JPH0642149U - ホース抜き装置 - Google Patents
ホース抜き装置Info
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- JPH0642149U JPH0642149U JP8176692U JP8176692U JPH0642149U JP H0642149 U JPH0642149 U JP H0642149U JP 8176692 U JP8176692 U JP 8176692U JP 8176692 U JP8176692 U JP 8176692U JP H0642149 U JPH0642149 U JP H0642149U
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】マンドレルからホースを抜く作業を機械化す
る. 【構成】円錐台側周面形状のテーパ表面10をもちホー
スとマンドレルの間に挿入可能な内筒部材1と、内周側
へ突出する凸部20をもち内筒部材1の外側に同軸的に
配置された外筒部材2と、内筒部材1と外筒部材2を一
体的に軸方向へ駆動する第1駆動装置3と、内筒部材1
を外筒部材2に対して軸方向に相対移動させる第2駆動
装置4と、内筒部材1を介してマンドレルとホースの界
面に圧力流体を供給する流体供給装置5とからなるホー
ス抜き装置。テーパ表面10と凸部20との間でホース
を挟持し、流体供給装置から圧力流体を供給しながらホ
ースを抜く。
る. 【構成】円錐台側周面形状のテーパ表面10をもちホー
スとマンドレルの間に挿入可能な内筒部材1と、内周側
へ突出する凸部20をもち内筒部材1の外側に同軸的に
配置された外筒部材2と、内筒部材1と外筒部材2を一
体的に軸方向へ駆動する第1駆動装置3と、内筒部材1
を外筒部材2に対して軸方向に相対移動させる第2駆動
装置4と、内筒部材1を介してマンドレルとホースの界
面に圧力流体を供給する流体供給装置5とからなるホー
ス抜き装置。テーパ表面10と凸部20との間でホース
を挟持し、流体供給装置から圧力流体を供給しながらホ
ースを抜く。
Description
【0001】
本考案は、マンドレルからホースを抜くためのホース抜き装置に関する。
【0002】
例えば曲がりホースを製造する場合、押出成形により形成された未加硫ゴムホ ースを所定寸法に切断し、所定の曲がり形状のマンドレルを挿入して、その状態 で加硫して賦形する。そして加硫後マンドレルからホースを抜いて製造されてい る。
【0003】
ところで、未加硫ゴムホースに曲がり形状のマンドレルを挿入する作業、及び そのマンドレルからホースを抜く作業は、ホースの破損などを防止するために微 妙な調整が必要であり、従来より手作業で行われている。そのため工数が多大と なり、生産性も低いという問題がある。
【0004】 特に、曲がり形状のマンドレルからその曲がり形状に賦形されて加硫されたホ ースを抜く場合には、加硫によるホースの収縮も生じるために大きな力を必要と し、重労働となる場合もあった。 本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであり、ホースの抜き作業を機 械化することを目的とする。
【0005】
上記課題を解決する本考案のホース抜き装置は、マンドレルからホースを抜く ためのホース抜き装置であって、円錐台側周面形状のテーパ表面をもちホースと マンドレルの間に挿入可能な内筒部材と、内周側へ突出する凸部をもち内筒部材 の外側に同軸的に配置された外筒部材と、内筒部材と外筒部材を一体的に軸方向 へ駆動する第1駆動装置と、内筒部材を外筒部材に対して軸方向に相対移動させ る第2駆動装置と、内筒部材を介してマンドレルとホースの界面に圧力流体を供 給する流体供給装置とよりなり、 第2駆動装置の駆動によりテーパ表面と凸部との間でホースを挟持し、流体供 給装置から圧力流体を供給して第1駆動装置の駆動によりマンドレルからホース を抜くように構成されたことを特徴とする。
【0006】
本考案のホース抜き装置では、一端が固定されたマンドレルにホースが挿通さ れた状態で、マンドレル他端側に同軸的に本装置が配置される。そして第1駆動 装置の駆動により、内筒部材と外筒部材が一体的にホース端部に近接駆動される 。すると外筒部材がホースの外側に位置した状態で、内筒部材がマンドレルの他 端部とホースの間に挿入され、ホースはテーパ表面に案内されてラッパ状に拡径 された状態となる。
【0007】 そして、第2駆動装置が駆動され、外筒部材の凸部とテーパ表面とが近接する 方向へ、内筒部材を外筒部材に対して軸方向に相対移動させる。これによりホー ス端部が凸部とテーパ表面との間で挟持される。 次に流体供給装置から加圧空気などの圧力流体が、内筒部材を介してマンドレ ルとホースの界面に供給される。これによりホースは全体が拡径されマンドレル との密着状態が解除される。そして、第1駆動装置が駆動され、内筒部材と外筒 部材はホースを挟持した状態でマンドレルから離れる方向へ移動する。これによ りホースがマンドレルから抜かれる。
【0008】 そして第2駆動装置を前と逆方向に駆動することにより、ホース端部の挟持が 解除されてホースはホース抜き装置から取り外すことができる。
【0009】
以下、実施例により本考案を具体的に説明する。 図1に、本考案の一実施例のホース抜き装置の全体図をホース及びマンドレル とともに示す。また図2〜図5にホース抜き工程途中の状態におけるその要部を 拡大して示す。
【0010】 このホース抜き装置は、内筒部材1及び外筒部材2と、第1駆動装置としての 第1エアシリンダ装置3と、第2駆動装置としての第2エアシリンダ装置4と、 流体供給装置としての空気供給装置5とから構成されている。 第1エアシリンダ装置3のシリンダ部30は基台100に固定され、そのピス トンロッド31に厚肉の基部32が固定されている。そして基部32には外筒部 材2が一体的に固定されている。また基部32内には第2エアシリンダ装置4の シリンダ部40が内蔵され、基部32から出入するように構成されたピストンロ ッド41の先端に内筒部材1が固定されている。
【0011】 一方、基台100から直立する方向に設けられた壁101にマンドレル6の一 端が固定され、そのマンドレル6にはその状態で加硫されたホース7が被着され ている。そしてマンドレル6の他端の軸芯と、内筒部材1及び外筒部材2の軸芯 とが同軸位置となるように配置されている。なお、マンドレル6が設けられた壁 101は、台車などに設けられて加硫釜と内筒部材1及び外筒部材2の軸芯とが 同軸位置となる位置の間を移動可能に構成してもよい。
【0012】 内筒部材1は、図2に示すようにマンドレル6の外径と略同一の内径に形成さ れた有底筒状をなし、開口に近づくほど肉厚が薄くなる円錐台側周面形状のテー パ表面10をもつ。そして空気供給装置5から延びるエアホース50が外周表面 に接続され、貫通する空気通路11がエアホース50と内周部とを連通している 。この内筒部材1は、底部外面が第2エアシリンダ装置4のピストンロッド41 に固定され、軸方向に移動可能とされている。
【0013】 外筒部材2は基部32から内筒部材1と同芯的に延びて形成され、先端に内周 方向へ突出するリング状の凸部20をもつ。この凸部20の内径はホース7の外 径よりやや大きく、内筒部材1の筒部の肉厚とホース7の肉厚の合計より小さい 値とされている。そしてホース抜き工程以前には、凸部20は内筒部材1の先端 位置にあるように調整されている。また、凸部20より基部32側の内周表面に は、突出するリング状のストッパ21が固定されている。
【0014】 空気供給装置5は、大気を圧縮するポンプ51と、ポンプ51に連結された電 磁弁52とからなり、エアホース50及び空気通路11を介して内筒部材1内に 約5kg/cm2 の加圧空気を供給できるように構成されている。 上記のように構成された本実施例のホース抜き装置では、先ず第1エアシリン ダ装置3が駆動され、内筒部材1及び外筒部材2が一体的にマンドレル6及びホ ース7へ向かって前進する。そして内筒部材1がマンドレル6とホース7の間に 挿入される。
【0015】 するとホース7は、図3に示すようにテーパ表面10に案内されてラッパ状に 拡径され、ホース7の端面がストッパ21に当接した位置で第1エアシリンダ装 置3の駆動が停止される。 次に第2シリンダ装置4が駆動され、外筒部材2はそのままの位置で内筒部材 1だけが前進する。すると凸部20とテーパ表面10との間隔が徐々に狭まり、 テーパ表面10の位置にあるホース7は、図4に示すように凸部20とテーパ表 面10との間で挟持されて固定される。
【0016】 そして電磁弁52が開とされて、エアホース50から加圧空気が内筒部材1内 に供給される。すると加圧空気は、ホース7を拡径させながらマンドレル6とホ ース7の間を進み、マンドレル6とホース7の密着が解除される。それと同時に 第1エアシリンダ装置3を逆方向に駆動させ、内筒部材1と外筒部材2はホース 7を挟持したまま、図5に示すようにマンドレル6から離れる方向に後退させる 。これによりホース7はマンドレル6から抜かれる。
【0017】 ホース7がマンドレル6から抜けた後に、第2エアシリンダ装置4を逆に駆動 させ、内筒部材1を基部32へ近づく方向へ外筒部材2に対して相対移動させる 。すると凸部20とテーパ表面10との間隔が広がり、ホース7はこのホース抜 き装置から取り外すことができる。
【0018】
本考案のホース抜き装置によれば、ホースの端部を確実に挟持することができ 、かつ圧力流体の供給によりホースとマンドレルの密着も解除されるため、曲が りホースであってもホースを円滑に抜くことができる。したがって手作業により 抜く工程を排除することができ、工数が低減され生産性を大幅に向上させること ができる。
【図1】本考案の一実施例のホース抜き装置の全体正面
図である。
図である。
【図2】本考案の一実施例のホース抜き装置において、
抜き工程直前の状態の要部断面図である。
抜き工程直前の状態の要部断面図である。
【図3】本考案の一実施例のホース抜き装置において、
内筒部材をホースに挿入直後の状態の要部断面図であ
る。
内筒部材をホースに挿入直後の状態の要部断面図であ
る。
【図4】本考案の一実施例のホース抜き装置において、
ホースを挟持した状態の要部断面図である。
ホースを挟持した状態の要部断面図である。
【図5】本考案の一実施例のホース抜き装置において、
ホースを抜いている状態の要部断面図である。
ホースを抜いている状態の要部断面図である。
1:内筒部材 3:第1エアシリンダ装置
(第1駆動装置) 2:外筒部材 4:第2エアシリンダ装置
(第2駆動装置) 5:空気供給装置(流体供給装置) 6:マ
ンドレル 7:ホース 10:テーパ表面 11:空
気通路 20:凸部 21:ストッパ 50:
エアホース
(第1駆動装置) 2:外筒部材 4:第2エアシリンダ装置
(第2駆動装置) 5:空気供給装置(流体供給装置) 6:マ
ンドレル 7:ホース 10:テーパ表面 11:空
気通路 20:凸部 21:ストッパ 50:
エアホース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 23:00 4F
Claims (1)
- 【請求項1】 マンドレルからホースを抜くためのホー
ス抜き装置であって、円錐台側周面形状のテーパ表面を
もちホースとマンドレルの間に挿入可能な内筒部材と、
内周側へ突出する凸部をもち該内筒部材の外側に同軸的
に配置された外筒部材と、該内筒部材と該外筒部材を一
体的に軸方向へ駆動する第1駆動装置と、該内筒部材を
該外筒部材に対して軸方向に相対移動させる第2駆動装
置と、該内筒部材を介してマンドレルとホースの界面に
圧力流体を供給する流体供給装置とよりなり、 前記第2駆動装置の駆動により前記テーパ表面と前記凸
部との間でホースを挟持し、前記流体供給装置から圧力
流体を供給して前記第1駆動装置の駆動によりマンドレ
ルからホースを抜くように構成されたことを特徴とする
ホース抜き装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8176692U JP2570129Y2 (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | ホース抜き装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8176692U JP2570129Y2 (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | ホース抜き装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0642149U true JPH0642149U (ja) | 1994-06-03 |
JP2570129Y2 JP2570129Y2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=13755587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8176692U Expired - Fee Related JP2570129Y2 (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | ホース抜き装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2570129Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002210751A (ja) * | 2001-01-17 | 2002-07-30 | Nissan Diesel Motor Co Ltd | ホースの製造方法およびその装置 |
JP2016000522A (ja) * | 2014-05-22 | 2016-01-07 | 公立大学法人首都大学東京 | ゴムホース製造装置及び製造方法 |
IT201700013896A1 (it) * | 2017-02-08 | 2018-08-08 | Alci Srl | Gruppo di estrazione per un tubo da un'anima |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102056215B1 (ko) | 2018-02-09 | 2019-12-16 | 송우산업(주) | 호스 발취 척 |
-
1992
- 1992-11-26 JP JP8176692U patent/JP2570129Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2002210751A (ja) * | 2001-01-17 | 2002-07-30 | Nissan Diesel Motor Co Ltd | ホースの製造方法およびその装置 |
JP4509400B2 (ja) * | 2001-01-17 | 2010-07-21 | Udトラックス株式会社 | ホースの製造方法およびその装置 |
JP2016000522A (ja) * | 2014-05-22 | 2016-01-07 | 公立大学法人首都大学東京 | ゴムホース製造装置及び製造方法 |
IT201700013896A1 (it) * | 2017-02-08 | 2018-08-08 | Alci Srl | Gruppo di estrazione per un tubo da un'anima |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2570129Y2 (ja) | 1998-05-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |