JPH10338215A - ストレッチ包装装置 - Google Patents

ストレッチ包装装置

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JPH10338215A
JPH10338215A JP14814597A JP14814597A JPH10338215A JP H10338215 A JPH10338215 A JP H10338215A JP 14814597 A JP14814597 A JP 14814597A JP 14814597 A JP14814597 A JP 14814597A JP H10338215 A JPH10338215 A JP H10338215A
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JP
Japan
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film
heating
roll
heating means
stretch
Prior art date
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JP14814597A
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English (en)
Inventor
Tadashi Takahashi
規 高橋
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Okamoto Industries Inc
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Okamoto Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルム引き伸ばし作業に至るまでに、フ
ィルムの加熱を十分に行なえる機能を具備せしめること
により、ストレッチ作業の作業性を向上せしめると共
に、包装後における紫波の発生を防止する。 【解決手段】 フィルムロールaから引き出したフィ
ルムa’を加熱手段2により加熱した後、該フィルムa
を手動により引き伸ばしながら被包装物b,cを包装す
るストレッチ包装装置において、前記フィルムロールa
の周囲に加熱手段2を配置して成り、上記加熱手段2に
よりフィルムロールaを周囲から全体的に加熱し、引き
出されるフィルムa’を十分且つ均等に加熱し、フィル
ムa’の伸展性を良好にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ストレッチ包装
用のフィルムロールから引き出したフィルムを手動によ
り引き伸ばして被包装物をラップするストレッチ包装装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ストレッチ包装用のフィルムロー
ルから引き出したフィルムを使用者の手で引き伸ばしな
がら、トレイ等に載せた被包装物をラップするストレッ
チ包装装置が開発されている。図8にて示すように、上
記したストレッチ包装装置は、装置本体101の内部
に、PVCストレッチフィルム等からなるフィルムロー
ル102を回転自在に保持し、該フィルムロール102
から引き出したフィルム102’を誘導ローラー103
を通して引き出し口104から外部へ引き出すように構
成してある。
【0003】また、上記装置本体101の上面には、フ
ィルム102’を高温で切断する切断刃105が設けて
あり、引き出し口104から引き出したフィルム10
2’を任意の長さにて切断するように構成してある。ま
た、装置本体101上面における切断刃105の手前に
は、トレイに巻き付けて底面に折り込んだフィルム10
2’の端部を加熱して接着する接着板106を設けてあ
る。
【0004】上記した従来のストレッチ包装装置を使用
してラップ作業を行なう際には、引き出し口104から
引き出したフィルム102’を切断刃105に当てて所
定長さに切断し、このフィルム102’を、例えば肉や
野菜等の包装物を載せたトレイ108の周囲に巻回す
る。そして、上記トレイ108に巻回したフィルム10
2’の前後両端部を、トレイ108の底面部に巻き込ん
だ状態にて、接着板106の上に載せて接着した後、該
フィルム102’の左右両端部を持ってフィルム幅方向
へ十分に引き伸ばし、そのままトレイ底面に巻き込んだ
後、このトレイの底面部を再度接着板106の上に載せ
てフィルム左右両端部の接着を行なう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本願出願人は、上記し
たように、フィルム102’を用いてストレッチ包装を
行なう場合、フィルム102’を加熱することにより、
同フィルム102’の伸展性、特にフィルム幅方向の伸
展性を十分に高めた状態で行なうことにより、手作業に
よるストレッチ包装の作業性を向上し得ることを見出し
た。
【0006】従来、自動的に包装を行なうストレッチ包
装装置においては、包装前のフィルムをフィルムロール
から引き出した後に加熱してからストレッチ包装を行な
うように構成したものが開発されている。しかし、この
包装装置は、自動包装の過程において、フィルムを加熱
して幅方向に引き伸ばすことにより、フィルムの幅サイ
ズを統一する目的で開発されたものであり、手動により
フィルム引き伸ばしを行なう際の作業性の向上は全く意
識していない。
【0007】一方、前記した従来の手動ストレッチ包装
装置においては、フィルムロール102から引き出した
フィルム102’を、加熱することなくそのまま引き出
して包装を行なっていたため、フィルム102’が有す
る伸展性を十分に高めることが出来ない状態にてストレ
ッチ包装が行なわれる。よって、フィルム引き伸ばし時
における作業性が悪く、不慣れな作業者にあっては、包
装後のフィルムにしわが発生する等の不具合を生じてい
た。また、手動によるストレッチ包装は、作業者によ
り、引き伸ばし方や引き伸ばし速度に差がある一方、フ
ィルムの加熱温度が高すぎる場合は、作業者がフィルム
に触れた際に火傷を負う危険性も生じる。よって、フィ
ルムを加熱した状態で手動によりストレッチ包装を行な
う場合においては、加熱温度を適宜な温度範囲に管理す
ることが重要である。
【0008】本発明の課題は、上記した如きストレッチ
包装装置に関し、フィルム引き伸ばし作業に至るまでの
過程において、フィルムの加熱を合理的に行なえる機能
を具備せしめることにより、ストレッチ作業の作業性を
向上せしめると共に、包装後におけるフィルムしわの発
生を防止することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のストレッチ包装
装置は、フィルムロールからフィルム引き出し部を通し
て引き出したフィルムを、手動により引き伸ばしながら
被包装物を包装するストレッチ包装装置において、前記
フィルムロールの周囲に加熱手段を配置したものであ
る。上記した手段によれば、フィルムロールは、加熱手
段により周囲から加熱されるため、フィルムロール外周
が常時保温された状態となり、使用時には、該フィルム
ロールの外周の最も加熱されたフィルムから順次引き出
されて使用される。
【0010】請求項2記載のストレッチ包装装置は、フ
ィルムロールからフィルム引き出し部を通して引き出し
たフィルムを、手動により引き伸ばしながら被包装物を
包装するストレッチ包装装置において、前記フィルム引
き出し部に、フィルムロールから引き出されたフィルム
を加熱する加熱手段を設けて成るものである。上記手段
によれば、フィルムロールから引き出されたフィルム
は、フィルム引き出し部を通過する際に、加熱手段によ
り加熱された後に手動により引き伸ばされてストレッチ
包装に用いられる。
【0011】請求項3記載のストレッチ包装装置は、フ
ィルムロールからフィルム引き出し部を通して引き出し
たフィルムを、手動により引き伸ばしながら被包装物を
包装するストレッチ包装装置において、前記フィルムロ
ールの周囲に加熱手段を設けると共に、フィルム引き出
し部に、フィルムロールから引き出されたフィルムを加
熱する加熱手段を設けて成るものである。上記手段によ
れば、フィルムロールの周囲に設けた加熱手段により加
熱されたフィルムは、ロールの引き出し部を通過する際
に、加熱手段によりさらに加熱されてから外部に引き出
される。
【0012】請求項4記載のストレッチ包装装置は、請
求項1若しくは3記載のストレッチ包装装置に対し、加
熱手段を断面略円弧形に形成し、該加熱手段を上記フィ
ルムロールの外周面に沿って設置したものである。この
場合、フィルムロールの外周面と、断面略円弧形に形成
した加熱手段との間が略均等な距離に保たれるため、フ
ィルムロールの外周面が、上記加熱手段により広く均等
に加熱される。
【0013】請求項5記載のストレッチ包装装置は、請
求項2若しくは3記載のストレッチ包装装置に対し、フ
ィルムロールの引き出し部に、ガイド用ローラーを設
け、該ローラーに加熱手段を設けて成るものである。上
記手段によれば、フィルムロールの周囲に設けた加熱手
段により加熱されたフィルムは、ロールの引き出し部の
ローラーを通過する際に、該ローラーに設けた加熱手段
によりさらに加熱されてから外部に引き出される。
【0014】請求項6記載のストレッチ包装装置は、請
求項2若しくは3のストレッチ包装装置に対し、加熱手
段として温風吹き出し装置を具備し、該温風吹き出し装
置を、フィルムロールの引き出し部に設けて成るもので
ある。この場合、フィルムロールから引き出されたフィ
ルムに対して、温風吹き出し装置から吹き出された温風
が当てられ、加熱手段により加熱されたフィルムが再度
加熱されてから外部へ引き出される。
【0015】また、請求項7記載のストレッチ包装装置
は、加熱手段によるフィルムの加熱温度を50℃以上7
0℃以下としたものである。これにより、引き伸ばし作
業時におけるフィルム温度が約50℃〜70℃の範囲と
なるため、安定したフィルムの伸展性を維持し、且つ、
使用者の手を保護することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。図1及び図2にて示すストレッチ包
装装置は、略箱型に形成した本体ケース1の内部に、P
VCフィルムロール等のフィルムロールaを回転可能に
保持するロール保持部7を設ける。また、本体ケース1
内におけるロール保持部7の一側には、3本のガイド用
ローラー3を配設し、上記フィルムロールaから引き出
したフィルムa’を各ガイド用ローラー3間にジグザグ
状に通し、本体ケース1の上面に開設した引き出し口8
から外部へ引き出すように構成してある。上記本体ケー
ス1の上面には、引き出し口8から引き出したフィルム
a’を任意の長さに切断する切断刃5を設けると共に、
該切断刃5の手前にフィルムa’を加熱して接着する接
着板6を設けてある。
【0017】本体ケース1内の奥部に設けたロール保持
部7は、2本のローラー7aを適宜間隔をおいて並行に
設置することにより構成してあり、これら両ローラー7
aの上に、フィルムロールaを載せることにより、同フ
ィルムロールaを水平且つ回転自在に保持している。
【0018】上記ロール保持部7におけるフィルムロー
ルaの外周部に対応する位置には、加熱板2を設置して
ある。加熱板2は、上記フィルムロールaを加熱するも
のであり、フィルムロールaの外径よりも一回り径の大
きな断面略半円弧形の板材として構成し、その内部若し
くは裏面等に電気ヒーター(図示せず)を設けて、全体
が均等に発熱するように構成してある。上記加熱板2
は、ロール保持部7上におけるフィルムロールaの外周
部に適宜間隔をおいて沿うように設置し、上記フィルム
ロールaを周囲から加熱するように構成してある。
【0019】尚、上記加熱板2は、フィルムロールaの
外周を包囲するように断面略半円弧形に構成されていれ
ばよく、例えば、加熱板の断面形を、楕円形や多角形に
形成してもよい。上記加熱板はフィルムロールaの全周
面を包囲するように設置してもよい。また、加熱板2の
材質は金属若しくはセラミックス等が好ましいが、その
他の材質を使用してもよい。
【0020】また、上記加熱板2は、図5にて示す加熱
体2’として変更してもよい。加熱体2’は上記加熱板
2同様にフィルムロールaの外周を包囲するように断面
略半円弧形に形成してあるが、その内部を中空状に構成
して水を収容できる容器として構成してある。上記加熱
体2’は、電気ヒーター(図示せず)により発熱するこ
とにより、内部の水と共に加熱するように構成したもの
である。上記したように、加熱体2’の内部に水を収容
することにより、加熱体2’のオーバーヒートを防止
し、加熱温度が常時50゜〜70゜に安定するように工
夫したものである。また、上記加熱体2’には、保水タ
ンク21を連絡し、加熱体2’内が常時水で満たされる
ように構成してある。
【0021】本体ケース1内部における、フィルムa’
の引き出し部には、フィルムa’の引き出し経路を構成
する3本のガイド用のローラー3を、上記フィルムロー
ルaの軸芯と並行するように設置してある。上記各ロー
ラー3は、ロール相互間の設置高さを変化させる形で設
置し、上記フィルムロールaから引き出したフィルム
a’を各ローラー3間にわたってジグザグ状に架け渡し
て緊張を保ち、本体ケース1上面の引き出し口8から外
部へ引き出すように構成してある。
【0022】また、上記した各ローラー3の内部には、
同ローラー3を加熱する熱線4を内設し、該熱線4によ
りローラー3の表面を所定温度に加熱するように構成し
てある。尚、上記したローラー3の本数や設置位置は任
意に変更してもよい。また、上記熱線4は、全部のロー
ラー3に内設したが、同熱線4は、一部のローラー3に
内設するだけであってもよい。
【0023】本体ケース1上面における引き出し口8の
手前には、適宜距離を置いて切断刃5を設けてある。切
断刃5は、電気ヒーター(図示せず)を内設した加熱刃
であり、上記引き出し口8から引き出したフィルムa’
を当てることにより、同フィルムa’を所定の位置で熱
切断するように構成してある。上記切断刃5の直ぐ手前
には、接着板6を設けてある。接着板6は、被包装物c
を載せたトレイbに巻回したフィルムa’の端部を押し
当てて接着せしめるものであり、裏面に設けた電気ヒー
ター6aにより加熱するように構成してある。
【0024】次ぎに、上記した如く構成したストレッチ
包装装置の使用方法を説明する。使用時に電源を入れる
と、加熱板2,各ローラー3の熱線4,切断刃5,接着
板6のヒーター6aに通電行なわれ、夫々に加熱され
る。上記したように、断面略半円弧形に構成される加熱
板2は 、フィルムロールaの外周面に対して、略均等
な距離を置いて対面するため、フィルムロールaを周囲
から均等に加熱することができる。ちなみに、上記加熱
板2は、断面略半円弧形であるため、作業開始直前では
フィルムロールa外周の約半分の面しか加熱されない
が、作業が開始されると、フィルムロールaが回転する
ために、フィルムロールaの外周面は直ぐに均等な状態
に加熱される。
【0025】上記フィルムロールaの外周面はフィルム
a’が密に重なり合うために、一度加熱されると放熱し
ずらく、常時一定温度に保つことが可能である。尚、フ
ィルムロールaの加熱温度は良好な引き伸ばし特性が得
られる50℃〜70℃が好ましい。また、フィルムa’
の温度が70℃を超えると、人がフィルムa’に触れた
際に熱さを感じたり、軽度な火傷を負う危険もあるの
で、好ましくない。
【0026】使用者は、本体ケース1上面の引き出し口
8から突出するフィルムa,の端部を持って必要長さ手
前に引き出す。これにより、フィルムロールaの外周部
から上記した如く加熱板2により加熱されたフィルム
a’が引き出され、各ローラー3の間を通過する。この
際、フィルムa’は、熱線4により加熱されたローラー
3の外周面に触れて再度加熱され、一枚のフィルムとし
て引き出されることにより低下しかけた温度が再び高め
られ、50℃〜70℃の良好な温度範囲に保たれて引き
出し口8から外部へ引き出される。
【0027】上記した如く引き出し口8から引き出した
フィルムa’は、被包装物cを載せたトレイbの周りに
巻き付け(図1)、さらに、フィルム後端となる位置を
切断刃5に当てて、必要長さに切断する。そして、トレ
イbの底面を接着板6に押し付けることにより、トレイ
b底面に巻き込んだフィルムa’の前後両端部同士を軽
く接着する(図3)。
【0028】次いで、トレイbの左右両側に突出したフ
ィルムa’の左右両端部を両手で持ち、左右方向へ十分
に引き伸ばすことにより、トレイbの表面を覆うフィル
ムa’に張力を与え、そのままフィルムa’左右両端を
トレイbの底面に巻き込んで付着させる。そして、上記
トレイbの底面を接着板6に押し付けて、トレイb底面
に巻き込んだフィルムa’の端部を確実に接着せしめ
る。上記したように50℃〜70℃に加熱されたフィル
ムa’は、特にフィルム幅方向の伸展性が向上し、上記
した引き伸ばし作業を行なう際の作業性を大幅に向上す
ることができる。
【0029】次ぎに、図4にて示すストレッチ包装装置
の説明を行なう。このストレッチ包装装置は、図1にて
示すものと同様に構成してあるが、フィルムa’の引き
出し部となるローラー3の間に温風機9を設置して構成
してある。上記温風機9は、吸引した空気を加熱して、
ローラー3の間を通過するフィルムa’に向けて吹き出
すものであり、吹き出し口9aを上記ローラー3の間に
向けた状態で設置してある。上記ストレッチ包装装置に
よれば、ローラー3を通過して引き出される前のフィル
ムa’に対して熱風が当てられるため、フィルムa’を
より均等に加熱することができる。
【0030】尚、図4にて示すストレッチ包装装置は、
上記温風機9と加熱機能付きのローラー3とを併用して
構成したが、本発明のストレッチ包装装置は、フィルム
a’引き出し部のフィルム加熱手段として、温風機のみ
を設置して構成してもよい。また、本発明のストレッチ
包装装置は、フィルムロールの引き出し部に設置する加
熱手段として、上記したローラ3及び温風機9以外のも
の、例えばセラミックスヒーターや赤外線ヒーター等を
使用してもよい。
【0031】尚、本発明は、フィルムの引き伸ばしと切
断、及び包装物に対するフィルムの被覆包装を全て自動
にて行なうストレッチ包装装置に対して採用しても、フ
ィルムの引き伸ばし特性を向上せしめてストレッチ包装
の仕上がりを向上せしめることがことができる。即ち、
上記ストレッチ包装装置は、フィルムロールから引き出
したフィルムを加熱手段により加熱した後、該フィルム
を引き伸ばしながら被包装物を包装するストレッチ包装
装置において、前記フィルムロールの周囲に加熱手段を
配置したことを要旨とする。
【0032】次ぎに図6にて示すストレッチ包装装置に
ついて説明する。このストレッチ包装装置は、図1にて
示すものと同様に、フィルムロールaの外周部に断面円
弧形の加熱板2を設けて構成したものである。即ち、上
記ストレッチ包装装置は、加熱手段を上記加熱板2だけ
に設け、ローラ3の内部には設けていない。上記したス
トレッチ包装装置によれば、加熱板2によりフィルムロ
ールaの外周部が加熱され、同フィルムロールaから引
き出されたフィルム2’が、ローラ3を通過して引き出
され、使用者の手によって引き伸ばされてストレッチ包
装が行なわれる。
【0033】また、図7にて示すストレッチ包装装置
は、図1にて示すものと同様に、各ローラ3の内部に熱
線4を内設して構成したものである。即ち、上記ストレ
ッチ包装装置は、加熱手段となる熱線4を各ローラ3の
内部に設け、フィルムロールaの外周部には設けていな
い。上記ストレッチ包装装置によれば、フィルムロール
aから引き出されたフィルム2’は、各ローラ3を通過
する際に熱線4の熱により加熱された後、引き出し口8
から引き出されて、使用者の手によりストレッチ包装さ
れる。
【0034】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、ストレッ
チフィルムの周囲に加熱手段を配置したものであるか
ら、使用に際して、フィルムロールの外周面を加熱手段
により周囲から常時加熱することができるため、フィル
ムロール全体を適温状態に維持することができる。これ
により、ラップ作業時におけるフィルム温度を十分な温
度で安定して維持し、フィルム自体が良好な引き伸ばし
特性を発揮できる状態とすることができ、その結果、フ
ィルム引き伸ばし作業の作業性を大幅に向上し得る共
に、包装後のフィルムに紫波が発生するような不具合を
確実に防止することができる。
【0035】請求項2記載のストレッチ包装装置は、フ
ィルムロールの引き出し部に、引き出されたフィルムを
加熱する加熱手段を設けて成るものであるから、フィル
ムがフィルム引き出し部を通過する際に、加熱手段によ
り加熱することができる。よって、ラップ作業時におけ
るフィルム温度を十分な温度で安定して維持し、フィル
ム自体が良好な引き伸ばし特性を発揮できる状態とする
ことができる。その結果、上記したものと同様に、フィ
ルム引き伸ばし作業の作業性を向上し得る共に、包装後
のフィルムに紫波が発生するような不具合を確実に防止
することができる。
【0036】請求項3記載のストレッチ包装装置は、フ
ィルムロールの周囲に加熱手段を設けると共に、フィル
ム引き出し部に、フィルムロールから引き出されたフィ
ルムを加熱する加熱手段を設けたものであるから、フィ
ルムロールの周囲に設けた加熱手段により加熱されたフ
ィルムを、同フィルムロールから引き出す過程におい
て、再度加熱してから外部へ引き出すことができ、これ
により、フィルムの加熱をより効果的に行ない、フィル
ム伸展性の向上効果をさらに増大することが可能とな
る。
【0037】請求項4記載のストレッチ包装装置は、請
求項1又は3記載のストレッチ包装装置に対し、断面略
円弧形に形成した加熱手段を、上記フィルムロールの外
周面に沿って設置したものであるから、フィルムロール
の外周面と、断面略円弧形に形成した加熱手段との間を
略均等な距離に保ち、フィルムロールの外周面を広く均
等に加熱することができ、これにより、フィルムの伸展
性を安定して発揮できるようになる。
【0038】請求項5記載のストレッチ包装装置は、請
求項2又は3記載のストレッチ包装装置に対し、フィル
ムロールの引き出し部に、ガイド用ローラーを設け、該
ローラーに加熱手段を設けたものであるから、フィルム
ロールの周囲に設けた加熱手段により加熱されたフィル
ムを、上記ローラーにより構成されるフィルム引き出し
経路を通過する際に再度加熱してから外部へ引き出すこ
とができ、ローラーとフィルムとの密接な接触を利用し
てフィルムの加熱をより効果的に行ない、フィルム伸展
性の向上効果をさらに増大することが可能となる。
【0039】請求項6記載のストレッチ包装装置は、請
求項2又は3記載のストレッチ包装装置に対し、加熱手
段として温風吹き出し装置を具備し、該温風吹き出し装
置を、フィルムロールの引き出し部に設けて成るもので
あるから、フィルムロールから引き出したフィルムに対
して、温風吹き出し装置から吹き出された温風が当てら
れて再度加熱されるので、フィルムの均等な加熱をさら
に徹底し、フィルム伸展性をより一層向上し得る。
【0040】請求項7記載のストレッチ包装装置は、加
熱手段によるフィルムの加熱温度を50℃以上70℃以
下としたものであるから、引き伸ばし作業時におけるフ
ィルム温度を約50℃〜70℃の範囲に一定してして維
持することができ、これにより、安定したフィルムの伸
展性を維持しつつ、フィルムの上限温度を制限すること
により、フィルムの過熱により、使用者が火傷を負う危
険を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施したストレッチ包装装置を示
す縦断面図。
【図2】 同ストレッチ包装装置を一部切欠して示す
斜視図。
【図3】 トレイに巻回したフィルムの引き伸ばし状
態を示す斜視図。
【図4】 温風機を具備するストレッチ包装装置を示
す縦断面図。
【図5】 水を収容した加熱体を具備ストレッチ包装
装置を示す縦断面図。
【図6】 加熱手段として加熱板を設けたストレッチ
包装装置を示す縦断面図。
【図7】 加熱手段として各ローラに熱線を内設した
ストレッチ包装装置を示す縦断面図。
【図8】 従来のストレッチ包装装置を一部切欠して
示す側面図。
【符号の説明】
1・・・本体ケース 2・・・加熱板 2’・・・加熱体 3・・・ローラー 4・・・熱線 5・・・切断刃 6・・・加熱板 7・・・ロール保持部 8・・・引き出し口 9・・・温風機

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムロールからフィルム引き出
    し部を通して引き出したフィルムを、手動により引き伸
    ばしながら被包装物を包装するストレッチ包装装置にお
    いて、前記フィルムロールの周囲に加熱手段を配置した
    ことを特徴とするストレッチ包装装置。
  2. 【請求項2】 フィルムロールからフィルム引き出
    し部を通して引き出したフィルムを、手動により引き伸
    ばしながら被包装物を包装するストレッチ包装装置にお
    いて、前記フィルム引き出し部に、フィルムロールから
    引き出されたフィルムを加熱する加熱手段を設けて成る
    ストレッチ包装装置。
  3. 【請求項3】 フィルムロールからフィルム引き出
    し部を通して引き出したフィルムを、手動により引き伸
    ばしながら被包装物を包装するストレッチ包装装置にお
    いて、前記フィルムロールの周囲に加熱手段を設けると
    共に、フィルム引き出し部に、フィルムロールから引き
    出されたフィルムを加熱する加熱手段を設けて成るスト
    レッチ包装装置。
  4. 【請求項4】 上記加熱手段を、断面略円弧形に形
    成し、該加熱手段を上記フィルムロールの外周面に沿っ
    て設置して成る請求項1又は3記載のストレッチ包装装
    置。
  5. 【請求項5】 上記フィルム引き出し部に、ガイド
    用ローラーを設け、該ローラーに加熱手段を設けて成る
    請求項2又は3記載のストレッチ包装装置。
  6. 【請求項6】 上記フィルム引き出し部に設ける加
    熱手段として温風吹き出し装置を具備して成る請求項2
    又は3記載のストレッチ包装装置。
  7. 【請求項7】 上記加熱手段によるフィルムの加熱
    温度を50℃以上70℃以下としたことを特徴とする請
    求項1乃至6何れか一項記載のストレッチ包装装置。
JP14814597A 1997-06-05 1997-06-05 ストレッチ包装装置 Pending JPH10338215A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021062921A (ja) * 2019-10-15 2021-04-22 ジーエフ カンパニー リミテッドGF Co., Ltd. 熱風機

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JP2021062921A (ja) * 2019-10-15 2021-04-22 ジーエフ カンパニー リミテッドGF Co., Ltd. 熱風機

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