JP3676057B2 - 調理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケトルにて食品を調理する調理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりスープやカレー、シチューなどの食品を比較的大量に加熱調理する場合には、例えば特開平7−8379号公報(A47J27/17)に示される如きケトル(蒸気加熱式ジャケット釜)を用いて作業を行っている。この場合、ケトルは内釜と外釜とから構成され、これら内外釜間に構成したジャケット空間内に蒸気を供給して加熱調理が行われる。
【0003】
そして、調理が終了した場合はケトルを回転させて上面の開口より内部の食品を取り出すか、或いは、柄杓を用いて汲み上げる方式が採られていた。
【0004】
しかしながら、係る方式では調理後の食品の取出作業が極めて煩雑となる。特に、調理後の食品を袋に充填する調理装置において、ポンプ装置を用いてホースなどにより充填装置に自動搬送するためには、上述の如き取出方式は不向きである。
【0005】
そこで、ケトルの底面に食品取出口を形成し、この食品取出口を開閉装置によって開閉する方法が考えられる。係る方法によれば、開閉装置にホースを接続することによって、ポンプにより充填装置に自動搬送することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そして、この開閉装置を駆動装置によって開閉する構造とすれば、作業性は更に改善されるが、ホース内には空気が残留しており、食品取出口が開放されると、ホース内にあった空気がケトル内に逆流し、食品内を通ってケトル上方に抜けようとする。このとき、開閉装置により食品取出口を急激に開くと、ケトル内に逆流した空気が食品内を急激に抜けようとするため、その勢いで食品がケトル外に噴出してしまう問題があった。
【0007】
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、ケトル底面に形成した食品取出口からの空気の逆流による食品の噴出を防止できる調理装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の調理装置は、食品を調理するケトルを備えたものであって、ケトルの底部に形成された食品取出口と、この食品取出口を開閉する開閉手段と、この開閉手段を駆動する駆動手段とを備えており、この駆動手段は、開閉手段により食品取出口を徐々に開放するものである。
【0009】
本発明によれば、食品を調理するケトルを備えた調理装置において、ケトルの底部に形成された食品取出口と、この食品取出口を開閉する開閉手段と、この開閉手段を駆動する駆動手段とを備えており、この駆動手段が、開閉手段により食品取出口を徐々に開放するよう構成したので、食品を取り出すために開閉手段によって食品取出口を開いた際に、食品取出口から空気が急激に逆流入することを防止できる。
【0010】
これにより、逆流空気の通り抜けによる食品のケトルからの噴出を効果的に防止することができるようになるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明の調理装置1のシステム構成図を示している。実施例の調理装置1は、病院や食堂の厨房などに設置されるものであり、流動性の食品、例えばスープ(或いは、カレー、シチューなど)を蒸気を用いて加熱調理する蒸気加熱式ジャケット釜であるケトル2と、このケトルにて調理された食品をポリエチレンなどの樹脂製袋Bに充填する充填装置としてのパッキングステーション3と、このパッキングステーション3にて袋詰めされた食品を冷却する冷水式の氷水冷却機4とから構成されている。
【0012】
前記ケトル2は、図2に示す如く上面に開口し、底面が所定曲率で湾曲したステンレス製の内釜22と、この内釜22の周囲を所定の間隔を存して囲繞するステンレス製の外釜23とから構成されており、これら内外釜22、23間にジャケット空間24が構成されている。
【0013】
そして、この内釜22内には調理中の食品を攪拌する攪拌器6が挿脱自在に挿入される。この攪拌器6は速調可能な攪拌器モータ26(駆動手段)に手動にて解除可能な連結具30により連結されて駆動される。また、ケトル2には攪拌器モータ26を停止させるための非常停止スイッチ27が設けられ、安全を図っている。
【0014】
一方、前記外釜23の下部側面には蒸気供給パイプ28の一端が接続され、ジャケット空間24内に連通されており、この蒸気供給パイプ28には電動式の蒸気注入バルブ29(主)が介設されると共に、蒸気供給パイプ28の他端は図示しない加熱蒸気供給源に連通されている。また、蒸気注入バルブ29をバイパスするかたちで蒸気供給パイプ28にはバイパスパイプ31が接続されている。
【0015】
このバイパスパイプ31の流路は前記蒸気供給パイプ28よりも絞られており、更に、このバイパスパイプ31には手動の蒸気調節バルブ32(微調整)と副バルブ35が介設されている。
【0016】
更に、外釜23の底部には排水パイプ33が接続され、ジャケット空間24内に連通されており、この排水パイプ33には蒸気トラップ40を介して凝縮水バルブ34が取り付けられている。また、外釜23の上部には連通パイプ36が接続されてジャケット空間24内に連通されており、この連通パイプ36には安全弁37と逆止弁38、及び、蒸気排出バルブ45が接続されている。
【0017】
この安全弁37はジャケット空間24内の圧力が所定圧力以上に上昇した際に開くと共に、逆止弁38はジャケット空間24方向を順方向としてジャケット空間24への外気の流入のみを許容する機能を奏する。
【0018】
一方、内釜22の底面には図4に示す如く食品取出口50が開口形成されており、この食品取出口50からは導出パイプ39が降下して上端を食品取出口50にて内釜22内に開放すると共に、下端はケトル2の下方にて開口している。
【0019】
そして、この導出パイプ39には開閉手段としての取出バルブ41が連結されると共に、この取出バルブ41にはフレキシブルな搬送用ホース7が接続される。尚、52は蒸気供給パイプ28内の圧力計であり、71は排水パイプ33に接続されたドレン抜きバルブ、72は水道水をジャケット空間24に導入するための冷却バルブである。ランプ1及びランプ2はケトル2の状態を表示するものであり、後述する制御装置13によって制御される。
【0020】
ここで、上記取出バルブ41は、上面に入口54が開口し、側面に出口56が開口した本体57と、この本体57内に上下移動自在に配設された弁体58と、この弁体58下方に設けられて弁体58を圧縮空気にて上下動させる駆動部59(駆動手段)とから構成されている。
【0021】
そして、取出バルブ41は、その本体57の上面入口54を導出パイプ39の下端にヘルール継手Hによって連結することにより、ケトル2に着脱自在に取り付けられる。このヘルール継手Hは、突き合わされたパイプの相互の端面を周囲から包み込んで密封固着する継手であり、手作業によって解除可能なものである。
【0022】
前記駆動部59には圧力調整バルブ61を介して圧縮空気供給パイプ62が連通接続されており、圧縮空気が送り込まれると弁体58を出口56より下まで降下させる(図4に破線で示す)と共に、圧縮空気が抜かれると弁体58を上昇させて食品取出口50を閉じる。この弁体58は食品取出口50を閉じた状態で、図4に実線で示す如くその上面はケトル2の内釜22の底面と略面一となる。
【0023】
これにより、弁体58が閉じた状態で、調理中食品や攪拌器6が弁体58に当接することが無くなると共に、食品取出口50に食品が滞留することも無くなる。また、上記圧力調整バルブ61は駆動部59に送り込まれる空気の圧力を抑制するよう調整するものである。
【0024】
また、前記搬送用ホース7の一端も同様のヘルール継手Hによって取出バルブ41の出口56に着脱自在に接続されている(図3)。そして、この搬送用ホース7の他端は前記パッキングステーション3に設けられたポンプ装置8に接続されるが、搬送用ホース7には複数のフィルタ63〜65が介設される。
【0025】
各フィルタ63〜65は両端が開口する円筒状の本体66と、この本体66内に一方の開口方向に図6の如く凹陥して設けられた濾過材67とから構成されている。フィルタ63〜65としては濾過材67の網目の細かさが異なるものが用意され、例えばフィルタ63は最も細かく、フィルタ65が最も荒く、フィルタ64がその中間とされている。
【0026】
そして、各フィルタ63〜65も同様のヘルール継手Hによって搬送用ホース7の途中に着脱自在に介設される。この場合、濾過材67の網目が最も細かいフィルタ63がポンプ装置8側となり、その取出バルブ41側にフィルタ64、フィルタ65が順次配置されている。即ち、濾過材67の網目はポンプ装置8側ほど細かくされている。
【0027】
図1に戻って、前記ポンプ装置8はモータにて駆動され、搬送用ホース7を介してケトル2の内釜22内から調理済みの食品を吸引し、送出パイプ9を介して充填バルブ11に搬送するものである。
【0028】
このパッキングステーション3の上面は作業台とされており、この作業台上にはベルトコンベア(図示せず)が配設され、更にこのコンベア上方には前記袋Bの口を封止し、食品名などを印字するためのシール・印字装置12が設けられている。
【0029】
また、このパッキングステーション3の前記シール・印字装置12前面には、温度記録・通信機能を備えた制御装置13が設けられており、この制御装置13には前記ケトル2の内釜22内の食品温度(ケトル内食品芯温。以下ケトル温度と云う)を検出する温度センサー14がチャンネル(Ch)1として、また、前記送出パイプ9を通過する食品温度(充填直前の食品芯温)を検出する温度センサー16がチャンネル(Ch)2として接続されている。
【0030】
この制御装置13の前面には図示しない表示器が取り付けられると共に、図7に示す如き運転切換えスイッチ69が取り付けられている。また、図示しないケトル電源スイッチ、前記攪拌器モータ26の運転停止を行うための攪拌スイッチ、及び、攪拌器モータ26の速調を行うためのボリューム等が取り付けられる。また、この制御装置13はケトル2にも電気的に接続され、前記各バルブの制御も行う。
【0031】
また、制御装置13には袋Bへの充填量が設定されると共に、この設定充填量に応じて制御装置13は前記ポンプ装置8のモータを制御する。この場合、制御装置13はインバータによりモータを回転数(周波数)制御するものである。
【0032】
一方、前記氷水冷却機4は上面に開口し、氷水が貯留される断熱水槽15と、この水槽15内にチップ状の氷を供給する製氷装置25とから構成されている。この製氷装置25の前面にも同様に温度記録・通信機能を備えた制御装置17が設けられており、この制御装置17には水槽15内に投入された袋B内の食品温度(食品芯温)を検出する温度センサー18がチャンネル(Ch)1として、また、前記水槽15内の水温を検出する温度センサー19がチャンネル(Ch)2として接続されている。
【0033】
そして、これらパッキングステーション3の制御装置13と氷水冷却機4の制御装置17とは通信回線21にて接続され、相互にデータを送受信することができるように構成されている。
【0034】
ここまでの構成で、調理装置1を用いた食品の調理・充填・冷却作業の概略を説明する。先ず、図7の運転切換えスイッチ69を停止の位置とした状態で取出バルブ41の駆動部59の圧縮空気を抜いて、弁体58によって食品取出口50を閉じる。そして、ケトル2の内釜22内に洗浄水を入れる。このとき、洗浄水には殺菌剤が投入されており、これによってケトル2内の殺菌を行う。
【0035】
その後、取出バルブ41の駆動部59に圧縮空気を供給して弁体58を降下させ、食品取出口50を開いて洗浄水を取出バルブ41、搬送用ホース7(フィルタ63〜65)、ポンプ装置8を介して排出する。これによって、これらも殺菌される。その後、再び取出バルブ41の駆動部59の圧縮空気を抜いて弁体58を上昇させ、食品取出口50を閉じてケトル2の内釜22内に再び水を入れる。そして、再び弁体58を降下させて食品取出口50を開き、同様の経路で排出することにより、それらを洗浄する。
【0036】
そして、再び弁体58を上昇させて食品取出口50を閉じる。そして、運転切換えスイッチ69を調理の位置とすると、制御装置13はドレン抜きバルブ71を開くので、ジャケット空間24内の水は排出される。このとき制御装置13はランプ1を点灯させる。
【0037】
この状態でケトル2内には料理の材料となる水や食材、調味料などを投入し、前述の如く内外釜22、23間のジャケット空間24に加熱蒸気を供給することによって、内釜22内にて攪拌器6により攪拌しながら食品の加熱調理を行う。
【0038】
次ぎに、図8を用いてケトル2における実際の食品調理作業を説明する。ケトル2にて加熱調理を行う際には、前述の如く制御装置13の運転切換えスイッチ69を調理の位置とすると、制御装置13は、蒸気注入バルブ29を開くと共に、蒸気排出バルブ34を開く。尚、このとき副バルブ35は閉じられている。
【0039】
この蒸気注入バルブ29が開放されると、前述の加熱蒸気発生源から蒸気供給パイプ28を介して高温の蒸気がジャケット空間24内に注入され、内部を加熱した後、蒸気トラップ40を経て蒸気排出バルブ34から外部に排出される。調理中はこれを繰り返すことになる。
【0040】
係る蒸気の注入によって、温度センサー14が検出するケトル温度は常温から急速に上昇して行く。そして、制御装置13には調理中のケトル温度の設定温度(調理温度a)として例えば+90℃を設定したものとすると、制御装置13は設定温度より2deg〜3deg低い温度(※1)に温度センサー14が検出する温度が達した時点で蒸気注入バルブ29を閉じ、副バルブ35を開いて調理を続ける。
【0041】
蒸気注入バルブ29を閉じた後も温度は余熱で上昇を続けるが、やがて下降に転じる。このとき、蒸気の注入は前記温度(※1)にて停止しているので、ケトル温度が余熱によって設定温度よりも大きく上回ってしまう所謂オーバーシュートは効果的に解消される。
【0042】
また、蒸気注入バルブ29が閉じた後は副バルブ35が開かれるので、ジャケット空間24にバイパスパイプ31を介して加熱蒸気が供給されるようになる。このとき、バイパスパイプ31の流路は蒸気供給パイプ28よりも絞られているので、ジャケット空間24に供給される加熱蒸気量も制限される。それに加えて手動により蒸気調節バルブ32を調整して蒸気供給量を微調整することにより、ケトル温度を設定温度(調理温度a)付近に維持する。
【0043】
その後、一定の調理時間が終了したら、図7の運転切換えスイッチ69をポンプ(充填)の位置に切り換える。すると制御装置13は副バルブ35を閉じると共に、冷却バルブ72を開いてジャケット空間24内の水道水を導入する。また、蒸気排出バルブ45も同時に開かれ、これによって、内釜22内の食品を冷却する。
【0044】
これにより、ケトル温度は降下し始め、下位の保持温度(※3)よりも2〜3deg高い温度(※4)に達したら、制御装置13は冷却バルブ72と蒸気排出バルブ45を閉じ、ドレン抜きバルブ71を一定時間開いてジャケット空間24内の水(ドレン)を排出する(ランプ1点灯)。同時にランプ2を点灯して充填準備ができたことを知らせる。
【0045】
その後、ケトル温度が所定の温度(※2)まで降下したら、制御装置13は副バルブ35を開き、蒸気を少量ジャケット空間24に送り込む。以後、ケトル温度は副バルブ35を介したバイパスパイプ31からの少量の蒸気の供給によって、下位の保持温度(※3:+82℃)付近に維持されるようになる。
【0046】
このように調理済みの食品を下位の保持温度に維持することにより、後述する充填作業中の食品の品質劣化を防止して衛生的に保持する。また、蒸気注入バルブ29を開いて蒸気を供給すると、過剰に蒸気が流れて過ぎて所謂過剰調理(オーバークック)となってしまうが、副バルブ35を介して少量の蒸気を供給し続けることにより、係る不都合を防止できる。
【0047】
図7の運転切換えスイッチ69がポンプ(充填)の位置に切り換えられると、制御装置13は圧力調整バルブ61を介して図示しない圧縮空気源から圧縮空気供給パイプ62により駆動部59に圧縮空気を送り込み、弁体58を出口56より下まで降下させて食品取出口50を開く。
【0048】
このとき、駆動部59には圧力調整バルブ61を介して圧縮空気が供給されるので、その圧力は低く設定される。従って、駆動部59は徐々に弁体58を降下させるようになる。ここで、食品取出口50が開放されると、搬送用ホース7内にあった空気がケトル2の内釜22内に逆流し、食品内を通ってケトル2上方に抜けようとするが、このとき、弁体58を急激に降下させて食品取出口50を急激に開くと、内釜22内に逆流した空気が食品内を急激に抜けようとするため、その勢いで食品がケトル2外に噴出してしまうが、上述の如く弁体58を徐々に降下させて食品取出口50を徐々に開放すれば、係る不都合も解消若しくは抑制される。
【0049】
制御装置13はこのように食品取出口50を開放すると共に、ポンプ装置8のモータを制御し、ポンプ装置8を駆動してケトル2の内釜22内から搬送用ホース7内に取出バルブ41内を介して食品を吸引し、送出パイプ9から充填バルブ11に搬送する。このポンプ装置8のモータの始動はパッキングステーション3の底部に設けられたフットスイッチ(図示せず)にて行われる。
【0050】
食品はこの搬送用ホース7を通過する過程で各フィルタ63〜65の濾過材67・・により順次濾過されてからポンプ装置8に至る。一方、充填バルブ11には前記袋Bを宛い、バルブ先端を袋B内に挿入して置く。これにより、ポンプ装置8から搬送された食品は充填バルブ11から袋B内に充填される。
【0051】
食品を袋B内に一定量充填したら、続いてパッキングステーション3のシール・印字装置12にて袋Bの口を封止(シール)し、所定の印字を行う。そして、前記ベルトコンベアによって図示しない搬送台車に袋Bを次々に積載して行く。
【0052】
搬送台車に袋Bが所定数積載されたら、氷水冷却機4に移動して、袋Bを水槽15内の氷水中に投入する。これによって、袋詰めされた食品を+75℃〜+80℃以上の温度から一気に0℃〜+3℃の温度に冷却するものである。
【0053】
前記制御装置13は温度センサー14が検出する上記ケトル温度と、温度センサー16が検出する送出パイプ9を通る充填直前の食品温度を入力し、記録保持する。また、制御装置17は温度センサー18が検出する投入された袋B内の食品温度と、水槽15内の水温を入力し、記録保持するものである。
【0054】
ここで、図9及び図10はケトル2を用いて固形物を湯煎或いは調理する場合の調理装置1の使用例を示している。尚、この場合前記取出バルブ41の弁体58は食品取出口50よりも低い位置にて当該食品取出口50を閉じるよう構成する。これにより、内釜22の中央底面に凹部50Aを構成する。また、攪拌器6は連結具30により攪拌器モータ26から取り外されている。この場合にも連結具30は手作業にて簡単に取り外せる。
【0055】
次ぎに、図中73は保持具であり、この保持具73はシャフト74と、このシャフト74を中心として当該シャフト74に複数段架設された円板状の棚76、77、78と、シャフト74の上端に取り付けられたリング状の把手79とから構成されている。この場合、各棚76、77、78には複数の透孔81・・・が穿設されると共に、棚76、77、78の寸法はケトル2の内釜22の内面形状に沿うかたちで下方のもの程小径とされている。また、シャフト74の先端外径は前記凹部50Aの内寸よりも若干小さい寸法とされている。
【0056】
以上の構成で、固形の食品を調理する場合には、先ず、ケトル2の内釜22内には水を入れ、調味料なども投入する。その後、前述の如く蒸気注入バルブ29を開いてジャケット空間24内に加熱蒸気を供給して内釜22内を加熱する。
【0057】
一方、保持具73の棚76、77、78上には食品を載置し、そのまま保持具73ごと内釜22内に挿入する。そして、シャフト74の下端を内釜22の凹部50A内に挿入して着脱自在に嵌合させる。これによって、保持具73を簡単にケトル2に取り付けることができる。
【0058】
このとき、シャフト74は各棚76〜78の中心に位置しているので、その下端を凹部59Aに嵌合した状態で、各棚76〜78の外縁は内釜22の内側に沿う状態で水平状態に架設される。従って、多量の食品を一度に調理できる。また、棚76〜78には複数の透孔81・・が形成されているので、食品は満遍なく調理される。
【0059】
この状態で、棚76、77、78上の食品は調理される。そして、調理が終了したら把手79を持って保持具73ごと食品をケトル2から引き上げる。これによって、多量の食品のケトル2への納出、及び、調理を一度に簡単に行えるものである。
【0060】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、食品を調理するケトルを備えた調理装置において、ケトルの底部に形成された食品取出口と、この食品取出口を開閉する開閉手段と、この開閉手段を駆動する駆動手段とを備えており、この駆動手段が、開閉手段により食品取出口を徐々に開放するよう構成したので、食品を取り出すために開閉手段によって食品取出口を開いた際に、食品取出口から空気が急激に逆流入することを防止できる。
【0061】
これにより、逆流空気の通り抜けによる食品のケトルからの噴出を効果的に防止することができるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の調理装置のシステム構成図である。
【図2】本発明の調理装置のケトルの構成を示す図である。
【図3】本発明の調理装置のケトルの側面図である。
【図4】本発明の調理装置の取出バルブ部分の一部切欠拡大図である。
【図5】本発明の調理装置の搬送用ホースとフィルタの側面図である。
【図6】本発明の調理装置のフィルタの縦断側面図である。
【図7】本発明の調理装置の制御装置の運転切換えスイッチの正面図である。
【図8】本発明の調理装置による食品調理作業中のケトル温度の推移を説明する図である。
【図9】保持具を取り付けた状態の本発明の調理装置のケトルの構成図である。
【図10】保持具の斜視図である。
【符号の説明】
1 調理装置
2 ケトル
3 パッキングステーション
4 氷水冷却機
6 攪拌器
7 搬送用ホース
8 ポンプ装置
13 制御装置
14 温度センサー
22 内釜
23 外釜
24 ジャケット空間
26 攪拌器モータ
29 蒸気注入バルブ
30 連結具
31 バイパスパイプ
32 蒸気調節バルブ
35 副バルブ
41 取出バルブ
50 食品取出口
58 弁体
61 圧力調整バルブ
63〜65 フィルタ
67 濾過材
73 保持具
74 シャフト
76〜78 棚
81 透孔
B 袋
H ヘルール継手

Claims (1)

  1. 食品を調理するケトルを備えた調理装置において、
    前記ケトルの底部に形成された食品取出口と、この食品取出口を開閉する開閉手段と、この開閉手段を駆動する駆動手段とを備え、この駆動手段は、前記開閉手段により前記食品取出口を徐々に開放することを特徴とする調理装置。
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