JPH10331789A - 電動ポンプ - Google Patents

電動ポンプ

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JPH10331789A
JPH10331789A JP14504197A JP14504197A JPH10331789A JP H10331789 A JPH10331789 A JP H10331789A JP 14504197 A JP14504197 A JP 14504197A JP 14504197 A JP14504197 A JP 14504197A JP H10331789 A JPH10331789 A JP H10331789A
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JP
Japan
Prior art keywords
rotor
stator
flow path
salient poles
motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP14504197A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyasu Takura
敏靖 田倉
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Filing date
Publication date
Application filed by TEC CORP filed Critical TEC CORP
Priority to JP14504197A priority Critical patent/JPH10331789A/ja
Publication of JPH10331789A publication Critical patent/JPH10331789A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】小形軽量化を図り、信頼性も向上する。 【解決手段】ロータ組立5内にステータ組立4を収納
し、ロータ組立は内周部に複数の突極永久磁石52を形
成するとともにその突極永久磁石の間に軸方向に連通し
た凹部56を形成し、ステータ組立の外周部と凹部とで
軸方向の流路を形成する。また、ロータ組立の端部に回
転ファン55を設けるとともにロータ組立の端部外側に
整流板12を設け、さらに、回転軸53の一端側に斜流
遠心ファン54を固定する。そして、ロータの回転によ
り、液体を斜流遠心ファンから回転ファンを介して流路
に送り込み、流路から整流板を通して排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータの内部に流
路を形成する電動ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、モータの内部に流路を形成する電
動ポンプとしては、例えば、特開昭52−79302号
公報に記載されたものが知られている。これは、ドーナ
ツ状断面の円筒形ケーシング内に円筒形のパイプを設
け、これによりモータ固定子を密封し、また、ケーシン
グの中心空洞部にモータの回転するシャフト及びロータ
支えを回転自在に設け、その軸端に羽根車を取付け、液
体を吸入口からシャフトの内部を通して吐出側に流すよ
うになっているものが記載されている。
【0003】また、ケーシング内に円環状のステータを
設け、このステータ内にキャンパイプを貫通させ、この
キャンパイプの内側にロータ支えを配設してその内側を
流路とし、また、ロータ支えの吐出側端部に羽根車を一
体に形成して回転軸により回転させるとともにロータ支
えを回転軸に固定し、ロータ、ロータ支え、回転軸を軸
受けに回転自在に支持し、ロータ及び羽根車の回転によ
り、吸入口から吸い込まれた液体を回転軸とロータ支え
との間を通して羽根車に導き、さらにこの羽根車から吐
出口に導くようになっているものが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
電動ポンプは、モータ部と羽根車を設けたポンプ室が別
体となっているため、モータの組立て後に羽根車を取付
けることになり、大形化する問題があった。また、液体
をシャフトの内部や回転軸とロータ支えとの間を通して
流す構成になっているため、このための流路をロータ内
に確保しなければならずモータの外形も大きくならざる
を得ない問題があった。
【0005】そこで各請求項記載の発明は、モータがポ
ンプ室も兼用しているので、小形軽量化を図ることがで
きるとともに液体シールのような消耗部品が不用となり
信頼性を向上できる電動ポンプを提供する。また、請求
項2及び3記載の発明は、さらに、効率を向上できる電
動ポンプを提供する。また、請求項5記載の発明は、さ
らに、液体に混入した異物によってロータがロックされ
るのを極力防止できる電動ポンプを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ロータ内にステータを配置したモータの内部に流路を形
成する電動ポンプにおいて、ロータの内周部に複数の突
極を形成するとともにその突極間に軸方向に連通した凹
部を形成し、ステータの外周部とロータの凹部とにより
軸方向の流路を形成したことにある。
【0007】請求項2記載の発明は、ロータ内にステー
タを配置したモータの内部に流路を形成する電動ポンプ
において、ロータの内周部に複数の突極を形成するとと
もにその突極間に軸方向に連通した凹部を形成し、ステ
ータの外周部とロータの凹部とにより軸方向の流路を形
成し、かつロータの端部に回転ファンを設けたことにあ
る。
【0008】請求項3記載の発明は、ロータ内にステー
タを配置したモータの内部に流路を形成する電動ポンプ
において、ロータの内周部に複数の突極を形成するとと
もにその突極間に軸方向に連通した凹部を形成し、ステ
ータの外周部とロータの凹部とにより軸方向の流路を形
成し、かつロータの端部外側に整流板を設けたことにあ
る。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
いずれか1記載の電動ポンプにおいて、ロータの突極間
の凹部で軸流ファンを形成したことにある。請求項5記
載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1記載の電動ポ
ンプにおいて、ロータの回転軸の一端に遠心ファンを取
付けたことにある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1に示すように、円環状
のフレーム1の内部下端中央部にステータ固定部材2を
支持部材3によりフレーム1の内周面に支持して固定
し、このステータ固定部材2に円柱状のステータ組立
(以下、単にステータと称する。)4を取付けている。
【0011】前記ステータ4は、図3に示すような6極
の同形状磁極41を60度ピッチで設けるとともに中心
部に後述するロータの回転軸を通すための孔42を開け
たステータコア43を設け、このステータコア43の各
磁極に励磁巻線44を反時計回り方向に順にA相、B
相、C相、A相、B相、C相として巻装している。そし
て、各相をY結線又はΔ結線にて配線処理し外部に3本
のリード線を引き出し、かつ、周囲をポリエステル等の
絶縁性樹脂45でモールドし防水処理している。各リー
ド線には位相が120度異なる3相交流を印加し、その
周波数を変えることによって回転速度を可変できるよう
になっている。
【0012】前記フレーム1とステータ4の外周との間
に円筒状のロータ組立(以下、単にロータと称する。)
5を回転自在に設けている。前記ロータ5は、図3に示
すように、ロータヨーク51の内周面に4極の突極永久
磁石52を等間隔に配置している。そして、前記ロータ
ヨーク51の内部上端に中心部に回転軸53の一端側を
固定した斜流遠心ファン54を固定している。すなわ
ち、前記回転軸53は、図2に示すように、斜流遠心フ
ァン54を介して前記ロータヨーク51に固定されてい
る。また、前記ロータヨーク51の内部上端に回転ファ
ン55を固定している。前記ロータヨーク51の内周面
に配置した4極の突極永久磁石52は、図2に示すよう
に、回転軸方向に斜傾して形成しており、この各突極永
久磁石52の間は軸方向に連通した凹部56を形成して
いる。そして、前記ステータ4の外周部と前記凹部56
により軸方向の流路を形成し、また、ロータ5の内周面
に形成した凹部56により軸流ファンを形成する。
【0013】前記ロータ5は、前記ステータ4をフレー
ム1内に組込んだ後、組込むことになるが、その場合、
回転軸53の他端側を軸受6に挿入し、さらにステータ
コア43の孔42に挿入する。そして、回転軸53の他
端側を孔42から突出させた後、もう一つの軸受7に挿
入し、さらにワッシャ8に挿入した後Cリング9を回転
軸53の溝53aに嵌込んで取付ける。そして、前記ロ
ータ5の組込みが終了すると前記フレーム1の内部上端
に中央に液体の吸込口10を設けたファンカバー11を
取付ける。
【0014】前記フレーム1の内部下端にはそのフレー
ム1の内周面に沿って等間隔に複数枚の整流板12を取
付けている。この電動ポンプは、ロータ5が回転する
と、図中矢印で示すように、吸込口10から液体が吸込
まれ、斜流遠心ファン54によりロータ5の凹部56と
ステータ4の外周部とで形成された流路に効率よく導か
れる。そして、流路に導かれた液体は、凹部56による
軸流ファンとしての作用により効率よく整流板12を設
けた側に流れ、この整流板12を介して外部に押し出さ
れることになる。
【0015】次にこの電動ポンプのロータ4の回転動作
を図3及び図4を使用して述べる。今、ロータ5の各突
極永久磁石52の位置と極性及びステータ4の磁極41
が図3の(a) に示すような状態にある場合に、ステータ
4のA相コイルがS極に、B相コイルがN極に励磁され
ていると、ロータ磁極はこの位置で安定している。この
状態でB相コイルの励磁を停止し、C相コイルをN極に
励磁すると、ロータ5は図3の(b) に示すように反時計
方向に30度ステップ回転する。
【0016】続いて、A相コイルの励磁を停止し、B相
コイルをS極に励磁すると、ロータ5は図4の(a) に示
すように反時計方向にさらに30度ステップ回転する。
続いて、C相コイルの励磁を停止し、A相コイルをN極
に励磁すると、ロータ5は図4の(b) に示すように反時
計方向にさらに30度ステップ回転する。続いて、B相
コイルの励磁を停止し、C相コイルをS極に励磁する
と、ロータ5は図4の(c) に示すように反時計方向にさ
らに30度ステップ回転する。続いて、A相コイルの励
磁を停止し、B相コイルをN極に励磁すると、ロータ5
は図4の(d) に示すように反時計方向にさらに30度ス
テップ回転する。以下、同様にしてステータ4の各相の
コイルの励磁を切替えることでロータ5は反時計方向に
30度ずつステップ回転するようになる。
【0017】このように、ロータ5の内周部に回転軸5
3の軸方向に連通した凹部56を形成し、この凹部56
とステータ4の外周部とで流路を形成し、しかも、凹部
56で軸流ファンを形成しているので、モータコイルエ
ンド部の無駄なスペースを活用でき、また、ポンプ室を
別途設ける必要がなく、小形軽量化を図ることができ
る。また、ポンプ室を別途設ける必要がないので、液体
シールのような消耗部品を使用してポンプ室とモータ部
とを連結するということがなくなり信頼性を向上でき
る。
【0018】また、ロータ5の端部に回転ファン55を
設けているので、吸込口10から吸込まれる液体を流路
に効率よく導くことができる。また、ロータ5の端部外
側に整流板12を設けているので、流路を流れる液体を
効率よく外部に送り出すことができる。さらに、ロータ
5の回転軸53の一端に斜流遠心ファン54を取付けて
いるので、吸込口10から吸込まれる液体を回転ファン
55を介して流路に効率よく導くことができる。従っ
て、全体としてモータの効率を向上することができる。
【0019】また、ステータ4を中央部に配置している
ので、ステータ4を小さくすることができ、同一発生ト
ルク当たりのモータ外径を小さくでき、小形化及びコス
ト低下を図ることができる。また、液体中に混入した土
砂などの異物は遠心力の作用により外方を通過すること
になるため、ステータ4とロータ5との間のギャップに
異物が詰まってロータ5がロックする恐れは無い。ま
た、ロータ5の外周側にも流路が形成されるので、流路
面積が増加し、この点においても効率を向上することが
できる。さらに、ステータ4の励磁相の切替えを逆方向
にすればロータ5を逆方向に回転でき、これにより液体
を逆に整流板12側から吸込んで吸込口10側から吐き
出すこともできる。従って、モータの正逆転動作により
給排水が容易にできる。
【0020】なお、この実施の形態では4極突極構造の
ロータ組立を使用したものについて述べたが必ずしもこ
れに限定するものでないのは勿論である。また、この実
施の形態ではロータ組立の端部に回転ファンを設けた
り、端部外側に整流板を設けたものについて述べたが必
ずしもこれに限定するものではなく、整流板や回転ファ
ンを省略してもよい。その他、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で種々変形できるものである。
【0021】
【発明の効果】以上、各請求項記載の発明によれば、モ
ータがポンプ室も兼用しているので、小形軽量化を図る
ことができ、また、液体シールのような消耗部品が不要
となるので信頼性を向上できる。また、請求項2及び3
記載の発明によれば、さらに、効率を向上できる。ま
た、請求項5記載の発明によれば、さらに、液体に混入
した異物によってロータがロックされるのを極力防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すポンプ全体の断面
図。
【図2】同実施の形態におけるロータ組立の断面図。
【図3】同実施の形態におけるロータの回転動作を説明
するための図。
【図4】同実施の形態におけるロータの回転動作を説明
するための図。
【符号の説明】
4…ステータ組立 5…ロータ組立 43…ステータコア 44…励磁巻線 51…ロータヨーク 52…突極永久磁石 53…回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02K 1/32 H02K 1/32 D 9/06 9/06 B G

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータ内にステータを配置したモータの
    内部に流路を形成する電動ポンプにおいて、前記ロータ
    の内周部に複数の突極を形成するとともにその突極間に
    軸方向に連通した凹部を形成し、前記ステータの外周部
    と前記ロータの凹部とにより軸方向の流路を形成したこ
    とを特徴とする電動ポンプ。
  2. 【請求項2】 ロータ内にステータを配置したモータの
    内部に流路を形成する電動ポンプにおいて、前記ロータ
    の内周部に複数の突極を形成するとともにその突極間に
    軸方向に連通した凹部を形成し、前記ステータの外周部
    と前記ロータの凹部とにより軸方向の流路を形成し、か
    つ前記ロータの端部に回転ファンを設けたことを特徴と
    する電動ポンプ。
  3. 【請求項3】 ロータ内にステータを配置したモータの
    内部に流路を形成する電動ポンプにおいて、前記ロータ
    の内周部に複数の突極を形成するとともにその突極間に
    軸方向に連通した凹部を形成し、前記ステータの外周部
    と前記ロータの凹部とにより軸方向の流路を形成し、か
    つ前記ロータの端部外側に整流板を設けたことを特徴と
    する電動ポンプ。
  4. 【請求項4】 ロータの突極間の凹部で軸流ファンを形
    成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1記
    載の電動ポンプ。
  5. 【請求項5】 ロータの回転軸の一端に遠心ファンを取
    付けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1記
    載の電動ポンプ。
JP14504197A 1997-06-03 1997-06-03 電動ポンプ Pending JPH10331789A (ja)

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JP14504197A JPH10331789A (ja) 1997-06-03 1997-06-03 電動ポンプ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001336494A (ja) * 2000-05-29 2001-12-07 Nidec Shibaura Corp ポンプ装置
CN110159544A (zh) * 2018-02-14 2019-08-23 日本电产三协株式会社 泵装置
JP2020058194A (ja) * 2018-10-04 2020-04-09 トヨタ自動車株式会社 回転電機

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JP2001336494A (ja) * 2000-05-29 2001-12-07 Nidec Shibaura Corp ポンプ装置
CN110159544A (zh) * 2018-02-14 2019-08-23 日本电产三协株式会社 泵装置
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