JPH10331045A - 糸交換機構付電子制御サンプル整経機 - Google Patents

糸交換機構付電子制御サンプル整経機

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JPH10331045A
JPH10331045A JP9145391A JP14539197A JPH10331045A JP H10331045 A JPH10331045 A JP H10331045A JP 9145391 A JP9145391 A JP 9145391A JP 14539197 A JP14539197 A JP 14539197A JP H10331045 A JPH10331045 A JP H10331045A
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guide
thread
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guiding
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    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/02Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
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    • B65H54/2836Traversing devices; Package-shaping arrangements with a rotating guide for traversing the yarn
    • B65H54/2839Traversing devices; Package-shaping arrangements with a rotating guide for traversing the yarn counter rotating guides, e.g. wings
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 従来の約2倍の速さで糸交換できるようにし
た糸交換機構付電子制御サンプル整経機を提供する。 【解決手段】 整経胴Aの側面に回転自在に設けられか
つ整経胴Aに糸22を巻きつける1個又は複数個の導糸
杆6の先端部に移動自在に取りつけられた導糸部材6′
と、整経胴Aを支持する基台の一端部に導糸部材6′に
対応して設けられるとともに糸交換時には糸交換位置に
回動突出し、糸収納時には待機位置に回動収納される糸
選別ガイド127とを有し、導糸部材6′と糸選別ガイ
ド127との間で糸22の受け渡しを行うことにより、
設定された糸22順序に従い、自動的に糸22を交換し
整経胴A上に糸22を巻きつけていく電子制御サンプル
整経機であり、導糸部材6′から糸選別ガイド127に
糸22を渡す時には、導糸部材6′を糸22が外れる方
向に移動させることにより、導糸部材6′から糸22を
外して糸選別ガイド127に保持せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、整経胴に糸を巻
き付ける導糸杆を、1個又は複数個有し、設定された糸
順序に従い、自動的に糸を交換し、整経胴上に糸を巻い
ていく電子制御サンプル整経機において、巻き付ける糸
を効率的に交換することを可能とした装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来使用されている電子制御サンプル整
経機としては、例えば特公昭64−8736号公報に開
示された構造、即ち中空軸の両端中心に加動軸と被動軸
とを突出させ、加動軸にはプーリーに固定された小歯輪
を、他端の被動軸には導糸杆を固定した小歯輪を各々遊
装し、前記の小歯輪を中空軸内の連動軸両端の小歯輪の
噛み合いによって連動せしめ、該中空軸は加動軸側で片
支持とし、被動軸側の中空軸には円弧部と直線部とを交
互させた同型の外周を有する胴枠の円弧部に両端の転子
に掛けられ、ドラムスポーク面上を辷って移動されるコ
ンベアベルトを付設したドラムスポークを渡して形成せ
しめた整経胴を遊装し、前記のコンベアベルトは胴外か
ら適宜駆動される親歯輪との噛み合いにより一斉に回転
される遊星歯車の胴内螺軸と螺合せしめた駆動子によっ
て一斉に各々同量の微移動を行わせ、導糸杆の先端を内
方に屈成して導糸部として整経胴の前端円周上に臨ませ
てなる構成を有し、整経胴に巻きつけられる糸を綾取り
バー及びカット綾バーの上下に選別することにより綾及
びカット綾を作る綾取り手段と、整経胴に巻きつけられ
る糸の総本数をカウントする総本数カウンタのアップ信
号をオン/オフさせる総本数カウンタカウント手段と、
整経胴に巻きつけられる糸の総本数が設定値に達すると
整経機本体を停止させる総本数完了停止手段と、コンベ
アベルトを左に移動させるコンベアベルト左移動手段
と、コンベアベルトを右に移動させるコンベアベルト右
移動手段と、主電動機の回転を導糸杆に伝達させる運転
・停止手段と、糸選別ガイド及び糸外し装置を制御する
糸セレクト手段と、糸緩み防止(糸抑え)装置のソレノ
イドをオン/オフさせる糸抑えソレノイド手段と、糸が
整経胴に巻かれた回数をカウント表示させる回数巻カウ
ント手段を具備し、糸種0〜nの選択、糸本数の設定、
繰り返し数の設定、巻回数の設定及びコンベアベルトの
送り量を設定することによって所望の柄整経を自動的に
行うことができるようにした電子制御サンプル整経機の
構造が知られている。
【0003】この電子制御サンプル整経機は本願出願人
によって開発されたものであるが、電子制御によって自
動的に柄整経が行えるものとして好評を得ている。
【0004】しかし、このような従来の電子制御サンプ
ル整経機においては、主電動機として通常の汎用モータ
を使用しているため、運転中の回転数の加減速を行うこ
とができず、糸交換時におけるミスキャッチ、ミスチェ
ンジの発生が避けられず、また糸切れも発生しやすいと
いう難点があり、さらに緩衝起動停止、ジョギング運転
等を行うことができず、運転能率の点においても改善の
余地が存在していた。
【0005】また、整経密度設定方法は、主電動機に接
続される変速機の変速比を整経密度設定ダイヤルで変え
てコンベアベルトの移動速度を決定し、かつ空転時もコ
ンベアベルトが動作する機構のため整経胴上で規則正し
い巻き姿とならず、巻き取り時に微妙に張力と整経長が
変化してしまっていた。
【0006】本願出願人は、これらの不都合を解消する
ために、インバーターモータ及びACサーボモータを使
用した電子制御サンプル整経機も既に開発し提案してい
る(特公昭64−10609号及び特公昭64−106
10号)。
【0007】また、糸交換工程を省略し、糸交換時の時
間的ロスを皆無としかつ複数の糸を同時に整経胴に巻き
つけることを可能とし、さらに整経作業時間の短縮を可
能とした複本数同時整経可能な電子制御サンプル整経機
も既に開発し提案している(特公平4−57776
号)。
【0008】さらに、整経ドラムに最初の糸列を巻き終
わった後、次の糸列の巻き始めの糸が最初の列の糸より
も前方に位置するように巻くことによって、整経ドラム
上の糸の下層から順序よく整列巻き整経を行うことが可
能で、整経長が長い場合でも織機ビームへの巻取りが容
易な整列巻き可能な電子制御サンプル整経機も提案した
(特開平7−133538号)。これらの改良型の電子
制御サンプル整経機も非常な好評を得ている。
【0009】上記した提案済の電子制御サンプル整経機
の糸交換機構を図24に示す。図24において、27は
糸22を選別ガイドする複数個の糸選別ガイド27a〜
27jを有する糸選別ガイド装置である。該糸選別ガイ
ド27a〜27jにはそれぞれロータリーソレノイド2
9が取付けられており、ロータリーソレノイドがオンと
なると回動して作動位置(糸交換位置)に進出し、ロー
タリーソレノイド29がオフとなると逆に回動して元の
待機位置に復帰するように動作する。この従来の糸交換
機構では、導糸杆6を使用して糸22を交換しながら、
整経胴A上に糸を巻き付けていくものであるが、クリー
ルBから供給される糸22は、導糸カバー59とストッ
パ板Sとの間を通り導糸杆6に保持され、整経胴A上に
巻き付けられていく。従来の糸選別ガイド27a〜27
jは、図25(27eを示した)に示すように、直線状
のアームの先端部を導糸杆6の回転方向と同一方向に折
曲した形状を有している。
【0010】そして、この従来の電子制御サンプル整経
機の糸交換機構において、例えば、糸選別ガイド27a
の糸22aから糸選別ガイド27eの糸22eへの交換
を行う場合について図26〜図31によって説明すれ
ば、まず基台Yに取り付けられた糸はずし装置32が動
作し、導糸杆6が糸選別ガイド装置27上を通過後、糸
はずし32aによって導糸杆6から糸は外される(図2
6)。外された糸22aは、導糸カバー59の下端部内
面に突設されたガイドロッド59aにより、基台Yとス
トッパ板Sとの間に導かれ、ストッパ板Sに押しつけら
れ糸交換位置に進出している一つの糸選別ガイド27a
にあたる(図27)。
【0011】糸選別ガイド27aが、基台Y側に回動し
待機位置に収納されるに伴い、外された糸22aも糸選
別ガイド27aに保持され、基台Yに収納される(図2
8)。
【0012】次に巻き付けられる糸22eの糸選別ガイ
ド27eが、基台Yからストッパ板S側に回動され、糸
交換位置に到達する(図29)。次に導糸杆6がその地
点を通過する際、糸22eは導糸杆6に保持され、整経
胴A上に巻き付けられていく(図30)。糸22eが整
経胴Aに巻きつけられる間は、糸選別ガイド27eは基
台Y側に回動し待機位置に収納される(図31)。以上
の動作によって、糸交換が、おこなわれる。
【0013】しかしながら、この従来の糸交換機構で
は、導糸杆6から糸22をはずす際、導糸杆6とストッ
パ板Sとの間に糸はずし32aをいれ、クリールBから
糸はずし32aまでの間の糸が、回転方向に動かないよ
うにする必要がある。
【0014】糸はずし32aによって回転方向への動き
を妨げられた糸22は、導糸杆6上を滑りながら、導糸
杆6から外れる。
【0015】このとき導糸杆6から外される糸は、糸は
ずし32aにあたってから導糸杆6から外れるまでの
間、クリールBから供給される必要がある。又整経胴A
に糸を巻き付けているときと、糸交換するときでは糸の
通路が変わるため、糸交換に必要な糸長さを、一層長く
してしまう。又糸はずし32aを使用しているため導糸
杆6から糸がはずれる際、糸に衝撃が加わってしまう。
【0016】これらの理由により、外された糸を基台Y
に収納する際、糸がたるんだり、静電気の影響を受け正
常に基台Yに収納できなくなるという不都合があった。
【0017】このことは、高速にて糸交換しようとする
と、顕著にあらわれ、高速における糸交換は不可能であ
った。又糸はずし32aが、基台Yに取付けられている
ため、1か所しか取り付けられず、糸はずし32aから
離れた場所に位置している糸の交換には、困難を伴い、
使用できる糸の本数が限定されてしまうという欠点があ
った。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、それらの
欠点をなくして、多くの糸を、高速にて確実に糸交換が
出来る装置の研究をかさねた結果、本発明に到達したも
のである。
【0019】本発明の第1の目的は、糸交換のとき、交
換の際に必要な糸の長さが従来の方法と比較して、約1
/2以下の長さですみ、また糸をはずすときに生じる強
い糸張力の変化を防止でき、このため糸交換の際、糸に
張力ムラが発生し、整経の品質を低下させていた従来の
方法とは異なり、整経の品質が向上し、糸交換の速さは
飛躍的に改善され、従来の約2倍の速さで糸交換できる
ようにした糸交換機構付電子制御サンプル整経機を提供
する。
【0020】本発明の第2の目的は、導糸部材作動装置
本体を導糸カバーに設置したことにより、導糸部材作動
装置本体を複数カ所設けることができ、20本以上のボ
ビンが使用できるようにし、より複雑な柄の整経ができ
るようにした糸交換機構付電子制御サンプル整経機を提
供する。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の糸交換機構付電子制御サンプル整経機の第
1の態様は、整経胴の側面に回転自在に設けられかつ整
経胴に糸を巻きつける1個又は複数個の導糸杆の先端部
に移動自在に取りつけられた導糸部材と、該整経胴を支
持する基台の一端部に該導糸部材に対応して設けられる
とともに糸交換時には糸交換位置に回動突出し、糸収納
時には待機位置に回動収納される糸選別ガイドとを有
し、導糸部材と糸選別ガイドとの間で糸の受け渡しを行
うことにより、設定された糸順序に従い、自動的に糸を
交換し整経胴上に糸を巻きつけていく電子制御サンプル
整経機であり、導糸部材から糸選別ガイドに糸を渡す時
には、導糸部材を糸が外れる方向に移動させることによ
り、導糸部材から糸を外して該外れた糸を糸選別ガイド
に保持せしめ、糸選別ガイドから導糸部材に糸を渡す時
には、導糸部材を糸を保持する方向に移動させることに
より、糸選別ガイドに保持された糸を導糸部材に保持さ
せて糸交換を行うようにしたことを特徴とする。
【0022】前記導糸部材を導糸杆の先端部に回転自在
に取りつけ、該導糸部材を糸が外れる方向に回転させる
ことにより導糸部材から糸を外し、該導糸部材を糸を保
持する方向に回転させることにより、導糸部材に糸を保
持させて糸交換を行うようにするのが好ましい。
【0023】本発明の糸交換機構付電子制御サンプル整
経機の第2の態様は、整経胴の側面に回転自在に設けら
れかつ整経胴に糸を巻きつける1個又は複数個の導糸杆
の先端部に移動自在に取りつけられた導糸部材と、該整
経胴を支持する基台の一端部に該導糸杆に対応して設け
られるとともに糸交換時には糸交換位置に回動突出し、
糸収納時には待機位置に回動収納される糸選別ガイドと
を有し、導糸部材と糸選別ガイドとの間で糸の受け渡し
を行うことにより、設定された糸順序に従い、自動的に
糸を交換し整経胴上に糸を巻きつけていく電子制御サン
プル整経機であり、該導糸部材に糸保持部材を移動自在
に取りつけ、導糸部材から糸選別ガイドに糸を渡す時に
は糸保持部材を糸が外れる方向に移動させることによ
り、導糸部材から糸を外して該外れた糸を糸選別ガイド
に保持せしめ、糸選別ガイドから導糸部材に糸を渡す時
には糸保持部材を糸を保持する方向に移動させることに
より、糸選別ガイドに保持された糸を導糸部材に保持さ
せて糸交換を行うようにしたことを特徴とする。
【0024】前記糸保持部材を導糸部材の先端部に出没
自在に取りつけ、該糸保持部材を導糸部材内部に収納す
ることにより糸保持部材から糸を外し、該糸保持部材を
導糸部材から突出させることにより糸保持部材に糸を保
持させ糸交換を行うように構成するのが好適である。
【0025】前記糸保持部材を導糸部材の先端部に回転
自在に取りつけ、該糸保持部材を導糸部材に収納する方
向へ回転させることにより糸保持部材から糸を外し、該
糸保持部を導糸部材から突出する方向へ回転させること
により糸保持部材に糸を保持させ糸交換を行うように構
成することもできる。
【0026】整経胴に糸を巻きつける時と、糸を交換す
るときとの糸の通路を同一にするため、導糸カバーの下
端部に設けられたガイドバーと、先端部が導糸部材の回
転方向と同方向に曲げられた糸選別ガイドとを使用する
のが好適である。
【0027】整経胴に糸を巻きつける時と、糸を交換す
る時のいずれの場合にも前記ガイドバーと糸選別ガイド
との間を糸が通過できるようにするには、糸選別ガイド
の先端部を導糸部材の回転方向と同方向に折曲しておく
のが好ましい。
【0028】前記導糸部材が複数個の導糸部材作動装置
本体によって作動せしめられ、該複数個の導糸部材作動
装置本体が、整経胴端面又は該整経胴端面に設けられた
導糸カバーに設置されており、予め設定された糸交換順
序に従い該導糸部材作動装置本体を作動させ該導糸部材
を作動させるようにするのが好ましい。
【0029】好ましくは、複数個の導糸杆検出用センサ
ーを整経胴端面又は該整経胴端面に設けられた導糸カバ
ーに取りつけ、予め設定された糸交換順序に従い該セン
サーからの導糸杆検出信号により該導糸部材作動装置本
体を作動させるように構成する。
【0030】好ましくは、複数個の導糸杆検出用センサ
ーを整経胴端面又は該整経胴端面に設けられた導糸カバ
ーに取りつけ、予め設定された糸交換順序に従い該セン
サーからの導糸杆検出信号により該糸保持部材の作動を
行うように構成する。
【0031】本発明によれば従来装置において整経胴に
糸を巻き付けている時と、糸を交換する時との糸の通路
を変える際に必要とされたストッパ板が不要となり、整
経胴に糸を巻き付ける時と糸を交換する時との糸の通路
を同一にすることが可能となった。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。
【0033】図1において、Wは本発明に係る電子制御
サンプル整経機で、中空軸1を有している。該中空軸1
の両端中心には加動軸2と被動軸3とが突出されてい
る。該加動軸2にはプーリ4に固定された小歯輪5とプ
ーリ99とが遊装され、また他端の該被動軸3には導糸
杆6を固定した小歯輪7が遊装されている。導糸杆6は
図示例では1本設けた例を示したが、2本以上設置でき
ることは勿論である。
【0034】該小歯輪5及び7は、該中空軸1内の連動
軸8の両端に設けられた小歯輪9及び10の噛み合いに
よって連動せしめられている。該中空軸1は該加動軸2
側で片支持とされており、該被動軸3側の該中空軸1に
は整経胴Aが遊装されている。
【0035】該整経胴Aは、図2に示すごとく、円弧部
11と直線部12とを交互させた同型の外周を有する胴
枠13,14の円弧部11に両端の転子15に掛けら
れ、ドラムスポーク16面上を辷って移動されるコンベ
アベルト17(図1)を付設したドラムスポーク16を
渡して形成せしめられる。
【0036】該コンベアベルト17は、胴外から適宜駆
動される親歯輪18との噛み合いにより一斉に回転され
る遊星歯車19の胴内螺軸20と螺合せしめた駆動子2
1によって一斉に各々同量ずつ微移動せしめられる。該
導糸杆6の先端は内方に屈成せしめられて導糸部6’と
なっている。該導糸部6’は該整経胴Aの前端円周上に
臨ませられている。
【0037】図1において、Bはそれぞれ異色の糸22
を巻いてある複数本のボビンを立てる固定式クリール、
24はボビンから引き出された糸22を案内するガイド
プレート、25は糸22の張力を調整する張力調整器、
26はドロッパーリングである。
【0038】図1において、127はプログラム設定器
78(図4)の指示により糸22を選別ガイドする複数
個の糸選別ガイド127a〜127j(図5)を有する
糸選別ガイド装置である。28はスリット板で、プーリ
4の回転に伴ってパルスを発生させ、該糸選別ガイド1
27a〜127jに対応して複数個配列されたロータリ
ーソレノイド129を作動させる。該糸選別ガイド12
7a〜127jはそれぞれのロータリーソレノイド12
9にそれぞれ取付けられており、ロータリーソレノイド
129がオンとなると回動して作動位置(糸交換位置)
に進出し、ロータリーソレノイド129がオフとなると
逆に回動して待機位置(糸収納位置)に復帰するように
動作する。
【0039】図3において、33,34及び38は糸2
2の綾取りを行う綾取りバーで、33及び38は綾取り
上バー、34は綾取り下バーである。35及び37は綾
取りした糸を下側の糸及び上側の糸に区別するカット綾
バーで、35はカット綾上バー、37はカット綾下バー
である。
【0040】39は綾取りした糸を切断した下側の糸を
止める糸止め具で、前記胴枠13に設けられている(図
2)。巻き返し機Cは、スケルトン40、ローラ41,
42、ジクザグコーム43、ローラ44及び織機ビーム
45を有している(図3)。
【0041】図1において、46は主電動機で、インバ
ーターモータを用いることによって、運転中の加減速
度、緩衝起動停止、ジョギング運転及び糸巻付速度の高
速化を可能としている。
【0042】なお、図1において、47は主変速プー
リ、58は主変速プーリ47と従変速プーリ48に掛け
られたVベルト、49は従変速プーリ48と同軸のカウ
ンタープーリ、50はブレーキ作動ピニオンでラックを
進退させることによりブレーキドラムDの制動孔(図示
せず)と係合及び離開を行わせ、随時整経胴Aを制御せ
しめるものである。57は加動軸2上のプーリ4間のV
ベルト、51はベルト送りモータ(ACサーボモー
タ)、52はシフトレバー、53は被動ギヤ、54はス
プロケット車、55はチェーン、56は親歯輪18を駆
動するチェーンホイール、57,58は共にVベルト、
59は導糸カバー、Dはブレーキドラムである。
【0043】67はセンサーで、スリット板28のスリ
ットが通過するのを検知するものである。
【0044】該スリット板28は導糸杆6と同期的に回
転するように設定されており、該スリット板28のスリ
ットの回転を検知することによって該導糸杆6の回転も
該センサー67によって検知される。このセンサー67
は3個が約120度間隔で配置されている。
【0045】図4において、69はコンベアベルト17
の移動停止切り換えレバー、70は整経胴Aの固定ロッ
クレバー、74は綾取りバー調整レバー、75は綾取り
バー固定ハンドル及び78はプログラム設定器である。
79はコントローラである。80は該整経胴Aの直線部
12の中央部分に設けられた糸張り装置である。
【0046】しかして、本発明に係る新規な糸交換機構
についてさらに説明する。本発明の糸交換機構は、糸2
2を導糸部材100から外し又は導糸部材100にかけ
るため導糸部材100を作動させる導糸部材作動装置1
02と、導糸部材100から外された糸をキャッチしま
たは導糸部材100に糸をかける作用を行う複数個の糸
選別ガイド127a〜127jを有する糸選別ガイド装
置127とを包含する。
【0047】該導糸部材作動装置102は、移動可能な
導糸部材100を有する導糸部材アセンブリ104と導
糸部材作動装置本体102aとから構成されている。該
導糸部材アセンブリ104は1個または複数個設置さ
れ、該導糸部材作動装置本体102aは前記糸選別ガイ
ド127a〜127jに対応して複数個が分類設置され
る。
【0048】該導糸部材アセンブリ104は、導糸カバ
ー59の内面側に回転可能に設けられた導糸杆106を
有している。該導糸杆106の先端部分には回動ホルダ
108が回転可能に取りつけられ、該回動ホルダ108
の先端に導糸部材100が装着されている。
【0049】該回動ホルダ108の基端部にはピンプレ
ート112が取りつけられ、該ピンプレート112には
導糸部材100の位置を決めるストッパ114が連結さ
れている。該ピンプレート112には、バネ手段116
が取りつけられている。該バネ手段116によって、導
糸部材100は整経位置に保たれる。
【0050】該回動ホルダ108には、導糸部材100
を回動するためのプレート118が取りつけられてい
る。該プレート118にはベアリング120が取りつけ
られている。
【0051】導糸カバー59の外面中央部には、上記ベ
アリング120の取付位置に対応して複数個の導糸部材
作動装置本体122が取りつけられている。該導糸部材
作動装置本体122は該導糸カバー59の外面に取りつ
けられたエアシリンダ取付金具124を有している。該
エアシリンダ取付金具124にはエアシリンダ126が
取りつけられている。
【0052】該エアシリンダ126の先端にはジョイン
ト部材128が接続されている。130はドグ部材で、
その一端部は該ジョイント部材128とピン128aを
介して結合している。該ドグ部材130の他端部はエア
シリンダ取付金具124にピン132を介して回転可能
な状態で取りつけられている(図8)。
【0053】該導糸カバー59には開口部134が開穿
されており、該ドグ部材130が該開口部134を介し
て該導糸カバーの内側及び外側に出没可能とされてい
る。したがって、上記ベアリング120にドグ部材13
0が当たると、回転ホルダ108及び導糸部材100が
回転する。該導糸カバー59の下端部には糸22をガイ
ドするガイドバー136が設けられている(図5及び図
6)。
【0054】前述したごとく、糸選別ガイド装置127
は、複数個の糸選別ガイド127a〜127jを有して
おり、各糸選別ガイド127a〜127jは対応するロ
ータリソレノイド129によって作動位置(糸交換位
置)及び待機位置(糸収納位置)にそれぞれ回動せしめ
られる。糸選別ガイド装置127のこの動作機構は従来
と同様である。
【0055】図9及び図10に示すごとく、糸選別ガイ
ド127a〜127jはそれぞれの先端部が導糸部材1
00の回転方向と同方向に折曲されており、当該糸選別
ガイド127a〜127jのいずれかが糸交換位置に回
動(図9の例では127d〜127f、図10の例は1
27a)していても該導糸部材100によって導かれた
糸22は該糸選別ガイド127e(図9)の折曲先端部
上を滑動して通過し、該糸選別ガイド127eにひっか
かってしまうという事故は発生しない。
【0056】一方、図25に示した従来の直立した形状
の糸選別ガイド27a〜27j(図示の例は27e)で
あると、糸22は該糸選別ガイド27a〜27jが糸交
換位置にあると、その先端部にひっかかってしまって通
過することができない。したがって、従来形状の糸選別
ガイド27a〜27jを用いる場合には糸の通過を確認
後、該糸選別ガイド27a〜27jを糸交換位置に回動
させる必要があった。
【0057】本発明の糸選別ガイド127a〜127j
の形状の場合には、糸の通過前に該糸選別ガイド127
a〜127jを糸交換位置に回動させておいても糸22
は何の支障もなく該糸選別ガイド127a〜127jの
折曲先端部を滑動して通過できるので、糸交換の際には
糸の通過前から該糸選別ガイド127a〜127jを糸
交換位置に回動させておくことができる利点がある。
【0058】上記構成により、例えば、糸選別ガイド2
7aの糸22aから糸選別ガイド27eの糸22eへの
交換を行う場合について図11〜図19によって説明す
る。まず、糸22aを整経胴Aに巻きつけていく場合に
は、クリールBから供給される糸は、基台Yとガイドバ
ー136との間を通り、導糸部材100に保持され、整
経胴A上に巻きつけられる(図11)。
【0059】糸交換のときは、巻きつけられている糸2
2aを収納する糸選別ガイド127aがガイドバー13
6の方向に回転させられ、その糸選別ガイド127aに
対応した導糸部材作動装置本体122のエアシリンダ1
26が動作し、ドグ部材130が動作位置に移動して糸
交換の準備ができる(図12)。
【0060】クリールBから供給される糸は、導糸部材
100に保持され、基台Yと該糸選別ガイド127aと
ガイドバー136との間を通り抜ける(図13)。導糸
杆106が回転し、導糸部材100を回動するためのプ
レート118に取りつけられたベアリング120が、ド
グ部材130に当たると(図8)、導糸部材100は、
糸22が外れる方向へ回転をはじめる。該導糸部材10
0が回動すると、糸22aは導糸部材100から外れ、
外された糸22は、ガイドバー136と基台Yとの間を
戻り該糸選別ガイド装置127aにあたって保持される
(図14)。
【0061】ガイドバー136側に回転させられていた
該糸選別ガイド装置127aが、基台Y側に反転収納さ
れるに伴い(図15)、外された糸22aも、糸選別ガ
イド127aに保持されたまま基台Y側に収納される
(図16)。
【0062】導糸部材作動装置本体122のエアシリン
ダ126は、導糸杆106が糸はずし位置を通過後、ド
グ部材130を動作位置から解除させる方向に動作し、
それと同時に導糸部材100は糸を保持する方向に回動
復帰する。
【0063】次に巻きつけられる糸22eの糸選別ガイ
ド127eが、基台Yからガイドバー136側に回転さ
せられると、そこに収納されていた糸22eは、糸交換
位置において糸選別ガイド127eに保持されている状
態となる(図17)。次に糸保持可能に回動復帰した導
糸部材100がその地点を通過する際に、その糸22e
は導糸部材100に保持される(図18)。該導糸部材
100に保持された糸22eは整経胴Aに巻きつけら
れ、一方糸22eを渡して空となった糸選別ガイド12
7eは待機位置に回動する(図19)。
【0064】本発明の糸交換機構の原理は、上記した実
施の形態に限定されるものではなく、その他の構成を採
用することも勿論可能であるが、他の実施の形態を図2
0及び図21を参照して説明する。同図において、図1
〜図19と同一又は類似部材は同一符号で示す。
【0065】図20において、導糸杆106には、導糸
部材100が取りつけられている。該導糸部材100に
は、支持部材140が取りつけられている。該支持部材
140には、糸保持部材142が前後に摺動可能な状態
に取りつけられている。
【0066】該糸保持部材142の基端部はブロック1
44に固定されている。該ブロック144にはピン14
6が取りつけられている。148は該導糸部材100に
設けられたロータリーソレノイドで、該ロータリーソレ
ノイド148にはアーム150が取りつけられている。
該アーム150の先端部には係合溝152が形成され、
前記ピン146が該係合溝152に係合されている。
【0067】154は導糸杆106の位置を検知するセ
ンサーで、導糸カバー59の適宜位置に複数個設置され
ている(図20)。それぞれのセンサー154は前記し
た糸選別ガイド127a〜127jと対応して設けられ
ている。
【0068】糸交換を行うときは、巻きつけられている
糸、例えば22aを収納する糸選別ガイド127aが、
ガイドバー136の方向に動作させられ、導糸杆106
がその糸選別ガイド127aの位置を過ぎた後、その糸
選別ガイド127aに対応したセンサー154が、導糸
杆106を検知するとロータリーソレノイド148を動
作させる信号を出すと、ロータリーソレノイド148は
動作をはじめる。
【0069】該ロータリーソレノイド148が動作する
と、糸保持部材142はアーム150の回転により、導
糸部材100の内側の方向に引き込まれる(図21の仮
想線の状態)。導糸部材100と糸保持部材142によ
って保持されていた糸22aは、糸保持部材142が導
糸部材100の内側に引き込まれると、導糸部材100
上を滑り、導糸部材100から外される。
【0070】外された糸22aは、ガイドバー136と
基台Yとの間を戻り、上記糸選別ガイド127aにあた
る。ガイドバー136側に動作させられていた該糸選別
ガイド127aが基台Y側に収納されるに伴い、外され
た糸も糸選別ガイド127aに保持され基台Y側に収納
される。ロータリーソレノイド148は、一定時間経過
後、もとの状態に戻り、それと同時に糸保持部材142
は図21の実線に示すように導糸部材100から外方に
突出状態に摺動する。
【0071】次に巻きつけられる糸(例えば22e)の
糸選別ガイド(例えば、127e)が、基台Y側からガ
イドバー136側に回転させられると、そこに収納され
ていた糸(22e)は、糸選別ガイド(127e)から
開放され、次に導糸部材100がその地点を通過する
際、導糸部材100と糸保持部材142との間で保持さ
れ、整経胴上に巻きつけられる。この糸交換動作は前記
した図11〜図19の場合と同様であるので再度の図示
は省略した。
【0072】さらに、別の実施の形態を図22及び図2
3を参照して説明する。同図において、図20及び図2
1と同一又は類似部材は同一符号で示す。
【0073】図22において、導糸杆106には、導糸
部材100が取りつけられている。該導糸部材100に
は、ロータリーソレノイド148が取りつけられてい
る。該ロータリーソレノイド148の軸148aには糸
保持部材142が該導糸部材100の上面に摺動自在に
取りつけられている。
【0074】154は導糸杆106の位置を検知するセ
ンサーで、導糸カバー59の適宜位置に複数個設置され
ている。それぞれのセンサー154は前記した糸選別ガ
イド127a〜127jと対応して設けられている。
【0075】糸交換を行うときは、巻きつけられている
糸、例えば22aを収納する糸選別ガイド127aが、
ガイドバー136の方向に動作させられ、導糸杆106
がその糸選別ガイド127aの位置を過ぎた後、その糸
選別ガイド127aに対応したセンサー154が、導糸
杆106を検知するとロータリーソレノイド148を動
作させる信号を出すと、ロータリーソレノイド148は
動作をはじめる。
【0076】該ロータリーソレノイド148が動作する
と、糸保持部材142は、ロータリーソレノイド148
の回転により、糸22aをはずす方向に回転する(図2
3の仮想線の状態)。導糸部材100と糸保持部材14
2により保持されていた糸22aは、糸保持部材142
が導糸部材100の糸接触面と反対側に回転すると、導
糸部材100上を滑り、導糸部材100から外される。
【0077】外された糸22aは、ガイドバー136と
基台Yとの間を戻り、該糸選別ガイド127aにあた
る。ガイドバー136側に動作させられていた該糸選別
ガイド127aが、基台Yに収納されるに伴い、外され
た糸22aも、糸選別ガイド127aに保持され、基台
Yに収納される。
【0078】ロータリーソレノイド148は、一定時間
経過後、もとの状態にもどり、それと同時に糸保持部材
142は図23の実線に示すように導糸部材100から
外方に突出した状態に回動する。次に巻きつけられる糸
(例えば22e)の糸選別ガイド(127e)が、基台
Y側からガイドバー136側に回転させられる。それと
ともに、該糸選別ガイド(127e)に収納されていた
糸(22e)は、糸選別ガイド(127e)から開放さ
れ、次に導糸部材100がその地点を通過する際、導糸
部材100と糸保持部材142との間で保持され、整経
胴A上に巻きつけられる。この糸交換動作も前記した図
11〜図19の場合と同様であるので再度の図示は省略
した。
【0079】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、糸
交換のとき、交換の際に必要な糸の長さが従来の方法と
比較して、約1/2以下の長さですみ、また糸をはずす
ときに生じる強い糸張力の変化を防止でき、このため糸
交換の際、糸に張力ムラが発生し、整経の品質を低下さ
せていた従来の方法とは異なり、整経の品質が向上し、
糸交換の速さは飛躍的に改善され、従来の約2倍の速さ
で糸交換できるという効果が達成される。また、導糸部
材作動装置本体を導糸カバーに設置したことにより、導
糸部材作動装置本体を複数カ所設けることができるた
め、従来の電子制御サンプル整経機では、糸交換により
使用できるボビン数は制限され最高10本のボビンしか
使用できなかったが、本発明によれば20本以上のボビ
ンが使用でき、より複雑な柄の整経もできるという効果
が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子制御サンプル整経機及び固定式ク
リールの側面的概略断面説明図である。
【図2】本発明の電子制御サンプル整経機及び巻き返し
機の正面説明図である。
【図3】本発明の電子制御サンプル整経機、固定式クリ
ール及び巻き返し機の配置を示す平面説明図である。
【図4】本発明の電子制御サンプル整経機の側面図であ
る。
【図5】本発明の電子制御サンプル整経機の糸選別ガイ
ド装置部分を切欠いて示した説明図である。
【図6】本発明の糸交換機構を示す側面的説明図であ
る。
【図7】本発明の導糸杆の先端部分を示す正面説明図で
ある。
【図8】本発明の導糸部材作動装置を示す上面説明図で
ある。
【図9】本発明の糸選別ガイド装置と導糸部材との関係
を示す説明図である。
【図10】本発明の糸選別ガイドの摘示側面図である。
【図11】本発明の導糸部材によって糸を整経胴に巻き
つけている状態を示す概略説明図である。
【図12】本発明の糸交換機構の動作を示すもので、
糸選別ガイドが糸交換位置に回動し導糸部材に保持され
た糸が当該糸選別ガイド部分を通過中の状態を示す概略
説明図である。
【図13】本発明の糸交換機構の動作を示すもので、
導糸部材に保持された糸が糸選別ガイドを通過後の状態
を示す概略説明図である。
【図14】本発明の糸交換機構の動作を示すもので、
導糸部材が反転して糸が糸選別ガイドに保持された状態
を示す概略説明図である。
【図15】本発明の糸交換機構の動作を示すもので、
糸を保持した糸選別ガイドが待機位置に回動しつつある
状態を示す概略説明図である。
【図16】本発明の糸交換機構の動作を示すもので、
糸を保持した糸選別ガイドが待機位置に達した状態を示
す概略説明図である。
【図17】本発明の糸交換機構の動作を示すもので、
別の糸を保持した糸選別ガイドが糸交換位置に回動した
状態を示す概略説明図である。
【図18】本発明の糸交換機構の動作を示すもので、
糸選別ガイドから導糸部材へ糸の保持が交換した状態を
示す概略説明図である。
【図19】本発明の糸交換機構の動作を示すもので、
糸を放した糸選別ガイドが待機位置に戻り、導糸部材に
よる別の糸の整経胴への巻きつけがおこなわれている状
態を示す概略説明図である。
【図20】本発明の導糸部材による糸保持機構の他の態
様を示すもので、図12と同様の状態を示す概略説明図
である。
【図21】図20に示した導糸部材による糸保持機構の
摘示上面説明図である。
【図22】本発明の導糸部材による糸保持機構の別の態
様を示すもので、図12と同様の状態を示す概略説明図
である。
【図23】図22に示した導糸部材による糸保持機構の
摘示上面説明図である。
【図24】従来の電子制御サンプル整経機の糸選別ガイ
ド装置部分を切欠いて示した説明図である。
【図25】従来の糸選別ガイドの摘示側面図である。
【図26】従来の糸交換機構の動作を示すもので、導
糸杆にある糸が糸はずしによって外される状態を示す概
略説明図である。
【図27】従来の糸交換機構の動作を示すもので、糸
選別ガイドが糸交換位置に回動し導糸杆から糸を渡され
保持した状態を示す概略説明図である。
【図28】従来の糸交換機構の動作を示すもので、糸
を保持した糸選別ガイドが待機位置に回動収納された状
態を示す概略説明図である。
【図29】従来の糸交換機構の動作を示すもので、別
の糸を保持した別の糸選別ガイドが糸交換位置に達した
状態を示す概略説明図である。
【図30】従来の糸交換機構の動作を示すもので、図
29の状態で導糸杆が通過し糸を保持する状態を示す概
略説明図である。
【図31】従来の糸交換機構の動作を示すもので、糸
選別ガイドが待機位置に収納され別の糸が整経胴に巻き
つけられている状態を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1 中空軸,2 加動軸,3 被動軸,4 プーリ,
5,7,9,10 小歯輪 6,106 導糸杆,6’導糸部,8 連動軸,11
円弧部,12 直線部,13,14 胴枠,15 転
子,16 ドラムスポーク,17 コンベアベルト 18 親歯輪,19 遊星歯車,20 胴内螺軸,21
駆動子,22,22a,22e 糸,24 ガイドプ
レート,25 張力調整器,26 ドロッパーリング,
27 糸選別ガイド装置,28 スリット板,27a〜
27j 糸選別ガイド,32 糸はずし装置,32a
糸はずし,29 ロータリーソレノイド,33,38
綾取り上バー,34 綾取り下バー 35 カット綾上バー,37 カット綾下バー,39
糸止め具,40 スケルトン,41,42,44 ロー
ラ,43 ジクザグコーム,45 織機ビーム,46
主電動機,47 主変速プーリ,48 従変速プーリ,
49 カウンタープーリ,50 ブレーキ作動ピニオ
ン,51 ベルト送りモータ,52 シフトレバー,5
3 被動ギヤ,54 スプロケット車,55 チェー
ン,56 チェーンホイール,57,58 Vベルト,
59 導糸カバー,59a ガイドロッド,67 セン
サー,69 移動停止切り換えレバー,70 固定ロッ
クレバー,74 綾取りバー調整レバー,75 綾取り
バー固定ハンドル,78 プログラム設定器,79 コ
ントローラ,80 糸張り装置,90 プーリ,100
導糸部材,102 導糸部材作動装置,104 導糸
部材アセンブリ,108 回動ホルダ,112 ピンプ
レート,114 ストッパ,116 バネ手段,118
プレート,120 ベアリング,122 導糸部材作
動装置本体,124 エアシリンダ取付金具,126
エアシリンダ,127 糸選別ガイド装置,127a〜
127j 糸選別ガイド,128 ジョイント部材,1
28a,132 ピン,129,148 ロータリーソ
レノイド,130 ドグ部材,134 開口部,136
ガイドバー,140 支持部材,142 糸保持部
材,144 ブロック,146ピン,148a 軸,1
50 アーム,152 係合溝,154 センサー,A
整経胴,B クリール,C 巻き返し機,D ブレー
キドラム,S ストッパ板,Y 基台,W 電子制御サ
ンプル整経機

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 整経胴の側面に回転自在に設けられかつ
    整経胴に糸を巻きつける1個又は複数個の導糸杆の先端
    部に移動自在に取りつけられた導糸部材と、該整経胴を
    支持する基台の一端部に該導糸部材に対応して設けられ
    るとともに糸交換時には糸交換位置に回動突出し、糸収
    納時には待機位置に回動収納される糸選別ガイドとを有
    し、導糸部材と糸選別ガイドとの間で糸の受け渡しを行
    うことにより、設定された糸順序に従い、自動的に糸を
    交換し整経胴上に糸を巻きつけていく電子制御サンプル
    整経機であり、導糸部材から糸選別ガイドに糸を渡す時
    には、導糸部材を糸が外れる方向に移動させることによ
    り、導糸部材から糸を外して該外れた糸を糸選別ガイド
    に保持せしめ、糸選別ガイドから導糸部材に糸を渡す時
    には、導糸部材を糸を保持する方向に移動させることに
    より、糸選別ガイドに保持された糸を導糸部材に保持さ
    せて糸交換を行うようにしたことを特徴とする糸交換機
    構付電子制御サンプル整経機。
  2. 【請求項2】 前記導糸部材を導糸杆の先端部に回転自
    在に取りつけ、該導糸部材を糸が外れる方向に回転させ
    ることにより導糸部材から糸を外し、該導糸部材を糸を
    保持する方向に回転させることにより導糸部材に糸を保
    持させて糸交換を行うようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の糸交換機構付電子制御サンプル整経機。
  3. 【請求項3】 整経胴の側面に回転自在に設けられかつ
    整経胴に糸を巻きつける1個又は複数個の導糸杆の先端
    部に移動自在に取りつけられた導糸部材と、該整経胴を
    支持する基台の一端部に該導糸杆に対応して設けられる
    とともに糸交換時には糸交換位置に回動突出し、糸収納
    時には待機位置に回動収納される糸選別ガイドとを有
    し、導糸部材と糸選別ガイドとの間で糸の受け渡しを行
    うことにより、設定された糸順序に従い、自動的に糸を
    交換し整経胴上に糸を巻きつけていく電子制御サンプル
    整経機であり、該導糸部材に糸保持部材を移動自在に取
    りつけ、導糸部材から糸選別ガイドに糸を渡す時には糸
    保持部材を糸が外れる方向に移動させることにより、導
    糸部材から糸を外して該外れた糸を糸選別ガイドに保持
    せしめ、糸選別ガイドから導糸部材に糸を渡す時には糸
    保持部材を糸を保持する方向に移動させることにより、
    糸選別ガイドに保持された糸を導糸部材に保持させて糸
    交換を行うようにしたことを特徴とする糸交換機構付電
    子制御サンプル整経機。
  4. 【請求項4】 前記糸保持部材を導糸部材の先端部に出
    没自在に取りつけ、該糸保持部材を導糸部材内部に収納
    することにより糸保持部材から糸を外し、該糸保持部材
    を導糸部材から突出させることにより糸保持部材に糸を
    保持させ糸交換を行うようにしたことを特徴とする請求
    項3記載の糸交換機構付電子制御サンプル整経機。
  5. 【請求項5】 前記糸保持部材を導糸部材の先端部に回
    転自在に取りつけ、該糸保持部材を導糸部材に収納する
    方向へ回転させることにより糸保持部材から糸を外し、
    該糸保持部を導糸部材から突出する方向へ回転させるこ
    とにより糸保持部材に糸を保持させ糸交換を行うように
    したことを特徴とする請求項3記載の糸交換機構付電子
    制御サンプル整経機。
  6. 【請求項6】 前記整経胴の側面に取りつけられた導糸
    カバーの下端部にガイドバーを設け、この先端部分を前
    記導糸部材の回転方向と同方向に折曲して形成し、整経
    胴に糸を巻きつける時と、糸を交換する時のいずれの場
    合にも、該ガイドバーと該糸選別ガイドとの間を糸が通
    過できるようにしたことを特徴とする請求項1〜5のい
    ずれか1項記載の糸交換機構付電子制御サンプル整経
    機。
  7. 【請求項7】 前記導糸部材が複数個の導糸部材作動装
    置本体によって作動せしめられ、該複数個の導糸部材作
    動装置本体が、整経胴端面又は該整経胴端面に設けられ
    た導糸カバーに設置されており、予め設定された糸交換
    順序に従い該導糸部材作動装置本体を作動させ該導糸部
    材を作動させるようにしたことを特徴とする請求項1,
    2及び6のいずれか1項記載の糸交換機構付電子制御サ
    ンプル整経機。
  8. 【請求項8】 複数個の導糸杆検出用センサーを整経胴
    端面又は該整経胴端面に設けられた導糸カバーに取りつ
    け、予め設定された糸交換順序に従い該センサーからの
    導糸杆検出信号により該導糸部材作動装置本体を作動さ
    せるようにしたことを特徴とする請求項7記載の糸交換
    機構付電子制御サンプル整経機。
  9. 【請求項9】 複数個の導糸杆検出用センサーを整経胴
    端面又は該整経胴端面に設けられた導糸カバーに取りつ
    け、予め設定された糸交換順序に従い該センサーからの
    導糸杆検出信号により該糸保持部材の作動を行うように
    したことを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項記載
    の糸交換機構付電子制御サンプル整経機。
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