JPH0339128A - 電気掃除機の床用吸込具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電気掃除機のホース、延長管に接続して用いる
床用吸込具に関するものである。

従来の技術 従来この種の床用吸込具の一つに、特公昭５５（２） ７２５３号公報に開示された真空掃除機の吸口があった
。この吸口は、吸口底部の形成した吸込通路の前後のウ
レタンゴムなどの可撓性材料で形成した薄板状の遮蔽板
を設け、また吸口前方に設けたローラと吸口後方に配設
した刷毛で遮蔽板と床面との接触寸法を所定値に保つこ
とによって、床面上で吸口全長にわたってほぼ均等な吸
込力を得て床面に対する高い吸込性能を有していた。

発明が解決しようとする課題 ところが上記の吸口をじゅうたん、カーペット上で使用
する時には、じゅうたんやカーペットの繊維との摩擦抵
抗が大きい刷毛を、糸屑などの繊維質塵埃を捕捉すると
同時に、じゅうたん、カーペット上での移動操作力を軽
減する必要のため、刷毛先端位置が吸口底面とほぼ同一
高さとなるまで吸口内部に収容している。他方、ローラ
は接触面積が小さいため、じゅうたん、カーペットの繊
維内に沈んでしまう。これらの結果、遮蔽板とじゅうた
ん、カーペットの繊維との接触が床面掃除状態より強く
なり、さらには刷毛先端は繊維質塵埃を捕捉する分だけ
はじゅうたん、カーペットに接触しているため、吸口を
移動操作する操作力が大きくなってしまう。これを解消
するため、上記吸口では吸口の上面よりバイパス空気を
吸込通路に流入させて、吸込性能を犠牲にしっつ吸込通
路近傍の真空圧を低くし、吸口の移動操作力の軽減を行
ムっでいた。

本発明はこの課題を解消し、吸込性能が高く、且つ操作
力の小さい床用吸込具を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 上記目的を達成するための本発明の第Ｉの手段は、吸込
具底部にほぼ直線状に潜在する吸込通路を設け、この吸
込通路の長手方向に沿って潜在し、吸込具底部から床面
に向かって垂下した可撓性材料で形成した遮蔽板に少な
くとも吸込具前方側に前記可撓性材料よりも摩擦係数の
小さい薄膜を一体に形成するものである。

また第２の手段は、吸込通路前方に配設した遮蔽板の吸
込通路側の面には、略円錐状の微小突起例を形成するも
のである。

作用 上記した第１の手段では、少なくとも吸込具前方側に、
前記可撓性材料よりも摩擦係数の小さい薄膜を一体に形
成することによって、じゅうたん、カーペット上での使
用時の、遮蔽板とじゅうたん、カーペット繊維との／Ｉ
！擦力を摩擦係数の小さい薄膜で微少にし、床用吸込具
前進操作時の操作力を軽減することができる。

また第２の手段によって、遮蔽板自体で繊維質塵埃を捕
捉できる結果、刷毛を完全に吸込具内部に収納してじゅ
うたん、カーペットとの接触をなくし、吸込具の移動操
作に対する抵抗を軽減できるものである。

実施例 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。第
１図〜第５図において１は電気掃除機本体にホース・延
長管（図示せず）を介して接続される床用吸込具で、延
長管に接続されるパイプ２が抜は止めリング３により上
吸込具４に回動自在に接続されている。５は上吸込具４
にバンパー６を介して結合された下吸込具で、床用吸込
具１の底面部を形成している。下吸込具５のほぼ中央に
は、床用吸込具１の幅方向に直線状に潜在する吸込通路
７が形成され、上吸込具４と下吸込具５に挟持された吸
込継手８により、バイブ２に連通している。

９．１０は吸込通路７の前後で床用吸込具１の幅方向の
全長にわたって、下吸込具５に取着した遮蔽板Ａ１同Ｂ
で、ウレタンゴム製断面Ｔ字状の摺接片１１とこの摺接
片１１の床用吸込具１の前方側に接着されたナイロン製
の薄膜１２と摺接片１１の上部に包着したカバー１３よ
り構成されている。また遮蔽板Ａ９の吸込通路７側には
、摺接片１１の表面から垂直方向に突出した略円錐状の
摺接突起列１４が一体に形成されている。

１５は遮蔽板ＢＩＯの後方に配置された刷毛で、床用吸
込具１の上面に配設されたペダルＡ１６゜同Ｂ１７を踏
み換えることによりレバー１８が回動し、床用吸込具１
底面に対して出没自在に保持されている。すなわちペダ
ルＡ１６を踏み込むと、刷毛１５が床用吸込具１の底面
から突出した状態となり、床用吸込具１の底面前方両端
部に配置されたローラー１９とで床１畳表面と底面とを
所定の間隔に保って床、Ｉ！掃除状態にする。逆にペダ
ルＢ１７を踏み込むと、刷毛１５は床用吸込具１内に没
し、じゅうたん掃除状態になる。

次に上記構成に於ける動作１作用について説明する。

まず、畳や床面を掃除する時には、ペダルＡ１６を踏み
込み、刷毛１５を床用吸込具１の底面より突出させた状
態で使用する。この時、遮蔽板Ａ９゜同ＢＩＯが掃除面
にわずかに接触する状態となり、吸込通路７の全長にわ
たって比較的均等な真空圧を得られる。また畳掃除では
、上記真空圧と吸込気流によって吸着される畳表と遮蔽
板Ａ９゜遮蔽板ＢＩＯとの接触は大きくなり、とくに床
用吸込具１を前方に押すときには、床用吸込具１を畳面
に押しつける力が働くため、操作力は床面掃除より大き
くなるが、摺接片１１に接着した摺接片１１より摩擦係
数の小さい薄膜１２が畳表上シ滑る結果、床面掃除時と
同様に軽く操作できる。

次に、じゅうたん、カーペットを掃除する時！。

は、ペダルＢ１７を踏み込み、刷毛１５を床用９込具１
内に収容して使用する。この状態では、り蔽板Ａ９．同
ＢＩＯがじゅうたんやカーペット１面に床１畳掃除時よ
り強く接触するが、畳掃除龜と同様に薄膜１２の作用で
軽い操作力で使用でＳる。また遮蔽板Ａ９の摺接片１１
の吸込通路側に形成した摺接突起列１４が、床用吸込具
１を後プに引く際、じゅうたん、カーベント表面に付着
した繊維質塵埃を捕捉するため、刷毛１５によって繊維
質塵埃を捕捉する必要がなくなり、したがって刷毛１５
を床用吸込具１内に完全に収容して、これによる操作抵
抗、特に前進操作時の強い操灯抵抗をなくし、−層軽く
使用できるものである。

なお上記の実施例においては、薄膜１２を摺接片１１の
前方面にのみ形成しているが、摺接片１１の前後両面に
形成してもよい。この場合では、床用吸込具１の後進時
の操作力も軽減できる。（但し、後進の場合は使用者が
手元方向に引くため、床用吸込具１が掃除面より後方斜
め上方向に浮き上がり気味となり、前方に押すときと比
べると操作力は薄膜１２がなくても重くはない。）とこ
ろで操作力を軽減するためだけならば、摺接片１２自体
をナイロンやテフロンなどの低摩擦係数材料で形成する
ことが考えられるが、この場合にはナイロンやテフロン
の剛性が大きいために、摺接片１１のたわみ変形が起こ
りにくくなり、突っ張る現象が発生してかえって操作力
は大きくなってしまう。

また遮蔽板Ａ９．同ＢＩＯは吸込通路７の前後に設けて
いるが、第１の発明では吸込通路７のいずれか一方だけ
に設けても効果は少なくなるが同様に得られ、限定され
るものではない。

発明の効果 本発明は、以上説明したように吸込具底部にほぼ直線状
に沿在する吸込通路を設け、この吸込通路の長手方向に
沿って沿在し、吸込具底部から床面に向かって垂下した
可撓性材料で形成した遮蔽板に、少なくとも吸込具前方
側に前記可撓性材料よりも摩擦係数の小さい薄膜を一体
に形成することによって、じゅうたん、カーペット上で
の使用時の、遮蔽板とじゅうたん、カーペット繊維との
摩擦力を摩擦係数の小さい薄膜で微少にし、移動操作力
を軽減することができる。

また遮蔽板の吸込通路側の面には、略円錐状の微小突起
°列を形成することによって、遮蔽板自体で繊維質塵埃
を捕捉できる結果、刷毛を完全に吸込具内部に収納して
じゅうたん、カーペットとの接触をなくし、吸込具の移
動操作に対する刷毛の操作抵抗をなくして床用吸込具の
操作力を軽減できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における床用吸込具の中央断面
図、第２図は遮蔽板Ａの断面図、第３図は遮蔽板Ｂの断
面図、第４図は床用吸込具の底面図、第５図は上方から
見た斜視図を示す。 ７・・・・・・吸込通路、９・・・・・・遮蔽板Ａ１１
０・・・・・・遮蔽板Ｂ１１１・・・・・・摺接片、１
２・・・・・・薄膜、１４・・・・・・摺接突起列。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）吸込具底部にほぼ直線状に沿在する吸込通路を設
   け、この吸込通路の長手方向に沿って沿在し、吸込具底
   部から床面に向かって垂下した可撓性材料で形成した遮
   蔽板は、少なくとも吸込具前方側に前記可撓性材料より
   も摩擦係数の小さい薄膜を一体に有してなる電気掃除機
   の床用吸込具。
2. （２）吸込通路前方の遮蔽板の吸込通路側の面には、略
   円錐状の微小突起列を形成してなる請求項１記載の電気
   掃除機の床用吸込具。