JPH11156939A - 弾性自己収縮チューブの作成方法及び弾性チューブの装着方法 - Google Patents
弾性自己収縮チューブの作成方法及び弾性チューブの装着方法Info
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- JPH11156939A JPH11156939A JP32578697A JP32578697A JPH11156939A JP H11156939 A JPH11156939 A JP H11156939A JP 32578697 A JP32578697 A JP 32578697A JP 32578697 A JP32578697 A JP 32578697A JP H11156939 A JPH11156939 A JP H11156939A
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Abstract
できる弾性自己収縮チューブの作成方法を得る。 【解決手段】 先端のテーパ付きガイド部5aの後に、
その最大外径以下の外径を有する拡径保持筒体3を支持
した筒体支持部5bを連設した構造の拡径治具5を用い
る。拡径すべき弾性チューブ2と拡径治具5との間に低
摩擦係数シート筒状体6を介在させた状態で、拡径治具
5を強制移動させて、拡径治具5のテーパ付きガイド部
5aを低摩擦係数シート筒状体6内を滑らせて弾性チュ
ーブ2内に圧入させて弾性チューブ2を拡径させると共
に弾性チューブ2の拡径につれて強制的に弾性チューブ
2を拡径保持筒体3の外周に拡径状態で保持させる。そ
の後に、拡径保持筒体3内から拡径治具5を除去する。
Description
る弾性チューブを拡径状態で拡径保持筒体の外周に支持
させた構造の弾性自己収縮チューブの作成方法及び該弾
性自己収縮チューブを用いてその弾性チューブを装着対
象物に収縮状態で装着する弾性チューブの装着方法に関
するものである。
部等を構成する装着対象物を防水保護,機械的保護,絶
縁被覆,あるいは補修するために、当該装着対象物に絶
縁テープ或いは保護テープを巻き付けたり、バーナ等の
加熱手段を用いて収縮させる熱収縮チューブを装着した
りする代わりに、加熱手段を用いずに収縮させて被覆で
きる弾性自己収縮チューブが用いられてきている。
すように、ゴム状弾性を有するシリコーンゴム等よりな
る弾性チューブ2を拡径状態で拡径保持筒体3の外周に
支持させた構造になっている。拡径保持筒体3はプラス
チック等よりなり、その内径が装着対象物の外径より大
きく形成されている。
着対象物の外周に嵌め、弾性チューブ2が装着対象物の
被覆すべき位置の外周に存在するように位置決めした状
態で、拡径保持筒体3を弾性チューブ2から引き抜くこ
とにより、または拡径保持筒体3を帯状成形体(線を含
む)でコイル状に作成しておき、この拡径保持筒体3を
分解して帯状成形体として除去することにより、該弾性
チューブ2を装着対象物の被覆すべき位置の外周に自己
収縮させて密着させることにより装着を行うものであ
る。
ーブ1を作成するための2つの方法を提案した(特願平
7−271024号,特願平8−285259号)。
開示した方法を図6(A)〜(F)を用いて説明する。
治具4を用いる方法である。この拡径治具4は、先端の
円錐形状をなすテーパ付きガイド部4aの後に、拡径保
持筒体3の外径より大きい円形断面をもつ拡径支持部4
bが連設され、これらの表面が潤滑性面として作用する
ようにこれらテーパ付きガイド部4aと拡径支持部4b
が低融点凝固体よりなる潤滑剤としての氷で形成され、
且つ拡径支持部4b内に拡径保持筒体3が同軸状に内蔵
された構造になっている。なお、拡径保持筒体3の孔内
も氷で満たされている。
パ付きガイド部4aが上向きとなるように配置する。
6(B)に示すようにテーパ付きガイド部4aの先端部
分に弾性チューブ2の一端を嵌めて、図6(C)(D)
に示すように弾性チューブ2に下降力を加えて、テーパ
付きガイド部4aで弾性チューブ2を拡径させつつ下降
させて拡径支持部4b側に移動させ、最終的には図6
(E)に示すように該弾性チューブ2の全長が拡径支持
部4bに支持された状態で拡径保持筒体3の外周に対応
する位置に存在する状態にする。この状態で、拡径治具
4を構成している氷を溶かすと、氷が溶けるにつれて弾
性チューブ2が自己収縮して、図6(F)に示すように
拡径保持筒体3の外周に支持された状態の弾性自己収縮
チューブ1が得られる。
うな弾性自己収縮チューブの作成方法では、氷製の拡径
治具4を用いるので、摩擦力が減って大きく拡径できる
が、使用中に溶けてしまうため、多数の弾性自己収縮チ
ューブ1を作成するには拡径治具4の作成コストがかさ
む問題点があった。
収縮チューブを作成できる簡易な弾性自己収縮チューブ
の作成方法を提供することにある。
ューブを自己収縮させる際に、該弾性チューブ内から拡
径保持筒体を引き抜く作業を容易に行える弾性チューブ
の装着方法を提供することにある。
は、ゴム状弾性を有する弾性チューブを拡径状態で拡径
保持筒体の外周に支持させた構造の弾性自己収縮チュー
ブを作成する弾性自己収縮チューブの作成方法を改良す
るものである。
ーパ付きガイド部の後に、その最大外径以下の外径を有
する前記拡径保持筒体を支持した筒体支持部が連設され
た構造の拡径治具を用いる。しかしてこの発明では、拡
径すべき弾性チューブの内側に拡径可能で且つ拡径治具
との間の摩擦係数が低摩擦係数となる低摩擦係数シート
筒状体を配置した状態で、該低摩擦係数シート筒状体の
入口に拡径治具のテーパ付きガイド部を対向させる。低
摩擦係数シート筒状体を内蔵した弾性チューブに対し
て、拡径治具を相互に近付く方向に相対的に強制移動さ
せる。その過程で拡径治具のテーパ付きガイド部を低摩
擦係数シート筒状体内を滑らせて弾性チューブ内に圧入
させて該弾性チューブを拡径させると共に該弾性チュー
ブの拡径につれて強制的に弾性チューブを拡径保持筒体
の外周に拡径状態で保持させる。弾性チューブが低摩擦
係数シート筒状体を介して拡径保持筒体の外周に載った
状態で、該拡径保持筒体内から拡径治具を除去する。低
摩擦係数シート筒状体としては、例えば、ポリエチレン
テレフタレート,テトラフロロエチレン等の低摩擦係数
のシート(布を含む)を筒状に畳んだもの、或いは低摩
擦係数で高伸長性を有する高密度ポリエチレンシートの
筒状成形体やナイロンメッシュ等のメッシュ状筒状成形
体等を用いることができる。
ると、拡径治具を氷で作成しなくてよくなり、このため
弾性自己収縮チューブが得られた段階で乾燥する必要が
なくなる。また、低摩擦係数シート筒状体は安価なもの
で、弾性自己収縮チューブの作成コストを低減すること
ができる。
する弾性チューブを拡径状態で拡径保持筒体の外周に、
低摩擦係数シート筒状体を介して支持させた構造の弾性
自己収縮チューブを用いて、弾性チューブを装着対象物
に収縮状態で装着する弾性チューブの装着方法を改良す
るものである。
低摩擦係数シート筒状体の一端側を拡径保持筒体の一端
で折り返して該拡径保持筒体の内側に入れて他端側に導
出した状態で、拡径保持筒体の内側に低摩擦係数シート
筒状体を介して装着対象物を相対的に挿入する。弾性チ
ューブを装着対象物の所要の位置に存在させた状態で拡
径保持筒体内側の低摩擦係数シート筒状体の一端側を引
っ張ることにより、低摩擦係数シート筒状体の折り返し
部を低摩擦係数シート筒状体を引っ張っている側の方向
に逐次移動させ、該低摩擦係数シート筒状体の折り返し
部の移動につれて拡径保持筒体を低摩擦係数シート筒状
体の引っ張り方向に逐次移動させる。これにつれて弾性
チューブをその一端側から逐次拡径保持筒体から外して
自己収縮させつつ装着対象物の外周に密着させる。弾性
チューブ内からの拡径保持筒体の撤去により該弾性チュ
ーブを全体的に装着対象物の外周に密着させる。
性自己収縮チューブを用いると、拡径保持筒体の内側に
低摩擦係数シート筒状体を介して装着対象物を相対的に
挿入し、弾性チューブを装着対象物の所要の位置に存在
させた状態で拡径保持筒体内側の低摩擦係数シート筒状
体の一端側を引っ張ることにより、低摩擦係数シート筒
状体の引っ張りに伴う該低摩擦係数シート筒状体の折り
返し部の移動につれて拡径保持筒体を低摩擦係数シート
筒状体の引っ張り方向に移動させて、弾性チューブ内か
らの拡径保持筒体と低摩擦係数シート筒状体との撤去が
行えて、拡径保持筒体から外れた弾性チューブを自己収
縮させて装着対象物の外周に対する密着させることがで
き、弾性チューブの装着対象物の外周に対する装着を容
易に行わせることができる。
チューブは、低摩擦係数シート筒状体の一端側を拡径保
持筒体の一端で折り返して該拡径保持筒体の内側に入れ
て該拡径保持筒体の他端側に導出した状態で、該拡径保
持筒体内の低摩擦係数シート筒状体中に補助筒体を入れ
て、該補助筒体の端部が拡径保持筒体の他端から低摩擦
係数シート筒状体の一端側と共に外に導出されるように
し、この状態で、補助筒体の内側に装着対象物を相対的
に挿入し、弾性チューブを装着対象物の所要の位置に存
在させた状態で拡径保持筒体内側の低摩擦係数シート筒
状体の一端側を補助筒体と共に引っ張り移動させる方法
をとる。
シート筒状体の一端側を該補助筒体と共に引っ張り移動
させると、低摩擦係数シート筒状体の補助筒体の外周に
押し付けてしっかり把持でき、低摩擦係数シート筒状体
の引っ張り移動を容易に行うことができる。
係る弾性自己収縮チューブの作成方法における実施の形
態の一例を示したものである。
付きガイド部5aの後に、その最大外径D1 以下の外径
D2 を有する拡径保持筒体3を支持した筒体支持部5b
が連設された構造の拡径治具5を用いる。このような拡
径治具5は、テトラフロロエチレンやポリ塩化ビニル等
の如き合成樹脂やアルミニウムの如き金属で形成するこ
とができる。
チューブの内側に拡径可能で且つ拡径治具5との間の摩
擦係数が低摩擦係数となる低摩擦係数シート筒状体6を
配置した状態で、該低摩擦係数シート筒状体6の入口6
aに拡径治具5のテーパ付きガイド部5aを対向させ
る。低摩擦係数シート筒状体6としては、例えば、ポリ
エチレンテレフタレート,テトラフロロエチレン等の低
摩擦係数のシート(布を含む)を拡径可能に筒状に畳ん
だもの、或いは低摩擦係数で高伸長性を有する高密度ポ
リエチレンシートの筒状成形体やナイロンメッシュ等の
メッシュ状筒状成形体等を用いることができる。このよ
うな組合わせでは、拡径治具5と低摩擦係数シート筒状
体6との間の摩擦係数は例えば0.05程度、弾性チューブ
2と拡径治具5との間の摩擦係数は例えば0.5 程度とな
る。
径治具5に対して低摩擦係数シート筒状体6を内蔵した
弾性チューブ2を相互に近付く方向に相対的に強制移動
させ、その過程で拡径治具5のテーパ付きガイド部5a
を低摩擦係数シート筒状体6内を滑らせて弾性チューブ
2内に圧入させて該弾性チューブ2を拡径させると共に
該弾性チューブ2の拡径につれて強制的に弾性チューブ
2を拡径保持筒体3の外周に拡径状態で保持させる。
が低摩擦係数シート筒状体6を介して拡径保持筒体3の
外周に完全に載った状態になったならば、低摩擦係数シ
ート筒状体6の中を滑らせて、図1(E)に示すように
該拡径保持筒体3内から拡径治具5を除去すると、弾性
自己収縮チューブ1が得られる。
自己収縮チューブ1は、低摩擦係数シート筒状体6の一
端6b側を拡径保持筒体3の一端3aで折り返して該拡
径保持筒体3の内側に入れて該拡径保持筒体3の他端3
b側に導出させる。
いると、拡径治具5を氷で作成しなくてよくなり、この
ため弾性自己収縮チューブ1が得られた段階で乾燥する
必要がなくなる。また、低摩擦係数シート筒状体6は安
価なもので、弾性自己収縮チューブ1の作成コストを低
減することができる。
ューブ1を用いて、弾性チューブ2を装着対象物に収縮
状態で装着する弾性チューブの装着方法に一例につい
て、図2(A)〜(D)及び図3を参照して説明する。
ューブ1の拡径保持筒体3内の低摩擦係数シート筒状体
6中に、合成樹脂からなる補助筒体7を入れて、該補助
筒体7の端部7aが拡径保持筒体3の他端3bから低摩
擦係数シート筒状体6の一端6b側と共に外に導出され
るようにする。この状態では、拡径保持筒体3の一端3
aでは、低摩擦係数シート筒状体6は図3に示すように
折り返し部6cで拡径保持筒体3内に折り返されてい
る。
補助筒体7の中に電線,ケーブル等の接続部等からなる
装着対象物8を挿入する。
置に存在させた状態で、図2(B)に示すように、拡径
保持筒体3の内側の低摩擦係数シート筒状体6の一端6
b側を矢印方向に補助筒体7と共に引っ張り移動させる
ことにより、低摩擦係数シート筒状体6の折り返し部6
cを低摩擦係数シート筒状体6を引っ張っている側の方
向に逐次移動させる。この際に、該低摩擦係数シート筒
状体6の折り返し部6cの移動につれて、図2(B)
(C)に示すように、拡径保持筒体3を低摩擦係数シー
ト筒状体6の引っ張り方向に逐次移動させ、これにつれ
て弾性チューブ2をその一端側2aから逐次拡径保持筒
体3から外して自己収縮させつつ装着対象物8の外周に
密着させる。
内からの拡径保持筒体3と低摩擦係数シート筒状体6と
補助筒体7との全体的な撤去により該弾性チューブ2を
全体的に装着対象物8の外周に密着させる。
て、弾性チューブ2を装着対象物8に収縮状態で装着す
ると、拡径保持筒体3の内側の低摩擦係数シート筒状体
6の一端6b側を引っ張ることにより、該低摩擦係数シ
ート筒状体6の引っ張りに伴う該低摩擦係数シート筒状
体6の折り返し部6cの移動につれて拡径保持筒体3を
低摩擦係数シート筒状体6の引っ張り方向に移動させ
て、弾性チューブ2内からの拡径保持筒体3と低摩擦係
数シート筒状体6との撤去が行えて、拡径保持筒体3か
ら外れた弾性チューブ2を自己収縮させて装着対象物8
の外周に対する密着させることができ、弾性チューブ2
の装着対象物8の外周に対する装着を容易に行わせるこ
とができる。
低摩擦係数シート筒状体6の一端6b側を該補助筒体7
と共に引っ張り移動させると、低摩擦係数シート筒状体
6を補助筒体7の外周に押し付けてしっかり把持でき、
低摩擦係数シート筒状体6の引っ張り移動を容易に行う
ことができる。
助筒体7を用いずに低摩擦係数シート筒状体6の一端6
b側のみを引っ張ることもできる。
実施する際に用いる弾性自己収縮チューブ作成装置の一
例を示したものである。
ース板9とその上方に配置された天板10と、これらベ
ース板9と天板10とを連結している相互に平行なガイ
ド軸11,12とを有して構成されている縦型の装置フ
レーム13を備えている。この装置フレーム13には、
昇降フレーム14がガイド軸11,12を昇降ガイドと
して昇降自在に支持されている。昇降フレーム14は、
天板10に支持されたモータ15と、ガイド軸11,1
2に平行する向きで装置フレーム13に回転自在に支持
されていてモータ15により回転駆動されて昇降フレー
ム14をネジ結合で貫通しているスクリュー軸16とに
より昇降駆動されるようになっている。即ち、これらモ
ータ15とスクリュー軸16とにより昇降フレーム14
を昇降させる自動昇降機構17が構成されている。昇降
フレーム14の孔18には、環状のゴム状弾性把持具1
9がその外周を支持する支持筒20を介して支持されて
いる。ゴム状弾性把持具18は、その内部に圧力流体を
入れると内側に膨らんで弾性チューブ2の外周を把持す
るようになっている。低摩擦係数シート筒状体6は長尺
体として形成されていて、天板10上に立設されている
ブラケット21に支持されたフィードローラ22a,2
2bの回転により弾性チューブ2内に供給されるように
なっている。拡径治具5は、そのテーパ付きガイド部5
aが弾性チューブ2の下端開口部に対向するようにして
筒体支持部5bがベース板9上に支持されている。
は、ゴム状弾性把持具19を膨らませて図示のように弾
性チューブ2を把持させ、この弾性チューブ2の孔内に
上から低摩擦係数シート筒状体6を上から通して、その
下端が弾性チューブ2の下に所要の長さだけ出るように
する。かかる状態で、自動昇降機構17の駆動により昇
降フレーム14を下降させると、ゴム状弾性把持具18
に把持された弾性チューブ2とその内側の低摩擦係数シ
ート筒状体6も一緒に強制下降させられることになる。
これら弾性チューブ2と低摩擦係数シート筒状体6との
強制下降により、弾性チューブ2内に低摩擦係数シート
筒状体6内を滑らせて拡径治具5のテーパ付きガイド部
5aが圧入される。この際に、テーパ付きガイド部5a
により低摩擦係数シート筒状体6と弾性チューブ2が拡
径され、弾性チューブ2と低摩擦係数シート筒状体6と
の下降につれて、低摩擦係数シート筒状体6を介して弾
性チューブ2が拡径保持筒体3の外周に拡径状態で保持
されることになる。この際に、弾性チューブ2が拡径さ
れると、ゴム状弾性把持具18の内面は径方向の外側に
逃げて弾性チューブ2の拡径を許容する。弾性チューブ
2の全体が拡径保持筒体3の外周に拡径状態で保持され
る状態になったならば、弾性チューブ2の上方で低摩擦
係数シート筒状体6を切断する。
体を抜き、弾性チューブ2の把持を解いてゴム状弾性把
持具18を昇降フレーム14の上昇と共に待機位置まで
上昇させる。
5をベース板9から外し、低摩擦係数シート筒状体6の
中を滑らせて拡径治具5を上方に抜きだし、弾性自己収
縮チューブ1を得る。
成方法では、弾性チューブと拡径治具との間の摩擦係数
を、低摩擦係数シート筒状体の介在により小さくしてい
るので、弾性自己収縮チューブに対する拡径治具の圧入
力も引き抜き力も小さくすることができる。このように
低摩擦係数シート筒状体を用いると、拡径治具を氷で作
成しなくてよくなり、このため弾性自己収縮チューブが
得られた段階で乾燥する必要がなくなる利点がある。ま
た、低摩擦係数シート筒状体は安価なものであり、弾性
自己収縮チューブの作成コストを低減することができ
る。
ューブの作成方法における実施の形態の一例の動作説明
図である。
縮チューブを用いて、弾性チューブを装着対象物に収縮
状態で装着する本発明に係る弾性チューブの装着方法に
おける実施の形態の一例の動作説明図である。
用いる弾性自己収縮チューブ作成装置の一例を示した縦
断面図である。
る。
の作成方法の動作説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ゴム状弾性を有する弾性チューブを拡径
状態で拡径保持筒体の外周に支持させた構造の弾性自己
収縮チューブを作成する弾性自己収縮チューブの作成方
法において、 拡径手段として、先端のテーパ付きガイド部の後に、そ
の最大外径以下の外径を有する前記拡径保持筒体を支持
した筒体支持部が連設された構造の拡径治具を用い、 拡径すべき前記弾性チューブの内側に拡径可能で且つ前
記拡径治具との間の摩擦係数が低摩擦係数となる低摩擦
係数シート筒状体を配置した状態で、該低摩擦係数シー
ト筒状体の入口に前記拡径治具のテーパ付きガイド部を
対向させ、 前記低摩擦係数シート筒状体を内蔵した前記弾性チュー
ブに対して前記拡径治具を相互に近付く方向に相対的に
強制移動させ、 その過程で前記拡径治具のテーパ付きガイド部を前記低
摩擦係数シート筒状体内を滑らせて前記弾性チューブ内
に圧入させて該弾性チューブを拡径させると共に該弾性
チューブの拡径につれて強制的に前記弾性チューブを前
記拡径保持筒体の外周に拡径状態で保持させ、 前記弾性チューブが前記低摩擦係数シート筒状体を介し
て前記拡径保持筒体の外周に載った状態で、該拡径保持
筒体内から前記拡径治具を除去することを特徴とする弾
性自己収縮チューブの作成方法。 - 【請求項2】 ゴム状弾性を有する弾性チューブを拡径
状態で拡径保持筒体の外周に、低摩擦係数シート筒状体
を介して支持させた構造の弾性自己収縮チューブを用い
て、前記弾性チューブを装着対象物に収縮状態で装着す
る弾性チューブの装着方法において、 前記弾性自己収縮チューブは、前記低摩擦係数シート筒
状体の一端側を前記拡径保持筒体の一端で折り返して該
拡径保持筒体の内側に入れて該拡径保持筒体の他端側に
導出した状態で、前記拡径保持筒体の内側に前記低摩擦
係数シート筒状体を介して前記装着対象物を相対的に挿
入し、 前記弾性チューブを前記装着対象物の所要の位置に存在
させた状態で前記拡径保持筒体内側の前記低摩擦係数シ
ート筒状体の一端側を引っ張ることにより、前記低摩擦
係数シート筒状体の折り返し部を前記低摩擦係数シート
筒状体を引っ張っている側の方向に逐次移動させ、該低
摩擦係数シート筒状体の折り返し部の移動につれて前記
拡径保持筒体を前記低摩擦係数シート筒状体の引っ張り
方向に逐次移動させ、これにつれて前記弾性チューブを
その一端側から逐次前記拡径保持筒体から外して自己収
縮させつつ前記装着対象物の外周に密着させ、 前記弾性チューブ内からの前記拡径保持筒体と前記低摩
擦係数シート筒状体との撤去により該弾性チューブを全
体的に前記装着対象物の外周に密着させることを特徴と
する弾性チューブの装着方法。 - 【請求項3】 ゴム状弾性を有する弾性チューブを拡径
状態で拡径保持筒体の外周に、低摩擦係数シート筒状体
を介して支持させた構造の弾性自己収縮チューブを用い
て、前記弾性チューブを装着対象物に収縮状態で装着す
る弾性チューブの装着方法において、 前記弾性自己収縮チューブは、前記低摩擦係数シート筒
状体の一端側を前記拡径保持筒体の一端で折り返して該
拡径保持筒体の内側に入れて該拡径保持筒体の他端側に
導出した状態で、該拡径保持筒体内の前記低摩擦係数シ
ート筒状体中に補助筒体を入れて、該補助筒体の端部が
前記拡径保持筒体の他端から前記低摩擦係数シート筒状
体の一端側と共に外に導出されるようにし、 かかる状態で、前記補助筒体の中に前記装着対象物を相
対的に挿入し、 前記弾性チューブを前記装着対象物の所要の位置に存在
させた状態で前記拡径保持筒体内側の前記低摩擦係数シ
ート筒状体の一端側を前記補助筒体と共に引っ張り移動
させることにより、前記低摩擦係数シート筒状体の折り
返し部を前記低摩擦係数シート筒状体を引っ張っている
側の方向に逐次移動させ、該低摩擦係数シート筒状体の
折り返し部の移動につれて前記拡径保持筒体を前記低摩
擦係数シート筒状体の引っ張り方向に逐次移動させ、こ
れにつれて前記弾性チューブをその一端側から逐次前記
拡径保持筒体から外して自己収縮させつつ前記装着対象
物の外周に密着させ、 前記弾性チューブ内からの前記拡径保持筒体と前記低摩
擦係数シート筒状体と前記補助筒体との撤去により該弾
性チューブを全体的に前記装着対象物の外周に密着させ
ることを特徴とする弾性チューブの装着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32578697A JP3756939B2 (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | 弾性自己収縮チューブの作成方法及び弾性チューブの装着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32578697A JP3756939B2 (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | 弾性自己収縮チューブの作成方法及び弾性チューブの装着方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11156939A true JPH11156939A (ja) | 1999-06-15 |
JP3756939B2 JP3756939B2 (ja) | 2006-03-22 |
Family
ID=18180598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32578697A Expired - Fee Related JP3756939B2 (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | 弾性自己収縮チューブの作成方法及び弾性チューブの装着方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3756939B2 (ja) |
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