JPH1032917A - ストラップと電線のジョイント - Google Patents

ストラップと電線のジョイント

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JPH1032917A
JPH1032917A JP8202881A JP20288196A JPH1032917A JP H1032917 A JPH1032917 A JP H1032917A JP 8202881 A JP8202881 A JP 8202881A JP 20288196 A JP20288196 A JP 20288196A JP H1032917 A JPH1032917 A JP H1032917A
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JP
Japan
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strap
electric wire
shaft
flange
exterior body
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JP8202881A
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Inventor
Masaki Nomura
昌煕 野村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線に生じた震動(波動)の電柱への伝導、
共振作用及び電柱に生じた震動の電線への伝導を抑え、
電線並びに電柱の破損を未然に防止することができるス
トラップと電線のジョイントとする。 【解決手段】 絶縁材で成形された筒状の外装体を有
し、その外装体の一端にストラップとの接続部を形成
し、前記した外装体の内壁に前記したストラップとの接
続部方向に弧凹面を形成したフランジを形成し、そのフ
ランジの中央孔に前記弧凹面と当接される球体を一端に
備えたシャフトを挿通し、そのシャフトの周囲には免震
材を配し、かつ、前記したシャフトの他端に電線との接
続部を備えていることとし、シャフトの外装体から突出
された部分は蛇腹構造のカバーで被覆されていること、
外装体にくびれ部を形成し、そのくびれ部と前記フラン
ジとの間に免震材を配してあること、そして免震材とし
てゴムを用いてあることとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はストラップと電線の
ジョイント、特に架空電線路にあって木柱、鉄筋コンク
リート柱、鉄柱、パンザーマスト等の支持物、いわゆる
電柱にあって電線を引き留め支持し、通例、碍子を腕木
類に取り付けるためのストラップと電線を絶縁状態で継
なぐためのジョイントに関する。
【0002】一般的に、架空電線を前記した支持物とし
ての電柱に留めるためには、高圧線と低圧線で多少の構
造的な差はあるものの、通例図3に示すものとなってい
る。即ち、図3にあって1は電柱に横架され、アームタ
イ等で支承される腕木を示し、この腕木にストラップ2
をボルト3、3等で端部止めし、そのストラップ2の先
端に碍子4を固着させる。そして、その碍子4にバイン
ド線5を介して本線6を引き留めさせる。なお、低圧用
の場合、ラックと称されるコ字状のストラップを電柱の
側壁面に固設し、そのラックに碍子を取り付ける構造等
もとられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た電線の引き留め構造は、腕木1(電柱)とストラップ
2、ストラップ2と碍子4、そして碍子4とバインド線
5の全ての接続個所が緊締されてきつく固化されている
ため、電線に凍結積層した雪の落下や強風等に起因する
震動が電柱に架設されている他の電線にも伝達して共振
作用を生じてしまい、電線自体の破損をはじめ支持物た
る電柱の破損も誘起してしまい、また、地震等の震動は
逆に電線にも直接的に伝わり、悪影響を及ぼすものとな
っている。
【0004】
【発明の目的】そこで、本発明は上記した従来の技術の
実情、問題点に着目してなされたもので、かかる問題点
を解消して、電線に生じた震動(波動)の電柱への伝
導、共振作用及び電柱に生じた震動の電線への伝導を抑
え、電線並びに電柱の破損を未然に防止することができ
るストラップと電線のジョイントを提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係るストラップと電線のジョイントは絶縁
材で成形された筒状の外装体を有し、その外装体の一端
にストラップとの接続部を形成し、前記した外装体の内
壁に前記したストラップとの接続部方向に弧凹面を形成
したフランジを形成し、そのフランジの中央孔に前記弧
凹面と当接される球体を一端に備えたシャフトを挿通
し、そのシャフトの周囲には免震材を配し、かつ、前記
したシャフトの他端に電線との接続部を備えていること
を特徴とし、シャフトの外装体から突出された部分は蛇
腹構造のカバーで被覆されていることを特徴とし、外装
体にくびれ部を形成し、そのくびれ部と前記フランジと
の間に免震材を配してあることを特徴とし、免震材とし
てゴムを用いてあることを特徴としている。
【0006】
【作用】かかる構成としたことによって、フランジの弧
凹面と球体との当接及び免震材の存在によって電線ある
いは電柱のいずれかに震動が生じた時、その震動は減免
吸収されてしまい他方へ直接的に伝導されてしまうこと
が避けられ、一部の震動による電線、電柱の破損を阻止
することができるのであり、また、場合によってはこの
ジョイントを碍子と兼用させてしまうこともでき、経済
的にも有利なものとなるのである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
及び図2を参照して説明する。図1は本発明を実施した
ストラップと電線のジョイントを示す縦断面図、図2は
同じく第二の実施例を示す要部の縦断面図である。
【0008】これらの図にあって10は筒状、それも主
として円筒状をした外装体を示しており、この外装体1
0は絶縁材、例えば金属に絶縁処理した材料、セラミッ
ク、硬化ガラス等によって成形されている。
【0009】この外装体10の一端の開口部は狭径とさ
れ、ボルト等の挿通孔11、11が直線上に対向して穿
設されたストラップ2との接続部12となっている。ス
トラップ2の接続されるべき端部はこの接続部12の外
側へ位置されても、また内側へ挿入状態で位置されても
よい。
【0010】また、この外装体10の他端側はラッパ状
にやや拡径されたものとされ、外装体10の内壁には略
中央位置にフランジ13が一体的に突出形成されている
もので、このフランジ13の前記した接続部12側の面
の中央には弧凹面14が形成されている。そして、この
フランジ13の弧凹面14の中心には後述するシャフト
の挿通孔15が形成され、その挿通孔15に連通して、
フランジ13の背面には略45度の角度をもった円錐状
のテーパ面16が形成されている。
【0011】一方、図中17は前記した挿通孔15に挿
通され、一端を外装体10の外方まで突出させたシャフ
トであり、このシャフト17の外装体10内に位置する
先端には球体18が一体的に備えられており、この球体
18はシャフト17との連結部近辺をフランジ13の弧
凹面14と当接されている。
【0012】また、シャフト17の周囲はフランジ13
と外装体10の他端開口との間にあってテーパ面16の
部分を除き、免震材としてのゴム19によって囲まれて
いる。そして、このゴム19の、外装体10の他端開口
側の面には、シャフト17の揺動を許容吸収する凹陥溝
20が形成されている。
【0013】さらに、シャフト17の外装体10より突
出した先端には電線(場合によっては碍子)との接続部
材21が固着されている。この接続部材21は基部とし
てシャフト17の先端への被冠筒部22が形成され、特
に図示しないが装嵌後にボルト等で止着されるものとな
っており、その被冠筒部22と一体的にフォーク状をし
た接続部23が形成され、その接続部23には電線を通
し絡めたり、碍子を止着するための透孔24、24が形
成されたものとなっている。
【0014】そして、この接続部材21の被冠筒部22
と接続部23との境近辺から、外装体10の他端開口縁
近辺は蛇腹筒体25で被覆され、シャフト17の揺動を
許容吸収しながら、天候条件に対応するものとしてい
る。
【0015】かかる構成としたことによって、落雪や強
風等に起因する電線の揺れや、地震等に起因する電柱か
らの震動はフランジ13の弧凹面と球体18が摺接状態
となり、また、テーパ面16、ゴム19及びゴム19の
凹陥溝20等でマルチな方向性をもって吸収されること
となり、接続された他部材への伝導を抑えてしまうもの
となる。
【0016】また、図2として示すのは本発明の第二実
施例の要部であり、第一実施例と共通する部分は同一符
号を付して詳しい説明は省略する。この第二実施例にお
ける外装体10aは中程にくびれ部26が形成されたも
のとなっており、そのくびれ部26の内壁とフランジ1
3の間に免震材としてゴムディスク27を介在させた構
成としており、電線や電柱からの震動を吸収減免し、接
続された他部材への伝導を抑える原理は第一実施例と同
様となる。
【0017】
【発明の効果】本発明に係るストラップと電線のジョイ
ントは上述のように構成され、作用する。そのため、電
線や電柱に生じた揺れ、震動が、接続部分で吸収減免さ
れ、他部材へ伝導してしまうことが未然に防止されるこ
ととなり、電線、電柱の破損を防止することができる。
また、場合によっては、このジョイントを碍子と兼用さ
せることも可能で経済的にも非常に有利なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したジョイントを示す縦断面図で
ある。
【図2】第二の実施例を示す要部の縦断面図である。
【図3】従来例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 腕木 2 ストラップ 5 バインド線 10 外装体 10a 外装体 11 挿通孔 12 接続部 13 フランジ 14 弧凹面 15 挿通孔 16 テーパ面 17 シャフト 18 球体 19 ゴム 20 凹陥溝 21 接続部材 22 被冠筒部 23 接続部 24 透孔 25 蛇腹筒体 26 くびれ部 27 ゴムディスク
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年9月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】また、図2として示すのは本発明の第二実
施例の要部であり、第一実施例と共通する部分は同一符
号を付して詳しい説明は省略する。この第二実施例にお
ける外装体10aは中程にくびれ部26が形成されたも
のとなっており、そのくびれ部26の内壁とフランジ1
の間に免震材としてゴムディスク27を介在させた
構成としており、また、フランジ13aは外装体10a
と分離した可動のものとして、電線や電柱からの震動を
吸収減免し、接続された他部材への伝導を抑える原理は
第一実施例と同様となる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材で成形された筒状の外装体を有
    し、その外装体の一端にストラップとの接続部を形成
    し、前記した外装体の内壁に前記したストラップとの接
    続部方向に弧凹面を形成したフランジを形成し、そのフ
    ランジの中央孔に前記弧凹面と当接される球体を一端に
    備えたシャフトを挿通し、そのシャフトの周囲には免震
    材を配し、かつ、前記したシャフトの他端に電線との接
    続部を備えていることを特徴とするストラップと電線と
    のジョイント。
  2. 【請求項2】 シャフトの外装体から突出された部分は
    蛇腹構造のカバーで被覆されていることを特徴とする請
    求項1に記載のストラップと電線のジョイント。
  3. 【請求項3】 外装体にくびれ部を形成し、そのくびれ
    部と前記フランジとの間に免震材を配してあることを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載のストラップと
    電線とのジョイント。
  4. 【請求項4】 免震材としてゴムを用いてあることを特
    徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記載のス
    トラップと電線のジョイント。
JP8202881A 1996-07-12 1996-07-12 ストラップと電線のジョイント Pending JPH1032917A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8202881A JPH1032917A (ja) 1996-07-12 1996-07-12 ストラップと電線のジョイント

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JP8202881A JPH1032917A (ja) 1996-07-12 1996-07-12 ストラップと電線のジョイント

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Publication Number Publication Date
JPH1032917A true JPH1032917A (ja) 1998-02-03

Family

ID=16464756

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8202881A Pending JPH1032917A (ja) 1996-07-12 1996-07-12 ストラップと電線のジョイント

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100589278B1 (ko) 2004-04-21 2006-06-14 한국전력공사 걸이형 스트랍 장치 및 이를 이용한 배전선로 시공 방법

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