JP3467180B2 - ストレッチフィルム包装機におけるフィルム予熱装置 - Google Patents

ストレッチフィルム包装機におけるフィルム予熱装置

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JP3467180B2
JP3467180B2 JP29870597A JP29870597A JP3467180B2 JP 3467180 B2 JP3467180 B2 JP 3467180B2 JP 29870597 A JP29870597 A JP 29870597A JP 29870597 A JP29870597 A JP 29870597A JP 3467180 B2 JP3467180 B2 JP 3467180B2
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雅之 井上
敏也 福岡
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株式会社フジキカイ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、包装部に展張さ
れた供給フィルムに対し物品を上昇させて当接させた状
態で、この物品の上側を覆った供給フィルムの余端部を
物品の下側へ折り込んで物品を包装するストレッチフィ
ルム包装機において、フィルムを予め加熱してフィルム
に柔軟性を与えるフィルム予熱装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、実開平4ー16103号公報に示
す包装装置においては、同公報の図面に示すように、搬
出装置F上に温風供給装置Gが設けられ、その温風吹出
口28からの温風が包装部2に吹き付けられて供給フィ
ルム7を直接的に暖めている。また、この温風は、カバ
ー20の内側へ開口部23を通して送られ、カバー20
内の空間部19Aを全体的に暖め、ロール体8から引き
出されて包装部2へ供給される以前の待機フィルム7も
間接的に暖めている。そのため、フィルム7が温風によ
り軟化してその伸びが良好になる。従って、包装部2に
展張された供給フィルム7に対し物品受台5上の被包装
物3が上昇する際に、供給フィルム7に当接した被包装
物3により供給フィルム7が良好に伸長し、供給フィル
ム7の破断等が防止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、温風
が供給フィルム7を直接的に暖めてはいるが、軟化効果
を得るために取り得る直接加熱時間は、供給フィルム7
が包装部2に供給されてから、被包装物3が上昇端に至
って供給フィルム7を伸長し終えるまでの間である。包
装機の1サイクル中、この直接加熱時間が占める割合は
短い。そのため、温風による供給フィルム7の軟化効果
は不十分であり、温風の温度を高くしてこの軟化効果を
高める必要がある。
【0004】また、ある種のストレッチフィルム包装機
においては、包装部に展張された供給フィルムに物品が
当接する前に、この供給フィルムの対向両端縁を挟持部
材により保持して互いに離間させる予備伸長動作を行う
予備伸長装置を備えたものがある。しかし、この予備伸
長動作を行うと、供給フィルムのうち挟持部材により保
持している対向両端縁近傍部分のみが、伸長され過ぎ、
前記物品の当接時に破れるおそれがある。そこで、予備
伸長装置を備えたストレッチフィルム包装機において、
前述したように、供給フィルムに対する直接加熱ばかり
ではなく、供給以前に待機フィルムも間接的に暖める
と、フィルムの全体が平均的に軟化し、供給フィルムの
対向両端縁近傍部分が破れるおそれは少なくなる。とこ
ろが、供給フィルムの全体が平均的に軟化している状態
で予備伸長動作を行うと、供給フィルムは、予備伸長方
向全域にわたって伸長されて薄くなり、前記物品の当接
後に行う折込み動作により破れるおそれがある。
【0005】本発明は、フィルム予熱装置を改良し、加
熱時間を長くして低い加熱温度でもフィルムに対し柔軟
性を充分に与えるとともに、必要な部分のみを加熱し
て、物品を包装する際に供給フィルムや物品の損傷を防
止することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
ストレッチフィルム包装機及びそのフィルム予熱装置
は、下記のように構成されている。
【0007】フィルム供給口部で支持されて待機する待
機フィルムを包装部へ供給フィルムとして供給するフィ
ルム供給装置を備えている。この包装部に展張された供
給フィルムに対し物品を上昇させて当接させた状態で、
この物品の上側を覆った供給フィルムの余端部を物品の
下側へ折り込んで物品を包装する。特に、前記待機フィ
ルムを直接加熱する加熱部、及び加熱される待機フィル
ム近傍の温度に基づき、加熱部の予熱温度を制御する制
御部を設けている点、並びに加熱部に対向する待機フィ
ルムの領域に対応して、加熱部により所定停止時間加熱
される停止加熱領域は、この待機フィルムが包装部へ供
給フィルムとして供給された際に、この供給フィルムに
向けて上昇する物品の上面域にほぼ対応する点で、従来
と異なる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明に、下
記の構成を追加している。加熱部は、待機フィルムのう
ち、次に供給フィルムとなる直前待機フィルムを直接加
熱する。
【0009】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明に、下記の構成を追加している。包装部に展張
された供給フィルムに物品が当接する前に、この供給フ
ィルムの対向両端縁を保持して互いに離間させる予備伸
長動作を行う予備伸長装置を備えている。予備伸長方向
は、待機フィルムの供給方向に対し交差している。加熱
部は、同供給方向に沿った中間域の全部を直接加熱す
る。
【0010】請求項4の発明は、請求項1から請求項3
のうちいずれかの請求項の発明に、下記の構成を追加し
ている。加熱部の予熱温度を変更し得る温度設定入力部
を備えている。
【0011】請求項5の発明は、請求項1から請求項4
のうちいずれかの請求項の発明に、下記の構成を追加し
ている。加熱部は、温風ヒータの吹出し口である。
【0012】請求項6の発明は、請求項1から請求項5
のうちいずれかの請求項の発明に、下記の構成を追加し
ている。加熱部は、前記待機フィルムの下方に設けら
れ、加熱される前記待機フィルム近傍の温度は、温度セ
ンサによって検出され、前記温度センサは、待機フィル
ムの上方近傍で且つ加熱部の真上に設けられている。
【0013】
【0014】
【0015】
【発明の実施形態】以下、本発明の一実施形態にかかる
ストレッチフィルム包装機及びそのフィルム予熱装置を
図面を参照して説明する。
【0016】<図1及び図2に示すストレッチフィルム
包装機の概略>下記の説明において、包装部Sを水平に
交差するフィルム引出し向きQを含む方向(フィルム供
給方向)を前後方向とし、この前後方向で相対向する両
側のうち、上流側を後側とし下流側を前側とする。ま
た、このフィルム引出し向きQに対し水平に直交するフ
ィルム幅方向Rを左右方向とする。
【0017】図1に示すフィルム折込装置1は、左右の
折込部材2と後折込部材3と前折込部材4とを備えてい
る。前記左右両折込部材2は、フィルム折込装置1内の
包装部Sにおいて機枠の後側で水平方向へ回動可能に支
持されて前方へ延設されている。前記後折込部材3は、
その左右両側部で機枠の左右両側に対し前後方向へ移動
し得るように支持されている。この後折込部材3が前後
方向へ移動すると、左右両折込部材2が左右方向へ互い
に開閉するように、それらが連動している。前記前折込
部材4は、後折込部材3の前方で機枠の前側に取着され
ている。包装部Sに隣接して前折込部材4の前方にはヒ
ータ5が設けられている。
【0018】図1中、6は前記フィルム折込装置1の上
方にある物品押え板、7はフィルム折込装置1の上方で
この物品押え板6の下方を通って前後方向へ往復移動す
る物品搬出部材である。
【0019】図1及び図2に示すフィルム供給装置8
(後で詳述)は、フィルム引出し体10を備えている。
11は物品押え板6の上方で設置されたフィルム巻取ロ
ールであって、同巻取ロール11からフィルム12がフ
ィルム給出部9(後で詳述)に引き出されてフィルム給
出位置Pで支持されるようになっている。フィルム引出
し体10はこのフィルム給出位置Pと同一高さの水平面
上で前後方向へ往復移動し、フィルム給出部9に対し接
近または離間してフィルム12を包装部Sに引き出すよ
うになっている。
【0020】図1中、13はフィルム折込装置1の下方
で設置された物品搬送コンベヤ、14はこの物品搬送コ
ンベヤ13とフィルム折込装置1内の包装部Sとの間で
上下動する物品受台であって、この搬送コンベヤ13上
に載せた物品15(トレイに収容物を入れたもの)が最
下降状態の物品受台14に向けて搬送されるようになっ
ている。この物品受台14は、物品15を載置した後、
引き出されたフィルム12に向けて上動する。
【0021】図1に示すフィルム挟持装置16は、前記
折込部材2,3,4の下方にあって前記フィルム給出部
9の前方に設置された後挟持部材17と、機枠の左右両
側に設置された左右の横挟持部材18と、フィルム12
を包装部Sに引き出した前記フィルム引出し体10が兼
用される前挟持部材とを備えている。
【0022】図1中、19は前記物品受台14に設けた
フィルム切断カッターであって、物品受14が上動する
際に、包装部Sに引き出されたフィルム12を切断分離
する。20は前記ヒータ5上に設けた物品ストッパであ
る。
【0023】<前記フィルム給出部9の概略>フィルム
給出位置Pにおいて、櫛歯状の可動フィルム案内体21
とその後側にある可動挟持ローラ22とが一体となって
上下方向へ回動可能に支持され、この可動フィルム案内
体21の上方で櫛歯状の固定フィルム案内体23が設け
られているとともに、この可動挟持ローラ22の上方で
固定挟持ローラ24が設けられている。フィルム巻取ロ
ール11から引き出されたフィルム12の始端部分は、
この可動挟持ローラ22と固定挟持ローラ24との間で
支持されるとともに、この可動フィルム案内体21と固
定フィルム案内体23との間で水平に案内される。
【0024】<図1及び図2に示す前記フィルム供給装
置8の概略>このフィルム供給装置8は、前述したフィ
ルム引出し体10のほか、下記に述べる左右両摺動軸2
5と左右両回転ベルト31とを備えている。
【0025】フィルム引出し体10は、その左右両端部
で左右両摺動軸25に対しその軸線方向である前後方向
へ移動可能に支持され、板状固定挟持部26と、その下
側にある櫛歯状の中央可動挟持部27及び櫛歯状の左右
両横可動挟持部28とを備えている。この左右両横可動
挟持部28は一体回動する。この中央可動挟持部27と
左右両横可動挟持部28とは、別々に回動し、図示しな
い駆動部に連動するワイヤ29,30等の開閉機構によ
り、固定挟持部26の下側に対し開閉可能になってい
る。フィルム引出し体10の左右両端部に連結された左
右両回転ベルト31が回転すると、フィルム引出し体1
0は、左右両摺動軸25に沿って移動してフィルム給出
部9に接近し、フィルム給出部9で支持された始端部分
を前記可動挟持部27,28により挟持した後、離間し
てフィルム12を包装部Sに引き出す。
【0026】<フィルム巻取ロール11から引き出され
たフィルム12の区別について> フィルム巻取ロール11と、フィルム切断カッター19
の上昇路と交差する部分との間で連続してフィルム給出
部9で支持される一連フィルムは、停止中(引出し待機
中)や移動中(引出し中)にかかわらず、すべて待機フ
ィルム12と称する。また、前述のようにしてフィルム
12の所定長さ部分(物品15の包装に供される部分)
が包装部Sに引き出された時(フィルム引出し体10が
停止した時)、引き出されたこの所定長さ部分を、フィ
ルム切断カッター19による切断の有無に関係なく、供
給フィルム12と称する。特に、前記待機フィルム12
のうち、この供給フィルム12に対しフィルム巻取ロー
ル11側で後続してフィルム給出部9で支持された切断
後の始端aまたは切断予定線から、次に包装部Sに引き
出される所定長さ部分(物品15の包装に供される部分
であって供給フィルム12の所定長さと言ってもよ
い。)を、直前待機フィルム12と称する。なお、供給
フィルム12が切断分離された場合も、包装部Sにおけ
る供給フィルム12の有無に関係なく、直前待機フィル
ム12と称する。すなわち、直前待機フィルム12は、
包装部Sへ供給さた場合、供給フィルム12と称され
る。
【0027】<図2,3,4に示す予備伸長装置の概略
>この予備伸長装置は、フィルム幅方向Rである左右方
向の予備伸長機構32及び予備伸長量減少機構32と、
フィルム引出し向きQを含む前後方向の予備伸長機構3
3及び予備伸長量減少機構33とからなる。
【0028】* フィルム幅方向Rの予備伸長機構32
及び予備伸長量減少機構32 同機構32は前記左右両横挟持部材18を含む。この左
右両横挟持部材18は上側挟持部34と下側挟持部35
とからなる。
【0029】各案内ローラ37が機枠に取り付けられ、
この各案内ローラ37に対しコ字形状の可動体36が左
右方向へ移動可能に支持されている。この可動体36
は、前記上側挟持部34を設けた上板部36aと、この
上板部36aの下方で各案内ローラ37間に挟持された
案内板部36bと、上側挟持部34の下方でこの案内板
部36bに取着された支持板部36cとを有している。
この支持板部36cには平行運動機構38(四節回転機
構における両てこ機構)が支持されている。前記下側挟
持部35はこの平行運動機構38により上下動して上側
挟持部34に対し接近離間する。この平行運動機構38
が引張コイルばね39により付勢され、その弾性力によ
り下側挟持部35が下動して上側挟持部34から離間す
る。図示しない駆動部に連動するワイヤ40によりこの
平行運動機構38が回動すると、下側挟持部35は、引
張コイルばね39の弾性力に抗して上動し、上側挟持部
34に圧接される。
【0030】前記可動体36、平行運動機構38、引張
コイルばね39及びワイヤ40は、機枠に対し一体とな
って左右方向へ移動する。上側挟持部34及び下側挟持
部35を有する左右両横挟持部材18は、引張コイルば
ね41の弾性力により互いに接近する。図示しない駆動
部に連動するワイヤ42により可動体36の案内板部3
6bが引張コイルばね41の弾性力に抗して引かれる
と、左右両横挟持部材18が互いに離間し、供給フィル
ム12に対し予備伸長動作が行われる。また、このワイ
ヤ42が緩められると、引張コイルばね41の弾性力に
より左右両横挟持部材18が互いに接近し、供給フィル
ム12に対し予備伸長量減少動作が行われる。
【0031】* フィルム引出し向きQの予備伸長機構
33及び予備伸長量減少機構33 同機構33は、前記フィルム給出部9と、フィルム引出
し体10と、このフィルム引出し体10を移動可能に支
持する左右両摺動軸25と、このフィルム引出し体10
に連結された左右両回転ベルト31とを備えている。フ
ィルム引出し体10が直前待機フィルム12の始端部分
を挟持してフィルム引出し向きQへ移動して停止する直
前に、フィルム給出部9において両挟持ローラ22,2
4間で支持された直前待機フィルム12の引出しが停止
されると、その後も移動するフィルム引出し体10によ
り引き出された直前待機フィルム12部分に対しフィル
ム引出し向きQへ伸長される予備伸長動作が行われる。
また、フィルム引出し体10がフィルム給出部9へ接近
すると、供給フィルム12に対して、予備伸長量減少動
作が行われる。なお、このフィルム引出し向きQの予備
伸長量はフィルム幅方向Rの予備伸長量より少なく設定
されている。
【0032】<図1及び図2に示すフィルム予熱装置K
>前記フィルム給出部9の後側(フィルム巻取ロール1
1側)において案内ローラ43が設けられている。フィ
ルム巻取ロール11から引き出された待機フィルム12
は、この案内ローラ43に掛け渡され、その始端部分で
フィルム給出部9に支持されて引出し待機するようにな
っている。このフィルム給出部9に支持されて案内ロー
ラ43に掛け渡された直前待機フィルム12は、次に包
装部Sへ引き出される。
【0033】この案内ローラ43とフィルム給出部9と
の間において直前待機フィルム12の下方で温風ヒータ
44が設置されている。この温風ヒータ44の吹出し口
44a(加熱部)は、直前待機フィルム12の下側に面
して上方を向き、直前待機フィルム12の幅方向R(左
右方向)中央位置に対向して配設されているとともに、
図2に示すようにフィルム給出部9で支持された引出し
待機中の直前待機フィルム12の始端aから所定距離を
有する前後方向位置に配設されている。この吹出し口4
4aから上方へ吹き出された温風は、吹出し口44aの
吹出し面積よりも広がって直前待機フィルム12の下側
に直接吹き付けられる。温風ヒータ44の吹出し口44
aに対向する直前待機フィルム12の領域Wは、この直
前待機フィルム12が包装部Sへ供給フィルム12とし
て供給された際に、この供給フィルム12に向けて上昇
する所定サイズの物品15の上面域15a(物品15の
上面外周縁を上昇方向へ延設した内側空間域)にほぼ対
応する。
【0034】前記案内ローラ43とフィルム給出部9と
の間において直前待機フィルム12の上方近傍で且つ温
風ヒータ44の吹出し口44aの左右方向中央真上で温
度検知センサ45が設置されている。
【0035】この温度検知センサ45及び前記温風ヒー
タ44はコントローラ46に接続されている。また、こ
のコントローラ46には図示しない操作パネル上のキー
ボード等からなる温度設定入力部47が接続されてい
る。この温度検知センサ45は、温風が直接吹き付けら
れる直前待機フィルム12の近傍温度を検出し、その検
出温度をコントローラ46に入力する。コントローラ4
6の制御部46aは、温度設定入力部47により入力さ
れて予め記憶された設定温度とこの検出温度とを比較
し、この検出温度が設定温度になるように温風ヒータ4
4を制御して、温風の予熱温度を設定温度以下に保持す
る。また、この設定温度は、前記温度設定入力部47の
操作により変更することができる。
【0036】<包装作用の概要>図6に示す概略的タイ
ミングチャートを参照して包装作用を説明する。なお、
図6は、物品受台14とフィルム引出し体10と折込部
材2,3と横挟持部材18についての経過時間に対する
それらの機械的動作状態を示す。
【0037】* タイミングチャートA→B時点の範囲 A時点になる前においては、図1,2に示すフィルム引
出し体10がフイルム給出部9に接近し始めている。ま
た、このフィルム引出し体10で中央可動挟持部27と
左右両横可動挟持部28とが固定挟持部26に対し開い
ている。
【0038】A時点を過ぎ、フィルム引出し体10がフ
イルム給出部9に至ると、フィルム引出し体10の停止
状態で中央可動挟持部27と左右両横可動挟持部28と
が固定挟持部26に対し閉じ、それらの間で引出し待機
中の直前待機フィルム12の始端部分が挟持される。そ
して、フィルム引出し体10がフィルム給出部9から離
れ、包装部Sに直前待機フィルム12部分が引き出され
る。フィルム引出し体10は直前待機フィルム12部分
を引き出してB時点で停止する。なお、この直前待機フ
ィルム12の引出し寸法は物品15の前後方向寸法に応
じて設定される。
【0039】物品15(図1参照)は、物品搬送コンベ
ヤ13により、最下降状態の物品受台14に向けて移動
し、物品受台14上で停止する。* フィルム引出し向
きQの予備伸長動作(B時点に至る直前)フィルム引出
し体10が停止する直前に、図1に示すフィルム給出部
9において両挟持ローラ22,24間で支持された待機
フィルム12の引出しが停止される。従って、その後も
移動するフィルム引出し体10により引き出された直前
待機フィルム12部分が引出し向きQへ予備伸長され
る。
【0040】* タイミングチャートB時点 図1に示すフィルム挟持装置16において、後挟持部材
17は、フィルム給出部9の直前で供給フィルム12の
後部(切断後の後端縁)が挟持される。また、左右両横
挟持部材18で下側挟持部35が上側挟持部34に対し
閉じ、供給フィルム12の左右両端縁がこの両挟持部3
4,35間により挟持される。
【0041】* フィルム幅方向Rの予備伸長動作(B
→D時点の範囲) 左右両横挟持部材18が引張コイルばね41の弾性力に
抗して移動し、最も広い間隔に設定される。従って、供
給フィルム12が幅方向Rへ予備伸長される。
【0042】一方、このB時点からD時点の範囲では、
前述したように前左右各端縁及び後部(切断後の後端
縁)が挟持された供給フィルム12に向けて下側から物
品受台14上の物品15が上昇する。D時点までは、前
記予備伸長動作が継続されているとともに、物品受台1
4がF時点までさらに上昇する。
【0043】* フィルム引出し向きQの予備伸長量減
少動作(C→I時点の範囲) C→D時点の間で、フィルム引出し体10がフィルム給
出部9に対し接近し、供給フィルム12に対する引出し
向きQへの予備伸長量が減少する。その後、この予備伸
長量減少状態はI時点まで継続される。
【0044】* フィルム幅方向Rの予備伸長量減少動
作(D→A時点の範囲) 左右両横挟持部材18が引張コイルばね41の弾性力に
より移動して最も広い間隔よりも狭く設定される。従っ
て、供給フィルム12に対する幅方向Rへの予備伸長量
が減少する。この予備伸長量減少動作はほぼA時点まで
段階的に継続される。
【0045】このような予備伸長量の減少動作と同調し
て、前左右各端縁及び後部(切断後の後端縁)が挟持さ
れた供給フィルム12の下側に対し、物品受台14上の
物品15がD時点付近で略接触してさらに上昇し、供給
フィルム12が伸長される。
【0046】また、E時点付近においては、フィルム折
込装置1で後折込部材3が前折込部材4に向けて前進
し、左右両折込部材2が互いに閉じ始める。F→H時点
で物品受台14が最も上昇すると、物品15の上側を供
給フィルム12が覆う。この物品15が最上昇する前
に、物品受台14にあるカッター19(図1参照)によ
り供給フィルム12の後部が切断される。また、このF
時点を過ぎたところで、フイルム折込装置1の各折込部
材2,3が供給フィルム12に当接し始めてH時点に至
る間で、各折込部材2,3が物品15の下側で供給フィ
ルム12に対し次第にくい込んで折り込むとともに、後
折込部材3が物品15を受ける。この間に、この折込み
動作と同調して、供給フイルム12の後端縁に対する挟
持が解除される。また、フィルム引出し体10で左右両
横可動挟持部28が固定挟持部26に対し開くととも
に、左右両横挟持部材18で下側挟持部35が上側挟持
部34に対し開く。従って、供給フィルム12の前端縁
の左右両部及び左右両端縁に対する把持が解除される。
【0047】* タイミングチャートH→I時点 次に、H時点においては、フィルム折込装置1の後折込
部材3及び左右両折込部材2が供給フィルム12をさら
に折り込む。物品受台14は下降しつつある。
【0048】* タイミングチャートI→J時点 次に、I時点においては、フィルム折込装置1で後折込
部材3及び左右両折込部材2が閉じ、物品15が後折込
部材3上に載せられた状態で、物品15の下側で三方か
らの供給フィルム12の折込みが完了する。そして、物
品15が物品押え板6(図1参照)により上方から押さ
えられた状態で物品搬出部材7(図1参照)により前方
へ搬出され、前折込部材4により物品15の下側に対す
る供給フィルム12の前部折り込みが始まる。
【0049】この折込み動作と同調して、フィルム引出
し体10で中央可動挟持部27が固定挟持部26に対し
開く。従って、供給フィルム12の前端縁の中央部に対
する把持が解除される。
【0050】* タイミングチャートJ→A時点の範囲 さらに、後折込部材3上に載せられた物品15が物品搬
出部材7によりヒータ5に向けて搬出されて供給フィル
ム12の前部折り込みが完了する。物品15はヒータ5
上でストッパ20(図1参照)により停止し、物品15
の下側で供給フィルム12の重ね合わせ部が熱により密
着される。
【0051】<前記直前待機フィルム12及び供給フィ
ルム12に対する予熱範囲>前述した包装作用中におい
て、温風ヒータ44の吹出し口44aからの温風は、ま
ず、図5(a)に示すように停止中(引出し待機中)の
直前待機フィルム12に対し、図6に示す包装機1サイ
クル中の停止時間TS (フィルム引出し待機時間)だけ
直接吹き付けられる。ただし、前述したように予備伸長
を行うため、待機フィルム12の停止時点とフィルム引
出し体10の停止時点とは一致しないが、その差は少な
いので、両者を同一とみなしている。この直前待機フィ
ルム12においてUは、この時加熱された停止加熱領域
である。また、その始端a側には後述する移動加熱領域
Vである。次に、温風は、図5(b)に示すように移動
中の直前待機フィルム12に対しても、図6に示す包装
機1サイクル中の移動時間TR (フィルム引出し中の時
間)だけ直接吹き付けられる。Vはこの時加熱された移
動加熱領域であって、移動中の直前待機フィルム12
と、次に直前待機フィルム12となる部分にまたがって
いる。従って、供給フィルム12に対する予備伸長方向
であるフィルム幅方向Rに沿った直前待機フィルム12
の全寸法Lのうち、このフィルム幅方向Rの左右両端縁
から内側へ延びる左右両側域Mを除く中間域N(ただ
し、左右両側域Mと中間域Nとの間で明確な境界はない
が、吹出し口44aから温風が広がってある程度の温度
差が生じる境界をいう。)において、フィルム引出し向
きQに沿った前後両端縁間の全部が直接加熱される。す
なわち、図5(c)に示すように、供給フィルム12の
中間域Nは、前述した停止時間TS 中に加熱された停止
加熱領域Uと、その前後に前述した移動時間TR 中に加
熱された移動加熱領域Vとを有している。なお、移動中
に加熱されるため、移動加熱領域Vは停止加熱領域Uの
温度よりも低い。また、図5(a)に示すように、次に
引き出される直前待機フィルム12においては、前述し
た停止時間T S 中に加熱される範囲となる停止加熱領域
Uに加えて、フィルム給出部9により支持された始端a
(前端縁)からこの停止加熱領域Uまでの範囲で前サイ
クルの移動加熱領域Vが残るとともに、この停止加熱領
域Uから後端部までの範囲で次に引き出される際の移動
加熱領域Vとなる未加熱部分が残る。
【0052】<本実施形態の特徴>本実施形態は下記*
の特徴を有する。 * 本実施形態において従来技術の場合と同様に供給フ
ィルム12に対し直接的に温風を吹き付けると仮定した
場合、供給フィルム12を軟化させるために取り得る温
風吹付け時間は、図6に示すタイミングチャートで、B
〜Fの範囲が予備伸長を行わない場合の温風吹付け時間
であり、B〜Dの範囲が予備伸長を行う場合の温風吹付
け時間である。すなわち、予備伸長を行わない場合は、
物品15の上昇に伴い、供給フィルム12が伸長される
ため、包装部Sに供給フィルム12が供給されてから物
品受台14が上昇端に至るまでの時間である。一方、予
備伸長を行う場合は、包装部Sに供給フィルム12が供
給されてから横挟持部材18による予備伸長動作が完了
するまでの時間である。いずれの場合も、包装機の1サ
イクル中、この温風吹付け時間が占める割合は短い。
【0053】しかし、本実施形態では、フィルム巻取ロ
ール11から引き出された直前待機フィルム12を包装
部Sへ供給フィルム12として供給する以前に、温風ヒ
ータ44の吹出し口44aからの温風によりこの直前待
機フィルム12を直接加熱している。そのため、図6の
タイミングチャートに示すように、包装機1サイクル中
の停止時間TS (フィルム引出し待機時間)は、前述し
たB〜Fの範囲やB〜Dの範囲の温風吹付け時間に比し
て長く、温風を停止中の直前待機フィルム12に直接吹
き付ける温風吹付け時間が長くなり、直前待機フィルム
12に対し柔軟性を充分に与えることができる。また、
供給フィルム12の中央部に位置する停止加熱領域Uの
周囲は、この停止加熱領域Uより温度が低く伸長しにく
い状態となる。従って、予備伸長を行わない場合であっ
て、特に高さのある物品15を包装する際、物品15の
上昇に伴い供給フィルム12が多量に伸長されるが、周
側縁近傍部分のみが伸長されることはなく、各挟持部材
17,18及び引出し体10(前挟持部材)の近傍部よ
り供給フィルム12が損傷することはなくなるととも
に、物品15も損傷することがない。また、前述したよ
うに温風吹付け時間が長いため、温風の予熱温度を低く
した場合でも温風による供給フィルム12の軟化効果を
高めることができる。
【0054】* 前述したように温風により直前待機フ
ィルム12を直接加熱している。そのため、従来技術の
ように雰囲気を暖めて間接的に加熱するよりも、効率的
に加熱でき、前述した時間的有利さと相乗して、低い予
熱温度でも直前待機フィルム12に対し柔軟性を充分に
与えることができる。ひいては、予熱装置の消費電力を
低減することができる。
【0055】* 次に供給フィルム12となる直前待機
フィルム12を直接加熱している。そのため、加熱され
た部分の温度降下もほとんどなく、加熱されて柔軟性を
有する直前待機フィルム12を供給フィルム12として
連続的に供給することができる。また、低い予熱温度で
も直前待機フィルム12に対し柔軟性を充分に与えるこ
とができる。
【0056】* フィルム幅方向Rの予備伸長機構32
を備えた包装機において、供給フィルム12に対する予
備伸長方向(フィルム供給向きQに直交するフィルム幅
方向R)に沿った直前待機フィルム12の全寸法Lのう
ち、予備伸長方向(フィルム幅方向R)の左右両端縁か
ら内側へ延びる左右両側域Mを除く中間域Nの全部を直
接加熱している。そのため、予備伸長時、供給フィルム
12の左右両側域M(左右両横挟持部材18による保持
部分)よりも中間域Nが伸長し易くなり、この左右両側
域Mが破れにくくなる。また、予備伸長時、供給フィル
ム12において左右両側域Mは中間域Nよりも厚くなる
ため、物品15の上側を覆った供給フィルム12の余端
部を物品15の下側へ折り込む際、その余端部の一部と
なる左右両側域Mが破れにくくなる。
【0057】* 直前待機フィルム12近傍の温度に基
づき、コントローラ46の制御部46aにより、温風ヒ
ータ44の吹出し口44aからの温風の予熱温度を制御
している。そのため、直前待機フィルム12が必要以上
に加熱されることを防止して、柔軟性を充分に与えるこ
とができる。
【0058】* 温度設定入力部47により、温風ヒー
タ44の吹出し口44aからの温風の予熱温度を変更し
得る。そのため、フィルムの種類や気温等の各種条件に
応じて、直前待機フィルム12に対し最適な予熱温度の
温風を吹き付けて、直前待機フィルム12に対し最適な
柔軟性を与えることができる。
【0059】* 温風ヒータ44の吹出し口44aに対
向する停止中(引出し待機中)の直前待機フィルム12
の領域Wは、この待機フィルム12が包装部Sへ供給フ
ィルム12として供給された際に、この供給フィルム1
2に向けて上昇する物品15の上面域15aにほぼ対応
する。そのため、供給フィルム12において物品15が
上昇する際に伸長される部分、または物品15に対して
必要な予備伸長部分と前記停止加熱領域Uとがほぼ一致
し、前述した供給フィルム12の破損防止効果をより一
層高めることができる。
【0060】* 温風ヒータ44の吹出し口44aによ
り直前待機フィルム12を加熱している。そのため、簡
単な機構により直前待機フィルム12を直接加熱するこ
とができる。
【0061】〔他の実施形態〕前記実施形態以外にも下
記*のように構成してもよい。 * 加熱部としては、前述した温風ヒータ44の吹出し
口44a以外に、直前待機フィルム12の中間域Nに近
接または接触させた熱板や、フィルム巻掛けローラ(例
えば前記案内ローラ43)に対しこの中間域Nと対応す
る位置で内装した発熱体などが考えられる。
【0062】* 上記加熱部(吹出し口44a、熱板、
発熱体)をフィルム引出し中に離間状態または非加熱状
態(非通電状態)とすることにより、直前待機フィルム
12において前後左右各側部を除く部分をスポット的に
加熱することができる。好ましくは、直前待機フィルム
12が供給フィルム12になった際、停止中(引出し待
機中)の直前待機フィルム12において加熱部と対向し
ていた部分が物品15の上面域15aに対応するように
加熱部を配設する。
【0063】* 予備伸長しない場合には、直前待機フ
ィルム12の幅方向Rの全域(左右両側域M及び中間域
N)を加熱できるように、上記加熱部(吹出し口44
a、熱板、発熱体)を大きくする。
【0064】* フィルム引出し向きQに沿った前後方
向で予備伸長する場合には、供給フィルム12の前後方
向中央部に対応するように、上記加熱部(吹出し口44
a、熱板、発熱体)を停止中の直前待機フィルム12に
対し配設し、この加熱部をフィルム引出し中に離間状態
または非加熱状態(非通電状態)とすることにより、直
前待機フィルム12の前後方向中央部のみを加熱する。
なお、本実施形態において、フィルム引出し向きQに沿
った前後方向へも予備伸長を行っているが、その予備伸
長量はフィルム幅方向Rの予備伸長量に比してかなり少
なく設定されているため、この実施形態については省略
した。
【0065】* 図示しないが、フィルム供給装置とし
ては、前述したフィルム引出し体10によるフィルム引
出し方式以外に、フィルムの両側を支持して搬送するベ
ルト搬送方式に変更する。
【0066】
【発明の効果】請求項1の発明にかかるストレッチフィ
ルム包装機のフィルム予熱装置によれば、待機フィルム
を包装部へ供給フィルムとして供給する以前に加熱部に
よりこの待機フィルムを直接加熱しているので、加熱時
間を長くして低い加熱温度でも待機フィルムに対し柔軟
性を充分に与え、物品を包装する際に供給フィルムや物
品の損傷を防止することができる。また、供給フィルム
において物品が上昇する際に伸長される部分、または物
品に対して必要な予備伸長部分と停止加熱領域とがほぼ
一致し、供給フィルムの破損防止効果をより一層高める
ことができる。供給フィルムの破損防止効果をより一層
高めることができる。また、予熱温度制御部により、待
機フィルムが必要以上に加熱されることを防止して柔軟
性を充分に与えることができる。
【0067】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、加熱された部分の温度降下もほとんどな
く、加熱されて柔軟性を有する直前待機フィルムを供給
フィルムとして連続的に供給することができる。また、
低い予熱温度でも直前待機フィルムに対し柔軟性を充分
に与えることができる。加熱されて柔軟性を有する直前
待機フィルムを供給フィルムとして連続的に供給するこ
とができる。
【0068】請求項3発明によれば、請求項1または請
求項2の発明の効果に加え、予備伸長時、予備伸長方向
に沿う供給フィルムの両側域よりも中間域が伸長し、こ
の両側域が中間域よりも厚くなるので、この両側域が破
れにくくなる。
【0069】請求項の発明によれば、請求項1から請
求項のうちいずれかの請求項の発明の効果に加え、
ィルムの種類や気温等の各種条件に応じて、待機フィル
ムに対し最適な予熱温度で加熱して待機フィルムに対し
最適な柔軟性を与えることができる。
【0070】請求項の発明によれば、請求項1から請
求項4のうちいずれかの請求項の発明の効果に加え、
単な機構により待機フィルムを直接加熱することができ
る。
【0071】
【0072】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態にかかるストレッチフィルム包装
機を示す概略側断面図である。
【図2】 同包装機のフィルム供給装置及び予備伸長装
置を示す一部切欠き平面図である。
【図3】 予備伸長装置を示す図2のX−X線部分断面
図である。
【図4】 予備伸長装置を示す図3のY−Y線部分断面
図である。
【図5】 直前待機フィルム及び供給フィルムに対する
予熱範囲を示す平面図である。
【図6】 同包装機の概略的なタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
8…フィルム供給装置、9…フィルム給出部(フィルム
供給口部)、12…フィルム(待機フィルム、直前待機
フィルム、供給フィルム)、15…物品、15a…物品
上面域、32,33…予備伸長機構、44…温風ヒー
タ、44a…吹出し口(加熱部)、46a…制御部、4
7…温度設定入力部、S…包装部、Q…フィルム引出し
向き(フィルム供給方向)、M…両側域、N…中間域、
K…フィルム予熱装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−77404(JP,A) 特開 平9−24905(JP,A) 実開 昭54−128873(JP,U) 実開 昭58−188803(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 11/00 - 11/58

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム供給口部(9)で支持されて待
    機する待機フィルム(12)を包装部(S)へ供給フィ
    ルム(12)として供給するフィルム供給装置(8)を
    備え、この包装部(S)に展張された供給フィルム(1
    2)に対し物品(15)を上昇させて当接させた状態
    で、この物品(15)の上側を覆った供給フィルム(1
    2)の余端部を物品(15)の下側へ折り込んで物品
    (15)を包装するストレッチフィルム包装機におい
    て、 前記待機フィルム(12)を直接加熱する加熱部(44
    a)、及び加熱される前記待機フィルム(12)近傍の
    温度に基づき、前記加熱部(44a)の予熱温度を制御
    する制御部(46a)を設け、前記加熱部(44a)に
    対向する待機フィルム(12)の領域(W)に対応し
    て、前記加熱部(44a)により所定停止時間加熱され
    る停止加熱領域(U)は、この待機フィルム(12)が
    包装部(S)へ供給フィルム(12)として供給された
    際に、この供給フィルム(12)に向けて上昇する物品
    (15)の上面域(15a)にほぼ対応することを特徴
    とするストレッチフィルム包装機におけるフィルム予熱
    装置。
  2. 【請求項2】 加熱部(44a)は、待機フィルム(1
    2)のうち、次に供給フィルム(12)となる直前待機
    フィルム(12)を直接加熱することを特徴とする請求
    項1に記載のストレッチフィルム包装機におけるフィル
    ム予熱装置。
  3. 【請求項3】 包装部(S)に展張された供給フィルム
    (12)に物品(15)が当接する前に、この供給フィ
    ルム(12)の対向両端縁を保持して互いに離間させる
    予備伸長動作を行う予備伸長装置(32,33)を備
    え、 予備伸長方向(R)は、待機フィルム(12)の供給方
    向(Q)に対し交差し、 加熱部(44a)は、同供給方向(Q)に沿った中間域
    (N)の全部を直接加熱することを特徴とする請求項1
    または請求項2 に記載のストレッチフィルム包装機にお
    けるフィルム予熱装置。
  4. 【請求項4】 加熱部(44a)の予熱温度を変更し得
    る温度設定入力部( 47)を備えたことを特徴とする請
    求項1から請求項3のうちいずれかの請求項に記載のス
    トレッチフィルム包装機におけるフィルム予熱装置。
  5. 【請求項5】 加熱部は、温風ヒータ(44)の吹出し
    口(44a)であることを特徴とする請求項1から請求
    項4のうちいずれかの請求項に記載のストレッチフィル
    ム包装機におけるフィルム予熱装置。
  6. 【請求項6】 加熱部は、前記待機フィルム(12)の
    下方に設けられ、加熱される前記待機フィルム(12)
    近傍の温度は、温度センサ(45)によって検出され、
    前記温度センサ(45)は、待機フィルム(12)の上
    方近傍で且つ加熱部(44a)の真上に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のうちいすれか
    の請求項に記載のストレッチフィルム包装機におけるフ
    ィルム予熱装置。
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