JPH10329215A - 弾性自己収縮チューブの作成方法及び装置 - Google Patents

弾性自己収縮チューブの作成方法及び装置

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JPH10329215A
JPH10329215A JP9141297A JP14129797A JPH10329215A JP H10329215 A JPH10329215 A JP H10329215A JP 9141297 A JP9141297 A JP 9141297A JP 14129797 A JP14129797 A JP 14129797A JP H10329215 A JPH10329215 A JP H10329215A
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elastic
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tube
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豊明 田代
Yoshinari Hane
良成 羽根
Isao Takaoka
功 高岡
Yuji Sakurai
裕士 桜井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動的に、能率よく作業を行うことができる
弾性自己収縮チューブの作成方法を得る。 【解決手段】 拡径すべき弾性チューブ2の外周を、空
気圧の増減で把持面11aが膨脹,収縮する構造のゴム
状弾性把持具8aにより把持した状態で、この弾性チュ
ーブ2の中に拡径治具4´のテーパ付きガイド部4aを
圧入操作機構の操作で圧入する。その過程でテーパ付き
ガイド部4aを弾性チューブ2内に圧入させて弾性チュ
ーブ2を拡径させると共に弾性チューブ2の拡径につれ
てゴム状弾性把持具8aの把持面11aを拡径方向に追
従後退させて把持圧力を高めた状態で、強制的に弾性チ
ューブ2内に拡径治具4´を相対的に圧入する。弾性チ
ューブ2を拡径治具4´の拡径支持部4bの外周に拡径
状態で存在させてから、拡径保持筒体の外周に弾性チュ
ーブを拡径状態で保持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム状弾性を有す
る弾性チューブを拡径状態で拡径保持筒体の外周に支持
させた構造の弾性自己収縮チューブを作成する弾性自己
収縮チューブの作成方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、電線,ケーブル,パイプ等の接続
部を保護,絶縁被覆,あるいは補修するために、バーナ
等の加熱手段を用いて収縮させる熱収縮チューブの代わ
りに、加熱手段を用いずに収縮させて被覆できる弾性自
己収縮チューブが用いられてきている。
【0003】この弾性自己収縮チューブ1は、図13に
示すように、ゴム状弾性を有するシリコーンゴム等より
なる弾性チューブ2を拡径状態で拡径保持筒体3の外周
に支持させた構造になっている。拡径保持筒体3は、プ
ラスチック等で、その内径が装着すべき対象物の外径よ
り大きく形成されている。
【0004】このような弾性自己収縮チューブ1は、装
着すべき対象物の外周に嵌め、弾性チューブ2が装着す
べき対象物の被覆すべき位置の外周に存在するように位
置決めした状態で、拡径保持筒体3を弾性チューブ2か
ら引き抜くことにより、または拡径保持筒体3を帯状成
形体(線を含む)でコイル状に作成しておき、この拡径
保持筒体3を分解して帯状成形体として除去することに
より、該弾性チューブ2を装着すべき対象物の被覆すべ
き位置の外周に自己収縮させて密着させることにより装
着を行うものである。
【0005】本出願人は、このような弾性自己収縮チュ
ーブ1の作成するための2つの方法を提案した(特願平
7−271024号,特願平8−285259号)。
【0006】第1の方法を、図14(A)〜(F)を用
いて説明する。
【0007】この第1の方法は、図14(A)に示すよ
うな第1のタイプの拡径治具4を用いる方法である。こ
の拡径治具4は、先端の円錐形状をなすテーパ付きガイ
ド部4aの後に、拡径保持筒体3の外径より大きい円形
断面を持つ拡径支持部4bが連設され、これらの表面が
潤滑性面として作用するようにこれらテーパ付きガイド
部4aと拡径支持部4bが低融点凝固体よりなる潤滑剤
としての氷で形成され、且つ拡径支持部4b内に拡径保
持筒体3が同軸状に内蔵された構造になっている。な
お、拡径保持筒体3の孔内も氷で満たされている。
【0008】このような拡径治具4を、その先端のテー
パ付きガイド部4aが上向きとなるように配置する。
【0009】この拡径治具4の表面が溶けた状態で、テ
ーパ付きガイド部4aの先端部分に、図14(B)に示
すように弾性チューブ2の一端を嵌めて、図14(C)
(D)に示すように弾性チューブ2に下降力を加えて、
テーパ付きガイド部4aで弾性チューブ2を拡径させつ
つ下降させて拡径支持部4b側に移動させ、最終的には
図14(E)に示すように該弾性チューブ2の全長が拡
径治具4内の拡径保持筒体3の外周に対応する位置に存
在する状態にする。この状態で、拡径治具4の氷を溶か
すと、氷が溶けるにつれて弾性チューブ2が自己収縮し
て、図14(F)に示すように拡径保持筒体3の外周に
支持された状態の弾性自己収縮チューブ1が得られる。
【0010】第2の方法を、図15を用いて説明する。
【0011】この第2の方法は、図示のような第2のタ
イプの拡径治具4´を用いる方法である。この拡径治具
4´は、先端の円錐形状をなすテーパ付きガイド部4a
の後に、拡径保持筒体3の外径より大きい円形断面を持
つ拡径支持部4bが連設され、これらの表面が潤滑性面
として作用するようにこれらテーパ付きガイド部4aと
拡径支持部4bが低融点凝固体よりなる潤滑剤としての
氷で形成され、且つ拡径支持部4b内の中空部4cに拡
径保持筒体3がその一部を外に出すようにして収容され
た構造になっている。
【0012】この拡径治具4´の表面が溶けた状態で、
テーパ付きガイド部4aの先端部分より弾性チューブ2
の一端を嵌めて、該弾性チューブ2に力を加えて、テー
パ付きガイド部4aで該弾性チューブ2を拡径させつつ
拡径支持部4b側に移動させ、該拡径支持部4bを通り
過ぎたところで該拡径支持部4bの後端部から露出して
いる拡径保持筒体3の外周に自己収縮させ、弾性チュー
ブ2の一端が拡径保持筒体3の外周の先端側の部分に密
着固定された状態で、該拡径保持筒体3を矢印方向に移
動させることにより弾性チューブ2の他の部分も該拡径
保持筒体3の外周に順次密着させて、図13に示すよう
に拡径保持筒体3の外周に支持された状態の弾性自己収
縮チューブ1を得る。
【0013】この第2の方法では、低融点凝固体よりな
る潤滑剤としての氷の溶け具合が許容範囲であれば、拡
径治具4´を繰り返し使用できる利点がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような2つの弾性自己収縮チューブ1の作成方法で
は、弾性チューブ2の拡径率が例えば3倍〜5倍のよう
に大きい場合、あるいは弾性チューブ2の肉厚が厚い場
合には、弾性チューブ2を拡径しつつ拡径治具4,4´
の拡径支持部4bに嵌めるのに50kg以上の挿入力が必要
になり、従来はこの作業を複数の作業員による人力で行
っていたので、作業性が悪く、生産性が低い問題点があ
った。
【0015】機械力を用いて挿入作業を行うことも考え
られているが、この場合は弾性チューブ2を機械的な把
持手段で把持した状態で、拡径治具4,4´の挿入作業
を行う必要があり、この機械的な把持手段は拡径治具
4,4´が通る際に弾性チューブ2の拡径につれて該機
械的な把持手段の把持面を、把持力を低下させずに拡径
方向に逃がす必要があり、このため機械的な把持手段の
構成が複雑化して装置のコストアップを招いたり、故障
が発生し易い問題点があった。
【0016】本発明の目的は、自動的に、能率よく作業
を行うことができる弾性自己収縮チューブの作成方法及
び装置を提供することにある。
【0017】本発明の他の目的は、拡径治具が通る際に
弾性チューブの拡径につれて把持面を把持力を低下させ
ずに簡単に拡径方向に逃がすことができる簡単な構造の
把持具を用いて作業を行うことができる弾性自己収縮チ
ューブの作成方法及び装置を提供することにある。
【0018】本発明の他の目的は、弾性チューブの表面
に僅かな掴み跡も発生させることなく作業を行うことが
できる弾性自己収縮チューブの作成方法を提供すること
にある。
【0019】本発明の他の目的は、弾性チューブの拡径
率が大きくても、該弾性チューブを支障なく把持して作
業を行うことができる弾性自己収縮チューブの作成方法
を提供することにある。
【0020】本発明の他の目的は、拡径治具芯体の方を
繰り返し使用できる構造の拡径治具を用いて作業を行う
ことができる弾性自己収縮チューブの作成装置を提供す
ることにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、拡径手段として、先端のテーパ付きガイド部の後
に、拡径保持筒体の外径より大きい拡径支持部が連設さ
れ、少なくともこれらの表面には潤滑性が付与されてお
り、且つ拡径支持部内に拡径保持筒体を内蔵させた構造
の拡径治具を用いる。本発明で、拡径支持部内に拡径保
持筒体を内蔵させるさせ方としては、拡径支持部内に拡
径保持筒体を全体的に内蔵させてもよく、あるいは部分
的に内蔵させてもいずれでもよい。
【0022】拡径すべき弾性チューブの外周を、空気圧
の増減で把持面が膨脹,収縮する構造のゴム状弾性把持
具により把持した状態で、この把持された弾性チューブ
の中心軸方向の一端部に前述した拡径治具のテーパ付き
ガイド部を対向させて、ゴム状弾性把持具に対して拡径
治具を相互に近付く方向に相対的に圧入操作機構で強制
移動させる。
【0023】その過程で拡径治具のテーパ付きガイド部
を弾性チューブ内に圧入させて該弾性チューブを拡径さ
せると共に該弾性チューブの拡径につれてゴム状弾性把
持具の把持面を拡径方向に自動的に追従後退させて把持
圧力を高めた状態で、圧入操作機構で強制的に弾性チュ
ーブ内に拡径治具を相対的に圧入し、弾性チューブを拡
径治具の拡径支持部の外周に拡径状態で存在させてか
ら、拡径保持筒体の外周に弾性チューブを拡径状態で保
持させる。
【0024】弾性チューブを拡径治具の拡径支持部の外
周に拡径状態で存在させてから、拡径保持筒体の外周に
弾性チューブを拡径状態で保持させるやり方としては、
氷等の低融点凝固体で形成した拡径治具を用いて、この
低融点凝固体を溶かすことにより弾性チューブを自己収
縮させて拡径保持筒体の外周に弾性チューブを保持させ
る方法、あるいは拡径治具としてその拡径支持部内の中
空部に拡径保持筒体をその一部が外に出すようにして収
容された構造のものを用いて、該拡径治具の拡径支持部
に位置させた弾性チューブを更に相対的に移動させ、該
拡径支持部を通り過ぎたところで該拡径支持部の後端部
から露出している拡径保持筒体の外周に該弾性チューブ
を自己収縮させ、該弾性チューブの一端が拡径保持筒体
の外周の先端側の部分に密着固定された状態で、該拡径
保持筒体を該拡径治具に対して相対的に移動させること
により弾性チューブの他の部分も該拡径保持筒体の外周
に順次密着させ保持させる方法等いずれでもよい。
【0025】このように拡径治具,ゴム状弾性把持具,
圧入操作機構を用いて、弾性チューブ内に拡径治具を圧
入させる作業を行うと、ゴム状弾性把持具による拡径す
べき弾性チューブの把持が前述したように良好に行え、
しかも圧入操作機構により大きな圧入操作力を容易に与
えることができるので、弾性自己収縮チューブの作成作
業を、自動的に、能率よく行うことができる。
【0026】特に、本発明では、拡径すべき弾性チュー
ブの外周を、空気圧の増減で把持面が膨脹,収縮する構
造のゴム状弾性把持具で把持するので、該ゴム状弾性把
持具で把持された弾性チューブ内に拡径治具のテーパ付
きガイド部を相対的に圧入させる際に、該弾性チューブ
に拡径治具のテーパ付きガイド部が相対的に圧入されて
該弾性チューブが拡径されるにつれて、ゴム状弾性把持
具の把持面が拡径方向に自動的に追従して後退され、こ
れによりゴム状弾性把持具が圧縮されて内圧が高まり、
その結果、把持圧力が高まり、この状態で強制的に弾性
チューブ内に拡径治具が相対的に圧入されることにな
る。従って、弾性チューブ内に拡径治具を相対的に圧入
する際に、ゴム状弾性を有する弾性チューブをゴム状弾
性把持具の把持面で確実に把持して作業を自動的に行う
ことができる。
【0027】請求項2に記載の発明では、ゴム状弾性把
持具は弾性チューブの軸線方向の異なる部分を把持する
ように複数配置しておき、これらゴム状弾性把持具で対
応部分が把持され得る位置に弾性チューブを配置する。
【0028】かかる状態で、拡径治具のテーパ付きガイ
ド部が弾性チューブを拡径しつつ通る箇所に存在するゴ
ム状弾性把持具の把持面を膨脹状態にして弾性チューブ
を把持させると共に他のゴム状弾性把持具はその把持面
を収縮状態にして弾性チューブを把持しないようにす
る。
【0029】把持状態にあるゴム状弾性把持具の位置を
拡径治具のテーパ付きガイド部が通り過ぎて、次のゴム
状弾性把持具の位置に拡径治具のテーパ付きガイド部が
通り過ぎると、すぐにその位置のゴム状弾性把持具の把
持面を膨脹状態にして弾性チューブを把持させると共に
その前のゴム状弾性把持具の把持面を収縮状態にして、
掴み替えを行わせる。
【0030】このように複数のゴム状弾性把持具を用い
て掴み替えを行うと、最初から最後まで掴み状態で作業
を終了した場合に起こる、掴まれている部分の弾性チュ
ーブが伸びられずにそのまま保持され、掴まれていない
部分の弾性チューブが拡径治具の相対的移動につれて伸
びる結果、作業終了後の状態で弾性チューブの表面に掴
まれた箇所と掴まれていない箇所で掴み跡が生ずるのを
防止することができる。
【0031】請求項3に記載の発明では、ゴム状弾性把
持具の前段に、最小把持径がゴム状弾性把持具より小さ
い縮径,拡径把持具を配置し、これら縮径,拡径把持具
とゴム状弾性把持具で対応部分が把持され得る位置に弾
性チューブを配置する。このような縮径,拡径把持具を
用いるのは、ゴム状弾性把持具の有効把持範囲が小さ
く、弾性チューブの元の径から拡径後の径までの把持範
囲に対応できない、大きな拡径比の場合で、ゴム状弾性
把持具と併用する場合である。
【0032】かかる状態で、最初に小径用の縮径,拡径
把持具のみで弾性チューブを把持させ、且つゴム状弾性
把持具の把持面を膨脹状態にして初期の拡径を行うと、
その後はゴム状弾性把持具が働く範囲に入る。
【0033】従って、把持状態にある縮径,拡径把持具
の位置を拡径治具のテーパ付きガイド部が通り過ぎ、ゴ
ム状弾性把持具の位置も拡径治具のテーパ付きガイド部
が通り過ぎて拡径支持部が臨む状態になると、該ゴム状
弾性把持具の把持面で弾性チューブを把持させると共に
縮径,拡径把持具を開放状態にして、掴み替えを行わせ
る。
【0034】このようにゴム状弾性把持具の他に、最小
把持径が該ゴム状弾性把持具より小さい縮径,拡径把持
具を用いると、ゴム状弾性把持具だけでは対応できない
拡径率の大きい弾性チューブからなる弾性自己収縮チュ
ーブを作成することができる。
【0035】請求項4に記載の発明では、先端のテーパ
付きガイド部の後に、拡径保持筒体の外径より大きい拡
径支持部が連設され、少なくともこれらの表面には潤滑
性が付与されており、且つ拡径支持部内に拡径保持筒体
が内蔵されている構造の拡径治具と、空気圧の増減で把
持面が膨脹,収縮して弾性チューブの把持と非把持とを
行う構造のゴム状弾性把持具と、拡径治具に対してゴム
状弾性把持具を相互に近付く方向に相対的に強制移動さ
せて拡径治具を弾性チューブ内に圧入させる操作を行う
圧入操作機構とを備えている。
【0036】このように拡径治具,ゴム状弾性把持具,
圧入操作機構を用いて、弾性チューブ内に拡径治具を圧
入させる作業を行うと、ゴム状弾性把持具による拡径す
べき弾性チューブの把持が前述したように良好に行え、
しかも圧入操作機構により大きな圧入操作力を容易に与
えることができるので、弾性自己収縮チューブの作成作
業を、自動的に、能率よく行うことができる。
【0037】特に、本発明では、拡径すべき弾性チュー
ブの外周を、空気圧の増減で把持面が膨脹,収縮する構
造のゴム状弾性把持具で把持するので、該ゴム状弾性把
持具で把持された弾性チューブ内に拡径治具のテーパ付
きガイド部を相対的に圧入させる際に、該弾性チューブ
に拡径治具のテーパ付きガイド部が相対的に圧入されて
該弾性チューブが拡径されるにつれて、ゴム状弾性把持
具の把持面が拡径方向に自動的に追従して後退され、こ
れによりゴム状弾性把持具が圧縮されて内圧が高まり、
その結果、把持圧力が高まり、この状態で圧入操作機構
により強制的に弾性チューブ内に相対的に拡径治具が圧
入されることになる。従って、弾性チューブ内に相対的
に拡径治具を圧入する際に、ゴム状弾性を有する弾性チ
ューブを確実に把持して作業を自動的に行うことができ
る。
【0038】請求項5に記載の発明では、拡径治具は、
円錐形のテーパ付きガイド芯体部と、このテーパ付きガ
イド芯体部の基端にその最大外径に外径を一致させて連
設された円筒状の拡径支持芯体部と、テーパ付きガイド
芯体部の基端に連設されていて円筒状の拡径支持芯体部
の中心を貫通して外に導出されている連結用軸部と、こ
の連結用軸部の外端部に設けられていて圧入操作機構に
連結される連結部とを備えた拡径治具芯体と、この拡径
治具芯体のテーパ付きガイド芯体部及び拡径支持芯体部
の表面を覆って設けられてテーパ付きガイド部と拡径支
持部の各表面を形成している潤滑層とを備え、円筒状の
拡径支持芯体部内に拡径保持筒体がその一部を外部に突
出させて内蔵された構造になっている。
【0039】このような構造の拡径治具では、拡径治具
芯体を有し、その表面に潤滑層を設けているので、潤滑
層が薄くてよく、該潤滑層の形成を容易に行うことがで
きる。また、拡径治具芯体の方は、何回でも再使用する
ことができる。さらに、拡径治具芯体は連結用軸部と連
結部とを有するので、圧入操作機構に対する連結を容易
に行うことができる。
【0040】
【発明の実施の形態】図1(A)〜(D)乃至図5
(A)〜(F)は、本発明に係る弾性自己収縮チューブ
の作成装置における実施の形態の第1例を示したもので
ある。
【0041】この弾性自己収縮チューブの作成装置は、
図1(A)〜(D)に示すように作業フロアー上に立設
された直方体状をした鋼鉄製で縦型の装置フレーム5を
有する。この装置フレーム5は、作業フロアー上に固設
された四角形の第1の枠体5aと、この第1の枠体5a
に対して所要の高さで対向する四角形の第2の枠体5b
と、これら第1の枠体5aと第2の枠体5bとの四隅を
連結する縦向きの柱体5cとで構成されている。
【0042】このような縦型装置フレーム5の上下方向
の途中の部分には、四本の縦向きの柱体5cに囲まれた
空間を横切る形で井桁状をした第1〜第3の把持具取付
け台6a〜6cが溶接により水平向きで上下方向に所定
間隔で3段に取付けられている。これら第1〜第3の把
持具取付け台6a〜6cの中央には、後述するゴム状弾
性把持具の下部が嵌まる孔7a〜7cがあけられてい
る。
【0043】これら第1〜第3の把持具取付け台6a〜
6c上の中央には、下部を孔7a〜7cに嵌めて第1〜
第3のゴム状弾性把持具8a〜8cが相互の軸線を垂直
方向に整列させるように位置決めして取付け手段9a〜
9cによりそれぞれ取付けられている。ゴム状弾性把持
具の数は、掴み替えができるように2個以上が望まし
い。
【0044】第1〜第3のゴム状弾性把持具8a〜8c
は、図2に示すように、ステンレス製の筒状ボデイ10
の内面にゴム状弾性体11の筒部からなる把持面11a
が挿入され、このゴム状弾性体11の筒部からなる把持
面11aの両端から折返された各折返し部11bが筒状
ボデイ10の両端で該筒状ボデイ10の外面にあてがわ
れ、これら折返し部11bが筒状ボデイ10の外面に加
締めリング12で加締められてゴム状弾性体11が筒状
ボデイ10に気密に取付けられ、これら筒状ボデイ10
とゴム状弾性体11とで空気圧の増減で把持面11aが
膨脹,収縮するリング形の袋状体が構成されている。こ
のようなゴム状弾性体11は、糸入りクロロプレンゴム
等で構成することができる。筒状ボデイ10の外面の長
手方向の中央の外周には、周方向に沿って張出した張出
し部13が設けられている。この張出し部13には、リ
ング形の袋状体内に対する加圧空気の供給と排気とを行
う給排気口14と、複数の取付け用ネジ孔15とが設け
られている。給排気口14は、筒状ボデイ10をその厚
み方向に貫通して設けられている。各取付け用ネジ孔1
5は、筒状ボデイ10をその厚み方向に貫通しないよう
にして設けられている。このような構造をした第1〜第
3のゴム状弾性把持具8a〜8cは、張出し部13の各
取付け用ネジ孔15を利用して図1(A)に示すように
個々の取付け手段9a〜9cにより第1〜第3の把持具
取付け台6a〜6c上に取付けられている。
【0045】第1〜第3のゴム状弾性把持具8a〜8c
には、図示しない共通のコンプレッサーから個々の電磁
弁等を介して圧力空気が供給されるようになっている。
【0046】このような第1〜第3のゴム状弾性把持具
8a〜8cにより、図1(A)に示すように弾性チュー
ブ2の軸線方向の異なる位置で該弾性チューブ2の把持
が個々に行われるようになっている。
【0047】第3のゴム状弾性把持具8cの下側には、
図1(A)に示すように第1〜第3のゴム状弾性把持具
8a〜8cに対して所要の位置に弾性チューブ2を仮止
めするための弾性チューブ仮止め機構16が設置されて
いる。この弾性チューブ仮止め機構16は、弾性チュー
ブ2の下端を一端で受ける「へ」の字形をした仮止めア
ーム16aと、この仮止めアーム16aが揺動自在とな
るように該仮止めアーム16aの屈曲した中間部を第3
の把持具取付け台6cの下部に対して枢支する枢支具1
6bと、仮止めアーム16aの他端を枢支連結して該仮
止めアーム16aをその一端が第3のゴム状弾性把持具
8cの下側で待機する仮止め位置とこの仮止め位置から
退避した退避位置とをとるように操作するエアーシリン
ダーよりなる仮止めアーム操作具16cと、この仮止め
アーム操作具16cの基端を装置フレーム5に枢支する
枢支具16dとで構成されている。
【0048】第1〜第3のゴム状弾性把持具8a〜8c
により把持された弾性チューブ2の軸線方向の上方に
は、図1(A)に示すように前述した第2のタイプの拡
径治具4´がその中心軸線が第1〜第3のゴム状弾性把
持具8a〜8cの整列軸線に整列する向きでテーパ付き
ガイド部4aを下向きにして配置されている。
【0049】この拡径治具4´は、図3に示すように円
錐形のテーパ付きガイド芯体部17aと、このテーパ付
きガイド芯体部17aの基端にその最大外径に外径を一
致させて連設された円筒状の拡径支持芯体部17bと、
テーパ付きガイド芯体部17aの基端に連設されていて
円筒状の拡径支持芯体部17bの中心を貫通して外に導
出されている連結用軸部17cと、この連結用軸部17
cの外端部に設けられていて後述する圧入操作機構に連
結される所要長さの連結部17dと、この連結部17d
の途中に直交する向きで突設されている連結突起17e
とを備えた拡径治具芯体17と、この拡径治具芯体17
のテーパ付きガイド芯体部17a及び拡径支持芯体部1
7bの表面を覆って設けられてテーパ付きガイド部4a
と拡径支持部4bの各表面を形成している氷等の低融点
凝固体よりなる潤滑層18とを備え、円筒状の拡径支持
芯体部17b内に拡径保持筒体3がその一部を外部に突
出させて内蔵された構造になっている。
【0050】拡径保持筒体3としては、本例では図4に
示すように、合成樹脂の帯状成形体3aを螺旋状に巻い
て円筒状にすると共に該帯状成形体3aの隣接するター
ン間の部分を部分的に融着して、円筒状の形を保持でき
るようにした形状のものが用いられている。なお、帯状
成形体3aとしては、線も含むものである。
【0051】装置フレーム5の第2の枠体5bには、図
1(A)(B)に示すように拡径治具4´を弾性チュー
ブ2内に圧入する操作を行うエアーシリンダーよりなる
圧入操作機構19が、その軸線を第1〜第3のゴム状弾
性把持具8a〜8cの整列軸線に整列させて配置されて
いる。この圧入操作機構19は、シリンダー部19a
と、このシリンダー部19a内の図示しないピストン部
と、このピストン部の動きにつれて動くピストンロッド
部19bとを備え、シリンダー部19aが第1の枠体5
aに垂直な向きで支持され、ピストンロッド部19bが
第1の枠体5aを貫通して下方に導出され、このピスト
ンロッド部19bの先端の連結部19cに拡径治具4´
の連結部17dが図5(A)〜(F)に示すように連結
されて該拡径治具4´が支持されている。ピストンロッ
ド部19bの連結部19cにおいては、その下端に開口
させて上向きに設けられていて拡径治具4´の連結用軸
部17cにおける先端の連結部17dを挿入する挿入孔
19dと、この挿入孔19dに沿って該連結部19cの
下端と側面とに開口させて上向きに設けられていて連結
部17dの連結突起17eを挿入するための挿入スリッ
ト19eと、この挿入スリット19eの途中に直交する
向きで設けられたロックスリット19fと、連結部19
cの外周に上下動可能に嵌められているロックリング1
9gと、このロックリング19gの内面に突設されてい
て通常は挿入スリット19eに嵌まっていてロック時に
はロックスリット19fに嵌まり込むロック突起19h
と、連結部19cの外周の下部でロックリング19gが
抜けないように保持するストッパ19iとを備えてい
る。また、シリンダー部19aの側面には、図示しない
ピストン部の位置を検出することにより拡径治具4´の
位置を自動的に検出する複数個の位置センサ20a〜2
0dが上下方向に位置を違えて取付けられている。
【0052】図1に示すように、第3のゴム状弾性把持
具8cの下側で装置フレーム5には、拡径治具4´が抜
け出す位置に作業員を含めた他の物体が存在しているか
否かを安全のために検出する第1,第2の光電スイッチ
からなるセンサ24a,24bが設けられている。
【0053】更に、装置フレーム5には、この装置の自
動制御を行うための制御盤25が取付けられ、拡径治具
4´の位置を間接的に検出するセンサ20a〜20d等
からの検出信号が入力されて、所定のタイミングで、可
動部である第1〜第3のゴム状弾性把持具8a〜8cの
制御部,弾性チューブ仮止め機構16,圧入操作機構1
9等に制御信号が与えられるようになっている。
【0054】次に、このような弾性自己収縮チューブの
作成装置による弾性自己収縮チューブの作成方法を、前
述した本発明の各図及び図6(A)〜(C),図7を参
照して説明する。
【0055】まず、弾性チューブ仮止め機構16の仮止
めアーム16aの先端部が、第3のゴム状弾性把持具8
cの中心軸線の下に図1(A)に示すような位置に存在
する姿勢に仮止めアーム操作具16cで制御して、該仮
止めアーム16aをその姿勢で待機させる。
【0056】次に、第1〜第3のゴム状弾性把持具8a
〜8c内にシリコーンゴムよりなる拡径すべき弾性チュ
ーブ2を第1のゴム状弾性把持具8a側から挿入して、
その下端を前述した仮止めアーム16aの先端部で仮止
めして待機させる。
【0057】かかる状態で、第1〜第3のゴム状弾性把
持具8a〜8c内に各給排気口14から加圧空気を送り
込み、各ゴム状弾性体11の把持面11aを図6(A)
に示すように膨らませて拡径すべき弾性チューブ2を、
図1(A)に示すようにその軸線方向に異なる位置で把
持させる。
【0058】拡径すべき弾性チューブ2の第1〜第3の
ゴム状弾性把持具8a〜8cによる把持が完了した時点
で、仮止めアーム操作具16cの制御により仮止めアー
ム16aを図1(A)に矢印で示す方向に退避させる。
【0059】次に、圧入操作機構19のピストンロッド
部19bの先端(下端)の連結部19cに、図1(A)
に示すように拡径治具4´の連結用軸部17cの先端の
連結部17dを連結して該拡径治具4´を支持させる。
【0060】この連結作業は、図5(A)〜(F)に示
すようにして行う。
【0061】まず、図5(A)(B)に示すようにロッ
クリング19gを上に上げた状態で、拡径治具4´の連
結用軸部17cにおける先端の連結部17dを、ピスト
ンロッド部19bの下端の連結部19cにおける挿入孔
19dに挿入する。この時の挿入長の適宜な長さの設定
により、拡径治具4´がぶれないピストンロッド部19
bの下端に連結されることになる。このような連結部1
7dの挿入の完了状態で、連結突起17eはロックスリ
ット19fに対向した位置に存在している。
【0062】次に、図5(C)(D)に示すように拡径
治具4´側をその軸線の回りに回転させて連結突起17
eをロックスリット19f側に移動させる。
【0063】かかる状態で、図5(E)(F)に示すよ
うにロックリング19gをストッパ19iに当たる位置
まで下降させる。この位置では、ロック突起19hはロ
ックスリット19fに対向した位置にあって連結突起1
7eが挿入スリット19eの位置に戻らないようにロッ
クしている。
【0064】かかる状態で、圧入操作機構19を作動さ
せて拡径治具4´を強制的に下降させる。
【0065】この過程で、拡径治具4´の先端のテーパ
付きガイド部4aが、図6(B)に示すように拡径すべ
き弾性チューブ2内に、これを拡径しつつ圧入される。
弾性チューブ2に対する圧入時に、テーパ付きガイド部
4aの表面の氷よりなる潤滑層18の表面が室温で溶け
てぬれていて、滑かな氷面の潤滑作用により、テーパ付
きガイド部4aの弾性チューブ2に対する拡径圧入がス
ムーズに行われることになる。
【0066】第1のゴム状弾性把持具8aの位置で、図
6(B)に示すようにテーパ付きガイド部4aが弾性チ
ューブ2内を拡径しつつ移動する際には、テーパ付きガ
イド部4aの移動に伴う弾性チューブ2の拡径につれて
第1のゴム状弾性把持具8aの把持面、即ちゴム状弾性
体11の把持面11aが拡径方向に押し付けられて追従
して後退され、これにより第1のゴム状弾性把持具8a
のゴム状弾性体11が圧縮されて内圧が高まり、その結
果、弾性チューブ2に対する把持圧力が高まり、この状
態で強制的に弾性チューブ2内に拡径治具4´が更に圧
入されても該弾性チューブ2は外れないでテーパ付きガ
イド部4aが該弾性チューブ2内を移動することにな
る。従って、弾性チューブ2内に拡径治具4´を圧入す
る際に、ゴム状弾性を有する弾性チューブ2を確実に把
持して作業を自動的に行うことができる。
【0067】第1のゴム状弾性把持具8aの位置を拡径
治具4´のテーパ付きガイド部4aが通り過ぎると、図
6(C)に示すように弾性チューブ2は該拡径治具4´
の拡径支持部4bにより拡径状態で保持されており、こ
の拡径された弾性チューブ2が第1のゴム状弾性把持具
8aで把持されている。
【0068】第2,第3のゴム状弾性把持具8b,8c
の箇所でも同様の動作が行われることになる。なお、第
1のゴム状弾性把持具8aの把持力が1個でも充分なら
ば、第2,第3のゴム状弾性把持具8b,8cは作動さ
せなくてもよい。
【0069】拡径治具4´の拡径支持部4bを通り過ぎ
たところの弾性チューブ2は、図7に示すように該拡径
支持部4bの後端部から露出している拡径保持筒体3の
外周に自己収縮し、該弾性チューブ2の一端が拡径保持
筒体3の外周の先端側の部分に密着固定される状態とな
る。この状態で該拡径保持筒体3が下降移動を続ける
と、弾性チューブ2の他の部分も該拡径保持筒体3の外
周に順次密着保持されて、図13に示すように拡径保持
筒体3の外周に弾性チューブ2が拡径状態で支持された
弾性自己収縮チューブ1が得られる。
【0070】この状態になると、拡径治具4´は図1
(A)に示すように第3のゴム状弾性把持具8cの下方
に抜け出た状態になる。
【0071】かかる状態になったならば、該拡径治具4
´を圧入操作機構19のピストンロッド19bから取り
外し、該ピストンロッド19bを待機位置まで上昇させ
る。この状態では、該ピストンロッド19bは第1〜第
3のゴム状弾性把持具8a〜8cの位置からも抜け出て
いるので、第1〜第3のゴム状弾性把持具8a〜8cか
ら加圧空気を抜き、ゴム状弾性体11の把持面11aを
収縮状態(後退)にして、弾性自己収縮チューブ1を取
り出す。
【0072】このような拡径治具4´の各段階の位置
を、圧入操作機構19のシリンダ部19a内の図示しな
いピストンの動きを位置センサ20a〜20dで検出し
て前述したように図示しない制御盤からの指令を可動部
に与えることにより、各工程の作業の自動制御が行われ
るようになっている。
【0073】拡径治具4´は、その潤滑層18の氷が使
える範囲内で、再使用して弾性自己収縮チューブ1の形
成作業を繰り返し行う。
【0074】なお、図4に示すような帯状成形体3aの
筒状成形体よりなる拡径保持筒体3を用いて形成した弾
性自己収縮チューブ1の場合には、装着すべき対象物の
外周に該弾性自己収縮チューブ1を嵌めて、この装着す
べき対象物に対して拡径状態の弾性チューブ2を所定の
位置に位置決めした状態で、該拡径保持筒体3の帯状成
形体3aの一端を自身の内側を通して引き取ると、該帯
状成形体3aが拡径状態の弾性チューブ2から順次抜き
取られて拡径保持筒体3が順次崩れてなくなり、これに
つれて拡径保持筒体3が崩れてなくなった箇所の弾性チ
ューブ2の部分が自己収縮して装着すべき対象物の外周
に密着することになり、装着すべき対象物の外周での拡
径保持筒体3の撤去作業を容易に行うことができる。
【0075】図8(A)(B)は、ゴム状弾性把持具に
よる弾性チューブ2の把持の仕方の他の例を示したもの
である。
【0076】この例では、ゴム状弾性把持具が2つで、
即ち第1,第2のゴム状弾性把持具8a,8bで弾性チ
ューブ2を把持する場合について説明する。
【0077】この場合にも、第1,第2のゴム状弾性把
持具8a,8bは弾性チューブ2の軸線方向の異なる部
分を把持するように配置しておく。
【0078】かかる状態で、図8(A)に示すように拡
径治具4´のテーパ付きガイド部4aが弾性チューブ2
を最初に拡径しつつ通る箇所に存在する第1のゴム状弾
性把持具8aの把持面11aを膨脹状態(前進状態)に
して弾性チューブ2を把持させると共に第2のゴム状弾
性把持具8bはその把持面11aを収縮状態(後退状
態)にして弾性チューブ2を把持しないようにする。
【0079】次に、図8(B)に示すように把持状態に
ある第1のゴム状弾性把持具8aの位置を拡径治具4´
のテーパ付きガイド部4aが通り過ぎて、第2のゴム状
弾性把持具8bの位置も拡径治具4´のテーパ付きガイ
ド部4aが通り過ぎると、その位置のゴム状弾性把持具
8bの把持面11aを膨脹状態にして弾性チューブ2を
把持させ、次にその前の第1のゴム状弾性把持具8aの
把持面11aを収縮状態にして、掴み替えを行わせる。
【0080】このように複数のゴム状弾性把持具8a,
8bを用いて掴み替えを行うと、最初から最後まで掴み
状態で作業を終了した場合に起こる、掴まれている部分
の弾性チューブ2が拡径治具4´の移動につれて伸びら
れずにそのまま保持され、掴まれていない部分の弾性チ
ューブ2が拡径治具4´の移動につれて伸びる結果、図
9に示すように作業終了後の状態で弾性チューブ2の表
面にゴム状弾性把持具8aで掴まれた箇所が凹部2aと
なり、掴まれていない箇所が凸部2bとなる、掴み跡が
発生するのを防止することができる。このような掴み跡
は、ごく微小で性能上問題にはならないが、製品の価値
を減ずることになる。
【0081】図10及び図11(A)(B)は、本発明
に係る弾性自己収縮チューブの作成装置における実施の
形態の第2例を示したものである。
【0082】この弾性自己収縮チューブの作成装置で
は、前述した第1,第2のゴム状弾性把持具8a,8b
の配列方向の前段に、即ち第1のゴム状弾性把持具8a
の前段に、最小把持径がこれら第1,第2のゴム状弾性
把持具8a,8bより小さい縮径,拡径把持具21が装
置フレーム5に支持されて配置されている。この縮径,
拡径把持具21は、拡径すべき弾性チューブ2の周方向
に120 °間隔で放射状に配置されたエアシリンダよりな
る個別グリップ操作器22a,22b,22cと、これ
ら個別グリップ操作器22a〜22cのピストンロッド
の先端で前進,後退の操作が行われる個別グリップ23
a,23b,23cとで構成されている。その他の構成
は、前述した実施の形態の第1例と同様である。
【0083】このように第1,第2のゴム状弾性把持具
8a,8bの配列方向の前段に、最小把持径がこれらゴ
ム状弾性把持具8a,8bより小さい縮径,拡径把持具
21を設けると、第1,第2のゴム状弾性把持具8a,
8bだけでは対応できない拡径比の大きい弾性チューブ
2からなる弾性自己収縮チューブ1を作成する際に、最
初に弾性チューブ2が小径過ぎて第1,第2のゴム状弾
性把持具8a,8bでは把持できないときは、最小把持
径が第1,第2のゴム状弾性把持具8a,8bより小さ
い縮径,拡径把持具21で該弾性チューブ2を把持させ
て作業を開始し、該弾性チューブ2の外径が大きくなっ
た段階で第1,第2のゴム状弾性把持具8a,8bによ
り把持させることができる。
【0084】この際に、第1のゴム状弾性把持具8aで
は、予め把持面11aを膨脹させておくことにより拡径
治具4´の通過により弾性チューブ2の把持が行える。
拡径治具4´のテーパ付きガイド部4aが第1のゴム状
弾性把持具8aを通過したら、縮径,拡径把持具21の
各個別グリップ23a〜23cを後退させて掴み替えを
行う。次に、テーパ付きガイド部4aが第2のゴム状弾
性把持具8bの位置を通過したら、該把持具8bの把持
面11aを膨脹状態にして該把持具8bで弾性チューブ
2を掴み、次に第1のゴム状弾性把持具8aの把持面1
1aを収縮状態にして、掴み替えを行わせる。
【0085】なお、この場合には、最初、縮径,拡径把
持具21を縮径状態にしておき、拡径治具4´のテーパ
付きガイド部4aが第1のゴム状弾性把持具8aを通過
したら該把持具8aの把持面11aを膨脹状態にして弾
性チューブ2を把持させることもできる。その後の掴み
替えは同様にして行う。
【0086】図12(A)(B)は、ゴム状弾性把持具
の他の例を示したものである。このゴム状弾性把持具8
は、円筒状をなす筒状ボデイ10の内周に、120 °間隔
でチューブ状の第1〜第3のゴム状弾性体11A〜11
Cが該筒状ボデイ10の軸線方向に沿って固定された構
造になっている。このような第1〜第3のゴム状弾性体
11A〜11Cには、同じ内圧になるように圧力が制御
されて加圧空気が供給されて把持面が膨脹状態になった
り、その加圧空気の排出が行われて把持面が収縮状態に
なったりするようになっている。
【0087】このようなゴム状弾性把持具8では、その
長さを長くすることが簡単である。また、このゴム状弾
性把持具8は、図1(A)に示したと同様に把持すべき
部材である弾性チューブ2をその長手方向の複数箇所で
把持するようにすることもできる。特に、このゴム状弾
性把持具8のように筒状ボデイ10の内周に、その周方
向に間隔をあけて複数個のゴム状弾性体が存在する構造
では、例えば把持すべき部材である弾性チューブ2の外
周にその周方向に間隔をあけて突出部が長手方向に沿っ
て突出されているような場合でも、各突出部を隣接する
ゴム状弾性体の間の隙間に存在させるようにして把持さ
せることにより、支障なく把持を行わせることができ
る。
【0088】なお、図14(A)に示すような第1のタ
イプの拡径治具4を、図1(A)〜(D)に示す弾性自
己収縮チューブの作成装置で用いる場合には、図3に示
すものと同様に金属製等の強度のある連結用軸部17c
を設けて圧入操作機構19に連結すればよい。このタイ
プの拡径治具4では、図14(A)〜(F)で説明した
ように該拡径治具4の拡径支持部4bの外周に弾性チュ
ーブ2が全体的に拡径状態で支持された状態になった段
階で、圧入操作機構19による圧入動作を停止させる。
【0089】また、拡径治具4,4´で用いる低融点凝
固体よりなる潤滑剤としては、弾性チューブ2や拡径保
持筒体3を構成する材料が溶けたり変質しない温度範囲
で溶解するものであれば、各種のものを使用できる。低
融点凝固体の融点は、弾性チューブ2がシリコーンゴム
製の場合は、−60℃以上であることが望ましい。低融点
凝固体の融点が−60℃未満になると、シリコーンゴムの
弾性率が1MPa未満になり、弾性チューブ2が変形し
難くなるからである。
【0090】また、表面に潤滑性が付与されている拡径
治具4,4´としては、前述したものに限定されるもの
ではなく、テーパ付きガイド部4aと拡径支持部4bと
の表面が潤滑性の高いテトラフロロエチレン等の素材で
構成されているもの、あるいは後から潤滑剤を塗布した
もの、あるいはテーパ付きガイド部4aと拡径支持部4
bとの表面に後から潤滑性フィルムまたは潤滑性シート
を被覆したものも用いることができる。
【0091】更に、図1(A)〜(D)に示す弾性自己
収縮チューブの作成装置では、第1〜第3のゴム状弾性
把持具8a〜8cの方を固定し、拡径治具4´の方を可
動としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、
拡径治具4´(4)の方を固定とし、第1〜第3のゴム
状弾性把持具8a〜8cの方を可動として圧入操作機構
で拡径治具4´(4)の方に強制移動させるようにする
こともできる。
【0092】
【発明の効果】本発明では、拡径すべき弾性チューブの
外周を、空気圧の増減で把持面が膨脹,収縮する構造の
ゴム状弾性把持具により把持した状態で、該ゴム状弾性
把持具に対して拡径治具を相互に近付く方向に相対的に
圧入操作機構で強制移動させて、その過程で拡径治具の
テーパ付きガイド部を弾性チューブ内に圧入させて該弾
性チューブを拡径させると共に該弾性チューブの拡径に
つれてゴム状弾性把持具の把持面を拡径方向に自動的に
追従後退させて把持圧力を高めた状態で、圧入操作機構
で強制的に弾性チューブ内に拡径治具を相対的に圧入す
るので、弾性チューブの拡径につれて後退移動させつつ
把持する複雑な機械的構成の把持具を用いずに、弾性自
己収縮チューブの作成を行うことができる。
【0093】特に、本発明のように拡径治具,ゴム状弾
性把持具,圧入操作機構を用いて、弾性チューブ内に拡
径治具を圧入させる作業を行うと、ゴム状弾性把持具に
よる拡径すべき弾性チューブの把持が前述したように良
好に行え、しかも圧入操作機構により大きな圧入操作力
を容易に与えることができるので、弾性自己収縮チュー
ブの作成作業を、自動的に、能率よく行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(D)は本発明に係る弾性自己収縮チ
ューブの作成装置における実施の形態の第1例を示した
もので、(A)は該装置の縦断正面、(B)は(A)の
A方向矢視図、(C)は(A)でゴム状弾性把持具及び
取付け手段を外した状態のB−B線断面図、(D)は
(A)のC−C線断面図である。
【図2】図1で用いているゴム状弾性把持具の構造を示
す一部縦断側面図である。
【図3】図1で用いている拡径治具の縦断面図である。
【図4】(A)は図1で用いている拡径保持筒体の正面
図、(B)は(A)の右側面図である。
【図5】(A)(C)(E)は図1で用いている圧入操
作機構の連結部と拡径治具の連結部との連結箇所におけ
る連結過程を示す正面図、(B)は(A)のD−D線断
面図、(D)は(C)のE−E線断面図、(F)は
(E)のF−F線断面図である。
【図6】(A)(B)(C)は本発明でゴム状弾性把持
具により把持した弾性チューブに拡径治具を圧入する過
程を縦断して示した説明図である。
【図7】本発明で弾性チューブに拡径治具を圧入して拡
径した状態で、該拡径状態の弾性チューブを拡径保持筒
体に密着移行させる過程を示す縦断面図である。
【図8】(A)(B)はゴム状弾性把持具による弾性チ
ューブの把持の仕方の他の例を示す説明図である。
【図9】ゴム状弾性把持具による弾性チューブの掴み替
えを行わない場合に弾性チューブの表面状態を示す縦断
面図である。
【図10】本発明に係る弾性自己収縮チューブの作成装
置における実施の形態の第2例を示す要部正面図であ
る。
【図11】(A)は第2例の装置で弾性チューブの掴み
替えを行う状態を示す説明図、(B)は第2例の装置で
用いている拡径,縮径把持具の概略構成を示す正面図で
ある。
【図12】(A)(B)はゴム状弾性把持具の他の例を
示したもので、(A)は(B)のG−G線断面図、
(B)は(A)の横断面図である。
【図13】弾性自己収縮チューブの一例を示す縦断面図
である。
【図14】(A)〜(F)は拡径治具を用いて弾性自己
収縮チューブを作成する過程を示す説明図である。
【図15】他の拡径治具を用いて弾性自己収縮チューブ
を作成する過程を示す説明図である。
【符号の説明】
1 弾性自己収縮チューブ 2 弾性チューブ 2a 凹部 2b 凸部 3 拡径保持筒体 3a 帯状成形体 4,4´ 拡径治具 4a テーパ付きガイド部 4b 拡径支持部 5 縦型装置フレーム 5a 第1の枠体 5b 第2の枠体 5c 柱体 6a〜6c 第1〜第3の把持具取付け台 7a〜7c 孔 8a〜8c 第1〜第3のゴム状弾性把持具 9a〜9c 取付け手段 10 筒状ボデイ 11 ゴム状弾性体 11a 把持面 11b 折返し部 12 加締めリング 13 張出し部 14 給排気口 15 取付け用ネジ孔 16 弾性チューブ仮止め機構 16a 仮止めアーム 16b 枢支具 16c 仮止めアーム操作具 16d 枢支具 17 拡径治具芯体 17a テーパ付きガイド芯体部 17b 拡径支持芯体部 17c 連結用軸部 17d 連結部 17e 連結突起 18 潤滑層 19 圧入操作機構 19a シリンダー部 19b ピストンロッド部 19c 連結部 19d 挿入孔 19e 挿入スリット 19f ロックスリット 19g ロックリング 19h ロック突起 19i ストッパ 20a〜20d 位置センサ 21 縮径,拡径把持具 22a〜22c 個別グリップ操作器 23a〜23c 個別グリップ 24a,24b センサ 25 制御盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桜井 裕士 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム状弾性を有する弾性チューブを拡径
    状態で拡径保持筒体の外周に支持させた構造の弾性自己
    収縮チューブを作成する弾性自己収縮チューブの作成方
    法において、 拡径手段として、先端のテーパ付きガイド部の後に、前
    記拡径保持筒体の外径より大きい拡径支持部が連設さ
    れ、少なくともこれらの表面には潤滑性が付与されてお
    り、且つ前記拡径支持部内に前記拡径保持筒体を内蔵さ
    せた構造の拡径治具を用い、 拡径すべき前記弾性チューブの外周を、空気圧の増減で
    把持面が膨脹,収縮する構造のゴム状弾性把持具により
    把持した状態で、この把持された弾性チューブの中心軸
    方向の一端部に前記拡径治具のテーパ付きガイド部を対
    向させ、 前記ゴム状弾性把持具に対して前記拡径治具を相互に近
    付く方向に圧入操作機構で相対的に強制移動させ、 その過程で前記拡径治具のテーパ付きガイド部を前記弾
    性チューブ内に圧入させて該弾性チューブを拡径させる
    と共に該弾性チューブの拡径につれて前記ゴム状弾性把
    持具の把持面を拡径方向に自動的に追従後退させて把持
    圧力を高めた状態で、強制的に前記弾性チューブ内に前
    記拡径治具を相対的に圧入し、前記弾性チューブを前記
    拡径治具の前記拡径支持部の外周に拡径状態で存在させ
    てから、前記拡径保持筒体の外周に前記弾性チューブを
    拡径状態で保持させることを特徴とする弾性自己収縮チ
    ューブの作成方法。
  2. 【請求項2】 前記ゴム状弾性把持具は前記弾性チュー
    ブの軸線方向の異なる部分を把持するように複数配置し
    ておき、これらゴム状弾性把持具で対応部分が把持され
    得る位置に前記弾性チューブを配置し、 かかる状態で、前記拡径治具のテーパ付きガイド部が前
    記弾性チューブを拡径しつつ通る箇所に存在する前記ゴ
    ム状弾性把持具の把持面を膨脹状態にして前記弾性チュ
    ーブを把持させると共に他の前記ゴム状弾性把持具はそ
    の把持面を収縮状態にして前記弾性チューブを把持しな
    いようにし、 把持状態にある前記ゴム状弾性把持具の位置を前記拡径
    治具のテーパ付きガイド部が通り過ぎて、次の前記ゴム
    状弾性把持具の位置も前記拡径治具のテーパ付きガイド
    部が通り過ぎると、その位置の前記ゴム状弾性把持具の
    把持面を膨脹状態にして前記弾性チューブを把持させる
    と共にその前の前記ゴム状弾性把持具の把持面を収縮状
    態にして、掴み替えを行わせることを特徴とする請求項
    1に記載の弾性自己収縮チューブの作成方法。
  3. 【請求項3】 前記ゴム状弾性把持具の前段に、最小把
    持径が該ゴム状弾性把持具より小さい縮径,拡径把持具
    を配置し、これら縮径,拡径把持具とゴム状弾性把持具
    で対応部分が把持され得る位置に前記弾性チューブを配
    置し、 かかる状態で、最初に前記縮径,拡径把持具のみで前記
    弾性チューブを把持させ、且つ前記ゴム状弾性把持具の
    把持面を膨脹状態にし、 把持状態にある前記縮径,拡径把持具の位置を前記拡径
    治具のテーパ付きガイド部が通り過ぎ、前記ゴム状弾性
    把持具の位置を前記拡径治具のテーパ付きガイド部が通
    り過ぎた状態で、該ゴム状弾性把持具の把持面で前記弾
    性チューブを把持させると共に前記縮径,拡径把持具を
    収縮状態にして、掴み替えを行わせることを特徴とする
    請求項1または2に記載の弾性自己収縮チューブの作成
    方法。
  4. 【請求項4】 ゴム状弾性を有する弾性チューブを拡径
    状態で拡径保持筒体の外周に支持させた構造の弾性自己
    収縮チューブを作成する弾性自己収縮チューブの作成装
    置において、 先端のテーパ付きガイド部の後に、前記拡径保持筒体の
    外径より大きい拡径支持部が連設され、少なくともこれ
    らの表面には潤滑性が付与されており、且つ前記拡径支
    持部内に前記拡径保持筒体が内蔵されている構造の拡径
    治具と、 空気圧の増減で把持面が膨脹,収縮して前記弾性チュー
    ブの把持と非把持とを行う構造のゴム状弾性把持具と、 前記拡径治具に対して前記ゴム状弾性把持具を相互に近
    付く方向に相対的に強制移動させて前記拡径治具を前記
    弾性チューブ内に圧入させる操作を行う圧入操作機構と
    を備えていることを特徴とする弾性自己収縮チューブの
    作成装置。
  5. 【請求項5】 前記拡径治具は、円錐形のテーパ付きガ
    イド芯体部と、このテーパ付きガイド芯体部の基端にそ
    の最大外径に外径を一致させて連設された円筒状の拡径
    支持芯体部と、前記テーパ付きガイド芯体部の基端に連
    設されていて円筒状の前記拡径支持芯体部の中心を貫通
    して外に導出されている連結用軸部と、この連結用軸部
    の外端部に設けられていて前記圧入操作機構に連結され
    る連結部とを備えた拡径治具芯体と、この拡径治具芯体
    の前記テーパ付きガイド芯体部及び前記拡径支持芯体部
    の表面を覆って設けられて前記テーパ付きガイド部と前
    記拡径支持部の各表面を形成している潤滑層とを備え、
    円筒状の前記拡径支持芯体部内に前記拡径保持筒体がそ
    の一部を外部に突出させて内蔵された構造になっている
    ことを特徴とする請求項4に記載の弾性自己収縮チュー
    ブの作成装置。
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