JPH10338284A - 円板形状の情報記録媒体を保持するためのハウジング - Google Patents

円板形状の情報記録媒体を保持するためのハウジング

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JPH10338284A
JPH10338284A JP10157317A JP15731798A JPH10338284A JP H10338284 A JPH10338284 A JP H10338284A JP 10157317 A JP10157317 A JP 10157317A JP 15731798 A JP15731798 A JP 15731798A JP H10338284 A JPH10338284 A JP H10338284A
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  • Closures For Containers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】 コンパクトディスクなどの円板形情報記
録媒体15を保持するために2個の部分で構成され、底
部分10と、2個のコーナーヒンジ12,13を経て底
部分10に結合させたカバー部分11と、情報記録媒体
15を保持するためのクランプ装置14とを有するハウ
ジングにおいて、カバー部分11を2個のヒンジアーム
18で構成し、これらの自由端部19は、カバー部分1
1の方に180°向かうと共に弾性を有し、底部分10
は、アーム18に適合したコーナー凹部22を有し、ア
ーム18の自由端部19は、端部が互いに向かい合い、
剛固ヒンジ壁24と共同してコーナーヒンジ12,13
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、コンパク
トディスクなどの円板形状の情報記録媒体を収容するた
めに、底部分と、2個のコーナーヒンジを経て前記底部
分に連結されるカバー部分と、情報記録媒体を保持する
ためのクランプ装置とを有するハウジングに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】こうしたハウジングは、例えば、ドイツ
連邦共和国実用新案明細書8523194号から既知で
ある。この既知のハウジングにおいて、底部分は、ヒン
ジ部位に2個の隆起側壁を有し、別の側壁が、前記側壁
間に係合する底部分の側壁よりも互いにさらに短い距離
で離間してカバー部分に位置している。底部分およびカ
バー部分間の枢軸継手は、一方部分の側壁における軸穴
に係合する他方部分の側壁におけるピンによって形成さ
れる。既知の構成では、底部分の側壁は、傾斜壁を有す
る凹部を有し、凹部は、カバー部分における対応形状の
傾斜側壁によって係合する。既知の構成では、カバー部
分の狭い前方側がヒンジに面し、さらに、底部分におけ
る対向する傾斜部に係合する2個の突起無しラッチ要素
を有する。さらに、ヒンジに面する前方側では、底部分
はハウジングの開放を容易にするために退き面を有す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、例え
ば、コンパクトディスクなどの円板形状の情報記録媒体
を保持するために2個の部分で構成され、底部分と、2
個のコーナーヒンジを経て前記底部分に結合させたカバ
ー部分と、情報記録媒体を保持するためのクランプ装置
とを有するハウジングにて、特に、信頼性があって耐衝
撃性および耐破壊性のあるヒンジ装置を具え、簡単な製
造と、故障の無いように機械化したハウジングのアセン
ブリとを保証することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この目
的は、前記カバー部分を2個のヒンジアームで構成し、
これらの自由端部は、前記カバー部分の方に180°向
かうと共に弾性を有し、前記底部分は、ヒンジアームに
適合したコーナー凹部を有し、ヒンジアームの自由端部
は、端部が互いに向かい合い、剛固ヒンジ壁と共同して
コーナーヒンジを形成することを特徴とすることによっ
て達成される。
【0005】前記ヒンジアームは、カバー部分を延長す
ることと、自由端部を形作ることとで形成され、該自由
端部がカバー部分に関して僅かなクリアランスを有する
ようする。こうして、ばねアームのこれら自由端部は十
分な弾性を有するから、自由端部の内側に配したピン
を、底部分に形成された対応するヒンジ壁の穴に係合さ
せることができ、これにより、枢軸運動が可能になる。
従って、これらのヒンジは、ハウジングの外側表面にで
はなく、底部分のコーナー凹部における遮蔽位置に設置
される。ヒンジアームが180°に曲がるため、本発明
によれば、理想的な状態が得られ、カバー部分におい
て、対応するコーナーを丸くすることができる。
【0006】本発明は、特殊なトレイを有しないで前記
クランプ装置が前記底部分と一体であるハウジングと、
特殊なトレイで構成され前記クランプ装置が前記ハウジ
ングに取り付けた特殊なトレイに形成されるハウジング
との両方に適合させることができる。
【0007】ヒンジアームの自由端部は、ヒンジ壁の対
応軸穴に係合させるために内側に突出したピンを有する
ことを特徴とするから、特に、簡単に製造することがで
きる。しかしながら、変形例として、底部分のヒンジ壁
にピンを形成すると共に自由端のヒンジアームに軸穴を
形成することができる。さらに、軸穴の代りに、傾斜穴
を設けて、上方から係合させることができる。
【0008】突出した当りは、底部分の外側表面付近の
コーナー凹部それぞれのコーナーに配置し、当りは、カ
バー部分を約180°の角度まで開放したとき、カバー
部分の外側表面付近の部位でヒンジアームそれぞれの端
部表面に接することを特徴とするから、約180°また
は185°の角度で開けることができる。これにより、
カバーが、完全に回転してしまうことを防ぎ、結果とし
て、該カバーに収容されたリーフレットが外れることを
防ぐ。
【0009】ヒンジアームの端部表面が、当りのための
接触部位の下方に傾斜部を有することを特徴とすること
によって、突出した当りによってカバー部分が塞がれる
ことなく閉じることができる。
【0010】上向きまたは下向きに開放された中空の箱
型区画部分は、底部分のコーナー凹部間に延在し、その
端部において、コーナー凹部の2個のヒンジ壁で形成さ
れた結合壁を有することを特徴とするから、特に、ヒン
ジのための安定性および耐破壊性を得ることができる。
【0011】下向きに開放した中空の箱型区画部分の場
合、該中空の区画部分における開放側に面する壁は、ハ
ウジングを閉じたときカバー部分と共通な面にあるグリ
ップ部として作用することを特徴とすることによって、
グリップ部を形成する中空の区画部分壁が直接、カバー
の向い合う対応壁部に配置されるから、ヒンジの破壊に
対する付加的な保護が、閉じたハウジングの側に衝撃力
が及ぼされる場合に得られる。
【0012】中空の区画部分は、該中空区画部分に適し
たインサートを受け入れて保持するためのラッチ手段と
共に形成することを特徴とし、好適に形成されたインサ
ートは、安定性をさらに向上させるために中空の区画部
分内に嵌合させることができる。さらに、このインサー
トは、特殊な付加的な要素、例えば、盗難防止装置や製
品の販売促進用カバーを保持するように構成することが
できる。
【0013】前記インサートは、挿入側に開放されたト
ラフ形状のホルダーであって、該ホルダーの端部壁は弾
性があってヒンジ壁のラッチ手段と共に作用するラッチ
手段を構成することを特徴とするから、こうしたホルダ
ーを簡単に構成することが容易にできる。前記ホルダー
は、例えば、情報伝達要素、盗難防止要素などを含むこ
とができるから、弾性手段で前記中空の区画部分に保持
することができる。加えて、例えば、ラッチ手段、例え
ば、好適な形状の開口部と共同する鉤形状要素をその端
部に設ける場合、このタイプのインサートは、所定の位
置に挿入および係止すると、力に依存したり破壊するこ
と無しに取り去ることがほとんどできない。これは、特
に、こうしたトラフ形状ホルダーに盗難防止手段を収容
するときに有効である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を、添付した
図1乃至7を参照して詳細に説明する。
【0015】図1のように、2個の部分で構成されるハ
ウジングは、底部分10およびカバー部分11で構成さ
れ、これら部分は、2個のコーナーヒンジ12,13に
よって互いに連結される。前記底部分は、クランプによ
ってコンパクトディスク15を保持するために中央に配
置したクランプ装置14を構成する。隆起ラグ16は、
差込ブックレット16´を保持するためにカバー部分1
1に配置される。凹形部17は、底部分10からコンパ
クトディスク14の取り出しを容易にする。
【0016】図2および3のように、コーナーヒンジ1
2,13はそれぞれ、ヒンジアーム18を有し、このア
ーム18の自由端部19は、カバー部分11の方に18
0°向ける。これにより、コーナー部位20においてカ
バー部分に使いやすい湾曲を形成することができ、この
結果として、自由端部19は符号21の方向に弾性を有
する。
【0017】2個のコーナーヒンジ12,13を同一平
面に係合させるため、底部分10は、コーナー凹部22
を有し、これら凹部22間には、下向きに開放した中空
の箱型区画部分23が延在する(図5および6)。中空
の区画部分23は、その端部でヒンジ壁24と、長手側
で側壁25と、その上部でグリップ部26とによって結
合され、グリップ部は、ハウジングを閉じたときにカバ
ー部分11と共通な面であり、カバー部分11と同一平
面にある。本実施形態では、コーナーヒンジは、自由端
部19のピン19aを構成し、ピンはヒンジ壁24の軸
穴24aと係合する。
【0018】コーナー凹部22におけるそれぞれのコー
ナーでは、当り27は、底部分11の外側表面と同一平
面であって、約180°から185°の角度でカバー1
1を開放するとき部位18aでヒンジアームに配して設
ける。傾斜部18bは、当り27によるロック状態から
の閉じ移動を防止する。当り27および傾斜部18b
は、特に、図6に明示されている。
【0019】図4,5および6は、上部に開放したトラ
フ形状のホルダー28を中空の区画部分23に取り付け
ることができることを示す。このホルダー28は、切欠
き29によって形成された弾性のある端部壁30を有
し、壁が鉤部31を担持する。ホルダー28が中空の区
画部分23内に導入されるとき、前記鉤部は、ヒンジ壁
24の内側表面における対応凹部32にスナップ結合す
る。ホルダー28は、中空の区画部分23を閉じると共
に、様々な種類の物品、例えば、特有の粒子が浮遊する
流体を含んだ、所謂、光輝ロッドを保持することに作用
する。さらに、こうしたホルダーは、例えば、盗難防止
装置を保持することができる。これは、ホルダー28が
取り付けられた後、部品を損傷させることなく、実質
上、ホルダーを取り除くことができないことから、特に
有効である。さらに、所定の情報が記録されている紙片
をホルダー28に配置することができ、ホルダー28
は、底部分およびカバー部分と同じように、透明なプラ
スチックから造られている。こうした紙片はまた、ホル
ダー周りを包むことができると共に、ホルダーといっし
ょに中空の区画部分23内に導入することができる。
【0020】図7は、情報記録媒体(15)を保持する
ためのクランプ装置14´で構成されハウジングに取り
付け可能なトレイ33を示した平面図である。
【図面の簡単な説明】
【図1】底部分およびカバー部分で構成されたハウジン
グであって、下半分はハウジングが閉じた状態を示し、
上半分はカバーの半分を左側に示すと共にハウジングを
開いた状態を示した平面図である。
【図2】図1における部分Z1 の一部を拡大した断面図
である。
【図3】図1における部分Z1 の一部を拡大し、図4と
同一方向から示した透視図である。
【図4】ハウジングを閉じた状態を上方から示した斜視
図である。
【図5】ハウジングを閉じた状態を下方から示した斜視
図である。
【図6】図5に示した部分Z2 を示した図である。
【図7】ハウジングに取り付けることに適し、クランプ
装置を有するトレイを示した図である。
【符号の説明】
10 底部分 11 カバー部分 12,13 コーナーヒンジ 14 クランプ装置 15 コンパクトディスク 16 隆起ラグ 17 凹形状部 18 ヒンジアーム 18b 傾斜部 19 自由端部 19a ピン 20 コーナー部位 21 向き 22 コーナー凹部 23 中空の箱型区画部分 24 ヒンジ壁 24a 軸穴 25 側壁 26 グリップ部 27 当り 28 ホルダー 29 切欠き 30 弾性端部壁 31 鉤部 32 対応凹部 33 トレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 590000248 Groenewoudseweg 1, 5621 BA Eindhoven, Th e Netherlands

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 例えば、コンパクトディスクなどの円板
    形状の情報記録媒体(15)を保持するために2個の部
    分で構成され、底部分(10)と、2個のコーナーヒン
    ジ(12,13)を経て前記底部分に結合させたカバー
    部分(11)と、情報記録媒体(15)を保持するため
    のクランプ装置(14,14´)とを有するハウジング
    において、 前記カバー部分(11)を2個のヒンジアーム(18)
    で構成し、これらの自由端部(19)は、前記カバー部
    分(11)の方に180°向かうと共に弾性を有し、 前記底部分(10)は、ヒンジアーム(18)に適合し
    たコーナー凹部(22)を有し、 ヒンジアーム(18)の自由端部(19)は、端部が互
    いに向かい合い、剛固ヒンジ壁(24)と共同してコー
    ナーヒンジ(12,13)を形成することを特徴とする
    ハウジング。
  2. 【請求項2】 前記クランプ装置(14)は、前記底部
    分(10)と一体であることを特徴とする請求項1に記
    載のハウジング。
  3. 【請求項3】 前記クランプ装置(14´)は、前記ハ
    ウジングに取り付けた特殊なトレイ(33)に形成され
    ることを特徴とする請求項1に記載のハウジング。
  4. 【請求項4】 ヒンジアーム(18)の自由端部(1
    9)は、ヒンジ壁(24)の対応軸穴(24a)に係合
    させるために内側に突出したピン(19a)を有するこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
    ハウジング。
  5. 【請求項5】 突出した当り(27)は、底部分(1
    0)の外側表面付近のコーナー凹部(22)それぞれの
    コーナーに配置し、当りは、カバー部分(11)を約1
    80°の角度まで開放したとき、カバー部分(11)の
    外側表面付近の部位(18a)でヒンジアームそれぞれ
    の端部表面に接することを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれか一項に記載のハウジング。
  6. 【請求項6】 ヒンジアーム(18)の端部表面は、当
    り(27)のための接触部位(18a)の下方に傾斜部
    (18b)を有することを特徴とする請求項5に記載の
    ハウジング。
  7. 【請求項7】 上向きまたは下向きに開放された中空の
    箱型区画部分(23)は、底部分(10)のコーナー凹
    部(22)間に延在し、その端部において、コーナー凹
    部(22)の2個のヒンジ壁で形成された結合壁(2
    4)を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    か一項に記載のハウジング。
  8. 【請求項8】 下向きに開放した中空の箱型区画部分
    (23)の場合、該中空の区画部分における開放側に面
    する壁(26)は、ハウジングを閉じたときカバー部分
    (11)と共通な面にあるグリップ部として作用するこ
    とを特徴とする請求項7に記載のハウジング。
  9. 【請求項9】 中空の区画部分(23)は、該中空の区
    画部分(23)に適したインサート(28)を受け入れ
    て保持するためのラッチ手段(32)と共に形成するこ
    とを特徴とする請求項7に記載のハウジング。
  10. 【請求項10】 前記インサートは、挿入側に開放され
    たトラフ形状のホルダー(28)であって、該ホルダー
    (28)の端部壁(24)は弾性があってヒンジ壁(2
    4)のラッチ手段(32)と共に作用するラッチ手段
    (31)を構成することを特徴とする請求項9に記載の
    ハウジング。
JP15731798A 1997-06-05 1998-06-05 円板形状の情報記録媒体を保持するためのハウジング Expired - Fee Related JP4024385B2 (ja)

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