JPH10337404A - 油水分離槽 - Google Patents

油水分離槽

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Publication number
JPH10337404A
JPH10337404A JP16655097A JP16655097A JPH10337404A JP H10337404 A JPH10337404 A JP H10337404A JP 16655097 A JP16655097 A JP 16655097A JP 16655097 A JP16655097 A JP 16655097A JP H10337404 A JPH10337404 A JP H10337404A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
separation tank
compartment
concrete
partition wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16655097A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeto Motosawa
茂人 本澤
Takaharu Kobayashi
敬治 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tatsuno Corp
Original Assignee
Tatsuno Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tatsuno Corp filed Critical Tatsuno Corp
Priority to JP16655097A priority Critical patent/JPH10337404A/ja
Publication of JPH10337404A publication Critical patent/JPH10337404A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリート製の本体を工場で製作し、底板
を現場で作成する油水分離槽において、地震によって外
壁及び仕切壁から底板が剥離しないようにした油水分離
槽を提供する。 【解決手段】 上面と底面とを開放した長方形の外壁2
1内を仕切壁22により複数の画室23に区画した本体
20をコンクリートで形成し、先端の画室23の外壁2
1に流入管6を連結し、各仕切壁22の上部に逆L字状
の連通管27を取り付け、後端の画室23の外壁21に
逆L字状の流出管28を取り付け、各画室22の外壁2
1の下部に開けた孔25に鉄筋26を渡し、鉄筋26が
隠れるまでコンクリートを流して各画室23の底板5を
作成した油水分離槽1において、各画室23の外壁21
及び仕切壁22の下端には凸部24が形成され、鉄筋2
6が渡される孔25は凸部24の上側に開けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車へ燃料油を
給油する給油所等に設置される油水分離槽の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の油水分離槽は、特開昭63ー23
2807号に示すように鉄板又はFRP製で、工場で作
られ、設置現場の給油所に埋設して使用される。このよ
うに鉄板で作られているものは、安価ではあるが錆が生
じて長期間の使用に耐え難く、またFRP製のものは製
作が難しく高価である。また油水分離槽を現場で作る方
法も採られているが、型枠を組み立てたり、コンクリー
トの養生期間などに相当の日数が掛かり、全体として高
価となる。
【0003】そこで本出願人は、現場での設置工事期間
が短く、長期間の使用に耐え、地震などの振動にも強い
コンクリート製の油水分離槽を、特願平7ー34490
0号として提案した。この油水分離槽は、上面と底面と
を開放した長方形の外壁内を仕切壁により複数の画室に
区画したコンクリート製の本体を工場で作成し、現場で
各画室へコンクリートを流して底板を作成している。こ
のものは有効ではあるが、各画室の外壁及び仕切壁の下
部がストレートであるので、地震などにより底板が外壁
及び仕切壁から剥離してずれ、この部分から油水が洩れ
出して地下水を汚染することがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、コン
クリート製の本体を工場で製作し、底板を現場で作成す
る油水分離槽において、地震などによって、外壁及び仕
切壁から底板が剥離しないようにして耐震性を高めた油
水分離槽を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の油水分離槽は、上面と底面とを開放した長
方形の外壁内を仕切壁により複数の画室に区画した本体
をコンクリートで形成し、先端の画室の外壁に流入管を
連結し、各仕切壁の上部に逆L字状の連通管を取り付
け、後端の画室の外壁に逆L字状の流出管を取り付け、
各画室の外壁の下部に開けた孔に鉄筋を渡し、鉄筋が隠
れるまでコンクリートを流して各画室の底板を作成した
油水分離槽において、前記各画室の外壁及び仕切壁の下
端には凸部が形成され、前記鉄筋が渡される孔は凸部の
上側に開けられている。このように、各画室の外壁及び
仕切壁の下端には凸部が形成され、この凸部の上に鉄筋
が渡され、ここにコンクリートを流して底板が作成され
るので、外壁及び仕切壁の下端の凸部で底板が支持さ
れ、地震などによって外壁及び仕切壁から底板が剥離し
たりずれたりすることがなくなる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1に示すように、油水分離槽1は、槽2と、蓋
枠3と、蓋枠3の開口を塞ぐ蓋板4とで構成されてい
る。そして、これらは工場で製作され、槽2の底板は設
置現場で製作される。
【0007】油水分離槽1の槽2の本体20は、上面と
底面とを開放した長方形の外壁21内を仕切壁22によ
り複数の画室23に区画され、各画室23の外壁21及
び仕切壁22の下端には凸部24が形成され、外壁21
の凸部24の上側には孔25が開けられている。この本
体20は、コンクリート、好ましくは耐アルカリガラス
繊維補強コンクリートで作られている。そして、外壁2
1の孔25には鉄筋26が渡されている。各仕切壁22
の上部に開けられ孔には逆L字状の連通管27が取り付
けられ、後端の画室23の外壁21に開けられた孔には
逆L字状の流出管28が取り付けられている。
【0008】油水分離槽1の蓋枠3は、各画室23に対
向する部分に開口30が形成され、本体20の外壁21
及び仕切壁22の幅より少し厚めに作られている。そし
て、開口30には蓋板4が嵌入する凹み31が形成され
ている。この蓋枠3も、コンクリート、好ましくは耐ア
ルカリガラス繊維補強コンクリートで作られている。
【0009】そして、蓋枠3の開口30を塞ぐ蓋板4
は、上面に滑りどめの模様が施された鋼板で作られてい
る。
【0010】このように工場で製作された油水分離槽1
の槽2と、蓋枠3と、蓋板4とを、油水分離槽1が設置
される現場である給油所に運び、給油所に掘られた穴に
本体20を設置する。そして、図2に示すように、各画
室23の上部開口から鉄筋26が隠れるまでコンクリー
トを流し込んで底板5を作成する。このように、各画室
23の外壁21及び仕切壁22の下端には凸部24が形
成され、この凸部24の上に鉄筋26が渡され、ここに
コンクリートを流して底板5が作成されるので、外壁2
1及び仕切壁22の下端の凸部24で底板5が支持さ
れ、地震などによって外壁21及び仕切壁22から底板
5が剥離したりずれたりすることがなくなる。
【0011】次に先端の画室23の外壁21の縁を切り
欠き、流入管6を連結し、後端の画室23の流出管28
を下水管7に連結する。そして、本体20の外壁21及
び仕切壁22の上面にモルタル8を敷き、蓋枠3を置
き、蓋枠3の開口30を蓋板4で塞ぐ。最後に、本体2
0周囲の穴を埋め戻し、蓋枠3と面一にコンクリート9
で舗装する。なお、本体20の外壁21及び仕切壁22
の上面にモルタル8を敷くときに、モルタル8の厚さ変
えて勾配を付け、油水の捌けを良くしている。
【0012】このようにして作られた油水分離槽1にお
いて、給油所の敷地からの油水は、流入管6より画室2
3内に流入する。そして油分は浮上し塵は沈下し、比較
的にきれいになった油水は連通管27から次の画室23
に流入する。同様にしてさらにきれいになって次の画室
23へと流れ、最後に流出管28から下水管7へと流出
する。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明の油水分離槽
は、上面と底面とを開放した長方形の外壁内を仕切壁に
より複数の画室に区画した本体をコンクリートで形成
し、先端の画室の外壁に流入管を連結し、各仕切壁の上
部に逆L字状の連通管を取り付け、後端の画室の外壁に
逆L字状の流出管を取り付け、各画室の外壁の下部に開
けた孔に鉄筋を渡し、鉄筋が隠れるまでコンクリートを
流して各画室の底板を作成した油水分離槽において、前
記各画室の外壁及び仕切壁の下端には凸部が形成され、
前記鉄筋が渡される孔は凸部の上側に開けられている。
このように、各画室の外壁及び仕切壁の下端には凸部が
形成され、この凸部の上に鉄筋が渡され、ここにコンク
リートを流して底板が作成されるので、外壁及び仕切壁
の下端の凸部で底板が支持され、地震によって外壁及び
仕切壁から底板が剥離したりずれたりせず、耐震性が高
められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油水分離槽の槽、蓋枠及び蓋板の一部
を断面で示す斜視図である。
【図2】本発明の油水分離槽の設置状態の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 油水分離槽 2 槽 3 蓋枠 4 蓋板 5 底板 6 流入管 7 下水管 8 モルタル 9 コンクリート 20 本体 21 外壁 22 仕切壁 23 画室 24 凸部 25 孔 26 鉄筋 27 連通管 28 流出管 30 開口 31 凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面と底面とを開放した長方形の外壁内
    を仕切壁により複数の画室に区画した本体をコンクリー
    トで形成し、先端の画室の外壁に流入管を連結し、各仕
    切壁の上部に逆L字状の連通管を取り付け、後端の画室
    の外壁に逆L字状の流出管を取り付け、各画室の外壁の
    下部に開けた孔に鉄筋を渡し、鉄筋が隠れるまでコンク
    リートを流して各画室の底板を作成した油水分離槽にお
    いて、 前記各画室の外壁及び仕切壁の下端には凸部が形成さ
    れ、前記鉄筋が渡される孔は凸部の上側に開けられてい
    ることを特徴とする油水分離槽。
JP16655097A 1997-06-09 1997-06-09 油水分離槽 Pending JPH10337404A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16655097A JPH10337404A (ja) 1997-06-09 1997-06-09 油水分離槽

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16655097A JPH10337404A (ja) 1997-06-09 1997-06-09 油水分離槽

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Publication Number Publication Date
JPH10337404A true JPH10337404A (ja) 1998-12-22

Family

ID=15833354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16655097A Pending JPH10337404A (ja) 1997-06-09 1997-06-09 油水分離槽

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JP (1) JPH10337404A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7485220B2 (en) * 2002-12-27 2009-02-03 Kelty Charles F Water skimmer
CN104402134A (zh) * 2014-12-03 2015-03-11 南车资阳机车有限公司 一种油水分离装置
CN111423246A (zh) * 2020-05-27 2020-07-17 山东科技大学 一种用于含油污水处理的生态多孔混凝土的制备方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7485220B2 (en) * 2002-12-27 2009-02-03 Kelty Charles F Water skimmer
CN104402134A (zh) * 2014-12-03 2015-03-11 南车资阳机车有限公司 一种油水分离装置
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