JPH1033170A - 酵素含有造粒物及びその製造法 - Google Patents
酵素含有造粒物及びその製造法Info
- Publication number
- JPH1033170A JPH1033170A JP19745896A JP19745896A JPH1033170A JP H1033170 A JPH1033170 A JP H1033170A JP 19745896 A JP19745896 A JP 19745896A JP 19745896 A JP19745896 A JP 19745896A JP H1033170 A JPH1033170 A JP H1033170A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- enzyme
- powder
- water
- substance
- granulated product
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Glanulating (AREA)
- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 酵素粉塵が発生せず、酵素活性発現の良好な
造粒物の提供。 【解決手段】 低融点物質粒子を核とし酵素粉体が付着
した造粒物の表面に水分散性又は水溶性の粉体を付着せ
しめた酵素含有造粒物及びその製造法。
造粒物の提供。 【解決手段】 低融点物質粒子を核とし酵素粉体が付着
した造粒物の表面に水分散性又は水溶性の粉体を付着せ
しめた酵素含有造粒物及びその製造法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は酵素粉塵が発生せ
ず、かつ酵素活性の発現が良好な酵素含有造粒物及びそ
の製造法に関する。
ず、かつ酵素活性の発現が良好な酵素含有造粒物及びそ
の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】酵素は、医薬品、洗浄剤、食品等に広く
配合されており、その流通形態は粉末、顆粒、錠剤等様
々である。使用性及び酵素活性の発現性からは、粉末及
び顆粒が好ましい。
配合されており、その流通形態は粉末、顆粒、錠剤等様
々である。使用性及び酵素活性の発現性からは、粉末及
び顆粒が好ましい。
【0003】しかしながら、酵素、特にプロテアーゼは
アレルギー性の呼吸器疾患や皮膚障害を起こすことか
ら、その粉塵対策は極めて重要である。酵素粉塵の飛散
防止策としては、酵素を造粒する方法が考えられるが、
造粒物を強固にしたり、コーティングすると酵素活性の
発現が遅延又は、不充分になるという欠点があった。
アレルギー性の呼吸器疾患や皮膚障害を起こすことか
ら、その粉塵対策は極めて重要である。酵素粉塵の飛散
防止策としては、酵素を造粒する方法が考えられるが、
造粒物を強固にしたり、コーティングすると酵素活性の
発現が遅延又は、不充分になるという欠点があった。
【0004】特にプロテアーゼを含有する食品改質剤
(特開平7−313107号公報)等のような酵素含有
食品添加剤においては、酵素活性の発現の遅延はさけな
ければならない。
(特開平7−313107号公報)等のような酵素含有
食品添加剤においては、酵素活性の発現の遅延はさけな
ければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は酵素
粉塵の発生がなく、かつ酵素活性の発現が良好な酵素含
有造粒物及びその製造法を提供するものである。
粉塵の発生がなく、かつ酵素活性の発現が良好な酵素含
有造粒物及びその製造法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は酵素
の造粒技術について種々検討してきたところ、酵素を造
粒するにあたり、低融点物質を核として酵素粉体をその
表面に付着させることにより酵素粉塵の発生は防止でき
るものの、得られた造粒物が凝集してしまい、良好な造
粒物が得られなかった。そこで、更に検討を続けたとこ
ろ、造粒後の冷却時に水分散性又は水溶性の粉体を添加
すれば、低融点物質を核とし、その表面に酵素粉体、更
にその上層に水分散性又は水溶性の粉体が付着した造粒
物が得られ、この造粒物が酵素粉塵の発生防止及び酵素
活性発現の両者ともに良好な性能を有することを見出
し、本発明を完成するに至った。
の造粒技術について種々検討してきたところ、酵素を造
粒するにあたり、低融点物質を核として酵素粉体をその
表面に付着させることにより酵素粉塵の発生は防止でき
るものの、得られた造粒物が凝集してしまい、良好な造
粒物が得られなかった。そこで、更に検討を続けたとこ
ろ、造粒後の冷却時に水分散性又は水溶性の粉体を添加
すれば、低融点物質を核とし、その表面に酵素粉体、更
にその上層に水分散性又は水溶性の粉体が付着した造粒
物が得られ、この造粒物が酵素粉塵の発生防止及び酵素
活性発現の両者ともに良好な性能を有することを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、低融点物質粒子を核
とし酵素粉体が付着した造粒物の表面に水分散性又は水
溶性の粉体を付着せしめたことを特徴とする酵素含有造
粒物を提供するものである。
とし酵素粉体が付着した造粒物の表面に水分散性又は水
溶性の粉体を付着せしめたことを特徴とする酵素含有造
粒物を提供するものである。
【0008】また、本発明は、低融点物質粒子及び酵素
粉体を含有する混合物を低融点物質の融点以上に加熱し
造粒し、次いで水分散性又は水溶性の粉体の存在下に攪
拌下冷却することを特徴とする前記酵素含有造粒物の製
造法を提供するものである。
粉体を含有する混合物を低融点物質の融点以上に加熱し
造粒し、次いで水分散性又は水溶性の粉体の存在下に攪
拌下冷却することを特徴とする前記酵素含有造粒物の製
造法を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の造粒物は、低融点物質を
核とし、その核の表面上に酵素粉体が付着し、更にその
上層に水分散性又は水溶性の粉体が付着したものであ
る。ここで、低融点物質とは、融点が100℃以下の室
温で固体の物質であり、融点が30〜100℃、特に4
0〜80℃の物質が好ましい。また、かかる低融点物質
の平均粒径は、その表面に酵素粉体を付着させる核とな
るものであることから、50〜1200μm が好まし
く、特に100〜600μm が好ましい。
核とし、その核の表面上に酵素粉体が付着し、更にその
上層に水分散性又は水溶性の粉体が付着したものであ
る。ここで、低融点物質とは、融点が100℃以下の室
温で固体の物質であり、融点が30〜100℃、特に4
0〜80℃の物質が好ましい。また、かかる低融点物質
の平均粒径は、その表面に酵素粉体を付着させる核とな
るものであることから、50〜1200μm が好まし
く、特に100〜600μm が好ましい。
【0010】このような低融点物質としては、例えばス
テアリン酸等の脂肪酸類、硬化油類、ポリエチレングリ
コール類、高級アルコール類、モノグリセリド若しくは
ジグリセリドとポリカルボン酸とのエステル、ソルビタ
ン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポ
リグリセリン縮合リシノレイン酸エステル及びレシチン
からなる群より選ばれる少なくとも一種が挙げられる。
テアリン酸等の脂肪酸類、硬化油類、ポリエチレングリ
コール類、高級アルコール類、モノグリセリド若しくは
ジグリセリドとポリカルボン酸とのエステル、ソルビタ
ン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポ
リグリセリン縮合リシノレイン酸エステル及びレシチン
からなる群より選ばれる少なくとも一種が挙げられる。
【0011】本発明酵素造粒物における酵素がプロテア
ーゼであり、造粒物が肉改質剤として用いられる場合に
は、肉改質作用の点から、これらの低融点物質としては
モノグリセリド若しくはジグリセリドとポリカルボン酸
とのエステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン
酸エステル及びレシチンからなる群より選ばれる少なく
とも一種が好ましい。
ーゼであり、造粒物が肉改質剤として用いられる場合に
は、肉改質作用の点から、これらの低融点物質としては
モノグリセリド若しくはジグリセリドとポリカルボン酸
とのエステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン
酸エステル及びレシチンからなる群より選ばれる少なく
とも一種が好ましい。
【0012】モノグリセリド又はジグリセリドとポリカ
ルボン酸とのエステルにおけるモノグリセリドを構成す
る脂肪酸残基としては、例えば、グルコン酸残基、乳酸
残基、そして炭素数2〜24の飽和又は不飽和の脂肪酸
残基を挙げることができる。またジグリセリドを構成す
る脂肪酸残基は、上記モノグリセリドを構成する脂肪酸
残基として挙げた脂肪酸残基、後述するポリカルボン酸
残基あるいはこれらが混合されたものを挙げることがで
きる。本発明におけるモノグリセリドあるいはジグリセ
リドを構成する脂肪酸残基は、好ましくは、炭素数8〜
22の飽和又は不飽和の脂肪酸残基(更に好ましくは炭
素数12〜18の飽和又は不飽和の脂肪酸残基)であ
る。
ルボン酸とのエステルにおけるモノグリセリドを構成す
る脂肪酸残基としては、例えば、グルコン酸残基、乳酸
残基、そして炭素数2〜24の飽和又は不飽和の脂肪酸
残基を挙げることができる。またジグリセリドを構成す
る脂肪酸残基は、上記モノグリセリドを構成する脂肪酸
残基として挙げた脂肪酸残基、後述するポリカルボン酸
残基あるいはこれらが混合されたものを挙げることがで
きる。本発明におけるモノグリセリドあるいはジグリセ
リドを構成する脂肪酸残基は、好ましくは、炭素数8〜
22の飽和又は不飽和の脂肪酸残基(更に好ましくは炭
素数12〜18の飽和又は不飽和の脂肪酸残基)であ
る。
【0013】上記ポリカルボン酸としては、例えば、シ
ュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン
酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸などの飽和
ジカルボン酸;マレイン酸、メチルマレイン酸、フマル
酸、メチルフマル酸などの不飽和ジカルボン酸;リンゴ
酸、酒石酸、クエン酸などのヒドロキシカルボン酸;ヒ
ドロキシカルボン酸の水酸基が酢酸、あるいはシュウ酸
等の上記で挙げたカルボン酸で全部又は一部がエステル
化されたカルボン酸(例、ジアセチル酒石酸)を挙げる
ことができる。上記飽和ジカルボン酸残基の中では、コ
ハク酸が特に好ましい。
ュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン
酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸などの飽和
ジカルボン酸;マレイン酸、メチルマレイン酸、フマル
酸、メチルフマル酸などの不飽和ジカルボン酸;リンゴ
酸、酒石酸、クエン酸などのヒドロキシカルボン酸;ヒ
ドロキシカルボン酸の水酸基が酢酸、あるいはシュウ酸
等の上記で挙げたカルボン酸で全部又は一部がエステル
化されたカルボン酸(例、ジアセチル酒石酸)を挙げる
ことができる。上記飽和ジカルボン酸残基の中では、コ
ハク酸が特に好ましい。
【0014】上記モノグリセリド又はジグリセリドとポ
リカルボン酸とで得られるエステルは、その反応に関与
しないカルボン酸のプロトンが、遊離状態であっても良
いし、また塩を形成していても良い。塩を形成する対イ
オンとしては、例えば、カリウム、ナトリウム、カルシ
ウム、マグネシウム、及びアルミニウムなどのイオンを
挙げることができる。
リカルボン酸とで得られるエステルは、その反応に関与
しないカルボン酸のプロトンが、遊離状態であっても良
いし、また塩を形成していても良い。塩を形成する対イ
オンとしては、例えば、カリウム、ナトリウム、カルシ
ウム、マグネシウム、及びアルミニウムなどのイオンを
挙げることができる。
【0015】上記エステルは、モノグリセリドあるいは
ジグリセリドとポリカルボン酸との反応モル数、脂肪酸
残基の種類などによって数種の構造のものが得られ、通
常はこれらの混合物として得られる。本発明では、モノ
グリセリド又はジグリセリドとポリカルボン酸との反応
モル数(混合比)が1:1により得られたものであるこ
とが好ましい。
ジグリセリドとポリカルボン酸との反応モル数、脂肪酸
残基の種類などによって数種の構造のものが得られ、通
常はこれらの混合物として得られる。本発明では、モノ
グリセリド又はジグリセリドとポリカルボン酸との反応
モル数(混合比)が1:1により得られたものであるこ
とが好ましい。
【0016】本発明においては、モノグリセリドとポリ
カルボン酸とのエステル、及び/又はジグリセリドとポ
リカルボン酸とのエステルが含まれているが、これらの
両者が含まれている場合の両者の含有量比は特に限定さ
れない。本発明においては、上記モノグリセリド又はジ
グリセリドと飽和ジカルボン酸とのエステル、あるいは
モノグリセリド又はジグリセリドとヒドロキシカルボン
酸の水酸基が酢酸で全部又は一部がエステル化されたカ
ルボン酸とのエステルが好ましい。中でも、炭素数12
〜18の飽和又は不飽和の脂肪酸のモノグリセリドとコ
ハク酸とのエステル、又は炭素数12〜18の飽和又は
不飽和の脂肪酸のモノグリセリドとジアセチル酒石酸と
のエステルが好ましい。
カルボン酸とのエステル、及び/又はジグリセリドとポ
リカルボン酸とのエステルが含まれているが、これらの
両者が含まれている場合の両者の含有量比は特に限定さ
れない。本発明においては、上記モノグリセリド又はジ
グリセリドと飽和ジカルボン酸とのエステル、あるいは
モノグリセリド又はジグリセリドとヒドロキシカルボン
酸の水酸基が酢酸で全部又は一部がエステル化されたカ
ルボン酸とのエステルが好ましい。中でも、炭素数12
〜18の飽和又は不飽和の脂肪酸のモノグリセリドとコ
ハク酸とのエステル、又は炭素数12〜18の飽和又は
不飽和の脂肪酸のモノグリセリドとジアセチル酒石酸と
のエステルが好ましい。
【0017】本発明において、ソルビタン脂肪酸エステ
ルは、その構成脂肪酸残基が炭素数16以下の飽和又は
不飽和の脂肪酸を有するものが利用できる。好ましくは
炭素数12〜16の飽和又は不飽和の脂肪酸を有するも
のであり、更に飽和脂肪酸を構成脂肪酸残基とするもの
が好ましい。またそのエステル化度は1〜3のもの、す
なわち、モノ、ジそしてトリエステルが通常利用される
が、本発明においては特にモノエステルが好ましい。
ルは、その構成脂肪酸残基が炭素数16以下の飽和又は
不飽和の脂肪酸を有するものが利用できる。好ましくは
炭素数12〜16の飽和又は不飽和の脂肪酸を有するも
のであり、更に飽和脂肪酸を構成脂肪酸残基とするもの
が好ましい。またそのエステル化度は1〜3のもの、す
なわち、モノ、ジそしてトリエステルが通常利用される
が、本発明においては特にモノエステルが好ましい。
【0018】本発明において、ポリグリセリンは、グリ
セリンの平均重合度が通常1〜10のものが使用される
が、本発明においては、平均重合度4〜10のものが好
ましく、更に好ましくは6〜10のものである。またポ
リグリセリンと反応させる脂肪酸は、炭素数2〜24の
飽和又は不飽和の脂肪酸であるが、好ましくは炭素数1
6〜18の飽和又は不飽和の脂肪酸である。これらの脂
肪酸は混合物として用いても良い。
セリンの平均重合度が通常1〜10のものが使用される
が、本発明においては、平均重合度4〜10のものが好
ましく、更に好ましくは6〜10のものである。またポ
リグリセリンと反応させる脂肪酸は、炭素数2〜24の
飽和又は不飽和の脂肪酸であるが、好ましくは炭素数1
6〜18の飽和又は不飽和の脂肪酸である。これらの脂
肪酸は混合物として用いても良い。
【0019】本発明で用いるポリグリセリン脂肪酸エス
テルとしては、上記構成脂肪酸の種類、グリセリンの重
合度、あるいはエステル化度により種々のものが適用可
能であるが、特にヘキサグリセリンと炭素数18の飽和
脂肪酸とからなるエステルであって、平均エステル化度
が1〜5のエステルが好ましい。あるいはまたデカグリ
セリンと炭素数18の不飽和脂肪酸とからなるエステル
であって、平均エステル化度が4〜6のエステルが好ま
しい。またこれらは併用しても良い。
テルとしては、上記構成脂肪酸の種類、グリセリンの重
合度、あるいはエステル化度により種々のものが適用可
能であるが、特にヘキサグリセリンと炭素数18の飽和
脂肪酸とからなるエステルであって、平均エステル化度
が1〜5のエステルが好ましい。あるいはまたデカグリ
セリンと炭素数18の不飽和脂肪酸とからなるエステル
であって、平均エステル化度が4〜6のエステルが好ま
しい。またこれらは併用しても良い。
【0020】本発明において、ポリグリセリン縮合リシ
ノレイン酸エステルは、平均重合度2以上のグリセリン
と縮合度が2以上のリシノレイン酸とのエステルが使用
できるが、本発明においては、平均重合度4〜10のグ
リセリンと縮合度が3〜5のリシノレイン酸とのエステ
ルが好ましい。特に好ましい例としては、テトラグリセ
リン縮合リシノレート、ヘキサグリセリン縮合リシノレ
ートを挙げることができる。
ノレイン酸エステルは、平均重合度2以上のグリセリン
と縮合度が2以上のリシノレイン酸とのエステルが使用
できるが、本発明においては、平均重合度4〜10のグ
リセリンと縮合度が3〜5のリシノレイン酸とのエステ
ルが好ましい。特に好ましい例としては、テトラグリセ
リン縮合リシノレート、ヘキサグリセリン縮合リシノレ
ートを挙げることができる。
【0021】本発明においては、レシチンは、卵黄、大
豆等の動植物から抽出した、60〜70%のリン脂質を
含む所謂クルード(粗製)レシチン(リン脂質混合物)
と称されるペースト状のものを処理精製、例えばアセト
ン不溶分としてレシチン分を分画した高純度レシチン
(アセトン不溶分90重量%以上)、酵素処理による分
画レシチン、あるいは溶剤処理による分画レシチンなど
何れのタイプのものも使用が可能である。なお、通常の
レシチンは、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエ
タノールアミン、ホスファチジルイノシトール、ホスフ
ァチジルグリセロール、ホスファチジン酸、及びホスフ
ァチジルセリン(またこれらのリゾ体を含む)を主な成
分として含む。
豆等の動植物から抽出した、60〜70%のリン脂質を
含む所謂クルード(粗製)レシチン(リン脂質混合物)
と称されるペースト状のものを処理精製、例えばアセト
ン不溶分としてレシチン分を分画した高純度レシチン
(アセトン不溶分90重量%以上)、酵素処理による分
画レシチン、あるいは溶剤処理による分画レシチンなど
何れのタイプのものも使用が可能である。なお、通常の
レシチンは、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエ
タノールアミン、ホスファチジルイノシトール、ホスフ
ァチジルグリセロール、ホスファチジン酸、及びホスフ
ァチジルセリン(またこれらのリゾ体を含む)を主な成
分として含む。
【0022】本発明で使用するレシチンは、ホスファチ
ジルイノシトールを25重量%以上(更に好ましくは、
30重量%以上)含むものが好ましい。またホスファチ
ジルコリンの含有量は、25重量%以下(更に好ましく
は、20重量%以下)であることが好ましい。またレシ
チンを構成する脂肪酸残基としては、炭素数8〜22の
飽和又は不飽和脂肪酸が好ましく、中でも炭素数16〜
18の不飽和脂肪酸が最適である。ホスファチジルイノ
シトールを25重量%以上含むレシチンは、前記溶剤分
画法やクロマトグラフ法などの分画処理により得ること
ができる。
ジルイノシトールを25重量%以上(更に好ましくは、
30重量%以上)含むものが好ましい。またホスファチ
ジルコリンの含有量は、25重量%以下(更に好ましく
は、20重量%以下)であることが好ましい。またレシ
チンを構成する脂肪酸残基としては、炭素数8〜22の
飽和又は不飽和脂肪酸が好ましく、中でも炭素数16〜
18の不飽和脂肪酸が最適である。ホスファチジルイノ
シトールを25重量%以上含むレシチンは、前記溶剤分
画法やクロマトグラフ法などの分画処理により得ること
ができる。
【0023】本発明に用いられる酵素としては、プロテ
アーゼ、エステラーゼ、カルボヒドラーゼ等が挙げられ
るが、このうちプロテアーゼが好ましい。プロテアーゼ
としてはペプシン、トリプシン、キモトリプシン、コラ
ーゲナーゼ、ケラチナーゼ、エラスターゼ、ズブチリシ
ン、パパイン、アミノペプチダーゼ、カルボキシペプチ
ダーゼ等を挙げることができる。またプロテアーゼの起
源としても制限はないが、食品用、例えば肉改質剤の場
合には、例えば、パパインやブロメライン等の植物由来
のもの、すい臓抽出物等の動物由来のもの、あるいはか
び等の微生物由来のものなどを挙げることができる。こ
れらは単独で用いても良いし、二種以上を併用しても良
い。これらの中では、麹菌由来のプロテアーゼが好まし
い。
アーゼ、エステラーゼ、カルボヒドラーゼ等が挙げられ
るが、このうちプロテアーゼが好ましい。プロテアーゼ
としてはペプシン、トリプシン、キモトリプシン、コラ
ーゲナーゼ、ケラチナーゼ、エラスターゼ、ズブチリシ
ン、パパイン、アミノペプチダーゼ、カルボキシペプチ
ダーゼ等を挙げることができる。またプロテアーゼの起
源としても制限はないが、食品用、例えば肉改質剤の場
合には、例えば、パパインやブロメライン等の植物由来
のもの、すい臓抽出物等の動物由来のもの、あるいはか
び等の微生物由来のものなどを挙げることができる。こ
れらは単独で用いても良いし、二種以上を併用しても良
い。これらの中では、麹菌由来のプロテアーゼが好まし
い。
【0024】また、酵素は粉体、特に平均粒径1〜10
0μm 、更に1〜50μm の粉体として用いるのが好ま
しい。
0μm 、更に1〜50μm の粉体として用いるのが好ま
しい。
【0025】本発明に用いられる水分散性又は水溶性の
粉体は、低融点物質粒子と酵素粉体との有核造粒物の表
面に付着して造粒物同士の凝集を防止し、かつ酵素粉塵
の発生を防止するとともに、得られた造粒物中酵素の活
性を損なわずに発揮させる粉体である。このような粉体
としては、前記低融点物質よりも10℃以上高いもので
あることが好ましく、更に平均粒径0.1〜100μm
、特に0.1〜50μm の粉体であることが好まし
い。
粉体は、低融点物質粒子と酵素粉体との有核造粒物の表
面に付着して造粒物同士の凝集を防止し、かつ酵素粉塵
の発生を防止するとともに、得られた造粒物中酵素の活
性を損なわずに発揮させる粉体である。このような粉体
としては、前記低融点物質よりも10℃以上高いもので
あることが好ましく、更に平均粒径0.1〜100μm
、特に0.1〜50μm の粉体であることが好まし
い。
【0026】このような粉体としては、例えばセルロー
ス、二酸化ケイ素、乳糖、澱粉類、炭酸塩、リン酸塩、
酸化チタン、タルク、ゼオライト、活性白土、カオリン
等が挙げられる。このうち、本発明造粒物が食品用の場
合にはセルロース、二酸化ケイ素、乳糖、澱粉類、炭酸
塩及びリン酸塩から選ばれる1種以上が好ましい。
ス、二酸化ケイ素、乳糖、澱粉類、炭酸塩、リン酸塩、
酸化チタン、タルク、ゼオライト、活性白土、カオリン
等が挙げられる。このうち、本発明造粒物が食品用の場
合にはセルロース、二酸化ケイ素、乳糖、澱粉類、炭酸
塩及びリン酸塩から選ばれる1種以上が好ましい。
【0027】本発明の酵素含有造粒物の特に好ましい態
様としては、酵素がプロテアーゼであり;低融点物質が
モノグリセリド若しくはジグリセリドとポリカルボン酸
とのエステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン
酸エステル、及びレシチンからなる群より選ばれる少な
くとも一種であり;水分散性又は水溶性の粉体がセルロ
ース、二酸化ケイ素、乳糖、澱粉類、炭酸塩及びリン酸
塩から選ばれる粉体である場合である。この酵素含有造
粒物は、プロテアーゼ及び低融点物質の両者が肉改質作
用を有するため、肉改質剤として有用である。
様としては、酵素がプロテアーゼであり;低融点物質が
モノグリセリド若しくはジグリセリドとポリカルボン酸
とのエステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン
酸エステル、及びレシチンからなる群より選ばれる少な
くとも一種であり;水分散性又は水溶性の粉体がセルロ
ース、二酸化ケイ素、乳糖、澱粉類、炭酸塩及びリン酸
塩から選ばれる粉体である場合である。この酵素含有造
粒物は、プロテアーゼ及び低融点物質の両者が肉改質作
用を有するため、肉改質剤として有用である。
【0028】本発明の酵素造粒物を製造するには、低融
点物質粒子及び酵素粉体を含有する混合物を低融点物質
の融点以上に加熱し造粒し、次いで水分散性又は水溶性
の粉体の存在下に攪拌下冷却すればよい。
点物質粒子及び酵素粉体を含有する混合物を低融点物質
の融点以上に加熱し造粒し、次いで水分散性又は水溶性
の粉体の存在下に攪拌下冷却すればよい。
【0029】ここで加熱温度は用いる低融点物質の融点
以上であればよく、例えば低融点物質としてコハク酸モ
ノグリセリド(C16−C18)(融点40〜70℃)を用
いた場合には80℃程度が好ましい。また、造粒法とし
ては攪拌造粒が好ましく、攪拌転動造粒が特に好まし
い。
以上であればよく、例えば低融点物質としてコハク酸モ
ノグリセリド(C16−C18)(融点40〜70℃)を用
いた場合には80℃程度が好ましい。また、造粒法とし
ては攪拌造粒が好ましく、攪拌転動造粒が特に好まし
い。
【0030】ここで低融点物質粒子と酵素粉体との使用
量は、重量比で90:10〜10:90、特に70:3
0〜30:70が好ましい。
量は、重量比で90:10〜10:90、特に70:3
0〜30:70が好ましい。
【0031】次いで水分散性又は水溶性の粉体を添加し
て攪拌下に冷却するが、ここで用いる粉体の量は、有核
造粒物100重量部に対して1〜30重量部、特に5〜
20重量部が好ましい。また冷却操作も、攪拌装置、特
に攪拌転動装置を運転しつつ行うのが好ましい。
て攪拌下に冷却するが、ここで用いる粉体の量は、有核
造粒物100重量部に対して1〜30重量部、特に5〜
20重量部が好ましい。また冷却操作も、攪拌装置、特
に攪拌転動装置を運転しつつ行うのが好ましい。
【0032】また得られる本発明造粒物の平均粒径は6
0〜1400μm 、特に100〜800μm が好まし
い。このような粒径に調整するには、酵素粉体に乳糖、
芒硝等の賦形剤を添加してもよい。賦形剤の添加によ
り、酵素粉塵防止効果が更に向上するが、過剰の添加は
造粒物あたりの酵素含量の低下になるので、賦形剤の添
加量は酵素と低融点物質の合計量100重量部に対し、
1〜100重量部、特に1〜50重量部が好ましい。ま
た、賦形剤は、低融点物質及び酵素と混合して添加する
のが好ましい。
0〜1400μm 、特に100〜800μm が好まし
い。このような粒径に調整するには、酵素粉体に乳糖、
芒硝等の賦形剤を添加してもよい。賦形剤の添加によ
り、酵素粉塵防止効果が更に向上するが、過剰の添加は
造粒物あたりの酵素含量の低下になるので、賦形剤の添
加量は酵素と低融点物質の合計量100重量部に対し、
1〜100重量部、特に1〜50重量部が好ましい。ま
た、賦形剤は、低融点物質及び酵素と混合して添加する
のが好ましい。
【0033】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【0034】実施例1 平均粒径20μm の麹菌由来のプロテアーゼ(酵素含有
量:23%、新日本化学工業(株)製)1200g及び
平均粒径100μm のコハク酸モノグリセリド(炭素数
16〜18(炭素数18を主体)の飽和モノグリセリド
とコハク酸との混合比が1:1のエステル、花王(株)
製)800gを、攪拌転動造粒機に仕込み、ジャケット
を70℃に加熱し、アジテータとチョッパーを回転させ
ながら攪拌造粒した。造粒が完了した時点(アジテータ
の電流値により測定)で、ジャケットを冷却し、平均粒
径20μm の結晶セルロース400gを添加し、品温が
40℃になるまでアジテータ及びチョッパーを回転させ
ながら冷却した。
量:23%、新日本化学工業(株)製)1200g及び
平均粒径100μm のコハク酸モノグリセリド(炭素数
16〜18(炭素数18を主体)の飽和モノグリセリド
とコハク酸との混合比が1:1のエステル、花王(株)
製)800gを、攪拌転動造粒機に仕込み、ジャケット
を70℃に加熱し、アジテータとチョッパーを回転させ
ながら攪拌造粒した。造粒が完了した時点(アジテータ
の電流値により測定)で、ジャケットを冷却し、平均粒
径20μm の結晶セルロース400gを添加し、品温が
40℃になるまでアジテータ及びチョッパーを回転させ
ながら冷却した。
【0035】その結果、平均粒径180μm (75μm
以上850μm 以下が90%以上)の本発明酵素含有造
粒物が得られた。この造粒物は水に対して分散性が良好
で、その酵素活性の発現性は酵素粉体を直接使用する場
合と同等であった。
以上850μm 以下が90%以上)の本発明酵素含有造
粒物が得られた。この造粒物は水に対して分散性が良好
で、その酵素活性の発現性は酵素粉体を直接使用する場
合と同等であった。
【0036】また、得られた造粒物を水面上に2g/mi
nで1時間振りかけた後、この大気をハイボリュームサ
ンプラーにより800l/minの吸引速度で1時間吸引
して回収した粉塵中の蛋白量及び酵素活性を測定した。
その結果、本発明造粒物では、大気中の蛋白量と有意差
はなく、また酵素活性は検出限界以下であった。
nで1時間振りかけた後、この大気をハイボリュームサ
ンプラーにより800l/minの吸引速度で1時間吸引
して回収した粉塵中の蛋白量及び酵素活性を測定した。
その結果、本発明造粒物では、大気中の蛋白量と有意差
はなく、また酵素活性は検出限界以下であった。
【0037】なお、セルロース添加前の造粒物を走査型
電子顕微鏡で観察したところ、コハク酸モノグリセリド
を核とし、その表面に酵素が付着していた。また、セル
ロースを添加して冷却後の造粒物を走査型電子顕微鏡で
観察したところ、上記の造粒物の表面にセルロースが付
着していた。
電子顕微鏡で観察したところ、コハク酸モノグリセリド
を核とし、その表面に酵素が付着していた。また、セル
ロースを添加して冷却後の造粒物を走査型電子顕微鏡で
観察したところ、上記の造粒物の表面にセルロースが付
着していた。
【0038】実施例2 平均粒径20μm の麹菌由来のプロテアーゼ(実施例1
と同じ)600g、平均粒径100μm のコハク酸モノ
グリセリド(実施例1と同じ)800g及び乳糖600
gを攪拌転動造粒機に仕込み実施例1と同様にして攪拌
造粒した。また、実施例1と同様にジャケットを冷却
し、平均粒径20μm の結晶セルロース400gを添加
して攪拌冷却した。
と同じ)600g、平均粒径100μm のコハク酸モノ
グリセリド(実施例1と同じ)800g及び乳糖600
gを攪拌転動造粒機に仕込み実施例1と同様にして攪拌
造粒した。また、実施例1と同様にジャケットを冷却
し、平均粒径20μm の結晶セルロース400gを添加
して攪拌冷却した。
【0039】その結果、平均粒径250μm (75μm
以上850μm 以下が90%以上)の本発明酵素含有造
粒物が得られた。この造粒物は実施例1で得た造粒物と
同等の酵素活性発現性を有していた。また、酵素粉塵発
生は、ほとんどなかった。
以上850μm 以下が90%以上)の本発明酵素含有造
粒物が得られた。この造粒物は実施例1で得た造粒物と
同等の酵素活性発現性を有していた。また、酵素粉塵発
生は、ほとんどなかった。
【0040】また、乳糖添加量を100g〜1000g
に変化させて上記と同様にして酵素含有造粒物を調製し
た。得られた造粒物も上記と同様に酵素活性発現が良好
で、酵素粉塵はほとんど発生しなかった。
に変化させて上記と同様にして酵素含有造粒物を調製し
た。得られた造粒物も上記と同様に酵素活性発現が良好
で、酵素粉塵はほとんど発生しなかった。
【0041】比較例1 実施例1及び2の冷却操作においてセルロースを添加し
ないで造粒したところ、造粒物が冷却過程で凝集してし
まい、粒状物は得られなかった。
ないで造粒したところ、造粒物が冷却過程で凝集してし
まい、粒状物は得られなかった。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば酵素粉塵の発生がなく、
かつ酵素活性発現の良好な酵素含有造粒物が得られる。
かつ酵素活性発現の良好な酵素含有造粒物が得られる。
Claims (10)
- 【請求項1】 低融点物質粒子を核とし酵素粉体が付着
した造粒物の表面に水分散性又は水溶性の粉体を付着せ
しめたことを特徴とする酵素含有造粒物。 - 【請求項2】 低融点物質粒子が、融点30〜100℃
の物質の平均粒径50〜1200μm の粒子である請求
項1記載の酵素含有造粒物。 - 【請求項3】 水分散性又は水溶性粉体が、セルロー
ス、二酸化ケイ素、乳糖、澱粉類、炭酸塩及びリン酸塩
から選ばれる物質の平均粒径0.1〜100μm の粉体
である請求項1又は2記載の酵素含有造粒物。 - 【請求項4】 酵素粉体が、プロテアーゼである請求項
1〜3のいずれか1項記載の酵素含有造粒物。 - 【請求項5】 低融点物質粒子が、モノグリセリド若し
くはジグリセリドとポリカルボン酸とのエステル、ソル
ビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル及びレ
シチンから選ばれる物質の平均粒径50〜1200μm
の粒子である請求項1〜4のいずれか1項記載の酵素含
有造粒物。 - 【請求項6】 低融点物質粒子及び酵素粉体を含有する
混合物を低融点物質の融点以上に加熱し造粒し、次いで
水分散性又は水溶性の粉体の存在下に攪拌下冷却するこ
とを特徴とする請求項1記載の酵素含有造粒物の製造
法。 - 【請求項7】 低融点物質粒子が、融点30〜100℃
の物質の平均粒径50〜1200μm の粒子である請求
項6記載の酵素含有造粒物の製造法。 - 【請求項8】 水分散性又は水溶性粉体が、セルロー
ス、二酸化ケイ素、乳糖、澱粉類、炭酸塩及びリン酸塩
から選ばれる物質の平均粒径0.1〜100μm の粉体
である請求項6又は7記載の酵素含有造粒物の製造法。 - 【請求項9】 酵素粉体が、プロテアーゼである請求項
6〜8のいずれか1項記載の酵素含有造粒物の製造法。 - 【請求項10】 低融点物質粒子が、モノグリセリド若
しくはジグリセリドとポリカルボン酸とのエステル、ソ
ルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル及びレ
シチンから選ばれる物質の平均粒径50〜1200μm
の粒子である請求項6〜9のいずれか1項記載の酵素含
有造粒物の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19745896A JPH1033170A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 酵素含有造粒物及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19745896A JPH1033170A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 酵素含有造粒物及びその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1033170A true JPH1033170A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16374848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19745896A Pending JPH1033170A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 酵素含有造粒物及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1033170A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7740412B2 (en) | 2005-01-28 | 2010-06-22 | S.C. Johnson & Son, Inc. | Method of cleaning using a device with a liquid reservoir and replaceable non-woven pad |
US7891898B2 (en) | 2005-01-28 | 2011-02-22 | S.C. Johnson & Son, Inc. | Cleaning pad for wet, damp or dry cleaning |
US7976235B2 (en) | 2005-01-28 | 2011-07-12 | S.C. Johnson & Son, Inc. | Cleaning kit including duster and spray |
JP2013192473A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-30 | Mitsubishi-Kagaku Foods Corp | 被覆酵素剤および食品 |
US8893347B2 (en) | 2007-02-06 | 2014-11-25 | S.C. Johnson & Son, Inc. | Cleaning or dusting pad with attachment member holder |
-
1996
- 1996-07-26 JP JP19745896A patent/JPH1033170A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7740412B2 (en) | 2005-01-28 | 2010-06-22 | S.C. Johnson & Son, Inc. | Method of cleaning using a device with a liquid reservoir and replaceable non-woven pad |
US7891898B2 (en) | 2005-01-28 | 2011-02-22 | S.C. Johnson & Son, Inc. | Cleaning pad for wet, damp or dry cleaning |
US7976235B2 (en) | 2005-01-28 | 2011-07-12 | S.C. Johnson & Son, Inc. | Cleaning kit including duster and spray |
US8893347B2 (en) | 2007-02-06 | 2014-11-25 | S.C. Johnson & Son, Inc. | Cleaning or dusting pad with attachment member holder |
JP2013192473A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-30 | Mitsubishi-Kagaku Foods Corp | 被覆酵素剤および食品 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2341484C (en) | Solid phytase compositions | |
AU702808B2 (en) | Granulation in a fluidised bed | |
JP5319916B2 (ja) | 酵素含有造粒物の製造方法 | |
EP0758018A1 (en) | Salt-stabilized enzyme preparations | |
EP0780466B1 (en) | Enzyme-containing granulated product, method of preparation, and compositions containing the granulated product | |
EP0294520A1 (en) | Process for preparing enzyme preparation | |
JPH1033170A (ja) | 酵素含有造粒物及びその製造法 | |
WO1998001544A1 (fr) | Procede de production de granules enzymatiques | |
JPH11302688A (ja) | 酵素粒子 | |
JP5606835B2 (ja) | 食品添加用被覆製剤及びその製造方法 | |
JP3610640B2 (ja) | 微粉体含有造粒物の製造法 | |
JP2003000234A (ja) | 酵素粒子 | |
JP2001157581A (ja) | 複合酵素粒剤の製造法 | |
EP1513931A2 (en) | Modified phytases | |
JPS62269685A (ja) | 酵素粒剤 | |
JP2909888B2 (ja) | 酵素含有造粒物、その製造法及びこれを含有する洗浄剤及び漂白剤組成物 | |
JP4117045B2 (ja) | 乳化剤の造粒方法 | |
JPH0657150B2 (ja) | 酵素粒剤およびその製造方法 | |
JP3347579B2 (ja) | ココア粉末の水濡れ性改良用油脂組成物 | |
JP3081534B2 (ja) | 酵素含有造粒物、その製造法及びこれを含有する組成物 | |
JP4376451B2 (ja) | バッター用造粒組成物の製造方法 | |
JPS62269684A (ja) | 酵素粒剤の製造方法 | |
JPH053766A (ja) | 油脂被覆甘味料組成物の製造法 | |
US7285523B1 (en) | Enzyme-containing granule and detergent composition | |
JPH11346744A (ja) | 粉末状組成物の製造方法、および粉末状組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051011 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060314 |