JPH067346Y2 - バルブユニット作動試験装置 - Google Patents

バルブユニット作動試験装置

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JPH067346Y2
JPH067346Y2 JP111689U JP111689U JPH067346Y2 JP H067346 Y2 JPH067346 Y2 JP H067346Y2 JP 111689 U JP111689 U JP 111689U JP 111689 U JP111689 U JP 111689U JP H067346 Y2 JPH067346 Y2 JP H067346Y2
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JP
Japan
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valve unit
valve
operation test
test device
working fluid
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JP111689U
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JPH0293738U (ja
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嘉晶 上竹
英治 濱久保
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はバルブユニット作動試験装置、特に詳細には、
バルブユニットに作動流体を供給して弁体を所定の作動
位置に設定したとき、所定の圧力ポートから所定圧の作
動流体が吐出するか否かを調べるようにした作動試験装
置に関するものである。
(従来の技術) 例えば自動車用自動変速機の作動を制御する油圧回路に
は、クラッチ、ブレーキ類に対する作動油の給排を制御
するバルブユニットが設けられる。このバルブユニット
は通常複数の弁体(スプール)を内蔵し、これらの弁体
の作動位置を変えることによって作動油の流通経路を切
り換え、それにより、複数の出力ポートのうちの所定の
ものから作動油を吐出するように構成されたものであ
る。
上記のバルブユニットは一般に、自動変速機に組み付け
る前に作動試験を受ける。この作動試験を行なう作動試
験装置として従来より、バルブユニットの作動流体供給
口に作動流体を供給する流体供給源と、このバルブユニ
ットの出力ポートに接続されて上記作動流体の圧力を検
出する圧力検出回路とを有し、弁体の作動位置に応じ
て、所定の出力ポートに所定の圧力が立ち上がるか否か
を検出できるようにしたものが広く用いられている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上述のようなバルブユニットにおいては、そ
の組立工程等において細かいゴミ、埃等が混入すること
もある。このようなゴミ、埃等が混入していると、たと
え上記作動試験の結果が良好であっても、バルブユニッ
トが実用に供されている間にそれらが弁体の作動部分に
噛み込んで、バルブユニットの作動不良を招くことがあ
る。
そこで本考案は、前述の作動試験を行なう際に、上記の
ゴミ、埃等をバルブユニット内から除去することができ
るバルブユニット作動試験装置を提供することを目的と
するものである。
(課題を解決するための手段) 本考案によるバルブユニット作動試験装置は、前述した
ような作動流体供給源と、圧力検出回路とを備えたバル
ブユニットの作動試験装置において、上記圧力検出回路
に、作動流体を該回路外に排出する分岐回路が、開閉弁
を介して接続されていることを特徴とするものである。
(作用) 上述の開閉弁を閉じておけば、圧力検出回路を用いて通
常の作動試験を行なうことができる。そしてこの開閉弁
を開けば、バルブユニット内を流通して来た作動流体が
分岐回路を通って圧力検出回路外に排出されるから、前
述したゴミ、埃等をこの作動流体と共にバルブユニット
外に排出させることができる。
なお上記開閉弁は、作動試験の前あるいは後に開けばよ
いが、特に作動試験の前に行なえば、この試験が良好に
行なわれるようになる。またこの開閉弁としては手動式
のものを用いてもよいが、電磁開閉弁等の自動弁を用い
るとともに、作動試験と相前後してこの弁を自動的に所
定期間開く制御手段を設けておけば、より便利である。
(実施例) 以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を詳細に説明
する。
第1図は、本考案の一実施例によるバルブユニット作動
試験装置の概略構成を示すものであり、また第2図はこ
の装置により作動試験を受けるバルブユニットの平面形
状を示している。このバルブユニット10は、前述した自
動変速機用のものであり、第2図に詳しく示されるよう
に、トランスミッションケースへの取付面11と、オイル
ポンプ(図示せず)から圧送される作動油を受け入れる
油供給口12と、ドレン穴13と、バルブユニット10がトラ
ンスミッションケースに装着されたとき、該ケースに設
けられた入力ポートに各々連通する出力ポート14A〜14
Nとを有している。なお上記トランスミッションケース
の入力ポートは、自動変速機の作動を制御するクラッ
チ、ブレーキ類に作動油を供給するものである。
そしてバルブユニット10内には、上記油供給口12から送
り込まれる作動油の流通経路を切り換えるマニュアルバ
ルブ15や、その他のスロットルバルブ、シフトバルブ等
が設けられている。なお第1図および第2図には、これ
らのバルブのうち、マニュアルバルブ15のみを示してあ
る。周知の通りこのマニュアルバルブ15は、スプール15
Aの作動位置(軸方向位置)が車室内のセレクトレバー
の操作によって変えられ、それによって作動油の流通経
路を切り換えるものである。
上述のバルブユニット10は第1図に示す通り、取付面11
が作動試験装置の治具プレート20の上面に合わせられ、
そして図示しないクランプ手段により上方側から押さえ
付けることにより、この治具プレート20上に固定され
る。このようにしたとき、バルブユニット10の各出力ポ
ート14A〜14Nはそれぞれ、治具プレート20内のポート
に連通する。またこのとき、前述した油供給口12は、治
具プレート20に設けられた油供給ポート30、油供給配管
31を介して、作動油供給手段32に接続される。なお第1
図では上記各種ポート14A〜14Nのうち、自動変速機の
ロー・アンド・リバース・ブレーキに接続されることに
なるポート14Kと、同じくリバース・クラッチに接続さ
れることになるポート14Bのみを示し、また治具プレー
ト20内のポートとしては、上記出力ポート14B、14Kに
それぞれ連通するポート21B、21Kのみを示してある。
上記のポート21B、21Kはそれぞれ、治具プレート20外
に設けられた圧力検出回路22B、22Kに接続されてい
る。これらの圧力検出回路22B、22Kは各々基本的に、
油圧配管23B、23Kと、圧力計24B、24Kと、その他図
示しないアキュムレータ、逆止弁等から構成されるもの
である。そして本考案の特徴部分として、上記各油圧配
管23B、23Kにはそれぞれ、電磁開閉弁25B、25Kを介
して分岐回路26B、26Kが接続されている。これらの分
岐回路26B、26Kはそれぞれ、油タンク27に接続されて
いる。なお、第1図に示していない出力ポート14A、14
C〜14J、14L〜14Nに対しても、上記と同様の圧力検
出回路、電磁開閉弁および分岐回路が設けられる。
次に、上記の装置によるバルブユニットの作動試験につ
いて説明する。以下の説明は、マニュアルバルブ15の作
動試験を例に挙げて行なうが、他のバルブについての作
動試験も同様にして行なわれる。先に述べたようにして
バルブユニット10が治具プレート20に固定された後、作
動油供給手段32の駆動により、油供給口12からバルブユ
ニット10内に作動油(テスト油)が供給される。そして
作動試験装置側の制御により、まずマニュアルバルブ15
のスプール15Aが「R(後退)」の作動位置に設定され
る。このとき、もしバルブユニット10が正常に作動して
いれば、それぞれ第1図の油路28B、28Kを介して出力
ポート14Bと14Kに所定のライン圧が立ち上がることに
なっている。そこで、スプール15Aを「R」位置に設定
した直後に、まず作動試験装置の電磁弁制御回路(図示
せず)により、電磁開閉弁25Bが所定期間開かれる。す
るとバルブユニット10内を流通した作動油29の一部が、
分岐回路26Bを通してバルブユニット10外に排出され、
油タンク27に受けられる。こうすることにより、バルブ
ユニット10は作動油29によりフラッシングを受けること
になる。つまり、もし先に述べたゴミ、埃等がバルブユ
ニット10内の油路28Bを含む油圧回路に混入していた場
合には、それらが作動油29とともにバルブユニット10外
に排出されうる。次に電磁開閉弁25Bが閉じられ、代わ
りに電磁開閉弁25Kが所定期間開かれる。それにより、
バルブユニット10内の油路28Kを含む油圧回路が、上記
と同様のフラッシング処理を受ける。
なお両電磁開閉弁25B、25Kを同時に開くようにしても
よいが、別々に用いた方がフラッシング時の作動油流速
が高くなり、より良好な洗浄効果が得られる。
以上のフラッシング処理は、マニュアルバルブ15のスプ
ール15Aを前記「R」位置から順次例えば「D」「2」
「1」位置等に設定する毎に、出力ポート14A〜14Nの
うちの1つ(所定のライン圧が立ち上がるはずのもの)
に接続する分岐回路を用いて同様に行なわれる。すなわ
ち例えば、スプール15Aが「D」位置に設定され、バル
ブユニット10の他のシフトバルブの操作により第3速時
の状態が設定された際には、一例として5つの出力ポー
トにおいて所定のライン圧が立ち上がることになるが、
それらの出力ポートに連通する圧力検出回路から分岐さ
れた分岐回路が順次1つずつ圧力検出回路と連通する状
態にされて、5つの相異なる油路が次々とフラッシング
される。
以上のようにしてフラッシング処理が終了すると、次に
従来から行なわれている通りの作動試験がなされる。す
なわち例えば、まずマニュアルバルブ15のスプール15A
が「R」位置に設定される際には、電磁開閉弁14B、14
Kはともに閉状態とされ、両圧力検出回路22B、22Kの
圧力計24B、24Kによって所定のライン圧が検出される
か否かが調べられる。また例えば前述した「D」レンジ
で第3速時のバルブ作動状態が設定される際には、5つ
の圧力検出回路において所定のライン圧が検出されるか
否かが調べられる。
なお上記実施例においては、まずフラッシング処理をす
べて行なってから作動試験を行なうようにしているが、
バルブポジションを1つ変える毎にフラッシング処理と
作動試験とを続けて行なうようにしても構わない。
(考案の効果) 以上詳細に説明した通り本考案のバルブユニット作動試
験装置においては、圧力検出回路に開閉弁を介して分岐
回路を設け、バルブユニット内を流れた作動流体を、こ
の分岐回路を通して排出できるように構成したから、作
動試験回路を有効に利用してバルブユニットを洗浄する
ことが可能となる。よって本装置によれば、バルブユニ
ットの信頼性が向上し、その製品保証が高められる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例によるバルブユニット作動試
験装置を示す概略側面図、 第2図は作動試験を受けるバルブユニットの一例を示す
概略平面図である。 10…バルブユニット、12…油供給口 14A〜14N…出力ポート、15…マニュアルバルブ 15A…スプール、20…治具プレート 22B、22K…圧力検出回路 23B、23K…油圧配管、24B、24K…圧力計 25B、25K…電磁開閉弁、26B、26K…分岐回路 28B、28K…油路、29…作動油

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁体を内蔵するバルブユニットの作動流体
    供給口に作動流体を供給する流体供給源と、 このバルブユニットの出力ポートに接続されて前記作動
    流体の圧力を検出する圧力検出回路とを備えたバルブユ
    ニットの作動試験装置において、 前記圧力検出回路に、作動流体を該回路外に排出する分
    岐回路が、開閉弁を介して接続されていることを特徴と
    するバルブユニット作動試験装置。
JP111689U 1989-01-09 1989-01-09 バルブユニット作動試験装置 Expired - Lifetime JPH067346Y2 (ja)

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JPH0293738U JPH0293738U (ja) 1990-07-25
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JP4566173B2 (ja) * 2006-08-31 2010-10-20 ジヤトコ株式会社 コントロールバルブの試験装置

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