JPH10331976A - シリンダブロック製造治具及びこれを用いたシリンダブロック製造方法 - Google Patents
シリンダブロック製造治具及びこれを用いたシリンダブロック製造方法Info
- Publication number
- JPH10331976A JPH10331976A JP15787797A JP15787797A JPH10331976A JP H10331976 A JPH10331976 A JP H10331976A JP 15787797 A JP15787797 A JP 15787797A JP 15787797 A JP15787797 A JP 15787797A JP H10331976 A JPH10331976 A JP H10331976A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder block
- ceiling plate
- jig
- fixing jig
- block body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡易にシリンダブロックを製造できる治具及
びこれを用いた簡易なシリンダブロック製造方法を提供
すること。 【解決手段】 シリンダブロック製造治具1は、天井板
5に当接する第1の固定治具9と、シリンダブロック本
体3のクランクケース側端部に当接する第2の固定治具
11と、これら第1の固定治具9と第2の固定治具11
とを相互に結合する治具結合部材13から構成され、第
2の固定治具11は天井板5に対応して板状に形成され
ると共に、この第2の固定治具11の天井板5側の平面
には天井板5に形成された所定の貫通孔13a,13
b,13cに嵌合される所定の凸部15。
びこれを用いた簡易なシリンダブロック製造方法を提供
すること。 【解決手段】 シリンダブロック製造治具1は、天井板
5に当接する第1の固定治具9と、シリンダブロック本
体3のクランクケース側端部に当接する第2の固定治具
11と、これら第1の固定治具9と第2の固定治具11
とを相互に結合する治具結合部材13から構成され、第
2の固定治具11は天井板5に対応して板状に形成され
ると共に、この第2の固定治具11の天井板5側の平面
には天井板5に形成された所定の貫通孔13a,13
b,13cに嵌合される所定の凸部15。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダブロック
製造治具及びこれを用いたシリンダブロック製造方法に
かかり、特に超音波振動を印加して各部材を接合してシ
リンダブロックを製造する場合の治具及びこれを用いた
製造方法に関する。
製造治具及びこれを用いたシリンダブロック製造方法に
かかり、特に超音波振動を印加して各部材を接合してシ
リンダブロックを製造する場合の治具及びこれを用いた
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用のエンジン等の水冷式内燃機関
のシリンダブロックは、近年特にアルミ化が進展してい
る。ここで、シリンダブロックの形式としては、いわゆ
るクローズドデッキ式のものとオープンデッキ式のもの
がある。クローズドデッキ式とは、シリンダの周囲部に
冷却水通路が形成されると共に、シリンダヘッド側端面
において、シリンダ側とシリンダブロック側の部材が一
部相互に連結されているものである。一方、オープンデ
ッキ式とは、シリンダの周囲部に冷却水通路が形成され
ると共に、シリンダブロックのシリンダヘッド側端面の
シリンダの周囲部全体が解放されて、冷却水通路がメガ
ネ状に形成されているものである。
のシリンダブロックは、近年特にアルミ化が進展してい
る。ここで、シリンダブロックの形式としては、いわゆ
るクローズドデッキ式のものとオープンデッキ式のもの
がある。クローズドデッキ式とは、シリンダの周囲部に
冷却水通路が形成されると共に、シリンダヘッド側端面
において、シリンダ側とシリンダブロック側の部材が一
部相互に連結されているものである。一方、オープンデ
ッキ式とは、シリンダの周囲部に冷却水通路が形成され
ると共に、シリンダブロックのシリンダヘッド側端面の
シリンダの周囲部全体が解放されて、冷却水通路がメガ
ネ状に形成されているものである。
【0003】ここで、クローズドデッキ式のシリンダブ
ロックは、構造上の理由(いわゆるアンダーカット部の
存在)から、一般的に崩壊性中子を用いた低圧鋳造法に
より製造される。一方、オープンデッキ式のものはダイ
キャスト鋳造法により製造されている。ここで、オープ
ンデッキ式のものは、シリンダブロックのシリンダヘッ
ド側端面の冷却水通路全体が解放されているので、この
領域での機械的強度を確保することが困難である。この
ため、従来より、以下のような改良が提案されている。
ロックは、構造上の理由(いわゆるアンダーカット部の
存在)から、一般的に崩壊性中子を用いた低圧鋳造法に
より製造される。一方、オープンデッキ式のものはダイ
キャスト鋳造法により製造されている。ここで、オープ
ンデッキ式のものは、シリンダブロックのシリンダヘッ
ド側端面の冷却水通路全体が解放されているので、この
領域での機械的強度を確保することが困難である。この
ため、従来より、以下のような改良が提案されている。
【0004】例えば、特開平1−100352号公報
(第1の従来例)では、冷却水通路のシリンダヘッド側
端面に、所定形状のピース部材を溶接固定する、という
提案がなされている。また、特開平1−147145号
公報(第2の従来例)では、第1の従来例と同様に所定
のピース部材を冷却水通路のシリンダヘッド側端面に溶
接固定するものであるが、特に、ピース部材をシリンダ
ブロック本体より高融点のアルミ合金により構成するも
のである。また特開平2−105557号公報(第3の
従来例)では、所定のプラグ部材(ピース部材)をシリ
ンダブロック本体より融点の低い材質で構成し、これを
シリンダブロック本体の所定箇所にアークまたはレーザ
ーなどの熱源により加熱して溶着するものである。
(第1の従来例)では、冷却水通路のシリンダヘッド側
端面に、所定形状のピース部材を溶接固定する、という
提案がなされている。また、特開平1−147145号
公報(第2の従来例)では、第1の従来例と同様に所定
のピース部材を冷却水通路のシリンダヘッド側端面に溶
接固定するものであるが、特に、ピース部材をシリンダ
ブロック本体より高融点のアルミ合金により構成するも
のである。また特開平2−105557号公報(第3の
従来例)では、所定のプラグ部材(ピース部材)をシリ
ンダブロック本体より融点の低い材質で構成し、これを
シリンダブロック本体の所定箇所にアークまたはレーザ
ーなどの熱源により加熱して溶着するものである。
【0005】また、クローズドデッキ式のシリンダブロ
ックを製造する方法として、実開昭63−69740号
公報に開示されているものがある。これは、シリンダブ
ロック本体を上部と下部の二つの部材に分割してそれぞ
れ別個に鋳造する。そして、各部材を相互にボルトで締
結してシリンダブロックを構成するものである。
ックを製造する方法として、実開昭63−69740号
公報に開示されているものがある。これは、シリンダブ
ロック本体を上部と下部の二つの部材に分割してそれぞ
れ別個に鋳造する。そして、各部材を相互にボルトで締
結してシリンダブロックを構成するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来例には以下のような不都合があった。即ち、オー
プンデッキ式のシリンダブロックの冷却水通路に対し、
所定の強化部材を溶接する場合には、通常の溶接方法
(レーザー、アーク溶接等)ではシリンダブロック本体
と強化部材との十分な機械的結合強度を得ることができ
ない。また、外部から加熱する方法では、溶着状態も不
均一になると共に、局部的に熱応力が集中して、強固な
接合力を得ることができない、という不都合を生じてい
た。
た従来例には以下のような不都合があった。即ち、オー
プンデッキ式のシリンダブロックの冷却水通路に対し、
所定の強化部材を溶接する場合には、通常の溶接方法
(レーザー、アーク溶接等)ではシリンダブロック本体
と強化部材との十分な機械的結合強度を得ることができ
ない。また、外部から加熱する方法では、溶着状態も不
均一になると共に、局部的に熱応力が集中して、強固な
接合力を得ることができない、という不都合を生じてい
た。
【0007】また、シリンダブロック本体を二つの部材
から構成し、これらをボルトで締結する構造の場合にお
いては、接合部の気密性を高めるために高性能なガスケ
ットを使用する必要が生じたり、締結箇所の増加に関連
して、機械加工の工程数が増大するため、製造コストの
上昇を招来し、また、エンジンの組立工程数も増大す
る、という不都合を生じていた。
から構成し、これらをボルトで締結する構造の場合にお
いては、接合部の気密性を高めるために高性能なガスケ
ットを使用する必要が生じたり、締結箇所の増加に関連
して、機械加工の工程数が増大するため、製造コストの
上昇を招来し、また、エンジンの組立工程数も増大す
る、という不都合を生じていた。
【0008】更に、他のシリンダブロック製造方法とし
ては、シリンダブロック本体とこのシリンダブロック本
体のシリンダヘッド側端面に接合される天井板とを備
え、これらシリンダブロック本体と天井板とを接合する
場合も考えられる。即ち、オープンデッキ式のシリンダ
ブロック本体に板状の天井板を接合して、クローズドデ
ッキ式のシリンダブロックを製造する方法である。この
場合には、天井板が冷却水通路のシリンダヘッド側端面
を接合する役割を有するため、当該領域の機械的強度は
向上する。しかしながら、シリンダブロック本体と天井
板との位置合わせ等が困難であり、特別な位置合わせ行
程を必要としたり、或いは、シリンダブロック本体と天
井板に位置決め用のピン部材及びこのピン部材に対応す
るピン受け穴を形成しなければならない、という不都合
を生じていた。
ては、シリンダブロック本体とこのシリンダブロック本
体のシリンダヘッド側端面に接合される天井板とを備
え、これらシリンダブロック本体と天井板とを接合する
場合も考えられる。即ち、オープンデッキ式のシリンダ
ブロック本体に板状の天井板を接合して、クローズドデ
ッキ式のシリンダブロックを製造する方法である。この
場合には、天井板が冷却水通路のシリンダヘッド側端面
を接合する役割を有するため、当該領域の機械的強度は
向上する。しかしながら、シリンダブロック本体と天井
板との位置合わせ等が困難であり、特別な位置合わせ行
程を必要としたり、或いは、シリンダブロック本体と天
井板に位置決め用のピン部材及びこのピン部材に対応す
るピン受け穴を形成しなければならない、という不都合
を生じていた。
【0009】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特に、簡易にシリンダブロックを製造できる
治具及びこれを用いた簡易なシリンダブロック製造方法
を提供することを、その目的とする。
を改善し、特に、簡易にシリンダブロックを製造できる
治具及びこれを用いた簡易なシリンダブロック製造方法
を提供することを、その目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明では、相互に別個に製造さ
れたオープンデッキ式のシリンダブロック本体とこのシ
リンダブロック本体のシリンダヘッド側端面に接合され
る天井板とを挟持して相互に固定するシリンダブロック
製造治具において、前記シリンダブロック製造治具を、
前記天井板に当接する第1の固定治具と、前記シリンダ
ブロック本体のクランクケース側端部に当接する第2の
固定治具と、これら第1の固定治具と第2の固定治具と
を相互に結合する治具結合部材から構成し、前記第2の
固定治具を前記天井板に対応して板状に形成すると共
に、この第2の固定治具の天井板側平面に、前記天井板
に形成された所定の貫通孔に嵌合される所定の凸部を設
ける、という構成を採っている。
ために、請求項1記載の発明では、相互に別個に製造さ
れたオープンデッキ式のシリンダブロック本体とこのシ
リンダブロック本体のシリンダヘッド側端面に接合され
る天井板とを挟持して相互に固定するシリンダブロック
製造治具において、前記シリンダブロック製造治具を、
前記天井板に当接する第1の固定治具と、前記シリンダ
ブロック本体のクランクケース側端部に当接する第2の
固定治具と、これら第1の固定治具と第2の固定治具と
を相互に結合する治具結合部材から構成し、前記第2の
固定治具を前記天井板に対応して板状に形成すると共
に、この第2の固定治具の天井板側平面に、前記天井板
に形成された所定の貫通孔に嵌合される所定の凸部を設
ける、という構成を採っている。
【0011】以上のように構成されたことにより、シリ
ンダブロック本体に天井板を当接させた後、第1の固定
治具を天井板に嵌合する。第1の固定治具の凸部が天井
板の貫通孔に嵌合されると、これらの貫通孔に溶融した
亜鉛合金はんだが浸入することが防止される。また、凸
部が天井板を通ってシリンダブロック本体に到達する場
合には、シリンダブロック本体に対する天井板の位置決
めを同時にすることができる。
ンダブロック本体に天井板を当接させた後、第1の固定
治具を天井板に嵌合する。第1の固定治具の凸部が天井
板の貫通孔に嵌合されると、これらの貫通孔に溶融した
亜鉛合金はんだが浸入することが防止される。また、凸
部が天井板を通ってシリンダブロック本体に到達する場
合には、シリンダブロック本体に対する天井板の位置決
めを同時にすることができる。
【0012】また、請求項2記載の発明では、前記治具
結合部材に、所定の弾性力によって常時前記シリンダブ
ロック本体と天井板とを当接させる弾性部材を装備する
という構成を採り、その他の構成は請求項1記載の発明
と同様である。以上のように構成されたことにより、接
合行程においてシリンダブロック本体と天井板とが熱膨
張したり逆に冷却により縮小し、第1の固定治具と第2
の固定治具の相互間距離が変化した場合でも、この変化
を弾性部材が吸収できる。このため、シリンダブロック
本体と天井板との相互間には、常時適切な押圧力が生じ
る。
結合部材に、所定の弾性力によって常時前記シリンダブ
ロック本体と天井板とを当接させる弾性部材を装備する
という構成を採り、その他の構成は請求項1記載の発明
と同様である。以上のように構成されたことにより、接
合行程においてシリンダブロック本体と天井板とが熱膨
張したり逆に冷却により縮小し、第1の固定治具と第2
の固定治具の相互間距離が変化した場合でも、この変化
を弾性部材が吸収できる。このため、シリンダブロック
本体と天井板との相互間には、常時適切な押圧力が生じ
る。
【0013】請求項3記載の発明では、前記シリンダブ
ロック本体のシリンダヘッド側端面に予め亜鉛合金はん
だ層を形成すると共に、前記天井板のシリンダブロック
本体との当接面に亜鉛合金はんだ層を形成し、これらシ
リンダブロック本体と天井板のそれぞれの亜鉛合金はん
だ層を相互に対向させて当接させ、前記シリンダブロッ
ク製造治具によってこれらシリンダブロック本体と天井
板を相互に固定し、しかる後、前記シリンダブロック本
体と天井板の接合領域を溶融亜鉛合金はんだ浴に浸漬す
ると共に、シリンダブロック本体若しくは天井板に超音
波振動を印加し、シリンダブロック本体と天井板を接合
するという構成及び方法を採り、その他の構成は請求項
1又は2記載の発明と同様である。
ロック本体のシリンダヘッド側端面に予め亜鉛合金はん
だ層を形成すると共に、前記天井板のシリンダブロック
本体との当接面に亜鉛合金はんだ層を形成し、これらシ
リンダブロック本体と天井板のそれぞれの亜鉛合金はん
だ層を相互に対向させて当接させ、前記シリンダブロッ
ク製造治具によってこれらシリンダブロック本体と天井
板を相互に固定し、しかる後、前記シリンダブロック本
体と天井板の接合領域を溶融亜鉛合金はんだ浴に浸漬す
ると共に、シリンダブロック本体若しくは天井板に超音
波振動を印加し、シリンダブロック本体と天井板を接合
するという構成及び方法を採り、その他の構成は請求項
1又は2記載の発明と同様である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。本発明のシリンダブロック製造治具は、
図1に示すように、別個に製造されたオープンデッキ式
のシリンダブロック本体(図2参照)3とこのシリンダ
ブロック本体3のシリンダヘッド側端面7に接合される
天井板(図3参照)5とを挟持して相互に固定するもの
である。そして、前記シリンダブロック製造治具1は、
前記天井板5に当接する第1の固定治具9と、前記シリ
ンダブロック本体3のクランクケース側端部に当接する
第2の固定治具11と、これら第1の固定治具9と第2
の固定治具11とを相互に結合する治具結合部材13か
ら構成され、前記第2の固定治具11は前記天井板5に
対応して板状に形成されると共に、この第2の固定治具
11の天井板5側の平面には前記天井板5に形成された
所定の貫通孔13a,13b,13cに嵌合される所定
の凸部15が設けられている。
いて説明する。本発明のシリンダブロック製造治具は、
図1に示すように、別個に製造されたオープンデッキ式
のシリンダブロック本体(図2参照)3とこのシリンダ
ブロック本体3のシリンダヘッド側端面7に接合される
天井板(図3参照)5とを挟持して相互に固定するもの
である。そして、前記シリンダブロック製造治具1は、
前記天井板5に当接する第1の固定治具9と、前記シリ
ンダブロック本体3のクランクケース側端部に当接する
第2の固定治具11と、これら第1の固定治具9と第2
の固定治具11とを相互に結合する治具結合部材13か
ら構成され、前記第2の固定治具11は前記天井板5に
対応して板状に形成されると共に、この第2の固定治具
11の天井板5側の平面には前記天井板5に形成された
所定の貫通孔13a,13b,13cに嵌合される所定
の凸部15が設けられている。
【0015】以下詳細に説明すると、第1の固定治具9
は天井板5に対応して形成された板状部9aと、後述す
る第2の固定治具11と結合するために設けられた腕状
部9bからなる。板状部9aは、シリンダブロック本体
3のシリンダヘッド側端面7の面積より大きな面積を有
して平面矩形に形成されている。そして、当該シリンダ
ブロック製造治具1は3気筒用のシリンダブロックを製
造するものであり、板状部9aの中央には、各シリンダ
に対応した円形開口部17が一列に並んで3個形成され
ている(図1(A)参照)。
は天井板5に対応して形成された板状部9aと、後述す
る第2の固定治具11と結合するために設けられた腕状
部9bからなる。板状部9aは、シリンダブロック本体
3のシリンダヘッド側端面7の面積より大きな面積を有
して平面矩形に形成されている。そして、当該シリンダ
ブロック製造治具1は3気筒用のシリンダブロックを製
造するものであり、板状部9aの中央には、各シリンダ
に対応した円形開口部17が一列に並んで3個形成され
ている(図1(A)参照)。
【0016】第1の固定治具9の天井板5側の平面(下
面)には、図1(A)のX−X線の断面図を表す図1
(B)に示すように、所定の凸部15が形成されてい
る。この凸部15は、天井板5に形成された複数の貫通
孔14a,14b,14cにそれぞれ対応するものであ
る。ここで、天井板5について説明すると、図3に示す
ように、天井板5はシリンダブロック本体(図2参照)
3のシリンダヘッド側端面7の形状に対応して形成され
ている。この天井板5は、シリンダブロック本体3のシ
リンダヘッド側端面7に接合されて、シリンダブロック
本体3の機械的強度を高めると共に、シリンダブロック
本体3の冷却水通路19の一部分を封止する役割を有し
ている。また、天井板5におけるシリンダブロック本体
3のシリンダに対応する位置には、円形貫通孔21が3
個形成されている。尚、第1の固定治具9の円形開口部
17は、天井板5の円形貫通孔21より僅かに大きな直
径で形成されている。これは、シリンダブロック本体3
と天井板5との位置決めが正確になされているか否かの
確認がし易いからである。
面)には、図1(A)のX−X線の断面図を表す図1
(B)に示すように、所定の凸部15が形成されてい
る。この凸部15は、天井板5に形成された複数の貫通
孔14a,14b,14cにそれぞれ対応するものであ
る。ここで、天井板5について説明すると、図3に示す
ように、天井板5はシリンダブロック本体(図2参照)
3のシリンダヘッド側端面7の形状に対応して形成され
ている。この天井板5は、シリンダブロック本体3のシ
リンダヘッド側端面7に接合されて、シリンダブロック
本体3の機械的強度を高めると共に、シリンダブロック
本体3の冷却水通路19の一部分を封止する役割を有し
ている。また、天井板5におけるシリンダブロック本体
3のシリンダに対応する位置には、円形貫通孔21が3
個形成されている。尚、第1の固定治具9の円形開口部
17は、天井板5の円形貫通孔21より僅かに大きな直
径で形成されている。これは、シリンダブロック本体3
と天井板5との位置決めが正確になされているか否かの
確認がし易いからである。
【0017】また、天井板5の円形貫通孔21の周囲部
には、複数種類の貫通孔14a,14b,14cが形成
されている。これらの貫通孔14a,14b,14c
は、シリンダブロック本体3の冷却水通路19に対応し
た冷却水通過孔14aであり、また、図示しないシリン
ダヘッドから流れ落ちる潤滑油をシリンダブロック本体
3側に通過させる潤滑油通過孔14bであり、更にはシ
リンダヘッドをシリンダブロック本体3にヘッド固定ボ
ルト(図示略)で固定する時に使用するボルト穴14c
等である。従って、これらの各貫通孔14a,14b,
14cの平面上の位置は、シリンダブロック本体3のシ
リンダヘッド側端面7に形成される冷却水通路19,潤
滑油通路23及びボルト受穴25と一致している。
には、複数種類の貫通孔14a,14b,14cが形成
されている。これらの貫通孔14a,14b,14c
は、シリンダブロック本体3の冷却水通路19に対応し
た冷却水通過孔14aであり、また、図示しないシリン
ダヘッドから流れ落ちる潤滑油をシリンダブロック本体
3側に通過させる潤滑油通過孔14bであり、更にはシ
リンダヘッドをシリンダブロック本体3にヘッド固定ボ
ルト(図示略)で固定する時に使用するボルト穴14c
等である。従って、これらの各貫通孔14a,14b,
14cの平面上の位置は、シリンダブロック本体3のシ
リンダヘッド側端面7に形成される冷却水通路19,潤
滑油通路23及びボルト受穴25と一致している。
【0018】上記した第1の固定治具9に形成された各
凸部15は、天井板5に形成された各貫通孔14a,1
4b,14cの形状に略一致するものであり、またその
大きさは各貫通孔14a,14b,14cに容易に挿入
できるように、貫通孔14a,14b,14cより僅か
に小さく形成されている。また、各凸部15の高さ方向
は柱状になっている。但し、凸部15の形状は柱状に限
定されるものではなく、各凸部15を天井板5の貫通孔
14a,14b,14cに挿入し易いように、先端部を
細く形成するようにしてもよい。
凸部15は、天井板5に形成された各貫通孔14a,1
4b,14cの形状に略一致するものであり、またその
大きさは各貫通孔14a,14b,14cに容易に挿入
できるように、貫通孔14a,14b,14cより僅か
に小さく形成されている。また、各凸部15の高さ方向
は柱状になっている。但し、凸部15の形状は柱状に限
定されるものではなく、各凸部15を天井板5の貫通孔
14a,14b,14cに挿入し易いように、先端部を
細く形成するようにしてもよい。
【0019】また、上記凸部15の高さは、少なくとも
天井板5の厚み程度であればよいが、天井板5の厚みよ
り高く形成されるもので有れば都合がよい。即ち、凸部
15の高さが天井板5の厚みを超えるものであれば、シ
リンダブロック本体3に天井板5を当接させて、その後
第1の固定治具9を天井板5に嵌合させたときに、各凸
部15がシリンダブロック本体3の各穴23,25にま
で到達する。これにより、シリンダブロック本体3と天
井板5及び第1の固定治具9との水平方向の位置決めが
一度に成し得るからである。
天井板5の厚み程度であればよいが、天井板5の厚みよ
り高く形成されるもので有れば都合がよい。即ち、凸部
15の高さが天井板5の厚みを超えるものであれば、シ
リンダブロック本体3に天井板5を当接させて、その後
第1の固定治具9を天井板5に嵌合させたときに、各凸
部15がシリンダブロック本体3の各穴23,25にま
で到達する。これにより、シリンダブロック本体3と天
井板5及び第1の固定治具9との水平方向の位置決めが
一度に成し得るからである。
【0020】本実施形態では、図1(B)に示すよう
に、天井板5に形成されたほとんどの貫通孔14a,1
4b,14cに対応する凸部15を第1の固定治具5に
形成した。しかしながら、本発明はこれに限定されるも
のではなく、一部の貫通孔にのみ対応する凸部だけを設
けるようにしてもよい。また、本実施形態では凸部15
は第1の固定治具5と一体的に構成されている。しかし
ながら、凸部15を別個に製造して後から必要な箇所に
この凸部15を設置するようにしてもよい。このように
することにより、異なる種類の天井板に第1の固定治具
9を対応させることができる。
に、天井板5に形成されたほとんどの貫通孔14a,1
4b,14cに対応する凸部15を第1の固定治具5に
形成した。しかしながら、本発明はこれに限定されるも
のではなく、一部の貫通孔にのみ対応する凸部だけを設
けるようにしてもよい。また、本実施形態では凸部15
は第1の固定治具5と一体的に構成されている。しかし
ながら、凸部15を別個に製造して後から必要な箇所に
この凸部15を設置するようにしてもよい。このように
することにより、異なる種類の天井板に第1の固定治具
9を対応させることができる。
【0021】また、第1の固定治具9には、図1(B)
及び図1(C)に示すように、その両側端部から腕状部
9bが垂直下方に向かって延設されている。また腕状部
9bは、天井板5の幅方向の略中央部に位置決めされて
いる(図1(A)参照)。この腕状部9bは、断面L字
状の部材であり、最下端部が水平方向に曲折されてい
る。この水平方向の曲折部には、治具結合部材13であ
る所定の結合ボルトが挿入される穴が形成されている。
この穴は、ボルトが通るものであればよいので、ボルト
の径より大きな直径を有している。
及び図1(C)に示すように、その両側端部から腕状部
9bが垂直下方に向かって延設されている。また腕状部
9bは、天井板5の幅方向の略中央部に位置決めされて
いる(図1(A)参照)。この腕状部9bは、断面L字
状の部材であり、最下端部が水平方向に曲折されてい
る。この水平方向の曲折部には、治具結合部材13であ
る所定の結合ボルトが挿入される穴が形成されている。
この穴は、ボルトが通るものであればよいので、ボルト
の径より大きな直径を有している。
【0022】次に、第2の固定治具11について説明す
る。第2の固定治具11は第1の固定治具9の各腕状部
9bに到達する長さで構成されており。その断面形状
は、図1(C)に示すように半円形となっている。断面
形状を半円形としたのは、第2の固定治具11は、シリ
ンダブロック本体3のクランクケース側端部に当接させ
るものだからである。即ち、シリンダブロック本体3の
クランクケース側端部は、クランクシャフト(図示略)
が軸支されるための軸受け部が形成されている。この軸
受け部は、シリンダブロック本体3とクランクケース
(図示略)とで構成されるものであり、シリンダブロッ
ク本体3側は半円形断面となる。従って、この半円形の
軸受け部に第2の固定治具11を嵌合させるために、半
円形になっているものである。但し、この第2の固定治
具11については、固定の際にずれたりしないものであ
れば、その形状は特に限定されるものではない。シリン
ダブロック本体3のクランクケース側端部と当接するよ
うな板状部材であってもよいし、軸受け部及びクランク
ケース側端部と共に当接するようなものでもよい。
る。第2の固定治具11は第1の固定治具9の各腕状部
9bに到達する長さで構成されており。その断面形状
は、図1(C)に示すように半円形となっている。断面
形状を半円形としたのは、第2の固定治具11は、シリ
ンダブロック本体3のクランクケース側端部に当接させ
るものだからである。即ち、シリンダブロック本体3の
クランクケース側端部は、クランクシャフト(図示略)
が軸支されるための軸受け部が形成されている。この軸
受け部は、シリンダブロック本体3とクランクケース
(図示略)とで構成されるものであり、シリンダブロッ
ク本体3側は半円形断面となる。従って、この半円形の
軸受け部に第2の固定治具11を嵌合させるために、半
円形になっているものである。但し、この第2の固定治
具11については、固定の際にずれたりしないものであ
れば、その形状は特に限定されるものではない。シリン
ダブロック本体3のクランクケース側端部と当接するよ
うな板状部材であってもよいし、軸受け部及びクランク
ケース側端部と共に当接するようなものでもよい。
【0023】第2の固定治具11の両端部には、上記し
た第1の固定治具9から延設される治具結合部材13と
してのボルトが締結されるためのネジ穴が形成されてい
る。このネジ穴は第2の固定治具11を貫通しており、
第1の固定治具9と第2の固定治具11との相互間距離
に応じて、任意の位置で締結できるようになっている。
また、ボルトによって第1の固定治具9と第2の固定治
具11が結合する場合には、ボルトと第1の固定治具9
との間に所定のスプリングワッシャ27が配設される。
このスプリングワッシャ27の作用により、第1の固定
治具9と第2の固定治具11との相互間距離が変化した
場合でも、この変化をスプリングワッシャ27で吸収で
きるからである。即ち、後述するように、シリンダブロ
ック本体3と天井板5との接合行程において、常時シリ
ンダブロック本体3と天井板5との接合面に押圧力を付
勢することができるようになる。
た第1の固定治具9から延設される治具結合部材13と
してのボルトが締結されるためのネジ穴が形成されてい
る。このネジ穴は第2の固定治具11を貫通しており、
第1の固定治具9と第2の固定治具11との相互間距離
に応じて、任意の位置で締結できるようになっている。
また、ボルトによって第1の固定治具9と第2の固定治
具11が結合する場合には、ボルトと第1の固定治具9
との間に所定のスプリングワッシャ27が配設される。
このスプリングワッシャ27の作用により、第1の固定
治具9と第2の固定治具11との相互間距離が変化した
場合でも、この変化をスプリングワッシャ27で吸収で
きるからである。即ち、後述するように、シリンダブロ
ック本体3と天井板5との接合行程において、常時シリ
ンダブロック本体3と天井板5との接合面に押圧力を付
勢することができるようになる。
【0024】次に、以上のように構成されたシリンダブ
ロック製造治具1を用いたシリンダブロック製造方法に
ついて説明する。先ず、シリンダブロックの製造に用い
るものは、上記したシリンダブロック製造治具及びシリ
ンダブロック本体(図2参照)3と天井板(図3参照)
5である。
ロック製造治具1を用いたシリンダブロック製造方法に
ついて説明する。先ず、シリンダブロックの製造に用い
るものは、上記したシリンダブロック製造治具及びシリ
ンダブロック本体(図2参照)3と天井板(図3参照)
5である。
【0025】最初にシリンダブロック本体3のシリンダ
ヘッド側端面7と、天井板5のシリンダブロック本体3
との当接面には、予め亜鉛合金はんだ層が形成される。
亜鉛合金はんだ層の形成行程としては、シリンダブロッ
ク本体3及び天井板5を適切な温度(本実施形態では3
60〔℃〕〜370〔℃〕程度)に予熱した後、溶融亜
鉛合金はんだ浴(図示略)中に浸漬する。そして、これ
らを溶融亜鉛合金はんだ浴に浸漬したまま振動板を介し
て超音波振動を印加する。これにより、シリンダブロッ
ク本体3と天井板5の所定領域に亜鉛合金はんだ層が被
覆される。
ヘッド側端面7と、天井板5のシリンダブロック本体3
との当接面には、予め亜鉛合金はんだ層が形成される。
亜鉛合金はんだ層の形成行程としては、シリンダブロッ
ク本体3及び天井板5を適切な温度(本実施形態では3
60〔℃〕〜370〔℃〕程度)に予熱した後、溶融亜
鉛合金はんだ浴(図示略)中に浸漬する。そして、これ
らを溶融亜鉛合金はんだ浴に浸漬したまま振動板を介し
て超音波振動を印加する。これにより、シリンダブロッ
ク本体3と天井板5の所定領域に亜鉛合金はんだ層が被
覆される。
【0026】次に、シリンダブロック本体3と天井板5
とを当接させる。当接させるのは、相互に亜鉛合金はん
だ層が被覆された面である。このとき、当接面には亜鉛
合金はんだ層による僅かな凹凸によって微小な隙間が生
じている。この隙間には、後述するように溶融した亜鉛
合金はんだが浸入して接合を助けるので、製造上の問題
とはならない。
とを当接させる。当接させるのは、相互に亜鉛合金はん
だ層が被覆された面である。このとき、当接面には亜鉛
合金はんだ層による僅かな凹凸によって微小な隙間が生
じている。この隙間には、後述するように溶融した亜鉛
合金はんだが浸入して接合を助けるので、製造上の問題
とはならない。
【0027】シリンダブロック本体3と天井板5とを当
接させた後には、天井板5に第1の固定治具9を嵌合す
る。このとき、第1の固定治具9に形成されてる凸部1
5を天井板5に形成されているそれぞれの貫通孔14
a,14b,14cに合致させる。凸部15が天井板5
の厚さより高く形成されている場合には、シリンダブロ
ック本体3と天井板5との位置決めも同時に行うことが
できる。
接させた後には、天井板5に第1の固定治具9を嵌合す
る。このとき、第1の固定治具9に形成されてる凸部1
5を天井板5に形成されているそれぞれの貫通孔14
a,14b,14cに合致させる。凸部15が天井板5
の厚さより高く形成されている場合には、シリンダブロ
ック本体3と天井板5との位置決めも同時に行うことが
できる。
【0028】次に、シリンダブロック本体3のクランク
ケース側端部の軸受け部に第2の固定治具11を当接さ
せる。そして、第1の固定治具9と第2の固定治具11
とを上記した治具結合部材13であるボルトで結合す
る。結合に際しては、シリンダブロック本体3と天井板
5との当接面に所定の押圧力が生じるように、適度な強
さで固定する。これにより、シリンダブロック本体3と
天井板5とが仮止めされる。図4は、シリンダブロック
本体3と天井板5とがシリンダブロック製造治具1によ
って相互に固定された状態を示す図である。また、図4
(C)は図4(A)のP−P線における断面図であり、
図4(D)は図4(A)のQ−Q線における断面図であ
る。図4(D)に示すように、第1の固定治具9の凸部
15が天井板5の貫通孔14a,14b,14cに嵌合
されている。
ケース側端部の軸受け部に第2の固定治具11を当接さ
せる。そして、第1の固定治具9と第2の固定治具11
とを上記した治具結合部材13であるボルトで結合す
る。結合に際しては、シリンダブロック本体3と天井板
5との当接面に所定の押圧力が生じるように、適度な強
さで固定する。これにより、シリンダブロック本体3と
天井板5とが仮止めされる。図4は、シリンダブロック
本体3と天井板5とがシリンダブロック製造治具1によ
って相互に固定された状態を示す図である。また、図4
(C)は図4(A)のP−P線における断面図であり、
図4(D)は図4(A)のQ−Q線における断面図であ
る。図4(D)に示すように、第1の固定治具9の凸部
15が天井板5の貫通孔14a,14b,14cに嵌合
されている。
【0029】次に、以上のように相互に固定されたシリ
ンダブロック本体3と天井板5を実際に接合する工程に
ついて説明する。先ず、相互に固定されたシリンダブロ
ック本体3と天井板5を所定温度まで加熱する。具体的
な加熱温度としては、約360〜370〔℃〕程度であ
る。このとき、加熱方法としては電気炉内にシリンダブ
ロック本体3等を載置して行う。但し、加熱方法として
はこの他、ガスバーナ等を用いることも可能である。
ンダブロック本体3と天井板5を実際に接合する工程に
ついて説明する。先ず、相互に固定されたシリンダブロ
ック本体3と天井板5を所定温度まで加熱する。具体的
な加熱温度としては、約360〜370〔℃〕程度であ
る。このとき、加熱方法としては電気炉内にシリンダブ
ロック本体3等を載置して行う。但し、加熱方法として
はこの他、ガスバーナ等を用いることも可能である。
【0030】シリンダブロック本体3及び天井板5を加
熱した後には、図5に示すように、両者の当接領域を溶
融亜鉛合金はんだ浴35に浸漬して振動板37に載置す
る。この溶融亜鉛合金はんだ浴35は亜鉛とアルミ等の
合金であり、またその温度は約420〔℃〕程度であ
る。そして、このまま、振動板37を介して当接領域に
超音波振動を印加する。この作業によって、シリンダブ
ロック本体3と天井板5との隙間には溶融した亜鉛合金
はんだが完全に充填される。一方、天井板5の各貫通孔
14a,14b,14cには第1の固定治具9の凸部1
5が嵌合されている。このため、溶融した亜鉛合金はん
だは各貫通孔14a,14b,14cに浸入することは
ない。但し、シリンダブロック本体3のシリンダボアに
は、第1の固定治具9に形成されている円形開口部17
から溶融した亜鉛合金はんだが浸入する。但し、シリン
ダボア内は、接合行程の後、機械加工を施すので特に問
題となることはない。
熱した後には、図5に示すように、両者の当接領域を溶
融亜鉛合金はんだ浴35に浸漬して振動板37に載置す
る。この溶融亜鉛合金はんだ浴35は亜鉛とアルミ等の
合金であり、またその温度は約420〔℃〕程度であ
る。そして、このまま、振動板37を介して当接領域に
超音波振動を印加する。この作業によって、シリンダブ
ロック本体3と天井板5との隙間には溶融した亜鉛合金
はんだが完全に充填される。一方、天井板5の各貫通孔
14a,14b,14cには第1の固定治具9の凸部1
5が嵌合されている。このため、溶融した亜鉛合金はん
だは各貫通孔14a,14b,14cに浸入することは
ない。但し、シリンダブロック本体3のシリンダボアに
は、第1の固定治具9に形成されている円形開口部17
から溶融した亜鉛合金はんだが浸入する。但し、シリン
ダボア内は、接合行程の後、機械加工を施すので特に問
題となることはない。
【0031】ここで、シリンダブロック本体3に超音波
振動を印加する装置の概要を説明すると、図5に示すよ
うに、ヒータ39を内蔵したはんだ槽40に、溶融した
亜鉛合金はんだ35が満たされている。そして、溶融亜
鉛合金はんだ浴35中に所定の振動板37が配置される
と共に、この振動板37に超音波ホーン41が係合され
ている。また、超音波ホーン41には振動子43が接合
されており、発振器45からの信号に基づいて超音波振
動を発生するようになっている。
振動を印加する装置の概要を説明すると、図5に示すよ
うに、ヒータ39を内蔵したはんだ槽40に、溶融した
亜鉛合金はんだ35が満たされている。そして、溶融亜
鉛合金はんだ浴35中に所定の振動板37が配置される
と共に、この振動板37に超音波ホーン41が係合され
ている。また、超音波ホーン41には振動子43が接合
されており、発振器45からの信号に基づいて超音波振
動を発生するようになっている。
【0032】次に、超音波振動の印加行程後は、シリン
ダブロック本体3と天井板5をゆっくりと溶融亜鉛合金
はんだ浴35から引き上げる。そして、必要に応じて、
亜鉛合金はんだの液だれ等を除去する。最後に、亜鉛合
金はんだが凝固した後、治具結合部材13としてのボル
トを取り外し、第1の固定治具9と第2の固定治具11
をシリンダブロック本体3から取り外す。上記したよう
に、第1の固定治具9の凸部15の作用によって、天井
板5の貫通孔14a,14b,14cへの亜鉛合金はん
だの浸入は阻止されている。このため、各貫通孔14
a,14b,14cは何ら機械加工や清浄化作業を施さ
なくても、それぞれの機能を果たすことができる。特
に、当初から小さい貫通孔であっても亜鉛合金はんだの
詰まり等の影響を受けることがない点で、本発明のシリ
ンダブロック製造治具は優れている。
ダブロック本体3と天井板5をゆっくりと溶融亜鉛合金
はんだ浴35から引き上げる。そして、必要に応じて、
亜鉛合金はんだの液だれ等を除去する。最後に、亜鉛合
金はんだが凝固した後、治具結合部材13としてのボル
トを取り外し、第1の固定治具9と第2の固定治具11
をシリンダブロック本体3から取り外す。上記したよう
に、第1の固定治具9の凸部15の作用によって、天井
板5の貫通孔14a,14b,14cへの亜鉛合金はん
だの浸入は阻止されている。このため、各貫通孔14
a,14b,14cは何ら機械加工や清浄化作業を施さ
なくても、それぞれの機能を果たすことができる。特
に、当初から小さい貫通孔であっても亜鉛合金はんだの
詰まり等の影響を受けることがない点で、本発明のシリ
ンダブロック製造治具は優れている。
【0033】そして最後に、シリンダボアの内周壁の切
削等、従来の機械加工を施し、シリンダスリーブ(図示
略)の圧入等を行うことで、クローズドデッキ式のシリ
ンダブロックが完成する。
削等、従来の機械加工を施し、シリンダスリーブ(図示
略)の圧入等を行うことで、クローズドデッキ式のシリ
ンダブロックが完成する。
【0034】次に、第1の固定治具9と第2の固定治具
11とを結合する治具結合部材47の他の実施例につい
て説明する。上記した実施形態ではボルト13によって
両固定治具9,11を結合していた。しかしながら、本
実施例では、ワンタッチ式で所定の弾性部材を装備した
治具結合部材47を用いる。
11とを結合する治具結合部材47の他の実施例につい
て説明する。上記した実施形態ではボルト13によって
両固定治具9,11を結合していた。しかしながら、本
実施例では、ワンタッチ式で所定の弾性部材を装備した
治具結合部材47を用いる。
【0035】図6及び図7は弾性部材として所定のコイ
ルバネ49を用いた治具結合部材47である。先ず、第
1の固定治具の腕状部9bには、第1のフック部材51
が配設されている。このフック部材51は、後述するバ
ックル部材53の回転中心となるものである。また、第
2の固定治具11の端部側壁には、第2のフック部材5
5が配設されている。この第2のフック部材55は、バ
ックル部材53の結合端部57が係合されるものであ
る。
ルバネ49を用いた治具結合部材47である。先ず、第
1の固定治具の腕状部9bには、第1のフック部材51
が配設されている。このフック部材51は、後述するバ
ックル部材53の回転中心となるものである。また、第
2の固定治具11の端部側壁には、第2のフック部材5
5が配設されている。この第2のフック部材55は、バ
ックル部材53の結合端部57が係合されるものであ
る。
【0036】上記した第1のフック部材51と第2のフ
ック部材55との相互間に配設されるバックル部材53
は、図6に示すように第1のフック部材51に係合され
るレバー部59と第2のフック部材に係合される結合端
部57とによりなる。そして、結合端部57はレバー部
59に固定される側と第2のフック部材55に係合され
る側が相互に別個に設けられている。これら別個に設け
られた各連結部の相互間には、弾性部材としてのコイル
バネ49が装備されている。従って、当該治具結合部材
47で第1の固定治具9と第2の固定治具11とを結合
した場合、何らかの原因で第1の固定治具9と第2の固
定治具11との相互間距離が変化した場合でも、この変
化を柔軟に吸収することができる。また、第1の固定治
具と第2の固定治具の着脱を容易且つ迅速に行うことが
できる。
ック部材55との相互間に配設されるバックル部材53
は、図6に示すように第1のフック部材51に係合され
るレバー部59と第2のフック部材に係合される結合端
部57とによりなる。そして、結合端部57はレバー部
59に固定される側と第2のフック部材55に係合され
る側が相互に別個に設けられている。これら別個に設け
られた各連結部の相互間には、弾性部材としてのコイル
バネ49が装備されている。従って、当該治具結合部材
47で第1の固定治具9と第2の固定治具11とを結合
した場合、何らかの原因で第1の固定治具9と第2の固
定治具11との相互間距離が変化した場合でも、この変
化を柔軟に吸収することができる。また、第1の固定治
具と第2の固定治具の着脱を容易且つ迅速に行うことが
できる。
【0037】以上のように構成された治具結合部材47
を用いてシリンダブロックを製造する場合には、上記し
たシリンダブロック本体3と天井板5とを当接させると
共に、これらを第1の固定治具9と第2の固定治具11
とで挟持する。そして、コイルバネ49を用いた治具結
合部材47で固定する。このとき、ボルトを介して第1
の固定治具9と第2の固定治具11を結合する場合と比
較して、容易且つ迅速に両者を結合することができる。
一方、溶融亜鉛合金はんだ浴35での接合行程が終了し
た後には、当該治具結合部材47をワンタッチで取り外
すことができるので、製造効率が飛躍的に向上する。
を用いてシリンダブロックを製造する場合には、上記し
たシリンダブロック本体3と天井板5とを当接させると
共に、これらを第1の固定治具9と第2の固定治具11
とで挟持する。そして、コイルバネ49を用いた治具結
合部材47で固定する。このとき、ボルトを介して第1
の固定治具9と第2の固定治具11を結合する場合と比
較して、容易且つ迅速に両者を結合することができる。
一方、溶融亜鉛合金はんだ浴35での接合行程が終了し
た後には、当該治具結合部材47をワンタッチで取り外
すことができるので、製造効率が飛躍的に向上する。
【0038】ここで、治具結合部材47に弾性部材を装
備する例として、バックル部材53とコイルバネ49を
組み合わせる場合を説明した。しかしながら、本発明は
これに限定されるものではなく、例えば、ボルトで固定
する場合に、スプリングワッシャに代えてコイルバネを
装備するようにしてもよいし、第1の固定治具と第2の
固定治具との各フック部材51,55の相互間に、単純
にバネ部材を装備するような構成であってもよい。即
ち、本発明の意図する点は、第1の固定治具9と第2の
固定治具11とを弾性的に固定できるようにすることで
ある。
備する例として、バックル部材53とコイルバネ49を
組み合わせる場合を説明した。しかしながら、本発明は
これに限定されるものではなく、例えば、ボルトで固定
する場合に、スプリングワッシャに代えてコイルバネを
装備するようにしてもよいし、第1の固定治具と第2の
固定治具との各フック部材51,55の相互間に、単純
にバネ部材を装備するような構成であってもよい。即
ち、本発明の意図する点は、第1の固定治具9と第2の
固定治具11とを弾性的に固定できるようにすることで
ある。
【0039】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、請求項1記載の発明では、シリン
ダブロック製造治具を、天井板に当接する第1の固定治
具と、シリンダブロック本体のクランクケース側端部に
当接する第2の固定治具と、これら第1の固定治具と第
2の固定治具とを相互に結合する治具結合部材から構成
し、第2の固定治具を前記天井板に対応して板状に形成
すると共に、この第2の固定治具の天井板側平面に、天
井板に形成された所定の貫通孔に嵌合される所定の凸部
を設けた。
ので、これによると、請求項1記載の発明では、シリン
ダブロック製造治具を、天井板に当接する第1の固定治
具と、シリンダブロック本体のクランクケース側端部に
当接する第2の固定治具と、これら第1の固定治具と第
2の固定治具とを相互に結合する治具結合部材から構成
し、第2の固定治具を前記天井板に対応して板状に形成
すると共に、この第2の固定治具の天井板側平面に、天
井板に形成された所定の貫通孔に嵌合される所定の凸部
を設けた。
【0040】このため、シリンダブロック本体と天井板
との接合に際して両者の接合領域を溶融した亜鉛合金は
んだ浴に浸漬しても、第1の固定治具に形成された凸部
によって天井板の貫通孔への溶融亜鉛合金はんだの浸入
が防止される。特に小さな貫通孔の詰まりも有効に防止
されるので、接合後の清浄化作業とが不要となる、とい
う優れた効果を生じる。加えて、第1の固定治具の凸部
を天井板の厚さより高く形成した場合には、この凸部が
天井板を超えてシリンダブロック本体にまで到達するの
で、シリンダブロック本体に対する天井板の位置決めを
同時に行うことができる、という優れた効果を生じる。
との接合に際して両者の接合領域を溶融した亜鉛合金は
んだ浴に浸漬しても、第1の固定治具に形成された凸部
によって天井板の貫通孔への溶融亜鉛合金はんだの浸入
が防止される。特に小さな貫通孔の詰まりも有効に防止
されるので、接合後の清浄化作業とが不要となる、とい
う優れた効果を生じる。加えて、第1の固定治具の凸部
を天井板の厚さより高く形成した場合には、この凸部が
天井板を超えてシリンダブロック本体にまで到達するの
で、シリンダブロック本体に対する天井板の位置決めを
同時に行うことができる、という優れた効果を生じる。
【0041】また、請求項2記載の発明では、治具結合
部材に、所定の弾性力によって常時シリンダブロック本
体と天井板とを当接させる弾性部材を装備した。このた
め、接合行程中にシリンダブロック本体と天井板との当
接面との隙間が変化し、第1の固定治具と第2の固定治
具との相互間距離が変化した場合でも、この弾性部材を
備えた治具結合部材の作用によって、シリンダブロック
本体と天井板との相互間には、常時適切な当接圧力が生
じるようになっている。
部材に、所定の弾性力によって常時シリンダブロック本
体と天井板とを当接させる弾性部材を装備した。このた
め、接合行程中にシリンダブロック本体と天井板との当
接面との隙間が変化し、第1の固定治具と第2の固定治
具との相互間距離が変化した場合でも、この弾性部材を
備えた治具結合部材の作用によって、シリンダブロック
本体と天井板との相互間には、常時適切な当接圧力が生
じるようになっている。
【0042】更に、請求項3記載の発明では、請求項1
又は2記載のシリンダブロック製造治具を用いてシリン
ダブロックを製造するのでシリンダブロック本体に対し
て天井板を確実且つ強固に接合できる。このため、クロ
ーズドデッキ式のシリンダブロックと同等の強度を有す
るシリンダブロックを簡易に製造することができる、と
いう優れた効果を生じる。
又は2記載のシリンダブロック製造治具を用いてシリン
ダブロックを製造するのでシリンダブロック本体に対し
て天井板を確実且つ強固に接合できる。このため、クロ
ーズドデッキ式のシリンダブロックと同等の強度を有す
るシリンダブロックを簡易に製造することができる、と
いう優れた効果を生じる。
【図1】本発明の第一の実施形態を示す図であり、図1
(A)はシリンダブロック製造治具の平面図を示し、図
1(B)は図1(A)のX−X線における断面図を示
し、図1(C)は図1(A)のY−Y線における断面図
を示す。
(A)はシリンダブロック製造治具の平面図を示し、図
1(B)は図1(A)のX−X線における断面図を示
し、図1(C)は図1(A)のY−Y線における断面図
を示す。
【図2】本発明のシリンダブロックを示す平面図であ
る。
る。
【図3】本発明の天井板を示す図であり、図3(A)は
平面図を示し、図3(B)は側面図を示す。
平面図を示し、図3(B)は側面図を示す。
【図4】本発明のシリンダブロック製造治具でシリンダ
ブロック本体と天井板を固定した状態を示す図であり、
図4(A)は平面図を示し、図4(B)は側面図を示
し、図4(C)は図4(A)のP−P線における断面図
を示し、図4(D)は図4(A)のQ−Q線における断
面図を示す。
ブロック本体と天井板を固定した状態を示す図であり、
図4(A)は平面図を示し、図4(B)は側面図を示
し、図4(C)は図4(A)のP−P線における断面図
を示し、図4(D)は図4(A)のQ−Q線における断
面図を示す。
【図5】シリンダブロック本体と天井板とを溶融亜鉛合
金はんだ浴内で接合する状態を説明する断面図である。
金はんだ浴内で接合する状態を説明する断面図である。
【図6】本発明のシリンダブロック製造治具に用いる治
具結合部材の他の実施例を示す斜視図である。
具結合部材の他の実施例を示す斜視図である。
【図7】図6に開示した治具結合部材の正面図である。
1 シリンダブロック製造治具 3 シリンダブロック本体 5 天井板 7 シリンダヘッド側端面 9 第1の固定治具 11 第2の固定治具 13 治具結合部材 14a,14b,14c 貫通孔 15 凸部 19 冷却水通路 21 円形貫通孔
Claims (3)
- 【請求項1】 相互に別個に製造されたオープンデッキ
式のシリンダブロック本体とこのシリンダブロック本体
のシリンダヘッド側端面に接合される天井板とを挟持し
て相互に固定するシリンダブロック製造治具において、 前記シリンダブロック製造治具を、前記天井板に当接す
る第1の固定治具と、前記シリンダブロック本体のクラ
ンクケース側端部に当接する第2の固定治具と、これら
第1の固定治具と第2の固定治具とを相互に結合する治
具結合部材から構成し、 前記第2の固定治具を前記天井板に対応して板状に形成
すると共に、この第2の固定治具の天井板側平面に、前
記天井板に形成された所定の貫通孔に嵌合される所定の
凸部を設けたことを特徴とするシリンダブロック製造治
具。 - 【請求項2】 前記治具結合部材に、所定の弾性力によ
って常時前記シリンダブロック本体と天井板とを当接さ
せる弾性部材を装備したことを特徴とする請求項1記載
のシリンダブロック製造治具。 - 【請求項3】 前記シリンダブロック本体のシリンダヘ
ッド側端面に予め亜鉛合金はんだ層を形成すると共に、
前記天井板のシリンダブロック本体との当接面に亜鉛合
金はんだ層を形成し、 これらシリンダブロック本体と天井板のそれぞれの亜鉛
合金はんだ層を相互に対向させて当接させ、前記シリン
ダブロック製造治具によってこれらシリンダブロック本
体と天井板を相互に固定し、 しかる後、前記シリンダブロック本体と天井板の接合領
域を溶融亜鉛合金はんだ浴に浸漬すると共に、シリンダ
ブロック本体若しくは天井板に超音波振動を印加し、シ
リンダブロック本体と天井板を接合することを特徴とす
る請求項1又は2記載のシリンダブロック製造治具を用
いたシリンダブロック製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15787797A JPH10331976A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | シリンダブロック製造治具及びこれを用いたシリンダブロック製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15787797A JPH10331976A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | シリンダブロック製造治具及びこれを用いたシリンダブロック製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10331976A true JPH10331976A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15659370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15787797A Withdrawn JPH10331976A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | シリンダブロック製造治具及びこれを用いたシリンダブロック製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10331976A (ja) |
-
1997
- 1997-05-30 JP JP15787797A patent/JPH10331976A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH071023B2 (ja) | 内燃機関用シリンダライナー | |
JP2001241551A (ja) | シリンダヘッドガスケット | |
JPH10331976A (ja) | シリンダブロック製造治具及びこれを用いたシリンダブロック製造方法 | |
JPH0258034B2 (ja) | ||
JPH06218560A (ja) | シリンダブロックの製造方法 | |
JPH09209824A (ja) | シリンダブロックの製造方法 | |
JP3293452B2 (ja) | シリンダブロックの製造方法 | |
JPH09323166A (ja) | アルミニウムの接合方法 | |
JPH0988581A (ja) | 排気マニホルドの製造方法 | |
JP3546626B2 (ja) | 構造材の接合方法 | |
JP3557795B2 (ja) | シリンダブロックの製造方法 | |
JP2003048074A (ja) | プロジェクション溶接方法および溶接部材 | |
JPH09177623A (ja) | インテークマニホールドの製造方法 | |
JP2003193920A (ja) | 樹脂製インテークマニホールドおよびその製造方法 | |
JPS6142467A (ja) | デイ−ゼルエンジンの副燃焼室製造方法 | |
JPS6227321Y2 (ja) | ||
JPS6350419Y2 (ja) | ||
JPH10146670A (ja) | 管状部材の接合方法 | |
JPH0328390B2 (ja) | ||
JPS638273A (ja) | セラミツクス部材と金属部材の結合方法 | |
JP2000192866A (ja) | インテ―クマニホ―ルド | |
KR200328523Y1 (ko) | 클래드층 접합체 | |
JPH10159665A (ja) | 吸気マニホルド | |
JPH11153066A (ja) | エンジンの吸気マニホールド | |
JPH0684177U (ja) | オイルクーラ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040803 |