JPH1033444A - 長尺掃除布を利用した掃除器 - Google Patents

長尺掃除布を利用した掃除器

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JPH1033444A
JPH1033444A JP20763496A JP20763496A JPH1033444A JP H1033444 A JPH1033444 A JP H1033444A JP 20763496 A JP20763496 A JP 20763496A JP 20763496 A JP20763496 A JP 20763496A JP H1033444 A JPH1033444 A JP H1033444A
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cleaning cloth
winding
long cleaning
fixing
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JP20763496A
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Inventor
Masahisa Matsunaga
全央 松永
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TERABONDO KK
Terabondo KK
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TERABONDO KK
Terabondo KK
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Publication date
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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 不織布などの長尺掃除布(ゴミなどの吸着媒
体)を利用した経済性、省資源性、衛生性、操作性に優
れた新しい構造の掃除器を提供する。 【解決手段】 長尺の掃除布を利用した掃除器におい
て、前記掃除器が、長尺掃除布aを矩形状板体11に巻
付けてなる長尺掃除布aの送出し部(1)、前記送出し
部(1)に対して送出される長尺掃除布(a)を矩形状
板体(21)に巻取る巻取り部2、固定部本体31の両
端部に配設されて送出し部と巻取り部2の両端部を介し
て回動自在に固定する固定部側部32,32を有する固
定部3、把持部4を固定するための連結部33、及び、
連結部に連結固定された把持部から成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新たな掃除面を形
成するように長尺の掃除布を順次、送出すとともに巻取
る機構を備えた掃除器に関する。更に詳しくは、本発明
は、長尺の掃除布を送出す(供給する)部材と前記送出
された長さに相当する長尺の掃除布を巻取る部材を、掃
除面となる平坦面を有するもので構成し、かつ前記長尺
の掃除布を送出す部材と巻取る部材を面一になるように
並設、固定し、新たな掃除布の領域を順次、形成するこ
とができる長尺の掃除布を利用した掃除器に関する。
【0002】特に、本発明は、長尺の掃除布を送出す部
材の側においては、長尺の掃除布の表側のゴミの吸着能
を活用し、一方長尺の掃除布を巻取る部材の側において
は、長尺の掃除布の裏側のゴミ吸着能を活用することに
より、長尺の掃除布の送出す部材から全ての長尺の掃除
布が送り出されたときに、前記長尺の掃除布の表裏両面
のゴミ吸着能が完全に活用することができる操作性、衛
生性、経済性に優れた新規な掃除器に関するものであ
る。
【0003】
【従来の技術】従来、簡易型の掃除器として、所望枚数
の矩形状に加工された不織物(ゴミなどの吸着媒体)を
準備しておくとともに、掃除器の掃除板(掃除面、例え
ば床面に平行な板状体)に一枚づつ張着固定するタイプ
のものが知られている。
【0004】前記した簡易型の掃除器は、下記に示すよ
うな種々の欠点を有するものである。 (i).掃除器の掃除板に矩形状不織布を一枚づつ貼着固定
する方式を採用しているため、即ち、掃除板の掃除面全
体に不織布が貼られるように貼着するとともに、その縁
部を掃除板の上面に巻き上げ、前記巻き上げ部を掃除板
の上面に固定しているため、不織布の貼着固定部及びそ
の近傍部位が掃除面として利用できないため資源多消型
である。 (ii).矩形状不織布の表裏両面を掃除面として利用する
場合、既に使用した掃除面をいちいち人手により反転さ
せなければならず、操作性において煩雑なものである。 (iii).また、前記(ii)の矩形状不織布の反転操作に関連
して、掃除面を反転する時に、不織布に捕集されたゴミ
等が飛散や脱落し、非衛生的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した従
来技術の欠点、即ち従来の一枚毎にゴミ等の吸着媒体と
なる不織布を貼着固定するタイプの掃除器の欠点を解消
しようとするものである。本発明者らは、前記した従来
の簡易型掃除器の改良について鋭意、検討した。その結
果、本発明者らは、(i).二枚の板状体を所望の間隔を置
いて面一状態に配置されように構成し、かつ回動自在に
固定されるように構成し、更に、(ii).前記一方の板状
体を、長尺の不織布などの掃除布(ゴミ吸着媒体)を所
望回数、巻きつけて前記長尺掃除布の送出し部とし、ま
た、(iii).前記他方の板状体を、前記長尺掃除布の送出
し部から送出される長尺掃除布を巻取るための前記長尺
掃除布の巻取り部としたとき、前記長尺掃除布の送出し
部から巻き付けられた長尺掃除布が完全に送出されたと
き、長尺掃除布の巻き取り部との共働きにより長尺掃除
布の全ての表裏両面のゴミ吸着能を活用することができ
る、という重要な知見を見い出した。
【0006】また、本発明者らは、前記した掃除器の構
成のもとにおいて、長尺掃除布の掃除面(ゴミなどを吸
着した面)は、常に内側にして巻き込まれるため、別言
すれば掃除人は常に長尺不織布の新しい面(ゴミなどを
吸着していない新しい面)を見ることになり衛生的であ
り、かつ吸着したゴミの飛散などが防止されるという知
見を見い出した。
【0007】本発明は前記知見をベースにして完成され
たものであり、本発明により経済性、操作性に優れると
ともに衛生の面でも優れた長尺掃除布を利用した新しい
構造の掃除器が提供される。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明を概説すれば、本
発明は、長尺の掃除布を利用した掃除器において、前記
掃除器が、(i).長尺掃除布(a)を矩形状板体(11)
に所望回数を巻付けてなる長尺掃除布(a)の送出し部
(1)、(ii).前記送出し部(1)に対して所望の間隔
(d1)の離間部(S)を置いて配置され、かつ前記送
出し部(1)から送出される長尺掃除布(a)を矩形状
板体(21)に巻取る長尺掃除布(a)の巻取り部
(2)、(iii).前記送出し部(1)と巻取り部(2)の
離間部(S)に配設される固定部本体(31)を有し、
かつ前記固定部本体(31)の両端部に配設されて前記
送出し部(1)と巻取り部(2)の両端部を介して回動
自在に固定する固定部側部(32,32)を有する送出
し部及び巻取り部の固定部(3)、(iv).前記固定部
(3)の固定部本体(31)の略中間部に配設された把
持部(4)を固定するための連結部(33)、及び、
(v).前記連結部(33)に連結固定された把持部
(4)、から成ることを特徴とする長尺掃除布を利用し
た掃除器に関するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の技術的構成及び実
施態様を図面を参照して詳しく説明する。なお、本発明
は図示のものに限定されないことはいうまでもないこと
である。
【0010】図1〜図5は、本発明の長尺掃除布を利用
した掃除器(以下、単に掃除器という場合もある)
(A)の構成を説明する図である。図6は、図2の一点
鎖線で示されるゾーン(C)の構造を説明する図であ
る。図7は、本発明の長尺掃除布を利用した掃除器
(A)の操作態様、特に長尺の掃除布の送出し部(1)
及び長尺掃除布の巻取り部(2)の操作態様を説明する
図である。
【0011】図1は、本発明の長尺不織布(a)を利用
した掃除器(A)の斜視図を示す。また、図2は、図1
の平面図を示す。
【0012】図1〜図2に示されるように、本発明の掃
除器(A)は、(i).長尺掃除布(a)を矩形状板体(1
1)に所望回数を巻付けてなる長尺掃除布(a)の送出
し部(1)、(ii).前記送出し部(1)に対して所望の
間隔(d1)の離間部(S)を置いて配置され、かつ前
記送出し部(1)から送出される長尺掃除布(a)を矩
形状板体(21)に巻取る長尺掃除布(a)の巻取り部
(2)、(iii).前記送出し部(1)と巻取り部(2)の
離間部(S)に配設される固定部本体(31)を有し、
かつ前記固定部本体(31)の両端部に配設されて前記
送出し部(1)と巻取り部(2)の両端部を介して前記
送出し部(1)及び巻取り部(2)を回動自在に固定す
る固定部側部(32,32)を有する送出し部及び巻取
り部の固定部(3)、(iv).前記固定部(3)の固定部
本体(31)の略中間部に配設された把持部(4)を連
結固定するための連結部(33)、及び、(v).前記連結
部(33)に連結固定された把持部(4)、の構成部材
によって構成されるものである。
【0013】本発明の長尺掃除布(a)を利用した掃除
器(A)において、使用する長尺の掃除布(a)は、例
えば不織布で構成される。しかしながら、本発明におい
て、ゴミの吸着媒体となる長尺掃除布(a)は、前記し
た不織布に限定されず、例えば長尺かつ所望幅の紙、
布、あるいは粘着テープなどで構成されても良いもので
ある。
【0014】本発明の長尺掃除布を利用した掃除器
(A)において、前記長尺掃除布(a)の表面側及び裏
面側は、詳しくは後述するが、前記長尺掃除布(a)の
送出し部(1)に注目すれば、表面側(ゴミを吸着する
面)は記号(a1)、裏面側は記号(a2)で示される。
また、表面側(ゴミを吸着する面)が掃除によりゴミを
吸着したときは、記号(a'1)(ダッシュ付き記号)で
示される。一方、長尺掃除布(a)の巻取り部(2)に
注目すれば、長尺掃除布(a)が反転して巻取り部
(2)に巻取られるため、前記した表裏関係は逆にな
る。前記した長尺掃除布(a)の表裏関係は、後述する
図7を参照して詳しく説明される。
【0015】前記長尺掃除布(a)の送出し部(1)及
び巻取り部(2)は、図示されるように矩形板状の平板
材(11,12)により構成される。前記矩形状板体
(11,12)の平坦面は、掃除面を構成することはい
うまでもなく、前記平坦面の大きさは所望に設定すれば
よい。
【0016】前記長尺掃除布(a)の送出し部(1)と
巻取り部(2)が面一状態に配設(併設)されるとき、
両者の間には、所望の間隔(d1)(図2参照)の離間
部(S)が設定されるべきである。前記長尺掃除布
(a)が所望回数、巻付けられている送出し部(1)
は、長尺掃除布(a)が順次、送り出されるとき、その
径は、順次縮小していくことになる。一方、長尺掃除布
(a)の巻取り部(a)は、逆に順次、その径を拡大し
ていくことになる。前記した点を考慮して、送出し部
(1)と巻取り部(2)の間の離間部(S)は、適切に
設定されるべきである。
【0017】なお、厳密にいえば、送出し部(1)から
長尺掃除布が送出される初期状態においては、巻取り部
(2)の径が小さいために送出し部(1)と巻取り部
(2)の間に長尺掃除布(a)のタルミが形成される
が、前記タルミは離間部(S)の空間スペース内で変形
し吸収されることになる。この意味においても、前記離
間部(S)の存在は重要である。
【0018】本発明の掃除器(A)において、固定部
(3)の固定部本体(31)の略中間部に配設される把
持部(4)を連結固定するための連結部(33)の構成
は、把持部を連結固定するものであれば特段の制約をう
けない。
【0019】図3〜図4は、本発明の掃除器(A)の送
り出し部(1)及び巻取り部(2)を固定するための固
定部(3)の構成を説明する図である。図3は、掃除器
(A)から長尺掃除布(a)の送出し部(1)及び巻取
り部(2)を取り外したときの掃除器(A)の正面図
(送出し部(1)の側からみた)である。即ち、図3
は、掃除器(A)の送り出し部及び巻取り部の固定部
(3)の正面図を示す。図4は、図3に示される送出し
部及び巻取り部の固定部(3)の右側端部の構造を説明
する図である。
【0020】図示されるように、送出し部及び巻取り部
の固定部(3)の固定部側部(32,32)は、固定部
本体(31)に対して少なくても一方の固定部側部がバ
ネ体(34)により弾発付勢されて固定される。前記構
成により、長尺掃除布(a)の送出し部(1)及び巻取
り部(2)は、固定部側部(32,32)の間に面一状
態かつ強固に固定保持されることになる。なお、固定部
側部(32,32)の間に前記長尺掃除布(a)の送出
し部(1)及び巻取り部(2)を面一状態に固定保持す
るための別の構成は、以下に説明される。
【0021】本発明の掃除器(A)においては、送出し
部及び巻取り部の固定部(3)は、矩形状板体(11)
からなる送出し部(1)と矩形状板体(12)からなる
巻取り部(2)を、回動自在に固定するとともに、両矩
形状板体(11,12)が掃除面を形成するように面一
状態に固定するように構成される。前記送出し部及び巻
取り部の固定部(3)による送出し部(1)と巻取り部
(2)の面一固定のための構成が図2及び図5〜図6に
示されている。なお、図2及び図5は、固定部(3)に
よる送出し部(1)と巻取り部(2)の面一固定のため
の一実施態様であり、図6は他の実施態様を示すもので
ある。
【0022】図5は、図2の一点鎖線の円(サークル)
で示される(B)領域の詳細図である。図6は、図2の
一点鎖線の円(サークル)で示される(C)領域の詳細
図である。
【0023】図示されるように、本発明の掃除器(A)
において、送出し部及び巻取り部の固定部(3)の固定
部側部(32,32)は、送出し部(1)と巻取り部
(2)を面一に固定するために、前記送出し部(1)と
巻取り部(2)の両端部において所望の間隔をおいて穿
設された少なくとも2個の穴部に嵌入する固定用爪部
(3a,3b)を有するもので構成される。本発明にお
いて、前記固定用爪部(3a,3b)は、図2及び図5
に示されるように固定部側部(32,32)に直接的に
形成されたもので構成されてもよい。また、図6に示さ
れるように他の治具を介して間接的に形成されたもので
あってもよいものである。
【0024】本発明の長尺掃除布(a)を利用した掃除
器(A)は、詳しくは後述する図7を参照して説明する
が、図1の状態で掃除した後、(i).長尺掃除布(a)を
所望回数、巻付けた長尺掃除布(a)の送出し部(1)
から長尺掃除布(a)の所定長さを送出するとともに、
(ii).前記送出された長尺掃除布(a)の略等しい長さ
を長尺掃除布(a)の巻取り部(2)で巻取るようにし
て操作するものである。
【0025】このため、本発明の掃除器(A)におい
て、図1〜図2に示されるように、送出し部及び巻取り
部の固定部(3)の固定部側部(32,32)のうち、
長尺掃除布(a)の巻取り部(2)側の固定部側部(3
2)が、前記長尺掃除布(a)の巻取り部(2)の巻取
りを案内する巻取りつまみ(35)を有するもので構成
されることが好ましい。前記巻取りつまみ(35)の配
設態様は、図示のものに限定されず、巻取り部(2)側
の固定部側部(32)の他の側部または両側部に配設し
てもよい。前記巻取りつまみ(35)を配設する場合、
その先端部に前記した巻取り部(2)を面一に固定する
ための固定用爪部(3b)(図2参照)を配設してもよ
いことはいうまでもないことである。
【0026】図7(1)、(2)、(3)は、本発明の
長尺掃除布(a)を利用した掃除器(A)の操作態様を
説明する図である。
【0027】(i).図7(1)は、図示の掃除器(A)の
配置関係で(X)方向及び往復方向に掃除器(A)を移
動させて掃除した直後の状態を示す図である。 (i)-1.図示されるように、長尺掃除布(a)の送出し部
(1)側において、床面などの掃除面に接する掃除布の
表面(a1)は、ゴミなどを吸着して(a'1)になる。 (i)-2.一方、長尺掃除布(a)の巻取り部(2)側にお
いて、長尺掃除布(a)は、図7(2)に示されるよう
に、反転して巻取られるため、床面などの掃除面に接す
る掃除布の表面(a2)はゴミなどを吸着して(a'2
になる。なお、巻取り部(2)側において、掃除後にそ
の表面側(a2)はゴミなどを吸着して(a'2)とな
る。また、その裏面側は、送出し部(1)においてゴミ
などを吸着した面(a'1)で構成される。従って、掃除
作業の後、次の巻取り操作時において、巻取り部(2)
側は、表面側及び裏面側に全てゴミなどを吸着した長尺
掃除布(a)を巻取ることになる。別言すれば、送出し
部(1)から送り出される長尺掃除布(a)は、その表
面側(a1)及び裏面側(a2)が完全に利用されるため
経済的である。
【0028】図7(1)の状態で掃除されるため、掃除
作業者は、送出し部(1)においては長尺掃除布(a)
の表面側(a1)をみることになり、また巻取り部
(2)においては長尺掃除布(a)の裏面側(a2)を
みることになり、いずれもゴミなどを吸着していない面
をみることになる。このため清潔感を保つことかでき
る。また、巻取り部(2)において、巻取り操作時に掃
除面(a'2)は、送出し部(1)から送出される長尺掃
除布(a)のゴミなどが吸着した面(a'1)に当接し
て、別言すれば、送出し部(1)から送出される長尺掃
除布(a)の内側に巻き込まれるため、吸着されたゴミ
などの飛散が防止される。
【0029】(ii).図7(2)は、図示の態様で送出し
部(1)と巻取り部(2)が反転回動される。前記送出
し部(1)と巻取り部(2)の反転回動は、巻取り部
(2)側の固定部側部(32)に配設された巻取りつま
み(35)を図示の方向に回動することにより容易に行
なわれる。
【0030】(iii).図7(3)は、図7(2)の送出し
部(1)と巻取り部(2)の反転回動を行なった直後の
状態を示す。図7(3)の掃除器(A)の配置関係で掃
除作業を引き続き行えばよい。掃除作業後は、前記図7
(1)の状態になる。図中(1)→(2)→(3)→
(1)は、本発明の掃除器(A)の操作態様の1サイク
ルを示している。
【0031】本発明において、掃除作業の態様は、前記
図7(1)〜(3)に示される態様に限定されない。例
えば、図7(1)において、把持部(4)を反転させ、
掃除の方向(X)とは逆の方向に掃除を行なうようにし
てもよいことはいうまでもないことである。また、本発
明において、前記長尺掃除布(a)は、抗菌剤で加工処
理されたもので構成されてもよいものである。この種の
抗菌剤で処理された長尺掃除布(a)の使用は、所望期
間、抗菌作用を発現させることができるため、衛生的で
ある。
【0032】
【発明の効果】本発明の長尺掃除布を利用した掃除器
は、不織布などの長尺掃除布を矩形状板体に多重に巻回
巻付けした長尺掃除布を送出するための送出し部と、前
記送出し部から送り出される長尺掃除布を矩形状板体に
巻取るための巻取り部を、所望の間隔を置いて面一状態
に配置されるように構成し、かつ回動自在に固定される
ように構成したものである。
【0033】前記した本発明の掃除器構成のもとにおい
て、次のような効果を得ることができる。 (i).長尺掃除布は、送出し部においては表面側が、また
巻取部においては裏面側がゴミなどの吸着面として使用
されること、別言すれば送出し部から全ての長尺掃除布
が送出されたとき、長尺掃除布の表裏全面がゴミなどの
吸着面として利用されるため、経済的である。 (ii).送出し部における長尺掃除布のゴミなどの吸着面
は、巻取り部において反転して巻取られるため、吸着し
たゴミなどの飛散などが防止される。 (iii).掃除作業者は、掃除作業中、送出し部及び巻取り
部の上面部をみることになるが、これらの面は常に長尺
掃除布のゴミなどが吸着していない面であるため、衛生
的である。
【0034】本発明の長尺掃除布を利用した掃除器は、
長尺掃除布の送出し部においては長尺掃除布の表面側の
みがゴミなどの吸着面として活用され、一方長尺掃除布
の巻取り部においては長尺掃除布の裏面側のみがゴミな
どの吸着面として活用される構造を採用している。この
ため、送出し部を本来のゴミなどの吸着を行わせるよう
に構成し、一方巻取り部をフローリングへのワックス
(乾燥性ワックス)塗りを行なわせるように構成するこ
とができること、別言すれば、送出し部と巻取り部に別
個の機能をもたせることができる。
【0035】また、本発明の長尺掃除布を利用した掃除
器において、長尺掃除布の送出し部及び巻取り部は、硬
質段ボールなどで構成することができるため、ディスポ
ーザルタイプとすることができる。また、前記送出し部
及び巻取り部をウタレンなどの樹脂発泡体、紙、プラス
チックなど経済的な材料で構成することができる。更
に、前記送出し部及び巻取り部をディスポーザルタイプ
にせず(破棄せず)、新たな長尺掃除布を送出し部に巻
回するようにして再使用してもよい。このため、本発明
の掃除器は、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の長尺掃除布を利用した掃除器の斜視
図である。
【図2】 図1の平面図である。
【図3】 本発明の長尺掃除布を利用した掃除器の送出
し部及び巻取り部の固定部の正面図である。
【図4】 図3の固定部の一端部の断面図である。
【図5】 図2の一点鎖線サークル部(B領域)の詳細
図である。
【図6】 図2の一点鎖線サークル部(C領域)の詳細
図である。
【図7】 本発明の長尺掃除布を利用した掃除器の操作
態様を説明する図である。
【符号の説明】
A …………… 掃除器 1 …………… 長尺掃除布の送出し部 11 ………… (送出し部の)矩形状板体 2 …………… 長尺掃除布の巻取り部 21 ………… (巻取り部の)矩形状板体 3 …………… 送出し部及び巻取り部の固定部 31 ………… 固定部本体 32,32…… 固定部側部 33 ………… 連結部 34 ………… バネ 35 ………… 巻取りつまみ 4 …………… 把持部 3a,3b…… 固定用爪部 S …………… 離間部 X …………… 掃除方向 a …………… 長尺掃除布 a1 …………… 長尺掃除布の表面側 a2 …………… 長尺掃除布の裏面柄 a'1 ………… ゴミを吸着した長尺掃除布の表面側 a'2 ………… ゴミを吸着した長尺掃除布の裏面側

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺の掃除布を利用した掃除器におい
    て、前記掃除器が、 (i).長尺掃除布(a)を矩形状板体(11)に所望回数
    を巻付けてなる長尺掃除布(a)の送出し部(1)、(i
    i).前記送出し部(1)に対して所望の間隔(d1)の離
    間部(S)を置いて配置され、かつ前記送出し部(1)
    から送出される長尺掃除布(a)を矩形状板体(21)
    に巻取る長尺掃除布(a)の巻取り部(2)、(iii).前
    記送出し部(1)と巻取り部(2)の離間部(S)に配
    設される固定部本体(31)を有し、かつ前記固定部本
    体(31)の両端部に配設されて前記送出し部(1)と
    巻取り部(2)の両端部を介して回動自在に固定する固
    定部側部(32,32)を有する送出し部及び巻取り部
    の固定部(3)、(iv).前記固定部(3)の固定部本体
    (31)の略中間部に配設された把持部(4)を固定す
    るための連結部(33)、及び、 (v).前記連結部(33)に連結固定された把持部
    (4)、から成ることを特徴とする長尺掃除布を利用し
    た掃除器。
  2. 【請求項2】 送出し部及び巻取り部の固定部(3)の
    固定部側部(32,32)が、固定部本体(31)に対
    して少なくとも一方の固定部側部がバネ体(34)によ
    り弾発付勢されて固定されたものである請求項1に記載
    の長尺掃除布を利用した掃除器。
  3. 【請求項3】 送出し部及び巻取り部の固定部(3)
    が、矩形状板体(11)からなる送出し部(1)と矩形
    状板体(12)からなる巻取り部(2)を、回動自在に
    固定するとともに、両矩形状板体(11,12)が掃除
    面を形成するように面一状態に固定するものである請求
    項1に記載の長尺掃除布を利用した掃除器。
  4. 【請求項4】 送出し部及び巻取り部の固定部(3)の
    固定部側部(32,32)が、送出し部(1)と巻取り
    部(2)を面一に固定するために、前記送出し部(1)
    と巻取り部(2)の両端部において所望の間隔を置いて
    穿設された少なくとも2個の穴部に嵌入する固定用爪部
    (3a,3b)を有するものである請求項3に記載の長
    尺掃除布を利用した掃除器。
  5. 【請求項5】 固定用爪部(3a,3b)が、固定部側
    部(32,32)に直接的に形成されたものであるか、
    もしくは、他の治具を介して間接的に形成されたもので
    ある請求項4に記載の長尺掃除布を利用した掃除器。
  6. 【請求項6】 送出し部及び巻取り部の固定部(3)の
    固定部側部(32,32)のうち、長尺掃除布(a)の
    巻取り部(2)側の固定部側部(32)が、前記長尺掃
    除布(a)の巻取り部(2)の巻取りを案内する巻取り
    つまみ(35)を有するものである請求項1に記載の長
    尺掃除布を利用した掃除器。
  7. 【請求項7】 巻取りつまみ(35)が、その端部に固
    定用爪部(3b)を有するものである請求項6に記載の
    長尺掃除布を利用した掃除器。
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