JPH10337662A - 工具ホルダ機構 - Google Patents

工具ホルダ機構

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JPH10337662A
JPH10337662A JP14735897A JP14735897A JPH10337662A JP H10337662 A JPH10337662 A JP H10337662A JP 14735897 A JP14735897 A JP 14735897A JP 14735897 A JP14735897 A JP 14735897A JP H10337662 A JPH10337662 A JP H10337662A
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JP
Japan
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axis
tool
robot
supported
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Withdrawn
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JP14735897A
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English (en)
Inventor
Toshihide Oda
敏英 小田
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な形状のワークであっても、ロボットを
無理な姿勢にすることなく、良好な加工ができるように
する。 【解決手段】 刃具3aを備えた工具3は、Y軸回りに
回動自在な状態でエアシリンダ112に支持されてお
り、エアシリンダ112は、Y軸回りに回動自在な状態
で下部ベース111に支持されている。エアシリンダ1
22,123は、そのロッド122b,123bの先端
がX軸回りに回動自在な状態で、支持部121aを介し
て、上部ベース121に支持されており、そのシリンダ
チューブ122a,123aの下端がX軸回りに回動自
在な状態で、かつ、Y方向に離間した位置で下部ベース
111に支持されている。このため下部フローティング
機構110によりY軸回りの回動が、また、上部フロー
ティング機構120によりX軸回りの回動が可能となっ
て、刃具3aをワークに押し付けるだけで、刃具3aは
ワーク表面に良好にフィットして接触する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は工具ホルダ機構に関
し、ロボットの先端部(ロボット手首フランジ面)に工
具ホルダ機構を備え、この工具ホルダ機構により工具を
フローティング状態で保持しつつロボットを操作して、
工具によりワークを加工する際に、ロボットを無理な姿
勢にすることなく複雑な形状となっているワークに対し
て良好な加工ができるように工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】各種のワークを加工(例えば研磨)する
ために、刃具を備えた工具により加工(研磨等)をして
いる。近年では、加工を自動化するために、ロボットを
利用してワークに対して加工(研磨等)を施している。
ロボットを利用して加工をする場合には、ワークの凹凸
に沿って刃具先端を倣わせるようにするため、フローテ
ィング状態にして、工具をロボットに取り付けている。
つまり、フローティング機構を有する工具ホルダ機構
を、ロボットの先端部(ロボット手首フランジ面)に備
え、この工具ホルダ機構に工具をフローティング状態で
取り付けている。
【0003】次に、図4及び図5を参照しつつ、フロー
ティング機構を有する従来の工具ホルダ機構を説明す
る。なお、説明を明確にするため、本明細書では、工具
の送り方向に沿う方向の軸をX軸(第1軸)とし、この
X軸に対して直交する方向の軸をY軸(第2軸)として
説明を進めていく。
【0004】図4及び図5に示すように、板状のベース
1にはエアシリンダ支持部1aが形成されており、この
エアシリンダ支持部1aは、エアシリンダ2の回動中心
を、回動自在に支持している。つまり、エアシリンダ支
持部1aは、エアシリンダ2がY軸回りで回動できるよ
うに、エアシリンダ2のシリンダチューブ2aの部分
を、回動自在に軸支している。
【0005】エアシリンダ2のロッド2bは、シリンダ
チューブ2aにエアが給排されることにより進退移動す
る。一方、刃具3aを備えた工具3の両側面には、Y軸
方向に伸びる回動軸4が固定されている。そして前記ロ
ッド2bの先端が、前記回動軸4を回動自在に支持して
いる。つまり、エアシリンダ2のロッド2bの先端部
は、工具3がY軸回りで回動できるように、回動軸4を
軸支している。
【0006】前記ベース1は、図示しないロボットの先
端部(ロボット手首フランジ面)に固定(接合)され
る。
【0007】ワークを加工(研磨等)するときには、エ
アシリンダ2にエアを供給し、このエア圧により工具3
を支持しつつ、回動軸4を回動中心として工具3を矢印
A方向に回動させた状態にする。この状態でロボットを
操作し、工具の送り方向であるX軸方向に沿い工具3を
移動させていき、刃具3aによりワークに対して加工を
する。ワークに突起があると、工具3は回動軸4を回動
中心として矢印B方向に回動して上方に逃げ、また、ワ
ークに凹部があると、工具3は回動軸4を回動中心とし
て矢印A方向に回動して下方に復帰するという、Y軸回
りのフローティング動作(回動動作)をする。この結
果、ワークの凹凸に倣って刃具3aの先端を沿わせつつ
加工(研磨等)をすることができる。
【0008】なお、図6に示すような複雑な形状(円柱
体が途中で曲がっている形状)のワークWを研磨する場
合には、工具3の姿勢は各種の工具姿勢(例えば工具姿
勢S1や工具姿勢S2)になった状態で、工具移動方向
(X軸方向)に移動されていく。
【0009】図7は工具3が、工具姿勢S2になったと
きの、ロボットRの状態を示している。図7において、
角度θは、ロボットRの最終軸(例えば第5軸)の回転
角を示している。この最終軸の回転角は、ある一定限度
に制限されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来技術
では、Y軸回りのフローティング動作のみしか実行でき
ないため、図6に示すような複雑な形状をしたワークW
の場合、Y軸回りのフローティング動作をしただけで
は、曲面を良好に加工(研磨)することができなかっ
た。つまり、図6のようなワークWを良好に研磨するに
は、X軸回りのフローティングも必要であったが、従来
ではかかる対応をすることができなかった。
【0011】上記問題を解決するためには、図6のよう
に、断面で見たときの分割ピースPの数を多くする必要
があるが、一般の産業用ロボットでは、工具の移動軌跡
を全てティーチングする必要があるため、分割数が多く
なる程、ティーチング作業が大変となる。
【0012】また、図7に示すように、ワークWの側面
を加工する場合では、ロボットRの最終軸(例えば第5
軸)の回転角θが大きくなる。ただし、回転角θは、ロ
ボットRの最終軸(例えば第5軸)の特性により限度が
あるため、最終軸の回転角が限度一杯になったら、限度
回転角度により加工している側面よりも下方の側面部分
を研磨できなかったり、または、他のロボット軸(最終
軸以外の軸)を複雑に動かす必要がありロボット操作が
難しくなっていた。
【0013】したがって、単純な形状のワークを加工
(研磨等)する場合には、ロボットを導入して加工を自
動化することは可能であったが、図6に示すような複雑
な形状のワークWを研磨する場合には、ロボットを導入
しても加工を全て自動化することは非常に困難であっ
た。
【0014】本発明は、上記従来技術に鑑み、ロボット
により工具を動かしていく場合において、加工対象が複
雑な形状のワークであっても、ロボットに無理な姿勢を
させたり複雑な動作をさせたりすることなく、ワークに
対して良好な加工ができるようにする工具ホルダ機構を
提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の構成は、工具の送り方向である第1軸に直交する第
2軸の軸回りに回動できる状態で、工具を保持する下部
フローティング機構と、上部がロボットの先端に固定さ
れるとともに、第1軸回りに前記下部フローティング機
構を支持する上部フローティング機構と、を具備するこ
とを特徴とする。
【0016】また本発明の構成は、下部ベースと、工具
の送り方向である第1軸に直交する第2軸の軸回りに回
動できる状態で前記下部ベースに回動自在に支持される
と共に流体の給排により伸縮し且つ第2軸回りに回動が
できる状態で工具を保持する下部の流体圧シリンダとを
有する下部フローティング機構と、ロボットの先端に固
定される上部ベースと、上端が第1軸回りに回動できる
状態で前記上部ベースに支持されると共に下端が第1軸
回りに回動できる状態で前記下部ベースに支持され且つ
流体の給排により伸縮する一対の流体圧シリンダとを有
する上部フローティング機構と、を具備することを特徴
とする。
【0017】また本発明の構成では、一対の流体圧シリ
ンダは、その上端が第2軸方向の同一位置にて前記上部
ベースに回動自在に支持されており、その下端が第2軸
方向に離間した位置にて前記下部ベースに回動自在に支
持されていることを特徴とする。
【0018】また本発明の構成では、一対の流体圧シリ
ンダは、その上端が第2軸方向に離間した位置にて前記
上部ベースに回動自在に支持されており、その下端が第
2軸方向に離間した位置にて前記下部ベースに回動自在
に支持されていることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の第1の実施の形態にかかる
工具ホルダ機構100を示す。この工具ホルダ機構10
0は、下部フローティング機構110と、上部フローテ
ィング機構120とで構成されている。
【0021】下部フローティング機構110は、図4及
び図5に示す従来の工具ホルダ機構のフローティング機
構と同様な構成となっている。即ち、板状の下部ベース
111の両端部(Y軸方向に離間した両端部)には一対
のエアシリンダ支持部111aが形成されており、この
エアシリンダ支持部111aは、一対のエアシリンダ1
12の回動中心を、回動自在に支持している。つまり、
エアシリンダ支持部111aは、エアシリンダ112が
Y軸回りで回動できるように、エアシリンダ112のシ
リンダチューブ112aの部分を、回動自在に軸支して
いる。
【0022】各エアシリンダ112の各ロッド112b
は、各シリンダチューブ112aにエアが給排されるこ
とにより進退移動する。一方、刃具3aを備えた工具3
の両側面には、Y軸方向に伸びる回動軸114が固定さ
れている。そして前記各ロッド112bの先端が、前記
回動軸114を回動自在にそれぞれ支持している。つま
り、エアシリンダ112のロッド112bの先端部は、
工具3がY軸回りで回動できるように、回動軸114を
軸支している。
【0023】結局、下部フローティング機構110は、
工具3を、Y軸回りで回動可能に支持するフローティン
グ機構となっており、この部分の機能は、従来の機構の
機能と同様である。
【0024】上部フローティング機構120の上部ベー
ス121は、板状となっており、ロボットの先端部(ロ
ボット手首フランジ面)に固定(接合)される。この上
部ベース121の下面中央には支持部121aが備えら
れている。
【0025】前記支持部121aには、エアシリンダ1
22,123のロッド122b,123bの先端が、回
動自在に支持されている。つまり、X軸方向に伸びる状
態で支持部121aに備えられている1本の支持軸12
4が、前記ロッド122b,123bの先端を貫通した
状態で、軸支がされている。したがって、エアシリンダ
122,123は、支持軸124を回動中心として、X
軸回りで回動することができる。
【0026】下部ベース111の上面両端部(Y軸方向
に離間した両端部)には、支持部125,126が備え
られている。そしてエアシリンダ122,123のシリ
ンダチューブ122a,123aの下端部がそれぞれ、
支持部125,126に回動自在に支持されている。つ
まり、X軸方向に伸びる状態でシリンダチューブ122
a,123aの下端部に固定されている支持軸125
a、126aが、支持部125,126に軸支されてい
る。したがってエアシリンダ122は、支持軸125a
を回動中心として、X軸回りで回動することができ、エ
アシリンダ123は、支持軸126aを回動中心とし
て、X軸回りで回動することができるようになってい
る。
【0027】エアシリンダ122,123のロッド12
2b,123bは、シリンダチューブ122a,123
aにエアが給排されることにより、進退移動する。
【0028】上述した構造となっているため、上部ベー
ス121に対して、エアシリンダ122,123や、下
部フローティング機構110や、工具3は、支持軸12
4を回動中心として、X軸回りで回動(フローティング
動作)をすることができるようになっている。
【0029】またエアシリンダ122のロッド122b
の突出量と、エアシリンダ123のロッド123bの突
出量とを同一にしている場合には、図1に示すように、
エアシリンダ122,123及び下部ベース111でな
る三角形状リンク機構の形状は、二等辺三角形となる。
一方、エアシリンダ122のロッド122bの突出量
と、エアシリンダ123のロッド123bの突出量とを
異ならせている場合には、エアシリンダ122,123
及び下部ベース111でなる三角形状リンク機構の形状
は、二等辺三角形とはならず、変形した三角形状となる
(図2参照)。
【0030】ワークを加工(研磨等)するときには、一
対のエアシリンダ112にエアを供給し、このエア圧に
より工具3を支持しつつ、下部フローティング機構11
0により、工具3をY軸回りのフローティング動作(回
動動作)ができるようにする。また、ワーク形状やワー
クの加工部位に応じて、エアシリンダ122のロッド1
22bの突出量と、エアシリンダ123のロッド123
bの突出量を調整して、前記三角形状リンク機構の形状
を調整する(例えば図1に示すように二等辺三角形状に
したり、図2に示すように変形した三角形状にする)。
【0031】上記状態にセットしたら、ロボットR(図
2参照)を操作し、工具の送り方向であるX軸方向に沿
い工具3を移動させていき、刃具3aによりワークWに
対して加工をする。ワークWに突起があった場合には、
下部フローティング機構110のY軸回りのフローティ
ング動作が機能して、刃具3aはワークの凹凸に倣いつ
つ研磨加工をすることができる。
【0032】また、ロボットRを操作して工具3をX軸
方向に沿い移動させていったときに、ワーク形状が変化
していった場合(図6に示すような複雑な形状のワーク
の場合)、工具3は、下部フローティング機構110に
よりY軸回りにフローティング動作(回動動作)すると
共に、上部フローティング機構120によりX軸回りに
フローティング動作(回動動作)するため、複雑なワー
ク形状に沿って工具3の刃具3aがワーク表面にフィッ
トして傾動・移動する。
【0033】即ち、図2に示すように、ロボットRによ
り工具3をZ軸方向下方に押し下げるだけで、Y軸回り
及びX軸回りのフローティング動作が発揮されて、工具
3の刃具3aがワーク表面にフィットして傾動・移動す
る。よって、工具3の刃具3aがワーク表面にフィット
して傾動した状態にしてティーチングを簡単に実行でき
ると共に、このティーチングにより得た軌跡に沿い工具
3を移動していくことにより、工具3の刃具3aがワー
ク表面にフィットして傾動しつつ移動して、良好な研磨
加工が実行できる。このため、ワーク形状が複雑であっ
ても良好な研磨加工ができる。
【0034】更に、研磨加工する部位が変わったときに
は、上部フローティング機構120における、エアシリ
ンダ122のロッド122bの突出量と、エアシリンダ
123のロッド123bの突出量を調整して、前記三角
形状リンク機構の形状を調整することにより、図2に示
すように、ロボットRに無理な姿勢をさせることなく、
複雑な形状のワークWに対して良好な研磨加工をするこ
とができる。ちなみに、図2の状態では、ロボットRの
最終軸(例えば第5軸)の回転角θは0°である。
【0035】次に、本発明の第2の実施の形態にかかる
工具ホルダ機構200を、図3を参照しつつ説明する。
この工具ホルダ機構200は、下部フローティング機構
110と、上部フローティング機構220とで構成され
ている。
【0036】下部フローティング機構110は、図1に
示す第1の実施例の下部フローティング機構110と同
一であるため、説明は省略する。
【0037】上部フローティング機構220の上部ベー
ス221は、板状となっており、ロボットの先端部(ロ
ボット手首フランジ面)に固定(接合)される。この上
部ベース221の下面両端部(Y軸方向に離間した両端
部)には支持部221a,221bが備えられている。
【0038】前記支持部221a,221bには、エア
シリンダ222,223のシリンダチューブ222a,
223aの上端部がそれぞれ回動自在に支持されてい
る。つまり、X軸方向に伸びる状態でシリンダチューブ
222a,223aの上端部に固定されている支持軸2
24a、224bが、支持部221a,221bに軸支
されている。したがってエアシリンダ222は、支持軸
224aを回動中心として、X軸回りで回動することが
でき、エアシリンダ223は、支持軸224bを回動中
心として、X軸回りで回動することができるようになっ
ている。
【0039】下部ベース111の上面両端部(Y軸方向
に離間した両端部)には、支持部225,226が備え
られている。この支持部225,226には、エアシリ
ンダ222,223のロッド222b,223bの先端
が、回動自在に支持されている。つまり、X軸方向に伸
びる状態で支持部225,226に備えられている支持
軸225a,226aが、前記ロッド222b,223
bの先端を貫通した状態で、軸支がされている。したが
って、エアシリンダ222,223は、支持軸225
a,226aを回動中心として、X軸回りで回動するこ
とができる。
【0040】エアシリンダ222,223のロッド22
2b,223bは、シリンダチューブ222a,223
aにエアが給排されることにより、進退移動する。
【0041】上述した構造となっているため、上部ベー
ス221に対して、エアシリンダ222,223や、下
部フローティング機構110や、工具3は、支持軸22
4a,224bを回動中心として、X軸回りで回動(フ
ローティング動作)をすることができるようになってい
る。
【0042】またエアシリンダ222のロッド222b
の突出量と、エアシリンダ223のロッド223bの突
出量とを同一にしている場合には、図3に示すように、
エアシリンダ222,223及び上下のベース221,
111でなる四角形状リンク機構の形状は、長方形とな
る。一方、エアシリンダ222のロッド222bの突出
量と、エアシリンダ223のロッド223bの突出量と
を異ならせている場合には、エアシリンダ222,22
3及び上下のベース221,111でなる四角形状リン
ク機構の形状は、長方形とはならず、台形状となる。
【0043】図3に示す、第2の実施の形態にかかる工
具ホルダ機構では、第1の実施の形態と同様、下部フロ
ーティング機構110によりY軸回りのフローティング
動作が行われ、上部フローティング機構220によりX
軸回りのフローティング動作が行われ、しかも、前記四
角形状リンク機構の形状をワークに合わせて調整するこ
とにより、複雑なワークであっても良好な研磨加工がで
きる。
【0044】なお、上記従来技術では、流体圧シリンダ
としてエアシリンダを採用したが、油圧シリンダを採用
することもできる。また、工具としては、研磨のみなら
ず、研削や、バリ取り等をする各種の工具を用いること
ができる。
【0045】
【発明の効果】以上実施の形態と共に具体的に説明した
ように、本発明によれば、下部フローティング機構によ
り工具を第2軸(Y軸)回りに回動自在に保持し、か
つ、上部フローティング機構により下部フローティング
機構を第1軸(X軸)回りに回動自在に支持するように
したので、工具の刃具は、ワークの表面の形状や凹凸に
応じて、X,Y軸回りに回動(傾動)して、ワーク表面
に倣った状態でワーク表面に良好にフィットして接触す
る。このため、刃具をワーク表面形状や凹凸に沿った状
態にして良好且つ簡単にティーチングができると共に、
加工時には、刃具をワーク表面に良好にフィットさせて
加工をすることができる。この結果、複雑な形状のワー
クであっても良好な加工ができると共に、ロボットの姿
勢を無理な姿勢にする必要がなくなりロボットの操作も
簡単になる。また、ティーチングが簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる工具ホルダ
機構を示す構成図。
【図2】第1の実施の形態にかかる工具ホルダ機構によ
り保持している工具にて、ワークを研磨している時の状
態を示す説明図。
【図3】本発明の第2の実施の形態にかかる工具ホルダ
機構を示す構成図。
【図4】従来の工具ホルダ機構を側面側から示す構成
図。
【図5】従来の工具ホルダ機構を正面側から示す構成
図。
【図6】加工時の工具の姿勢を示す説明図。
【図7】従来の工具ホルダ機構により保持している工具
にて、ワークを研磨している時の状態を示す説明図。
【符号の説明】
100 工具ホルダ機構 110 下部フローティング機構 111 下部ベース 111a エアシリンダ支持部 112 エアシリンダ 112a シリンダチューブ 112b ロッド 114 回動軸 120,200 上部フローティング機構 121,221 上部ベース 121a,221a,221b 支持部 122,123,222,223 エアシリンダ 122a,123a,222a,223a シリンダチ
ューブ 122b,123b,222b,223b ロッド 124,224a,224b 支持軸 125,126,225,226 支持部 125a,126a,225a,226a 支持軸 3 工具 3a 刃具 W ワーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具の送り方向である第1軸に直交する
    第2軸の軸回りに回動できる状態で、工具を保持する下
    部フローティング機構と、 上部がロボットの先端に固定されるとともに、第1軸回
    りに前記下部フローティング機構を支持する上部フロー
    ティング機構と、を具備することを特徴とする工具ホル
    ダ機構。
  2. 【請求項2】 下部ベースと、工具の送り方向である第
    1軸に直交する第2軸の軸回りに回動できる状態で前記
    下部ベースに回動自在に支持されると共に流体の給排に
    より伸縮し且つ第2軸回りに回動ができる状態で工具を
    保持する下部の流体圧シリンダとを有する下部フローテ
    ィング機構と、 ロボットの先端に固定される上部ベースと、上端が第1
    軸回りに回動できる状態で前記上部ベースに支持される
    と共に下端が第1軸回りに回動できる状態で前記下部ベ
    ースに支持され且つ流体の給排により伸縮する一対の流
    体圧シリンダとを有する上部フローティング機構と、を
    具備することを特徴とする工具ホルダ機構。
  3. 【請求項3】 請求項2において、一対の流体圧シリン
    ダは、その上端が第2軸方向の同一位置にて前記上部ベ
    ースに回動自在に支持されており、その下端が第2軸方
    向に離間した位置にて前記下部ベースに回動自在に支持
    されていることを特徴とする工具ホルダ機構。
  4. 【請求項4】 請求項2において、一対の流体圧シリン
    ダは、その上端が第2軸方向に離間した位置にて前記上
    部ベースに回動自在に支持されており、その下端が第2
    軸方向に離間した位置にて前記下部ベースに回動自在に
    支持されていることを特徴とする工具ホルダ機構。
JP14735897A 1997-06-05 1997-06-05 工具ホルダ機構 Withdrawn JPH10337662A (ja)

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