JPH11277547A - 中型からのゴムホース取り外し装置 - Google Patents

中型からのゴムホース取り外し装置

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Publication number
JPH11277547A
JPH11277547A JP10407398A JP10407398A JPH11277547A JP H11277547 A JPH11277547 A JP H11277547A JP 10407398 A JP10407398 A JP 10407398A JP 10407398 A JP10407398 A JP 10407398A JP H11277547 A JPH11277547 A JP H11277547A
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JP
Japan
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nozzle
peripheral surface
rubber hose
outer peripheral
tip
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Pending
Application number
JP10407398A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Miyake
孝史 三宅
Kazumoto Hirano
和元 平野
Mitsuhiro Okabe
光宏 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marugo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Marugo Rubber Industries Ltd
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Publication date
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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 不要部分が発生しないので材料が無駄になら
ず、不要部分切断作業も必要なく、そして人手を要さな
い、中型からのゴムホース取り外し装置を提供する。 【解決手段】中型の一端13がノズルの先端部から所定
距離挿入されるようにノズル部17及び/又は中型を駆
動し、ノズル部の先端部の全周が中型の外周面とゴムホ
ース11の内周面との間に挿入され、気体供給部が筒内
部へ圧縮気体を供給し、隙間を介して中型の外周面とゴ
ムホース11の内周面との間に圧縮気体を流通させ、中
型の外周面とゴムホース11の内周面とを遊離させ、中
型がノズル部17から抜き取られるように、駆動部がノ
ズル部17及び/又は中型を駆動する、装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴムホースを中型
の一端から抜き取るための装置に関し、より詳細には、
棒状の中型の周囲に密着した状態で加硫反応させられた
ゴムホースを該中型の一端から抜き取るための装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ゴムホースはその柔軟性、耐候性及び耐
薬品性等によって、自動車、家電製品、及び工業設備等
に広く利用されている。ゴムホースの製造方法は、原料
ゴムをせん断力と高温によって可塑化し(素練り工
程)、各種の配合薬品(分子間に架橋反応を起こさせる
ための硫黄、補強性を増すためのカーボンブラック等)
を均一に混合し(混合工程)、必要に応じて他の材料
(複合体としての強度を持たせるための繊維等)と共に
ほぼ完成品に近い形(ホース状)に仕上げ(成形工
程)、所望の完成品形状に保持されるように金型中で熱
と圧力とを加えて所定の形状にすると同時に架橋反応を
起こさせ高弾性を与え(加硫工程)、最後に金型からホ
ースが取り外される(離型工程)ことによって行われ
る。最後の離型工程では、ゴムホースの外周部分の形状
を形成する外型とゴムホースの内周部分の形状を形成す
る中型とからゴムホースを取り外すことを要するが、外
型からの取り外しは外型を複数部分に分割して取り外せ
ば比較的容易に行うことができる一方、中型からの取り
外しはゴムホース内周面が中型外周面に密接しているの
で容易に行うことができなかった。
【0003】図9は、中型からゴムホースを取り外すた
めの従来方法を示す断面図である。図9の段階(A)
(B)(C)及び(D)は、それぞれゴムホース103
の中心軸を含む面によって切断した面を示しており、段
階(A)(B)(C)(D)の順番に段階が進んでゆ
く。図9を参照して、まず段階(A)では中型101の
外周面101aに密接した状態で加硫反応させられたゴ
ムホース103が示されている(なお、外型(図示せ
ず)は既に取り外された状態である。)。中型101は
円柱形状を有している。ゴムホース103は、注射器の
シリンダー部分に類似した形状を有しており、円筒部分
105と底辺部107とを有している。底辺部107は
その中心部分に開口109を有しており、開口109は
中型101の表面まで達している。次いで段階(B)で
は、開口109から圧縮空気111を吹き込んでいる。
圧縮空気111の吹き込みは圧縮空気ライン(図示せ
ず)と開口109とを導管で連通させることによって簡
単に行うことができる。吹き込まれた圧縮空気111
は、ゴムホース103と中型101との間を流通すると
共に、ゴムホース103の内周面103aと中型101
の外周面101aとを遊離させている。なお、圧縮空気
111はゴムホース103の後端部103bから吹き出
している。段階(B)の状態で、中型101かゴムホー
ス103かを移動させて中型101をゴムホース103
から抜き取る。この状態が段階(C)である。段階
(C)で中型101から抜き取られたゴムホース103
は、段階(D)において不要部分113を切断除去さ
れ、製品ゴムホース115となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図9に示した方法は次
のような問題を有する。即ち、第一に、ゴムホース10
3を中型101から抜くために両者間に圧縮空気を導入
するための開口109部分を形成することが必要とな
る。開口109部分は製品ゴムホース115では不要で
あるので、段階(D)において不要部分113として切
断除去されるため、その部分を形成するための材料が無
駄になる。第二に、段階(D)において不要部分113
を切断除去するための作業(機械切断の場合は機械)が
必要になる。第三に、段階(B)(C)及び(D)の大
半は人手によって行っていたため、それに必要な人を確
保することと共に人件費が必要となる。また、作業を行
う場所の作業環境が良くない場合(例えば、高温)に
は、人手による作業が困難となったり、またその作業を
行うことを希望する人が確保できないことによって、ゴ
ムホースの製造ができないおそれもあった。特に、ゴム
ホースの加硫工程を実施している近傍は高温になりやす
い等、作業環境の点からは、人手による作業は好ましく
なかった。
【0006】そこで本発明では、不要部分が発生しない
ので材料が無駄にならず、不要部分切断作業も必要な
く、そして人手を要さない、中型からのゴムホース取り
外し装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の装置(以下、
「本装置」という。)は、棒状の中型の外周面に密着し
た状態で加硫反応させられたゴムホースを該中型の一端
から抜き取るための装置であって、筒状のノズル部であ
って、該一端を先頭にして該中型を該ノズル部の先端部
から該ノズル部の筒内部へと所定距離挿入したとき、該
ノズル部の該先端部の全周が該中型の該外周面と該ゴム
ホースの内周面との間に挿入され、かつ該中型の該外周
面と該ノズル部の内周面との間に所定の隙間が形成され
るノズル部と、該筒内部へと圧縮気体を供給する気体供
給部と、該中形が該ノズル部の該筒内部へ進退するよう
に、該ノズル部及び/又は該中型を駆動する駆動部と、
を含んでなり、該駆動部が、該中型の該一端が該ノズル
の該先端部から所定距離挿入されるように該ノズル部及
び/又は該中型を駆動し、該ノズル部の該先端部の全周
が該中型の外周面と該ゴムホースの内周面との間に挿入
され、該気体供給部が該筒内部へ圧縮気体を供給し、該
隙間を介して該中型の該外周面と該ゴムホースの該内周
面との間に該圧縮気体を流通させ、該中型の該外周面と
該ゴムホースの該内周面とを遊離させ、該中型が該ノズ
ルから抜き取られるように、該駆動部が該ノズル部及び
/又は該中型を駆動するものである、装置である。
【0008】本装置は、棒状の中型の外周面に密着した
状態で加硫反応させられたゴムホースを該中型の一端か
ら抜き取るための装置である。中型は、ゴムホースを加
硫反応させる際にゴムホース内部に配置される棒状のも
のである。ゴムホースは中型によって内周形状が形成さ
れ、外型によって外周形状が形成される。しかしなが
ら、本発明にいう「中型」は、必ずしも外型を必要とす
るものではなく、例えば、未加硫ゴムホースの内部に挿
入されて加硫反応させることでゴムホースの曲がりを所
望のものにするために使用されるいわゆるマンドレル等
も含む。また、中型の形状である「棒状」とは、曲がっ
ているものや、その太さが増減する部分を有するもの
(例えば、蛇腹部を有するもの)等も含み、さらに中型
をその中心軸方向に対して垂直面で切断した断面形状は
いかなるものであってもよく、例えば、円形、半円形、
楕円形、そして三角形、四角形、五角形、六角形等の多
角形等さまざまなものが挙げられる。中型の外周面に未
加硫ゴムホースが密着した状態で加硫反応させられ得ら
れた(加硫)ゴムホースを該中型の一端から抜き取るた
めに本装置は使用される。なお、中型の他端は、中型を
支持するためのものに取り付けられている。
【0009】本装置は、筒状のノズル部であって、中型
の一端(ゴムホースを抜き取る方)を先頭にして中型を
該ノズルの先端部から該ノズルの筒内部へと所定距離挿
入したとき、該ノズル部の該先端部の全周が該中型の該
外周面と該ゴムホースの内周面との間に挿入され、かつ
該中型の該外周面と該ノズル部の内周面との間に所定の
隙間が形成されるノズル部を含む。ノズル部は筒状をし
ており、その先端部に中型を挿入するための開口を有し
ている。なお、ノズル部の筒内部は、気体供給部によっ
て供給された圧縮気体を所定圧力以上で該開口を経由し
て吹き出す(ゴムホース内周面を中型の外周面から遊離
させる)必要があるので、該開口と気体供給部からの気
体流入口とを除いて気密にされる必要がある。また、筒
の中心軸方向に対して垂直面でノズル部を切断したノズ
ル内周面の切断形状は、中型をその中心軸方向に対して
垂直面で切断した断面形状と相似形(もちろんノズル内
周面の切断形状の方が大きい)であることが好ましい。
両者が相似形であれば、中型をノズルの筒内部へ挿入し
たとき、中型の外周面とノズル部の内周面との間の全て
の部分に同じ距離の隙間を形成することができ、気体供
給部によって供給された圧縮気体を全ての部分から均一
に吹き出すことができるので、ゴムホース内周面を中型
の外周面から安定して遊離させることができる。また、
両者が相似形であれば、ノズル部の先端部が中型の外周
面とゴムホースの内周面との間に挿入される際、該先端
部の一部がゴムホースの端部に引っかかってその内周面
下に潜り込むことができなくなることを回避することが
できる(つまり該先端部がゴムホースの端部をめくりあ
げる高さが該先端部周囲の全ての場所で同じになるの
で、該先端部の一部が引っかかることがない。)。
【0010】中型の一端(ゴムホースを抜き取る方)を
先頭にして中型を該ノズルの先端部から該ノズルの筒内
部へと所定距離挿入したとき、該ノズル部の該先端部の
全周が該中型の該外周面と該ゴムホースの内周面との間
に挿入され、かつ該中型の該外周面と該ノズル部の内周
面との間に所定の隙間が形成される。中型をその一端
(ゴムホースを抜き取る方)からノズル先端部を経由し
てノズルの筒内部へ挿入してゆくと(後述のように、中
型を移動させても、ノズルを移動させても、また両方を
移動させてもよい)、ノズルの先端部がゴムホース先端
部に当接する。この状態からさらに中型をノズルの筒内
部へ挿入すると、ノズルの先端部がゴムホースの内側に
入り込み、最終的にはノズル部の先端部の全周が中型の
外周面とゴムホースの内周面との間に挿入された状態
(ゴムホースの端がノズル部の先端に被さった状態)に
なる。このとき中型の外周面とノズル部の内周面との間
に所定の隙間が形成される必要がある。これは後述のよ
うに、該隙間を介して中型の外周面とゴムホースの内周
面との間に圧縮気体を吹き込み流通させ、中型の外周面
とゴムホースの内周面とを遊離させるために必要とな
る。即ち、ここにいう「所定の隙間」とは、中型の外周
面とゴムホースの内周面とを十分遊離させることができ
る量の圧縮気体を両者間に吹き込むことができる程度の
隙間をいう。中型に対するノズル部の大きさ(中型をノ
ズル部に挿入する方向に対して垂直な切断面における大
きさ)は、あまり大きいとノズルの先端部がゴムホース
先端部に当接した状態からさらに中型をノズルの筒内部
へ進めたとき、ゴムホースを破損したり、ノズルの先端
部がゴムホースの内側に円滑に入り込まなくなる。一
方、あまり小さいと中型の外周面とゴムホースの内周面
との間に吹き込む圧縮気体を通過させるための該隙間が
小さくなりすぎる。従って、これらの条件を満足する範
囲とされることが好ましく、通常、中型の外周面とノズ
ル部の内周面との間に全周にわたって約0.1mm〜
1.0mm程度の隙間が形成されることが好ましく、さ
らに好ましくは中型の外周面とノズル部の内周面との間
に全周にわたって約0.15mm〜0.5mm程度の隙
間が形成され、最も好ましくは約0.2mm〜0.3m
m程度の隙間が形成される。さらに、ノズルの先端部が
ゴムホースの内側に入り込みやすくするために、ノズル
部が、ノズル部の内周面先端に向かって連続的に肉厚が
減少する(ノズル部の内周面先端から後端に向けて連続
的に肉厚が増加するようテーパーをつける)ようにして
もよい。こうすることでノズルの先端部は中型に近く薄
肉の状態なので、ゴムホースが該先端部を容易に乗り越
え、その後ノズル部の肉厚が連続的に増加するではゴム
ホースの内周面が次第に押し広げられるので、極めて円
滑にノズルの先端部をゴムホースの内側に入り込ませる
ことができる。また、ノズルの先端部がゴムホースの内
側に入り込んだ状態において、ノズル先端部からゴムホ
ースが不意に抜け落ちることを防止するため、ゴムホー
スの内周面と係合しゴムホースがノズル部の先端部から
抜けにくくするためのもどり部分を、ノズル部の先端部
の外周面に形成してもよい。
【0011】本装置は、ノズルの筒内部へと圧縮気体を
供給する気体供給部を含む。本発明にいう「気体供給
部」とは、圧縮空気をノズルの筒内部へ導入するための
手段をいい、本装置に個別のコンプレッサーやブロアー
等の機器を配置し導管によって該筒内部へと圧縮空気を
導入する場合のみならず、単に、既存の圧縮空気ライン
から導管によって該筒内部へと圧縮空気を導入する場合
等も含まれる。また、気体はゴムを変質等させるもので
なければ特に限定されずいかなるものを用いても良い
が、経済性等を考慮すると、空気、窒素、水蒸気等を例
示することができる。
【0012】本装置は、中形がノズル部の筒内部へ進退
するように、ノズル部及び/又は中型を駆動する駆動部
を含む。駆動部は、ノズル部のみを駆動するもの、中型
のみを駆動するもの、そしてノズル部と中型との両方を
駆動するもののいずれであってもよく、中形をノズル部
の筒内部に対して進退(即ち、筒内部に挿入する方向と
筒内部から抜き取る方向とに移動させる。)させるよう
に働く。ただし、前述のようにノズル部のみを駆動する
ことで(中型は移動しない)、ノズル部を中型に対して
抜き差しする場合もここにいう「中形がノズル部の筒内
部へ進退する」に含まれる。駆動部は、動作が制御され
た産業用ロボット等のように動力を電力や圧縮空気等か
ら得ている機械的なもののみならず、人力によるもの
(直接人手でノズル部等を把持して駆動するものやリン
ク機構等を介して人力で駆動するもののいずれも含む)
であっても構わない。なお、産業用ロボットを用いても
のを所望位置へと移動させる方法は既知であるので、こ
こではその説明を省略する。
【0013】本装置の動作は、第一に、駆動部が、中型
の一端(ゴムホースを抜き取る方)がノズルの先端部か
ら所定距離挿入されるようにノズル部及び/又は中型を
駆動し、ノズル部の先端部の全周が中型の外周面とゴム
ホースの内周面との間に挿入される。駆動部(例えば、
産業用ロボット)が、ノズル部、中型及びその両方のい
ずれかを駆動し、中型の一端(ゴムホースを抜き取る
方)がノズルの先端部から所定距離挿入される。該所定
距離の挿入途中で、ノズルの先端部とゴムホースの先端
(中型の一端に近いゴムホースの端)とが当接するが、
さらに力を加えられることによってノズル部の先端部の
全周が中型の外周面とゴムホースの内周面との間に挿入
される。ノズル部の先端部から圧縮空気が漏れないよう
にするためには、ノズル部の先端部の全周が中型の外周
面とゴムホースの内周面との間に挿入される必要があ
る。従って、ここにいう「所定距離」挿入とは、少なく
ともノズル部の先端部の全周が中型の外周面とゴムホー
スの内周面との間に挿入される距離以上の距離分挿入さ
れることをいい、またこの挿入距離があまり大きいと最
後にノズル部からゴムホースを取り外すことが困難にな
るのでこれらの両条件を満たす範囲とされることが好ま
しく、通常、ノズル部の先端部がゴムホースの先端から
約2〜5cm挿入される程度とする。
【0014】本装置の動作は、第二に、気体供給部がノ
ズルの筒内部へ圧縮気体を供給し、前記隙間(中型の外
周面とノズル部の内周面との間に形成される隙間)を介
して中型の外周面とゴムホースの内周面との間に圧縮気
体を流通させ、中型の外周面とゴムホースの内周面とを
遊離させる。気体供給部が圧縮気体をノズルの筒内部へ
供給すると、筒内部は中型が挿入されている開口を除い
て気密であるので、該開口方向へと圧縮気体は流れる。
該開口へは中型が挿入されているので、挿入された中型
の外周面とノズル部の内周面との間に形成されている隙
間を通して圧縮気体は筒外部へともれ出す。ノズルの先
端部の全周にはゴムホースが被さっているので、該隙間
を介してもれだした圧縮気体は中型の外周面とゴムホー
スの内周面との間を流通してゴムホースの後端部から流
れ出る。これによって中型の外周面とゴムホースの内周
面との間に気体の層が形成されるので、中型の外周面と
ゴムホースの内周面とを遊離させることができる。
【0015】本装置の動作は、第三に、中型がノズルか
ら抜き取られるように、駆動部が該ノズル部及び/又は
該中型を駆動する。なお、このときは圧縮気体を供給し
中型の外周面とゴムホースの内周面とを遊離させた状態
で行う必要がある(即ち、中型がノズルから抜き取られ
るまでは少なくとも圧縮気体の供給を継続しておく)。
駆動部は、前述のように、ノズル部、中型及びその両方
のいずれかを駆動し、中型をノズルの先端部から抜き取
る。これによってノズルの先端部外周に嵌着された状態
でゴムホースも共に中型から抜き取られる。その後、ゴ
ムホースをノズルの先端部から取り外すことによって
(例えば、ゴムホースをクランプや人手によって把持し
て引っぱることで取り外すことができる。)、中型から
のゴムホースの抜き取りが完了する。
【0016】ノズル部の先端部の全周が中型の外周面と
ゴムホースの内周面との間に挿入されたとき、ノズル部
の外周面に密接した、ゴムホースの内周面に対応した外
周面(以下、本段落においては「ゴムホース外周面」と
いう。)を把持するための把持部を、さらに有するよう
にしてもよい。把持部は、ノズル部の外周面とゴムホー
スの内周面との密接(嵌着)を確実にし、その後のゴム
ホース内周面と中型外周面との間の圧縮気体の流通に際
し圧縮気体漏れ(ノズル部の外周面とゴムホースの内周
面との間からの漏れ)を防止し、さらにその後の中型の
ノズル部からの抜き取りに際しゴムホースの脱落を防止
することができる。把持部はゴムホース外周面をほぼノ
ズル部外周面方向に向けて押しつけることでゴムホース
を把持するものであり、ゴムホース外周面を外周に沿っ
て全体的に押さえつけるもの(例えば、ゴムホース外周
面に沿ってゴムやばね等の弾性体を巻き付けるもの)で
あっても、ゴムホース外周面のところどころを押さえつ
ける(例えば、電動クランプのようなもので押さえるも
の)ものであってもよい。また、ゴムホース外周面のと
ころどころを押さえる場合には、ノズルの中心軸方向か
ら見たときに、複数の把持部がノズルの周囲に等間隔で
配置されることが好ましい。そうすることでゴムホース
外周面を均一に把持することができ、上記の圧縮気体漏
れ等を効果的に防止することができる。
【0017】また把持部は次のようにしてもよい。即
ち、本装置が、柱状の取付部であって、ノズル部の後端
部が取付部の一方の底面部分に取付られ、駆動部へ取り
付けられる取付部と、取付部の外周部分がその内部を貫
通し取付部の中心軸に対して平行方向に運動することが
できる当接部材であって、取付部の一方又は他方の底面
方向に向かって取付部の外周部分からの距離が連続的に
減少する当接面を有する、当接部材と、その一端に該把
持部が取り付けられ、その他端が該当接面に当接し、該
一端と該他端との間の中間部が該取付部に軸支されるシ
ーソー部と、をさらに有するようにしてもよい。こうす
ることで当接部材を取付部の中心軸に対して平行方向に
運動させれば、該当接面に当接したシーソー部の他端か
ら取付部の外周部分までの距離が変化し(シーソー部が
回動する)、これによってシーソー部の一端に取り付け
られた把持部をゴムホースの外周面に当接させることが
できる。特に、複数の把持部をノズル周囲に分散させて
設ける場合、1個の当接部材を運動させることによって
複数のシーソー部を一気に操作することができ、かつ複
数の把持部の、ゴムホースへの当接力も均一に近くする
ことができるので好ましい。
【0018】さらに、当接部材を取付部の中心軸に対し
て平行方向に運動させる方法は、人手によって行うこと
もできるが、省力化やゴムホースへの当接力を一定にす
ることからは、機械的に運動させることが好ましい。例
えば、圧縮空気や油圧によって駆動されるシリンダー
(もちろんピストンを備える)や電磁石等を用いて運動
させることができ、とりわけ圧縮空気によって駆動され
るシリンダーは動きが柔らかくゴムホースを傷つけない
ことから好ましい。通常、把持部はゴムホース外周面に
当接しない位置(開いた位置)で保持されている方が都
合が良いので(例えば、中型をノズル筒内部へ挿入する
とき等)、シーソー部の他端が取付部の外周部分へ近づ
く方向にばね又はゴムによって付勢されるようにしても
よい。こうすれば、当接面によってシーソー部の他端が
取付部の外周部分から離れる方向に押し広げられていな
いときは、シーソー部の他端が取付部外周へ近づくの
で、シーソー部の一端(把持部が取り付けられている
方)はノズル部から離れた状態で保持される。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例に基
づき図面を参照して詳述するが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。
【0020】図1は、一実施例の本発明の装置(以下、
「本装置」という。)を示した上面図である。図1を参
照して、棒状の中型101の外周面101aに密接した
状態で加硫反応させられたゴムホース11がその中心軸
を含む面による断面によって図示されている(以降もゴ
ムホース11は特に断りがない限り該断面によって図示
する)。本装置は、ゴムホース11を、中型101の一
端13から抜き取るための装置である。なお、中型10
1の他端15は、図示しない第一の産業用ロボットに取
り付けられており、第一の産業用ロボット(図示せず)
の動作を制御することで中型101を自在に移動させる
ことができる。
【0021】一方、中型101に相対する位置に、筒状
のノズル部17が配置されている。ノズル部17の先端
には、中型101が挿入される開口19が形成されてい
る。ノズル部17の後端は円柱状の取付部25の一方の
底面部分27に取り付けられており、またノズル部17
の後端には気体供給部としての導管21(導管21の先
は圧縮空気ライン(図示せず)へとバルブ23を介して
連通されている)が連結されている(なお、図1、図
4、図5、図6、図7及び図8においては、導管21が
明確に示されるように取付部25内部に位置する、導管
21の部分も実線によって示している)。取付部25の
他方の底面部分29は、駆動部としての図示しない第二
の産業用ロボットに取り付けられている。このため第二
の産業用ロボット(図示せず)の動作を制御することで
取付部25及びそれに取り付けられたものを自在に移動
させることができる。なお、産業用ロボット(第一及び
第二のいずれも)とは、通常、関節やモーター等によっ
て構成される複雑な動きをすることができるものをい
う。
【0022】取付部25の外周部分がその内部を貫通し
ている当接部材31が、取付部25の中心軸に対して平
行方向33に運動することができるように取付部25へ
遊嵌されている。当接部材31は円錐台形から上下底面
を連絡する円柱形の内部空間(その内部空間を取付部2
5が貫通している)をくりぬいた形状をしており、取付
部25の一方の底面27の方向に向かって取付部25の
外周部分からの距離が連続的に減少する当接面35を有
する。さらに、取付部25の一方の底面27の近傍に、
その中間部が軸37a、37bによって軸支されたシー
ソー部39a、39bが配置されている。シーソー部3
9a、39bは、その一端41a、41bに把持部43
a、43bが取り付けられており、その他端45a、4
5bが当接面35に当接している。ノズル部17の中心
軸の延長線18方向から見たとき(図中、中型101の
方から見たとき)に、該中心軸を中心とし該中心軸に対
して垂直な円の、軸37a、37bの中心位置から最も
近い円周部分における接線方向と平行に軸37a、37
bの回動軸がなるように軸37a、37bは取り付けら
れている。なお、シーソー部は取付部25の周囲に合計
4個ある。シーソー部39a、39b以外にさらに2個
あり、ノズル部17の中心軸18方向から見たとき(図
中、中型101の方から見たとき)に、4個のシーソー
部が取付部25の周囲に等間隔に取り付けられている。
このためノズル部17の中心軸18方向から見たとき
に、4個の把持部がノズル部17の周囲に等間隔で配置
されている。
【0023】さらに、当接部材31を取付部25の中心
軸に対して平行方向33に運動させるための駆動シリン
ダー47を有している。駆動シリンダー47は、取付部
25の一部によって形成されるピストン49が挿入され
ており、ピストン49はシリンダー47の内部を摺動す
ることができる。シリンダー47はその一端にリング5
1が取り付けられており、さらにシリンダー47の内部
に連通するように加減圧ライン53が取り付けられてい
る。加減圧ライン53は、シリンダー47の内部から空
気を抜いたり(減圧)、シリンダー47の内部へ空気を
入れたり(加圧)することができるようになっており、
それに伴ってピストン49がシリンダー47に抜き挿し
される。ピストン49がシリンダー47に挿し込まれる
と、リング51が当接部材31を押して移動させ、それ
によって当接面35に当接している他端45a、45b
が取付部25の外周部分から遠ざかる方向へ押し広げら
れ、把持部43a、43bがノズル部17の方向へ移動
する。なお、他端45a、45bそして図示されていな
い2個の他端(シーソー部は合計4個存在する)は、取
付部25の外周部分へ近づく方向に付勢するばね55が
取り付けられているので(ばね55は4個の他端を巡る
ように取り付けられており(従って、ノズル部17の中
心軸18方向から見るとばね55は正方形状になってい
る)、4個の他端は等しい力で外周部分へ近づく方向に
付勢される)、ピストン49がシリンダー47から抜か
れる方向に移動しリング51の、当接部材31への当接
がなくなると、4個の他端が当接部材31を押し戻し、
4個の他端は取付部25の外周部分へ近づくように移動
する。
【0024】図2は、図1に示された装置のノズル部1
7の先端部分を示す拡大断面図(ノズル部17の中心軸
を含む面による切断面を示す)である。図2を参照し
て、ノズル部17は、先端に開口19を有しており、ノ
ズル部17の内周面先端17gに向かって連続的に肉厚
が減少している部分17hを有する。
【0025】図3は、本装置に使用する他の一例のノズ
ル部17kの先端部分を示す拡大断面図(ノズル部17
kの中心軸を含む面による切断面を示す)である。図3
を参照して、ノズル部17kは、先端に開口19を有し
ており、ノズル部17kの内周面先端17gに向かって
連続的に肉厚が減少している部分17hを有する。さら
に、ノズル部17kの先端部の外周面にもどり部分17
nが形成されており、もどり部分17nはゴムホースの
内周面と係合しゴムホースがノズル部の先端部から抜け
にくくする。
【0026】次に、図1に示された装置の動作を説明す
る。図4は、図1に示された装置の第一の動作を示す上
面図である。なお、図4以降の全ての図は図1と同じ部
分を示している。図4を参照して、中型101の一端1
3がノズル17の先端部17aの開口(図1において参
照番号19)から所定距離挿入されるように、図示しな
い第二の産業用ロボットが取付部25を介してノズル部
17を移動させている。これによってノズル部17の先
端部17aの全周が、中型101の外周面101aとゴ
ムホース11の内周面11aとの間に挿入されている。
一方、中型101の外周面101aとノズル部17の内
周面17iとの間に所定の隙間61が形成されている。
なお、本実施例では図示しない第二の産業用ロボットが
ノズル部17を移動させることで中型101をノズル1
7へと挿入しているが、図示しない第一の産業用ロボッ
トによって中型101を移動させること、又は両者を共
に移動させることによって図4の状態とされてもよい。
【0027】図5は、図1に示された装置の第二の動作
を示す上面図である。図5を参照して、加減圧ライン5
3を介してシリンダー47の内部から空気を抜き、ピス
トン49がシリンダー47に深く挿し込まれた状態にな
っている。これにより、リング51が当接部材31を押
して移動させ、それによって当接面35に当接している
他端45a、45bが取付部25の外周部分から遠ざか
る方向へ押し広げられている。シーソー部39a、39
bは、軸37a、37bを中心として回動し、シーソー
部39a、39bの一端41a、41bに取り付けられ
ている把持部43a、43bが、ノズル部17の方向に
移動し、ノズル部17の外周面17bに密接した、ゴム
ホース11の内周面に対応した外周面11bを把持して
いる。把持部43a、43bがゴムホース11を把持す
る力は、他端45a、45bに当接する当接面35によ
って加えられるので、当接面35の勾配が異ならなけれ
ば等しくすることができ、把持力の不均衡を防止するこ
とができる。なお、シーソー部は取付部25の周囲に等
間隔で4個配置されているので(シーソー部39a、3
9b以外に2個取り付けられている)、ゴムホース11
の外周面11bは4個の把持部によって等間隔に把持さ
れている。また、ばね55はこのとき伸びた状態になっ
ている。
【0028】図6は、図1に示された装置の第三の動作
を示す上面図である。図6を参照して、図5の状態から
バルブ23を開き、圧縮空気ライン(図示せず)から導
管21を通じてノズル部17の筒内部17fへ圧縮空気
を吹き込む。吹き込まれた圧縮空気は、隙間61を介し
て中型101の外周面101aとゴムホース11の内周
面11aとの間に流れ込み、中型101の外周面101
aとゴムホース11の内周面11aとを引き離し遊離さ
せている。従って、図6の状態においては、中型101
とゴムホース11とを容易に引き離すことができる。
【0029】図7は、図1に示された装置の第四の動作
を示す上面図である。図7を参照して、図6の状態から
中型101がノズル部17から抜き取られるように、図
示しない第二の産業用ロボットが取付部25を介してノ
ズル部17を移動させている。この過程の間は連続して
圧縮空気が筒内部17fへ供給されており、それに伴っ
て中型101の外周面101aとゴムホース11の内周
面11aとを引き離し遊離させた状態においてこの過程
が行われるので、容易かつ迅速に中型101がノズル部
17から抜き取られる。なお、本実施例では図示しない
第二の産業用ロボットがノズル部17を移動させること
で中型101をノズル17から抜き取っているが、図示
しない第一の産業用ロボットによって中型101を移動
させること、又は両者を共に移動させることによって図
7の状態とされてもよい。
【0030】図8は、図1に示された装置の第五の動作
を示す上面図である。図8を参照して、ノズル部17の
外周面17bに嵌った状態で抜き取られたゴムホース1
1は、把持部43a、43bの把持が解かれ、クランプ
71によって把持され引っぱられることでノズル部17
から取り外されている。なお、把持部43a、43bの
把持は次のようにして解かれる。まず、加減圧ライン5
3を介してシリンダー47の内部へと空気を吹き込み、
ピストン49がシリンダー47から引き抜かれる方向に
移動する。これにより、リング51の、当接部材31へ
の当接がなくなり、ばね55によって取付部25の外周
部分へ近づく方向に付勢されている他端45a、45b
そして図示されていない2個の他端によって当接面35
が押され当接部材31が押し戻される(リング51の方
向へ移動する)。それに伴い、4個の他端は取付部25
の外周部分へ近づくように移動し、シーソー部が回動す
ることで把持部の把持が解かれる。以上のようにしてゴ
ムホース11の、中型101からの抜き取りが完了す
る。
【0031】なお、本発明は上記した実施例に限定され
るものでないことは言うまでもなく、さらに、特許請求
の範囲と実質的に均等の範囲のものまで含む。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。即ち、本
装置によれば、最終的に切断除去される不要部分を形成
する必要がないので材料の有効利用を図ることができ、
さらに該不要部分の切断作業及び機械を要さないので省
力化及び設備コストの低減を図ることができる。そのう
え駆動部として産業用ロボット等を用いることで人手を
要さず無人でゴムホースを中型から抜き取ることがで
き、大幅な省力化を図ることができる。また、人手を要
さないことから、作業環境が悪い場所であっても、ゴム
ホースを中型から抜き取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の本発明の装置を示した上面図であ
る。
【図2】図1に示された装置のノズル部の先端部分を示
す拡大断面図である。
【図3】本装置に使用する他の一例のノズル部の先端部
分を示す拡大断面図である。
【図4】図1に示された装置の第一動作を示す上面図で
ある。
【図5】図1に示された装置の第二動作を示す上面図で
ある。
【図6】図1に示された装置の第三動作を示す上面図で
ある。
【図7】図1に示された装置の第四動作を示す上面図で
ある。
【図8】図1に示された装置の第五動作を示す上面図で
ある。
【図9】中型からゴムホースを取り外すための従来方法
を示す断面図である。
【符号の説明】
11 ゴムホース 11a ゴムホースの内周面 11b ゴムホースの外周面 13 中型の一端 15 中型の他端 17 ノズル部 17a ノズルの先端部 17b ノズル部の外周面 17f ノズル部の筒内部 17g ノズル部の内周面先端 17h 連続的に肉厚が減少している部
分 17i ノズル部の内周面 17k 他の一例のノズル部 17n もどり部分 18 ノズル部の中心軸の延長線 19 開口 21 導管 23 バルブ 25 取付部 27 一方の底面部分 29 他方の底面部分 31 当接部材 33 取付部中心軸に対する平行方向 35 当接面 37a、37b 軸 39a、39b シーソー部 41a、41b 一端 43a、43b 把持部 45a、45b 他端 47 駆動シリンダー 49 ピストン 51 リング 53 加減圧ライン 55 ばね 61 隙間 71 クランプ 101 中型 101a 中型の外周面 103 ゴムホース 103a ゴムホースの内周面 103b ゴムホースの後端部 105 円筒部分 107 底辺部 109 開口 111 圧縮空気 113 不要部分 115 製品ゴムホース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 23:00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】棒状の中型の外周面に密着した状態で加硫
    反応させられたゴムホースを該中型の一端から抜き取る
    ための装置であって、 筒状のノズル部であって、該一端を先頭にして該中型を
    該ノズル部の先端部から該ノズル部の筒内部へと所定距
    離挿入したとき、該ノズル部の該先端部の全周が該中型
    の該外周面と該ゴムホースの内周面との間に挿入され、
    かつ該中型の該外周面と該ノズル部の内周面との間に所
    定の隙間が形成されるノズル部と、 該筒内部へと圧縮気体を供給する気体供給部と、 該中形が該ノズル部の該筒内部へ進退するように、該ノ
    ズル部及び/又は該中型を駆動する駆動部と、を含んで
    なり、 該駆動部が、該中型の該一端が該ノズルの該先端部から
    所定距離挿入されるように該ノズル部及び/又は該中型
    を駆動し、該ノズル部の該先端部の全周が該中型の外周
    面と該ゴムホースの内周面との間に挿入され、 該気体供給部が該筒内部へ圧縮気体を供給し、該隙間を
    介して該中型の該外周面と該ゴムホースの該内周面との
    間に該圧縮気体を流通させ、該中型の該外周面と該ゴム
    ホースの該内周面とを遊離させ、 該中型が該ノズル部から抜き取られるように、該駆動部
    が該ノズル部及び/又は該中型を駆動するものである、
    装置。
  2. 【請求項2】該ノズル部の該先端部の全周が該中型の外
    周面と該ゴムホースの内周面との間に挿入されたとき、
    該ノズル部の外周面に密接した、該ゴムホースの内周面
    に対応した外周面を把持するための把持部を、さらに有
    するものである、請求項1に記載の装置
  3. 【請求項3】請求項2に記載の装置であって、 柱状の取付部であって、該ノズル部の後端部が該取付部
    の一方の底面部分に取付られ、該駆動部へ取り付けられ
    る取付部と、 該取付部の外周部分がその内部を貫通し該取付部の中心
    軸に対して平行方向に運動することができる当接部材で
    あって、該取付部の該一方又は他方の底面方向に向かっ
    て該取付部の該外周部分からの距離が連続的に減少する
    当接面を有する、当接部材と、 その一端に該把持部が取り付けられ、その他端が該当接
    面に当接し、該一端と該他端との間の中間部が該取付部
    に軸支されるシーソー部と、をさらに有するものであ
    る、装置。
  4. 【請求項4】該当接部材を該取付部の中心軸に対して平
    行方向に運動させるための駆動シリンダーをさらに有す
    るものである、請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】該シーソー部の該他端が、該取付部の該外
    周部分へ近づく方向にばね又はゴムによって付勢される
    ものである、請求項3又は4に記載の装置。
  6. 【請求項6】該ノズルの該中心軸方向から見たときに、
    複数の該把持部が該ノズルの周囲に等間隔で配置される
    ものである、請求項2乃至5のいずれかに記載の装置。
  7. 【請求項7】該ノズル部が、該ノズル部の内周面先端に
    向かって連続的に肉厚が減少しているものである、請求
    項1乃至6のいずれかに記載の装置。
  8. 【請求項8】該ゴムホースの該内周面と係合し該ゴムホ
    ースが該ノズル部の該先端部から抜けにくくするための
    もどり部分が、該ノズル部の該先端部の外周面に形成さ
    れているものである、請求項1乃至7のいずれかに記載
    の装置。
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