JPH10335440A - ウエハカセット - Google Patents

ウエハカセット

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Publication number
JPH10335440A
JPH10335440A JP14159597A JP14159597A JPH10335440A JP H10335440 A JPH10335440 A JP H10335440A JP 14159597 A JP14159597 A JP 14159597A JP 14159597 A JP14159597 A JP 14159597A JP H10335440 A JPH10335440 A JP H10335440A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
cassette
wafers
opening
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14159597A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Shimokawa
啓介 下川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP14159597A priority Critical patent/JPH10335440A/ja
Publication of JPH10335440A publication Critical patent/JPH10335440A/ja
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大口径のウエハを搬送・保管する際に飛び出
しを防止すると共に、破損させることなく収容すること
ができ、しかも簡易な構造であるウエハカセットを提供
することを目的とする。 【解決手段】 ウエハ13の出し入れのための開口を有
するカセット本体11と、このカセット本体11に対向
して設けられ、ウエハ13を支持する一対の支持部12
とを具備し、前記一対の支持部12は、それぞれ開口側
に突起14を有することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の半導体ウエ
ハ(以下、ウエハと省略する)を収容するウエハカセッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ウエハは大口径化しており、現在
12インチ(300mm)のものが製造されてきてい
る。しかしながら、この大口径のウエハは、口径の増大
に対して厚さの増加が少ない。したがって、12インチ
ウエハは、8インチ(200mm)ウエハに比べて、重
量は増加するが強度は強くなっていない。すなわち、1
2インチウエハは、8インチウエハに比べて破損し易
い。
【0003】このため、12インチウエハを搬送する際
に、ウエハを立てた状態にしておくと、ウエハの自重や
搬送時と振動によりウエハの下端部が破損したり、歪ん
だりしてしまう。したがって、12インチウエハの搬送
や保管においては、通常表面を水平にした状態でウエハ
カセットに収納する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】表面を水平にした状態
でウエハを搬送する場合には、ウエハカセットからウエ
ハが飛び出したり、発塵が問題となる。この対策とし
て、ポッド式カセットを用いることが行われている。
【0005】このポッド式カセットは、図5に示すよう
に、箱型のポッドカセット本体21の支持部23に、表
面を水平にして複数のウエハ24を収納させ、蓋22で
密閉するものである。
【0006】しかしながら、このポッド式カセットを用
いる場合には、必ず蓋22を開けるオープナー機構が必
要となる。すなわち、カセットまたは装置にオープナー
機構を設ける必要がある。このため、カセットや装置が
複雑となり、コストも高くなるという問題がある。
【0007】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、大口径のウエハを搬送・保管する際に飛び出しを
防止すると共に、破損させることなく収容することがで
き、しかも簡易な構造であるウエハカセットを提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は以下の手段を講じた。すなわち、本発明は、
表面がほぼ平行となるように所定の間隔をおいて複数の
ウエハを収容するウエハカセットであって、ウエハの出
し入れのための開口を有するカセット本体と、このカセ
ット本体に対向して設けられ、ウエハを支持する一対の
支持部とを具備し、前記一対の支持部は、それぞれ開口
側に突起を有することを特徴とするウエハカセットを提
供する。
【0009】この構成によれば、大口径のウエハであっ
てもその自重等により破損することを防止でき、しかも
搬送・保管中におけるウエハの飛び出しを十分に防止す
ることができる。また、上記構成によれば、蓋のような
部材を設ける必要がないので、簡易な構造となる。
【0010】本発明においては、突起の少なくともウエ
ハと接触する部分は所定の曲率を有することが好まし
い。これにより、突起がウエハと接触しても、ウエハを
破損させることがなく、発塵を効果的に防止することが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明
のウエハカセットを示す斜視図である。ウエハカセット
1は、ウエハ出し入れたための開口を有するカセット本
体11と、カセット本体11の内部に設けられた支持部
12とから主に構成されている。このウエハカセット
は、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)等の樹脂材料
で構成されている。
【0012】カセット本体11は、収容するウエハの大
きさよりも大きい寸法を有する略鉛板状の上板部11a
と、上板部11aとほぼ同じ形状を有する下板部11b
と、上板部11aおよび下板部11bを平行に保持する
側板部11cとから構成されており、側板部11cの間
で上記開口が区画されている。
【0013】また、一対の側板部11cの内壁面には、
それぞれ複数の支持部12が設けられており、図2に示
すように、対面する支持部12で1枚のウエハ13をそ
の表面が水平になるように支持するようになっている。
したがって、複数のウエハをその表面を水平にして、し
かも所定の間隔をおいて積層するようにして支持するよ
うに構成されている。
【0014】支持部12の開口側の先端には、図3およ
び図4に示すように、突起14が設けられている。この
突起14は、角部が曲率を有するR部14aである略矩
形状である。R部14aの曲率は、ウエハが接触したと
きにウエハに損傷を与えない範囲で、突起14の高さや
支持部12の長さを考慮して適宜設定することができる
が、4〜5mmであることが好ましい。
【0015】また、この突起14の高さとしては、少な
くとも支持するウエハ13の厚さの50%あることが好
ましい。突起14の高さの上限は、特にないが、突起1
4を設けることにより、ウエハの出し入れのためにウエ
ハ間の間隔を広く取る必要がある。このため、1つのウ
エハカセットに収容できるウエハの枚数が少なくなるの
で、このことを考慮すると、ウエハピッチは13mm程
度にすることが望ましい。
【0016】また、側板部11cの内壁面から支持部1
2の先端までの距離は、ウエハの飛び出し防止、震動防
止等を考慮すると、ウエハ幅の15〜20%であること
が好ましい。
【0017】さらに、支持部12は、大口径のウエハを
支持することを考慮して、根元(ウエハ本体の側板部1
1c側)を太くすることが好ましい。具体的には、支持
部12の突起14以外の部分よりも根元部分が20〜3
0%程度太いことが望ましい。
【0018】上記構成を有するウエハカセットに対して
ウエハの出し入れを行う場合、ウエハを搬送アームで把
持した状態で搬送アームを上板部11aの下面もしくは
支持部12の下面と支持部12の突起14の頂部との間
の位置まで昇降させる。次いで、ウエハを把持した搬送
アームを上板部11aの下面もしくは支持部12の下面
と支持部12の突起14の頂部との間に挿入する。その
後、搬送アームを僅かに、ほぼ突起14の高さ分だけ下
降させてウエハを支持部12に支持させる。
【0019】また、ウエハカセットからウエハを取り出
す場合には、搬送アームをウエハ間に挿入し、僅かに上
昇させて搬送アームでウエハを把持し、さらに搬送アー
ムを突起14の頂部より上に上昇させる。次いで、ウエ
ハを把持した状態で搬送アームをウエハカセットから取
り出す。
【0020】このウエハカセットは、複数のウエハを収
容した状態で搬送され、保管される。この場合、搬送・
保管中の振動等により支持部12で支持されたウエハの
位置が変わっても、突起14があるために、突起14が
ストッパとなってウエハカセットの開口から飛び出すこ
とがない。また、このウエハカセットは、ウエハの表面
を水平にして支持するので、大口径のウエハであっても
その自重等により破損することも防止することができ
る。
【0021】さらに、このウエハカセットは、蓋を用い
ていないので、簡易な構成であり、低コストにすること
ができる。また、蓋の開閉の際に発生するパーティクル
等の問題も回避することができる。
【0022】上記実施形態によれば、支持部12の突起
14が支持部12に一体として設けられている場合につ
いて説明しているが、本発明においては、突起14は支
持部12に対して別体で設けても良い。この場合、突起
14をゴムや軟質樹脂等の弾性材料で構成しても良い。
【0023】上記実施形態においては、支持部12の突
起14は、4つの角部がR部である場合について説明し
ているが、本発明においては、少なくともウエハと接触
する部分が曲率を有していれば良い。
【0024】本発明のウエハカセットは、半導体ウエハ
を収納する場合だけでなく、広く板状の基板を収納する
場合にも適用することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明のウエハカセ
ットは、ウエハを支持する一対の支持部がそれぞれ開口
側に突起を有するので、大口径のウエハを搬送・保管す
る際に飛び出させることなく、また破損させることなく
収容することができ、しかも簡易な構造である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウエハカセットを示す斜視図である。
【図2】本発明のウエハカセットを示す正面図である。
【図3】本発明のウエハカセットの支持部を示す拡大図
である。
【図4】本発明のウエハカセットにおいてウエハを支持
した状態を示す図である。
【図5】従来のウエハカセットを示す斜視図である。
【符号の説明】
1…ウエハカセット、11…カセット本体、11a…上
板部、11b…下板部、11c…側板部、12…支持
部、13…ウエハ、14…突起、14a…R部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面がほぼ平行となるように所定の間隔
    をおいて複数のウエハを収容するウエハカセットであっ
    て、ウエハの出し入れのための開口を有するカセット本
    体と、このカセット本体に対向して設けられ、ウエハを
    支持する一対の支持部とを具備し、前記一対の支持部
    は、それぞれ開口側に突起を有することを特徴とするウ
    エハカセット。
  2. 【請求項2】 前記突起の少なくともウエハと接触する
    部分は所定の曲率を有することを特徴とする請求項1に
    記載のウエハカセット。
JP14159597A 1997-05-30 1997-05-30 ウエハカセット Pending JPH10335440A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14159597A JPH10335440A (ja) 1997-05-30 1997-05-30 ウエハカセット

Applications Claiming Priority (1)

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JP14159597A JPH10335440A (ja) 1997-05-30 1997-05-30 ウエハカセット

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JPH10335440A true JPH10335440A (ja) 1998-12-18

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JP14159597A Pending JPH10335440A (ja) 1997-05-30 1997-05-30 ウエハカセット

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007115785A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Oki Electric Ind Co Ltd 薄板用支持容器
KR100809183B1 (ko) * 2000-09-27 2008-02-29 신에츠 폴리머 가부시키가이샤 정밀 기판용 수납 용기
WO2010084785A1 (ja) * 2009-01-26 2010-07-29 平田機工株式会社 ワーク搬入出装置及びワーク貯留システム

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