JP2007278551A - ヒートポンプ給湯機の除霜運転方法 - Google Patents

ヒートポンプ給湯機の除霜運転方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007278551A
JP2007278551A JP2006102704A JP2006102704A JP2007278551A JP 2007278551 A JP2007278551 A JP 2007278551A JP 2006102704 A JP2006102704 A JP 2006102704A JP 2006102704 A JP2006102704 A JP 2006102704A JP 2007278551 A JP2007278551 A JP 2007278551A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
defrosting operation
evaporator
temperature
boiling
defrosting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006102704A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideji Nishimura
秀司 西村
Masayuki Hamada
真佐行 濱田
Kenji Shirai
健二 白井
Hiroshi Arashima
博 荒島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2006102704A priority Critical patent/JP2007278551A/ja
Publication of JP2007278551A publication Critical patent/JP2007278551A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】着霜状態を確実に判断した除霜運転を実現し、立ち上がりの早いヒートポンプ給湯機を提供すること。
【解決手段】圧縮機4、水−冷媒熱交換器5、膨張手段6、蒸発器7を順次冷媒管で環状に接続する冷凍サイクルと、貯湯タンク10、水搬送手段11、水−冷媒熱交換器5を順次水管で環状に接続する給湯サイクルとを有したヒートポンプ給湯機において、貯湯タンク10内の湯を所定の温度に沸き上げる沸上運転中に蒸発器の着霜を除去する除霜運転を開始させる第1の除霜運転開始条件と、沸上運転終了後に蒸発器の着霜を除去する除霜運転を開始させる第2の除霜運転開始条件とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、ヒートポンプ給湯機における除霜運転に関するものである。
従来、この種のヒートポンプ給湯機の冷凍サイクルにおいて、運転終了時に蒸発器に着霜したまま運転を終了すると、次回運転を開始する時に、蒸発器に霜が生じた状態で、再度運転を開始されて、着霜により蒸発器の効率が低下し、立ち上がりが遅くなる。このような課題に対して、従来の冷凍サイクルにおける除霜運転には、(暖房)運転を停止する時より前で、所定時間の範囲で除霜運転が行われていた場合には、前回除霜運転が行われてから暫く時間が経過してるので、暖房運転を停止する際に、蒸発器に霜が生じていると判断し、再度除霜運転を行ってから、(暖房)運転を停止する(圧縮機を停止する)除霜運転の制御方法がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平2−136639号公報
しかしながら、従来の構成では、暖房運転を停止するに際して、時間で判断して除霜運転を行っているので、実際には蒸発器に霜が生じている/いないにも関わらず、除霜運転を行ってしまい、着霜状態を確実に判断した除霜運転を行うことができないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、着霜状態を確実に判断した除霜運転を実現し、立ち上がりの早いヒートポンプ給湯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のヒートポンプ給湯機の除霜運転方法は、圧縮機、水−冷媒熱交換器、膨張手段、蒸発器を順次冷媒管で環状に接続する冷凍サイクルと、貯湯タンク、水搬送手段、水−冷媒熱交換器を順次水管で環状に接続する給湯サイクルとを有したヒートポンプ給湯機において、貯湯タンク内の湯を所定の温度に沸き上げる沸上運転中に蒸発器の着霜を除去する除霜運転を開始させる第1の除霜運転開始条件と、沸上運転終了後に蒸発器の着霜を除去する除霜運転を開始させる第2の除霜運転開始条件とを備えたことを特徴とするものである。
これによって、沸上運転中における除霜運転開始条件と、沸上運転終了時における除霜運転開始条件とが別条件となっているので、ヒートポンプ給湯機の圧縮機停止時において着霜していないにも関わらず除霜運転をすることがなく、蒸発器に着霜していることを判断して除霜運転をしているので、次回の沸上運転時においては確実に除霜されているので、ヒートポンプ給湯機の立ち上げを早くすることができ、前回のヒートポンプ給湯機の運転時に着霜に影響されることがなく本来の沸き上げ能力を得ることができる。
また、第2の除霜運転開始条件を設けているので、確実に着霜状態を判断することができ、着霜していないと判断した場合には除霜運転を行わないので、消費電力を減ずることもできる。
確実な除霜運転を実現し、かつ、立ち上がりの早いヒートポンプ給湯機を提供することができる。
第1の発明は、圧縮機、水−冷媒熱交換器、膨張手段、蒸発器を順次冷媒管で環状に接続する冷凍サイクルと、貯湯タンク、水搬送手段、水−冷媒熱交換器を順次水管で環状に接続する給湯サイクルとを有したヒートポンプ給湯機において、貯湯タンク内の湯を所定の温度に沸き上げる沸上運転中に蒸発器の着霜を除去する除霜運転を開始させる第1の除霜運転開始条件と、沸上運転終了後に蒸発器の着霜を除去する除霜運転を開始させる第2の除霜運転開始条件とを備えたことにより、沸上運転中における除霜運転開始条件と、沸上運転終了時における除霜運転開始条件とが別条件となっているので、ヒートポンプ給湯機の圧縮機停止時において着霜していないにも関わらず除霜運転をすることがなく、蒸発器に着霜していることを判断して除霜運転をしているので、次回の沸上運転時においては確実に除霜されているので、ヒートポンプ給湯機の立ち上げを早くすることができ、前回のヒートポンプ給湯機の運転時に着霜に影響されることがなく本来の沸き上げ能力を得ることができる。
また、第2の除霜運転開始条件を設けて、沸上運転終了時における着霜状態を判断しているので、着霜していないと判断した場合には除霜運転を行わないので、余分な消費電力を減ずることもできる。
第2の発明は、特に第1の発明において、沸上運転中に第1の除霜運転開始条件が成立した時は、第1の除霜運転開始条件成立後すぐに除霜運転を開始することにより、沸上運転中に着霜した場合には、すぐに除霜運転をすることで、沸上運転中の沸き上げ能力低下を防止することができる。
第3の発明は、特に第1または第2の発明において、沸上運転中に第2の除霜運転開始条件が成立し、かつ、沸上運転終了条件が成立した時は、除霜運転を行ってから圧縮機を停止することにより、次回の沸上運転を行うに際して、前回の蒸発器の着霜状態に左右されることなく、すぐにヒートポンプ給湯機を立ち上げることができるので、本来の沸き上げ能力を得ることができる。
第4の発明は、特に第1〜第3の発明において、除霜運転中に沸上運転終了条件が成立したときは、除霜運転終了後に圧縮機を停止することにより、除霜運転を再度行うことがなく、余分な電力を消費することのない経済性の高いヒートポンプ給湯機を提供することができる。
第5の発明は、特に第1〜第4の発明において、第1の除霜運転開始条件は、沸上運転中の外気温度が第1の外気設定温度以下であることを検知してから時間t1経過した後に除霜運転を開始させる条件であり、第2の除霜運転開始条件は、沸上運転中の外気温度が第2の外気設定温度以下であることを検知してから時間t2経過した後に除霜運転を開始させる条件であることにより、外気温度を検出するだけの簡単な構成で除霜運転を開始することができる。
第6の発明は、特に第5の発明において、第1の外気設定温度<第2の外気設定温度であることにより、第2の除霜運転開始条件を第1の除霜運転開始条件よりも成立しやすくさせているので、着霜しているかどうか不明な場合においても、沸上運転終了時に確実に除霜運転をすることができるので、蒸発器の着霜状態を回避し、次回の沸上運転時には、本来の能力で沸上運転を開始することができる。
第7の発明は、特に第1〜第4の発明において、第1の除霜運転開始条件は、沸上運転中の蒸発器温度が第1の蒸発器設定温度以下であることを検知してから時間t1経過した後に除霜運転を開始させる条件であり、第2の除霜運転開始条件は、沸上運転中の蒸発器温度が第2の蒸発器設定温度以下であることを検知してから時間t2経過した後に除霜運転を開始させる条件であることにより、蒸発器温度を検出して除霜運転を開始するので、
確実に蒸発器の着霜状態を判断することができ、次回の沸上運転時には、確実に本来の能力で沸上運転を開始することができる。
第8の発明は、特に第7の発明において、第1の蒸発器温度<第2の蒸発器温度であることにより、第2の除霜運転開始条件を第1の除霜運転開始条件よりも成立させやすくしているので、着霜しているかどうか不明な場合においても、沸上運転終了時に、確実に除霜運転することで、蒸発器の着霜状態を回避し、次回の沸上運転時には、本来の能力で沸上運転を開始することができる。
第9の発明は、特に第1〜第4の発明において、第1の除霜運転開始条件は、沸上運転中の外気温度が第1の外気設定温度以下であり、蒸発器の温度が第1の蒸発器設定温度以下であることを検知してから時間t1経過した後に除霜運転を開始させる条件であり、第2の除霜運転開始条件は、沸上運転中の外気温度が第2の外気設定温度以下であり、蒸発器の温度が第2の蒸発器設定温度以下であることを検知してから時間t2経過した後に除霜運転を開始させる条件であることにより、外気温度および蒸発器温度の2つのパラメータで除霜運転開始条件を設定するので、確実に着霜状態を判断することができ、次回の沸上運転時には、確実に本来の能力で沸上運転を開始することができる。
第10の発明は、特に第9の発明において、第1の外気設定温度<第2の外気設定温度、かつ、第1の蒸発器設定温度<第2の蒸発器設定温度であることにより、第2の除霜運転開始条件を第1の除霜運転開始条件よりも成立させやすくしているので、着霜しているかどうか不明な場合においても、沸上運転終了時には確実に除霜運転をすることで、蒸発器の着霜状態を回避し、次回の沸上運転時には、本来の能力で沸上運転を開始することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるヒートポンプ給湯機の構成図を示すものである。図1において、本発明のヒートポンプ給湯機1は、ヒートポンプユニット2と給湯ユニット3から構成されており、ヒートポンプユニット2は、圧縮機4、水−冷媒熱交換器5、膨張弁6、蒸発器7を順次環状に、冷媒管で接続して構成されており、蒸発器7には、蒸発器温度センサ8が設けられている。なお、冷媒としては二酸化炭素を用いているので、圧縮機4から吐出する冷媒は臨界圧力以上に加圧されており、水−冷媒熱交換器5において、水に熱を奪われて温度が低下しても凝縮することなく、水−冷媒熱交換器5の全域で冷媒と水との温度差を形成しやすくなり、高温の湯が得られる。またヒートポンプユニット2には、外気温度を検知できるように外気温度センサ9を設けている。また、給湯ユニット3は、水−冷媒熱交換器5、貯湯タンク10、水ポンプ11を順次環状に、水配管で接続して構成されており、貯湯タンクから出湯管12を通って、蛇口やシャワーなどの給湯端末13へ接続される。以上のように構成されたヒートポンプ給湯機について、以下、給湯運転動作について説明する。
給湯運転が開始されると、ヒートポンプユニット2において、圧縮機4で圧縮された高温の冷媒は、水−冷媒熱交換器5に入り、水へと放熱し湯を生成する。その後、膨張弁6で減圧された後、蒸発器7にて吸熱し、ガス状態で圧縮機4に再度吸入され圧縮される。また給湯ユニット3において、水ポンプ11の運転により、貯湯タンク10内の水は、水配管を通って水−冷媒熱交換器5に導かれ、水−冷媒熱交換器5において冷媒によって加熱され温水となり、再び水配管を通って、貯湯タンク10に戻される。貯湯タンク10に蓄積された温水は、出湯管12を通って、給湯端末13に接続され出湯する。なお、本実施の形態における貯湯タンク10は、積層式の貯湯タンクであり、タンク内での攪拌が防
止され、上部に高温水が底部に低温水が蓄積されるように構成される。
以上、このように貯湯タンク10内の湯を、高温に沸き上げる。また、本実施の形態においては、水−冷媒熱交換器5に入水される湯の温度が、予め設定された温度に達した時に沸上運転終了条件成立とするが、貯湯タンク10内の湯を、ユーザーの要求する温度に沸き上げることができればよいので、沸上運転の終了条件は、水−冷媒熱交換器5に入水される湯の温度の他、水−冷媒熱交換器5から出湯される湯の温度、貯湯タンク10内に沸き上がっている湯の温度などが、ある設定値に達した時に沸上運転が終了する条件としてもよい。
しかしながら、このような沸上運転中に、外気温度が低いため、蒸発器に着霜が生じると、熱交換効率が低下するため、本来のヒートポンプ給湯機の能力を発揮することができない。そこで霜を取り除くために、圧縮機4から水−冷媒熱交換器5に送られていた高温・高圧の冷媒ガスを膨張弁6の開度を大きく開くことで、蒸発器7に冷媒を送り霜を溶かす除霜運転を行っている。以下、本実施の形態における除霜運転について図2、図3を用いて説明する。図2は、本実施の形態における除霜運転の制御フローチャート、図3は、本実施の形態における動作タイムチャートである。また本実施の形態では、蒸発器の温度によって除霜運転の開始条件を判定しているが、これに限定されることはなく、外気の温度だけを用いて除霜運転の開始条件としてもよい。また、蒸発器の温度および外気の温度の両方を用いて、除霜運転の開始条件とした場合は、確実な除霜運転を実現することができる。
本実施の形態においては、沸上運転中における通常時の除霜運転のことを通常除霜運転とし、その開始条件を蒸発器の温度tjが第1の蒸発器設定温度であるtj1以下になって時間t1経過したときとしており、この通常除霜運転のほか、本実施の形態では、沸上運転終了時における除霜運転として、遅延除霜運転を設けている。この遅延除霜運転の開始条件は、蒸発器の温度tjが第2の蒸発器設定温度であるtj2以下になって時間t2経過したときとする。また本実施の形態における現在の蒸発器の温度はtjと表す。またそれぞれの除霜運転の開始条件である蒸発器の温度を、tj1<tj2としており、遅延除霜運転の開始条件を、通常除霜運転の開始条件よりも成立しやすく設定することで、確実に沸上運転終了時に除霜運転を行い、次回の運転時に本来の給湯効率を得ることができる。
まず、図2の制御フローチャートを用いて、本実施の形態における除霜運転について説明する。
沸上運転が開始されると、蒸発器温度センサ8で検出される値が、通常除霜運転を開始する温度条件を満たしているか、または、遅延除霜運転を開始する温度条件を満たしているかを判定する。それぞれ条件を満たしていれば、通常除霜運転、遅延除霜運転の開始条件が成立するまでの時間をカウントし始める。
それぞれの温度条件を満たしてから、時間t1経過すると第1の除霜運転開始条件の成立とし、時間t2経過すると第2の除霜運転開始条件の成立とする。第1の除霜運転開始条件が成立すると、沸上運転中においても除霜運転を開始すると同時に、通常除霜運転の開始条件よりも、遅延除霜運転の開始条件の方が成立しやすく設定しているので、通常除霜運転の開始条件が成立した時点では、遅延除霜運転の開始条件も成立している。しかしながら沸上運転中においては、遅延除霜運転の開始条件成立による除霜運転は行わない。また、通常除霜運転の開始条件成立による除霜運転終了後には、それぞれカウントした時間などをリセットして、再度除霜運転の開始温度条件の検知を行う。
一方、沸上運転終了間際、もしくは、第1の除霜運転開始条件が不成立で第2の除霜運
転開始条件のみが成立する場合には、第2の除霜運転開始条件成立による除霜運転が行われる。その場合には、第2の除霜運転開始条件が成立して、かつ、沸上運転終了条件が成立した時には、沸上運転を終了するとともに、除霜運転を開始する。そして除霜運転が終了した時に、圧縮機を停止させてヒートポンプ給湯機の運転を停止させる。
以下、それぞれのパターンに分けて、本実施の形態における除霜運転について説明する。
(1)tj(現在の温度)<tj1(通常除霜条件)<tj2(遅延除霜条件)の時
図3aにおいて、蒸発器温度センサ8にて検出された蒸発器温度tjの値が第1の除霜運転開始条件tj1および第2の除霜運転開始条件tj2よりも低温であるときには、沸上運転中は第1の除霜運転開始条件の成立によって除霜運転を開始し、沸上運転終了時においては、第2の除霜運転開始条件の成立によって除霜運転を開始する。
まず、沸上運転中の動作を説明する。STEP1において、通常除霜条件(tj<tj1)および遅延除霜条件(tj<tj2)を検知する。検知してから時間t2後に第2の除霜運転開始条件成立(STEP2)となり、検知してから時間t1後に第1の除霜運転開始条件成立(STEP3)とする。しかしながら、沸上運転中においては、第2の除霜運転開始条件が成立したとしても、第2の除霜運転開始条件により除霜運転を開始せずに、時間t1経過した後の第1の除霜運転開始条件成立により除霜運転を開始する。そしてSTEP4において除霜運転を終了すると共に、条件をリセットして通常の沸上運転に復帰する。
次に、沸上運転終了間際の動作を説明する。STEP1と同様にSTEP5のタイミングでも通常除霜条件(tj<tj1)および遅延除霜条件(tj<tj2)を検知する。検知してから時間t2後に第2の除霜運転開始条件成立(STEP6)となる。しかしその後、時間t1経過する前に、沸上運転が終了条件が成立したとき(STEP7)には、第2の除霜運転開始条件成立による除霜運転を開始する。そして除霜運転終了後に、圧縮機を停止する。(STEP8)
(2)tj1(通常除霜条件)<tj(現在の温度)<tj2(遅延除霜条件)の時
図3bにおいて、蒸発器温度センサ8にて検出された蒸発器温度tjの値が第1の除霜運転開始条件tj1よりも高温で、かつ、第2の除霜運転開始条件tj2よりも低温である場合には、沸上運転中に除霜運転が起こることがない。
まず、沸上運転中に、STEP1において、通常除霜条件が不成立(tj1<tj)を検知し、遅延除霜条件(tj<tj2)を検知する。検知してから時間t2後に第2の除霜運転開始条件成立(STEP2)となるが、沸上運転中であるので、除霜運転に入ることなく、沸上運転を継続する。そして、沸上運転終了条件が成立するSTEP3において、第2の除霜運転開始条件成立による除霜運転を開始する。そして除霜運転終了後に圧縮機を停止する。(STEP4)
(3)tj1(通常除霜条件)<tj2(遅延除霜条件)<tj(現在の温度)の時
図3cにおいて、蒸発器温度センサ8にて検出された蒸発器温度tjの値が第1の除霜運転開始条件tj1および第2の除霜運転開始条件tj2よりも高温である場合には、沸上運転中および沸上運転終了後に除霜運転が起こることがない。
まず、沸上運転中に、STEP1において、通常除霜条件が不成立(tj1<tj)および遅延除霜条件が不成立(tj2<tj)を検知する。つまり除霜運転を開始するすべての条件を検出しないので、沸上運転中および沸上運転終了時には除霜運転に入ることなく、沸上運転終了とともに圧縮機を停止する。(STEP2)
以上のように、本実施の形態においては、圧縮機、水−冷媒熱交換器、膨張手段、蒸発器を順次冷媒管で環状に接続する冷凍サイクルを有したヒートポンプ給湯機において、沸上運転中に蒸発器の着霜を除去する除霜運転を開始させる第1の除霜運転開始条件と、沸上運転終了後に蒸発器の着霜を除去する除霜運転を開始させる第2の除霜運転開始条件とを備え、沸上運転中に第2の除霜運転開始条件が成立し、かつ、沸上運転終了条件が成立したときは、除霜運転を行ってから前記圧縮機を停止することにより、不必要な除霜運転をすることなく余分な電力を消費することがなくなり、その結果、経済性が向上するとともに、次回の運転時には、蒸発器の着霜状態が回避されているので、ヒートポンプ給湯機の立ち上がりが早くなるとともに、着霜に影響されることのない本来の沸き上げ能力を得ることができる。
本発明に係るヒートポンプ給湯機の除霜運転方法は、ヒートポンプサイクルと給湯サイクルが一体に構成された一体型ヒートポンプ式給湯機、別体に構成された分離型ヒートポンプ式給湯機、給湯用熱交換器で加熱した湯をそのまま出湯できる直接出湯型ヒートポンプ式給湯機などの各種ヒートポンプ給湯機の水―冷媒熱交換器に適用でき、給湯機能のほかに、浴槽給湯、暖房機能、乾燥機能を有するヒートポンプ装置にも適用できる。
本発明の第1の実施の形態におけるヒートポンプ給湯機の構成図 同実施の形態における除霜運転の制御フローチャート 同実施の形態における除霜運転の動作タイムチャート 同実施の形態における除霜運転の動作タイムチャート 同実施の形態における除霜運転の動作タイムチャート
符号の説明
1 ヒートポンプ給湯機
2 ヒートポンプユニット
3 給湯ユニット
4 圧縮機
5 水−冷媒熱交換器
6 膨張弁
7 蒸発器
8 蒸発器温度センサ
9 外気温度センサ
10 貯湯タンク
11 水ポンプ
12 出湯管
13 給湯端末

Claims (10)

  1. 圧縮機、水−冷媒熱交換器、膨張手段、蒸発器を順次冷媒管で環状に接続する冷凍サイクルと、貯湯タンク、水搬送手段、水−冷媒熱交換器を順次水管で環状に接続する給湯サイクルとを有したヒートポンプ給湯機において、貯湯タンク内の湯を所定の温度に沸き上げる沸上運転中に蒸発器の着霜を除去する除霜運転を開始させる第1の除霜運転開始条件と、沸上運転終了後に蒸発器の着霜を除去する除霜運転を開始させる第2の除霜運転開始条件とを備えたことを特徴とするヒートポンプ給湯機の除霜運転方法。
  2. 沸上運転中に第1の除霜運転開始条件が成立した時は、第1の除霜運転開始条件成立後すぐに除霜運転を開始することを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ給湯機の除霜運転方法。
  3. 沸上運転中に第2の除霜運転開始条件が成立し、かつ、沸上運転終了条件が成立した時は、除霜運転を行ってから圧縮機を停止することを特徴とする請求項1または2に記載のヒートポンプ給湯機の除霜運転方法。
  4. 除霜運転中に沸上運転終了条件が成立したときは、除霜運転終了後に圧縮機を停止することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のヒートポンプ給湯機の除霜運転方法。
  5. 第1の除霜運転開始条件は、沸上運転中の外気温度が第1の外気設定温度以下であることを検知してから時間t1経過した後に除霜運転を開始させる条件であり、第2の除霜運転開始条件は、沸上運転中の外気温度が第2の外気設定温度以下であることを検知してから時間t2経過した後に除霜運転を開始させる条件であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のヒートポンプ給湯機の除霜運転方法。
  6. 第1の外気設定温度<第2の外気設定温度であることを特徴とする請求項5に記載のヒートポンプ給湯機の除霜運転方法。
  7. 第1の除霜運転開始条件は、沸上運転中の蒸発器温度が第1の蒸発器設定温度以下であることを検知してから時間t1経過した後に除霜運転を開始させる条件であり、第2の除霜運転開始条件は、沸上運転中の蒸発器温度が第2の蒸発器設定温度以下であることを検知してから時間t2経過した後に除霜運転を開始させる条件であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のヒートポンプ給湯機の除霜運転方法。
  8. 第1の蒸発器温度<第2の蒸発器温度であることを特徴とする請求項7に記載のヒートポンプ給湯機の除霜運転方法。
  9. 第1の除霜運転開始条件は、沸上運転中の外気温度が第1の外気設定温度以下であり、蒸発器の温度が第1の蒸発器設定温度以下であることを検知してから時間t1経過した後に除霜運転を開始させる条件であり、第2の除霜運転開始条件は、沸上運転中の外気温度が第2の外気設定温度以下であり、蒸発器の温度が第2の蒸発器設定温度以下であることを検知してから時間t2経過した後に除霜運転を開始させる条件であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のヒートポンプ給湯機の除霜運転方法。
  10. 第1の外気設定温度<第2の外気設定温度、かつ、第1の蒸発器設定温度<第2の蒸発器設定温度であることを特徴とする請求項9に記載のヒートポンプ給湯機の除霜運転方法。
JP2006102704A 2006-04-04 2006-04-04 ヒートポンプ給湯機の除霜運転方法 Pending JP2007278551A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006102704A JP2007278551A (ja) 2006-04-04 2006-04-04 ヒートポンプ給湯機の除霜運転方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006102704A JP2007278551A (ja) 2006-04-04 2006-04-04 ヒートポンプ給湯機の除霜運転方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007278551A true JP2007278551A (ja) 2007-10-25

Family

ID=38680170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006102704A Pending JP2007278551A (ja) 2006-04-04 2006-04-04 ヒートポンプ給湯機の除霜運転方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007278551A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009250577A (ja) * 2008-04-10 2009-10-29 Sharp Corp ヒートポンプ式床暖房機
JP2010216681A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Daikin Ind Ltd ヒートポンプ式給湯機
CN102109220A (zh) * 2011-04-06 2011-06-29 张伟 一种速热式空气源热水器及其控制方法
JP2011208839A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Rinnai Corp 給湯システム
JP2015127603A (ja) * 2013-12-27 2015-07-09 ダイキン工業株式会社 給湯装置
CN106500267A (zh) * 2016-10-31 2017-03-15 芜湖美智空调设备有限公司 空调器的化霜控制方法及其控制装置
CN108895608A (zh) * 2018-07-25 2018-11-27 珠海格力电器股份有限公司 一种分区域控制空调化霜的方法及空调机组
WO2020098302A1 (zh) * 2018-11-16 2020-05-22 青岛海尔空调电子有限公司 一种除霜系统、除霜方法及空调器
CN112432309A (zh) * 2020-11-26 2021-03-02 珠海格力电器股份有限公司 空调和空调控制方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02136639A (ja) * 1988-11-18 1990-05-25 Fujitsu General Ltd 空気調和機の除霜制御方法
JPH10332231A (ja) * 1997-06-02 1998-12-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空気調和機及び空調方法
JP2001263800A (ja) * 2000-03-24 2001-09-26 Daikin Ind Ltd ヒートポンプ式給湯装置
JP2005241091A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd ヒートポンプ給湯装置
JP2006046738A (ja) * 2004-08-03 2006-02-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd ヒートポンプ給湯装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02136639A (ja) * 1988-11-18 1990-05-25 Fujitsu General Ltd 空気調和機の除霜制御方法
JPH10332231A (ja) * 1997-06-02 1998-12-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空気調和機及び空調方法
JP2001263800A (ja) * 2000-03-24 2001-09-26 Daikin Ind Ltd ヒートポンプ式給湯装置
JP2005241091A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd ヒートポンプ給湯装置
JP2006046738A (ja) * 2004-08-03 2006-02-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd ヒートポンプ給湯装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009250577A (ja) * 2008-04-10 2009-10-29 Sharp Corp ヒートポンプ式床暖房機
JP2010216681A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Daikin Ind Ltd ヒートポンプ式給湯機
JP2011208839A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Rinnai Corp 給湯システム
CN102109220A (zh) * 2011-04-06 2011-06-29 张伟 一种速热式空气源热水器及其控制方法
JP2015127603A (ja) * 2013-12-27 2015-07-09 ダイキン工業株式会社 給湯装置
CN106500267A (zh) * 2016-10-31 2017-03-15 芜湖美智空调设备有限公司 空调器的化霜控制方法及其控制装置
CN108895608A (zh) * 2018-07-25 2018-11-27 珠海格力电器股份有限公司 一种分区域控制空调化霜的方法及空调机组
WO2020098302A1 (zh) * 2018-11-16 2020-05-22 青岛海尔空调电子有限公司 一种除霜系统、除霜方法及空调器
CN112432309A (zh) * 2020-11-26 2021-03-02 珠海格力电器股份有限公司 空调和空调控制方法
CN112432309B (zh) * 2020-11-26 2022-03-18 珠海格力电器股份有限公司 空调和空调控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007278551A (ja) ヒートポンプ給湯機の除霜運転方法
JP5982839B2 (ja) ヒートポンプサイクル装置
JP2010210223A (ja) 空気調和機
JP2008057910A (ja) ヒートポンプ給湯装置
JP5457861B2 (ja) ヒートポンプ装置の除霜運転方法
JP3901192B2 (ja) ヒートポンプ給湯機
JP4920316B2 (ja) ヒートポンプ給湯機
JP2009063246A (ja) ヒートポンプ給湯機
CN103415747A (zh) 热泵式热水器
JP2008002790A (ja) 空気調和機
JP6551783B2 (ja) ヒートポンプ装置およびこれを備えた給湯装置
JP5708249B2 (ja) ヒートポンプ給湯装置
JPH11281213A (ja) 空気調和機の除霜制御装置
JP2010266135A (ja) ヒートポンプ式給湯機
JP2010032063A (ja) 室外機及びヒートポンプ装置
JP2011102678A (ja) ヒートポンプ装置
JP2010032150A (ja) ヒートポンプ式給湯機
JP5948709B2 (ja) ヒートポンプ式給湯機
JP4784288B2 (ja) ヒートポンプ式給湯装置およびヒートポンプ式給湯装置用制御装置
JP2010127569A (ja) 貯湯式給湯装置
JP2007040555A (ja) ヒートポンプ式給湯機
JP5353328B2 (ja) ヒートポンプ式給湯機
JP2008039289A (ja) ヒートポンプ式給湯機
JP2005121283A (ja) ヒートポンプ給湯機
JP2009085476A (ja) ヒートポンプ給湯装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090209

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110726

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111206