JPH10332119A - 焼却装置 - Google Patents

焼却装置

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Publication number
JPH10332119A
JPH10332119A JP14406497A JP14406497A JPH10332119A JP H10332119 A JPH10332119 A JP H10332119A JP 14406497 A JP14406497 A JP 14406497A JP 14406497 A JP14406497 A JP 14406497A JP H10332119 A JPH10332119 A JP H10332119A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotary furnace
weeds
casing
inlet side
drying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14406497A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyoshi Harada
勝吉 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HARADA SOGO DOBOKU KK
Original Assignee
HARADA SOGO DOBOKU KK
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Filing date
Publication date
Application filed by HARADA SOGO DOBOKU KK filed Critical HARADA SOGO DOBOKU KK
Priority to JP14406497A priority Critical patent/JPH10332119A/ja
Publication of JPH10332119A publication Critical patent/JPH10332119A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刈り取った雑草を直ちに乾燥し、焼却する工
程を連続的行える焼却装置を提供する。 【解決手段】 内部を燃焼室とし、回転により入口側に
供給された雑草を出口側に燃焼させながら搬送する筒状
の横置き型回転炉2と、回転炉2の外周部をその長さ方
向に沿って覆い、外部より供給された雑草を乾燥するた
めの乾燥室を形成すると共に、前記乾燥室と前記燃焼室
の入口側とを連通させるケーシング3と、前記乾燥室の
入口側に供給された雑草を前記燃焼室の入口側に向けて
移送させる移送手段2aと、回転炉2の出口側を前記回
転炉の回転を阻害することなく覆う出口カバー5とを有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は焼却装置に係り、刈
取直後の水分の多い雑草、生ごみ等を乾燥し焼却する一
連の工程を連続的行える焼却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、堤防や河川敷等には雑草が広範
囲に自生し、これを刈り取る作業が毎年行われている。
【0003】そして、刈り取った雑草は水分が多いた
め、天日干しを経てから処分地まで輸送するようにする
のが一般的である。
【0004】しかしながら、雑草の自生地が広範囲に渡
る場合には、天日干しの作業、その後の運搬作業に多大
なコストがかかることなる。
【0005】一方、天日干しを行って乾燥した雑草を一
か所に集め、単純に火を付けて焼却することも行われる
が、消防の面、立ち上る煙等による周囲の環境への影
響、残灰の処理等の点から難点が多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は雑
草刈取現場で焼却炉により雑草を焼却しようとしたが、
従来の焼却炉では、所定量の乾燥した雑草を炉内に投入
後、ある程度燃焼が進まないと次に雑草の供給ができ
ず、大量の雑草を連続的に焼却するのには不向きであっ
た。
【0007】また、雑草の天日干しが必要であり、刈取
直後の雑草を焼却処理することはできず、効率が悪いも
のであった。
【0008】本出願に係る発明の目的は、刈り取った雑
草を直ちに乾燥し、焼却する工程を連続的行える焼却装
置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本出願に係る発明の目的
を実現する構成は、内部を燃焼室とし、回転により入口
側に供給された雑草等の被焼却物を出口側に燃焼させな
がら搬送する筒状に形成された横置き型の回転炉と、前
記回転炉の外周部をその長さ方向に沿って覆い、外部よ
り供給された被焼却物を乾燥するための乾燥室を形成す
ると共に、前記乾燥室と前記燃焼室の入口側とを連通さ
せるケーシングと、前記乾燥室の入口側に供給された被
焼却物を前記燃焼室の入口側に向けて移送させる移送手
段と、前記回転炉の出口側を前記回転炉の回転を阻害す
ることなく覆う出口カバーとを有するものである。
【0010】そして、前記回転炉の回転により前記燃焼
室内の被焼却物を入口側から出口側に搬送する手段は、
前記回転炉の内壁に形成されたスクリュー羽根であり、
前記移送手段は、前記回転炉の外周部に形成されたスク
リュー羽根とすることができる。
【0011】この構成によれば、内部で雑草や生ごみ等
を燃焼させている回転炉は、その熱で外周部にケーシン
グとにより形成されている乾燥室で刈取直後の水分を多
量に含んだ雑草等を連続的に乾燥し、乾燥工程を経た被
焼却物は燃焼室の入口側に連続供給され、さらに被焼却
体は燃焼室で燃焼しながら出口側に向かって移送され、
刈取直後の雑草等の被焼却体を連続して乾燥、焼却する
ことが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1、図2および図3は本発明の
第1の実施の形態を示す。
【0013】1は焼却装置の基台、2は円筒形の回転
炉、3は回転炉2をその他端部を除いて覆う固定のケー
シング、4はケーシング3に設けられた雑草投入用のホ
ッパー、5は回転炉2の出口側(図1中、右側開口)に
設けられた固定の出口カバー、6は回転炉2をその入口
側(図1中、左側開口)で回転可能に支持する回転支持
部、7は回転炉2をその出口側方向において回転可能に
支持する一対のガイドローラ、8は回転炉2に回転力を
伝達するための駆動ローラ、9は駆動ローラ8を駆動す
る駆動モータ、10は燃焼促進用の空気噴射ノズル、1
1は着火時や燃焼不良時等に用いられる助燃バーナーで
ある。なお、空気噴射ノズル10、助燃バーナー11は
カバー5側に設けてもよい。
【0014】基台1には、ケーシング3、出口カバー5
が取り外し可能に固定され、また回転支持部6、一対の
ガイドローラ7、駆動ローラ8および駆動モータ9が取
り付けられている。なお、基台1はトラック等による運
搬を可能とする適当なサイズに分解可能に構成され、堤
防や河川敷等の適当な場所で組み立て可能となってい
る。勿論、この基台1に取り付けられる上記した各種の
部品類は、整備点検等の時に取り外し可能としたり、運
搬するごとに取り外しするようにしても良い。
【0015】回転支持部6は、図2に示すように、基台
1に固定の軸受6aに軸支される軸6bの先端部に固定
のローラ6cが回転炉2の入口側の内周頂部に当接する
ことで、回転炉2をその入口側で回転可能に支持する。
したがって、回転炉2は横置きの姿勢でこの回転支持部
6と一対のガイドローラ7とにより回転可能に支持され
ることになる。
【0016】そして、駆動モータ9の回転をチェーンを
介して駆動ローラ8に回転力が伝達されると、回転炉2
の外周に固定されているフランジ部2fとの摩擦接触
(フランジ部2fを歯車とし、駆動ローラに代えて駆動
歯車としても良い)で回転炉2が所定の方向に回転され
る。
【0017】回転炉2は、ケーシング3で覆われている
部分の外周部に外周スクリュー羽根2aが長さ方向に沿
って形成され、回転炉2の所定方向の回転で、ケーシン
グ3の一端部に設けられているホッパー4から投入され
た刈取直後の雑草等が、この外周スクリュー羽根2aの
推進力によりケーシング3内を回転炉2の入口側に向か
って移動する。
【0018】ここで、回転炉2内では雑草等が燃焼して
いるため、回転炉2の胴板および外周スクリュー羽根2
aは高温に加熱された状態にあり、ケーシング3と回転
炉2の胴板との間の空間は乾燥室としての機能を有し、
したがってホッパー4からケーシング3内に投入された
雑草等は、回転炉2の入口側に移相される間に乾燥され
ることになる。なお、図には示していないが、ケーシン
グ3には乾燥中の蒸気等を抜くための排気管が設けられ
ている。
【0019】この乾燥工程を経た雑草等は、回転炉2の
入口側に達すると、ケーシング3の端部に設けられた断
面略半円形状の案内部材3aの内周面に案内されてケー
シング3内に供給される。
【0020】一方、回転炉2内には、回転炉2の前記所
定方向の回転で、回転炉2内の入口側へ供給された乾燥
済の雑草等を出口側に向かって搬送する内周スクリュー
羽根2bが設けられている。したがって、乾燥済の雑草
等は、回転炉2の入口側に連続的に供給され、回転炉2
内を燃焼しながら出口側に向かって移動し、その間も回
転炉2の外周面とケーシング3との間に形成される乾燥
室で雑草等の乾燥が連続的行われる。
【0021】一方、焼却開始時には、廃油等を燃料とし
た助燃バーナー11により着火され燃焼が開始され、ま
た燃焼の状態に併せて空気噴射ノズル10から空気が噴
射され、燃焼効率を高め、煙のでない焼却を行うように
なっている。
【0022】また燃焼ガスは、出口カバー5に設けた煙
突から排気され、焼却後の灰は出口カバー5の下部に設
けた灰取り出し口5bから排出できるようにしている。
【0023】なお、出口カバー5は回転する回転炉2の
出口側端部の外周に設けた周溝2cに対して気密性を保
持して嵌合し、回転炉2内の燃焼ガスが漏れでないよう
にしている。また、回転炉2の入口側には、ケーシング
3の端面に風防用の端面カバー3bを設けている。
【0024】
【発明の効果】請求項1、2に係る発明によれば、内部
で雑草等を燃焼させている回転炉は、その熱で外周部に
ケーシングとにより形成されている乾燥室で刈取直後の
水分を多量に含んだ雑草等を連続的に乾燥し、乾燥工程
を経た被焼却物は燃焼室の入口側に連続供給され、さら
に被焼却体は燃焼室で燃焼しながら出口側に向かって移
送され、刈取直後の雑草等の被焼却体を連続して乾燥、
焼却することが可能となるので、堤防や河川敷等で広範
囲にわたり刈り取った雑草を直ちに焼却処理することが
可能となり、焼却後の灰を運搬して廃棄するだけで済
む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す焼却装置の側
面図
【図2】図1のAA矢視図
【図3】図1のBB矢視図
【符号の説明】
1 基台 2 回転炉 3 ケーシング 4 ホッパー 5 出口カバー 6 回転支持部 7 ガイドローラ 8 駆動ローラ 9 駆動モータ 10 空気噴射ノズル 11 助燃バーナー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部を燃焼室とし、回転により入口側に
    供給された雑草,生ごみ等の被焼却物を出口側に向けて
    燃焼させながら搬送する筒状に形成された横置き型の回
    転炉と、前記回転炉の外周部をその長さ方向に沿って覆
    い、外部より供給された被焼却物を乾燥するための乾燥
    室を形成すると共に、前記乾燥室と前記燃焼室の入口側
    とを連通させるケーシングと、前記乾燥室の入口側に供
    給された被焼却物を前記燃焼室の入口側に向けて移送さ
    せる移送手段と、前記回転炉の出口側を前記回転炉の回
    転を阻害することなく覆う出口カバーとを有することを
    特徴とする焼却装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記回転炉の回転に
    より前記燃焼室内の被焼却物を入口側から出口側に搬送
    する手段は、前記回転炉の内壁に形成されたスクリュー
    羽根であり、前記移送手段は、前記回転炉の外周部に形
    成されたスクリュー羽根であることを特徴とする焼却装
    置。
JP14406497A 1997-06-02 1997-06-02 焼却装置 Pending JPH10332119A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14406497A JPH10332119A (ja) 1997-06-02 1997-06-02 焼却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14406497A JPH10332119A (ja) 1997-06-02 1997-06-02 焼却装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10332119A true JPH10332119A (ja) 1998-12-15

Family

ID=15353471

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14406497A Pending JPH10332119A (ja) 1997-06-02 1997-06-02 焼却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10332119A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013036630A (ja) * 2011-08-03 2013-02-21 Mis:Kk 生ごみの処理装置および処理方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013036630A (ja) * 2011-08-03 2013-02-21 Mis:Kk 生ごみの処理装置および処理方法

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