JPH10338203A - 沈降性固形物含有飲料の充填装置並びに充填法 - Google Patents
沈降性固形物含有飲料の充填装置並びに充填法Info
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- JPH10338203A JPH10338203A JP16189697A JP16189697A JPH10338203A JP H10338203 A JPH10338203 A JP H10338203A JP 16189697 A JP16189697 A JP 16189697A JP 16189697 A JP16189697 A JP 16189697A JP H10338203 A JPH10338203 A JP H10338203A
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- beverage
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 充填機により沈降性固形物含有飲料の被充填
容器への充填を再開したときに生じる不均一な充填を防
止する沈降性固形物含有飲料の充填装置を提供する。 【解決手段】 密閉タンク１と該密閉タンク１から導出
し充填機５へ接続する液送管４とから成る充填装置にお
いて、該液送管４を延長し、該密閉タンク１に接続する
帰還管１７を設けた。
容器への充填を再開したときに生じる不均一な充填を防
止する沈降性固形物含有飲料の充填装置を提供する。 【解決手段】 密閉タンク１と該密閉タンク１から導出
し充填機５へ接続する液送管４とから成る充填装置にお
いて、該液送管４を延長し、該密閉タンク１に接続する
帰還管１７を設けた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、果実飲料などの沈降性
固形物を含有する飲料の充填装置並びに充填法に関す
る。
固形物を含有する飲料の充填装置並びに充填法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の沈降性固形物含有飲料の充填装置
として、例えば、みかんのさのう、リンゴ、なし、パイ
ナップルなどの各種の果肉を含有する各種の飲料は、撹
拌機付きの無菌の密閉タンクと、これから導出した液送
管と該液送管の先端に接続された無菌包装充填機とから
成り、無菌タンク内の沈降性固形物飲料を撹拌機で撹拌
し乍ら無菌タンクの上部に供給される無菌エアの圧力に
より該液送管を介して充填機に圧送し、紙パック、缶、
パウチ袋などの被充填容器に充填されるものは公知であ
る。
として、例えば、みかんのさのう、リンゴ、なし、パイ
ナップルなどの各種の果肉を含有する各種の飲料は、撹
拌機付きの無菌の密閉タンクと、これから導出した液送
管と該液送管の先端に接続された無菌包装充填機とから
成り、無菌タンク内の沈降性固形物飲料を撹拌機で撹拌
し乍ら無菌タンクの上部に供給される無菌エアの圧力に
より該液送管を介して充填機に圧送し、紙パック、缶、
パウチ袋などの被充填容器に充填されるものは公知であ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、上記従来
の充填装置では、充填作業を停止し、或いは充填機の点
検、故障、修理、該充填装置に接続されている殺菌装置
の点検、故障、修理、被充填容器の交換などの理由で、
充填機の作動が休止しているときには、液送管内の飲料
中の固形物が沈降し、管内の液体と固体が分離し、固形
物が液中に所定の均一な分散状態でなくなるので、爾後
の充填作業において被充填容器内に不均一な飲料が充填
され、被充填容器には、所定の固形物が均一に分散した
飲料の充填が得られない不都合を生じていた。従って、
充填機の充填作業の休止後でも、充填の再開において、
休止前と同様の沈降性固形物が液中に均一に混ざった飲
料を被充填容器内に単に充填できる充填装置の開発が望
まれる。
の充填装置では、充填作業を停止し、或いは充填機の点
検、故障、修理、該充填装置に接続されている殺菌装置
の点検、故障、修理、被充填容器の交換などの理由で、
充填機の作動が休止しているときには、液送管内の飲料
中の固形物が沈降し、管内の液体と固体が分離し、固形
物が液中に所定の均一な分散状態でなくなるので、爾後
の充填作業において被充填容器内に不均一な飲料が充填
され、被充填容器には、所定の固形物が均一に分散した
飲料の充填が得られない不都合を生じていた。従って、
充填機の充填作業の休止後でも、充填の再開において、
休止前と同様の沈降性固形物が液中に均一に混ざった飲
料を被充填容器内に単に充填できる充填装置の開発が望
まれる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来の課
題を解決し、上記要望を満足する沈降性固形物含有飲料
の充填装置を提供するもので、沈降性固形物含有飲料を
収容する撹拌機付きの無菌密閉タンクから供給管を介し
て無菌包装充填機に接続された沈降性固形物含有飲料の
充填装置において、該液送管と該密閉タンクを接続する
循環用帰還管を設けると共に該帰還管に帰還用ポンプを
介在せしめ、該密閉タンク、該供給管、該帰還管及び該
密閉タンクで循環ラインを形成したことを特徴とする。
題を解決し、上記要望を満足する沈降性固形物含有飲料
の充填装置を提供するもので、沈降性固形物含有飲料を
収容する撹拌機付きの無菌密閉タンクから供給管を介し
て無菌包装充填機に接続された沈降性固形物含有飲料の
充填装置において、該液送管と該密閉タンクを接続する
循環用帰還管を設けると共に該帰還管に帰還用ポンプを
介在せしめ、該密閉タンク、該供給管、該帰還管及び該
密閉タンクで循環ラインを形成したことを特徴とする。
【０００５】更に本発明は、上記の目的を達成する沈降
性固形物含有飲料の充填法を提供するもので、無菌包装
充填器の休止中でも密閉タンク内の沈降性固形物含有飲
料固形物含有飲料を撹拌しておく一方、帰還用ポンプを
作動せしめて該循環ラインを介して沈降性固形物含有飲
料を循環させておき、この循環下で密閉タンク内の被充
填容器内に該飲料を圧送充填することを特徴とする。
性固形物含有飲料の充填法を提供するもので、無菌包装
充填器の休止中でも密閉タンク内の沈降性固形物含有飲
料固形物含有飲料を撹拌しておく一方、帰還用ポンプを
作動せしめて該循環ラインを介して沈降性固形物含有飲
料を循環させておき、この循環下で密閉タンク内の被充
填容器内に該飲料を圧送充填することを特徴とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態例を添
付図面に基づいて詳述する。図１は、本発明の充填装置
を含む充填システムの１例の図である。同図において、
１は、無菌密閉タンクを示す。該密閉タンク１は、駆動
モータ２により回転される回転軸３ａに配設した撹拌羽
根３ｂ，３ｂ，…をもつ撹拌機３を具備し、これにより
内部に貯えられる沈降性固形物含有飲料ａを撹拌し、沈
降性固形物を果汁などの液中に均一に分散せしめた状態
とし、後記するように、液送管４を介して充填機５へ供
給することができる。更に、該密閉タンク１は、その頂
部蓋壁を気密に貫通し、その上部空間１ａ内に開口し且
つエアフィルター６を介在せしめたエア供給管７を接続
し、これによりタンク１内に無菌エアーを送り、タンク
１内を２〜３Ｋｇ／ｃｍ2 の陽圧状態とすることができ
る。８は、該タンク１の頂部蓋壁を気密貫通してその上
部空間に開口して接続された殺菌済みの沈降性固形物含
有飲料の流入管を示す。該密閉タンク１は、その底壁か
ら導出した液送管４を介して無菌包装用充填機５に接続
されている。図示の実施例では、液送管４には、その支
管４ａ，４ａを介して２個の紙パック包装用充填機５，
５に接続されている。９は、該液送管４に該密閉タンク
１の近傍側に介在させた開閉用サニタリーバルブを示
す。而して、上記の充填装置により充填作業を行うに
は、該撹拌機３によりタンク１内の沈降性固形物含有飲
料を撹拌する一方、無菌エアーをタンク１内に送り、タ
ンク１内を２〜３Ｋｇ／ｃｍ2 の陽圧状態としておき、
バルブ９を開けることにより、該液送管４を介して充填
機５に圧送されるので、紙パックなどの被充填容器内へ
の充填が行われる。以上は、従来の充填装置と充填方法
と変わりがない。
付図面に基づいて詳述する。図１は、本発明の充填装置
を含む充填システムの１例の図である。同図において、
１は、無菌密閉タンクを示す。該密閉タンク１は、駆動
モータ２により回転される回転軸３ａに配設した撹拌羽
根３ｂ，３ｂ，…をもつ撹拌機３を具備し、これにより
内部に貯えられる沈降性固形物含有飲料ａを撹拌し、沈
降性固形物を果汁などの液中に均一に分散せしめた状態
とし、後記するように、液送管４を介して充填機５へ供
給することができる。更に、該密閉タンク１は、その頂
部蓋壁を気密に貫通し、その上部空間１ａ内に開口し且
つエアフィルター６を介在せしめたエア供給管７を接続
し、これによりタンク１内に無菌エアーを送り、タンク
１内を２〜３Ｋｇ／ｃｍ2 の陽圧状態とすることができ
る。８は、該タンク１の頂部蓋壁を気密貫通してその上
部空間に開口して接続された殺菌済みの沈降性固形物含
有飲料の流入管を示す。該密閉タンク１は、その底壁か
ら導出した液送管４を介して無菌包装用充填機５に接続
されている。図示の実施例では、液送管４には、その支
管４ａ，４ａを介して２個の紙パック包装用充填機５，
５に接続されている。９は、該液送管４に該密閉タンク
１の近傍側に介在させた開閉用サニタリーバルブを示
す。而して、上記の充填装置により充填作業を行うに
は、該撹拌機３によりタンク１内の沈降性固形物含有飲
料を撹拌する一方、無菌エアーをタンク１内に送り、タ
ンク１内を２〜３Ｋｇ／ｃｍ2 の陽圧状態としておき、
バルブ９を開けることにより、該液送管４を介して充填
機５に圧送されるので、紙パックなどの被充填容器内へ
の充填が行われる。以上は、従来の充填装置と充填方法
と変わりがない。
【０００７】尚、沈降性固形物含有飲料の調合から該密
閉タンク１内へ殺菌された沈降性固形物含有飲料を貯え
るまでの該飲料の製造ラインは従来のものと同様に構成
されるが、その１例は図示の通りである。即ち、図面で
１０は調合タンクを示し、該調合タンク１０内に沈降性
固形物、例えば、リンゴの果肉の破砕物と液体としてリ
ンゴ果汁とを所定の割合で投入し、好ましくは、更に果
糖、ブドウ糖などの糖液、酸味料、ペクチン、香料、ビ
タミンＣなどの調味料を適当添加し、これに付設の撹拌
機１１をモータ１２により作動させ、これら配合物を均
一に撹拌し混合して沈降性固形物含有飲料を調製し、こ
れを該調合タンク１０から殺菌装置１３に両者を接続す
る接続管１４を介して、該接続管１４に介入せしめた開
閉バルブ１５を開き、固形物を破壊することのない一枚
羽根のロータリーポンプ１６で送る。該殺菌装置１３
は、固形物を破壊することのないチューブラー殺菌機を
用い、該調合タンク１０から送られて来る飲料を加熱殺
菌した後冷却し、前記の流入管８を介して該無菌密閉タ
ンク１内に流入せしめ、タンク１内に所望量貯えられる
ようにしたものである。加熱殺菌は、例えば、１１５℃
±２℃、３０秒で行われた後、１５℃まで冷却される。
図面で該加熱殺菌機１３は、容筐１３ａ内を断熱壁１３
ｂにより殺菌室１３ｃと冷却室１３ｄとに２分され、該
容筐１３ａ内には該断熱壁１３ｂを貫通して飲料流通用
の蛇管１３ｅが内蔵され、その流入端を前記の接続管１
４に接続し、その流出端を前記の流入管８に接続せし
め、該殺菌室１３ｃ内には、加熱殺菌用の熱水が流入口
１３ｆより流入して該蛇管１３ｅ内の飲料を加熱殺菌し
た後流出口１３ｇより流出し、該冷却室１３ｄ内には流
入口１３ｈより冷却水が流入し、該蛇管１３ｅ内の加熱
殺菌された飲料を冷却した後、流出口１３ｉより流出す
るようにした。
閉タンク１内へ殺菌された沈降性固形物含有飲料を貯え
るまでの該飲料の製造ラインは従来のものと同様に構成
されるが、その１例は図示の通りである。即ち、図面で
１０は調合タンクを示し、該調合タンク１０内に沈降性
固形物、例えば、リンゴの果肉の破砕物と液体としてリ
ンゴ果汁とを所定の割合で投入し、好ましくは、更に果
糖、ブドウ糖などの糖液、酸味料、ペクチン、香料、ビ
タミンＣなどの調味料を適当添加し、これに付設の撹拌
機１１をモータ１２により作動させ、これら配合物を均
一に撹拌し混合して沈降性固形物含有飲料を調製し、こ
れを該調合タンク１０から殺菌装置１３に両者を接続す
る接続管１４を介して、該接続管１４に介入せしめた開
閉バルブ１５を開き、固形物を破壊することのない一枚
羽根のロータリーポンプ１６で送る。該殺菌装置１３
は、固形物を破壊することのないチューブラー殺菌機を
用い、該調合タンク１０から送られて来る飲料を加熱殺
菌した後冷却し、前記の流入管８を介して該無菌密閉タ
ンク１内に流入せしめ、タンク１内に所望量貯えられる
ようにしたものである。加熱殺菌は、例えば、１１５℃
±２℃、３０秒で行われた後、１５℃まで冷却される。
図面で該加熱殺菌機１３は、容筐１３ａ内を断熱壁１３
ｂにより殺菌室１３ｃと冷却室１３ｄとに２分され、該
容筐１３ａ内には該断熱壁１３ｂを貫通して飲料流通用
の蛇管１３ｅが内蔵され、その流入端を前記の接続管１
４に接続し、その流出端を前記の流入管８に接続せし
め、該殺菌室１３ｃ内には、加熱殺菌用の熱水が流入口
１３ｆより流入して該蛇管１３ｅ内の飲料を加熱殺菌し
た後流出口１３ｇより流出し、該冷却室１３ｄ内には流
入口１３ｈより冷却水が流入し、該蛇管１３ｅ内の加熱
殺菌された飲料を冷却した後、流出口１３ｉより流出す
るようにした。
【０００８】上記の構成は、従来の充填装置と変わりが
なく、この構成では、充填作業を停止したとき、或いは
充填機５の点検や故障、梱包工程の機械トラブル、殺菌
装置１３などの故障、包材の切り替え、その他の事情に
より充填機５の充填作業を停止しなければならないとき
は、該タンク１内の撹拌機３の撹拌を停止せしめると共
に、その充填機５の作動を停止せしめることが行われる
が、この充填機の休止中に、該液送管４内に飲料中の沈
降性固形物は沈降してしまい、固溶分離が起こる。従っ
て、爾後の充填作業を再開すると、被充填容器にはその
不均一な飲料の充填が行われ、該容器内には、沈降性固
形物が液中に所定の均一な固形物含有飲料の充填が得ら
れない不都合がある。
なく、この構成では、充填作業を停止したとき、或いは
充填機５の点検や故障、梱包工程の機械トラブル、殺菌
装置１３などの故障、包材の切り替え、その他の事情に
より充填機５の充填作業を停止しなければならないとき
は、該タンク１内の撹拌機３の撹拌を停止せしめると共
に、その充填機５の作動を停止せしめることが行われる
が、この充填機の休止中に、該液送管４内に飲料中の沈
降性固形物は沈降してしまい、固溶分離が起こる。従っ
て、爾後の充填作業を再開すると、被充填容器にはその
不均一な飲料の充填が行われ、該容器内には、沈降性固
形物が液中に所定の均一な固形物含有飲料の充填が得ら
れない不都合がある。
【０００９】本発明は、かゝる不都合を解消するため充
填装置を次のように構成した。即ち、該液送管４を延長
して該液送管４と前記の密閉タンク１とを接続する帰還
管１７を設け、該帰還管１７に帰還用ポンプ１８を介在
せしめた。好ましくは、該帰還管１７には、バルブ１９
を介在せしめる。かくして、該密閉タンク１、該液送管
４、該帰還管１７、該密閉タンク１で飲料の循環ライン
２０を形成した。
填装置を次のように構成した。即ち、該液送管４を延長
して該液送管４と前記の密閉タンク１とを接続する帰還
管１７を設け、該帰還管１７に帰還用ポンプ１８を介在
せしめた。好ましくは、該帰還管１７には、バルブ１９
を介在せしめる。かくして、該密閉タンク１、該液送管
４、該帰還管１７、該密閉タンク１で飲料の循環ライン
２０を形成した。
【００１０】かくして、本発明の上記の充填装置によれ
ば、充填機５による充填作業を停止したり、充填機５の
故障やその他の種々の理由で充填機５を休止させねばな
らない場合は、充填機５を休止させた場合でも、該密閉
タンク１内の飲料ａを該撹拌機３により撹拌を続ける一
方、該バルブ１９を開くと共に該ポンプ１８を駆動させ
て該密閉タンク１、液送管４、帰還管１７及び該空間タ
ンク１で形成される循環ライン２０により沈降性固形物
含有飲料を循環させておく。これにより、該充填機５が
休止しているときにも、該液送管４内に飲料中の沈降性
固形物の沈降が起こらないので、充填機５による被充填
容器内への充填作業を開始したときも、休止前の充填と
同様に沈降性固形物含有飲料の被充填容器内への均一な
充填を常に行うことができ、従来の不都合を解消でき
る。
ば、充填機５による充填作業を停止したり、充填機５の
故障やその他の種々の理由で充填機５を休止させねばな
らない場合は、充填機５を休止させた場合でも、該密閉
タンク１内の飲料ａを該撹拌機３により撹拌を続ける一
方、該バルブ１９を開くと共に該ポンプ１８を駆動させ
て該密閉タンク１、液送管４、帰還管１７及び該空間タ
ンク１で形成される循環ライン２０により沈降性固形物
含有飲料を循環させておく。これにより、該充填機５が
休止しているときにも、該液送管４内に飲料中の沈降性
固形物の沈降が起こらないので、充填機５による被充填
容器内への充填作業を開始したときも、休止前の充填と
同様に沈降性固形物含有飲料の被充填容器内への均一な
充填を常に行うことができ、従来の不都合を解消でき
る。
【００１１】該ポンプ１８としては、固形分を破壊しな
い一枚羽根のロータリーポンプを用いるときは、該液送
管４から該密閉タンク１内への飲料を円滑、良好に還流
せしめることができる。
い一枚羽根のロータリーポンプを用いるときは、該液送
管４から該密閉タンク１内への飲料を円滑、良好に還流
せしめることができる。
【００１２】尚、図示の実施例では、殺菌装置１３は、
該密閉タンク１の前に設けたが、該密閉タンク１と液送
管４との間に介在させて設けてもよい。
該密閉タンク１の前に設けたが、該密閉タンク１と液送
管４との間に介在させて設けてもよい。
【００１３】
【発明の効果】このように本発明によるときは、沈降性
固形物含有飲料の充填装置として、密閉タンクから充填
機に接続される液送管を延長し該密閉タンクに接続され
て沈降性固形物含有飲料を該密閉タンクに還流せしめる
帰還管を設け、飲料の循環ラインを形成したので、該充
填機の作動を休止したときには、該密閉タンク内の飲料
を撹拌する一方、該帰還管に介在させた帰還用ポンプを
駆動させておくときは、該液送管内に沈降性固形物の沈
降がなく、充填機による充填の再開によっても常に固形
物が均一に分散された飲料を被充填容器に充填できる効
果をもたらす。
固形物含有飲料の充填装置として、密閉タンクから充填
機に接続される液送管を延長し該密閉タンクに接続され
て沈降性固形物含有飲料を該密閉タンクに還流せしめる
帰還管を設け、飲料の循環ラインを形成したので、該充
填機の作動を休止したときには、該密閉タンク内の飲料
を撹拌する一方、該帰還管に介在させた帰還用ポンプを
駆動させておくときは、該液送管内に沈降性固形物の沈
降がなく、充填機による充填の再開によっても常に固形
物が均一に分散された飲料を被充填容器に充填できる効
果をもたらす。
【図１】 本発明の沈降性固形物含有飲料充填装置を含
む充填システムの全体図を示す。
む充填システムの全体図を示す。
１ 無菌密閉タンク ４ 液送管 ５
充填機 １７ 帰還管 １８ 帰還ポンプ
充填機 １７ 帰還管 １８ 帰還ポンプ
Claims (2)
- 【請求項１】 沈降性固形物含有飲料を収容する撹拌機
付きの無菌密閉タンクから供給管を介して無菌包装充填
機に接続された沈降性固形物含有飲料の充填装置におい
て、該液送管と該密閉タンクを接続する循環用帰還管を
設けると共に該帰還管に帰還用ポンプを介在せしめ、該
密閉タンク、該液送管、該帰還管及び該密閉タンクで循
環ラインを形成したことを特徴とする沈降性固形物含有
飲料の充填装置。 - 【請求項２】 無菌包装充填器の休止中でも密閉タンク
内の沈降性固形物含有飲料固形物含有飲料を撹拌してお
く一方、帰還用ポンプを作動せしめて該循環ラインを介
して沈降性固形物含有飲料を循環させておき、この循環
下で密閉タンク内の被充填容器内に該飲料を充填するこ
とを特徴とする沈降性固形物含有飲料の充填法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16189697A JP3847900B2 (ja) | 1997-06-04 | 1997-06-04 | 沈降性固形物含有飲料の充填装置並びに充填法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16189697A JP3847900B2 (ja) | 1997-06-04 | 1997-06-04 | 沈降性固形物含有飲料の充填装置並びに充填法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10338203A true JPH10338203A (ja) | 1998-12-22 |
| JP3847900B2 JP3847900B2 (ja) | 2006-11-22 |
Family
ID=15744078
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16189697A Expired - Lifetime JP3847900B2 (ja) | 1997-06-04 | 1997-06-04 | 沈降性固形物含有飲料の充填装置並びに充填法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3847900B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009544544A (ja) * | 2006-07-25 | 2009-12-17 | ザ・コカ−コーラ・カンパニー | 飲料を包装するための装置及び方法 |
| JP2015187003A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-29 | 三菱重工食品包装機械株式会社 | 貯留タンクおよびその運転方法 |
| CN109534263A (zh) * | 2019-01-08 | 2019-03-29 | 鲍少华 | 一种西药的调剂分装装置 |
| CN113072024A (zh) * | 2021-03-25 | 2021-07-06 | 常熟市星海制药有限公司 | 一种自动装瓶设备 |
-
1997
- 1997-06-04 JP JP16189697A patent/JP3847900B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
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