JPH1033052A

JPH1033052A - 穀物均平収納装置

Info

Publication number: JPH1033052A
Application number: JP20927696A
Authority: JP
Inventors: Koichi Ueda; 耕一上田
Original assignee: Seirei Industry Co Ltd
Current assignee: Yanmar Agribusiness Co Ltd
Priority date: 1996-07-19
Filing date: 1996-07-19
Publication date: 1998-02-10

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】穀粒が山積み状態になるのを解消して均平に
収納し収納量を増加させること。【解決手段】ライスキャビン（１）内の中央上部に、
回転翼（２）を有する均分器（Ａ）を取付けたものにお
いて、均分器（Ａ）の回転翼（２）を可変にして穀粒の
飛翔高さ（Ｈ）を変更可能にする。また、ライスキャビ
ン（１）内の高位置に上限センサ−（３）を、中間位置
に下限センサ−（４）を設け、均分器（Ａ）によって分
散する穀粒を上限センサ−（３）または下限センサ−
（４）が検出することにより自動的に回転翼（２）を可
変するようにするとよい。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ライスキャビン内
に穀粒を収納するときの穀物均平収納装置に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】従来、ライスキャビン内に穀粒を均平に
収納する装置のものでは、このキャビン内中央上部に回
転翼を有する均分器が取付けられて回転翼上に供給され
る穀粒を回転遠心力によって四方に分散させながら収納
する手段が採用されているが、この手段のものは、回転
翼が固定の状態で回転するものであるから、穀粒の分散
は一定のものになって、どうしても山積みの状態になり
均平に収納することができない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の均分
器では、穀粒をライスキャビン内に収納するとき上記の
ように山積み状態になるのを解消して均平に収納し収納
量を増加させることにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、ライ
スキャビン内の中央上部に取付けた均分器の回転翼を可
変にして穀粒の飛翔高さを変更可能にすることにより、
分散する穀粒がライスキャビン内に山積み状態にならず
均平に収納されるようになる。

【０００５】また、ライスキャビン内の高位置に上限セ
ンサ−を、中間位置に下限センサ−を設け、均分器によ
って分散する穀粒を上限センサ−または下限センサ−が
検出することにより回転翼を可変することが好ましく、
これによれば、分散する穀粒を上限センサ−が検出する
と回転翼は飛翔高さが低くなるように自動的に変更し、
また、下限センサ−が検出すると飛翔高さが低くなるよ
うに自動的に変更されて、その変更の繰返しにより穀粒
が順次均平に収納されていき能率がよく一層効果的であ
る。

【０００６】

【発明の実施の形態】

【実施例】以下、本発明による穀物均平収納装置につい
て「図１」と「図２」に示す実施例図により具体的に説
明すると、（１）が穀粒を収納するライスキャビンであ
って、このキャビン（１）の最上部中央には搬入室
（５）が設けられて、搬入室（５）に終端部が入り込む
搬入コンベヤ（６）により穀粒が搬入され、その搬入さ
れたものは電動モ−タ（Ｍ）を覆う山形のものによりて
分流されて落下口（７）から落下し、この落下するもの
が均分器Ａ）の回転翼（２）により受け止められ回転遠
心力によってライスキャビン（１）内に分散し収納され
ていくのである。

【０００７】また、ライスキャビン（１）内に収納され
たものは、送風機（８）によって送り込まれ底面（９）
に開口する無数の噴風口（１０）から噴出する乾燥風に
より乾燥されて貯蔵され、収納されたものを取出すとき
は、底面（９）上に横設されて自転しながら公転するス
イ−プオ−ガ（１１）によって穀粒は中央部がわに移送
され取出タンク（１２）を介して搬出コンベヤ（１３）
により機外に取出すようになっている。

【０００８】前記の均分器（Ａ）は、両側に側壁（１
４）を有する長方形の回転翼（２）を前記電動モ−タ
（Ｍ）の軸端部に傾斜状態に軸着し、その回転翼（２）
の低位がわ下面に同じく長方形の補助翼（１５）の高位
がわを重合させ軸（１６）を支点にし回動可能に樞着し
て、補助翼（１５）を回転翼（２）の低位がわから延出
する作用姿勢と「図２」に仮想線で示す非作用姿勢とに
切替可能にして可変するのである。

【０００９】そして、その作用姿勢と非作用姿勢の切替
は、電磁弁（１７）によりギヤボックス（１８）内のベ
ベルギヤを介して軸（１６）を回動させることにより行
わせている。また、補助翼（１５）の低位がわは稍々上
向きの湾曲形状に形成してある。

【００１０】これにより、補助翼（１５）が「図１」と
「図２」の実線に示すように回転翼（２）の低位がわか
ら延出する作用姿勢では、回転遠心力による穀粒の飛翔
高さ（Ｈ）は高くなり且つ飛翔距離も大になる。また、
補助翼（１５）が「図２」の仮想線のように非作用姿勢
に切替わると、飛翔高さ（Ｈ）は（ｈ）となって低くな
るとともに飛翔距離も小になる。

【００１１】また、ライスキャビン（１）内周壁の高位
置に接触式の上限センサ−（３）を取付け、中間位置に
は同じく接触式の下限センサ−（４）が設けられ、この
各センサ−（３）（４）は制御回路を介して前記電磁弁
（１７）に接続されて、上限センサ−（３）が分散する
穀粒を検出することにより補助翼（１５）は非作用姿勢
に可変し、下限センサ−（４）の穀粒検出によって作用
姿勢に切替わるようにしてあって、穀粒の飛翔高さ
（Ｈ）が自動的に変更し、その変更が繰返されることに
より穀粒は均平に収納されることになる。

【００１２】「図３」は均分器（Ａ）の別実施例を示し
たもので、搬入室（５）の下部内には攪拌羽根（１９）
を数個備えた円錐形の攪拌体（２０）を回転自在に設
け、搬入室（５）内に溜めながら落下口（７）から定量
のものを落下させ、落下口（７）から落下するものは複
数個の拡散羽根（２１）を有し回転自在の円錐形状をし
た拡散体（２２）により拡散され、この拡散して落下す
るものが数枚の飛散羽根（２３）を有し傘形にして矢印
のように拡開または縮小する放出体（２４）に受継がれ
四方に分散放出するように構成している。

【００１３】また、前記の攪拌体（２０）と拡散体（２
２）と放出体（２４）は縦方向の同一軸線を中心にして
回転し、放出体（２４）はその回転速度を変速調節可能
にして高速回転により前記のように拡開し低速回転によ
って縮小するもので、攪拌体（２０）と同一速度で回転
し、拡散体（２２）は放出体（２４）と攪拌体（２０）
より低速もしくは逆回転させるようにしたものである。

【００１４】

【発明の効果】本発明は、以上説明したように実施され
るもので、次に記載するような効果を奏する。

【００１５】均分器の回転翼を可変にして穀粒の飛翔高
さを変更可能にしたことにより、分散する穀粒がライス
キャビン内に山積み状態にならず均平に収納されて、収
納量を増加させることができる。

【００１６】また、ライスキャビン内の高位置に上限セ
ンサ−を、中間位置に下限センサ−を設け、均分器によ
って分散する穀粒を上限センサ−または下限センサ−が
検出することにより回転翼を可変するから、分散する穀
粒を上限センサ−が検出すると回転翼は飛翔高さが低く
なるように自動的に変更し、また、下限センサ−が検出
すると飛翔高さが低くなるように自動的に変更されて、
その変更の繰返しにより穀粒が順次均平に収納されてい
き能率がよく一層効果的である。

【図面の簡単な説明】

【図１】ライスキャビンの全体図である。

【図２】均分器の平面図である。

【図３】別実施例のものの均分器の側面図である。

【符号の説明】

１ライスキャビン２回転翼Ａ均分器Ｈ飛翔高さ３上限センサ− ４下限センサ−

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ライスキャビン（１）内の中央上部に、
回転翼（２）を有しその回転翼（２）上に供給される穀
粒を回転遠心力によりライスキャビン（１）内に分散さ
せる均分器（Ａ）を取付けたものにおいて、該均分器
（Ａ）の回転翼（２）を可変にして穀粒の飛翔高さ
（Ｈ）を変更可能にしたことを特徴とする穀物均平収納
装置。
【請求項２】ライスキャビン（１）内の高位置に上限
センサ−（３）を、中間位置に下限センサ−（４）を設
け、均分器（Ａ）によって分散する穀粒を上限センサ−
（３）または下限センサ−（４）が検出することにより
回転翼（２）を可変するようにしたことを特徴とする請
求項１．記載の穀物均平収納装置。