JPH11100171A - ボビンストリッパ - Google Patents
ボビンストリッパInfo
- Publication number
- JPH11100171A JPH11100171A JP27977697A JP27977697A JPH11100171A JP H11100171 A JPH11100171 A JP H11100171A JP 27977697 A JP27977697 A JP 27977697A JP 27977697 A JP27977697 A JP 27977697A JP H11100171 A JPH11100171 A JP H11100171A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bobbin
- picker
- grippers
- sleeve
- air cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ピッカ１によってボビン２を吊り上げ、残糸
をボビンから除去するボビンストリッパにおいて、ピッ
カのコストを低下させ、ピッカを頻繁に交換しなくても
よいようにする。 【解決手段】 ピッカとして弾性管が使用され、これが
ボビン内に挿入され、そのピッカが長さ方向に圧縮さ
れ、弾性変形し、半径方向に拡大され、ボビンの内周面
に押し付けられる。
をボビンから除去するボビンストリッパにおいて、ピッ
カのコストを低下させ、ピッカを頻繁に交換しなくても
よいようにする。 【解決手段】 ピッカとして弾性管が使用され、これが
ボビン内に挿入され、そのピッカが長さ方向に圧縮さ
れ、弾性変形し、半径方向に拡大され、ボビンの内周面
に押し付けられる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば、ワイ
ンダから排出された空ボビンに残糸があるとき、その残
糸をボビンから除去するボビンストリッパに関するもの
である。
ンダから排出された空ボビンに残糸があるとき、その残
糸をボビンから除去するボビンストリッパに関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】一般に、残糸をボビンから除去するボビ
ンストリッパでは、ピッカがボビン内に挿入され、ボビ
ンの内周面に押し付けられ、ピッカによってボビンが吊
り上げられる。たとえば、特開平９−７７３８３号公報
に記載されているものがそうである。同公報のボビンス
トリッパでは、そのピッカ（チャッカ）としてゴム袋状
のものが使用され、これがボビン内に挿入される。その
後、圧縮空気がピッカに供給され、圧縮空気によってピ
ッカが膨張し、ピッカがボビンの内周面に押し付けられ
る。したがって、ピッカによってボビンを吊り上げ、残
糸をボビンから除去することができる。
ンストリッパでは、ピッカがボビン内に挿入され、ボビ
ンの内周面に押し付けられ、ピッカによってボビンが吊
り上げられる。たとえば、特開平９−７７３８３号公報
に記載されているものがそうである。同公報のボビンス
トリッパでは、そのピッカ（チャッカ）としてゴム袋状
のものが使用され、これがボビン内に挿入される。その
後、圧縮空気がピッカに供給され、圧縮空気によってピ
ッカが膨張し、ピッカがボビンの内周面に押し付けられ
る。したがって、ピッカによってボビンを吊り上げ、残
糸をボビンから除去することができる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ゴム袋
状のピッカを製造することは容易ではなく、特別の材料
および加工が要求され、コストが高い。しかも、ボビン
内に挿入するとき、ピッカがボビンのバリに接触するこ
とはさけられず、ゴム袋状のピッカの場合、ボビンのバ
リによってそれが割れることがあり、ピッカを頻繁に交
換せねばならないという問題があった。
状のピッカを製造することは容易ではなく、特別の材料
および加工が要求され、コストが高い。しかも、ボビン
内に挿入するとき、ピッカがボビンのバリに接触するこ
とはさけられず、ゴム袋状のピッカの場合、ボビンのバ
リによってそれが割れることがあり、ピッカを頻繁に交
換せねばならないという問題があった。
【０００４】したがって、この発明は、ピッカによって
ボビンを吊り上げ、残糸をボビンから除去するボビンス
トリッパにおいて、ピッカのコストを低下させること、
およびピッカを頻繁に交換しなくてもよいようにするこ
とを目的としてなされたものである。
ボビンを吊り上げ、残糸をボビンから除去するボビンス
トリッパにおいて、ピッカのコストを低下させること、
およびピッカを頻繁に交換しなくてもよいようにするこ
とを目的としてなされたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、ピッ
カとして弾性管が使用され、これがボビン内に挿入され
る。さらに、そのピッカが長さ方向に圧縮され、弾性変
形し、半径方向に拡大され、ボビンの内周面に押し付け
られる。
カとして弾性管が使用され、これがボビン内に挿入され
る。さらに、そのピッカが長さ方向に圧縮され、弾性変
形し、半径方向に拡大され、ボビンの内周面に押し付け
られる。
【０００６】弾性管としてゴム管を使用することが好ま
しい。
しい。
【０００７】ゴム管の長さ方向中心位置において、その
内周面に内周みぞを形成することが好ましい。
内周面に内周みぞを形成することが好ましい。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を説明す
る。
る。
【０００９】図１において、これはピッカ１を有するボ
ビンストリッパである。ピッカ１はボビン２を吊り上げ
るためのもので、弾性管からなり、ボビン２内に挿入さ
れ、長さ方向に圧縮され、弾性変形する。それにともな
い、そのピッカ１が半径方向に拡大され、ボビン２の内
周面に押し付けられる。この実施例では、弾性管として
ゴム管が使用されており、図２に示すように、ゴム管の
長さ方向中心位置において、その内周面に内周みぞ３が
形成されている。したがって、これを長さ方向に圧縮す
ると、図３に示すように、ピッカ１は長さ方向中心位置
で拡大される。ボビン２はワインダから排出された空ボ
ビンであり、特開平９−７７３８３号公報のものと同
様、ボビン２はトレイに載置され、搬送される。
ビンストリッパである。ピッカ１はボビン２を吊り上げ
るためのもので、弾性管からなり、ボビン２内に挿入さ
れ、長さ方向に圧縮され、弾性変形する。それにともな
い、そのピッカ１が半径方向に拡大され、ボビン２の内
周面に押し付けられる。この実施例では、弾性管として
ゴム管が使用されており、図２に示すように、ゴム管の
長さ方向中心位置において、その内周面に内周みぞ３が
形成されている。したがって、これを長さ方向に圧縮す
ると、図３に示すように、ピッカ１は長さ方向中心位置
で拡大される。ボビン２はワインダから排出された空ボ
ビンであり、特開平９−７７３８３号公報のものと同
様、ボビン２はトレイに載置され、搬送される。
【００１０】さらに、ピッカ１を圧縮する機構としてエ
アシリンダ４が使用され、エアシリンダ４はプランジャ
５を有し、ボビン２の搬送路の上方に配置されている。
プランジャ５は下方にのび、スリーブ６のブッシュ７を
貫通する。スリーブ６はエアシリンダ４に固定されてお
り、その外周面は下向きのテーパ状をなす。さらに、円
錐状のガイドコーン８がプランジャ５の下端に設けられ
ており、ピッカ１はガイドコーン８とブッシュ７間に配
置され、プランジャ５に嵌合されている。したがって、
エアシリンダ４によってプランジャ５を後退させ、ガイ
ドコーン８を引き上げると、ピッカ１がガイドコーン８
とブッシュ７間に挟まれ、長さ方向に圧縮され、弾性変
形する。その後、エアシリンダ４によってプランジャ５
を前進させ、ガイドコーン８を押し下げると、ピッカ１
はもとの状態に弾性復元する。
アシリンダ４が使用され、エアシリンダ４はプランジャ
５を有し、ボビン２の搬送路の上方に配置されている。
プランジャ５は下方にのび、スリーブ６のブッシュ７を
貫通する。スリーブ６はエアシリンダ４に固定されてお
り、その外周面は下向きのテーパ状をなす。さらに、円
錐状のガイドコーン８がプランジャ５の下端に設けられ
ており、ピッカ１はガイドコーン８とブッシュ７間に配
置され、プランジャ５に嵌合されている。したがって、
エアシリンダ４によってプランジャ５を後退させ、ガイ
ドコーン８を引き上げると、ピッカ１がガイドコーン８
とブッシュ７間に挟まれ、長さ方向に圧縮され、弾性変
形する。その後、エアシリンダ４によってプランジャ５
を前進させ、ガイドコーン８を押し下げると、ピッカ１
はもとの状態に弾性復元する。
【００１１】さらに、ピッカ１のエアシリンダ４が他の
エアシリンダ９に連結されており、後述するように、エ
アシリンダ９によってエアシリンダ４およびスリーブ６
を下降および上昇させ、ピッカ１によってボビン２を吊
り上げることができ、ボビン２を一対のグリッパ間に挟
み、残糸をボビン２から剥ぎ取り、吸引管に吸引し、除
去することができる。グリッパおよび吸引管は特開平９
−７７３８３号公報に記載されているところのものであ
り、その構成の説明は省略する。
エアシリンダ９に連結されており、後述するように、エ
アシリンダ９によってエアシリンダ４およびスリーブ６
を下降および上昇させ、ピッカ１によってボビン２を吊
り上げることができ、ボビン２を一対のグリッパ間に挟
み、残糸をボビン２から剥ぎ取り、吸引管に吸引し、除
去することができる。グリッパおよび吸引管は特開平９
−７７３８３号公報に記載されているところのものであ
り、その構成の説明は省略する。
【００１２】この他、エアを噴出するエアブラスト１０
がスリーブ６の外周面に設けられている。その作用も後
述する。
がスリーブ６の外周面に設けられている。その作用も後
述する。
【００１３】このボビンストリッパにおいて、ワインダ
から排出された空ボビン２に残糸があるとき、それがガ
イドコーン８およびピッカ１の位置に達すると、エアシ
リンダ９によってエアシリンダ４およびスリーブ６が操
作され、下降する。したがって、ガイドコーン８および
ピッカ１がボビン２内に挿入され、スリーブ６およびブ
ッシュ７がボビン２の上端面に係合する。その後、エア
シリンダ４によってプランジャ５が操作され、後退し、
ガイドコーン８が引き上げられ、ピッカ１がガイドコー
ン８とブッシュ７間に挟まれ、長さ方向に圧縮され、弾
性変形する。それにともない、そのピッカ１が半径方向
に拡大され、ボビン２の内周面に押し付けられる。その
後、エアシリンダ９によってエアシリンダ４およびスリ
ーブ６が操作され、上昇する。したがって、ピッカ１に
よってボビン２が吊り上げられ、ボビン２は各グリッパ
間を上昇する。
から排出された空ボビン２に残糸があるとき、それがガ
イドコーン８およびピッカ１の位置に達すると、エアシ
リンダ９によってエアシリンダ４およびスリーブ６が操
作され、下降する。したがって、ガイドコーン８および
ピッカ１がボビン２内に挿入され、スリーブ６およびブ
ッシュ７がボビン２の上端面に係合する。その後、エア
シリンダ４によってプランジャ５が操作され、後退し、
ガイドコーン８が引き上げられ、ピッカ１がガイドコー
ン８とブッシュ７間に挟まれ、長さ方向に圧縮され、弾
性変形する。それにともない、そのピッカ１が半径方向
に拡大され、ボビン２の内周面に押し付けられる。その
後、エアシリンダ９によってエアシリンダ４およびスリ
ーブ６が操作され、上昇する。したがって、ピッカ１に
よってボビン２が吊り上げられ、ボビン２は各グリッパ
間を上昇する。
【００１４】その後、特開平９−７７３８３号公報のボ
ビンストリッパと同様、リンク機構によって各グリッパ
が閉じられ、ボビン２の下端付近において、ボビン２が
各グリッパ間に挟まれる。次いで、エアシリンダ９によ
ってエアシリンダ４およびスリーブ６が操作され、下降
する。したがって、スリーブ６およびブッシュ７によっ
てボビン２が押し下げられるが、残糸はグリッパに引っ
掛かり、下降しない。したがって、残糸がボビン２から
剥ぎ取られるものである。スリーブ６はグリッパの位置
まで下降し、残糸はスリーブ６のまわりに配置される。
さらに、スリーブ６およびボビン２が再度上昇および下
降し、残糸が完全に剥ぎ取られ、それが吸引管に吸引さ
れ、除去される。
ビンストリッパと同様、リンク機構によって各グリッパ
が閉じられ、ボビン２の下端付近において、ボビン２が
各グリッパ間に挟まれる。次いで、エアシリンダ９によ
ってエアシリンダ４およびスリーブ６が操作され、下降
する。したがって、スリーブ６およびブッシュ７によっ
てボビン２が押し下げられるが、残糸はグリッパに引っ
掛かり、下降しない。したがって、残糸がボビン２から
剥ぎ取られるものである。スリーブ６はグリッパの位置
まで下降し、残糸はスリーブ６のまわりに配置される。
さらに、スリーブ６およびボビン２が再度上昇および下
降し、残糸が完全に剥ぎ取られ、それが吸引管に吸引さ
れ、除去される。
【００１５】なお、伸縮性のある残糸の場合、それがス
リーブ６に絡むことがあるが、スリーブ６が上昇したと
き、スリーブ６のエアブラスト１０において、エアが下
方に噴出され、スリーブ６の外周面に沿って流れ、残糸
に吹き付けられる。したがって、エアによって残糸が吹
き飛ばされ、問題はない。
リーブ６に絡むことがあるが、スリーブ６が上昇したと
き、スリーブ６のエアブラスト１０において、エアが下
方に噴出され、スリーブ６の外周面に沿って流れ、残糸
に吹き付けられる。したがって、エアによって残糸が吹
き飛ばされ、問題はない。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ピッカとして弾性管が使用され、これが長さ方向に
圧縮され、弾性変形し、それにともない、そのピッカが
半径方向に拡大され、ボビンの内周面に押し付けられ
る。したがって、ピッカによってボビンを吊り上げるこ
とができる。弾性管は機械的に弾性変形させることがで
きるものであればよく、そのコストは低い。従来のゴム
袋状のピッカのように、ボビンのバリによってピッカが
割れるという問題もなく、ピッカを頻繁に交換する必要
はない。
ば、ピッカとして弾性管が使用され、これが長さ方向に
圧縮され、弾性変形し、それにともない、そのピッカが
半径方向に拡大され、ボビンの内周面に押し付けられ
る。したがって、ピッカによってボビンを吊り上げるこ
とができる。弾性管は機械的に弾性変形させることがで
きるものであればよく、そのコストは低い。従来のゴム
袋状のピッカのように、ボビンのバリによってピッカが
割れるという問題もなく、ピッカを頻繁に交換する必要
はない。
【００１７】弾性管がゴム管である場合、これを容易に
的確に弾性変形させることができ、好ましい。
的確に弾性変形させることができ、好ましい。
【００１８】ゴム管の長さ方向中心位置において、その
内周面に内周みぞを形成すると、ピッカを半径方向に拡
大させるとき、それを長さ方向中心位置で拡大させるこ
とができ、好ましい。
内周面に内周みぞを形成すると、ピッカを半径方向に拡
大させるとき、それを長さ方向中心位置で拡大させるこ
とができ、好ましい。
【図１】この発明の実施例を示す断面図である。
【図２】図１のピッカの拡大図である。
【図３】図２のピッカが弾性変形した状態を示す説明図
である。
である。
１ ピッカ ２ ボビン ３ 内周みぞ ４ エアシリンダ
Claims (3)
- 【請求項１】 弾性管からなり、ボビン内に挿入される
ピッカと、前記ピッカを長さ方向に圧縮し、弾性変形さ
せ、半径方向に拡大させ、ボビンの内周面に押し付ける
機構とを備え、前記ピッカによって前記ボビンを吊り上
げ、残糸を前記ボビンから除去するようにしたことを特
徴とするボビンストリッパ。 - 【請求項２】 前記弾性管としてゴム管を使用した請求
項１に記載のボビンストリッパ。 - 【請求項３】 前記ゴム管の長さ方向中心位置におい
て、その内周面に内周みぞを形成した請求項１に記載の
ボビンストリッパ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27977697A JPH11100171A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | ボビンストリッパ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27977697A JPH11100171A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | ボビンストリッパ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11100171A true JPH11100171A (ja) | 1999-04-13 |
Family
ID=17615769
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27977697A Pending JPH11100171A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | ボビンストリッパ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11100171A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2031104A2 (en) | 2007-08-28 | 2009-03-04 | Murata Machinery, Ltd. | Residual-yarn removing device and picker member |
| CN114380142A (zh) * | 2020-10-21 | 2022-04-22 | 胜玄机械有限公司 | 用于纱线卷的回收设备 |
-
1997
- 1997-09-26 JP JP27977697A patent/JPH11100171A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2031104A2 (en) | 2007-08-28 | 2009-03-04 | Murata Machinery, Ltd. | Residual-yarn removing device and picker member |
| EP2031104A3 (en) * | 2007-08-28 | 2010-01-06 | Murata Machinery, Ltd. | Residual-yarn removing device and picker member |
| CN114380142A (zh) * | 2020-10-21 | 2022-04-22 | 胜玄机械有限公司 | 用于纱线卷的回收设备 |
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