JPH0626815B2 - 円筒状成形品の型抜き装置 - Google Patents

円筒状成形品の型抜き装置

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JPH0626815B2
JPH0626815B2 JP1304350A JP30435089A JPH0626815B2 JP H0626815 B2 JPH0626815 B2 JP H0626815B2 JP 1304350 A JP1304350 A JP 1304350A JP 30435089 A JP30435089 A JP 30435089A JP H0626815 B2 JPH0626815 B2 JP H0626815B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、内金型の外周面に付着している円筒状成形
品、例えば円筒状ゴム成形品から前記内金型を、あるい
は円筒状ゴム成形品を前記内金型から抜き取るための型
抜き装置に関するものである。
[従来の技術] 例えばゴムベルトの製造過程において、内金型に巻付け
た円筒状の未加硫ベルト材を加硫缶などで加硫した後、
その加硫済み円筒状ゴム成形品(スラブと呼ばれてい
る)が付着した内金型を、型抜き装置により抜き取り、
ゴム成形品を回収している。このための一般的な型抜き
装置は、従来、次のような構造であった。すなわち、第
6図に示すように、内金型62の外径に対応した口径をも
つ型抜きリング体61を、フレームベース63の中央開口部
64上に設置し、内金型62の外周面に付着している円筒状
ゴム成形品Aの下端面を、前記リング体61に係止し、、
円筒状ゴム成形品Aを内金型62とともにリング体61上に
載置する。リング体61の中心の上方に、油圧シリンダ装
置65のピストンロッド66を下向けにして配設し、ピスト
ンロッド66を伸長して前記内金型62を円筒状ゴム成形品
Aに対して押し下げ、内金型62を抜き取るようにした構
造であった。また図示は省略するが、これとは逆に、内
金型をフレームベース上の所定位置に固定し、円筒状ゴ
ム成形品の上端面に係止したリング体を、油圧シリンダ
装置のピストンロッドで押し下げることにより、内金型
を抜き取るようにした構造もあった。いずれにしても、
従来の型抜き装置は、内金型62のサイズに合わせた定形
のリング体61を用いて、内金型62を抜き取るものであっ
た。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記した従来の型抜き装置では、内金型
のサイズが変わると、そのサイズに合わせてリング体を
交換しなければならず、またその交換は、通常、作業者
が多数のリング体から選択して行なっていた。このた
め、作業者の負担が大きく、またリング体の交換に時間
がかかるので、作業能率も悪かった。そのうえ、円筒状
ゴム成形品の内周面が内金型の外周面に密着した状態
で、内金型を抜き取ることから、内金型又はリング体に
作用させるシリンダ装置のピストンロッドの押圧力(型
抜き力)を非常に大きくする必要があった。したがっ
て、リング体が破損しやすく、また内金型の設置の仕方
が悪い場合には、内金型を損傷することもあった。同様
の理由により、内金型の抜き取り時に、円筒状ゴム成形
品を傷付けたり、変形させたりすることがあった。
この発明は上述の点に鑑みなされたもので、サイズの異
なる内金型を自動的にサイズを合わせて抜き取ることが
でき、作業能率が高く、また従来の装置に比べて型抜き
力が小さく、内金型を損傷したり、円筒状成形品を傷付
けたりするおそれのない型抜き装置を提供することを目
的としている。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するためにこの発明の型抜き装置は、
a)内金型の周壁に、これを貫通する複数の小孔を穿設
し、b)内金型の一端面に開設された開口に着脱自在に接
続され、その中空部に加圧流体を導入する加圧流体導入
部材を移動手段の先端に設けると共に、前記内金型の他
端面に開設された開口を着脱自在に閉塞する閉塞部材を
もう一方の移動手段の先端に設け、c)内金型の外周面に
当接又は近接しかつ前記成形品の一端面に係合可能な複
数の係合部材を、内金型の外周面に対し円周方向に間隔
をあけて進退可能に配設し、d)前記内金型の両端面を前
記した二つの移動手段により挟持し、かつ両方の移動手
段が相互に連動して前記各係合部材と直交する方向の内
金型の軸方向に移動するように構成している。
また請求項2記載のように、A)前記内金型を定位置に保
持する一対の固定手段を対向して設け、B)該内金型の周
壁に、これを貫通する複数の小孔を穿設し、C)内金型の
一端面に開設された開口に着脱自在に接続され、その中
空部に加圧流体を導入する加圧流体導入部材を前記一方
の固定手段の先端に設けると共に、前記内金型の他端面
に開設された開口を着脱自在に閉塞する閉塞部材を前記
他方の固定手段の先端に設け、D)内金型の外周面に当接
又は近接しかつ前記成形品の一端面に係合可能な複数の
係合部材を、内金型の外周面に対し円周方向に間隔をあ
けて進退可能に配設し、E)前記各係合部材を内金型の一
端から他端側へ一斉に移動させる移動手段を、内金型の
軸方向に移動可能に配備してもよい。
[作用] 上記した構成を有するこの発明の型抜き装置によれば、
複数の係合部材が前進して内金型の外周面に当接又は近
接し、内金型の外周面に付着している円筒状成形品の一
端面に係合又は係合可能な状態になる。したがって前記
各係合部材は、内金型のサイズが異なっても、そのサイ
ズの対応して内金型の外周面に当接又は近接することに
なる。この状態で、前記内金型の一方の開口が閉塞部材
で閉塞され、他方の開口に接続された加圧流体導入部材
から、例えば加圧空気が内金型の中空部に導入される。
こうして、中空部内の圧力が徐々に高まり、内金型の外
周面に付着した円筒状成形品の付着力に勝ると、周壁の
複数の小孔より中空部内の加圧空気が一斉に噴き出し、
内金型の外周面と円筒状成形品の内周面との間に、空気
層が形成され、円筒状成形品の内周面は内金型の外周面
から剥離された状態になる。これにより、型抜き時に必
要な円筒状成形品に対する内金型の型抜き力が、半減さ
れる。この後、請求項1の装置では、係合部材で定位置
に保持された円筒状成形品に対し、内金型を2つの移動
手段で挟持した状態で、両方の移動手段で係合部材に直
交する方向に移動させることにより、内金型が円筒状成
形品から抜き取られる。また請求項2の装置では、一対
の固定手段で定位置に保持された内金型に対し、前記各
係合部材を移動手段で内金型の一端から他端側へ移動さ
せることにより、円筒状成形品が内金型から抜き取られ
る。この結果、請求項1及び2のいずれの装置において
も、移動手段から係合部材、内金型及び円筒状成形品に
作用する(型抜き)力が、従来の装置に比べてそれぞれ
低減されるので、それらを損傷させることがない。
[実施例] 以下、この発明の型抜き装置の実施例を図面に基づいて
説明する。
第1図〜第3図は第1実施例にかかる型抜き装置を示す
もので、本実施例の型抜き装置1は、輪切りにして最終
製品にする前のベルト材などの、円筒状ゴム成形品Aを
加硫した後、ゴム成形品Aが付着した内金型2を抜き取
るものである。
内金型2は第1図及び第3図に示すように、中空構造
で、その周壁2aに複数(本実施例では24個)の小孔(例
えば口径1mm前後)21が、等間隔に周壁2aを貫通して穿
設されている。なお内金型2の両端面中央部には、前の
加硫工程で高温蒸気を中空部2b内に導入するための開口
2c、2dが開設されている。
第1図のように、加硫済みのゴム成形品Aを内金型2と
共に搬送するためのベルトコンベヤ装置3が、水平方向
に配備されている。このベルトコンベヤ装置3は、一対
のコンベヤベルト3aを一定の間隔をあけて平行に配置し
た構造になっている。ベルトコンベヤ装置3の下方に、
移動手段としての油圧シリンダ装置5がピストンロッド
5aを上向きにして配設され、このピストンロッド5aの先
端に、内金型2の支持板4が複数のガイドロッド5bを介
して固定されている。支持板4は、前記2つのベルトコ
ンベヤ3aの間を挿通可能な長方形状をなし、シリンダ装
置5により昇降する。支持板4の上面の中央部には、内
金型2の下端開口2dに挿入して開口2dを閉塞する閉塞部
材としての突状栓4aが固設されている。4bはパッキンで
ある。
もう一方の移動手段としての油圧シリンダ装置6が、前
記油圧シリンダ装置5と対向してベルトコンベヤ装置3
の上方に配備されている。シリンダ装置6は、天板7に
支持され、この天板7を貫通してピストンロッド6aが下
向きに突出している。ピストンロッド6aの先端には、内
金型2の上端開口2cに密接して開口2cを閉塞する蓋部材
8が連設されている。蓋部材8には、これの側面から下
端面にわたり加圧流体(ここでは加圧空気)の導入管9
が貫設され、この導入管9の一端にフレキシブルホース
10の一端が接続されている。本例では、加圧空気導入管
9を備えた蓋部材8が加圧流体導入部材を構成する。ま
た蓋部材8の下端部8aは、テーパコーン面に形成されて
おり、前記突状栓4aと協働して内金型2のセンター決め
作用を行う。8bはOリングである。なおフレキシブルホ
ース10の他端は、加圧空気源(図示せず)に接続されて
いる。
第1図及び第2図に示すように、内金型2の外周面に当
接しかつゴム成形品Aの円筒状端面に係合する。複数
(本実施例では3個)の係合爪11が、上下のシリンダ装
置5、6のほぼ中間位置で、内金型2の周囲に配置され
ている。各係合爪11は、第2図のように内金型2の周囲
に放射状に等間隔に配設された油圧シリンダ装置12のピ
ストンロッド12aの先端に、支持板13を介して取り付け
られている。係合爪11の形状は、内金型2のサイズ(外
径)が変わってもその外周面に当接するように、上方よ
り見てV字状(第2図)や円弧状などに形成されてい
る。また支持板13に、ピストンロッド12aの両側に平行
に一対のガイドロッド14の一端を固定し、各ガイドロッ
ド14をシリンダ装置12に固設した両側のガイドスリーブ
15にそれぞれ移動自在に挿通してある。なお前記係合爪
11の数は、2個以上であればよく、例えば第4図に示す
ように4個にしてもよい。また係合爪11の材質は特に限
定しないが、内金型2を傷付けないようナイロン樹脂な
どの合成樹脂を用いるのが望ましい。
次に、上記実施例の型抜き装置1についてその作動を説
明する。
第1図において、加硫缶(図示せず)から取り出され
て冷却された円筒状ゴム成形品Aが、内金型2の外周面
に付着した状態で、ベルトコンベヤ装置3により、型抜
き装置1の位置まで搬送されてくる。一対のコンベヤ
ベルト3aに跨って載置されている内金型2の下面を、そ
の下方から油圧シリンダ装置5により上昇する支持板4
が支持すると共に、内金型2の上面を、その上方から油
圧シリンダ装置6により下降する蓋部材8が支持し、内
金型2は支持板4と蓋部材8とにより挟持される。この
状態で、内金型2の下端開口2dがこれに密接する突状栓
4aで閉塞され、また上端開口2cがこれに密接する蓋部材
8で閉塞される。このとき、内金型2は突状栓4aと蓋部
材8でセンター決めされ、内金型2の中心軸が型抜き装
置1の中心軸上に位置する。上下の油圧シリンダ装置
5、6が相互に連動して作動することにより、内金型2
はベルトコンベヤ装置3から持ち上げられ、内金型2の
外周に付着した円筒状ゴム成形品Aの下端が、係合爪11
よりやや上になる高さで油圧シリンダ装置5、6の作動
が停止する。なお各係合爪11は、内金型2及び円筒状ゴ
ム成形品Aが各係合爪11の内方を通過可能な位置まで後
退している。各油圧シリンダ装置12のピストンロッド
12aが一斉に伸長して各係合爪11が前進し、内金型2の
外周面に当接する。加圧空気の導入管9から内金型2
の中空部2bに、加圧空気が導入され、中空部2b内の圧力
が内金型2の外周面に付着している円筒状ゴム成形品A
の付着力より高くなると、周壁2aの小孔21から加圧空気
が噴き出し、ピーという音を発する。この状態では、円
筒状ゴム成形品Aの内周面と内金型2の外周面との間
に、空気層が形成され、円筒状ゴム成形品Aは内金型2
の外周面から剥離されている。ここで、上下の油圧シ
リンダ装置5、6を相互に連動してインチングさせなが
ら徐々に下降させていくと、複数の係合爪11に下端面が
係合して定位置に保持された円筒状ゴム成形品Aに対
し、内金型2が徐々に下降していき、内金型2が抜き取
られる。その後、上下のシリンダ装置5、6をさらに
下降させて、内金型2をベルトコンベヤ装置3上に載置
すると共に、係合爪11を後退させて開放し、上部のシリ
ンダ装置6を上昇させて円筒状ゴム成形品Aを取り出
す。なお、内金型2はゴム成形品Aと共にベルトコンベ
ヤ装置3で、所定場所へ搬送される。
ところで、上記実施例では、内金型2を押圧して型抜き
するために、その上下に油圧シリンダ装置5、6を配備
しているが、上側に油圧シリンダ装置6を用いて下側に
エアシリンダ装置を用いてもよい。この場合は、型抜き
時に油圧シリンダ装置6だけをインチングさせながら下
降させれば、下側のエアシリンダ装置はエアが圧縮され
てある程度まで下降する。また、シリンダ装置5、6に
代えて、後述するモータ駆動の送りねじ機構を用いても
よい。さらに、上記実施例では、内金型2を抜き取るた
めのシリンダ装置6と共に、内金型2を持ち上げて支持
し、かつ内金型2の下端開口2dを閉塞するためのシリン
ダ装置5を設けたが、内金型2の下端開口2dを別の手段
で閉塞してシリンダ装置6で内金型2を持ち上げるよう
にすれば、シリンダ装置5は省くことができる。さらに
また、前記各係合爪11を前進させた際に、円筒状ゴム成
形品Aの下端面とは係合するが、内金型2の外周面には
接触しない位置で係合爪11の前進動作が停止するように
制御すれば、係合爪11に特にナイロン樹脂などを用いな
いでも内金型2の外周面を傷付けることが確実に防止さ
れる。
第5図は第2の発明の型抜き装置の実施例を示す。第5
図の型抜き装置31が、第1図の前記型抜き装置1と主に
相違するところは下記の点である。すなわち、第5図に
示すように、前記上下のシリンダ装置5、6に対応する
油圧シリンダ装置35、36が、内金型2の下方及び上方に
配備されているが、これらのシリンダ装置35、36は、内
金型2を定位置に保持する固定手段として機能するもの
で、前記シリンダ装置5、6のように内金型2を抜き取
る機能はない。その代わりに、前記係合爪11に対応する
複数の係合爪41を、内金型2の下端から上端に向けて一
斉に移動させ、係合爪41と係合する円筒状ゴム成形品A
を押圧しながら間欠的に上昇させて、内金型2から抜き
取るように構成されている。なお、本型抜き装置31も、
円筒状ゴム成形品Aの抜き取り時に、内金型2の中空部
2bに、加圧空気を導入して周壁2aの小孔21から加圧空気
を噴き出させるなど、基本的には前記型抜き装置1と共
通している。
以下、詳しく説明すると、第5図に示すように、固定手
段としての上下のシリンダ装置35、36で定位置に保持さ
れる内金型2の周囲に、複数の係合爪41が円周方向に等
間隔に配設されている。各係合爪41は、前記シリンダ装
置12に相当するシリンダ装置42によって、内金型2に対
し進退する。そして、係合爪41を含む各シリンダ装置42
は、支持ブラケット43に固設されている。また支持ブラ
ケット43は、前記シリンダ装置35、36と平行に配設され
た一対のガイドロッド44に沿って上下方向に摺動自在に
配設されている。一対のガイドロッド44の間には、移動
手段としての送りねじ杆45が上下の軸受け46、47により
回動自在に支承されている。また送りねじ杆45は、支持
ブラケット43を貫通して形成されたねじ孔(図示せず)
に螺合しており、送りねじ杆45を回転することにより、
支持ブラケット43が昇降するように構成されている。天
板7上の一端部には、駆動モータ48が設置され、この駆
動モータ48の駆動軸に取着したスプロケット49と、送り
ねじ杆45の上端部を天板7の上方に突出して取着したス
プロケット50とが、チェーン51で接続されている。また
送りねじ杆45のスプロケット49の直ぐ下にも、スプロケ
ット52が取着され、他の送りねじ杆(図示せず)のスプ
ロケット(図示せず)とスプロケット52とが、連動チェ
ーン53により接続されている。したがって、駆動モータ
48で送りねじ杆45を特定方向に回転させることにより、
連動チェーン53を介してその他の送りねじ杆(図示せ
ず)も、一斉に同一方向に回転する。これにより、各係
合爪41が、支持ブラケット43と共に上昇して、係合爪41
に係合する内金型2上の円筒状ゴム成形品Aの端面を押
し上げ、内金型2に対しゴム成形品Aが抜き取られる。
なお、型抜きの際に、駆動モータ48を所定回転数ほど回
転させると、その回転を一旦中止し、再び駆動モータ48
を所定回転数ほど回転させるという動作を繰り返すこと
により、係合爪41がゴム成形品Aをインチングしながら
押し上げるので、前記シリンダ装置6による型抜き作業
と同様に、スムーズに型抜きが行われる。なお、前記し
た型抜き装置1と共通する部材については、第1図で使
用した符号を用いて第5図中に示し、説明を省略する。
ところで、上記した2つの発明の型抜き装置の実施例で
は、ゴム成形品Aが付着した内金型2を抜き取る場合に
ついて説明したが、ゴム成形品Aに限らず、例えばウレ
タン樹脂成形品の場合にも同様に実施できる。
[発明の効果] 以上説明したことから明らかなように、この発明の型抜
き装置は、下記の効果がある。
(1) 内金型に対し進退自在な複数の係合部材を円筒状成
形品の端面に係合させて内金型を抜き取るようにしたの
で、サイズの異なる内金型を自動的にサイズを合わせて
抜き取ることができ、従来の装置と違って内金型のサイ
ズが変わるたびにリング体を取り替える必要がないか
ら、作業者の負担が少なく、作業能率も高いうえに、装
置全体の自動化が容易に図れる。
また内金型の外周面とこれに付着した円筒状成形品の内
周面との間に加圧流体を噴き出させて、円筒状成形品の
付着状態を解消した上で、型抜きするようにしたので、
従来の装置に比べて型抜き力が大幅に低減され、したが
って、従来のリング体に代えて上記のような複数の係合
部材を用いても、確実に型抜きできると共に、内金型を
損傷したり、円筒状成形品を傷付けたりするおそれのな
い。
(2) 請求項2記載の型抜き装置によっても、請求項1に
記載の型抜き装置と同様に型抜きでき、上記(1)に記載
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例にかかる型抜き装置を示す、一
部を断面で表した正面図、第2図は第1図のII−II線断
面図、第3図は第1図のIII−III線断面図、第4図は係
合爪の数が異なる実施例を示す第2図に対応する断面図
である。第5図は第2の発明の実施例にかかる型抜き装
置を示す正面図である。第6図は従来の一般的な型抜き
装置を示す正面図である。 1、31……型抜き装置、2……内金型、2b……中空部、
2c、2d……開口、4……支持板、4a……突状栓、5、
6、35、36……油圧シリンダ装置、8……蓋部材、9…
…加圧空気導入管、11、41……係合爪(係合部材)、1
2、42……油圧シリンダ装置、43……支持ブラケット、4
5……送りねじ杆、48……駆動モータ、A……円筒状ゴ
ム成形品(円筒状成形品)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空の内金型の外周面に付着している円筒
    状成形品から、その内金型を抜き取るための型抜き装置
    において、 前記内金型の周壁に、これを貫通する複数の小孔を穿設
    し、 内金型の一端面に開設された開口に着脱自在に接続さ
    れ、その中空部に加圧流体を導入する加圧流体導入部材
    を移動手段の先端に設けると共に、前記内金型の他端面
    に開設された開口を着脱自在に閉塞する閉塞部材をもう
    一方の移動手段の先端に設け、 内金型の外周面に当接又は近接しかつ前記成形品の一端
    面に係合可能な複数の係合部材を、内金型の外周面に対
    し円周方向に間隔をあけて進退可能に配設し、 前記内金型の両端面を前記した二つの移動手段が挟持
    し、かつ両方の移動手段が相互に連動して前記各係合部
    材と直交する方向の内金型の軸方向に移動するように構
    成したことを特徴とする円筒状成形品の型抜き装置。
  2. 【請求項2】中空の内金型の外周面に付着している円筒
    状成形品を、その内金型から抜き取るための型抜き装置
    において、 前記内金型を定位置に保持する一対の固定手段を対向し
    て設け、 該内金型の周壁に、これを貫通する複数の小孔を穿設
    し、 内金型の一端面に開設された開口に着脱自在に接続さ
    れ、その中空部に加圧流体を導入する加圧流体導入部材
    を前記一方の固定手段の先端に設けると共に、前記内金
    型の他端面に開設された開口を着脱自在に閉塞する閉塞
    部材を前記他方の固定手段の先端に設け、 内金型の外周面に当接又は近接しかつ前記成形品の一端
    面に係合可能な複数の係合部材を、内金型の外周面に対
    し円周方向に間隔をあけて進退可能に配設し、 前記各係合部材を内金型の一端から他端側へ一斉に移動
    させる移動手段を、内金型の軸方向に移動可能に配備し
    たことを特徴とする円筒状成形品の型抜き装置。
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