JPH10337001A - スイッチングレギュレータおよび撮像装置 - Google Patents

スイッチングレギュレータおよび撮像装置

Info

Publication number
JPH10337001A
JPH10337001A JP9138436A JP13843697A JPH10337001A JP H10337001 A JPH10337001 A JP H10337001A JP 9138436 A JP9138436 A JP 9138436A JP 13843697 A JP13843697 A JP 13843697A JP H10337001 A JPH10337001 A JP H10337001A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
load
switching regulator
circuit
operation mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9138436A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Fukuhara
由久 福原
Yukio Yamamoto
幸夫 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP9138436A priority Critical patent/JPH10337001A/ja
Publication of JPH10337001A publication Critical patent/JPH10337001A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷或は電源の消費電力の少ないスイッチン
グレギュレータおよび消費電力の少ない撮像装置を提供
する。 【解決手段】 スイッチングレギュレータ9は、負荷電
圧eを分圧回路7で分圧し、基準電圧4と比較して得た
エラー信号aによりスイッチ,整流回路6のデューティ
を変化させて所望の負荷電圧eを得るものである。マイ
コン2は、スイッチドライブ回路5に電源供給コントロ
ール信号を供給すると共に、負荷回路の動作モードに適
応した負荷電圧eが得られるように、分圧回路7にコン
トロール信号fを供給し分圧比を制御している。よっ
て、負荷回路の動作モードに適応した負荷電圧eが得ら
れ、動作モードにかかわらず、負荷回路が必要とする最
高電圧を常時供給する場合に比べ消費電力を低減でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチングレギ
ュレータおよびこのスイッチングレギュレータ等を用い
た撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
(従来例1)図7は、従来例1である“スイッチングレ
ギュレータ”の構成を示すブロック図である。図7にお
いて、1は電源であるところの電池、102は負荷回路
への電源供給をコントロールするマイコン、3は三角波
発振回路、4は基準電圧源である。5は、発振回路3か
ら供給される三角波bと電圧比較器8の出力電圧aよ
り、スイッチング信号cをコントロールし、またマイコ
ン102からの電源供給コントロール信号よりスイッチ
ング信号cの供給をコントロールするスイッチングドラ
イブ回路である。6は、電池1から供給された直流電圧
dをスイッチングドライブ回路5から供給されるスイッ
チング信号cで所定の直流電圧eに変換するスイッチ&
整流回路、107はスイッチ&整流回路6の出力電圧が
所定電圧時に分圧電圧が基準電圧源と同電圧となる分圧
回路、8は分圧回路107を介してスイッチ&整流回路
6からフィードバックされた電圧と基準電圧源4の電圧
とを比較する電圧比較器、109はスイッチングレギュ
レータの1チャンネルである。
【0003】図7の構成において、発振回路3から供給
される三角波bと電圧比較器8の出力電圧aの交点でス
イッチング信号cのデューティが決まり、このスイッチ
ング信号cでスイッチ&整流回路6の主スイッチング素
子をドライブし出力電圧eが出力される(図2参照)。
例えば、出力電圧eが所定電圧e0 よりずれている場
合、出力電圧eから分圧回路107を介して比較電圧器
8に供給される電圧が基準電圧と異なり、電圧比較器8
の出力電圧が変化し、スイッチング信号もデューティを
変化させ、出力電圧eを所定電圧e0 にする。もし所定
電圧e0 とずれている場合は、これを繰り返す。
【0004】したがって、出力電圧eと基準電圧Vref
との関係は e=1/α*Vref (α:分圧回路107の分圧比) となる。
【0005】(従来例2)図8は従来例2である“ビデ
オカメラ”の構成を示すブロック図である。ビデオカメ
ラでは、ライン入力時にはY/C分離のために、再生時
にはクロストークキャンセルのために、CCD遅延素子
14とレコーダ信号処理回路13でくし形フィルタを構
成するため、スイッチ15によりCCD遅延素子14に
電源が供給されているが、カメラ記録時にはビデオカメ
ラ信号処理回路12から輝度信号(Y)と色信号(C)
が別個にレコーダ信号処理回路13に入力されるので、
Y/C分離のためのくし形フィルタは必要なく、スイッ
チ15によりCCD遅延素子14の電源を切っている。
また、CCD遅延素子14は電荷を何百段も転送するた
め、C/Nを確保するためには高い電源電圧を必要とし
ているため、スイッチングレギュレータチャンネル10
9aより同一電源で供給されている他の回路より低電圧
化が遅れており、必要な電圧が他の回路より高くなって
いる。
【0006】そして、スイッチングレギュレータ109
aの出力電圧は、固定であるために、CCD遅延素子1
4に電源が供給されていないカメラ記録時にも、CCD
遅延素子14に合わせた高い電圧が設定されている。
【0007】109a,109b,109cは、従来例
1の109相当の回路であり、夫々各チャンネルのスイ
ッチングレギュレータ要部である。
【0008】(従来例3)図9は従来例3である“スイ
ッチングレギュレータ”の構成を示す回路図である。
【0009】図9において、バッテリ81から供給され
た電圧は、スイッチング用トランジスタ(主スイッチン
グ素子)91によって、スイッチングされ、チョークコ
イル93,コンデンサ94からなる平滑フィルタによっ
て平滑された後、負荷である回路ブロック97に供給さ
れると同時に、抵抗95,96によって、分圧され、比
較器82でリファレンス電圧85と比較される、そのエ
ラー電圧によってPWMブロック83でデューティが決
定される。
【0010】PWMブロック83から出力されたパルス
のON時の電位は、ダイオード86とリファレンス電圧
87によって決定されており、トランジスタ89に供給
される。このトランジスタ89によってスイッチングト
ランジスタ91が、ドライブされる。
【0011】この際、トランジスタ91のベース電流
は、抵抗90の抵抗値によって決定される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
1ではスイッチングレギュレータの出力電圧は固定され
ているため、負荷回路の動作モードによっては、最適な
電圧が供給できない場合があり、負荷の消費電力が高く
なってしまうという問題がある。
【0013】従来例2では、電源であるスイッチングレ
ギュレータの出力電圧は高い値に固定されているため、
消費電力を抑えたいカメラ記録時にも、消費電力が高く
なってしまうという問題がある。
【0014】また、スイッチングレギュレータのチャン
ネルを追加して、CCD遅延素子14を別のチャンネル
にし、各々のチャンネルの電源電圧を必要最小限にし、
カメラ記録時の消費電力を小さくする方法もあるが、大
幅なコストアップや部品増加を招いてしまう問題があ
る。
【0015】従来例3では、スイッチングトランジスタ
のベース電流が固定値であるため、最大負荷時に必要な
ベース電流を流すように設定しておく必要があり、消費
電力が高くなってしまうという問題がある。また、ベー
ス電流が固定値であるため、スイッチングトランジスタ
のhfeが最も低い場合を想定してベース電流の値を大き
く設定する必要があり、消費電力が高くなってしまうと
いう問題がある。
【0016】本発明は、このような状況のもとでなされ
たもので、消費電力が少なくてすむスイッチングレギュ
レータ,撮像装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、スイッチングレギュレータを次の
(1),(2),(6)〜(9)のとおりに、そして撮
像装置を次の(3)〜(5)のとおりに構成する。
【0018】(1)負荷の動作モードに応じて負荷電圧
を制御する制御手段を備えたスイッチングレギュレー
タ。
【0019】(2)負荷電圧を検出する分圧回路を有
し、制御手段は負荷の動作モードに応じて前記分圧回路
の分圧比を制御するものである前記(1)記載のスイッ
チングレギュレータ。
【0020】(3)電源装置と、動作モードに応じて前
記電源装置の出力電圧を制御する制御手段とを備えた撮
像装置。
【0021】(4)電源装置はその出力電圧を検出する
分圧回路を有し、制御手段は動作モードに応じて前記分
圧回路の分圧比を制御するものである撮像装置。
【0022】(5)制御手段は、Y/C分離のためのく
し形フィルタを使用する動作モード時に、他の動作モー
ド時より出力電圧を高くするものである前記(3)また
は(4)記載の撮像装置。
【0023】(6)バイポーラトランジスタからなる主
スイッチング素子を有するスイッチングレギュレータで
あって、前記バイポーラトランジスタのオン時のベース
電流を制御する制御手段を備えたスイッチングレギュレ
ータ。
【0024】(7)制御手段は、負荷の動作モードに応
じてバイポーラトランジスタのベース電流を制御するも
のであるスイッチングレギュレータ。
【0025】(8)制御手段は、負荷電流に応じてバイ
ポーラトランジスタのベース電流を制御するものである
スイッチングレギュレータ。
【0026】(9)制御手段は、バイポーラトランジス
タのコレクタ−エミッタ間電圧に応じてベース電流を制
御するものであるスイッチングレギュレータ。
【0027】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態をスイッ
チングレギュレータ,ビデオカメラの実施例により詳し
く説明する。
【0028】
【実施例】
(実施例1)図1は実施例1である“スイッチングレギ
ュレータ”の構成を示す図である。図示のように、マイ
コンと分圧回路が直接接続されている点以外は、従来例
1と同様の構成となっている。従来例1と同等の機能部
分には従来例1と同一符号を付し、ここでの説明は省略
する。
【0029】本実施例では、分圧回路7の分圧比αは可
変となっており、マイコン2は、スイッチドライブ回路
5に電源供給コントロール信号を供給すると共に、負荷
回路の動作モードに適応した負荷電圧が得られるよう
に、分圧回路7にコントロール信号fを供給し分圧比α
を制御するようにしている。マイコン2にはラインmを
介して負荷回路の動作モードが伝えられる。
【0030】よって、負荷回路で動作モードにより必要
電圧が異なる場合、マイコン2よりコントロール信号f
を分圧回路7へ供給し、分圧比αを変え、出力電圧eを
切り替えることができる。
【0031】以上説明したように、本実施例によれば、
スイッチングレギュレータの出力電圧を動作モードで切
り替えることで、各々の動作モードで必要最小限の電圧
を供給し、各々の動作モードでの負荷回路の消費電力を
最小限に抑えることができる。
【0032】(実施例2)図3は実施例2である“ビデ
オカメラ”の構成を示す図である。図3において、10
は入射した光を結像させるレンズ、11はレンズ10を
介して得られた光信号を光電変換する撮像素子、12は
撮像素子11から得られた信号を輝度信号と色信号に変
換するビデオカメラ信号処理回路、13はビデオカメラ
信号処理回路12より供給される輝度信号(Y)と色信
号(C)を磁気記録するためのRF信号に変換し、再生
時にはRF信号を再生輝度信号と再生色信号に変換し、
また不図示のモニタに映像信号を供給するレコーダ信号
処理回路、14はCCD遅延素子、15はCCD遅延素
子14の電源供給を選択するスイッチ、16はヘッドア
ンプ、17は磁気ヘッド、18は磁気記録媒体である。
【0033】前述の構成において、カメラ記録時にはレ
ンズ10を介して得られた光信号を撮像素子11で光電
変換し、ビデオカメラ信号処理回路12で輝度信号と色
信号に変換し、レコーダ信号処理回路13で各々記録R
F信号に変換され、さらにヘッドアンプ16で増幅さ
れ、磁気ヘッド17を介して磁気記録媒体18に記録さ
れる。一方再生時には、磁気記録媒体18から磁気ヘッ
ド17を介して得られた再生RF信号をヘッドアンプ1
6で増幅し、レコーダ信号処理回路13で再生輝度信号
と再生色信号とに変換し、CCD遅延素子14とくし形
フィルタを構成してクロストークキャンセル等のノイズ
低減を行い、最終的に再生輝度信号と再生色信号をミッ
クスして、コンポジットビデオ信号としてモニタへ出力
する。さらにライン入力時には、コンポジットビデオ信
号入力をレコーダ信号処理回路13とCCD遅延素子1
4でY/C分離のためのくし形フィルタを構成し、輝度
信号(Y)と色信号(C)に分離して、その後はカメラ
記録時と同様にして磁気記録媒体18に記録する。スイ
ッチ15は、くし形フィルタを構成する再生時とライン
入力時にCCD遅延素子14に電源を供給している。
【0034】また、各ブロックにはスイッチングレギュ
レータチャンネル9a,9b,9cから各々電源が供給
されており、これをマイコン2でコントロールし、カメ
ラ記録時にはすべてのブロックに電源を入れ、再生時に
はレコーダブロックのみすなわちスイッチングレギュレ
ータチャンネル9aのみに電源を入れている。したがっ
て、カメラ記録時の消費電力は、再生時の消費電力より
かなり大きくなってしまう。マイコン2にはラインmを
介して当該ビデオカメラの動作モードが伝えられる。
【0035】通常、ビデオカメラはカメラ記録時(撮影
時)は屋外や動きやすさから電池で駆動することが多い
ため、カメラ記録時(撮影時)の電池持続時間を伸ばす
ために、カメラ記録時(撮影時)の低消費電力化が切に
望まれている。
【0036】カメラ記録時には、ビデオカメラ信号処理
回路12から輝度信号(Y)と色信号(C)が別個にレ
コーダ信号処理回路13に供給されるため、Y/C分離
のためのくし形フィルタは必要ないので、CCD遅延素
子14は使用せず、スイッチ15により電源を供給して
いないので、スイッチングレギュレータチャンネル9a
の出力電圧は、CCD遅延素子14の必要電圧に合わせ
る必要はなく、他の回路の必要電圧に合わせて低くでき
る。
【0037】前述のビデオカメラの特徴を利用して、カ
メラ記録時には、マイコン2よりスイッチングレギュレ
ータチャンネル9aの分圧回路7の分圧比を小さくし、
出力電圧をCCD遅延素子14以外の回路に合わせた低
い電圧にし、消費電力を小さくし、それ以外の動作モー
ドでは、マイコン2よりスイッチングレギュレータチャ
ンネル9aの分圧回路の分圧比を大きくし、出力電圧を
CCD遅延素子14に合わせた高い電圧にすることで、
カメラ記録時の消費電力を小さくする。
【0038】以上説明したように、本実施例によれば、
ビデオカメラの動作モードでスイッチングレギュレータ
9aの出力電圧を切り替えることで、各動作モードに必
要最小限の電圧を供給し、各々の動作モードの消費電力
を必要最小限に抑えているので、スイッチングレギュレ
ータのチャンネルを増やすことなく、ビデオカメラで最
も低消費電力化が求められるカメラ記録時に、消費電力
を小さくすることができる。
【0039】(実施例3)図4は、実施例3である“ス
イッチングレギュレータ”の構成を示す図である。同図
において、301は電源であるところの電池、311は
スイッチングトランジスタ、314はショトキーダイオ
ード、315,316は平滑用のフィルタを構成するチ
ョークコイル,コンデンサ、320は負荷となる電気回
路ブロック、318,319は平滑された電圧を分圧す
るための抵抗、302は分圧された電圧とリファレンス
電圧を比較してエラー電圧を出力する比較器(オペアン
プ)、304はPWM出力を作るための発振器、303
は発振器304の出力と比較器302のエラー電圧を受
けてPWMパルスを出力するPWM回路、308は電流
源、306はスイッチングトランジスタ311のベース
電流を作るトランジスタ309のバイアスと温度特性を
補償するためのダイオード、310はスイッチングトラ
ンジスタ311のベース電流を決定するための抵抗、3
12は動作モードによってベース電流を切り替えるため
の抵抗、313は抵抗312をオン,オフするためのス
イッチ用トランジスタ、317はモードの切替え信号で
ある。
【0040】次に、図4を参照しながら本実施例の動作
を説明する。
【0041】本実施例においては、負荷であるところの
電気回路ブロック320は、A,Bの2つの動作モード
を有している(例えばカムコーダであればカメラモード
とVRTモードがある)。ここでAモードとBモードの
消費電力はA>Bとする。
【0042】Bモードの時、スイッチングトランジスタ
311のベース電流は、リファレンス電圧307と抵抗
値310の比によって決定される。このときのベース電
流の値は、Bモードの消費電力に最適な電流値に設定さ
れる。
【0043】次に、消費電力が多いAモードに変わった
時、モード切替え信号317によってスイッチ用トラン
ジスタ313がオンしてスイッチングトランジスタ31
1のベース電流はAモードの消費電力に最適なベース電
流値に設定される。
【0044】その他の動作は、従来例3と同様である。
【0045】以上説明したように、本実施例によれば、
スイッチングトランジスタ311のベース電流を、負荷
回路20の動作モードに応じて変更しているので、常時
負荷回路20の最大消費電力に応じた値とする場合に比
べ、低消費電力化ができる。
【0046】(実施例4)図5は、実施例4である“ス
イッチングレギュレータ”の構成を示す図である。同図
において、21は電源であるところの電池、31はスイ
ッチングトランジスタ、34はショトキーダイオード、
35,36は平滑用のフィルタを構成するチョークコイ
ル,コンデンサ、41は負荷となる電気回路ブロック、
37,38は平滑された電圧を分圧するための抵抗、2
2は分圧された電圧とリファレンス電圧を比較してエラ
ー電圧を出力する比較器(オペアンプ)、24はPWM
出力を作るための発振器、23は発振器24の出力と比
較器22のエラー電圧を受けてPWMパルスを出力する
PWM回路、28は電流源、26はスイッチングトラン
ジスタ31のベース電流を作るトランジスタ29のバイ
アスと温度特性を補償するためのダイオード、30はス
イッチングトランジスタ31のベース電流を決定するた
めの抵抗、32,33は負荷41の変化によってベース
電流を変化させるための抵抗とFET、40,39は負
荷であるところの電気回路ブロック41用のフィルタを
構成するチョークコイルとコンデンサであり、かつチョ
ークコイル40は電流検出用のインピーダンスを兼ねて
いる。42はチョークコイル40の両端の電位差を比較
して負荷が消費する電流を測定する差動増幅器、43は
差動増幅器42の出力をうけてリファレンス電圧44と
比較する差動増幅器である。
【0047】次に、図5を参照しながら本実施例の動作
を説明する。
【0048】本実施例においては、負荷であるところの
電気回路ブロック41は、動作モードや温度など様々な
条件で消費電力が変化する。消費電力が増加するとチョ
ークコイル40の両端の電位差が大きくなる。差動増幅
器42で電位差を増幅した後差動増幅器43でリファレ
ンス電圧44と比較し、その出力はチョークコイル40
に流れる電流値に比例するように動作する。差動増幅器
43の前記電流値に比例した電圧出力は、FET33の
ゲートに入力される。スイッチングトランジスタ31の
ベース電流はこのFET33の抵抗値によって変化する
ため負荷であるところの電気回路41の消費電流が増加
するとスイッチングトランジスタ31のベース電流が増
加して常に負荷に対して最適なベース電流が供給される
ように動作する。
【0049】その他の動作は従来例3と同様である。
【0050】以上説明したように、本実施例によれば、
スイッチングトランジスタ31のベース電流を、負荷電
流に応じて変更しているので、ベース電流を常時負荷回
路41の推定される最大消費電力に応じた値とする場合
に比べ、低消費電力化ができる。
【0051】(実施例5)図6は、実施例5である“ス
イッチングレギュレータ”の構成を示す図である。同図
において、51は電源であるところの電池、60はスイ
ッチングトランジスタ、63はショトキーダイオード、
64,65は平滑用のフィルタを構成するチョークコイ
ル,コンデンサ、68は負荷となる電気回路ブロック、
66,67は平滑された電圧を分圧するための抵抗、5
2は分圧された電圧とリファレンス電圧を比較してエラ
ー電圧を出力する比較器(オペアンプ)、55はPWM
出力を作るための発振器、54は発振器55の出力と比
較器52のエラー電圧を受けてPWMパルスを出力する
PWM回路、56は電流源、57はスイッチングトラン
ジスタ60のベース電流を作るトランジスタ61のバイ
アスと温度特性を補償するためのダイオード、62はス
イッチングトランジスタ60のベース電流を決定するた
めの抵抗、69はスイッチングトランジスタ60がオン
しているときの電圧をサンプリングするためのスイッ
チ、70はその電圧をホールドするためのコンデンサ、
71はスイッチングトランジスタ60がオンしていると
きのコレクタ,エミッタ間の電位差(Vce)を増幅す
るための差動増幅器、72は差動増幅器71の出力とリ
ファレンス電圧73を比較するための差動増幅器、58
は差動増幅器72の出力を受けてトランジスタ61のエ
ミッタ電位を変化させるためのトランジスタである。
【0052】次に、図6を参照しながら本実施例の動作
を説明する。
【0053】本実施例においては、負荷であるところの
電気回路ブロック68は、動作モードや温度など様々な
条件で消費電力が変化する。また、スイッチングトラン
ジスタ60のhfeも、ばらつきや温度によって大きく変
化する。そこで、スイッチングトランジスタ60がオン
している状態のコレクタ電位をスイッチ69とコンデン
サ70でサンプルホールドして差動増幅器71によって
エミッタ電位との差(VCE)を検出する。差動増幅器7
1の出力は、差動増幅器72でリファレンス電圧73と
比較される。つまり、スイッチングトランジスタ60の
コレクタ,エミッタ間電圧(VCE)が大きくなると差動
増幅器72の出力電圧が上昇する。この出力電圧は、ト
ランジスタ58のベースに供給されている。トランジス
タ58のエミッタ電位は、スイッチングトランジスタ6
0のベース電流を決定するトランジスタ61のエミッタ
電位と同電位となるため結果的に図6の回路のスイッチ
ングトランジスタ60のVCEが一定になるようにベース
電流を制御することになる。
【0054】その他の動作は従来例3と同様である。
【0055】以上説明したように、本実施例によれば、
スイッチングトランジスタ60のコレクタ−エミッタ電
圧が一定になるように、スイッチングトランジスタ60
のベース電流を制御しているので、負荷回路68の推定
される最大消費電力に応じたベース電流を常時流す場合
に比べ、低消費電力化ができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
負荷或は電源の消費電力の少ないスイッチングレギュレ
ータ、および消費電力の少ない撮像装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の構成を示す図
【図2】 回路6のドライブ波形を示す図
【図3】 実施例2の構成を示すブロック図
【図4】 実施例3の構成を示す回路図
【図5】 実施例4の構成を示す回路図
【図6】 実施例5の構成を示す回路図
【図7】 従来例1の構成を示すブロック図
【図8】 従来例2の構成を示すブロック図
【図9】 従来例3の構成を示す回路図
【符号の説明】
2 マイコン 7 分圧回路 9 スイッチングレギュレータ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷の動作モードに応じて負荷電圧を制
    御する制御手段を備えたことを特徴とするスイッチング
    レギュレータ。
  2. 【請求項2】 負荷電圧を検出する分圧回路を有し、制
    御手段は負荷の動作モードに応じて前記分圧回路の分圧
    比を制御するものであることを特徴とする請求項1記載
    のスイッチングレギュレータ。
  3. 【請求項3】 電源装置と、動作モードに応じて前記電
    源装置の出力電圧を制御する制御手段とを備えたことを
    特徴とする撮像装置。
  4. 【請求項4】 電源装置はその出力電圧を検出する分圧
    回路を有し、制御手段は動作モードに応じて前記分圧回
    路の分圧比を制御するものであることを特徴とする撮像
    装置。
  5. 【請求項5】 制御手段は、Y/C分離のためのくし形
    フィルタを使用する動作モード時に、他の動作モード時
    より出力電圧を高くするものであることを特徴とする請
    求項3または請求項4記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 バイポーラトランジスタからなる主スイ
    ッチング素子を有するスイッチングレギュレータであっ
    て、前記バイポーラトランジスタのオン時のベース電流
    を制御する制御手段を備えたことを特徴とするスイッチ
    ングレギュレータ。
  7. 【請求項7】 制御手段は、負荷の動作モードに応じて
    バイポーラトランジスタのベース電流を制御するもので
    あることを特徴とするスイッチングレギュレータ。
  8. 【請求項8】 制御手段は、負荷電流に応じてバイポー
    ラトランジスタのベース電流を制御するものであること
    を特徴とするスイッチングレギュレータ。
  9. 【請求項9】 制御手段は、バイポーラトランジスタの
    コレクタ−エミッタ間電圧に応じてベース電流を制御す
    るものであることを特徴とするスイッチングレギュレー
    タ。
JP9138436A 1997-05-28 1997-05-28 スイッチングレギュレータおよび撮像装置 Withdrawn JPH10337001A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9138436A JPH10337001A (ja) 1997-05-28 1997-05-28 スイッチングレギュレータおよび撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9138436A JPH10337001A (ja) 1997-05-28 1997-05-28 スイッチングレギュレータおよび撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10337001A true JPH10337001A (ja) 1998-12-18

Family

ID=15221945

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9138436A Withdrawn JPH10337001A (ja) 1997-05-28 1997-05-28 スイッチングレギュレータおよび撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10337001A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002101643A (ja) * 2000-09-19 2002-04-05 Chofu Seisakusho Co Ltd 制御電圧供給装置およびそれを用いた給湯器ならびにそれを用いたエアコン
JP2003060449A (ja) * 2001-08-13 2003-02-28 Yamaha Corp 電流検出方法、電流検出回路及び過電流保護回路
US7173664B2 (en) 2001-08-01 2007-02-06 Sanyo Electric Co., Ltd. Image signal processor with reduced power consumption
US7365792B2 (en) 2001-08-01 2008-04-29 Sanyo Electric Co., Ltd. Image signal processor for processing image signals of a predetermined format
US7372500B2 (en) 2001-08-01 2008-05-13 Sanyo Electric Co., Ltd. Image signal processor for use with a solid-state imaging device
JP2009017604A (ja) * 2001-08-01 2009-01-22 Sanyo Electric Co Ltd 画像信号処理装置
JP2009022053A (ja) * 2001-07-27 2009-01-29 Sanyo Electric Co Ltd 撮像装置
JP2009038831A (ja) * 2001-08-01 2009-02-19 Sanyo Electric Co Ltd 画像信号処理装置
US7518653B2 (en) 2001-10-05 2009-04-14 Fujifilm Corporation Digital camera having a plurality of operation modes of different power consumption
US8004601B2 (en) 2001-07-27 2011-08-23 Sanyo Electric Co., Ltd. Imaging apparatus using multiple regulators to decrease overall power consumption

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002101643A (ja) * 2000-09-19 2002-04-05 Chofu Seisakusho Co Ltd 制御電圧供給装置およびそれを用いた給湯器ならびにそれを用いたエアコン
JP2009022053A (ja) * 2001-07-27 2009-01-29 Sanyo Electric Co Ltd 撮像装置
US8004601B2 (en) 2001-07-27 2011-08-23 Sanyo Electric Co., Ltd. Imaging apparatus using multiple regulators to decrease overall power consumption
US7173664B2 (en) 2001-08-01 2007-02-06 Sanyo Electric Co., Ltd. Image signal processor with reduced power consumption
US7365792B2 (en) 2001-08-01 2008-04-29 Sanyo Electric Co., Ltd. Image signal processor for processing image signals of a predetermined format
US7372500B2 (en) 2001-08-01 2008-05-13 Sanyo Electric Co., Ltd. Image signal processor for use with a solid-state imaging device
JP2009017604A (ja) * 2001-08-01 2009-01-22 Sanyo Electric Co Ltd 画像信号処理装置
JP2009038831A (ja) * 2001-08-01 2009-02-19 Sanyo Electric Co Ltd 画像信号処理装置
US8045049B2 (en) 2001-08-01 2011-10-25 Semiconductor Components Industries, Llc Signal processor configured to process a first signal to generate a second signal
JP2003060449A (ja) * 2001-08-13 2003-02-28 Yamaha Corp 電流検出方法、電流検出回路及び過電流保護回路
US7518653B2 (en) 2001-10-05 2009-04-14 Fujifilm Corporation Digital camera having a plurality of operation modes of different power consumption

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4873493A (en) Audio amplifier
US5469349A (en) Power supply circuit and control circuit for use in a power supply circuit
EP0477891A2 (en) Power supply apparatus for television receiver set and television receiver set including the same
JPS6247034B2 (ja)
JPH10337001A (ja) スイッチングレギュレータおよび撮像装置
JPS6247393B2 (ja)
JPH0468862B2 (ja)
US5040235A (en) Battery powered motor speed control apparatus
JPH10146055A (ja) スイッチング形電源回路
JP4137532B2 (ja) バーストモードapd光受信回路
JPH10108459A (ja) スイッチング電源装置
US5367447A (en) Signal separation circuit
JPH075510Y2 (ja) 受像管輝度可変回路
JP2605904B2 (ja) 送信電力制御回路
JPH07295659A (ja) ペルチエ素子駆動回路
JP2870353B2 (ja) スイッチング電源装置
JP2737681B2 (ja) 磁気記録装置
JPH0715241Y2 (ja) テレビジョンおよびビデオテープレコーダーの映像信号補償回路
JP2874429B2 (ja) 記録電流増幅回路
JPH0631776Y2 (ja) Alc回路
JP4160706B2 (ja) 加入者回路給電方式
JPH10135833A (ja) A/d変換デバイス
JPH0389857A (ja) スイッチング制御型電源回路
JPH0654519A (ja) 直流−直流変換装置
JPH07146719A (ja) 携帯型gps受信機用電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040803