JP4616452B2 - ベルトスリーブ脱型装置及び脱型方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、加硫したベルトスリーブを金型から抜き取るベルトスリーブ脱型装置及びベルトスリーブ脱型方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のベルトスリーブ脱型装置としては、特開2000−85027号公報に記載されたものが知られている。ベルトスリーブ脱型装置は、ベルトスリーブ(ベルトスラブと同じ)と金型との一体物をベルトスリーブの外周から保持する複数のベルト押えと、ベルトスリーブを保持した状態で金型を金型軸線の方向へ押し上げる移動手段とを備えている。
【0003】
このベルトスリーブ脱型装置による脱型手順は、クレーン等の昇降機を使用してベルトスリーブと金型との一体物を吊り下げ、移動することにより、各ベルト押え間から移動手段のテーブル上に載置する。各ベルト押えを構成する油圧シリンダを伸長することにより、ベルトスリーブの外周を移動不能に保持する。
【0004】
続いて、移動手段を構成する油圧シリンダを伸長して、テーブルを上昇することにより、金型を押し上げ、ベルトスリーブを金型から抜き取る。ベルトスリーブが抜き取られた金型は、クレーン等の昇降機を使用して吊り下げ、移動することで加硫成形機に搬出される。又、ベルトスリーブは、各ベルト押えによる保持を解放することで取り出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来のベルトスリーブ脱型装置では、均等角度毎に4箇所設けられた油圧シリンダによってベルトスリーブを外周から押えるようになっているが、ベルトスリーブの外径とベルト押さえとの寸法関係が、該公報の図2に示されたようなものであれば、問題なく機能するのであるが、より径の大きなベルトスリーブを抜き取る場合や薄物のベルトスリーブを抜き取る場合には、ベルト押さえの押え付け力や面積が不足するようになる。
【0006】
そうなると、上手く金型から抜けることができず、何度もベルトスリーブを押え付け直して時間が掛かるとか、無理に抜けばベルトスリーブに脱型皺が生じるという不都合が予測される。又、押え付け箇所があまりに不足すると、ベルトスリーブに亀裂や破れが生じるおそれもあり、種々の径のベルトスリーブに対応できる脱型装置並びに脱型方法とするには改善の余地が残されている。
【0007】
又、前記従来技術では、ベルトスリーブが抜き取られた金型を移動して加硫成形機等へ搬出する手段としては、クレーン等の昇降機を使用することになる。この場合、移動手段によって金型を上昇して抜き取った後に、その上昇後の金型をフック等に吊り下げ、それからその吊り下げ状態が整った金型を移動させる、という工程順序となるので、金型上昇から昇降機等による金型搬出に要する時間が長く掛かり気味になり、作業効率の点であまり芳しくない。特に、大型のベルトスリーブを抜き取る場合には、金型搬出に要する時間が長く掛る。
【0008】
本発明の目的は、ベルトスリーブの径が大小に異なっても、不都合なく金型からの抜き取りが円滑に行えるとか、ベルトスリーブ脱型後の金型の搬出作動をより迅速に行えるようにして、作業効率の向上が図れることにより、ベルトスリーブの大径化とベルトスリーブの大径から小径に至る幅広い径に対応できるベルトスリーブ脱型装置及びベルトスリーブの脱型方法を提供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の構成は、加硫されたベルトスリーブを、これが巻回されている金型から抜き取るベルトスリーブ脱型装置において、
金型を、第1位置からこの第1位置とは離れた第2位置に強制移動させる金型移動手段と、第1位置にある金型が有するベルトスリーブを、金型の第1位置から第2位置への移動に拘わらずに第1位置に係止維持させる位置保持手段と、ベルトスリーブを係止維持した状態で金型を第1位置から第2位置まで移動させて、ベルトスリーブを金型から抜き取るように、金型移動手段と位置保持手段とを連係作動させる制御手段とを備え、
位置保持手段を、ベルトスリーブの径方向に移動自在な押え部材と、この押え部材をベルトスリーブの外周部に押付け移動させる、又はベルトスリーブの第2位置側の端面に対峙する位置に張出し移動させる移動機構とで構成するとともに、 押え部材の複数を押付け移動又は張出し移動させる少数作用状態と、この少数作用状態による押え部材の数よりも多い数の押え部材を移動させて、少数作用状態によるベルトスリーブよりも大径のベルトスリーブに作用させる多数作用状態とを選択設定自在に構成してあることを特徴とする。
【0010】
請求項2の構成は、請求項1の構成において、第2位置に移動された金型を受け取って第1位置以外の位置に運び出す搬送手段と、金型の第2位置への移動が完了する迄に搬送手段による金型の受取り作動を行わせる連動手段と、を更に設けてあることを特徴とする。
【0011】
請求項3の構成は、請求項2の構成において、金型移動手段は、金型を第1位置からこれの上方に位置する第2位置に強制上昇させる昇降手段であり、
搬送手段は、第2位置に上昇された金型を吊り下げて横方向に運び出すものに構成されるとともに、
連動手段は、金型吊り下げ用のフックを該金型に係着させる係着機構を、第2位置に強制上昇される金型と同じ速度で上昇させるものに構成されていることを特徴とする。
【0012】
請求項4の構成は、請求項1〜3の構成において、金型から抜き取られたベルトスリーブを、第1位置から第2位置へ移動させるベルト移動手段を設けてあることを特徴とする。
【0013】
請求項5の方法は、加硫されたベルトスリーブを、これが巻回されている金型から抜き取るベルトスリーブ脱型方法において、
金型に巻回されているベルトスリーブを第1位置に係止維持する第1工程と、ベルトスリーブが第1位置に係止維持されている状態で、金型を第1位置からこの第1位置とは離れた第2位置まで移動させて、ベルトスリーブを金型から抜き取る第2工程とから成るとともに、
第1工程は、ベルトスリーブの外周部に押付け移動させる、又はベルトスリーブの第2位置側の端面に対峙する位置に張出し移動させる押え部材の数を、金型の径の大小に同調して多少に設定する選択設定工程を有していることを特徴とする。
【0014】
請求項6の方法は、請求項5の方法において、第2位置に移動されてきた金型を搬送手段によって第1位置以外の位置に運び出す第3工程とを更に備えて成るとともに、第2工程は、金型の第2位置への移動が完了する迄に、搬送手段による金型の受取り作動が行われる受取工程を有していることを特徴とする。
【0015】
請求項7の方法は、請求項6の方法において、第1工程は、金型を第1位置からこれの上方に位置する第2位置に強制上昇させるものであり、
第3工程は、第2位置に上昇された金型を吊り下げて横方向に運び出すものであるとともに、
前記受取工程は、前記金型に係着された吊り下げ用のフックを、第2位置に強制上昇される金型と同じ速度で上昇させるものであることを特徴とする。
請求項8の方法は、請求項6の方法において、金型から抜き取られたベルトスリーブを、第1位置から第2位置へ移動させるベルト移動工程を有していることを特徴とする。
【0016】
【作用】
請求項1の構成によれば、押え部材の複数を押付け移動又は張出し移動させる少数作用状態と、この少数作用状態による押え部材の数よりも多い数の押え部材を移動させて、少数作用状態によるベルトスリーブよりも大径のベルトスリーブに作用させる多数作用状態とを選択設定自在に構成してあるから、径の小さいベルトスリーブに対しては少数の押え部材が作用し、径の大きいベルトスリーブに対しては多数の押え部材が作用することになる。これにより、ベルトスリーブの周長に対する押え部材のベルトスリーブ周方向に作用する長さの比を、ベルトスリーブの径の大小に拘わらずに同じ、或いは近い値といった具合に、極力変わらないものに設定することが可能になる。
【0017】
それにより、ベルトスリーブを何度も掴み直すとか、ベルトスリーブにおける押え部材の作用箇所とそうでない箇所との間に歪みが生じるといった不都合無く、金型の第1位置から第2位置への強制移動に拘わらずにベルトスリーブを第1位置に良好に係止維持することを、ベルトスリーブの径の異なりに拘わらずに発揮させることが可能になる。
【0018】
請求項2の構成によれば、第2位置に移動された金型を受け取って第1位置以外の位置に運び出す搬送手段と、金型の第2位置への移動が完了する迄に搬送手段による金型の受取り作動を行わせる連動手段とを設けてあるので、金型が第2位置へ移動されたときには、フックで金型を吊下げているといった具合に、既に搬送手段が金型を搬送する準備が整っていることになり、直ちに金型を第1位置以外の位置に運び出せるようになる。つまり、金型が第2位置へ移動されてから、その金型にフックを掛ける等の搬送手段の受取り作動を行い、その後に搬送手段による運び出しが開始されるという工程を採る場合に比べて、受け取り作動のための時間が省略できるので、その分の時間短縮が可能になる。
【0019】
請求項3の構成によれば、金型を強制移動させる移動手段を、金型を第1位置からその上方の第2位置へ上昇させるものに構成してあるから、例えば、第1位置からその下方の第2位置へ金型を強制下降させる場合に比べて、ベルトスリーブを有する金型の搬入位置としては低いもので済み、搬入に要する労力や動力の軽減が可能になる。そして、1位置の上方に位置する第2位置に上昇された金型の搬送手段を、吊下げて横方向に運び出すものとしたので、既に高い位置に上昇している金型を、移動距離短く迅速に運び出せるようになる。そして、金型の第2位置への上昇が完了する迄に吊り下げ用フックを金型に係着させるものである連動手段は、フックを金型に係着させる係着機構を金型の第2位置への上昇速度と同じ速度で上昇させるので、次のような作用が得られる。
【0020】
即ち、金型が第1位置にある状態のときにフックを係着させている場合には、ワイヤー等のフック吊下げ部材を弛むこと無く引上げることができ、その後に移動手段から金型が解放されても、一旦落下すること無く、そのままの位置にて吊下げ状態を維持することができる。又、金型が第1位置から第2位置へ上昇される間にフックの係着が行われる場合には、フックと金型との相対位置が変わらない状態が維持されるので、特別な手段を用いること無く、単にフックを係着作動させるだけで円滑良好に金型を吊下げ状態にすることができるようになる。
【0021】
請求項4の構成によれば、金型から抜き取られたベルトスリーブを、第1位置から第2位置へ移動させるベルト移動手段を設けたので、金型が第2位置から運び出されるのと同様に、ベルトスリーブも第2位置に移動させて運び出す状態に移行させることができるようになり、分離後の金型並びにベルトスリーブのいずれも除去して、次のベルトスリーブを有する金型の抜き取り工程を行う準備を整えることができる。
【0022】
請求項5の方法によれば、請求項1の構成による作用と同等の作用が得られ、請求項6の方法によれば、請求項2の構成による作用と同等の作用が得られ、請求項7の方法によれば、請求項3の構成による作用と同等の作用が得られ、請求項8の方法によれば、請求項4の構成による作用と同等の作用が得られるようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明によるベルトスリーブ脱型装置及びベルトスリーブの脱型方法の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0024】
図1に示されるベルトスリーブ脱型装置1は、加硫成形機により加硫したベルトスリーブBSを金型2から抜き取るものである。筒状の金型2は、加硫したベルトスリーブBSを巻回(外周に装着)した状態(以下、「ベルトスリーブBS付き金型2」という。)で、加硫成形機から搬出されて、天井クレーン6によって吊り下げ状態で搬送される。又、金型2の下端には、該金型2の軸線に一致して開口するテーパ溝2Aが形成されている。尚、ベルトスリーブBSとしては、歯付きベルトスリーブや平ベルトスリーブであり、Vリブトベルトスリーブ(Vリブ加工前の円筒形のもの)やローエッジベルトスリーブ等もある。
【0025】
図1、図2に示すように、ベルトスリーブ脱型装置1は、金型2を駆動昇降自在な第1昇降シリンダ(移動手段の一例)3と、ベルトスリーブBSを把持する把持手段(位置保持手段の一例)4と、制御部(制御手段の一例)5と、ベルトスリーブBS付き金型2の搬入手段であり、かつ、金型2を運び出す搬送手段でもある天井クレーン6と、連動手段7と、抜き取られたベルトスリーブBSを昇降自在な第2昇降シリンダ(ベルト移動手段の一例)8等を備えて構成されている。
【0026】
ベルトスリーブ脱型装置1は、作業フロアFLに掘られたピット13に配置構成されており、ピット13内にて枠組されたフレーム25に、第1と第2昇降シリンダ3,8、第1〜第3押圧シリンダ14〜16、工程の監視が可能な足場フロア26、及びこの足場フロア26に続いて配置される搬送経路A等を支持させてある。搬送経路Aは、ベルトスリーブBSの搬出経路のことである。
【0027】
第1、第2昇降シリンダ3,8はピット13に落とし込み配置してあるが、第1〜第3押圧シリンダ14〜16は作業フロアFLの高さレベルに配置されている。そして、第1シリンダ3の真上にフック9が位置するように、足場フロア26の上方を走る天井クレーン6が配備されている。尚、27は、足場フロア26に通じるための階段である。
【0028】
このベルトスリーブ脱型装置1によるベルトスリーブBSの概略の作動工程を説明すると、先ず、ベルトスリーブBS付き金型2をフック9で吊り下げながらの天井クレーン6の搬入経路B(図2参照)への走行移動(横移動)により、第1昇降シリンダ3の直上位置(後述の第2位置T2)に迄搬入する。次いでフック9の下降移動によってベルトスリーブBS付き金型2を下降させて、テーパ溝2Aが第1昇降シリンダ3のピストンロッド3A先端のテーパ突起3aに嵌まる作業位置(後述の第1位置T1)にセットする(図1参照)。
【0029】
それから、把持手段4を作動させてベルトスリーブBSを外周から押え付けて動かないように把持してから、第1昇降シリンダ3を伸長させて金型2のみを、ベルトスリーブBSの搬送経路Aすなわち足場フロア26より若干高い第2位置T2迄上昇させ、停止する(図4参照)。このとき、第1昇降シリンダ3の上昇速度と同じ速度でフック9が巻き上げられており、ワイヤー22が弛むことなく同調してフック9が上昇して停止する。上昇停止後、直ちに第1昇降シリンダ3が短縮駆動されるとともに、その短縮駆動が開始された直後に天井クレーン6が走行移動し、ベルトスリーブBSが抜き取られた金型2を、搬出経路C(図2参照)から吊り下げ状態で運び出す。
【0030】
次いで、複数の第2昇降シリンダ8を伸長駆動して、金型2から抜き取られたベルトスリーブBSを第1位置T1から第2位置T2迄持ち上げて停止させ(図5参照)、それからその第2位置で停止しているベルトスリーブBSを、図示しない搬出手段(手動による押し又は引き出す手段でも良い)により、搬送経路Aから装置外の所定の場所に搬送する。ベルトスリーブBSが搬送経路Aに移動したら、第2昇降シリンダ8を短縮駆動させて元の待機状態に戻し、次のベルトスリーブBS付き金型2の搬入に備える。以上が脱型装置1による脱型工程の1サイクルである。次に各部の詳細について説明する。
【0031】
図3、図4に示すように、金型2は、ベルトスリーブBSを巻回するドラム部10と、筒状のベルトスリーブBSの一端を位置決めするフランジ部11と、天井クレーン6のフック9が係着自在なホイスト部12と、底面側に形成された前述のテーパ溝2A、及びこのテーパ溝2Aに続く中心孔2aを備えた略筒状のものに構成されている。
【0032】
ここで、ベルトスリーブBS付き金型2とは、ベルトスリーブBSを金型2の外周に巻回した状態で加硫処理され、これら両者BS,2が一体的に圧着されているものを示している。ベルトスリーブ脱型装置1は、この金型2に圧着状態に巻回されているベルトスリーブBSを金型2から抜取り、ベルトスリーブBSと金型2とを各別に次工程に取り出す装置である。
【0033】
図1、図4、図5に示すように、第1昇降シリンダ3は、先端に金型2下端のテーパ溝2Aに嵌合自在なテーパ突起3aを備えたピストンロッド3Aを上下方向に伸縮自在な油圧シリンダで構成され、ピット13内に配置されている。この第1昇降シリンダ3は制御部5によって制御されて金型2を駆動昇降するものであり、第1昇降シリンダ3が最も短縮した第1位置(セット位置)と、最も伸長した第2位置(搬送用位置)とに亘って金型2を昇降移動自在である。
【0034】
図1、図2、図6〜図8に示すように、把持手段4は、金型2のセット位置における金型中心Pを中心とした放射線状に油圧式の押圧シリンダ(移動機構bの一例)14,15,16の12個を、平面視でリング状の取付枠28に支持させることにより、横臥姿勢で、かつ、内向きに伸縮作動する状態に配置して構成されている。12個の油圧シリンダ14〜16は、作動ストロークの短い第1押圧シリンダ14の4個と、作動ストロークの長い第3押圧シリンダ16の4個と、作動ストロークがこれら第1シリンダ14と第3シリンダ16との中間に設定された第2押圧シリンダ15の4個とで構成されており、これら第1〜第3押圧シリンダ14〜16が互い違いに隣合う状態に配置されている。
【0035】
各押圧シリンダ14〜16は、シリンダ本体におけるピストンロッド取出し側端面14a,15a,16aの位置を、金型中心Pに対して互いに同じ径となるように単一の円周上に並べて配置してあり、待機状態(最短縮状態)では、各ピストンロッド14A,15A,16Aの先端に取付けられた作用部(押圧部aの一例)14S,15S,16Sが、互いに同じ円周上に揃うようになっている(図2参照)。そして、12個の押圧シリンダ14〜16は、同時に伸長駆動が開始されるようになっており、かつ、作用部14S〜16Sが押圧対象物(要するに、ベルトスリーブBS外周)に接当して所定の負荷が作用すると伸長駆動が自動的に停止されるように制御される。
【0036】
従って、ベルトスリーブBSの外径が、第1押圧シリンダ14が最伸長したときの各第1作用部14Sを結ぶ径よりも大きいときには、図6に示すように、12個の作用部14S〜16S全てが押付け作用してベルトスリーブBSを把持する。ベルトスリーブBSの外径が、第1押圧シリンダ14が最伸長したときの各第1作用部14Sを結ぶ径以下であり、かつ、第2押圧シリンダ15が最伸長したときの各第2作用部15Sを結ぶ径よりも大きいときには、図7に示すように、第2押圧シリンダ15及び第3押圧シリンダ16との8個の押圧シリンダによる第2及び第3作用部15S,16Sの計8個で把持作用する。
【0037】
そして、ベルトスリーブBSの外径が、第2押圧シリンダ15が最伸長したときの各第2作用部15Sを結ぶ径以下であり、かつ、第3押圧シリンダ16が最伸長したときの各第3作用部16Sを結ぶ径よりも大きいときには、図8に示すように、第3押圧シリンダ16による4個の第3作用部16Sのみによって把持作用する状態となる。つまり、ベルトスリーブBSの外径が、全押圧シリンダ14〜16が待機位置にあるときの各作用部14S〜16Sを結ぶ径よりも小さく、かつ、第3押圧シリンダ16が最伸長したときの各第3作用部16Sを結ぶ径よりも大きい範囲では、その範囲内におけるベルトスリーブBSの外径の大小に応じて、把持シリンダ14〜16による把持作用箇所が、12箇所と8箇所と4箇所との3種類から自動的に選択設定されるように構成されている。
【0038】
そして、ベルトスリーブBSの径が小さく、その把持に要する作用部が第3作用部16Sの4個である場合を「少数作用状態」とすれば、ベルトスリーブBSを把持するに要する作用部が第3作用部16Sの4個と、第2作用部15Sの4個との8個である場合、及び12個全ての作用部14S〜16Sが把持作用する場合が「多数作用状態」である。又、ベルトスリーブBSの径が中くらいであり、その把持に要する作用部が第3作用部16Sの4個と、第2作用部15Sの4個との8個である場合を「少数作用状態」とすれば、12個全ての作用部14S〜16Sが把持作用する場合のみが「多数作用状態」である。
図1に示すように、制御部5は、第1昇降シリンダ3、複数の第2昇降シリンダ8、及び第1〜第3押圧シリンダ14〜16に対する油圧ユニット17と、天井クレーン6の駆動部(後述)18に対するインバーター19とに作用して制御するものであり、工程毎の円滑な作動、並びに各工程間の円滑な受け継ぎを実現させるように、各部を制御する機能を有している。
【0039】
図1、図2、図4に示すように、天井クレーン6は、天井位置において横方向に延出されたH形鋼等による軌道レール20と、この軌道レール20上を懸垂状態で移動走行自在なクレーン本体21と、駆動昇降自在にクレーン本体21に吊設されるクレーン・フック9とから構成されている。クレーン本体21には、左右及び前後一対の計4個の走行用ローラ(図示省略)とそれらを駆動回転自在な走行モータ(図示省略)、及びワイヤー22の巻き取り及び巻き解しによってフック9を昇降自在な昇降モータ(図示省略)等を備えた駆動部18を有している。
【0040】
天井クレーン6は、ベルトスリーブBSを有した金型2を横移動によって外部から運び込んできてから吊り降ろしてセット位置にする搬入移動と、ベルトスリーブBSを抜き取るべく第2位置に上昇された金型2を吊り上げてから、次k工程に移送するべく横移動させる搬出移動とを行うものである。この搬入移動から搬出移動の間は、フック9は金型2のホイスト部12に係着し続けられている。
【0041】
尚、フック9のホイスト部12への係着は、例えば、ホイスト部12の側面に形成された横穴12aへ、フック9に装備された出退スライド自在なピンを挿入する連結手段や、電磁石による吸着手段、フック9によるホイスト部12の掴み作動等種々のものが可能であるが、ここでは特に限定されない。
【0042】
図1に示すように、連動手段7は、ホイスト部12に係着されているフック9を、第1昇降シリンダ3の伸長作動による金型2の上昇速度と同じ速度で吊り上げ移動させるものであり、制御部5によって構成されている。つまり、第1昇降シリンダ3の作動状態を司る油圧ユニット17と、天井クレーン6の駆動部18とを制御して、フック9の巻き上げ速度が第1昇降シリンダ3の伸長速度に合致させるのである。この制御により、金型2を第2位置へ上昇させているときにワイヤー22が弛み、第1昇降シリンダ3を短縮駆動するとワイヤ−22がいきなり緊張して吊下げショックが生じるとか、横搬送に適した高さ位置に巻き上げ直すことにより、サイクルタイムが遅延化すること等を防止している。
【0043】
図1、図4、図5に示すように、第2昇降シリンダ(ベルト移動手段の一例)8は、ベルトスリーブBSの径に合わせた円周上の位置に、均等角度隔てて3個(又は4個以上)縦向き姿勢で配置されており、ピストンロッド8Aの先端に設けた孔明き円板状の受台23でベルトスリーブBSの端面を支持するようにしてある。受台23には、ベルトスリーブBSを、搬送経路Aに向かう移動方向に移動自在なローラコンベヤ24又はどの方向にも回転できるフリーローラが組み込んであり、このローラコンベヤ24又はフリーローラの上にベルトスリーブBSが載るようにしてある。
【0044】
次に、ベルトスリーブ脱型装置1によるベルトスリーブ付き金型2の搬入から、分離後の金型2及びベルトスリーブBSの搬出迄の1サイクル工程の詳細について説明する。尚、「分離後」とは、「ベルトスリーブBSが金型2から抜き取られた後」の意である。
【0045】
先ず、全てのシリンダ3,8,14〜16が最短縮した待機状態において、ベルトスリーブ付き金型2を、天井クレーン6によって装置外から第1昇降シリンダ3の真上となる位置に迄横移送してからフック9を降ろし、金型2下端のテーパ溝2Aが第1昇降シリンダ3のピストンロッド3A先端のテーパ突起3aに嵌まり込ませる準備工程を行う(図1参照)。
【0046】
次いで、12個の第1〜第3押圧シリンダ14〜16全てを伸長駆動して、それらの第1〜第3作用部14S〜16Sの全て又は一部分を、ベルトスリーブBSの外周に所定の圧力でもって押圧して把持する第1工程を行う(図6〜図8参照)。この第1工程においては、ベルトスリーブBSの外周部に押付け移動させる作用部14〜16の数が、金型2の径の大小に同調して自動的に多少に設定される選択設定工程が行われるようになっており、このことを請求項5においては、「第1工程は、……………選択設定工程を有している」と表現してある。
【0047】
ベルトスリーブBSが動かないようにしっかりと把持されたら、第1昇降降シリンダ3を伸長駆動して、第1位置T1にある金型2のみを強制的に持ち上げて、上方の第2位置T2に迄上昇させる第2工程を行う(図4参照)。このとき、金型2の第2位置T2への移動が完了した時点でも、天井クレーン6のフック9をホイスト部12に係着させたままにして、ワイヤー22を僅かに弛ませた状態を維持する受取工程も行われている。第2位置T2に持ち上げられ、ワイヤー22で吊り上げ待機状態にある金型2は、天井クレーン6のワイヤー22の巻き上げによってさらに所定距離吊り上げ上昇された後に、横移動して搬出経路C(図2参照)を通って次工程へと運び出される。前記受取工程において、ワイヤー22を僅かに弛ませた状態で金型2が天井クレーン6で吊り上げられており、上方の第2位置T2からの金型2の天井クレーン6への受け取りが迅速且つ連続的に行われる。
【0048】
第2位置T2にある金型2がフック9による吊り下げ状態で再上昇されると、第1昇降シリンダ3を短縮駆動させて待機位置に戻すとともに、第2昇降シリンダ8を伸長駆動させ、金型2から抜き取られたベルトスリーブBSを第1位置T1から第2位置T2まで上昇させるベルト移動工程を行う(図5参照)。それから、図示しない搬出手段により、第2位置T2にある分離後のベルトスリーブBSを、搬送経路Aを通して次工程に移送するべく装置外に運び出すとともに、第2昇降シリンダ8を短縮駆動して待機位置に戻す。
【0049】
以上でベルトスリーブ脱型工程の1サイクルが終了するのであり、装置外に移動しているクレーン本体21が次のベルトスリーブ付き金型2を搬入してくるところから、次の1サイクルが開始されるのである。
【0050】
〔別実施形態〕
ベルトスリーブBSの厚さが厚いとき、或いは剛性に富む場合には、ベルトスリーブBSを第1位置に係止維持させる位置保持手段を、金型2におけるフランジ部11とベルトスリーブBS上端との間に作用部14S等の押え部材を張出し移動させるもの、即ち、第2位置側の端面に対峙する位置に押え部材を張出し移動させるものに構成しても良い。
【0051】
前述の実施形態では、ストローク量の異なる3種類の押圧シリンダ14〜16を同時に伸縮させるという、比較的単純な構造でありながら、ベルトスリーブBSの把持作用箇所を、その径の大小に同調して3種類の多少に自動的に設定される特別な操作が不要で便利なものであるが、例えば、ベルトスリーブBSの径を検出する検出手段と、その検出手段の検出情報に基づいて把持作用させる押圧シリンダの数を変更調節設定する、という制御手段によるものでも良い。又、少数作用状態を現出する第1把持装置と、多数作用状態を現出する第2把持装置を用意しておき、ベルトスリーブBSの径検出情報に基づいて、いずれかの把持装置を選択して配備するという切換え自在的に構成したものでも可である。
請求項1では、これら種々の手段を総称して、「押え部材の複数を押付け移動又は張出し移動させる少数作用状態と、この少数作用状態による押え部材の数よりも多い数の押え部材を移動させて、少数作用状態によるベルトスリーブよりも大径のベルトスリーブに作用させる多数作用状態とを選択設定自在に構成してある」と規定してある。
【0052】
金型2を第1位置T1から第2位置T2へ強制移動させる金型移動手段3を、出力を向上させた天井クレーン6で構成しても良い。又、電動シリンダを用いたものでも良い。
【0053】
第1位置T1と第2位置T2の関係は、金型2を強制下降させる場合(第2位置が第1位置より低い)、水平方向に強制移動させる場合、斜めに押す場合等種々のものが考えられる。
【0054】
低地式の旋回型クレーンを用いて、ベルトスリーブ付き金型2の搬入移動、並びに分離後の金型2の搬出移動を行うようにしても良く、この場合に、クレーンフックのホイスト部12への係着動作を第1位置T1から第2位置T2へ金型が上昇移動される間に行われるように設定しても良い。
【0055】
【発明の効果】
請求項1に記載のベルトスリーブ脱型装置、及び請求項5に記載のベルトスリーブ脱型方法では、ベルトスリーブを第1位置に係止維持する為の押え部材の数を、ベルトスリーブ径の大小に合わせて多少に変更設定自在とする工夫により、ベルトスリーブの径が大径から小径に種々に異なっても、また薄物のベルトスリーブであっても、押え部材がベルトスリーブを掴み損ねて時間が掛るとか、押え部材の作用箇所が不足してベルトスリーブに歪みが生じるといった不都合無く、良好に金型から抜き取れるようになった。
【0056】
請求項2に記載のベルトスリーブ脱型装置、及び請求項6に記載のベルトスリーブ脱型方法では、金型が第2位置へ移動されたときには、既に搬送手段が金型を搬送する準備が整っているので、第2位置に移動されてきた金型を直ちに第1位置以外の位置に運び出せることができ、ベルトスリーブが大径化しても工程間の段取りが素早く行えてサイクルタイムの短縮、即ち、作業工程の効率化を図ることができた。
【0057】
請求項3に記載のベルトスリーブ脱型装置、及び請求項7に記載のベルトスリーブ脱型方法では、ベルトスリーブを有した金型の搬入に要する労力や動力が軽減可能になり、第2位置に上昇された金型を吊下げて横移動させる搬送手段で運び出すようにしたので、金型移動に無駄が無く、ベルトスリーブが抜き取られた金型を迅速で効率良く次工程に移行できるとともに、連動手段によって、金型にフックを作用させるための専用工程及びその時間が省略でき、さらに作業工程の効率を改善することができた。
【0058】
請求項4に記載のベルトスリーブ脱型装置、及び請求項8に記載のベルトスリーブ脱型方法では、請求項1〜3の構成による効果、或いは請求項5〜7の方方による効果のうちのいずれかを有するとともに、次の効果を奏する。つまり、金型から抜き取られたベルトスリーブを金型同様に第1位置から第2位置に移動できるようになるから、ベルトスリーブ専用の排出移動経路を設けること無く金型の排出移動経路と兼用化できる合理的なものとしながら、分離後のベルトスリーブを迅速に次工程に向けて排出移動できて、円滑な抜き取り作業工程の進行に寄与するものを提供し得た。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベルトスリーブ脱型装置の概略構成を示す側面図
【図2】把持手段部分を示す平面図
【図3】金型の構造を示す一部切欠きの側面図
【図4】金型を第2位置へ強制上昇させた状態を示す側面図
【図5】抜き取られたベルトスリーブを第2位置へ持ち上げた状態を示す側面図
【図6】大径のベルトスリーブを把持する状態を示す平面図
【図7】中径のベルトスリーブを把持する状態を示す平面図
【図8】小径のベルトスリーブを把持する状態を示す平面図
【符号の説明】
2 金型
3 金型移動手段
4 位置保持手段
5 制御手段
6 搬送手段
7 連動手段
8 ベルト移動手段
9 フック
a 押え部材
b 移動機構
T1 第1位置
T2 第2位置
BS ベルトスリーブ
Claims (8)
- 加硫されたベルトスリーブを、これが巻回されている金型から抜き取るベルトスリーブ脱型装置であって、
前記金型を、第1位置からこの第1位置とは離れた第2位置に強制移動させる金型移動手段と、前記第1位置にある前記金型が有するベルトスリーブを、前記金型の前記第1位置から前記第2位置への移動に拘わらずに前記第1位置に係止維持させる位置保持手段と、前記ベルトスリーブを係止維持した状態で前記金型を前記第1位置から前記第2位置まで移動させて、前記ベルトスリーブを前記金型から抜き取るように、前記金型移動手段と前記位置保持手段とを連係作動させる制御手段とを備え、
前記位置保持手段を、前記ベルトスリーブの径方向に移動自在な押え部材と、この押え部材を前記ベルトスリーブの外周部に押付け移動させる、又は前記ベルトスリーブの前記第2位置側の端面に対峙する位置に張出し移動させる移動機構とで構成するとともに、
前記押え部材の複数を押付け移動又は張出し移動させる少数作用状態と、この少数作用状態による前記押え部材の数よりも多い数の押え部材を移動させて、前記少数作用状態によるベルトスリーブよりも大径のベルトスリーブに作用させる多数作用状態とを選択設定自在に構成してあるベルトスリーブ脱型装置。 - 前記第2位置に移動された前記金型を受け取って前記第1位置以外の位置に運び出す搬送手段と、前記金型の前記第2位置への移動が完了する迄に前記搬送手段による前記金型の受取り作動を行わせる連動手段と、を更に設けてある請求項1に記載のベルトスリーブ脱型装置。
- 前記金型移動手段は、前記金型を第1位置からこれの上方に位置する第2位置に強制上昇させる昇降手段であり、
前記搬送手段は、前記第2位置に上昇された前記金型を吊り下げて横方向に運び出すものに構成されるとともに、
前記連動手段は、前記金型吊り下げ用のフックを該金型に係着させる係着機構を、前記第2位置に強制上昇される前記金型と同じ速度で上昇させるものに構成されている請求項2に記載のベルトスリーブ脱型装置。 - 前記金型から抜き取られたベルトスリーブを、前記第1位置から前記第2位置へ移動させるベルト移動手段を設けてある請求項1〜3のいずれか1項に記載のベルトスリーブ脱型装置。
- 加硫されたベルトスリーブを、これが巻回されている金型から抜き取るベルトスリーブ脱型方法であって、
前記金型に巻回されているベルトスリーブを第1位置に係止維持する第1工程と、前記ベルトスリーブが第1位置に係止維持されている状態で、前記金型を前記第1位置からこの第1位置とは離れた前記第2位置まで移動させて、前記ベルトスリーブを前記金型から抜き取る第2工程とから成るとともに、
前記第1工程は、前記ベルトスリーブの外周部に押付け移動させる、又は前記ベルトスリーブの前記第2位置側の端面に対峙する位置に張出し移動させる押え部材の数を、前記金型の径の大小に同調して多少に設定する選択設定工程を有しているベルトスリーブ脱型方法。 - 前記第2位置に移動されてきた前記金型を搬送手段によって前記第1位置以外の位置に運び出す第3工程とを更に備えて成るとともに、
前記第2工程は、前記金型の前記第2位置への移動が完了する迄に、前記搬送手段による前記金型の受取り作動が行われる受取工程を有している請求項5に記載のベルトスリーブ脱型方法。 - 前記第1工程は、金型を前記第1位置からこれの上方に位置する第2位置に強制上昇させるものであり、
前記第3工程は、前記第2位置に上昇された前記金型を吊り下げて横方向に運び出すものであるとともに、
前記受取工程は、前記金型に係着された吊り下げ用のフックを、前記第2位置に強制上昇される前記金型と同じ速度で上昇させるものである請求項6に記載のベルトスリーブ脱型方法。 - 前記金型から抜き取られたベルトスリーブを、前記第1位置から前記第2位置へ移動させるベルト移動工程を有している請求項5〜7のいずれか1項に記載のベルトスリーブ脱型方法。
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