JPS63214358A

JPS63214358A - 竪軸型循環式精米機の排米装置

Info

Publication number: JPS63214358A
Application number: JP32799387A
Authority: JP
Inventors: 佐竹　利彦
Original assignee: Satake Engineering Co Ltd
Current assignee: Satake Engineering Co Ltd
Priority date: 1987-12-23
Filing date: 1987-12-23
Publication date: 1988-09-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は循環式精米機に関し、特に竪軸型循環式精米機
の排米装置の改良に関する。

〔従来の技術とその問題点〕

循環式精米機としては、例えば、特公昭３２−９３６０
号公報に示される横軸型循環式精米機と、竪軸型循環式
精米機がある。さらに、この竪軸型には、特公昭３６−
６４７４号公報に示される容器内中央部を下方に向けて
米粒を循環させるものと、特公昭５４−３６１０５号公
報に開示された容器内中央部を上方に向けて米粒を循環
させる竪軸型循環式精米機が知られている。

また、従来の竪軸型循環式精米機の排米装置としては臼
型容器の下側部に排米口を穿設すると共に、臼型容器の
外部から前記排米口に単一板体から成る弁板を添着して
周壁面に沿って移動したり、弁板の一側端縁を枢着して
周壁面に直交する方向に回動して排米口を開閉する方法
が実施されているが、臼型容器の内周壁面と弁板との間
に段差を生じる。そのために循環斑を生じて斑搗精とな
ること、開閉時にガイド板や臼型容器と弁板の間に米粒
を噛み込んで開閉動作が円滑に行われないこと、排出す
る白米が直接、臼型容器周壁面から前方に飛び出し周囲
に散乱して作業能率を阻害すること等の欠点を有してい
た。

本発明は上記の諸欠点に鑑み、臼型容器の下側部に設け
た排米口に特有な構造の排米弁を設けることにより、匍
述した問題点を解決し、しかも安全かつ堅牢で、排米作
業を簡易にする竪軸型循環式精米機の排米装置を提供せ
んとするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は前記のような問題点を解決しようとするもので
、臼型容器の中央部に、該臼型容器と同心状に立設した
竪軸に精白用転子を軸装した竪軸型循環式精米機におい
て、前記臼型容器下側部の傾斜周壁面に前記竪軸と平行
な投影面が円形状の排米口を設け、前記排米口に、前記
傾斜周壁面の排米口切欠部とほぼ同形・同曲率の傾斜壁
面のある弁板を備えた排米弁を竪軸にほぼ直交する軸上
で回動自在に嵌装したことを特徴とする。

〔作　用〕

臼型容器に投入された米粒はその中央部に設けた竪軸と
共に回転する精白用転子によって精白作用を受けながら
対流状に臼型容器内を循環し、再び精白作用を受ける。

複数回の精白作用を受けて、臼型容器内の米粒全てが所
望の精白度に達すると排米弁を回動して臼型容器内の精
白米を外部に排出する。

〔実施例）本発明を実施例図について説明する。臼型容器１の底部
に除糠用多孔壁円錐盤２を設けると共に、該多孔壁円錐
盤２の中央に臼型容器１と同心状に竪軸３を回転自在に
立設し、下部に精白転子４を備えた輸送転子５を竪軸３
に軸装すると共に、除糠用多孔壁円錐盤２の下方には顯
掻出用Ｗ車６を軸装して除糠室７を形成し、また、精白
転子４と除糠用多孔壁円錐盤２とで形成する空間を精白
室８となして一体的に形成した竪軸型循環式精米機であ
る。符号９は基台１０に設けた回転機構で、回転機構９
と前記竪軸３を連結して回転するように構成する。符号
１１は、臼型容器１の内周壁と輸送転子５の周壁との間
に位置調節自在に設けた抵抗用環体であり、１２は輸送
転子５の上端部に回動自在に立設した調節用支軸で、支
軸１２に軸装した祁動調節用係止金具３と抵抗用環体１
１とは連杆１４によって連結されている。符号１５は多
孔壁円錐盤２の外周に設けた固定外筒、１６は固定外筒
１５内部の除糠路、１７は竪軸３を支承する軸受部、１
８は除糠室７に連絡した集糠用容器、１９は集糠用容器
１８に連絡した排風機、２０は臼型容器１の蓋体である
。

次に、本発明の排米装置について第２図、第３図に基づ
いて説明する。臼型容器１の下側部の傾斜周壁面Ａに、
竪軸３と平行な投影面が円形状の排米口２１を穿設し、
排米口２１に傾斜周壁面への排米切欠部とほぼ同形・同
曲率の傾斜壁面のある弁板２２を備えた筒体２３から成
る排米弁２４を竪軸に直交する軸中心に回動自在に嵌装
し、排米弁２４は取付金具２７で臼型容器１に取付けら
れる。符号２５は固定外筒１５に設けた排米樋、２６は
排米弁２４に設けた回転操作杆である。

次に上記実施例の作用につき説明すると、臼型容器１に
投入された米粒は、臼型容器１の中央部において、輸送
転子５によって下部の精白転子ｎ１ｌｓに送り込まれて
精白室８内で撹拌されながら精白されて円周外方に振出
されると共に、容器１の内周壁に沿って上流し、再び臼
型容器１の中央部から輸送転子５によって下降し所望の
精白度に達するまで搗精される。その際、臼型容器１の
内周壁に沿って上流する米粒は、抵抗用環体１１により
流動が抑制されるために、米粒と除糠用多孔壁円錐盤２
及び米粒同志の摩擦力が増大して効率的な精白作用が行
われる。

また、精白作用によって発生した糠粉は、糠掻出用翼車
６と基台１０に設けた排風１１１１９との吸引力によっ
て除糠用多孔壁円錐盤２の通孔から除糠室７内に吸集さ
れ、その含糠屓は集糠用容器１８に流入する。そして、
除糠フィルターによって糠粉が分離された空気は基台１
０内を介して機外に排除される。そして、精白された白
米を臼型容器１から排出する場合は、排米弁２４に設け
た回転操作杆２６を回動操作すると、その弁板２２の傾
斜壁面が逆に傾斜して排米口２１の下端外側が開口し、
臼型容器１内の白米は開口部から下部の排米樋２５に流
入して機外に取出される。

（発明の効果〕本発明における竪軸型循環式精米機の排米装置によると
、臼型容器の下側部の傾斜周壁面に排米口を設けて、こ
の排米口に嵌入する排米弁を傾斜周壁面と段差を生じな
いように設け、排米弁を回動した時に弁板の傾斜壁面が
逆傾斜となり排米口の下部が開口するために、臼型容器
内を循環させて搗精する時、容器内周壁面の全周に亘り
抵抗差がなく、米粒が均一に循環するために均一な搗精
ができ、また、砕粒等の被害を生じないので高歩留りの
精白米を（ｑることができる。加えて、排米弁の開閉時
に米を噛み込まない。また、排出樋を清流するので白米
が臼型容器から直接前方に飛び出し散乱することがない
等の顕著な効果を秦する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例図である。第１図は本装置の側ｒ
ａｆｔ面図、第２図はその要部である排米装置の開成時
の拡大断面図、第３図は排米装置の開成時の拡大断面図
である。１・・・臼型容器、２・・・除糖用多孔壁円錐盤、３・
・・竪軸、４・・・精白転子、５・・・輸送転子、６・
・・糠掻出用翼車、７・・・除糠室、８・・・精白室、
９・・・回転磯構、１０・・・基台、１１・・・抵抗用
環体、１２・・・調節用支軸、１３・・・移動調節用係
止金具、１４・・・連杆、１５・・・固定外筒、１６・
・・除糠路、１７・・・軸受部、１８・・・集糠用容器
、１９・・・排風機、２０・・・蓋体、２１・・・排米
口、２２・・・弁板、２３・・・筒体、２４・・・排米
弁、２５・・・排米樋、２６・・・回転操作杆、２７・
・・取付金具、Ａ・・・傾斜周壁面、Ｂ・・・傾斜多孔
壁周壁面。

Claims

【特許請求の範囲】

臼型容器の中央部に、該臼型容器と同心状に立設した竪
軸に精白用転子を軸装した竪軸型循環式精米機において
、前記臼型容器下側部の傾斜周壁面に前記竪軸と平行な
投影面が円形状の排米口を設け、前記排米口に、前記傾
斜周壁面の排米口切欠部とほぼ同形・同曲率の傾斜壁面
のある弁板を備えた排米弁を竪軸にほぼ直交する軸上で
回動自在に嵌装したことを特徴とする竪軸型循環式精米
機の排米装置。