JPH06106131A - 縦型穀類選別機 - Google Patents

縦型穀類選別機

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JPH06106131A
JPH06106131A JP28531992A JP28531992A JPH06106131A JP H06106131 A JPH06106131 A JP H06106131A JP 28531992 A JP28531992 A JP 28531992A JP 28531992 A JP28531992 A JP 28531992A JP H06106131 A JPH06106131 A JP H06106131A
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cylinder
grain
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JP28531992A
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Kenzo Kawashima
謙蔵 川島
Hideaki Arakawa
秀明 荒川
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Tiger Kawashima Co Ltd
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Tiger Kawashima Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 貯留タンク内に無駄な空間が発生せず良穀の
貯留量が増大するとともに、揚穀螺旋筒と選別網体の相
対速度差が大きくならないようにする。 【構成】 二出力ギヤモータ7により揚穀螺旋筒3を高
速回転させるとともに誘導筒9を低速回転させ、モータ
10により選別網体2を揚穀螺旋筒3と同方向へ低速回
転させ、揚穀螺旋筒3と選別網体2の相対速度差が大き
くならないように工夫されている。ホッパ5から投入さ
れた穀類は供給筒8内へ落下し、誘導筒9の誘導翼9a
により下方へ導かれ誘導筒9内へ入り、揚穀螺旋筒3の
螺旋翼4により揚穀されて選別される。選別された良穀
は揚穀螺旋筒3と一体に高速回転する掻出し羽根11に
よりはね飛ばされて貯留タンク6の前面壁側から貯留さ
れるので貯留タンク6内に無駄な空間が発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、選別網体と揚穀螺旋筒
とを相対的に回転させて穀類の選別を行う縦型穀類選別
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の縦型穀類選別機として
は、次に説明するもの等がある。
【0003】図2に示すように、殻体101に取付けら
れた下部仕切板113の上には上面が開放した供給筒1
08が固定され、供給筒108内には上面が開放され周
面に誘導翼109cをもつ誘導筒109が回転自在に配
設されている。誘導筒109の上には選別網体102が
載置され、選別網体102の下端に設けた複数の係合溝
を誘導筒109のフランジ109a上に突設された突片
109bにそれぞれ係合することにより、両者は一体的
に回転するように構成されており、選別網体102およ
び誘導筒109内には周面に螺旋翼104をもつ揚穀螺
旋筒103が回転自在に配設されている。
【0004】下部仕切板113の下面には回転方向が逆
でしかも回転速度の異なる二本の出力軸を有する二出力
ギヤモータ107が固定されており、二本の出力軸は下
部仕切板113に形成された穴から上方へ突出してい
る。そして、その中の低速回転する出力軸は誘導筒10
9の底板109dに固定されており、高速回転する出力
軸は揚穀螺旋筒103の底板103aに固定され、誘導
筒109および選別網体102は低速回転され、揚穀螺
旋筒103は逆方向に高速回転される。
【0005】供給筒108にはホッパ105が連通され
ており、ホッパ105に投入された穀類は誘導筒109
の誘導翼によりその底板109d近傍の導入口(図示せ
ず)へ導かれ、誘導入口より誘導筒109と揚穀螺旋筒
103の間に入り、上方へ揚穀される。穀類は高速回転
する揚穀螺旋筒103の螺旋翼104より選別網体10
2へはね飛ばされてその網目を通過しない大粒の良穀は
上部仕切板110上へ移送され、選別網体102の上端
部周面に突設された複数の掻出し羽根112によりはね
飛ばされて放出口111から貯留タンク106内へ放出
される。他方、網目を通過した小粒の屑粒は排出口11
4から機外へ放出される。(特開平2−122874号
公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術は、掻
出し羽根が低速回転する選別網体に取付けられているた
め、上部仕切板上に移送された良穀を貯留タンクへ向け
てはね飛ばすための遠心力が小さいので良穀の飛翔距離
が短く、貯留タンク内にあって放出口寄りに良穀が片寄
って貯留されてしまうため、貯留タンク内に無駄な空間
が発生して約半分程度しか良穀を貯留することができな
い。また、誘導筒と選別網体とが一体的に回転する構造
なので、誘導筒の本来の機能が達成される程度の回転数
を維持する必要があるため、本来選別網体がその目詰ま
り防止のために必要とする回転速度よりも高速で回転さ
れることとなる。
【0007】しかも、揚穀螺旋筒と選別網体とを互に逆
方向へ回転させるので、選別処理能力を向上するために
揚穀螺旋筒を高速回転させると両者の相対速度差が大き
くなり過ぎて穀類が選別中に粉砕されるおそれがあっ
た。
【0008】本発明は、上記従来の技術の有する問題点
に鑑みてなされたものであって、貯留タンク内に無駄な
空間が発生せず良穀の貯留量が増大するとともに、揚穀
螺旋筒を高速回転させても選別網体との相対速度差が大
きくなり過ぎることがない縦型穀類選別機を実現するこ
とを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の縦型穀類選別機は、外面にホッパが配設さ
れた殻体と、前記殻体内の下方部に固定されかつ前記ホ
ッパに連通された供給筒と、前記供給筒内に同心状に配
設された周面に誘導翼をもつ誘導筒と、前記誘導筒の上
方に配設された上部に放出室をもつ選別網体と、前記選
別網体および誘導筒内に同心状に配設された周面に螺旋
翼をもつとともに前記放出室へ突出した部分の周面に掻
出し羽根を有する揚穀螺旋筒と、前記放出室から放出さ
れた良穀を貯留するための貯留タンクとを備え、前記揚
穀螺旋筒を高速回転させるとともに前記誘導筒を低速回
転させるための第1駆動手段と、前記選別網体を前記揚
穀螺旋筒の回転方向と同一方向へ低速回転させるための
第2駆動手段とからなることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】ホッパに投入された穀類は、低速回転する誘導
筒の誘導翼により誘導筒の下方部に誘導されて誘導筒内
へ入り、高速回転する揚穀螺旋筒の螺旋翼により揚穀さ
れる。穀類は揚穀中において選別網体により選別され、
良穀は放出室内で掻出し羽根による遠心力を受けてはね
飛ばされ、貯留タンクの反放出側の壁面まで飛翔したの
ち落下し、貯留タンク内に貯留されて行く。また、選別
網体は揚穀螺旋筒と同一方向へ低速回転し、両者の相対
速度が大きくなり過ぎるおそれがない。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図面に基いて説明する。
【0012】図1は、本発明の縦型穀類選別機の一実施
例の縦断面図である。
【0013】殻体1の下方部の内壁には支持部材16が
固着されており、支持部材16に形成された孔には供給
筒8の底部8aが嵌挿されて固定されている。供給筒8
の底部8aの下面には、回転方向が逆であって回転速度
の異なる2本の出力軸を有する二出力軸ギヤモータ7が
ボルト等により取付けられている。
【0014】供給筒8内に同心状に配設された外周面に
誘導翼9aをもつ誘導筒9の底板9bには、二出力軸ギ
ヤモータ7の低速回転する出力軸が固着されており、ホ
ッパ5に投入されて供給筒8内に落下した穀類を下方へ
誘導し、供給口9cより誘導筒9内へ導くように構成さ
れている。
【0015】誘導筒9の上方には選別網体2が配設され
ており、選別網体2の下端部には誘導筒9の上端部が遊
嵌され両者間にはパッキン18を介在させて両者が相対
回転できるように構成されている。また、選別網体2の
上部に選別網体2よりもやや大径の放出口12を有する
放出室2aが一体的に形成されており、放出室2aの頂
壁2bには、選別網体2を揚穀螺旋筒3と同一方向へ低
速回転させるための第2駆動手段である上蓋13に固定
されたモータ10の出力軸が固着されている。殻体1の
内壁には図示しない目詰り防止板が突設されており、そ
の先端が低速回転する選別網体2の外周面を摺擦するこ
とにより目詰りを防止できるように構成されている。
【0016】誘導筒9および選別網体2内に同心状に配
設された揚穀螺旋筒3は、その放出室2aへ突出する部
分を除く周面のほぼ全域にわたって螺旋翼4が取付けら
れており、底板3aは二出力軸ギヤモータ7の高速回転
する出力軸が固着されている。また、揚穀螺旋筒3の放
出室2aに突出した部分の周面には間隔をおいて複数の
掻出し羽根11が突設されている。
【0017】以上の説明から明らかなように、二出力軸
ギヤモータ7は、揚穀螺旋筒3を高速回転させるととも
に誘導筒9を低速回転させるための第1駆動手段を構成
している。
【0018】さらに、本実施例では、揚穀螺旋筒3の頂
板3bに軸受3cを固着し、軸受3cを介してモータ1
0の出力軸の先端に自由回転自在に支持することにより
揚穀螺旋筒3の首振り運動を防止するように工夫されて
いる。さらに、貯留タンク6の放出口12の直下にはオ
ーバーフロー管15に連通したオーバーフロー孔14を
設け、貯留タンク6内に貯留される良穀のレベルを一定
限度に保つように構成されている。
【0019】次に、本実施例の動作について説明する。
【0020】二出力軸ギヤモータ7により、誘導筒9を
低速回転、これと逆方向へ揚穀螺旋筒3を高速回転さ
せ、モータ10により選別網体2を揚穀螺旋筒3と同方
向に低速回転させた状態で、ホッパ5へ穀類を投入す
る。
【0021】すると、穀類は、回転する誘導筒9の誘導
翼9aにより下方へ誘導されて供給口9cより誘導筒9
と高速回転する揚穀螺旋筒3の間へ導かれ、螺旋翼4に
より上方へ揚穀されて行く。その間に穀類は遠心力によ
り外方へはね飛ばされて、選別網体2の網目よりも小さ
い粒径の屑粒が選別網体2と殻体1間の室へ放出されて
下方へ落下し、排出口17より機外へ排出される。
【0022】一方、選別網体2の網目よりも大きな粒径
の良穀は、螺旋翼4によって上方へ揚穀されて、選別網
体2の上部の放出室2aへ移送され、掻出し羽根11に
よって放出口12を通して貯留タンク6の放出口12に
対向する内壁面(以下、「前面壁」という。)に向けて
はね飛ばされる。このとき掻出し羽根11は揚穀螺旋筒
3と一体に高速回転しているので、はね飛ばされた良穀
は貯留タンク6の前面壁側から貯留されて行き、貯留タ
ンク6内に無駄な空間が発生しない。
【0023】ちなみに、揚穀螺旋筒は、回転数が300
〜400rpmの右回転、誘導筒は回転数75rpmの
左回転、選別網体は回転数10rpmの右回転として選
別作業を行っても穀類が粉砕されることがなかった。
【0024】
【発明の効果】本発明は、上記のとおり構成されている
ので、以下に記載するような効果を奏する。
【0025】選別された良穀は貯留タンクに無駄な空間
部が発生することなく大量に貯留されるため、貯留タン
クの容積を従来例に比較して小さくすることが可能とな
った。
【0026】また、高速回転する揚穀螺旋筒と低速回転
する選別網体の回転方向が同一であるため、揚穀螺旋筒
を高速回転させて選別処理量を増大させたときにも両者
の相対速度差は従来例に比較して大きくならないので、
穀類が粉砕されるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の縦型穀類選別機の縦断面図である。
【図2】従来の縦型穀類選別機の縦断面図である。
【符号の説明】
1 殻体 2 選別網体 3 揚穀螺旋筒 3a 底板 3b 頂板 4 螺旋翼 5 ホッパ 6 貯留タンク 7 二出力ギヤモータ 8 供給筒 9 誘導筒 9a 誘導翼 10 モータ 11 掻出し羽根 12 放出口 13 上蓋 14 オーバーフロー孔 15 オーバーフロー管 16 支持部材 17 排出口 18 パッキン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外面にホッパが配設された殻体と、前記
    殻体内の下方部に固定されかつ前記ホッパに連通された
    供給筒と、前記供給筒内に同心状に配設された周面に誘
    導翼をもつ誘導筒と、前記誘導筒の上方に配設された上
    部に放出室をもつ選別網体と、前記選別網体および誘導
    筒内に同心状に配設された周面に螺旋翼をもつとともに
    前記放出室へ突出した部分の周面に掻出し羽根を有する
    揚穀螺旋筒と、前記放出室から放出された良穀を貯留す
    るための貯留タンクとを備え、前記揚穀螺旋筒を高速回
    転させるとともに前記誘導筒を低速回転させるための第
    1駆動手段と、前記選別網体を前記揚穀螺旋筒の回転方
    向と同一方向へ低速回転させるための第2駆動手段とか
    らなることを特徴とする縦型穀類選別機。
  2. 【請求項2】 揚穀螺旋筒が、その頂板に固定された軸
    受を介して第2駆動手段の出力軸に自由回転自在に支持
    されたことを特徴とする請求項1記載の縦型穀類選別
    機。
  3. 【請求項3】 貯留タンクにオーバーフロー孔を設け、
    前記オーバーフロー孔がオーバーフロー管に連通された
    ことを特徴とする請求項1または2記載の縦型穀類選別
    機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012045548A (ja) * 2011-11-22 2012-03-08 Tiger Kawashima Co Ltd 縦型穀粒選別機
CN105413833A (zh) * 2015-12-22 2016-03-23 张帆 一种用于农业的带卸料工作台的物料打碎设备

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