JP3994475B2 - バルブボディのオイル抜取り装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動変速機のバルブボディからオイルを抜き取る装置に関し、特に残留オイルの量を可及的に少なくするオイル抜取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動変速機には、そのギヤトレインの動力伝達流れを変更して複数の変速段を得るため、複数の摩擦係合装置が設けられており、これら摩擦係合装置に作動油圧を供給排出し、摩擦係合装置の係脱を制御する油圧制御装置として、マニュアルバルブ、ソレノイド作動バルブ、チェックボール等を含む油圧回路を内蔵するバルブボディが設けられている。このバルブボディの製造工程には、組み立てられたバルブボディが作動油圧の供給により正常に作動可能かどうかを検査する検査工程がある。
【0003】
このバルブボディの検査工程では、工程内で通常の車両走行時と同じ条件で特性を検査したいため、検査時の便宜のために、比較的低い油温でそれより高温の車両走行時と同様の粘性を示す検査用オイルを使用している。このため、この自動変速機が車両に搭載された場合、検査用オイルと通常の作動油(ATF)が混油すると、オイルの特性により自動変速機の機能上問題(変速ショックなど)が生じ易くなり、オイルを抜き取る必要がある。そこで従来は、検査終了時に次の工程でバルブボディを反転させて、油路の開口から流下させることでオイルを抜いている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、バルブボディを単に反転して流れ出させるだけでは、その内部の複雑な油圧回路から十分にオイルを抜き取ることは困難である。また、バルブボディ内にはバルブ類の切換位置やチェックボールの位置などにより閉回路となるところもあり、こうした部位がバルブボディ内にオイルを残留させる原因ともなっている。
【0005】
そこで本発明は、バルブボディ内のオイルを十分に抜き取ることができるオイル抜取り装置を提供することを第1の目的とする。
【0006】
次に本発明は、バルブボディ内の油圧回路を車両運転状態に準拠して制御することにより、油圧の供給排出関係を利用して、エアーによりバルブボディ内のオイルを万遍なく排出可能とし、抜取りをより実効あるものとすることを第2の目的とする。
【0007】
更に本発明は、バルブボディの検査の後に、バルブボディの置き換えを要することなく、オイル抜取りを連続して実行可能とすることを第3の目的とする。
【0008】
更に本発明は、上記バルブボディの検査のための油圧の供給と、オイル抜取りのためのエアーの供給を共通の装置で選択可能とすることを第4の目的とする。
【0009】
更に本発明は、上記バルブボディの検査とオイル抜取りを共通の装置で実行可能とすることを第5の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記第1、第3及び第4の目的を達成するため、本発明は、バルブを含む油圧回路を内蔵し、該油圧回路の油路の一端と他端が外部に開口するバルブボディからオイルを抜き取るバルブボディのオイル抜取り装置において、前記油圧回路の油路の一端の開口に連結され、油圧回路にエアーを供給するエアー供給手段と、油圧回路中のバルブを制御すべく、バルブボディにバルブを制御可能に接続され、該バルブを制御して両開口間の油路を連通状態とし、エアー供給手段により油路の一端の開口から供給され、油圧回路を通って油路の他端の開口から排出されるエアーにより油圧回路中のオイルを排出させる制御手段と、前記油圧回路の油路の一端の開口に連結され、油圧回路に油圧を供給する油圧供給手段と、前記油圧回路の油路の他端の開口に連結され、該油路の他端の開口から吐出される作動油圧を検査する検査手段と、前記エアー供給手段と油圧供給手段とを、バルブボディへのエアーの供給と油圧の供給とを選択可能に、前記油圧回路の油路の一端の開口に連結する切換手段とを有する。
【0011】
次に、第2の目的を達成するため、前記制御手段は、バルブに連結されるバルブ切換手段と、ソレノイド作動の他のバルブのソレノイドに連結されるソレノイド駆動手段と、バルブ切換手段とソレノイド駆動手段とを制御してバルブ及びソレノイドを複数の所定のパターンに切り換えるパターン制御手段とを有し、バルブ及びソレノイドを複数のパターンに切り換えてエアーを供給する構成が採られる。
【0014】
また、第5の目的を達成するため、オイル抜取り装置は、前記油圧回路の油路の他端の開口に連結されるエアー抜き手段を有するものとされる。
【0015】
【発明の作用及び効果】
上記の構成を採る請求項1に記載のオイル抜取り装置では、バルブを制御して油圧回路を連通状態とし、油圧回路の油路の一端の開口にエアーを供給し、連通状態の回路を通してオイルを空気圧で油路の他端の開口から強制的に吹き出すことができ、バルブボディ内のオイルを十分に抜き取ることができる。
また、油圧回路の油路の一端の開口から油圧を供給し、バルブの切り換え及びソレノイドの駆動を行って、油路の他端の開口から出力される作動油圧を検査することができる。そして、検査終了後、バルブ及びソレノイドを所定のパターンに設定しては、油路の一端の開口からエアーを供給して油路の他端の開口からオイルを吹き出す操作を前記のように繰り返すことで、バルブボディ内の油路の閉回路を無くし、バルブボディ内のオイルを万遍なく十分に抜き取ることができる。したがって、請求項1に記載の構成によると、バルブボディの検査装置に、油圧回路の油路の一端の開口に連通するエアー供給手段を設けるだけで、バルブボディ内のオイルを十分に抜き取ることができ、検査装置とは別にオイル抜取り装置を必要とせず、設置スペース、設備コスト、工程工数等を低減できる。
そして、バルブボディへの油圧の供給とエアーの供給との必要に応じて、切換手段により、バルブボディの検査時にはオイル供給手段をバルブボディに連通し、オイル抜取り時にはエアー供給手段をバルブボディに連通することができるため、検査装置とオイル抜取り装置とを容易に構成できる。
【0016】
次に、請求項2記載の構成では、バルブ及びソレノイドを所定のパターンに設定し、バルブボディの一端の開口にエアーを供給し、オイルを空気圧で他端の開口から強制的に吹き出す操作を、パターンを複数切り換えて繰り返すことで、結果的にバルブボディ内の閉回路を全て解消させてオイルの吹き出しを行うことができ、バルブボディ内のオイルを万遍なく十分に抜き取ることができる。
【0017】
更に、請求項3に記載の構成では、バルブボディの一端の開口から油圧を供給し、バルブの切り換え及びソレノイドの駆動を行って、他端の開口から出力される作動油圧を検査することができる。そして、検査終了後、バルブ及びソレノイドを所定のパターンに設定しては、一端の開口からエアーを供給して他端の開口からオイルを吹き出す操作を前記のように繰り返すことで、バルブボディ内の油路の閉回路を無くし、バルブボディ内のオイルを万遍なく十分に抜き取ることができる。したがって、請求項3に記載の構成によると、バルブボディの検査装置に、バルブボディの一端の開口に連通するエアー供給手段を設けるだけで、バルブボディ内のオイルを十分に抜き取ることができ、検査装置とは別にオイル抜取り装置を必要とせず、設置スペース、設備コスト、工程工数を低減できる。
【0018】
更に、請求項4に記載の構成によると、バルブボディへの油圧の供給とエアーの供給との必要に応じて、切換手段により、バルブボディの検査時にはオイル供給手段をバルブボディに連通し、オイル抜取り時にはエアー供給手段をバルブボディに連通することができるため、検査装置とオイル抜取り装置とを容易に構成できる。
【0019】
更に、請求項3に記載の構成によると、エアー抜き手段を油圧の供給による検査時には、オイル充満までの本来のエアー抜き手段として使用し、オイル抜取り時には、検査時に充満したオイルの排出手段として使用することで、エアー抜き手段を検査及びオイル抜取りに共用する構成を実現できるため、オイル抜取り装置を完全に検査装置に統合することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面に沿い、本発明の実施形態について説明する。装置の説明に先立ち、バルブボディの構成を簡単に説明すると、図3に平面を示すように、バルブボディ(V/B)は、その内部にマニュアルバルブ、油圧作動の各種切換バルブ、油圧作動の各種調圧バルブ、ソレノイド作動の各種ソレノイドバルブ、多数のチェックボール、多数のオリフィス等を配設した複雑な配置の油圧回路を内蔵している。この油圧回路は、ポンプ吐出圧を基圧とし、摩擦係合装置を作動させるためのライン圧、トルクコンバータに供給するためのセカンダリ圧及び潤滑のための潤滑圧を出力する回路とされている。したがって、図3に示すバルブボディ(V/B)には、油圧回路の油路の一端のポンプ吐出圧を取り入れるための開口(以下供給開口という)Sと、ライン圧、セカンダリ圧及び潤滑圧を出力するための油圧回路の油路の他端の多数の開口(以下出力開口という)A1 〜A3 が形成されている。
【0021】
一方、上記各バルブのうち、マニュアルバルブはバルブボディ外に突出する操作部を有し、ソレノイドバルブはバルブボディに取り付けたソレノイドを有する。そして、油圧制御回路は、これらのバルブを操作することで制御可能である。したがって、上記多数の出力開口A1 〜A3 は、添字番号1〜3を付してグループ分けして示す各グループごとに、マニュアルバルブ及びソレノイドを特定のパターンに設定することで、ポンプ吐出圧を取り入れるための供給開口Sに連通した状態とすることができる。具体的には、第1パターンでは、出力開口A1 が全て供給開口Sに連通し、第2のパターンでは出力開口A2 が全て、また第3のパターンでは出力開口A3 が全て供給開口Sに連通する。なお、以下の説明において、これらの出力開口について、グループの区別を要しないときは、添字を省略する。本実施形態に係るオイル抜取り装置は、こうしたバルブボディ(V/B)の構成上の特徴を利用するものである。
【0022】
図1は実施形態に係るバルブボディのオイル抜取り装置のシステム構成を示すもので、この装置は、バルブボディ(V/B)の油圧回路の油路の供給開口Sに連結され、油圧回路にエアーを供給するエアー供給手段としての空気圧ユニット1と、油圧回路中のバルブを制御すべく、バルブボディ(V/B)にバルブを制御可能に接続される制御手段2,3とを有する。そして、この装置は、制御手段2,3によりバルブを制御して供給開口Sと出力開口A間の油路を連通状態とし、空気圧ユニット1により供給開口Sから供給され、油圧回路を通って他端の出力開口Aから排出されるエアーにより油圧回路中のオイルを排出させるものとされている。
【0023】
制御手段2,3は、マニュアルバルブに機械的に連結されるバルブ切換手段としてのマニュアルシフト切換機構2と、ソレノイド作動の他のバルブのソレノイドに連結されるソレノイド駆動手段としての通電ユニット3と、マニュアルシフト切換機構2と通電ユニット3とを制御してバルブ及びソレノイドを複数の所定のパターンに切り換えるパターン制御手段としてのシーケンサ4とを有し、マニュアルバルブ及びソレノイドを複数のパターンに切り換えてエアーを供給する制御を行う。
【0024】
この装置は、更にバルブボディ(V/B)の供給開口Sに連結され、油圧回路に油圧を供給する油圧供給手段としての油圧ユニット5と、バルブボディ(V/B)の前記のようにグループ化された多数の出力開口Aに連結され、出力開口Aから吐出される作動油圧を検査する検査手段としての圧力変換器6とを有するバルブボディ検査装置を備える。
【0025】
空気圧ユニット1と油圧ユニット5は、図2に回路図で示すように、バルブボディ(V/B)へのエアーの供給と油圧の供給とを選択可能に、バルブボディ(V/B)の供給開口Sに切換手段としての切換バルブ7を介して連結される。更にこの装置は、バルブボディ(V/B)の前記供給開口S及び各グループごとの出力開口A1 〜A3 (図には簡略化して2つのグループだけ示されている)に連結されるエアー抜き手段として、クーラントバルブからなる供給側のエアー抜きバルブ8S とグループ数に対応する出力側のエアー抜きバルブ81 , 2 を有する。
【0026】
かくして、バルブボディ(V/B)の検査装置とオイル抜取り装置とを兼ねるものとして構成されたこの実施形態の装置は、具体的には、図1に示すように、テスター機械系Tを中心として、前記空気圧ユニット1及び油圧ユニット5と、コンピュータからなる電子制御ユニットCと、それによりテスター機械系Tを操作するシーケンサ4と、油圧ユニット5に連結されてテスト油の濾過と温度調節を行う集中給油装置Pとで構成されている。なお、図1及び図2において、符号Jはバルブボディ(V/B)をテストのために支持する治具ブロックを示し、これには前記各開口S,Aに整合する油路が形成されている。また、符号Rはクランプを示す。
【0027】
このように構成された装置は、以下のように操作される。電子制御ユニットCによりシーケンサ4を作動させ、先ずテスター機械系Tの治具ブロックJにクランプRによりバルブボディ(V/B)を固定する。次にマニュアルシフト切換機構2をマニュアルバルブに連結し、通電ユニット3をソレノイドの端子に接続する。これによりバルブボディ(V/B)は治具ブロックJを介して油圧ユニット5と空気圧ユニット1とに連結される。これにより検査準備が完了する。
【0028】
この状態で、検査のための所定のパターン設定に移る。図4はこのパターンを図表化して例示するもので、表のパターン1〜3は、それぞれ図3に示す出力開口A1 〜A3 から油圧が出力されることに対応するものとする。この例は、1つのマニュアルバルブ(表にそのポジションをMシフトとして表す)と、4つのオンオフソレノイド(同じくSOL1〜SOL4で示す)と、3つのリニアソレノイド(同じくSLA〜SLCで示す)とを備えるバルブボディの例である。
【0029】
先ずパターン1を選択する場合、マニュアルバルブはDレンジ位置に切り換えられ、各ソレノイドバルブSOL1〜SOL4への出力は表に示すようなオン・オフ状態とされ、リニアソレノイドバルブSLA〜SLCへの出力電流は、それぞれAL ,AM とされる。これによりバルブボディ(V/B)内の油圧回路は、供給開口Sが各出力開口A1 に連通する状態となる。ここで図2に示すように、切換バルブ7を油圧供給状態に切り換えると、供給開口Sから供給された油圧は、図示の開口A1 から出力される。ここで、供給圧の計測の正確を期すため、エアー抜きバルブ8S を解放して、供給側のエアー抜きを行う。このエアー抜きが完了すると、エアー抜きバルブ8S を閉じ、バルブボディ(V/B)側へ油圧が供給されるようにし、油圧回路と圧力変換器6S に至る油路中の空気を抜いて計測の正確を期すため、出力側のエアー抜きバルブ81 からのオイルドレンによりエアー抜きを確認して、該バルブ81 を閉じ、圧力変換器61 により油圧特性(油圧値及びその時間変化等)の計測を行う。
【0030】
次いで、パターン2を選択して、マニュアルバルブをサード(3)レンジ位置に切り換え、各ソレノイドバルブSOL1〜SOL4を表に示すようなオン・オフ状態し、リニアソレノイドバルブSLA〜SLCへの出力電流を、それぞれAM ,AH とする。この場合、供給側のエアー抜きは完了しているので、同様に出力側のエアー抜きバルブ82 からのエアー抜きを行った後、該バルブ82 を閉じて、圧力変換器62 により油圧特性(油圧値及びその時間変化)の計測を行う。以下同様に次のパターンでの油圧特性の計測を繰り返してバルブボディ(V/B)の検査を完了する。
【0031】
こうして検査を完了すると、本発明の主題のオイル抜きに入る。この場合、油圧の供給のときと同様に、例えば先ずパターン1を選択し、切換バルブ7をエアー供給状態に切り換え、供給側のエアー抜きバルブ8S を開放して、この場合は逆にオイル抜きを行う。その後、エアー抜きバルブ8S を閉じ、それによりエアーが供給開口Sからバルブボディ(V/B)内の油圧回路を通り、出力開口A1 から開放状態のエアー抜きバルブ81 を経て放出される。次いで、パターン2を選択し、同様のエアー放出を行う。以下同様にして次のパターンでのエアー抜きを繰り返してバルブボディ(V/B)全体のエアー抜きを完了する。
【0032】
かくして、この装置によると、従来のバルブボディ(V/B)の検査の後に、同じ治具ブロックJにバルブボディ(V/B)をセットしたまま、油圧供給からエアー供給に切り換えることで、オイル抜き工程を実行することができる。しかも、この場合、マニュアルバルブ及びソレノイドを所定のパターンに設定し、バルブボディ(V/B)の供給開口Sにエアーを供給し、オイルを空気圧で出力開口Aから強制的に吹き出す操作を、パターンを複数切り換えて繰り返すことで、結果的にバルブボディ(V/B)内の閉回路を全て解消させてオイルの吹き出しを行うことができ、バルブボディ(V/B)内のオイルを万遍なく十分に抜き取ることができる。
【0033】
以上、本発明を一実施形態に基づき詳説したが、本発明は上記実施形態の開示内容のみに限定されることなく、特許請求の範囲に記載の事項の範囲内で種々に細部の具体的構成を変更して実施可能なものであることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るバルブボディのオイル抜取り装置のシステム構成図である。
【図2】上記オイル抜取り装置の油圧回路図である。
【図3】上記バルブボディの開口を示す平面図である。
【図4】上記油圧回路のオイル抜取りのためのパターン図表である。
【符号の説明】
V/B バルブボディ
S 供給開口(一端の開口)
A,A1 〜A3 出力開口(他端の開口)
1 空気圧ユニット(エアー供給手段)
2 マニュアルシフト切換機構(バルブ切換手段)
3 通電ユニット(ソレノイド駆動手段)
4 シーケンサ(パターン制御手段)
5 油圧ユニット(油圧供給手段)
6,61 ,62 圧力変換器(検査手段)
7 切換バルブ(切換手段)
1 ,82 エアー抜きバルブ(エアー抜き手段)

Claims (3)

  1. バルブを含む油圧回路を内蔵し、該油圧回路の油路の一端と他端が外部に開口するバルブボディからオイルを抜き取るバルブボディのオイル抜取り装置において、
    前記油圧回路の油路の一端の開口に連結され、油圧回路にエアーを供給するエアー供給手段と、
    油圧回路中のバルブを制御すべく、バルブボディにバルブを制御可能に接続され、該バルブを制御して両開口間の油路を連通状態とし、エアー供給手段により油路の一端の開口から供給され、油圧回路を通って油路の他端の開口から排出されるエアーにより油圧回路中のオイルを排出させる制御手段と、
    前記油圧回路の油路の一端の開口に連結され、油圧回路に油圧を供給する油圧供給手段と、
    前記油圧回路の油路の他端の開口に連結され、該油路の他端の開口から吐出される作動油圧を検査する検査手段と、
    前記エアー供給手段と油圧供給手段とを、バルブボディへのエアーの供給と油圧の供給とを選択可能に、前記油圧回路の油路の一端の開口に連結する切換手段とを有することを特徴とするバルブボディのオイル抜取り装置。
  2. 前記制御手段は、
    バルブに連結されるバルブ切換手段と、
    ソレノイド作動の他のバルブのソレノイドに連結されるソレノイド駆動手段と、
    バルブ切換手段とソレノイド駆動手段とを制御してバルブ及びソレノイドを複数の所定のパターンに切り換えるパターン制御手段とを有し、
    バルブ及びソレノイドを複数のパターンに切り換えてエアーを供給する請求項1記載のオイル抜取り装置
  3. 油圧回路の油路の他端の開口に連結されるエアー抜き手段を有する請求項1に記載のオイル抜取り装置。
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