JPH10337971A - 熱転写記録用樹脂組成物および受像体 - Google Patents

熱転写記録用樹脂組成物および受像体

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JPH10337971A
JPH10337971A JP9150883A JP15088397A JPH10337971A JP H10337971 A JPH10337971 A JP H10337971A JP 9150883 A JP9150883 A JP 9150883A JP 15088397 A JP15088397 A JP 15088397A JP H10337971 A JPH10337971 A JP H10337971A
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JP
Japan
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resin
thermal transfer
resin composition
transfer recording
resin component
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Application number
JP9150883A
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English (en)
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Shin Takemoto
伸 竹本
Takaaki Fujiwa
高明 藤輪
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱転写記録用受像体の染料受容層により、発
色濃度が高く、鮮明な記録画像を形成する。 【解決手段】 染料受容層を、軟質樹脂成分(ウレタン
系樹脂などのTg−50℃〜20℃程度の樹脂)と硬質
樹脂成分(硬質ビニル系重合体などのTg30〜180
℃程度の樹脂)とで構成されたミクロドメイン構造を有
する樹脂組成物で形成する。この樹脂組成物には、
(a)前記ドメインの平均径が1〜50nm、隣接する
ドメイン間の平均距離が10〜1000nmである樹脂
組成物、(b)前記ドメインの個数密度が50〜100
0個/μm2 である樹脂組成物が含まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写により染料
受容層に鮮明な記録画像を形成するのに有用な熱転写記
録用樹脂組成物、およびこの樹脂組成物を用いた熱転写
記録用受像体とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱転写方法として、従来、種々の方法、
例えば、基材シート(例えば、ポリエステルフイルムな
ど)に昇華性染料などの記録剤を担持した熱転写シート
と、被転写材(例えば、紙やプラスチックフイルムな
ど)に昇華性染料で染着可能な染料受容層を形成した受
像シートとを接触させて、加熱により受像シート上に各
種のフルカラー画像を形成する方法が提案されている。
この方法では、加熱手段としてプリンターのサーマルヘ
ッドを使用し、極めて短時間の加熱によって3色又は4
色の多数の色ドットを受像シートに転移させ、原稿に対
応するフルカラー画像を再現している。このようにして
形成された画像は、色材が染料であるため非常に鮮明で
あり、かつ透明性に優れているため、得られる画像は中
間色の再現性や階調性に優れ、フルカラー写真画像に匹
敵する高品質の画像が形成可能である。
【0003】熱転写方法では、熱転写シートの構成のみ
ならず、画像を形成する受像シートの構成も重要であ
る。熱転写記録受像シートとして、例えば、ポリエステ
ル系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂などのハロゲン含有ビニ
ル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリビニルブチラ
ール系樹脂、アクリル系樹脂、セルロース系樹脂、オレ
フイン系樹脂、スチレン系樹脂などを用いて染科受容層
を形成したシートが知られている。このような熱転写記
録受像シートにおいて、転写される昇華性染料の染着性
を良好にするため、染着性の良好な樹脂を用いて染料受
容層を形成している。特開昭62−211195号公報
には、ポリエステル、ポリスチレンなどの易可染性樹脂
と顔料とを含む混合物で、表面平滑性の高い受像層を形
成した熱転写記録用受像シートが提案されている。この
文献には、易可染性樹脂は、水溶型、エマルジョン型で
あってもよいことが記載されている。特開昭62−18
9195号公報には、基材に担持された受像層がスチレ
ン系樹脂で形成された被熱転写シートが開示されてい
る。この文献には、受像層の表面に離型剤層を形成する
ことも記載されている。しかし、染料染着性の高い樹脂
は、軟化点が低く、このような樹脂で熱転写記録受像シ
ートの染料受容層を形成すると、画像形成時におけるサ
ーマルヘッドの熱によって、染料受容層と熱転写シート
とが融着し、剥離時に大きな剥離音が発生したり、熱転
写シートの染料層ごと受像シートへ転写する問題(いわ
ゆる異常転写)が生じる。
【0004】特開昭62−222895号公報には、昇
華型熱記録用受像体の染着層が、アクリル系ポリマー
と、フッ素系又はシリコーン系グラフト又はブロック構
造を有する表面改質剤とを含有する受像体が開示されて
いる。特開平2−81674号公報には、昇華性染料受
容層が、染着し易い樹脂(例えば、ポリエステル、塩化
ビニル系樹脂、アクリル系樹脂及びナイロン系樹脂など
の主染着剤)と、常温硬化型のアクリルウレタンシリコ
ン樹脂(離型助剤)とで構成され、少なくとも表層部に
アクリルウレタンシリコン樹脂を含有している受像媒体
が開示されている。特開平6−24152号公報には、
昇華転写記録受像体の染料受容層を、極性基を1種以上
有するポリエステル樹脂および重合性不飽和化合物の重
合体によってコア・シェル構造を形成した複合高分子水
系ディスパージョンで形成することが提案されている。
これらの受像体は、熱転写シートとの剥離性が高いもの
の、剥離性を高いレベルに維持しつつ、発色濃度や鮮明
性を改善することは困難である。また、常温硬化型のア
クリルウレタンシリコン樹脂は、常温で硬化するため、
取り扱い性を低下させる。このように、染料の染着性を
改善すると、剥離性が低下し、剥離性や保存性を改善す
ると、染料の染着性が低下し、高濃度で、しかも高い鮮
明性の画像を形成することができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、発色濃度が高く、鮮明性に優れた記録画像を形成で
きる熱転写記録用樹脂組成物、およびこの樹脂組成物を
用いた熱転写記録用受像体とその製造方法を提供するこ
とにある。本発明の他の目的は、昇華性染料を使用する
熱転写方法において、画像形成過程又は熱転写における
熱転写シートとの剥離性(離型性)に優れ、かつ高い品
質の記録画像を形成できる熱転写記録用樹脂組成物、お
よびこの樹脂組成物を用いた熱転写記録用受像体とその
製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するため鋭意検討を重ねた結果、熱転写記録用受
像体の染料受容層を、軟質樹脂と硬質樹脂とで構成さ
れ、かつ特定のミクロドメイン構造を有する樹脂組成物
で形成すると、発色濃度が高く、鮮明性に優れた記録画
像を形成できること、さらに熱転写における熱転写シー
トとの剥離性を高いレベルに維持できることを見いだ
し、本発明を完成した。すなわち、本発明の樹脂組成物
は、熱転写記録用受像体の染料受容層を形成するために
利用され、軟質樹脂成分と硬質樹脂成分とで構成され、
かつミクロドメイン構造を有しており、前記ドメインの
平均径が1〜50nm、隣接するドメイン間の平均距離
が10〜1000nmである。本発明の樹脂組成物に
は、軟質樹脂成分と硬質樹脂成分とで構成されたミクロ
ドメイン構造を有しており、前記ドメインの個数密度が
50〜1000個/μm2 である樹脂組成物も含まれ
る。前記ミクロドメインは硬質樹脂成分で構成してもよ
く、軟質樹脂成分はウレタン系樹脂(1)で構成でき、
硬質樹脂成分は硬質ビニル系重合体(2)で構成でき
る。本発明の樹脂組成物において、ウレタン系樹脂
(1)中に重合体(2)が粒子状に分散していてもよい。
樹脂組成物は水性エマルジョンであってもよい。本発明
には、染料受容層が前記樹脂組成物で構成された熱転写
記録用受像体も含まれる。また、本発明には、前記樹脂
組成物を、基材の少なくとも一方の面に塗布し、染料受
容層を形成する熱転写記録用受像体の製造方法も含まれ
る。なお、本明細書において、「ドメイン」とは海島構
造の複合体においてマトリックス中に島状に散在する領
域を意味する。「ドメインの平均径」「隣接するドメイ
ン間の平均距離」はランダムに100個のドメインにつ
いて求めた値である。昇華性染料とは、熱により昇華す
る染料をいう。「熱転写記録用受像体」を単に「受像
体」、「染料受容層」を単に「受容層」と称する場合が
ある。「アクリル系」単量体と「メタクリル系」単量体
とを「(メタ)アクリル系」単量体として総称する。
【0007】
【発明の実施の形態】軟質樹脂成分には、ガラス転移温
度Tgが20℃以下(例えば、−50℃〜20℃、好ま
しくは−50℃〜10℃、さらに好ましくは−50℃〜
0℃程度)の樹脂が含まれ、硬質樹脂成分としては、ガ
ラス転移温度Tgが30℃以上(例えば、30〜180
℃(30〜110℃程度)、好ましくは50℃〜150
℃、さらに好ましくは50〜110℃、特に50〜10
0℃程度の樹脂が使用できる。なお、ガラス転移温度
は、熱分析により測定できるとともに、ビニル系重合体
のガラス転移温度は、下記式(i)のトボルスキ(Tobol
sky)の計算式により算出できる。 1/Tg=(Wa/Tga)+(Wb/Tgb)+… (i) (式中、Tgは共重合体のガラス転移温度(K)、Tg
aは単量体aのホモポリマーのガラス転移温度(K)、
Tgbは単量体bのホモポリマーのガラス転移温度
(K)、Waは単量体aの重量分率、Wbは単量体bの
重量分率を示す)ガラス転移温度の測定において、軟質
樹脂成分および硬質樹脂成分のガラス転移温度をそれぞ
れ明瞭に区別できない場合がある。このような場合、樹
脂成分のガラス転移温度(Tg)の測定値は、例えば、
−20℃〜50℃、好ましくは−10℃〜40℃程度で
ある。
【0008】[軟質樹脂成分]軟質樹脂成分のうち熱可
塑性樹脂としては、例えば、オレフィン系単量体の単独
又は共重合体(例えば、ポリエチレン,エチレン−酢酸
ビニル共重合体,エチレン−(メタ)アクリル酸エステ
ル共重合体,エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体な
どのエチレン系樹脂、ポリプロピレンなど),ポリブタ
ジエン,ポリイソプレン,ポリイソブチレン,軟質(メ
タ)アクリル系単量体の単独又は共重合体、ビニルエー
テル類(例えば、ビニルエチルエーテル,ビニルイソブ
チルエーテルなど)の単独又は共重合体、熱可塑性ウレ
タン系樹脂,脂肪族ポリエステル系樹脂などが例示で
き、熱硬化性樹脂には、例えば、脂肪族系エポキシ樹
脂,ウレタン系樹脂,ポリジメチルシロキサンなどのシ
リコーン系樹脂などが含まれる。これらの軟質樹脂成分
は単独で又は二種以上組合わせて使用できる。好ましい
軟質樹脂成分には、軟質ビニル系単量体(特に(メタ)
アクリル系単量体など)の単独又は共重合体、熱可塑性
ウレタン系樹脂など(特にウレタン系樹脂(1))が含
まれる。
【0009】軟質ビニル系単量体としての(メタ)アク
リル系単量体には、アクリル酸エステル(例えば、アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピ
ル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸ブチル、アク
リル酸イソブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸
ヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸2−エチル
ヘキシル、アクリル酸ラウリルなどのアクリル酸C1-18
アルキルエステルなど)、メタクリル系単量体(例え
ば、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸オクチル、メ
タクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリル
などのメタクリル酸C5-18アルキルなど)などが例示で
きる。好ましい(メタ)アクリル系単量体は、アクリル
酸エチル,アクリル酸ブチル,アクリル酸2−エチルヘ
キシルなどのアクリル酸C2-10アルキルエステルであ
る。(メタ)アクリル系単量体は、前記ガラス転移温度
を維持できる限り、後述する硬質ビニル系単量体や官能
性単量体などと併用してもよい。
【0010】ウレタン系樹脂(1)には、ポリイソシア
ネート成分とポリオール成分との反応により得られる種
々のウレタン系樹脂が含まれ、ポリアミン成分を鎖伸長
剤として使用してもよい。前記ウレタン系樹脂(1)
は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。
【0011】ポリイソシアネート成分には、例えば、芳
香族ポリイソシアネート(例えば、m−フェニレンジイ
ソシアネート、p−フェニレンジイソシアネートなどの
フェニレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソ
シアネート、2,6−トリレンジイソシアネートなどの
トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,
4′−ジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシ
アネートなどのジイソシアネート、トリフェニルメタン
トリイソシアネートなどのポリイソシアネートなど)、
芳香脂肪族ポリイソシアネート(例えば、1,3−キシ
リレンジイソシアネート、1,4−キシリレンジイソシ
アネートなどのキシリレンジイソシアネート、テトラメ
チルキシリレンジイソシアネートなどのジイソシアネー
ト、1,3,5−トリイソシアネートメチルベンゼンな
どのポリイソシアネートなど)、脂環式ポリイソシアネ
ート(例えば、イソホロンジイソシアネート、ジシクロ
ヘキシルメタン−4,4′−ジイソシアネート、シクロ
ヘキサン−1,4−ジイソシアネートなどのジイソシア
ネート、1,3,5−トリイソシアネートシクロヘキサ
ンなどのポリイソシアネートなど)、脂肪族ポリイソシ
アネート(例えば、1,6−ヘキサメチレンジイソシア
ネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソ
シアネート、リジンジイソシアネートなどの脂肪族ジイ
ソシアネート、1,3,6−ヘキサメチレントリイソシ
アネートなどの脂肪族ポリイソシアネートなど)が含ま
れる。これらのポリイソシアネート成分は単独で又は二
種以上組合わせて使用できる。ポリイソシアネート成分
には、通常、ジイソシアネート成分が使用される。
【0012】なお、ポリイソシアネート成分は、多価ア
ルコールにポリイソシアネート化合物が付加し、末端に
イソシアネート基を有するアダクト体、ビュレット反応
により生成したシアヌレート体、二量体、三量体として
使用してもよい。
【0013】ポリオール成分としては、例えば、ポリエ
ステルポリオール、ポリエーテルポリオール(例えば、
ポリエチレングリコール,ポリプロピレングリコール,
ポリオキシテトラメチレングリコールなどのオキシ−C
2-4 アルキレン単位を有するポリエーテルジオールな
ど)、ポリエステル−ポリエーテルポリオール、ポリカ
ーボネートポリオール(例えば、ポリカーボネートジオ
ールなど)、アクリルポリオールなどが挙げられる。ポ
リエステルポリオールは、多価アルコールと、多価カル
ボン酸又はその低級アルキルエステル若しくは酸無水物
との反応により得られるヒドロキシル基含有ポリエステ
ル(特にポリエステルジオール)であり、ラクトンから
誘導されたポリエステルであってもよい。ポリオール成
分は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。ポ
リオール成分としては、ジオール成分(例えば、ポリエ
ステルジオールなど)を用いる場合が多い。
【0014】ポリエステルポリオールを調製するための
多価アルコールには、例えば、脂肪族多価アルコール
(例えば、エチレングリコール、トリメチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、
テトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリコー
ル、ネオペンチルグリコールなどのC2-10アルキレンジ
オール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、ポリオキシテトラメチレングリコールなどのポリオ
キシ−C2-4 アルキレングリコール、トリメチロールプ
ロパン、ペンタエリスリトールなどのポリオールな
ど)、脂環式多価アルコール(例えば、1,4−シクロ
ヘキサンジメチロール、水素化ビスフェノールAなどの
脂環式ジオールなど)、芳香族多価アルコール[例え
ば、2,2−ビス(2−ヒドロキシエチルフェニル)プ
ロパンなどの芳香族ジオールなど]などが含まれる。多
価アルコールは、単独で又は二種以上組み合わせて使用
できる。多価アルコールは、通常、脂肪族ジオールであ
る。
【0015】多価カルボン酸としては、例えば、脂肪族
多価カルボン酸(例えば、アジピン酸、スベリン酸、ア
ゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸などの
飽和脂肪族ジカルボン酸、マレイン酸などの不飽和脂肪
族ジカルボン酸など)、脂環族多価カルボン酸(例え
ば、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環族
ジカルボン酸など)、芳香族多価カルボン酸(例えば、
フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、1,5−ナフ
タレンジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸、トリメ
リット酸などの芳香族多価カルボン酸など)などが例示
される。多価カルボン酸は、単独で又は二種以上組み合
わせて使用できる。ラクトンには、例えば、ブチロラク
トン、バレロラクトン、カプロラクトンなどが含まれ、
単独で又は二種以上組み合わせて使用してもよい。
【0016】なお、鎖伸長剤としてのポリアミン成分と
しては、エチレンジアミン、トリメチレンジアミン、テ
トラメチレンジアミン、ペンタメチレンジアミン、1,
7−ジアミノヘプタン、1,8−ジアミノオクタン、キ
シリレンジアミン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、
イソホロンジアミン、フェニレンジアミンなどのジアミ
ン類、トリアミノプロパンなどのポリアミン類などが挙
げられる。
【0017】[硬質樹脂成分]硬質樹脂成分のうち熱可
塑性樹脂としては、例えば、ビニルエステル類(酢酸ビ
ニル、プロピオン酸ビニル、バーサチック酸ビニル(V
eoVaなど)など)の単独又は共重合体、ハロゲン含
有ビニル類(塩化ビニル、塩化ビニリデンなど)の単独
又は共重合体(ポリ塩化ビニル,塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体などの塩化ビニル系樹脂など)、硬質(メ
タ)アクリル系単量体の単独又は共重合体(ポリメタク
リル酸メチル,メタクリル酸メチル−アクリル酸エステ
ル共重合体、メタクリル酸メチル−(メタ)アクリル酸
共重合体など),スチレンなどの芳香族ビニル系単量体
の単独又は共重合体(ポリスチレン,スチレン−メタク
リル酸メチル共重合体,スチレン−アクリル酸エステル
共重合体、スチレン−(メタ)アクリル酸エステル−
(メタ)アクリル酸共重合体,スチレン−無水マレイン
酸共重合体など)、ビニル複素環化合物(例えば、N−
ビニルピロリドン、N−ビニルイミダゾールなどのN−
ビニル化合物、ビニルピリジンなど)の単独又は共重合
体、ポリカーボネート系樹脂,芳香族性環を有するポリ
エステル系樹脂,ポリアミド系樹脂,芳香族ポリウレタ
ン系樹脂などが例示できる。熱硬化性樹脂としては、例
えば、エポキシ樹脂、ビニルエステル系樹脂、ジアリル
フタレート樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂などが例示
できる。これらの硬質樹脂成分は単独で又は二種以上組
み合わせて使用できる。好ましい硬質樹脂成分には、硬
質ビニル系単量体(硬質(メタ)アクリル系単量体や芳
香族ビニル系単量体など)の単独又は共重合体、エポキ
シ樹脂などが含まれる。
【0018】硬質(メタ)アクリル系単量体には、例え
ば、メタクリル酸アルキル[例えば、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタ
クリル酸イソプロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリ
ル酸イソブチル、メタクリル酸t−ブチルなどのメタク
リル酸C1-4 アルキルエステルなど]、シクロアルキル
(メタ)アクリレート[例えば、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレートなど]、アリール(メタ)アクリレー
ト[例えば、フェニル(メタ)アクリレートなど]、ア
ラルキル(メタ)アクリレート[例えば、ベンジル(メ
タ)アクリレートなど]、(メタ)アクリルアミド類
[例えば、(メタ)アクリルアミド、ジアセトン(メ
タ)アクリルアミドなど]、(メタ)アクリロニトリル
などが含まれる。これらの単量体は単独で又は二種以上
組み合わせて使用できる。好ましい硬質(メタ)アクリ
ル系単量体は、メタクリル酸メチルなどのメタクリル酸
アルキルエステル,アクリルアミドなどが含まれる。
【0019】芳香族ビニル単量体には、例えば、スチレ
ン、α−メチルスチレン、α−ハロスチレン、アルキル
置換スチレン類(ビニルトルエン,p−エチルスチレン
など)、ハロゲン置換スチレン類(クロロスチレンな
ど)などが含まれる。好ましい芳香族ビニル類には、ス
チレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン(特にス
チレン)が含まれる。
【0020】硬質ビニル系単量体は、前記ガラス転移温
度を維持できる限り、前記軟質ビニル系単量体や後述す
る官能性単量体と併用してもよい。さらに、前記軟質樹
脂成分を構成する単量体、硬質樹脂成分を構成する単量
体は、他の非官能性単量体[例えば、ビニルケトン類
(例えば、メチルビニルケトンなど)、アリル化合物
(例えば、アリルアルコール,アリルエーテル,酢酸ア
リルなどのアリルエステルなど)]と併用してもよく、
官能性単量体[カルボキシル基,ヒドロキシル基,グリ
シジル基,アミノ基又はその誘導基,加水分解性シリル
基から選択された少なくとも一種の官能基を有する単量
体]と併用してもよい。
【0021】官能性単量体のうちカルボキシル基含有単
量体としては、不飽和カルボン酸類、例えば、不飽和モ
ノカルボン酸[例えば、(メタ)アクリル酸、クロトン
酸などのエチレン系不飽和モノカルボン酸など]、不飽
和多価カルボン酸[例えば、マレイン酸、フマル酸、イ
タコン酸などのエチレン系不飽和多価カルボン酸又はそ
の酸無水物(無水マレイン酸など)若しくはエステル類
(例えば、マレイン酸モノメチル、マレイン酸モノブチ
ルなどの2価カルボン酸のモノアルキルエステルなど)
など]などが含まれる。好ましい不飽和カルボン酸に
は、例えば、(メタ)アクリル酸などのモノカルボン
酸、マレイン酸などの多価カルボン酸又はその酸無水物
若しくはエステル類などが含まれる。
【0022】ヒドロキシル基含有単量体には、例えば、
ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート[例えば、2
−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル(メタ)
アクリレートなどのヒドロキシ−C2-4 アルキル(メ
タ)アクリレートなど]が例示でき、グリシジル基含有
単量体には、グリシジル(メタ)アクリレートなどが含
まれる。アミノ基又は置換アミノ基含有単量体として
は、例えば、ジアルキルアミノ−アルキル(メタ)アク
リレート[例えば、2−(ジメチルアミノ)エチル(メ
タ)アクリレート、2−(ジエチルアミノ)エチル(メ
タ)アクリレートなどのジC1-4 アルキルアミノ−C
2-4 アルキル(メタ)アクリレートなど]、ヒドロキシ
アルキル(メタ)アクリルアミド[例えば、N−メチロ
ール(メタ)アクリルアミドなどのN−ヒドロキシ−C
1-4 アルキル(メタ)アクリルアミドなど]、アルコキ
シアルキル(メタ)アクリルアミド[例えば、N−メト
キシメチル(メタ)アクリルアミドなどのN−C1-4
ルコキシ−C1-4 アルキル(メタ)アクリルアミドな
ど]が含まれる。加水分解性シリル基を有する単量体に
は、(メタ)アクリル系単量体、ビニル基やアルケニル
基を有する単量体などが含まれる。加水分解性シリル基
を有する(メタ)アクリル系単量体としては、例えば、
2−(メタ)アクリロキシエチルトリクロロシラン、3
−(メタ)アクリロキシプロピルトリクロロシラン、2
−(メタ)アクリロキシエチルメチルジクロロシラン、
2−(メタ)アクリロキシエチルジメチルクロロシラ
ン、2−(メタ)アクリロキシエチルトリメトキシシラ
ン、2−(メタ)アクリロキシエチルトリエトキシシラ
ン、3−(メタ)アクリロキシプロピルトリメトキシシ
ラン、3−(メタ)アクリロキシプロピルトリエトキシ
シラン、3−(メタ)アクリロキシプロピルトリス(2
−メトキシエトキシ)シランなどが例示できる。
【0023】加水分解性シリル基とビニル基やアルケニ
ル基を有する単量体としては、例えば、ビニルトリクロ
ロシラン、ビニルメチルジクロロシラン、イソプロペニ
ルトリクロロシラン、イソプロペニルジメチルクロロシ
ランなど;ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエト
キシシラン、ビニルジメトキシメチルシラン、ビニルジ
エトキシメチルシラン、イソプロペニルトリメトキシシ
ラン、イソプロペニルトリエトキシシラン、ビニルトリ
ス(2−メトキシエトキシ)シランなど;アリルトリク
ロロシラン、アリルメチルジクロロシランなど;アリル
トリメトキシシラン、ビニルフェニルトリメトキシシラ
ン、イソプロペニルフェニルトリメトキシシランなど;
3−[2−(アリルオキシカルボニル)フェニルカルボ
ニルオキシ]プロピルトリメトキシシラン、3−[2−
(イソプロペニルメチルオキシカルボニル)フェニルカ
ルボニルオキシ]プロピルトリメトキシシランなど;3
−(ビニルフェニルアミノ)プロピルトリメトキシシラ
ン、3−(ビニルフェニルアミノ)プロピルトリエトキ
シシランなど;3−[2−(N−ビニルフェニルメチル
アミノ)エチルアミノ]プロピルトリメトシキシラン、
3−[2−(N−イソプロペニルフェニルメチルアミ
ノ)エチルアミノ]プロピルトリエトキシシランなど;
2−(ビニルオキシ)エチルトリメトキシシラン、3−
(ビニルオキシ)プロピルトリメトキシシラン、4−
(ビニルオキシ)ブチルトリエトキシシラン、2−(イ
ソプロペニルオキシ)エチルトリメトキシシランなど;
3−(アリルオキシ)プロピルトリメトキシシラン、1
0−(アリルオキシカルボニル)デシルトリメトキシシ
ラン、3−(イソプロペニルメトキシ)プロピルトリメ
トキシシランなど;3−[(メタ)アクリロキシエトキ
シ]プロピルトリメトキシシラン、3−[(メタ)アク
リロキシエトキシ]プロピルジメトキシメチルシランな
ど]など;ジビニルジメトキシシラン、ジビニルジエト
キシシラン、ジビニルジ(β−メトキシエトキシ)シラ
ンなどが例示できる。
【0024】エポキシ樹脂としては、例えば、ビスフェ
ノール型エポキシ樹脂(ビスフェノールA型エポキシ樹
脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノール
AD型エポキシ樹脂など)、ノボラック型エポキシ樹脂
などの芳香族エポキシ樹脂が例示できる。これらのエポ
キシ樹脂は単独で又は二種以上使用できる。
【0025】[樹脂組成物]本発明の樹脂組成物は、軟
質樹脂成分と硬質樹脂成分とで構成されており、しかも
ミクロドメイン構造を有している。軟質樹脂成分と硬質
樹脂成分は、互いに非相溶の樹脂成分であってもよい。
ミクロドメインは、軟質樹脂成分および硬質樹脂成分の
うちいずれか一方の樹脂成分で構成されていれればよ
い。熱転写シートに対する剥離性を向上させるために
は、ミクロドメインは硬質樹脂成分で構成されているの
が有利である。特に、軟質樹脂成分が、アクリル系樹
脂,ウレタン系樹脂(1)であり、ミクロドメインを構
成する硬質樹脂成分が、アクリル系樹脂,スチレン系樹
脂などの硬質ビニル系重合体(2)であるのが好まし
い。特に、樹脂組成物は、ウレタン系樹脂(1)および
重合体(2)のいずれか一方の成分がマトリックスを構
成し、他方の成分がマトリックス中に粒子状に分散した
形態、特にマトリックスとしての軟質樹脂成分(例え
ば、ウレタン系樹脂(1))中に硬質樹脂成分(例え
ば、硬質ビニル系重合体(2)など)が粒子状に分散し
ている形態を有するのが好ましい。
【0026】本発明の樹脂組成物の特色は、前記ドメイ
ンの平均径が極めて小さい点にある。すなわち、前記ド
メインの平均径は、1〜50nm(例えば、1〜30n
m,好ましくは1〜25nm、さらに好ましくは2〜2
0nm)程度である。さらに、隣接するドメイン間の平
均距離は、10〜1000nm(好ましくは50〜10
00nm、さらに好ましくは100〜1000nm)程
度である。
【0027】本発明の樹脂組成物の他の特色は、前記ド
メインの個数密度が極めて大きい点にある。すなわち、
前記ドメインの個数密度(濃度)は、50〜1000個
/μm2 、好ましくは100〜800個/μm2 、さら
に好ましくは150〜750個/μm2 程度であり、通
常、150〜550個/μm2 程度である。
【0028】前記ミクロドメインの平均径,隣接するミ
クロドメイン間の距離およびドメインの個数密度は、原
子間力顕微鏡AFM(セイコー電子工業(株)製,SP
I3800)を用い、摩擦力モードで軟質樹脂成分の部
位と硬質樹脂成分の部位との摩擦力の相違を測定して、
画像処理することにより算出することができる。なお、
通常のアクリル系樹脂エマルジョンをSEMで観察する
と、ポリマー粒子の平均粒子径は、せいぜい100nm
程度である。このようなエマルジョンにおいて平均粒子
径を小さくするには、乳化剤を多量に使用すればよい。
しかし、乳化剤を多量に使用すると、熱転写方式での画
像品質だけでなく剥離性も低下させる。
【0029】ウレタン系樹脂(1)などの軟質樹脂成分
と重合体(2)などの硬質樹脂成分との割合は、剥離
性、発色濃度、鮮明性を損なわない範囲、例えば、前者
/後者=10/90〜95/5(重量%)[例えば、2
0/80〜90/10(重量%)、好ましくは30/7
0〜80/20(重量%)、さらに好ましくは40/6
0〜75/25(重量%)]程度の範囲から選択でき
る。
【0030】前記ミクロドメイン構造を有する本発明の
樹脂組成物は、(a)軟質樹脂成分と硬質樹脂成分とを
混合することにより調製してもよく、この方法(a)で
は、軟質樹脂成分と硬質樹脂成分とを有機溶媒溶液又は
水溶液として混合してもよく、溶融混練してもよい。
【0031】軟質樹脂成分と硬質樹脂成分とを含む有機
溶媒溶液の有機溶媒としては、コーティング剤として一
般に使用される溶媒、例えば、脂肪族炭化水素類(ヘキ
サンなど)、脂環族炭化水素類(シクロヘキサンな
ど)、芳香族炭化水素類(トルエン,キシレンなど)、
ハロゲン化炭化水素類(ジクロロエタンなど)、アルコ
ール類(エタノール,イソプロパノールなど)、エステ
ル類(酢酸エチルなど)、ケトン類(アセトン,メチル
エチルケトンなど)、エーテル類(ジエチルエーテル,
テトラヒドロフランなど)、セロソルブ類(エチルセロ
ソルブなど)、又はこれらの混合溶媒が例示できる。軟
質樹脂成分および硬質樹脂成分の水溶液又は水性分散液
は、樹脂成分を、乳化剤を用いて、溶解又は乳化分散さ
せて調製してもよく、樹脂成分の分子内に遊離のカルボ
キシル基,スルホン酸基や3級アミノ基などのイオン性
官能基を導入し、アルカリや酸を用いて、樹脂成分を溶
解又は分散させることにより調製してもよい。より具体
的には、分子内に遊離のカルボキシル基,スルホン酸基
や3級アミノ基が導入されたウレタン系樹脂は、ポリイ
ソシアネート成分と、遊離のカルボキシル基,スルホン
酸基又は3級アミノを有するジオール(特に高分子ジオ
ール)成分との反応により得られる。なお、前記遊離の
カルボキシル基,スルホン酸基を有するジオール(特に
高分子ジオール)は、例えば、ジオール成分と、3以上
のカルボキシル基を有する多価カルボン酸,スルホン酸
基を有する多価カルボン酸又はその酸無水物(例えば、
無水ピロメリット酸などの4塩基酸無水物など)との反
応、または開始剤としてジヒドロキシカルボン酸(ジメ
チロールプロピオン酸など)を用い、ラクトンを開環重
合する方法などにより得られる。また、3級アミノ基を
有するジオール(特に高分子ジオール)は、開始剤とし
てN−アルキルジアルカノールアミン(N−メチルジエ
タノールアミンなど)を用い、アルキレンオキサイドや
ラクトンを開環重合して得られる。
【0032】好ましい方法には、(b)一方の樹脂成分
(例えば、重合体(2))を粒子状の形態を保持しつ
つ、他方の樹脂成分(例えば、ウレタン系樹脂(1))
と混合する方法、(c)軟質樹脂成分(ウレタン系樹脂
(1)など)のエマルジョンと、硬質樹脂成分(重合体
(2)など)のエマルジョンとを混合する方法、(d)軟
質樹脂成分および硬質樹脂成分のうちいずれか一方の樹
脂成分の存在下、他方の成分に対応するビニル系単量体
を重合する方法が含まれる。本発明の好ましい樹脂組成
物はポリマー粒子を含む水性エマルジョンであり、好ま
しい方法には前記方法(c)および方法(d)が含まれ
る。特に好ましい方法(d)には、(d1)軟質樹脂成分
および硬質樹脂成分のうちいずれか一方の成分で構成さ
れたポリマーと、他方の成分に対応するビニル系単量体
との混合液を乳化重合する方法、(b2)軟質樹脂成分お
よび硬質樹脂成分のうちいずれか一方の成分で構成され
たポリマー粒子(例えば、アクリル系樹脂,ウレタン系
樹脂(1)で構成されたポリマー粒子を含むエマルジョ
ン)の存在下、他方の成分に対応するビニル系単量体を
乳化重合する方法が含まれる。この乳化重合において、
ポリマー又はその粒子は軟質樹脂成分又は硬質樹脂成分
のいずれで構成してもよい。また、ポリマー粒子は、前
記のように樹脂成分を乳化分散することにより生成させ
てもよく、ビニル系重合体の乳化重合により生成させて
もよい。乳化重合においてはポリマー粒子に対してビニ
ル系単量体がグラフトしてもよく、乳化重合は、ポリマ
ー粒子をシードとするシード重合であってもよい。
【0033】以下に、軟質樹脂成分がウレタン系樹脂
(1)、硬質樹脂成分がビニル系重合体(2)である場合
を例にとって説明すると、次の通りである 。
【0034】乳化重合は、慣用の乳化重合法、例えば、
(d1)ウレタン系樹脂(1)及びビニル系単量体の混合
溶液を乳化重合する方法、(b)ウレタン系樹脂(1)で
構成されたポリマー粒子の存在下で、ビニル系単量体単
独、またはビニル系単量体とウレタン系樹脂(1)との
混合溶液を乳化重合する方法などにより行うことができ
る。ウレタン系樹脂(1)及びビニル系単量体の混合溶
液やビニル系単量体は、予め乳化したプレエマルジョン
として用いてもよい。前記混合溶液やビニル系単量体
は、一括して仕込んで重合してもよく、一部を仕込み、
残部を添加して重合してもよい。混合溶液やビニル系単
量体は、乳化重合系に、滴下などにより、連続的に添加
してもよく、間欠的に添加してもよい。また、乳化重合
では、これらの方法を組み合わせた方法を採用してもよ
い。乳化重合においては、多段重合法などの慣用の方法
も採用できる。多段重合は、例えば、少なくともウレタ
ン系樹脂(1)を含むポリマー粒子、またはウレタン系
樹脂(1)とビニル系単量体との混合溶液の乳化重合に
より生成したポリマー粒子の存在下、連続的に又は間欠
的に、ビニル系単量体、またはウレタン系樹脂(1)と
ビニル系単量体との混合溶液を多段に添加して乳化重合
する方法により行うことができる。この方法では、添加
するビニル系単量体又は混合溶液の組成は、乳化重合工
程(例えば、初期と後期)で異なっていてもよい。例え
ば、初期よりも後期の段階で、添加する混合溶液中のビ
ニル系単量体の割合を多くし、後期にはビニル系単量体
を用いてもよい。
【0035】乳化重合は、重合開始剤、例えば、過硫酸
カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウムなど
の過硫酸塩、過酸化水素などの水溶性重合開始剤を用い
て行うことができ、重合開始剤は、水溶性のレゾックス
型重合開始剤系を構成してもよい。また、重合体(2)
の分子量を調整するために、連鎖移動剤、例えば、カテ
コールなどのアルコール類、チオール類、メルカプタン
類などを用いてもよい。重合温度は、重合開始剤の種類
に応じて、通常、30〜100℃程度の範囲から選択で
きる。
【0036】乳化重合により得られたエマルジョンのポ
リマー粒子は、樹脂組成物の形態においてミクロドメイ
ン構造となる限り、異相構造(例えば、コア・シェル構
造など)であってもよい。ポリマー粒子の平均粒子径
は、分散安定性、密着性などを損なわない範囲、例え
ば、0.01〜5μm(例えば、0.01〜1μm)、
好ましくは0.01〜2μm、さらに好ましくは0.0
1〜1μm程度の範囲から選択できる。
【0037】エマルジョン(例えば、ウレタン系樹脂
(1)のエマルジョンなど)の調製や乳化重合には、乳
化剤を使用でき、乳化剤には、例えば、アニオン系界面
活性剤(例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウ
ム、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム、ラウリ
ル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニ
ルエーテル硫酸ナトリウム、ジアルキルスルホコハク酸
ナトリウムなど)、ノニオン系界面活性剤(例えば、ポ
リオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレ
ンオレイルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニ
ルフェニルエーテル、オキシエチレン・オキシプロピレ
ンブロックコポリマーなど)などの界面活性剤、ポリビ
ニルアルコールや水溶性ポリマーなどの保護コロイドを
用いることができる。乳化剤の使用量は、例えば、樹脂
成分およびビニル系単量体の総量に対して0.1〜10
重量%、好ましくは0.5〜8重量%。さらに好ましく
は1〜8重量%程度である。
【0038】なお、エマルジョンはpH調整してもよ
く、エマルジョンのpHは、例えば、5以上(例えば、
5〜10)、好ましくは6〜9程度の中性〜弱アルカリ
性領域であってもよい。水性エマルジョンの最低成膜温
度(MFT)は、例えば、0〜40℃、好ましくは0〜
35℃程度である。
【0039】樹脂組成物には、熱転写時の離型性や記録
画像の耐候性などを向上させるため、例えば、フッ素樹
脂、シリコーン樹脂、有機スルホン酸塩化合物、有機リ
ン酸塩化合物、有機カルボン酸塩化合物などの滑性物
質、酸化防止剤、紫外線吸収剤、熱安定剤などの安定
剤、ラジカル捕捉剤、消光剤、帯電防止剤、可塑剤、増
粘剤、消泡剤などの添加剤を添加してもよい。
【0040】本発明の樹脂組成物は、特定のモルホロジ
ーを備えているため、受像体の受容層に適用すると、発
色濃度が高く、しかも鮮明性に優れる高品質画像を形成
できる。また、熱転写時の剥離性にも優れ、高品質の画
像を円滑に形成できる。
【0041】[熱転写記録用受像体]受像体の基材とし
ては、例えば、天然紙、合成紙(例えば、ポリプロピレ
ン系、ポリスチレン系、ポリエステル系合成紙など)、
プラスチックフィルム(例えば、ポリアルキレンテレフ
タレート(ポリエチレンテレフタレート,ポリブチレン
テレフタレートなど)などのポリエステルフィルム,ポ
リプロピレンなどのオレフィン系フィルム、ナイロンな
どのポリアミドフィルムなど)、またはこれらの積層体
などを用いることができる。好ましい基材には、耐熱性
基材、例えば、合成紙、プラスチックフィルムが含まれ
る。基材の厚みは、用途に応じて、例えば、5〜500
μm、好ましくは10〜300μm、さらに好ましくは
50〜200μm程度の範囲から選択できる。基材に
は、必要に応じて、例えば、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、熱安定剤などの安定剤、滑剤、帯電防止剤、充填
剤、顔料などの添加剤を添加してもよい。
【0042】本発明の受像体は、基材の少なくとも一方
の面に、前記樹脂組成物で構成された受容層を有してい
る。この受容層は、樹脂組成物を含む塗布液を基材に塗
布し、乾燥することにより形成できる。この塗布液は、
樹脂組成物を、適当な溶媒(例えば、水、水性あるいは
非水性の有機溶媒、またはこれらの混合溶媒など)を用
いて調製できる。なお、樹脂組成物が水性エマルジョン
の場合、塗布液は水性である。塗布液の塗布方法として
は、慣用の方法、例えば、グラビアやリバースなどのロ
ールコーティング法、ドクターナイフ法、ナイフコーテ
ィング法、ノズルコーティング法などを採用できる。
【0043】受像体の受容層の層構造は、単層、複数層
のいずれであってもよく、通常、単層である。受容層の
厚みは、基材や使用目的に応じて、例えば、0.1μm
以上(例えば、0.1〜50μm)、好ましくは0.5
μm以上(例えば、0.5〜40μm)、さらに好まし
くは1〜30μm程度の範囲から選択できる。
【0044】本発明の受像体は、昇華性染料を含有する
熱転写シートと組み合わせて用いられる。本発明の受像
体は、熱転写方法、例えば、受像体の染料受容層と、昇
華性染料を含有する熱転写シートとを接触させ、サーマ
ルヘッドなどを用いて加熱することにより、熱転写シー
トの染料を受像体に移行させ、受像体に画像を形成する
のに有用である。
【0045】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、軟質樹脂成分と
硬質樹脂成分とで特定のモルホロジーを形成しているの
で、熱転写記録用受像体に適用すると、発色濃度が高
く、鮮明性に優れる高品質の画像を形成できる。また、
画像形成過程又は熱転写における熱転写シートとの剥離
性が高い。そのため、熱転写シートとの剥離性を高いレ
ベルに維持しつつ、高品質の画像を形成できる。
【0046】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細
に説明するが、本発明はこの実施例により限定されるも
のではない。 実施例1 攪拌装置、還流冷却器、窒素ガス導入管および温度計を
備えた反応容器に、2,4−トリレンジイソシアネート
268g、N−メチルピロリドン100gを仕込み、窒
素気流中で撹拌しながら、1,4−ブタンジオール16
g、ポリカプロラクトンジオール(ダイセル化学工業
(株)製,プラクセルPLACCEL210,数平均分子量1
000)555.6g、2,2−ジメチロールプロピオ
ン酸60.4gを添加した。反応容器内の温度を60℃
に昇温して4時間保持し、ウレタン化反応を進行させ、
NCO末端ウレタンプレポリマーを調製した。このウレ
タンプレポリマー200gをホモミキサーで撹拌しなが
ら、トリエチルアミン9.1gを含むイオン交換水16
5gを添加し、さらにヘキサメチレンジアミン2gを含
むイオン交換水169.9gを添加して鎖延長反応を行
い、固形分35重量%、酸価26.5mgKOH/g
(固形分)の水性ポリウレタン樹脂分散液を得た。
【0047】攪拌装置、還流冷却器、窒素ガス導入管お
よび温度計を備えた反応容器に、調製例1で得られた水
性ポリウレタン樹脂分散液286gおよびイオン交換水
32gを仕込み、撹拌しながら75℃に加温した。メチ
ルメタクリレート18g、ブチルアクリレート24g、
スチレン55g、3−メタクリロキシプロピルトリメト
キトシラン(日本ユニカー(株)製,A−174)3
g、界面活性剤(日本乳化剤社製,ニューコール707
SF)5gおよびイオン交換水60gを予め乳化させた
乳化液と、触媒水溶液(過硫酸カリウム0.5gとイオ
ン交換水16.5gとの水溶液)とを2時間かけて反応
容器に滴下した。さらに1時間反応した後、室温に冷却
し、水性エマルジョン(固形分濃度42重量%、pH
7.3、粘度110cps(30℃))を得た。
【0048】実施例2 攪拌装置、還流冷却管、窒素ガス導入管および温度計を
備えた反応容器に、ウレタン樹脂エマルジョン(ゼネカ
(株)製,商品名NeoRez R-960,固形分濃度35重量
%)151.5gおよびイオン交換水108.5gを仕
込み撹拌し、75℃に加温した。メチルメタクリレート
28g、ブチルアクリレート35g、スチレン82g、
3−メタクリロキシプロピルトリメトキトシラン(日本
ユニカー(株)製,A−174)5g、界面活性剤(日
本乳化剤社製,商品名ニューコール707SF)5gお
よびイオン交換水60gを予め乳化させた乳化液と、触
媒水溶液(過硫酸カリウム0.75gおよびイオン交換
水24.25gの水溶液)とを2時間かけて反応容器に
滴下した。さらに1時間反応した後、室温に冷却し、水
性エマルジョン(固形分濃度43重量%、pH7.5、
粘度20cps(30℃))を得た。
【0049】実施例3 攪拌装置、還流冷却管、窒素ガス導入管および温度計を
備えた反応容器に、ウレタン樹脂エマルジョン(ゼネカ
(株)製,商品名NeoRez R-960,固形分濃度35重量
%)303gおよびイオン交換水15gを仕込み撹拌
し、75℃に加温した。メチルメタクリレート18g、
ブチルアクリレート24g、スチレン55g、3−メタ
クリロキシプロピルトリメトキトシラン(日本ユニカー
(株)製,A−174)3g、界面活性剤(日本乳化剤
社製,商品名ニューコール707SF)5gおよびイオ
ン交換水60gを予め乳化させた乳化液と、触媒水溶液
(過硫酸カリウム0.5gおよびイオン交換水16.5
gの水溶液)とを2時間かけて反応容器に滴下した。さ
らに1時間反応した後、室温に冷却し、水性エマルジョ
ン(固形分濃度43重量%、pH7.6、粘度130c
ps(30℃))を得た。
【0050】比較例1 攪拌装置、還流冷却管、窒素ガス導入管および温度計を
備えた反応容器に、界面活性剤(日本乳化剤社製,商品
名ニューコール707SF)1gおよびイオン交換水1
71gを仕込み撹拌し、75℃に加温した。メチルメタ
クリレート37g、ブチルアクリレート47g、スチレ
ン110g、3−メタクリロキシプロピルトリメトキト
シラン(日本ユニカー(株)製,A−174)6g、界
面活性剤(日本乳化剤社製,商品名ニューコール707
SF)4gおよびイオン交換水90gを予め乳化させた
乳化液と、触媒水溶液(過硫酸カリウム1gおよびイオ
ン交換水33gの水溶液)とを2時間かけて反応容器に
滴下した。さらに1時間反応した後、室温に冷却し、ア
ンモニアを添加して中和し、アクリル系樹脂の水性エマ
ルジョン(固形分濃度37重量%、pH7.1、粘度1
0cps(30℃))を得た。
【0051】このアクリル系樹脂の水性エマルジョン5
0重量部と、ウレタン樹脂エマルジョン(ゼネカ(株)
製,商品名NeoRez R-960,固形分濃度35重量%)50
重量部とを撹拌混合し、混合エマルジョンを調製した。
【0052】[ドメインサイズなどの測定]前記実施例
および比較例で得られた水性エマルジョンを、バーコー
ター#12を用い、ポリエチレンテレフタレートフィル
ムに塗布し、120℃で3分間乾燥することにより乾燥
塗膜を形成した。この乾燥塗膜を、原子間力顕微鏡(A
FM,セイコー電子工業(株)製,SPI3800)を
用い、摩擦力モードで塗膜上の摩擦力の相違画像化し、
この画像に基づいて、ドメインの平均径,平均距離およ
び個数密度を測定した。
【0053】[熱転写記録受像体の作製]前記実施例お
よび比較例のエマルジョンを、厚さ150μmのポリプ
ロピレン系合成紙(王子油化合成紙社製:ユポFPG−
150)上に、ワイヤーバーを用いて、10μmの乾燥
塗膜が得られるように塗布し、110℃で10分間乾燥
を行うことにより、染料受容層を有する熱転写記録用受
像体を得た。
【0054】(印字画像濃度の評価)受像体(受像シー
ト)に、昇華型デジタルカラープリンタDPP−M1
(ソニー社製)を用いて印画し、発色濃度を反射型マク
ベス濃度計RD−1255(サカタインクス社製)で測
定した。なお、インクリボンはDPP−M1専用のプリ
ントパックVPM−P50STAを用いた。また、印刷
条件はマッキントッシュ(アップル社製)用のプリンタ
ドライバ(ソニー社製)の標準設定とした。そして、発
色濃度を、シアン、マゼンタ、黄、黒の各色の反射濃度
の最大値の総和として評価した。
【0055】(剥離性の評価)印刷時のインクリボンと
受像シートの剥離性を、目視で観察し、下記の基準で評
価した。 ○:熱融着などの異常転写がなく、円滑に印字できる △:剥離音が大きい ×:異常転写が発生する 評価結果を表に示す。
【0056】
【表1】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱転写記録用受像体の染料受容層を形成
    するための樹脂組成物であって、軟質樹脂成分と硬質樹
    脂成分とで構成されたミクロドメイン構造を有してお
    り、前記ドメインの平均径が1〜50nm、隣接するド
    メイン間の平均距離が10〜1000nmである熱転写
    記録用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 熱転写記録用受像体の染料受容層を形成
    するための樹脂組成物であって、軟質樹脂成分と硬質樹
    脂成分とで構成されたミクロドメイン構造を有してお
    り、前記ドメインの個数密度が50〜1000個/μm
    2 である熱転写記録用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 ミクロドメインが硬質樹脂成分で構成さ
    れている請求項1又は2記載の熱転写記録用樹脂組成
    物。
  4. 【請求項4】 軟質樹脂成分がウレタン系樹脂(1)で
    あり、硬質樹脂成分が硬質ビニル系重合体(2)である
    請求項1又は2記載の熱転写記録用樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 軟質樹脂成分中に硬質樹脂成分が粒子状
    に分散している請求項1又は2記載の熱転写記録用樹脂
    組成物。
  6. 【請求項6】 樹脂組成物が、ポリマー粒子を含む水性
    エマルジョンである請求項1又は2記載の熱転写記録用
    樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 染料受容層が、請求項1又は2記載の樹
    脂組成物で構成されている熱転写記録用受像体。
  8. 【請求項8】 請求項1又は2記載の樹脂組成物を基材
    の少なくとも一方の面に塗布し、染料受容層を形成する
    熱転写記録用受像体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011037245A (ja) * 2009-08-18 2011-02-24 Sony Corp 樹脂組成物、被熱転写シート及び被熱転写シートの製造方法

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