JP2628566B2 - 回転型焼却炉 - Google Patents

回転型焼却炉

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JP2628566B2 JP3213421A JP21342191A JP2628566B2 JP 2628566 B2 JP2628566 B2 JP 2628566B2 JP 3213421 A JP3213421 A JP 3213421A JP 21342191 A JP21342191 A JP 21342191A JP 2628566 B2 JP2628566 B2 JP 2628566B2
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    • Y02E60/30Hydrogen technology
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  • Incineration Of Waste (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転型焼却炉に関する。
詳しくは、含水量の多い生ごみ、汚泥などを焼却する回
転型焼却炉に関する。
【0002】近年、経済発展に伴い産業廃棄物の発生量
は年々増大しており、その処理が重要な課題となってい
る。その中でも水分を90%以上含んだ汚泥あるいは生
ごみ等は通常の焼却炉では処理が困難である。そのため
この様な水分の多い有機廃棄物を手軽に且つ低ランニン
グコストで処理できる装置が要求されている。
【0003】
【従来の技術】図3は従来の焼却炉を示す断面図であ
る。これは1日当り1〜数トンの処理能力を有する焼却
炉であり、固定型である。同図において、1は内部を耐
火レンガ2で裏打した直方体形の炉体であり、該炉体1
の下部にはロストル2が設けられ、上部には煙突3が設
けられている。また該炉体1の長手方向の一方の側面に
は被焼却物投入口4が設けられ、他方の側面には、ロス
トル2の上方に配置された燃焼用バーナー5と、ロスト
ル2の下方に配置された被焼却物乾燥用のバーナー6と
が設けられている。
【0004】そして、被焼却物を焼却するには、一定量
の被焼却物7をロストル2の上に積み上げ、バーナー5
及び6を点火し、バーナー6でロストル2の下方から被
焼却物7の水分を蒸発させ、またバーナー5で被焼却物
7を上部から燃焼させる。被焼却物7が完全に焼却され
ると灰を外部に掻き出した後、再び一定量の被焼却物を
投入し焼却を行なうのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の焼却炉で
は、ロストル上の焼却対象物を2つのバーナーで乾燥さ
せつつ表面から燃焼させるが、水分90%以上のものは
焼却が困難であり、またランニングコストが高くなると
いう問題がある。また表面から燃焼させるため、内部を
燃焼させるためには時々焼却対象物を攪拌する必要があ
り、そのため煙突から粉塵が飛散し環境を汚染するとい
う問題がある。さらに炉の構造上、煙突付近の温度が低
いため臭気が放出され易く、この対策として別に防臭装
置を付加する必要があり、コスト高となるという問題が
ある。
【0006】本発明は上記問題点に鑑み、水分が90%
以上の焼却対象物でも容易に焼却でき、且つランニング
コストが低く、さらに環境汚染も少ない回転型焼却炉を
実現しようとする。
【0007】本発明の回転型焼却炉においては、両端に
開口部を有する円錐筒状の炉体10と、該炉体10をそ
の中心線が水平になるようにして回転可能に支持する支
持装置11と、該支持装置11を固設したフレーム16
と、前記炉体10を回転駆動する駆動装置12と、前記
炉体10の大口径側に対向して前記フレーム16に設け
られた煙道部材13と、該煙道部材13に接続された煙
突14及びバーナー15とを具備し、前記炉体10は炉
内を耐火物20で裏打ちされ、小口径側の開口部には焼
却対象物投入口21が設けられ、大口径側の開口部はや
やその径を絞られて前記煙道部材13に回転可能に嵌合
されており、前記煙道部材13は、炉体10の中心線よ
り上方を煙道となし、その上端部に煙突14が接続さ
れ、中心線より下方の壁は炉体10の大口径側に近接し
て形成され、該壁にはバーナー15のノズル27が開口
するようにして設けられ、底部には灰出し口28が設け
れていることを特徴とする。この構成を採ることによ
り、水分が90%以上の焼却対象物が容易に焼却でき、
且つランニングコストが低く、さらに環境汚染も少ない
回転型焼却炉が得られる。
【0008】
【0009】
【0010】
【作用】図1は本発明の原理説明図であり、(a)は側
面断面図、(b)は(a)図のb−b線における断面図
である。同図において、10は円錐筒状の炉体であり、
その中心軸を水平にして支持され、且つ該中心軸回りに
回転駆動される。また15はバーナーであり、その火炎
は矢印Aの如く炉体1の中を進み、途中でUターンして
煙突14から排出される。
【0011】そして焼却対象物投入口21から投入され
た焼却対象物29は(b)図の如く炉壁に付いて回転す
るが途中で矢印Bの如く炉壁から離れて落下し、火炎で
加熱された炉壁上に落下して加熱され、水分を蒸発させ
られながら次第に低い方(矢印C方向)に移動し乾燥す
る。乾燥した焼却対象物29は燃焼し、その灰分は一定
量を越えると灰出し口28から排出され、燃焼ガスは煙
突14から排出される。
【0012】この場合、火炎は炉内をUターンして炉壁
を加熱するので熱効率が良く、また炉体10の回転はゆ
っくりでも良いので粉塵の飛散はなく、また煙突基部の
高温部で消臭されるので環境に対する汚染も少ない。
【0013】
【実施例】図2は本発明の実施例を示す図である。本実
施例は同図に示すように、円錐筒状の炉体10と、該炉
体10を回転可能に支持する支持装置11と、該炉体1
0を回転駆動する駆動装置12と、該炉体10からの排
気を煙突に導く煙道部材13と、煙突14と、バーナー
15と、これらを支持するフレーム16とを具備して構
成され、さらに焼却対象物投入装置17、排煙ダクト1
8、灰出しコンベア19等が設けられている。
【0014】そして上記炉体10は、内部を耐火物20
で裏打ちされている。またその小口径側には焼却対象物
投入口21が設けられ、大口径側はややその径を絞られ
て煙道部材13に回転可能に嵌合できるようになってい
る。またその外周には、リング状の歯車22と複数個の
リング23が取付けられている。
【0015】支持装置11はフレーム16に取付けられ
ており、炉体10のリング23をそれぞれ回転可能に支
持する複数のローラ24を有し、炉体10をその中心軸
が水平となるように支持している。なおローラ24′は
V字溝を有し炉体10の軸方向の位置を規正している。
また駆動装置12は、駆動モータ25の減速軸に小歯車
26が取付けられ、該小歯車26で直接又はエンドレス
チェーンで炉体10のリング状歯車22を駆動し、炉体
10を回転させることができるようにフレーム16上に
取付けられている。
【0016】また、煙道部材13は、フレーム16上に
取付けられその中心より上部が煙道となっており、その
上端に煙突14が取付けられている。また該煙道部材1
3の中心より下方の壁は、バーナーの炎が直接煙突の方
へ逃げない様に煙突14の中心線より炉体10側に位置
しており、該壁にはバーナー15のノズル27が開口し
ている。また該煙道部材13の下部には灰出し口28が
設けられている。
【0017】また焼却対象物投入装置17は例えばスク
リュー型コンベアが用いられ、炉体10の焼却対象物投
入口21から焼却対象物29を投入できる位置に配設さ
れており、その上方には煙突14に通ずる排煙ダクト1
8が設けられている。また煙道部材13の灰出し口28
の下方にはスクリューコンベア等の灰出しコンベア19
が配設されている。
【0018】このように構成された本実施例の作用を図
2により説明する。先ず、炉体10を3〜5分間に1回
転の割合で回転させながらバーナー15を点火すると、
火炎は矢印Aの如く炉内を進み、途中でUターンして煙
突14から排出され、その間に炉壁の耐火物20を加熱
する。そこに焼却対象物投入装置17から焼却対象物2
9が投入されると、該焼却対象物29は、炉壁の耐火物
20と火炎の両方により図1(b)で説明した様に加熱
され、水分を蒸発されながら徐々に斜面を下り矢印C方
向に移動し乾燥する。
【0019】次いで乾燥した焼却対象物29は火炎の最
も高温(1200〜1300℃)な部分(D部)で燃焼
し灰化する。灰は煙道部材13の灰出し口28から排出
され、灰出しコンベア19で外部に運ばれる。また焼却
対象物29の燃焼したガスは煙道を通り煙突14から排
出されるが、その際煙突下部の高温部(約800℃)で
消臭される。また焼却対象物投入装置17を通ってリー
クしたガスは排煙ダクト18により煙突14に導かれ
る。
【0020】以上のようにして焼却対象物を焼却する本
実施例は、乾燥行程を経由しながら火元に近づき着火点
にとどく迄に充分に乾燥させることができるので、含水
量が多い(90%以上)焼却対象物でも焼却可能であ
る。またバーナーからの火炎を円錐筒状の炉体内を往復
させ炉壁及び焼却対象物を加熱するようにしているので
熱効率が良く、従って従来に比してランニングコストが
低くなる。また炉体を3〜5分/1回転とゆっくり回転
させるため粉塵の飛散がなく、さらに臭気は煙突の高温
部で消臭されるので環境を汚染することが少ない。
【0021】第1表は装置のコスト当りの処理能力を従
来例と比較したものである。なお装置は、従来例は処理
能力1t/日、本発明品は1t/1時間でコストは従来
例の2倍である。従って1日8時間稼働として本発明品
は従来例の約4倍のコスト当り処理能力があることにな
る。
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】本発明に依れば、円錐筒状の炉体をその
中心軸を水平にして回転させ、且つバーナーからの火炎
を該炉内を往復させるようにしたことにより、熱効率が
良く、従ってランニングコストが低くなる。また粉塵の
飛散がなく、且つ排出ガスを消臭することができるので
環境を汚染することも少なく、水分含有量の多い焼却対
象物の焼却が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図であり、(a)は縦断面
図、(b)は(a)図のb−b線における断面図であ
る。
【図2】本発明の実施例を示す断面図である。
【図3】従来の固定型焼却炉を示す図である。
【符号の説明】
10…炉体 11…支持装置 12…駆動装置 13…煙道部材 14…煙突 15…バーナー 16…フレーム 17…焼却対象物投入装置 18…排煙ダクト 19…灰出しコンベア 20…耐火物 21…焼却対象物投入口 22…リング状歯車 23…リング 24,24′…ローラ 25…駆動モータ 26…小歯車 27…ノズル 28…灰出し口 29…焼却対象物

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に開口部を有する円錐筒状の炉体
    (10)と、該炉体(10)をその中心線が水平になる
    ようにして回転可能に支持する支持装置(11)と、
    支持装置(11)を固設したフレーム(16)と、前記
    炉体(10)を回転駆動する駆動装置(12)と、前記
    炉体(10)の大口径側に対向して前記フレーム(1
    6)に設けられた煙道部材(13)と、該煙道部材(1
    3)に接続された煙突(14)及びバーナー(15)と
    を具備し、前記炉体(10)は炉内を耐火物(20)で
    裏打ちされ、小口径側の開口部には焼却対象物投入口
    (21)が設けられ、大口径側の開口部はややその径を
    絞られて前記煙道部材(13)に回転可能に嵌合されて
    おり、前記煙道部材(13)は、炉体(10)の中心線
    より上方を煙道となし、その上端部に煙突(14)が接
    続され、中心線より下方の壁は炉体(10)の大口径側
    に近接して形成され、該壁にはバーナー(15)のノズ
    ル(27)が開口するようにして設けられ、底部には灰
    出し口(28)が設けられていることを特徴とする回転
    型焼却炉。
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