JPH10338180A - バルブボディのオイル抜取り装置 - Google Patents

バルブボディのオイル抜取り装置

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JPH10338180A
JPH10338180A JP9165364A JP16536497A JPH10338180A JP H10338180 A JPH10338180 A JP H10338180A JP 9165364 A JP9165364 A JP 9165364A JP 16536497 A JP16536497 A JP 16536497A JP H10338180 A JPH10338180 A JP H10338180A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動変速機のバルブボディからオイルが残留
しないように万遍なく抜き取る。 【解決手段】 バルブボディのオイル抜取り装置は、バ
ルブボディ(V/B)の油路の一端の開口Sから油圧回
路にエアーを供給するエアー供給手段1と、油圧回路中
のバルブを制御すべく、バルブボディにバルブを制御可
能に接続される制御手段2,3とを有する。制御手段に
より油圧回路内のバルブを制御して両開口間の油路を連
通状態とし、エアー供給手段1により一端の開口Sから
エアーを供給し、他端の開口Aから排出させることで油
圧回路中のオイルを排出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機のバル
ブボディからオイルを抜き取る装置に関し、特に残留オ
イルの量を可及的に少なくするオイル抜取り装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動変速機には、そのギヤトレインの動
力伝達流れを変更して複数の変速段を得るため、複数の
摩擦係合装置が設けられており、これら摩擦係合装置に
作動油圧を供給排出し、摩擦係合装置の係脱を制御する
油圧制御装置として、マニュアルバルブ、ソレノイド作
動バルブ、チェックボール等を含む油圧回路を内蔵する
バルブボディが設けられている。このバルブボディの製
造工程には、組み立てられたバルブボディが作動油圧の
供給により正常に作動可能かどうかを検査する検査工程
がある。
【0003】このバルブボディの検査工程では、工程内
で通常の車両走行時と同じ条件で特性を検査したいた
め、検査時の便宜のために、比較的低い油温でそれより
高温の車両走行時と同様の粘性を示す検査用オイルを使
用している。このため、この自動変速機が車両に搭載さ
れた場合、検査用オイルと通常の作動油(ATF)が混
油すると、オイルの特性により自動変速機の機能上問題
(変速ショックなど)が生じ易くなり、オイルを抜き取
る必要がある。そこで従来は、検査終了時に次の工程で
バルブボディを反転させて、油路の開口から流下させる
ことでオイルを抜いている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バルブ
ボディを単に反転して流れ出させるだけでは、その内部
の複雑な油圧回路から十分にオイルを抜き取ることは困
難である。また、バルブボディ内にはバルブ類の切換位
置やチェックボールの位置などにより閉回路となるとこ
ろもあり、こうした部位がバルブボディ内にオイルを残
留させる原因ともなっている。
【0005】そこで本発明は、バルブボディ内のオイル
を十分に抜き取ることができるオイル抜取り装置を提供
することを第1の目的とする。
【0006】次に本発明は、バルブボディ内の油圧回路
を車両運転状態に準拠して制御することにより、油圧の
供給排出関係を利用して、エアーによりバルブボディ内
のオイルを万遍なく排出可能とし、抜取りをより実効あ
るものとすることを第2の目的とする。
【0007】更に本発明は、バルブボディの検査の後
に、バルブボディの置き換えを要することなく、オイル
抜取りを連続して実行可能とすることを第3の目的とす
る。
【0008】更に本発明は、上記バルブボディの検査の
ための油圧の供給と、オイル抜取りのためのエアーの供
給を共通の装置で選択可能とすることを第4の目的とす
る。
【0009】更に本発明は、上記バルブボディの検査と
オイル抜取りを共通の装置で実行可能とすることを第5
の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明は、バルブを含む油圧回路を内蔵し、該
油圧回路の油路の一端と他端が外部に開口するバルブボ
ディからオイルを抜き取るバルブボディのオイル抜取り
装置において、前記油路の一端の開口に連結され、油圧
回路にエアーを供給するエアー供給手段と、油圧回路中
のバルブを制御すべく、バルブボディにバルブを制御可
能に接続される制御手段とを有し、該制御手段によりバ
ルブを制御して両開口間の油路を連通状態とし、エアー
供給手段により一端の開口から供給され、油圧回路を通
って他端の開口から排出されるエアーにより油圧回路中
のオイルを排出させることを特徴とする。
【0011】次に、第2の目的を達成するため、前記制
御手段は、バルブに連結されるバルブ切換手段と、ソレ
ノイド作動の他のバルブのソレノイドに連結されるソレ
ノイド駆動手段と、バルブ切換手段とソレノイド駆動手
段とを制御してバルブ及びソレノイドを複数の所定のパ
ターンに切り換えるパターン制御手段とを有し、バルブ
及びソレノイドを複数のパターンに切り換えてエアーを
供給する構成が採られる。
【0012】更に、第3の目的を達成するため、オイル
抜取り装置は、前記バルブボディの一端の開口に連結さ
れ、油圧回路に油圧を供給する油圧供給手段と、バルブ
ボディの他端の開口に連結され、該他端の開口から吐出
される作動油圧を検査する検査手段とを有するバルブボ
ディ検査装置を備える構成とされる。
【0013】また、第4の目的を達成するため、前記エ
アー供給手段と油圧供給手段は、バルブボディへのエア
ーの供給と油圧の供給とを選択可能に、バルブボディの
一端の開口に切換手段を介して連結される。
【0014】また、第5の目的を達成するため、オイル
抜取り装置は、前記バルブボディの他端の開口に連結さ
れるエアー抜き手段を有するものとされる。
【0015】
【発明の作用及び効果】上記の構成を採る請求項1記載
のオイル抜取り装置では、バルブを制御して油圧回路を
連通状態とし、バルブボディの一端の開口にエアーを供
給し、連通状態の回路を通してオイルを空気圧で他端の
開口から強制的に吹き出すことができ、バルブボディ内
のオイルを十分に抜き取ることができる。
【0016】次に、請求項2記載の構成では、バルブ及
びソレノイドを所定のパターンに設定し、バルブボディ
の一端の開口にエアーを供給し、オイルを空気圧で他端
の開口から強制的に吹き出す操作を、パターンを複数切
り換えて繰り返すことで、結果的にバルブボディ内の閉
回路を全て解消させてオイルの吹き出しを行うことがで
き、バルブボディ内のオイルを万遍なく十分に抜き取る
ことができる。
【0017】更に、請求項3に記載の構成では、バルブ
ボディの一端の開口から油圧を供給し、バルブの切り換
え及びソレノイドの駆動を行って、他端の開口から出力
される作動油圧を検査することができる。そして、検査
終了後、バルブ及びソレノイドを所定のパターンに設定
しては、一端の開口からエアーを供給して他端の開口か
らオイルを吹き出す操作を前記のように繰り返すこと
で、バルブボディ内の油路の閉回路を無くし、バルブボ
ディ内のオイルを万遍なく十分に抜き取ることができ
る。したがって、請求項3に記載の構成によると、バル
ブボディの検査装置に、バルブボディの一端の開口に連
通するエアー供給手段を設けるだけで、バルブボディ内
のオイルを十分に抜き取ることができ、検査装置とは別
にオイル抜取り装置を必要とせず、設置スペース、設備
コスト、工程工数を低減できる。
【0018】更に、請求項4に記載の構成によると、バ
ルブボディへの油圧の供給とエアーの供給との必要に応
じて、切換手段により、バルブボディの検査時にはオイ
ル供給手段をバルブボディに連通し、オイル抜取り時に
はエアー供給手段をバルブボディに連通することができ
るため、検査装置とオイル抜取り装置とを容易に構成で
きる。
【0019】更に、請求項5に記載の構成によると、エ
アー抜き手段を油圧の供給による検査時には、オイル充
満までの本来のエアー抜き手段として使用し、オイル抜
取り時には、検査時に充満したオイルの排出手段として
使用することで、エアー抜き手段を検査及びオイル抜取
りに共用する構成を実現できるため、オイル抜取り装置
を完全に検査装置に統合することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿い、本発明の実施
形態について説明する。装置の説明に先立ち、バルブボ
ディの構成を簡単に説明すると、図3に平面を示すよう
に、バルブボディ(V/B)は、その内部にマニュアル
バルブ、油圧作動の各種切換バルブ、油圧作動の各種調
圧バルブ、ソレノイド作動の各種ソレノイドバルブ、多
数のチェックボール、多数のオリフィス等を配設した複
雑な配置の油圧回路を内蔵している。この油圧回路は、
ポンプ吐出圧を基圧とし、摩擦係合装置を作動させるた
めのライン圧、トルクコンバータに供給するためのセカ
ンダリ圧及び潤滑のための潤滑圧を出力する回路とされ
ている。したがって、図3に示すバルブボディ(V/
B)には、油圧回路の油路の一端のポンプ吐出圧を取り
入れるための開口(以下供給開口という)Sと、ライン
圧、セカンダリ圧及び潤滑圧を出力するための油圧回路
の油路の他端の多数の開口(以下出力開口という)A1
〜A3 が形成されている。
【0021】一方、上記各バルブのうち、マニュアルバ
ルブはバルブボディ外に突出する操作部を有し、ソレノ
イドバルブはバルブボディに取り付けたソレノイドを有
する。そして、油圧制御回路は、これらのバルブを操作
することで制御可能である。したがって、上記多数の出
力開口A1 〜A3 は、添字番号1〜3を付してグループ
分けして示す各グループごとに、マニュアルバルブ及び
ソレノイドを特定のパターンに設定することで、ポンプ
吐出圧を取り入れるための供給開口Sに連通した状態と
することができる。具体的には、第1パターンでは、出
力開口A1 が全て供給開口Sに連通し、第2のパターン
では出力開口A2 が全て、また第3のパターンでは出力
開口A3 が全て供給開口Sに連通する。なお、以下の説
明において、これらの出力開口について、グループの区
別を要しないときは、添字を省略する。本実施形態に係
るオイル抜取り装置は、こうしたバルブボディ(V/
B)の構成上の特徴を利用するものである。
【0022】図1は実施形態に係るバルブボディのオイ
ル抜取り装置のシステム構成を示すもので、この装置
は、バルブボディ(V/B)の油圧回路の油路の供給開
口Sに連結され、油圧回路にエアーを供給するエアー供
給手段としての空気圧ユニット1と、油圧回路中のバル
ブを制御すべく、バルブボディ(V/B)にバルブを制
御可能に接続される制御手段2,3とを有する。そし
て、この装置は、制御手段2,3によりバルブを制御し
て供給開口Sと出力開口A間の油路を連通状態とし、空
気圧ユニット1により供給開口Sから供給され、油圧回
路を通って他端の出力開口Aから排出されるエアーによ
り油圧回路中のオイルを排出させるものとされている。
【0023】制御手段2,3は、マニュアルバルブに機
械的に連結されるバルブ切換手段としてのマニュアルシ
フト切換機構2と、ソレノイド作動の他のバルブのソレ
ノイドに連結されるソレノイド駆動手段としての通電ユ
ニット3と、マニュアルシフト切換機構2と通電ユニッ
ト3とを制御してバルブ及びソレノイドを複数の所定の
パターンに切り換えるパターン制御手段としてのシーケ
ンサ4とを有し、マニュアルバルブ及びソレノイドを複
数のパターンに切り換えてエアーを供給する制御を行
う。
【0024】この装置は、更にバルブボディ(V/B)
の供給開口Sに連結され、油圧回路に油圧を供給する油
圧供給手段としての油圧ユニット5と、バルブボディ
(V/B)の前記のようにグループ化された多数の出力
開口Aに連結され、出力開口Aから吐出される作動油圧
を検査する検査手段としての圧力変換器6とを有するバ
ルブボディ検査装置を備える。
【0025】空気圧ユニット1と油圧ユニット5は、図
2に回路図で示すように、バルブボディ(V/B)への
エアーの供給と油圧の供給とを選択可能に、バルブボデ
ィ(V/B)の供給開口Sに切換手段としての切換バル
ブ7を介して連結される。更にこの装置は、バルブボデ
ィ(V/B)の前記供給開口S及び各グループごとの出
力開口A1 〜A3 (図には簡略化して2つのグループだ
け示されている)に連結されるエアー抜き手段として、
クーラントバルブからなる供給側のエアー抜きバルブ8
S とグループ数に対応する出力側のエアー抜きバルブ8
1 , 2 を有する。
【0026】かくして、バルブボディ(V/B)の検査
装置とオイル抜取り装置とを兼ねるものとして構成され
たこの実施形態の装置は、具体的には、図1に示すよう
に、テスター機械系Tを中心として、前記空気圧ユニッ
ト1及び油圧ユニット5と、コンピュータからなる電子
制御ユニットCと、それによりテスター機械系Tを操作
するシーケンサ4と、油圧ユニット5に連結されてテス
ト油の濾過と温度調節を行う集中給油装置Pとで構成さ
れている。なお、図1及び図2において、符号Jはバル
ブボディ(V/B)をテストのために支持する治具ブロ
ックを示し、これには前記各開口S,Aに整合する油路
が形成されている。また、符号Rはクランプを示す。
【0027】このように構成された装置は、以下のよう
に操作される。電子制御ユニットCによりシーケンサ4
を作動させ、先ずテスター機械系Tの治具ブロックJに
クランプRによりバルブボディ(V/B)を固定する。
次にマニュアルシフト切換機構2をマニュアルバルブに
連結し、通電ユニット3をソレノイドの端子に接続す
る。これによりバルブボディ(V/B)は治具ブロック
Jを介して油圧ユニット5と空気圧ユニット1とに連結
される。これにより検査準備が完了する。
【0028】この状態で、検査のための所定のパターン
設定に移る。図4はこのパターンを図表化して例示する
もので、表のパターン1〜3は、それぞれ図3に示す出
力開口A1 〜A3 から油圧が出力されることに対応する
ものとする。この例は、1つのマニュアルバルブ(表に
そのポジションをMシフトとして表す)と、4つのオン
オフソレノイド(同じくSOL1〜SOL4で示す)
と、3つのリニアソレノイド(同じくSLA〜SLCで
示す)とを備えるバルブボディの例である。
【0029】先ずパターン1を選択する場合、マニュア
ルバルブはDレンジ位置に切り換えられ、各ソレノイド
バルブSOL1〜SOL4への出力は表に示すようなオ
ン・オフ状態とされ、リニアソレノイドバルブSLA〜
SLCへの出力電流は、それぞれAL ,AM とされる。
これによりバルブボディ(V/B)内の油圧回路は、供
給開口Sが各出力開口A1 に連通する状態となる。ここ
で図2に示すように、切換バルブ7を油圧供給状態に切
り換えると、供給開口Sから供給された油圧は、図示の
開口A1 から出力される。ここで、供給圧の計測の正確
を期すため、エアー抜きバルブ8S を解放して、供給側
のエアー抜きを行う。このエアー抜きが完了すると、エ
アー抜きバルブ8S を閉じ、バルブボディ(V/B)側
へ油圧が供給されるようにし、油圧回路と圧力変換器6
S に至る油路中の空気を抜いて計測の正確を期すため、
出力側のエアー抜きバルブ81 からのオイルドレンによ
りエアー抜きを確認して、該バルブ81 を閉じ、圧力変
換器61 により油圧特性(油圧値及びその時間変化等)
の計測を行う。
【0030】次いで、パターン2を選択して、マニュア
ルバルブをサード(3)レンジ位置に切り換え、各ソレ
ノイドバルブSOL1〜SOL4を表に示すようなオン
・オフ状態し、リニアソレノイドバルブSLA〜SLC
への出力電流を、それぞれAM ,AH とする。この場
合、供給側のエアー抜きは完了しているので、同様に出
力側のエアー抜きバルブ82 からのエアー抜きを行った
後、該バルブ82 を閉じて、圧力変換器62 により油圧
特性(油圧値及びその時間変化)の計測を行う。以下同
様に次のパターンでの油圧特性の計測を繰り返してバル
ブボディ(V/B)の検査を完了する。
【0031】こうして検査を完了すると、本発明の主題
のオイル抜きに入る。この場合、油圧の供給のときと同
様に、例えば先ずパターン1を選択し、切換バルブ7を
エアー供給状態に切り換え、供給側のエアー抜きバルブ
S を開放して、この場合は逆にオイル抜きを行う。そ
の後、エアー抜きバルブ8S を閉じ、それによりエアー
が供給開口Sからバルブボディ(V/B)内の油圧回路
を通り、出力開口A1から開放状態のエアー抜きバルブ
1 を経て放出される。次いで、パターン2を選択し、
同様のエアー放出を行う。以下同様にして次のパターン
でのエアー抜きを繰り返してバルブボディ(V/B)全
体のエアー抜きを完了する。
【0032】かくして、この装置によると、従来のバル
ブボディ(V/B)の検査の後に、同じ治具ブロックJ
にバルブボディ(V/B)をセットしたまま、油圧供給
からエアー供給に切り換えることで、オイル抜き工程を
実行することができる。しかも、この場合、マニュアル
バルブ及びソレノイドを所定のパターンに設定し、バル
ブボディ(V/B)の供給開口Sにエアーを供給し、オ
イルを空気圧で出力開口Aから強制的に吹き出す操作
を、パターンを複数切り換えて繰り返すことで、結果的
にバルブボディ(V/B)内の閉回路を全て解消させて
オイルの吹き出しを行うことができ、バルブボディ(V
/B)内のオイルを万遍なく十分に抜き取ることができ
る。
【0033】以上、本発明を一実施形態に基づき詳説し
たが、本発明は上記実施形態の開示内容のみに限定され
ることなく、特許請求の範囲に記載の事項の範囲内で種
々に細部の具体的構成を変更して実施可能なものである
ことはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るバルブボディのオイ
ル抜取り装置のシステム構成図である。
【図2】上記オイル抜取り装置の油圧回路図である。
【図3】上記バルブボディの開口を示す平面図である。
【図4】上記油圧回路のオイル抜取りのためのパターン
図表である。
【符号の説明】
V/B バルブボディ S 供給開口(一端の開口) A,A1 〜A3 出力開口(他端の開口) 1 空気圧ユニット(エアー供給手段) 2 マニュアルシフト切換機構(バルブ切換手段) 3 通電ユニット(ソレノイド駆動手段) 4 シーケンサ(パターン制御手段) 5 油圧ユニット(油圧供給手段) 6,61 ,62 圧力変換器(検査手段) 7 切換バルブ(切換手段) 81 ,82 エアー抜きバルブ(エアー抜き手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブを含む油圧回路を内蔵し、該油圧
    回路の油路の一端と他端が外部に開口するバルブボディ
    からオイルを抜き取るバルブボディのオイル抜取り装置
    において、 前記油路の一端の開口に連結され、油圧回路にエアーを
    供給するエアー供給手段と、 油圧回路中のバルブを制御すべく、バルブボディにバル
    ブを制御可能に接続される制御手段とを有し、 該制御手段によりバルブを制御して両開口間の油路を連
    通状態とし、エアー供給手段により一端の開口から供給
    され、油圧回路を通って他端の開口から排出されるエア
    ーにより油圧回路中のオイルを排出させることを特徴と
    するバルブボディのオイル抜取り装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 バルブに連結されるバルブ切換手段と、 ソレノイド作動の他のバルブのソレノイドに連結される
    ソレノイド駆動手段と、 バルブ切換手段とソレノイド駆動手段とを制御してバル
    ブ及びソレノイドを複数の所定のパターンに切り換える
    パターン制御手段とを有し、バルブ及びソレノイドを複
    数のパターンに切り換えてエアーを供給する、請求項1
    記載のオイル抜取り装置。
  3. 【請求項3】 前記バルブボディの一端の開口に連結さ
    れ、油圧回路に油圧を供給する油圧供給手段と、バルブ
    ボディの他端の開口に連結され、該他端の開口から吐出
    される作動油圧を検査する検査手段とを有するバルブボ
    ディ検査装置を備える、請求項1又は2記載のオイル抜
    取り装置。
  4. 【請求項4】 前記エアー供給手段と油圧供給手段は、
    バルブボディへのエアーの供給と油圧の供給とを選択可
    能に、バルブボディの一端の開口に切換手段を介して連
    結される、請求項3記載のオイル抜取り装置。
  5. 【請求項5】 前記バルブボディの他端の開口に連結さ
    れるエアー抜き手段を有する、請求項3又は4記載のオ
    イル抜取り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019152463A (ja) * 2018-02-28 2019-09-12 ダイハツ工業株式会社 検査装置
CN112213099A (zh) * 2020-09-29 2021-01-12 如皋市蓝鹰齿轮制造有限公司 一种部分回转型阀门齿轮箱故障检测装置及方法

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