端は戻し流路23の下流部に接続されている。上
記非常用排出流路51の途中には、手動開閉式の非常用
排出弁52が設けられ、この非常用排出弁52によって
非常用排出流路51が開閉される。尚、上記非常用排出
弁52は、通常時、閉じられている。
3に設けられた昇降用回路50は次のように構成されて
いる。すなわち、上記逆止め弁27とシリンダ装置6と
の間に、上記接続流路26から分岐した非常用排出流路
51の一端が接続されている。また、非常用排出流路5
1の他端は戻し流路23の下流部に接続されている。上
記非常用排出流路51の途中には、手動開閉式の非常用
排出弁52が設けられ、この非常用排出弁52によって
非常用排出流路51が開閉される。尚、上記非常用排出
弁52は、通常時、閉じられている。
【0023】以下、上記構成における作用を説明する。
通常時、荷支持部7を上限位置Hまで上昇させる場
合、図2に示すように、ポンプ25を駆動し、運転室4
内のスイッチの操作によって、切換弁24を一方の切換
位置Aに切換える。これにより、供給流路22が接続流
路26に連通するとともに、戻し流路23がパイロット
用流路28に連通する。
通常時、荷支持部7を上限位置Hまで上昇させる場
合、図2に示すように、ポンプ25を駆動し、運転室4
内のスイッチの操作によって、切換弁24を一方の切換
位置Aに切換える。これにより、供給流路22が接続流
路26に連通するとともに、戻し流路23がパイロット
用流路28に連通する。
【0024】これにより、作動油は、タンク21内から
ポンプ25によって供給流路22を流れ、さらに切換弁
24を通って接続流路26を一方向Xに流れ、逆止め弁
27を通って各シリンダ装置6内へ供給される。したが
って、各シリンダ装置6のピストンロッド6aが突出し
て、台車本体3が持ち上がり、図4の仮想線で示すよう
に、荷支持部7が上限位置Hまで上昇する。この際、逆
止め弁27にパイロット圧は作用していない。
ポンプ25によって供給流路22を流れ、さらに切換弁
24を通って接続流路26を一方向Xに流れ、逆止め弁
27を通って各シリンダ装置6内へ供給される。したが
って、各シリンダ装置6のピストンロッド6aが突出し
て、台車本体3が持ち上がり、図4の仮想線で示すよう
に、荷支持部7が上限位置Hまで上昇する。この際、逆
止め弁27にパイロット圧は作用していない。
【0025】また、通常時、荷支持部7を下限位置L
まで下降させる場合、図1に示すように、上記スイッチ
の操作によって、切換弁24を他方の切換位置Bに切換
える。これにより、供給流路22がパイロット用流路2
8に連通するとともに、戻し流路23が接続流路26に
連通する。
まで下降させる場合、図1に示すように、上記スイッチ
の操作によって、切換弁24を他方の切換位置Bに切換
える。これにより、供給流路22がパイロット用流路2
8に連通するとともに、戻し流路23が接続流路26に
連通する。
【0026】これにより、作動油は、タンク21内から
ポンプ25によって供給流路22を流れ、さらに切換弁
24を通ってパイロット用流路28へ流れ込む。上記パ
イロット用流路28へ流れ込んだ作動油によって、逆止
め弁27にパイロット圧が作用し、逆止め弁27が開
く。さらに、台車本体3の自重によって各シリンダ装置
6のピストンロッド6aが退入し、各シリンダ装置6内
の作動油が、シリンダ装置6から排出されて接続流路2
6を逆方向Yに流れ、開状態の逆止め弁27を通り、さ
らに切換弁24を通過して戻し流路23を流れ、戻し流
路23からタンク21へ戻される。これにより、各シリ
ンダ装置6のピストンロッド6aが退入して、台車本体
3が下降し、図4の実線で示すように、荷支持部7が下
限位置Lまで下降する。
ポンプ25によって供給流路22を流れ、さらに切換弁
24を通ってパイロット用流路28へ流れ込む。上記パ
イロット用流路28へ流れ込んだ作動油によって、逆止
め弁27にパイロット圧が作用し、逆止め弁27が開
く。さらに、台車本体3の自重によって各シリンダ装置
6のピストンロッド6aが退入し、各シリンダ装置6内
の作動油が、シリンダ装置6から排出されて接続流路2
6を逆方向Yに流れ、開状態の逆止め弁27を通り、さ
らに切換弁24を通過して戻し流路23を流れ、戻し流
路23からタンク21へ戻される。これにより、各シリ
ンダ装置6のピストンロッド6aが退入して、台車本体
3が下降し、図4の実線で示すように、荷支持部7が下
限位置Lまで下降する。
【0027】さらに、通常時、図3に示すように、切
換弁24を中立位置Nに切換えることにより、供給流路
22が遮断されるとともに、戻し流路23が接続流路2
6とパイロット用流路28とに連通する。したがって、
供給流路22内の作動油は各シリンダ装置6に供給され
ず、さらに、逆止め弁27にパイロット圧が作用しない
ため、各シリンダ装置6内の作動油が接続流路26を逆
方向Yへ流れようとしても、上記逆止め弁27が閉じる
ため、逆方向Yへの流れが阻止される。これにより、各
シリンダ装置6内の作動油は排出されず、したがって、
各ピストンロッド6aの出退が停止し、台車本体3と共
に荷支持部7が固定される。尚、このように、接続流路
26の途中に上記逆止め弁27を設けることによって、
シリンダ装置6内の作動油が接続流路26を通って切換
弁24からリーク(漏出)することを防止することがで
きる。
換弁24を中立位置Nに切換えることにより、供給流路
22が遮断されるとともに、戻し流路23が接続流路2
6とパイロット用流路28とに連通する。したがって、
供給流路22内の作動油は各シリンダ装置6に供給され
ず、さらに、逆止め弁27にパイロット圧が作用しない
ため、各シリンダ装置6内の作動油が接続流路26を逆
方向Yへ流れようとしても、上記逆止め弁27が閉じる
ため、逆方向Yへの流れが阻止される。これにより、各
シリンダ装置6内の作動油は排出されず、したがって、
各ピストンロッド6aの出退が停止し、台車本体3と共
に荷支持部7が固定される。尚、このように、接続流路
26の途中に上記逆止め弁27を設けることによって、
シリンダ装置6内の作動油が接続流路26を通って切換
弁24からリーク(漏出)することを防止することがで
きる。
【0028】ここで、上記(図1参照)のようにして
荷支持部7を上限位置Hから下限位置Lまで下降させる
際、万一、エンジンやポンプ25にトラブルが発生して
ポンプ25が停止した場合(あるいは電磁弁や電気系統
にトラブル等が発生した場合)、逆止め弁27のパイロ
ット圧を確保することができない。したがって、各シリ
ンダ装置6内の作動油が排出されて接続流路26を逆方
向Yに流れようとしても、逆止め弁27が閉じてしま
い、上記逆方向Yへの流れが阻止される。
荷支持部7を上限位置Hから下限位置Lまで下降させる
際、万一、エンジンやポンプ25にトラブルが発生して
ポンプ25が停止した場合(あるいは電磁弁や電気系統
にトラブル等が発生した場合)、逆止め弁27のパイロ
ット圧を確保することができない。したがって、各シリ
ンダ装置6内の作動油が排出されて接続流路26を逆方
向Yに流れようとしても、逆止め弁27が閉じてしま
い、上記逆方向Yへの流れが阻止される。
【0029】この際、手動にて非常用排出弁52を開く
ことにより、各シリンダ装置6内の作動油は、各シリン
ダ装置6から排出され、接続流路26から非常用排出流
路51に流れ込み、非常用排出流路51を通って戻し流
路23からタンク21へ回収される。これにより、トラ
ブルでポンプ25が停止してしまっても、従来のような
外部のポンプ装置(外部の圧力源)を用いずに、容易に
荷支持部7を下限位置Lまで下降させることができる。
ことにより、各シリンダ装置6内の作動油は、各シリン
ダ装置6から排出され、接続流路26から非常用排出流
路51に流れ込み、非常用排出流路51を通って戻し流
路23からタンク21へ回収される。これにより、トラ
ブルでポンプ25が停止してしまっても、従来のような
外部のポンプ装置(外部の圧力源)を用いずに、容易に
荷支持部7を下限位置Lまで下降させることができる。
【0030】また、上記非常用排出弁52を開くことに
より、昇降用回路50内のエア抜きを簡単に行なうこと
もできる。上記実施の形態では、シリンダ装置6を複数
台設けているが単数台であってもよい。また、作動流体
として油を用いているが、空気等を用いてもよい。尚、
空気を用いる場合は、ポンプ25の代わりにコンプレッ
サーが設けられる。
より、昇降用回路50内のエア抜きを簡単に行なうこと
もできる。上記実施の形態では、シリンダ装置6を複数
台設けているが単数台であってもよい。また、作動流体
として油を用いているが、空気等を用いてもよい。尚、
空気を用いる場合は、ポンプ25の代わりにコンプレッ
サーが設けられる。
【0031】上記実施の形態では、荷支持部7を昇降さ
せてスキッド2を持ち上げて搬送しているが、スキッド
2を用いず、上記荷支持部7に直接荷(負荷)を載置し
て搬送してもよい。
せてスキッド2を持ち上げて搬送しているが、スキッド
2を用いず、上記荷支持部7に直接荷(負荷)を載置し
て搬送してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、荷支持部
を下限位置まで下降させる際、万一、ポンプにトラブル
が発生してポンプが停止した場合、逆止め弁のパイロッ
ト圧を確保することができないため、シリンダ装置内の
作動流体が排出されて接続流路を逆方向に流れようとし
ても、逆止め弁が閉じてしまい、上記逆方向への流れが
阻止される。この際、非常用排出弁を開くことによっ
て、シリンダ装置内の作動流体が、シリンダ装置から排
出され、接続流路から非常用排出流路を流れ、非常用排
出流路からタンク内に回収される。これにより、トラブ
ルでポンプが停止してしまっても、従来のような外部の
ポンプ装置(外部の圧力源)を用いずに、容易に荷支持
部を下限位置まで下降させることができる。
を下限位置まで下降させる際、万一、ポンプにトラブル
が発生してポンプが停止した場合、逆止め弁のパイロッ
ト圧を確保することができないため、シリンダ装置内の
作動流体が排出されて接続流路を逆方向に流れようとし
ても、逆止め弁が閉じてしまい、上記逆方向への流れが
阻止される。この際、非常用排出弁を開くことによっ
て、シリンダ装置内の作動流体が、シリンダ装置から排
出され、接続流路から非常用排出流路を流れ、非常用排
出流路からタンク内に回収される。これにより、トラブ
ルでポンプが停止してしまっても、従来のような外部の
ポンプ装置(外部の圧力源)を用いずに、容易に荷支持
部を下限位置まで下降させることができる。
【図1】本発明の実施の形態における搬送台車の昇降用
回路の図であり、荷支持部を下限位置まで下降させる場
合を示している。
回路の図であり、荷支持部を下限位置まで下降させる場
合を示している。
【図2】同、搬送台車の昇降用回路の図であり、荷支持
部を上限位置まで上昇させる場合を示している。
部を上限位置まで上昇させる場合を示している。
【図3】同、搬送台車の昇降用回路の図であり、荷支持
部を固定する場合を示している。
部を固定する場合を示している。
【図4】搬送台車の側面図である。
【図5】搬送台車の平面図である。
【図6】従来の搬送台車の昇降用回路の図であり、荷支
持部を下限位置まで下降させる場合を示している。
持部を下限位置まで下降させる場合を示している。
【図7】従来の搬送台車の昇降用回路の図であり、荷支
持部を上限位置まで上昇させる場合を示している。
持部を上限位置まで上昇させる場合を示している。
【図8】従来の搬送台車の昇降用回路の図であり、荷支
持部を固定する場合を示している。
持部を固定する場合を示している。
1 搬送台車 6 シリンダ装置 7 荷支持部 21 タンク 22 供給流路 23 戻し流路 24 切換弁 25 ポンプ 26 接続流路 27 逆止め弁 51 非常用排出流路 52 非常用排出弁
Claims (1)
- 【請求項1】 昇降自在な荷支持部と、この荷支持部を
昇降させるシリンダ装置とを有する搬送台車であって、
タンク内の作動流体を上記シリンダ装置へ供給する供給
流路と、シリンダ装置内から排出された作動流体を上記
タンクへ戻す戻し流路とが設けられ、上記供給流路と戻
し流路とに切換弁が接続され、上記供給流路に、タンク
内の作動流体を切換弁側へ送るポンプが設けられ、上記
切換弁とシリンダ装置との間に接続流路が接続され、上
記切換弁は、供給流路と接続流路との連通および戻し流
路と接続流路との連通を切り換え、上記接続流路の途中
に、シリンダ装置から切換弁へ向かう流れを阻止するパ
イロット操作式の逆止め弁が設けられ、上記逆止め弁
は、上記供給流路から供給される作動流体の圧力をパイ
ロット圧として開くように構成され、上記切換弁によっ
て戻し流路と接続流路とが連通した場合、上記パイロッ
ト圧が逆止め弁に作用し、上記逆止め弁とシリンダ装置
との間に、上記接続流路から分岐した非常用排出流路が
設けられ、上記非常用排出流路を開閉する非常用排出弁
が設けられ、上記接続流路から非常用排出流路を流れた
作動流体がタンク内に回収されることを特徴とする搬送
台車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000226168A JP2002036935A (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | 搬送台車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000226168A JP2002036935A (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | 搬送台車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002036935A true JP2002036935A (ja) | 2002-02-06 |
Family
ID=18719828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000226168A Pending JP2002036935A (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | 搬送台車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002036935A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020093778A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-18 | 日本車輌製造株式会社 | 搬送台車 |
JP2020093777A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-18 | 日本車輌製造株式会社 | 搬送台車 |
-
2000
- 2000-07-27 JP JP2000226168A patent/JP2002036935A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020093778A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-18 | 日本車輌製造株式会社 | 搬送台車 |
JP2020093777A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-18 | 日本車輌製造株式会社 | 搬送台車 |
JP7299824B2 (ja) | 2018-11-30 | 2023-06-28 | 日本車輌製造株式会社 | 搬送台車 |
JP7299823B2 (ja) | 2018-11-30 | 2023-06-28 | 日本車輌製造株式会社 | 搬送台車 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060124 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060530 |