JPH10335698A - 半導体発光装置 - Google Patents

半導体発光装置

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JPH10335698A
JPH10335698A JP14013497A JP14013497A JPH10335698A JP H10335698 A JPH10335698 A JP H10335698A JP 14013497 A JP14013497 A JP 14013497A JP 14013497 A JP14013497 A JP 14013497A JP H10335698 A JPH10335698 A JP H10335698A
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JP
Japan
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light emitting
semiconductor
semiconductor layer
substrate
conductivity type
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Pending
Application number
JP14013497A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Matsushita
哲也 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Publication of JPH10335698A publication Critical patent/JPH10335698A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 発光素子が形成される半導体基板の端部と半
導体基板の最外部の発光部との距離が小さくなることか
ら生じる、加工速度の低下や素子の破損などを防止す
る。 【解決手段】 基板上に一導電型半導体層2と逆導電型
半導体層3を形成して、この半導体層に電極4を接続し
て形成した発光素子を多数列状に配設した半導体発光装
置において、前記複数の発光素子を前記半導体基板上に
所定ピッチで形成すると共に、端部の発光素子6aを他
の発光素子6よりも幅狭に形成し、この端部の発光素子
に他の発光素子よりも大電流を流すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体発光装置に関
し、特にLEDプリンタの除電用光源やファクシミリの
原稿読み取り用光源などに用いられる半導体発光装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体発光装置を図4に示す。半
導体基板11の上面には多数の発光部12が形成され、
この発光部12には個別電極13が接続して設けられて
いる。また、半導体基板11の裏面側には共通電極(不
図示)が形成されている。発光部12はPN接合部を有
する化合物半導体層などで形成され、この化合物半導体
層に例えば個別電極13側から半導体基板11の裏面側
に形成された共通電極に向けて順方向に電流を流すと発
光部12内に形成されたPN接合部で発光する。
【0003】この半導体発光装置は、一枚の大型基板か
らダイシングして切り出した後に、図5に示すように、
支持基板15上に多数配列して搭載される。支持基板1
5上には、半導体基板11上の発光部12を選択的に発
光させるための駆動用IC16も搭載される。外部回路
からデータ入力端子17部分を介して発光データが駆動
用IC16に入力され、多数の発光部12が選択的に発
光する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
半導体発光装置では、支持基板15上に、多数の半導体
発光装置が列状に配列されるものの、この半導体発光装
置は、多数の発光部12が等間隔に配置されるように搭
載されることから、図6に示すように、半導体基板11
(11a、11b)の端部と最外部の発光部12a、1
2bの距離xは、極めて短くせざるを得なかった。つま
り、600dpiとなるように発光部12を形成する場
合、発光部12のピッチpを42μm、発光部12の幅
aを27μm、隣接する半導体基板11(11a、11
b)同志のギャップdを15μmとした場合、半導体基
板11a、11bの最端部と最外部の発光部12との距
離xは2μm程度にならざるを得なかった。
【0005】半導体基板11(11a、11b)の最端
部と最外部の発光部12a、12bの距離xが短いと、
図7に示すように、半導体基板11を半導体ウェハから
ダイシングして切り出す際に半導体基板11の端部に欠
けcが発生し、この欠けcが発光部12にも及んでこの
発光部12で発光不良や発光バラツキが発生し、半導体
発光装置全体が不良になったり、このような欠けcの発
生を防止するために、ダイシングなどの加工速度を低下
させなければならないという問題があった。
【0006】また、半導体基板11の端部と最外部の発
光部12との距離xが2μm程度と小さいため、発光部
12が厚みをもつ場合、図8に示すように、半導体発光
装置を自動機のコレット18で掴む際に、最外部の発光
部12がコレット18に接触し、この発光部12が破損
したり、半導体基板11を正確に掴めないという問題も
あった。
【0007】さらに、図9に示すように、半導体発光装
置11を支持基板15にAgペースト19等で接着する
場合、隣接する半導体発光装置11a、11bの間隔が
11μmと小さいため、隣接する半導体発光装置11
a、11b下部のAgペースト19同志が接触してショ
ート不良が発生するという問題もあった。なお、図9に
は、図示されていないが、支持基板15の表面部分には
銅などの配線パターンが施してある。
【0008】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みて発明されたものであり、発光素子が形成される半
導体基板の端部と半導体基板の最外部の発光部との距離
が小さくなることを解消した半導体発光装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る半導体発光装置では、基板上に一導電
型半導体層と逆導電型半導体層を形成して、この半導体
層に電極を接続して形成した発光素子を多数列状に配設
した半導体発光装置において、前記複数の発光素子を前
記半導体基板上に所定ピッチで形成すると共に、端部の
発光素子を他の発光素子よりも幅狭に形成し、この端部
の発光素子に他の発光素子よりも大電流を流す。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づき詳細に説明する。図1は、本発明に係る半導
体発光装置の一実施形態を示す平面図、図2は断面図で
あり、1は基板、2は一導電型半導体層、3は逆導電型
半導体層、4は個別電極、5は共通電極、6は発光素子
である。
【0011】基板1は、例えばガリウム砒素(GaA
s)やシリコン(Si)などの単結晶半導体基板などか
ら成り、一導電型を呈する。
【0012】一導電型半導体層2は、例えば0.2〜2
μm程度の厚みを有するガリウム砒素(GaAs)やア
ルミニウムガリウム砒素(AlGaAs)などから成
り、Zn、Sr、Cdなどの半導体不純物を5×1017
atoms/cm3 程度含有する。なお、この一導電型
半導体層2の下部には、基板1表面部の格子欠陥が一導
電型半導体層2に侵入しないようにするために、厚み2
μm程度のバッファ層(不図示)を設けてもよい。
【0013】逆導電型半導体層3は、例えば0.2〜2
μm程度の厚みを有するガリウム砒素(GaAs)やア
ルミニウムガリウム砒素(AlGaAs)などから成
り、Si、Se、S、Geなどの半導体不純物を5×1
17atoms/cm3 程度含有する。この逆導電型半
導体層3は、一導電型半導体層2よりもエネルギー・バ
ンドギャップが若干狭くなるように形成する。一導電型
半導体層2と逆導電型半導体層3との界面部分の逆導電
型半導体層3側で発光させるためである。この逆導電型
半導体層3と一導電型半導体層2の界面部分が発光部と
なる。この逆導電型半導体層3の上部は、発光した光を
効率よく外部へ取り出すために、エネルギー・バンドギ
ャップの広い材料で構成してもよい。
【0014】この逆導電型半導体層3上には、金(A
u)やクロム(Cr)などから成る個別電極4が形成さ
れている。また、半導体基板1の裏面側には、金(A
u)やゲルマニウム(Ge)などから成る共通電極5が
形成されている。
【0015】このような半導体発光装置では、個別電極
4から共通電極5側へ順方向電界を印加すると電位障壁
が低くなって一導電型半導体層2内の電子が少数キャリ
アとして逆導電型半導体層3へ移動すると共に、逆導電
型半導体層3内の正孔が一導電型半導体層2内へ移動
し、それぞれの領域内の多数キャリアと発光再結合して
発光する。したがって、一導電型半導体層2と逆導電型
半導体層3と個別電極4で個々の発光素子6が構成さ
れ、一導電型半導体層2と逆導電型半導体層3との接合
部分が発光素子6における発光ドットの基本形状とな
る。
【0016】1個の発光素子6の一導電型半導体層2と
逆導電型半導体層3との接合部分は、例えば長さl1
10〜20μm程度に、また幅l2 が27μm程度に形
成され、各発光素子6は42μm程度のピッチpで基板
1上に列状に形成される。
【0017】この複数の発光素子6のうち、最端部の発
光素子6aは、長さl1 が10〜20μm程度に形成さ
れるものの、幅l2 は23μm程度に形成される。した
がって、ピッチpを他の発光素子と同程度に42μmに
しても、この端部の発光素子6と基板1の端部とは、従
来品に比較して2μm広幅に形成することができる。し
たがって、端部の発光素子6がクラックなどで不良にな
ることが極力低減できる。
【0018】端部の発光素子6aの幅l2 を小さくして
も、他の発光素子6と同じ値の電流を流せば、電流密度
が大きくなって同一の発光強度で発光させることができ
るが、端部の発光素子6aの幅l2 を小さくすると、発
光面積が小さくなることから、発光スポットが小さくな
り、発光ダイオードアレイなどを形成して走査させた場
合、端部の発光素子6a部分だけが筋状になって、発光
品質が低下する。そこで、本発明では、この端部の発光
素子6aには他の発光素子6に比較して大電流を流して
走査することにより、この端部の発光素子6aの発光ス
ポットのサイズを他の発光素子6の発光スポットのサイ
ズと同等にして、発光品質の低下を防止する。300d
piの発光素子において、発光素子の幅を4μm小さく
すると、発光面積は20%減少し、通常の大きさの発光
素子6の駆動電流が10mAであれば、端部の発光素子
6aは12mAの電流で駆動するればよいが、発光素子
6、6aの表面には10μm幅の個別電極4が形成され
ることから、端部の発光素子6aの光取り出し面積は他
の発光素子6に比較して、10%程度しか減少せず、他
の発光素子6よりも10%程度の大電流を流せば、他の
発光素子6と同一の発光スポットで発光させることがで
きる。
【0019】図3は、本発明に係る半導体発光装置の他
の実施形態を示す図である。図3において、1はガリウ
ム砒素やシリコンなどから成る基板、2はZnやストロ
ンチウムなどの一導電型半導体不純物を含有する半導体
層、3はSiやSeなどの逆導電型半導体不純物を含有
する半導体層、4は金(Au)、ゲルマニウム(G
e)、クロム(Cr)などから成る個別電極、5は同じ
く金(Au)、ゲルマニウム(Ge)、クロム(Cr)
などから成る共通電極である。
【0020】なお、一導電型半導体層2上に、この一導
電型半導体層2の一部が露出するように逆導電型半導体
層3が形成されたものであり、一導電型半導体層2の露
出部には共通電極5が接続され、逆導電型半導体層3に
は個別電極4が接続されている。ひとつの個別電極4に
は、隣接する2個の発光素子6が接続され、同じ個別電
極4に接続された2個の発光素子6が異なる共通電極5
に接続されるように構成されている。各発光素子6をこ
のように振り分けて個別電極4と共通電極5に接続する
と、基板1の同じ側に個別電極4と共通電極5を設ける
ことができ、製造工程と外部回路との接続工程が簡略化
される。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る半導体発光
装置によれば、複数の発光素子を半導体基板上に等間隔
に形成すると共に、両端部の発光素子を他の発光素子よ
りも小面積に形成し、この端部の発光素子に他の発光素
子よりも大電流を流すようにしたことから、高密度の半
導体発光装置でも、端部の発光素子に欠けなどが発生す
ることを極力低減でき、半導体ウェハーから半導体発光
装置を容易に切り出すことができるようになると共に、
端部の発光素子の発光スポットのサイズを他の発光素子
の発光スポットのサイズとほぼ同一にして高品質な発光
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体発光装置の一実施形態を示
す平面図である。
【図2】本発明に係る半導体発光装置の一実施形態を示
す断面図である。
【図3】本発明に係る半導体発光装置の他の実施形態を
示す平面図である。
【図4】従来の半導体発光装置を示す図である。
【図5】従来の半導体発光装置を用いたLEDプリント
ヘッドの概略構成図である。
【図6】従来のLEDプリントヘッドにおける半導体発
光装置の配置状況を示す図である。
【図7】従来の半導体発光装置における欠けの発生状況
を示す図である。
【図8】従来の半導体発光装置の掴み損ね状態を示す図
である。
【図9】従来の半導体発光装置における銀ペーストのシ
ョート状態を示す図である。
【符号の説明】
1………基板、2………一導電型半導体層、3………逆
導電型半導体層、4………個別電極、5………共通電
極、6………発光素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に一導電型半導体層と逆導電型半
    導体層を形成して、この半導体層に電極を接続して形成
    した発光素子を多数列状に配設した半導体発光装置にお
    いて、前記複数の発光素子を前記半導体基板上に所定ピ
    ッチで形成すると共に、端部の発光素子を他の発光素子
    よりも幅狭に形成し、この端部の発光素子に他の発光素
    子よりも大電流を流すことを特徴とする半導体発光装
    置。
JP14013497A 1997-05-29 1997-05-29 半導体発光装置 Pending JPH10335698A (ja)

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JP14013497A JPH10335698A (ja) 1997-05-29 1997-05-29 半導体発光装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007207956A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Kyocera Corp 発光素子アレイおよび光プリントヘッドならびに画像形成装置
JP2009246312A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Kyocera Corp 発光素子アレイおよびこれを備える画像形成装置
JP2011055007A (ja) * 2010-12-13 2011-03-17 Seoul Opto Devices Co Ltd 交流駆動型の発光ダイオード
JP2021082772A (ja) * 2019-11-22 2021-05-27 株式会社沖データ 半導体装置、光プリントヘッド、及び画像形成装置

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