JPH10332231A - 空気調和機及び空調方法 - Google Patents

空気調和機及び空調方法

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JPH10332231A
JPH10332231A JP9143588A JP14358897A JPH10332231A JP H10332231 A JPH10332231 A JP H10332231A JP 9143588 A JP9143588 A JP 9143588A JP 14358897 A JP14358897 A JP 14358897A JP H10332231 A JPH10332231 A JP H10332231A
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JP
Japan
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heat exchanger
outdoor
temperature
defrosting
compressor
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JP9143588A
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Inventor
Kenji Ito
健二 伊藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前回の除霜運転が熱交換器温度の上昇によら
ない強制終了であっても、室外熱交換器の着霜を完全に
除去する。 【解決手段】 除霜運転が、熱交換温度上昇での終了で
はなく除霜間隔時間が経過した時に終了する強制終了の
場合、次回の除霜運転は、熱交換器温度センサ13及び
外気温センサ14の検出値が除霜運転の開始範囲外であ
っても、強制的に除霜運転が実行され、前回の除霜運転
が熱交換温度上昇での終了となるまでは、強制的に除霜
運転の実行が繰り返され、室外熱交換器5の着霜の除霜
が不十分な状況で熱交換器温度センサ13で検出される
温度が上昇しても、除霜運転を実行して室外熱交換器5
への着霜は溶け残しなく確実に除霜され、室外熱交換器
5の着霜が完全に除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷房運転と暖房運
転とを切り換え可能な空気調和機及びその空気調和機の
空調方法に関する。
【0002】
【従来の技術】冷房運転と暖房運転とを切り換え可能な
従来の空気調和機を図3に基づいて説明する。図3には
従来の空気調和機の冷媒系統を表す概略構成を示してあ
る。
【0003】図示の空気調和機は、1台の室外ユニット
1に対して複数台(3台)の室内ユニット2が冷媒配管
を介して並列に接続されたものである。室外ユニット1
には圧縮機3が備えられ、圧縮機3は四方切換弁4を介
して室外熱交換器5及び室内ユニット2の室内熱交換器
6に接続されている。また、室外熱交換器5は膨張弁7
及びキャピラリ8を介して室内熱交換器6に接続されて
いる。
【0004】更に、圧縮機3と室外熱交換器5の間には
バイパス管9が設けられ、バイパス管9には二方弁10
が設けられている。二方弁10は制御装置11の除霜制
御手段12の指令によって開閉される。室外熱交換器5
には熱交換器温度センサ13が設けられ、室外ユニット
1には外気温センサ14が設けられている。
【0005】熱交換器温度センサ13及び外気温センサ
14の検出情報は制御装置11に入力され、温度状況に
応じて除霜制御手段12から二方弁10に開閉指令が出
力される。室外熱交換器5には室外ファン15が備えら
れると共に、室内熱交換器6には室内ファン16が備え
られている。
【0006】上述した空気調和機による冷房運転時の作
用を説明する。図に実線で示すように、圧縮機3の吐出
側が室外熱交換器5側に連通し、圧縮機3の吸入側が室
内熱交換器6側に連通する状態に四方切換弁4が切り換
えられている。
【0007】圧縮機3から吐出されたガス冷媒は、図中
実線で示すように、四方切換弁4を経て室外熱交換器5
に入り、室外ファン15によって導入された外気に放熱
することにより凝縮液化する。凝縮液化された液冷媒は
各室内ユニット2に対応して分流され、膨張弁7及びキ
ャピラリ8で絞られて断熱膨張する。その後、冷媒は室
内ユニット2に並列に入り、室内ファン16によって導
入された室内空気を冷却することによって蒸発気化す
る。蒸発気化したガス冷媒は室外ユニット1に戻り、四
方切換弁4を経て圧縮機3に吸入される。
【0008】次に、上述した空気調和機による暖房運転
時の作用を説明する。図に点線で示すように、圧縮機3
の吐出側が室内熱交換器6側に連通し、圧縮機3の吸入
側が室外熱交換器5側に連通する状態に四方切換弁4が
切り換えられている。
【0009】圧縮機3から吐出されたガス冷媒は、図中
点線で示すように、四方切換弁4を経て各室内ユニット
2に対応して分流されて室内熱交換器6に入り、キャピ
ラリ8及び膨張弁7を経て合流する。合流した後、室外
熱交換器5を経て四方切換弁4から圧縮機3に戻る。暖
房運転時、室外空気の温度が低い場合、室外熱交換器5
には徐々に霜が付着し(着霜)、暖房運転の経過と共に
着霜が進行して室外熱交換器5の通風路を塞いでしま
う。通風路が塞がれると、熱交換器としての性能が低下
して暖房性能の低下となる。このため、暖房運転時に
は、着霜に対する除霜運転が実行される。
【0010】除霜運転は、除霜制御手段12の指令によ
り二方弁10が開弁され、圧縮機3の高温の吐出ガスの
一部が室外熱交換器5に流入され、付着した霜が溶かさ
れるようになっている。
【0011】従来の除霜制御を図4に基づいて説明す
る。図4には従来の除霜制御のフローチャートを示して
ある。暖房運転が開始すると、熱交換器温度センサ13
及び外気温センサ14の検出情報が所定時間間隔(例え
ば、除霜間隔時間)で制御装置11に入力され、ステッ
プS1で所定の除霜間隔時間が経過しているか否かが判
断される。つまり、暖房運転開始後の経過時間が予め設
定された時間に達しているか、または、前回除霜運転終
了後からの経過時間が予め設定された時間に達している
かが判断される。
【0012】ステップS1で所定の除霜間隔時間が経過
していないと判断された場合、暖房運転を続行し、ステ
ップS1で所定の除霜間隔時間が経過していると判断さ
れた場合、ステップS2で前回の除霜運転の終了状況が
判断される。除霜運転は、熱交換器温度センサ13が設
定値以上の温度を検出した時(熱交換温度上昇での終
了)、または、所定の除霜時間が経過した時(強制終
了)に終了する。
【0013】ステップS2では、前回の除霜運転の終了
が強制終了であったか否かが判断され、強制終了であっ
た場合、ステップS3で前々回の除霜運転の終了が強制
終了であったか否かが判断される。ステップS2で前回
の除霜運転の終了が強制終了ではなかった、即ち、熱交
換温度上昇での終了であったと判断された場合、ステッ
プS4で熱交換器温度センサ13の検出値T1が所定値t1
(除霜が必要な温度値)以下か否かが判断される。
【0014】ステップS4で熱交換器温度センサ13の
検出値T1が所定値t1以下であると判断された場合、ステ
ップS5で外気温センサ14の検出値TO1 が所定値tO1
(除霜が必要な温度値)以下か否かが判断される。ステ
ップS5で外気温センサ14の検出値TO1 が所定値tO1
以下であると判断された場合、熱交換器温度センサ13
及び外気温センサ14の検出値がいずれも除霜が必要な
温度値以下となっているので、除霜運転が開始される。
【0015】一方、ステップS3で前々回の除霜運転の
終了が強制終了ではなかった、即ち、熱交換温度上昇で
の終了であったと判断された場合、除霜運転が開始され
る。また、ステップS4で熱交換器温度センサ13の検
出値T1が所定値t1を越えていると判断された場合、及び
ステップS5で外気温センサ14の検出値TO1 が所定値
tO1 を越えていると判断された場合、除霜運転は不要で
あるので、そのまま暖房運転を続行する。
【0016】上述したように、除霜運転の開始は、暖房
運転開始後の経過時間が予め設定された時間に達してい
る場合に、または、前回の除霜運転終了後からの経過時
間が予め設定された時間に達している場合に、熱交換器
温度センサ13及び外気温センサ14の検出温度が除霜
が必要な温度値以下となっている時に実行される。
【0017】除霜運転が開始された後、前述したよう
に、熱交換器温度センサ13が設定値以上の温度を検出
した時(熱交換温度上昇での終了)、または、所定の除
霜時間が経過した時(強制終了)に、除霜運転が終了す
る。
【0018】従来の空気調和機による除霜制御(空調方
法)では、除霜運転を開始するにあたり、前回の除霜運
転の終了が強制終了の場合(ステップS2でYES)、
前々回の除霜運転の終了が強制終了であれば(ステップ
S3でYES)熱交換器温度センサ13及び外気温セン
サ14の検出温度により運転の要否を判断している。一
方、前々回の除霜運転の終了が熱交換温度の上昇での終
了であれば(ステップS3でNO)、即座に除霜運転を
開始するようになっている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気調和機によ
る除霜制御では、熱交換温度の上昇により除霜運転が終
了するのではなく、予め設定された除霜時間が経過した
時に終了した場合(例えば1回目:強制終了)、次回の
除霜運転(例えば2回目)は熱交換器温度センサ13及
び外気温センサ14の検出温度に拘らず除霜運転とな
る。この時の除霜運転(例えば2回目)の終了が強制終
了の場合、この次の除霜運転(例えば3回目)は、ステ
ップS2及びステップS3を経て熱交換器温度センサ1
3及び外気温センサ14の検出温度により要否を判断し
ている。
【0020】従って、例えば3回目の除霜運転の時に
は、熱交換器温度センサ13及び外気温センサ14の検
出値が所定値t1及び所定値tO1 を越えていると、除霜運
転を実行しないで暖房運転を継続していた(ステップS
4、ステップS5でNO)。このため、室外熱交換器5
に着霜があった場合でも、熱交換器温度センサ13及び
外気温センサ14の検出値が所定値t1及び所定値tO1 を
越えていると、着霜が十分に除着されていないにも拘ら
ず除霜運転が実行されず、暖房性能が悪化する虞があっ
た。
【0021】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、予め設定された除霜時間が経過した時に除霜運転が
終了した場合、次回は室外温度及び室外熱交換器の温度
に拘らず除霜運転を実行するようにした空気調和機及び
調方法を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の空気調和機の構成は、室外圧縮機及び室外熱交
換器を備えた室外ユニットと室内熱交換器を備えた室内
ユニットとを冷媒配管でつなぎ、室外圧縮機からの冷媒
を室外熱交換器から室内熱交換器を通して室外圧縮機に
送る冷房運転と、室外圧縮機からの冷媒を室内熱交換器
から室外熱交換器を通して室外圧縮機に送る暖房運転と
を切り換え可能な空気調和機において、暖房運転時に室
外熱交換器の除霜を行なう除霜手段と、室外温度を検出
する室外温度検出手段と、室外熱交換器の温度を検出す
る室外熱交換器温度検出手段と、室外温度検出手段及び
室外熱交換器温度検出手段の検出情報及び予め設定され
た暖房運転時間に応じて除霜手段による除霜運転を制御
する制御手段とを備え、制御手段には、室外温度検出手
段及び室外熱交換器温度検出手段の検出情報に基づいて
除霜運転を開始する温度開始機能と、除霜経過時間に基
づいて除霜運転を停止する強制停止機能と、室外熱交換
器温度検出手段の検出情報に基づいて除霜運転を停止す
る温度停止機能と、前回の除霜運転が強制停止機能によ
り停止されている場合に除霜運転を開始する際は、温度
開始機能によらずに除霜運転を開始する機能とを備えた
ことを特徴とする。
【0023】また、上記目的を達成するため本発明の空
調方法は、室外圧縮機及び室外熱交換器を備えた室外ユ
ニットと室内圧縮機を備えた室内ユニットとを冷媒配管
でつなぎ、室外圧縮機からの冷媒を室外熱交換器から室
内熱交換器を通して室外圧縮機に送る冷房運転と、室外
圧縮機からの冷媒を室内熱交換器から室外熱交換器を通
して室外圧縮機に送る暖房運転とを切り換え可能な空気
調和機における空調方法において、暖房運転時に、室外
温度及び室外熱交換器の温度を検出し、予め設定された
暖房運転時間及び検出した温度情報に応じて室外熱交換
器の除霜を行なう除霜運転を行い、室外熱交換器の温度
が規定値の範囲外になった時、もしくは除霜経過時間が
所定時間以上となった時に除霜運転を終了する一方、前
回の除霜運転が除霜経過時間により終了している際に除
霜運転を開始する時は、検出した温度に拘らず除霜運転
を開始することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】図1には本発明の一実施形態例に
係る空気調和機の冷媒系統の要部を表す概略構成、図2
には本発明の一実施形態例に係る空調方法による除霜運
転のフローチャートを示してある。尚、空気調和機の全
体構成は図3に示したものと同一であり、本実施形態例
の空気調和機は、制御装置11に図3で示した空気調和
機とは異なる機能を備えたものとなっている。このた
め、空気調和機の構成部材には、図3で示した空気調和
機の構成部材と同一符号を付して詳細な説明は省略して
ある。
【0025】図示の空気調和機は、室外圧縮機としての
圧縮機3、室外熱交換器5及び四方切換弁4を備えた室
外ユニット1と室内ユニット2とを冷媒配管でつなぎ、
圧縮機3からの冷媒を室外熱交換器5から室内熱交換器
6を通して圧縮機3に送る冷房運転と、圧縮機3からの
冷媒を室内熱交換器6から室外熱交換器5を通して圧縮
機3に送る暖房運転とが切り換え可能となっている。冷
房運転及び暖房運転での冷媒の流れは、図3に基づいた
説明で詳細に説明してあるので省略する。
【0026】暖房運転時、室外空気の温度が低い場合、
室外熱交換器5には徐々に霜が付着し(着霜)、暖房運
転の経過と共に着霜が進行して室外熱交換器5の通風路
を塞いでしまう。通風路が塞がれると、熱交換器として
の性能が低下して暖房性能の低下となる。
【0027】このため、上記空気調和機には除霜手段が
備えられている。即ち、圧縮機3と室外熱交換器5の間
にはバイパス管9が設けられ、制御装置11の除霜制御
手段21の指令によって二方弁10が開閉される。除霜
制御手段21の指令により二方弁10が開弁されると、
圧縮機3の高温の吐出ガスの一部が室外熱交換器5に流
入され、付着した霜が溶かされて除霜運転が実行され
る。
【0028】室外熱交換器5には室外熱交換器温度検出
手段としての熱交換器温度センサ13が設けられ、室外
ユニット1には室外温度検出手段としての外気温センサ
14が設けられている。熱交換器温度センサ13及び外
気温センサ14の検出情報は制御装置11に入力され、
温度状況に応じて除霜制御手段21から二方弁10に開
閉指令が出力される。予め設定された暖房運転時間(除
霜間隔時間)及び熱交換器温度センサ13及び外気温セ
ンサ14の検出情報に応じて二方弁10が開閉制御され
ることで、除霜運転が制御される。
【0029】制御装置11には、暖房運転時における除
霜運転の機能が備えられている。即ち、除霜制御手段2
1には、熱交換器温度センサ13及び外気温センサ14
の検出温度に応じて除霜運転を開始する温度開始機能
と、除霜経過時間に基づいて除霜運転を停止する強制停
止機能と、熱交換器温度センサ13及び外気温センサ1
4の検出温度に応じて除霜運転を停止する温度停止機能
と、前回の除霜運転が強制停止機能により停止されてい
る場合に除霜運転を開始しする際は温度開始機能によら
ずに除霜運転を開始する機能とが備えられている。
【0030】本発明の空調方法の一実施形態例である除
霜制御を図2に基づいて説明する。暖房運転が開始する
と、熱交換器温度センサ13及び外気温センサ14の検
出情報が所定時間間隔(例えば、除霜間隔時間)で制御
装置11に入力され、ステップS11で所定の除霜間隔
時間が経過しているか否かが判断される。つまり、暖房
運転開始後の経過時間が予め設定された時間に達してい
るか、または、前回除霜運転終了後からの経過時間が予
め設定された時間に達しているかが判断され、暖房運転
時間に基づいて除霜運転が制御される。
【0031】ステップS11で所定の除霜間隔時間が経
過していないと判断された場合、暖房運転を続行し、ス
テップS11で所定の除霜間隔時間が経過していると判
断された場合、ステップS12で前回の除霜運転の終了
状況が判断される。除霜運転は、熱交換器温度センサ1
3が設定値以上の温度を検出した時(熱交換温度上昇で
の終了)、または、所定の除霜時間が経過した時(強制
終了)に終了する。つまり、熱交換温度上昇での終了が
温度停止機能となっている。
【0032】ステップS12では、前回の除霜運転の終
了が強制終了であったか否かが判断され、前回の除霜運
転の終了が強制終了であった場合、直ちに除霜運転が開
始される。つまり、制御装置11には、前回の除霜運転
が強制停止機能により停止されている場合に除霜運転を
開始する際は、温度開始機能によらずに除霜運転を開始
する機能が備えられている。
【0033】ステップS12で前回の除霜運転の終了が
強制終了ではなかった、即ち、熱交換温度上昇での終了
であったと判断された場合、ステップS13で熱交換器
温度センサ13の検出値T1が所定値t1(除霜が必要な温
度値)以下か否かが判断される。
【0034】ステップS13で熱交換器温度センサ13
の検出値T1が所定値t1以下であると判断された場合、ス
テップS14で外気温センサ14の検出値TO1 が所定値
tO1(除霜が必要な温度値)以下か否かが判断される。
ステップS14で外気温センサ14の検出値TO1 が所定
値tO1 以下であると判断された場合、熱交換器温度セン
サ13及び外気温センサ14の検出値がいずれも除霜が
必要な温度値以下となっているので、除霜運転が開始さ
れる(温度開始機能)。
【0035】一方、ステップS13で熱交換器温度セン
サ13の検出値T1が所定値t1を越えていると判断された
場合、及びステップS14で外気温センサ14の検出値
TO1が所定値tO1 を越えていると判断された場合、除霜
運転は不要であるので、そのまま暖房運転を続行する。
【0036】上述したように、除霜運転の開始は、暖房
運転開始後の経過時間が予め設定された時間に達してい
る場合(所定の除霜間隔時間が経過した場合)に、前回
の除霜運転が強制終了であった時に実行されると共に、
暖房運転開始後の経過時間が予め設定された時間に達し
ている場合(所定の除霜間隔時間が経過した場合)に、
熱交換器温度センサ13及び外気温センサ14の検出温
度が除霜が必要な温度値以下となっている時に実行され
る。
【0037】除霜運転が開始された後、前述したよう
に、熱交換器温度センサ13が設定値以上の温度を検出
した時(熱交換温度上昇での終了)、または、所定の除
霜時間が経過した時(強制終了)に、除霜運転が終了す
る。
【0038】上述した空気調和機における空調方法で
は、除霜運転(例えば1回目)が、熱交換温度上昇での
終了ではなく所定の除霜時間が経過した時に終了する強
制終了の場合、次回の除霜運転(例えば2回目)は、熱
交換器温度センサ13及び外気温センサ14の検出値が
除霜運転の開始範囲外であっても、強制的に実行される
ようになっている。2回目の除霜運転が所定の除霜時間
が経過した時に終了する強制終了の場合、その次の除霜
運転(例えば3回目)も強制的に実行される。このよう
に、前回の除霜運転が熱交換温度上昇での終了となるま
では、強制的に除霜運転の実行が繰り返される。
【0039】従って、暖房運転時の除霜運転が、熱交換
器温度センサ13で検出される温度上昇が予め定められ
た温度以上になって終了する場合は、室外熱交換器5へ
の着霜は溶け残しなく除霜される。前回の除霜運転が、
所定の除霜時間が経過した時に終了する強制終了の場
合、次の除霜運転は、熱交換器温度センサ13及び外気
温センサ14の検出値に拘らず強制的に実行され、熱交
換器温度センサ13で検出される温度上昇が予め定めら
れた温度以上になって終了するまで強制的に除霜運転の
実行が繰り返される。このため、室外熱交換器5の着霜
の除霜が不十分な状況で熱交換器温度センサ13で検出
される温度が上昇しても、除霜運転を実行して室外熱交
換器5への着霜は溶け残しなく確実に除霜される。
【0040】
【発明の効果】本発明の空気調和機は、室外圧縮機及び
室外熱交換器を備えた室外ユニットと室内熱交換器を備
えた室内ユニットとを冷媒配管でつなぎ、室外圧縮機か
らの冷媒を室外熱交換器から室内熱交換器を通して室外
圧縮機に送る冷房運転と、室外圧縮機からの冷媒を室内
熱交換器から室外熱交換器を通して室外圧縮機に送る暖
房運転とを切り換え可能な空気調和機において、暖房運
転時に室外熱交換器の除霜を行なう除霜手段と、室外温
度を検出する室外温度検出手段と、室外熱交換器の温度
を検出する室外熱交換器温度検出手段と、室外温度検出
手段及び室外熱交換器温度検出手段の検出情報及び予め
設定された暖房運転時間に応じて除霜手段による除霜運
転を制御する制御手段とを備え、制御手段には、室外温
度検出手段及び室外熱交換器温度検出手段の検出情報に
基づいて除霜運転を開始する温度開始機能と、除霜経過
時間に基づいて除霜運転を停止する強制停止機能と、室
外熱交換器温度検出手段の検出情報に基づいて除霜運転
を停止する温度停止機能と、前回の除霜運転が強制停止
機能により停止されている場合に除霜運転を開始する際
は、温度開始機能によらずに除霜運転を開始する機能と
を備えたので、前回の除霜運転が、所定の除霜時間が経
過した時に終了する強制終了の場合、次の除霜運転は熱
交換器温度センサ及び外気温センサの検出値に拘らず強
制的に実行される。
【0041】この結果、熱交換器温度センサで検出され
る温度上昇が予め定められた温度以上になって終了する
まで強制的に除霜運転の実行が繰り返され、室外熱交換
器の着霜の除霜が不十分な状況で熱交換器温度センサで
検出される温度が上昇しても、除霜運転を実行して室外
熱交換器への着霜は溶け残しなく確実に除霜され、着霜
を確実に除去することが可能となる。
【0042】また、本発明の空調方法は、室外圧縮機及
び室外熱交換器を備えた室外ユニットと室内圧縮機を備
えた室内ユニットとを冷媒配管でつなぎ、室外圧縮機か
らの冷媒を室外熱交換器から室内熱交換器を通して室外
圧縮機に送る冷房運転と、室外圧縮機からの冷媒を室内
熱交換器から室外熱交換器を通して室外圧縮機に送る暖
房運転とを切り換え可能な空気調和機における空調方法
において、暖房運転時に、室外温度及び室外熱交換器の
温度を検出し、予め設定された暖房運転時間及び検出し
た温度情報に応じて室外熱交換器の除霜を行なう除霜運
転を行い、室外熱交換器の温度が規定値の範囲外になっ
た時、もしくは除霜経過時間が所定時間以上となった時
に除霜運転を終了する一方、前回の除霜運転が除霜経過
時間により終了している際に除霜運転を開始する時は、
検出した温度に拘らず除霜運転を開始するようにしたの
で、前回の除霜運転が、所定の除霜時間が経過した時に
終了する強制終了の場合、次の除霜運転は室外温度及び
室外熱交換器の温度に拘らず強制的に実行される。
【0043】この結果、室外熱交換器の温度が規定値の
範囲外になった時に終了するまで強制的に除霜運転の実
行が繰り返され、室外熱交換器の着霜の除霜が不十分な
状況で室外熱交換器の温度がが上昇しても、除霜運転を
実行して室外熱交換器への着霜は溶け残しなく確実に除
霜され、着霜を確実に除去することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例に係る空気調和機の冷媒
系統の要部を表す概略構成図。
【図2】本発明の一実施形態例に係る空調方法のフロー
チャート。
【図3】従来の空気調和機の冷媒系統を表す概略構成
図。
【図4】従来の空調方法のフローチャート。
【符号の説明】
1 室外ユニット 2 室内ユニット 3 圧縮機 4 四方切換弁 5 室外熱交換器 6 室内熱交換器 7 膨張弁 8 キャピラリ 9 バイパス管 10 二方弁 11 制御装置 13 熱交換器温度センサ 14 外気温センサ 15 室外ファン 16 室内ファン 21 除霜制御手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外圧縮機及び室外熱交換器を備えた室
    外ユニットと室内熱交換器を備えた室内ユニットとを冷
    媒配管でつなぎ、室外圧縮機からの冷媒を室外熱交換器
    から室内熱交換器を通して室外圧縮機に送る冷房運転
    と、室外圧縮機からの冷媒を室内熱交換器から室外熱交
    換器を通して室外圧縮機に送る暖房運転とを切り換え可
    能な空気調和機において、 暖房運転時に室外熱交換器の除霜を行なう除霜手段と、 室外温度を検出する室外温度検出手段と、 室外熱交換器の温度を検出する室外熱交換器温度検出手
    段と、 室外温度検出手段及び室外熱交換器温度検出手段の検出
    情報及び予め設定された暖房運転時間に応じて除霜手段
    による除霜運転を制御する制御手段とを備え、 制御手段には、 室外温度検出手段及び室外熱交換器温度検出手段の検出
    情報に基づいて除霜運転を開始する温度開始機能と、 除霜経過時間に基づいて除霜運転を停止する強制停止機
    能と、 室外熱交換器温度検出手段の検出情報に基づいて除霜運
    転を停止する温度停止機能と、 前回の除霜運転が強制停止機能により停止されている場
    合に除霜運転を開始する際は、温度開始機能によらずに
    除霜運転を開始する機能とを備えたことを特徴とする空
    気調和機。
  2. 【請求項2】 室外圧縮機及び室外熱交換器を備えた室
    外ユニットと室内圧縮機を備えた室内ユニットとを冷媒
    配管でつなぎ、室外圧縮機からの冷媒を室外熱交換器か
    ら室内熱交換器を通して室外圧縮機に送る冷房運転と、
    室外圧縮機からの冷媒を室内熱交換器から室外熱交換器
    を通して室外圧縮機に送る暖房運転とを切り換え可能な
    空気調和機における空調方法において、 暖房運転時に、 室外温度及び室外熱交換器の温度を検出し、 予め設定された暖房運転時間及び検出した温度情報に応
    じて室外熱交換器の除霜を行なう除霜運転を行い、 室外熱交換器の温度が規定値の範囲外になった時、もし
    くは除霜経過時間が所定時間以上となった時に除霜運転
    を終了する一方、 前回の除霜運転が除霜経過時間により終了している際に
    除霜運転を開始する時は、検出した温度に拘らず除霜運
    転を開始することを特徴とする空調方法。
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