JP2955837B2 - 二重回転焼却炉 - Google Patents

二重回転焼却炉

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JP2955837B2 JP8041997A JP4199796A JP2955837B2 JP 2955837 B2 JP2955837 B2 JP 2955837B2 JP 8041997 A JP8041997 A JP 8041997A JP 4199796 A JP4199796 A JP 4199796A JP 2955837 B2 JP2955837 B2 JP 2955837B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水分の多い可燃廃
棄物を一体に回転する内外の逆テーパーの燃焼筒で効果
的に完全燃焼させる二重回転焼却炉に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種回転焼却炉は、テーパーの
あるなしに拘らず単胴の筒体で、内部の撹拌羽根や補助
板等の作用によって投入物の拡散や移動速度の調整を行
い燃焼効果を向上させている。しかし鶏糞のような水分
の多い投入物の場合や、燃焼或は乾燥時間の長い燃焼物
を燃やす場合は、全部燃やし切るためには炉筒をかなり
長くする必要があり、燃焼成生物を出口方向に移動させ
るのに長い炉筒を前方に向けて下り勾配を付したものも
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のように燃焼筒が
長い場合は、基端のバーナーから燃焼ガスや燃焼熱が他
端まで届きにくく、そのためバーナーの動力が大きくな
り無駄が大きく、末端には火炎を引っ張るための不自然
な吸引装置を取り付けざるを得ない場合もある。又燃焼
物を送るために末端に向けて下り勾配とするが、軽くな
って上昇する性質の火炎ガスに対して逆向きになるから
火の通りが悪くなり必要以上の燃焼力が必要となり熱効
率が悪くなるなどの問題点があった。この点を解決すべ
く内外の二重燃焼筒により可燃物を反転させて繰り返し
加熱することにより、燃焼筒を短くし、少い動力で水分
の多い可燃廃棄物を効果的に完全燃焼させることを目的
としたもめである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、特に水分の多
い可燃廃棄物を効果的に完全燃焼させるものであって、
周壁を二層にして内部が煙突に通じる温風套をもつホッ
パーの底部に外燃焼筒内に突出せしめたU字底ケーシン
グを設け、当該ケーシングの軸芯に中空軸に螺旋羽根を
付した搬送スクリューを水平に挿通してホッパー端に軸
承せしめ、中空軸の基端にはホッパーの外部に突出する
モーター付きの送風機を設け、中空軸の突出端は螺旋羽
根のない送風管部としてこれに数個の送風管腕を連通枝
設し、各送風管腕にはホッパー側に向けた複数個の噴出
口を設けると共に、その先端でホッパー側を大径とし内
周に複数個の掻き上げ羽根を付し大径側の中央孔がホッ
パーの温風套に連通するテーパー付外燃焼筒を支持し、
該テーパー付の外燃焼筒は周壁を二層にして送風管腕に
連通する冷気套とし、この冷気套からテーパー付外燃焼
筒の内側に向けた複数個の噴気口を開口せしめる。
【0005】更に前記送風管腕には前記中空軸の突出端
を被覆する小径側をホッパー側に向けたテーパー付の内
燃焼筒を保持させ、該テーパー付の内燃焼筒の小径側に
順次内径を小さくして夫々周囲に隙間を形成した筍筒を
突設してケーシングの端部まで被覆せしめ、前記テーパ
ー付の外燃焼筒周壁と小径側の鏡鍔板を動力で駆動され
る駆動ローラに転動可能に転架せしめてテーパー付の外
燃焼筒と共に、内燃焼筒及びスクリューの中空軸とファ
ンが一体に回動するようにし、外燃焼筒には鏡鍔板の中
央に内燃焼筒の内方に向けた燃焼用のバーナーを設け、
大径側の端周を灰落しの金網ロストルとした構成を特徴
とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は特に水分の多い可燃廃棄
物を効率的に完全燃焼させるもので、テーパーの付いた
燃焼筒を囲んで同時に回転する逆方向にテーパーの付い
た燃焼筒を設けることにより、燃焼物の流れを反転させ
て二度加熱し、効率よく完全燃焼させると共に、燃焼筒
を短くして燃焼力に必要とする動力の無駄を省くもので
ある。
【0007】図によって説明すると、1は周壁を二層に
して煙突3に通じる温風套2を形成したホッパーで、底
部に一端を前方の外燃焼筒13内に突出せしめたU字底
ケーシング4を形成し、当該U字底ケーシング4の軸芯
に中空軸5の外周に螺旋羽根6を付した搬送スクリュー
を挿通して基端をホッパーに軸承せしめ、中空軸5の基
端にはホッパー外部に突出するモーター7付きの送風機
8を配設し、中空軸の他端部は螺旋羽根のない送風管部
5aとして複数箇所に放射状に配した送風管腕10を連
通枝設し、この各送風管腕10にはホッパー側に向けた
複数個の噴出口11を設けると共に、それぞれの先端は
大径側がホッパー1に接して回動し中央開口部が温風套
2に連通するテーパーを付した外燃焼筒13を固定支持
する。
【0008】送風管腕10に支持されて中空軸5の送風
管部5aと一体に回動するテーパーを付した外燃焼筒1
3は、周壁を二層に形成して冷風套14となし、これに
送風管腕10を連通せしめ、内壁には複数個の掻き上げ
羽根12を設け更に前記冷風套14からかぎ型にしてホ
ッパー方向に空気を噴気せしめる複数個の噴気口15を
開口せしめる。
【0009】外燃焼筒13の小径側には中央にバーナー
18を設けた鏡鍔板19を形成し、当該鏡鍔板19と外
燃焼筒13の大径側外周壁を駆動ローラ20に転動可能
に転接せしめると共に、外燃焼筒13内中心の中空軸の
送風管部5aを囲んでテーパーの大径側をバーナー側に
開口し、小径側の順次内径を小さくして隙間を保って重
層突設せしめた筍筒16をU字底ケーシング4の一部ま
で包覆せしめたテーパー付きの内燃焼筒17を送風管腕
10と一体にして保持した構成を特徴とした。
【0010】鶏糞など水分の多い廃棄物を燃焼させる場
合、鶏糞等をホッパー1に投入し、バーナー18を起動
して燃焼ガス炎をテーパーの付いた内燃焼筒17の中に
向けて大径側から吹き込むと共に、駆動ローラ20を駆
動して外燃焼筒13を回動せしめると、送風機8からの
空気を導く中空軸5も回転しホッパー1内に位置する螺
旋羽根6が被燃焼物をU字底ケーシング4内を内燃焼筒
17内に送り込み外燃焼筒と共に一体に回動する内燃焼
筒17内で燃焼されることになる。即ち内燃焼筒の送り
込みと反対側の大径側からバーナー18の火炎を吹き入
れ、乾燥が進みつつ送られて来る燃焼物が着火点に達し
て外側の外燃焼筒に落下する折り返し点で強く燃焼され
る。そして筍筒16の隙間から逃がされる燃焼熱によっ
てバーナーの火炎が入り易く奥まで達して燃やし目づま
りしない。この時の燃焼用空気は中空軸5と共に回動し
ながら回転する送風機8からの空気が中空軸5から送風
管腕10を通って内燃焼筒17に開口する噴出口11か
ら噴射され燃焼を助ける。
【0011】折り返し点で強く燃焼され外燃焼筒内に落
下する被燃焼物はバーナー及びその余熱で追い焚きされ
て燃焼を続け更に自己の燃焼熱で燃え続けながら外燃焼
筒内を大径側の大きな空間で充分な空気で二次燃焼し、
内壁の掻き上げ羽根12で掻き上げ撹拌を繰り返しなが
らテーパー壁により煙突に近い大径側に送られ噴出空気
に助けられて完全に燃焼を終え灰は終端部の金網ロスト
ル21から排出される。この時の燃焼用空気は送風管腕
10の噴出口11からと外燃焼筒の冷風套14に設けた
内周壁の噴気口15からホッパー側に向けて噴出される
空気によって受け持たれ、とれは同時に冷風套14内で
外燃焼筒の内壁を冷して外壁までの過熱を防ぐ作用をす
る。バーナーは補助的に使用し、フル稼働する必要はな
い。
【0012】内燃焼筒17内の高温の燃焼熱は一部は筍
筒16の隙間から外燃焼筒13内に噴き出され一部は送
られて来る被燃焼物を加温しながらホッパー1を囲む周
壁の温風套2内に進み投入される鶏糞等の被燃焼物を予
熱しながら煙突3から排出される。
【0013】即ち、ホッパーに投入された被燃焼物は先
ず温風套2で予熱され螺旋羽根6でU字底ケーシング4
内を内燃焼筒17内に送り込まれ、この中で回転されな
がら逆方向から吹き込まれるバーナー18の燃焼ガス炎
の高熱によって一次燃焼される。この場合予熱によって
水分が除かれるので燃焼は速くバーナー18の噴炎はテ
ーパーの大径側からなので入りやすくバーナーの角度を
変えることによって燃焼ガス炎の内燃焼筒と外燃焼筒へ
の噴入割合いの調節も容易となる。
【0014】被燃焼物は内燃焼筒の出口で外燃焼筒に落
下折り返されるが、この折り返し点で最も強く加熱さ
れ、回動する外燃焼筒内では自己の燃焼熱で更に燃焼を
続け、内燃焼筒を外からも加熱しながら自分も放射熱を
受け加熱効果を高めて完全燃焼し、金網ロストル21か
ら灰を排出する。送風機8からの燃焼用空気は外燃焼筒
を冷風套14で冷すと共に内壁から噴出しその燃焼熱は
ホッパーの温風套2で予熱ガスとなる。従って被燃焼物
は折り返し二重に加熱するから往復加熱で無駄がなく加
熱効果大きく水分の多いものでも完全燃焼し、燃焼筒を
著しく短くでき極めて経済的でもある。なおバーナーは
燃焼の初めだけで自己の燃焼熱が発生した時点で止めて
よい。
【0015】
【発明の効果】本発明は回動するテーパー付きの二重壁
の外燃焼筒の内部中央の中空軸に、逆向きにテーパーの
付いた内燃焼筒を同軸上に一体に設け、中央の中空軸に
送り込んだ燃焼用空気は初め外燃焼筒を冷しながら燃焼
ガスとなって投入されたホッパーの可燃物を予熱すると
共にバーナーにより内燃焼筒内で燃焼移動する可燃物が
外燃焼筒内に折り返し落下する時点でバーナー2で強く
加熱され再び自己熱で燃焼移動するので効果釣に完全燃
焼することになり、短い構造とした燃焼筒でしかも鶏糞
のような水分の多い可燃物でも燃焼が速く効率よく完全
燃焼し、バーナーの稼働時間も少くてよく極めて経済的
である効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成の全体側断面図である。
【符号の説明】
1 ホッパー 2 温風套 4 U字底ケーシング 5 中空軸 5a 送風管部 6 螺旋羽根 7 モーター 8 送風機 10 送風管腕 11 噴出口 12 掻き上げ羽根 13 外燃焼筒 14 冷風套 15 噴気口 16 筍筒 17 内燃焼筒 18 バーナー 19 鏡鍔板 20 駆動ローラ 21 金網ロストル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周壁を二層にして温風套2を形成したホ
    ッパー1のU字底ケーシング4に送風機からの空気通路
    となる螺旋羽根6の中空軸5を配設し、当該中空軸5の
    先端部を送風管部5aとしてこれに連通枝設した複数個
    の送風管腕10を、先端部を小径側にしてテーパーを付
    した外燃焼筒13の二層にして形成した周壁の冷風套1
    4に連通固定せしめ、送風管腕10には送風管部5aを
    中心にして外燃焼筒13と逆向きテーパーを付し一端は
    数個の筍筒16でU字底ケーシングを包むようにした内
    燃焼筒17を一体に固定すると共に、外燃焼筒13は小
    径側の鏡鍔板19の中心に内燃焼筒17に向けたバーナ
    ー18を設け、大径側周端に金網ロストル21を設けて
    中央開口部を温風套2に連通せしめると共に、駆動ロー
    ラ20に載設して回転自在となす構成を特徴とした二重
    回転焼却炉。
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JP2010270988A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Japan Livestock Trading Corp 燃焼装置
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