JPH10329007A - 化学的機械研磨装置 - Google Patents

化学的機械研磨装置

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JPH10329007A
JPH10329007A JP13879197A JP13879197A JPH10329007A JP H10329007 A JPH10329007 A JP H10329007A JP 13879197 A JP13879197 A JP 13879197A JP 13879197 A JP13879197 A JP 13879197A JP H10329007 A JPH10329007 A JP H10329007A
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polishing
semiconductor wafer
small holes
cloth
dressing
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Hideharu Nakajima
英晴 中嶋
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B37/00Lapping machines or devices; Accessories
    • B24B37/11Lapping tools
    • B24B37/20Lapping pads for working plane surfaces
    • B24B37/26Lapping pads for working plane surfaces characterised by the shape of the lapping pad surface, e.g. grooved
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B41/00Component parts such as frames, beds, carriages, headstocks
    • B24B41/04Headstocks; Working-spindles; Features relating thereto
    • B24B41/047Grinding heads for working on plane surfaces

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドレッシング工程が不要で、マイクロスクラ
ッチ発生を抑制した平坦化処理の可能な研磨布を有する
化学的機械研磨装置を提供する。 【解決手段】 化学的機械研磨装置の主要部を、研磨布
51を設置する研磨定盤、被処理基板を保持する保持基
盤、研磨液供給部で構成し、研磨定盤に設置する上記研
磨布51の表面には、デルタ状に配列した、深さHが約
800μm程度で間隔Pが約300μm程度の円錐台状
の小孔52が多数形成された凹凸部51aが設けられて
いる。 【効果】 この化学的機械研磨装置を平坦化処理工程に
用いた、高集積化した半導体装置の製造歩留が向上す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化学的機械研磨装置
に関し、さらに詳しくは、研磨布に特徴を有する化学的
機械研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の高集積化に伴い、微
細加工技術に対する要望は益々高まっている。この微細
加工技術の基本となるフォトレジストの微細パターン形
成のために、高感度で高解像度のフォトレジストの開発
や、高解像度の露光装置の開発等が盛んに行われている
が、加工膜等の表面が平坦でないと、露光装置の焦点深
度やフォトレジストの性能との関係で、露光領域内のフ
ォトレジストの精度良い微細なパターニングが出来ない
という問題がある。上述のような微細加工上からの要望
だけでなく、平坦面でない下地に形成する配線等の加工
膜の段差被覆性(ステップカバレージ)の面でも、加工
膜の下地面等の平坦化技術が要望され、この有力な手段
として化学的機械研磨(CMP:Chemical M
echanical Polishing)法がある。
【0003】上述したCMP法により加工面の平坦化を
行う装置が化学的機械研磨装置(CMP装置)である。
ここで、従来のCMP装置およびその方法を、図4を参
照して説明する。まず、CMP装置1の主要部は、図4
に示すように、回転軸11により回転可能に支持され
た、研磨布12の貼り付けられている研磨定盤10と、
回転軸21により回転可能に支持され、回転軸21を介
して圧力が加えられる、被処理基板、例えば半導体ウェ
ハ22を保持する保持基盤20と、回転軸31により回
転可能に支持され、回転軸31を介して圧力が加えられ
る、研磨布12を粗面化するドレッシング板30および
研磨液供給部40とで概略構成されている。
【0004】研磨布12が貼り付けられる研磨定盤10
表面は、基準面となることから非常に高い平坦度をもっ
て形成されている。研磨布12は、小さな気泡が内在し
ているポリウレタン等の硬質樹脂製の布である。半導体
ウェハ22は、粘着力があるワックス、又はウェハパッ
キングフィルム等の貼り付け材で保持基盤20下面に貼
り付けるか、真空吸着により保持基盤20下面に貼り付
けられる。半導体ウェハ22の研磨時には、研磨圧力調
整器(図示省略)より回転軸21を介して圧力が加えら
れ、研磨定盤10上の研磨布12に押し付けられた状態
で研磨される。ドレッシング板30下面には、硬いセラ
ミック又はダイヤ等の硬質粒子32が固着されている。
このドレッシング板30と研磨定盤10を回転させ、ド
レッシング板30に圧力を加えて研磨定盤10上の研磨
布12に押し付けた状態で、研磨布12表面の粗面化
(ドレッシング)を行う。研磨液供給部40は、アンモ
ニア水溶液等のアルカリ溶液に粒径が小さなシリカ粒子
等の研磨材粒子が分散している研磨液(スラリ)を供給
ノズル41先端より、研磨定盤10上の研磨布12上に
吐出させるものである。
【0005】次に、このCMP装置1による半導体ウェ
ハの研磨動作を説明する。まず、研磨定盤10上の研磨
布12をドレッシングする。研磨布12のドレッシング
は、研磨定盤10を回転させ、ドレッシング板30を回
転させながら下方に移動させ、研磨定盤10上の研磨布
12上に、所定の圧力を加えて押し付けることにより、
研磨布12表面をドレッシング板30下面の硬質粒子3
2により削りキズを付ける。このドレッシングを所定時
間行うと、無数の削りキズにより、研磨布12表面には
無数の小さな凹凸部12aができ、研磨布12表面が毛
羽たった状態となる。研磨布12表面を所定時間だけド
レッシングした後、ドレッシング板30を上方に引き上
げ、ドレッシング板30および研磨定盤10の回転を停
止する。
【0006】次に、半導体ウェハ22を、半導体ウェハ
22の加工面を下にして、保持基盤20下面に貼り付
け、研磨圧力調整器(図示省略)の圧力設定をする。次
に、研磨定盤10を回転させ、研磨液供給部40の供給
ノズル41先端より研磨液を研磨定盤10上の研磨布1
2の中央部に吐出させる。供給ノズル41先端より吐出
した研磨液は、研磨定盤10の回転による遠心力で、研
磨布12全面に広がる。その後半導体ウェハ22を貼り
付けた保持基盤20を回転させながら、保持基盤20を
下方に移動させて、研磨定盤10上の研磨布12上に、
半導体ウェハ22の加工面を設定した圧力で押し付け
る。半導体ウェハ22の加工面が研磨布12に押し付け
られた状態で、研磨液が研磨布12表面の凹凸部12a
により半導体ウェハ22の加工面に運ばれ、半導体ウェ
ハ22の加工面を研磨して、加工面の平坦化を行う。半
導体ウェハ22の加工面を所定量研磨した後、保持基盤
20を上方に移動し、保持基盤20や研磨定盤10の回
転停止および研磨液の吐出停止を行う。その後保持基盤
20下面より半導体ウェハ22を引きはがす。
【0007】その後は、上述した半導体ウェハ22の保
持基盤20への貼り付けから、半導体ウェハ22の加工
面の平坦化工程を経て、保持基盤20下面より半導体ウ
ェハ22を引きはがすまでの工程を繰り返すことで、次
々と半導体ウェハ22の加工面の平坦化処理を行う。多
数枚の半導体ウェハ22の平坦化処理を行うと、研磨布
12の凹凸部が磨耗して、研磨液を半導体ウェハ22の
加工面へ供給する性能が落ち、加工面の平坦化速度低下
や平坦性の悪化となる。そのために、所定枚数の平坦化
処理を行った後には、上述したドレッシング板30によ
る研磨布12のドレッシング工程を行う。
【0008】上述したCMP装置1による半導体ウェハ
22の加工面の平坦化においては、半導体ウェハ22の
加工面のマイクロスクラッチ発生を抑制するために、ド
レッシング時の研磨布12の削り屑やドレッシング板3
0下面より剥離した硬質粒子32および半導体ウェハ2
2の平坦化処理時に発生した、シリコンの破片等の大粒
子の研磨布12面からの速やかな除去と同時に、研磨布
12に押し付けられた半導体ウェハ22の加工面へ新た
な研磨液の供給を行う必要があり、この為に多量の研磨
液を消費し、半導体装置の製造における生産コストを上
昇させるという問題がある。
【0009】また、上述したCMP装置1による半導体
ウェハの加工面の平坦化においては、上述した如く、平
坦化処理時の加工面の平坦性を悪化させないための研磨
布12のドレッシングを、所定枚数の半導体ウェハ22
の平坦化処理後に行わなければならず、CMP装置1に
よる平坦化処理の稼働率を落とすだけでなく、ドレッシ
ング板30のドレッシング性能が除々に落ちてドレッシ
ング板30の交換が必要となり、ドレッシング板30の
交換に伴う作業数増加とコスト増加という問題もある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した化
学的機械研磨装置およびその方法における問題点を解決
することをその目的とする。即ち本発明の課題は、ドレ
ッシング工程が不要で、マイクロスクラッチ発生を抑制
した平坦化処理の可能な研磨布を有する化学的機械研磨
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の化学的機械研磨
装置は、上述の課題を解決するために提案するものであ
り、所定深さの小孔を所定間隔で多数配列した研磨布を
設置した研磨定盤と、被処理基板を保持する保持基盤
と、研磨液を供給する研磨液供給部とを有することを特
徴とするものである。
【0012】本発明によれば、所定深さの小孔を所定間
隔で多数配列した研磨布を設置した研磨定盤と、被処理
基板を保持する保持基盤と、研磨液を供給する研磨液供
給部とを有して化学的機械研磨装置を構成することによ
り、ドレッシング板による研磨布のドレッシング工程を
省くことができるので化学的機械研磨装置の稼働率を向
上させることができる。また、ドレッシング工程を不要
としたことで、ドレッシング時の研磨布の削り屑やドレ
ッシング板下面より剥離した硬質粒子等の大粒子による
被処理基板である半導体ウェハの加工面のマイクロスク
ラッチの発生原因が除去でき、又被処理基板の平坦化処
理時に発生した、シリコンの破片等の研磨液中の大粒子
は、小孔の深さを小孔の開口径以上とすることで、半導
体ウェハの加工面に接触し難くなっているので、上述し
た大粒子によるマイクロスクラッチの発生原因も低減で
きる。従って、上述した化学的機械研磨装置を平坦化工
程に用いて作製する高集積化した半導体装置の製造歩留
が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的実施の形態
例につき、添付図面を参照して説明する。なお従来技術
の説明で参照した図4中の構成部分と同様の構成部分に
は、同一の参照符号を付すものとする。
【0014】本実施の形態例は、化学的機械研磨(CM
P)法により被処理基板の加工面の平坦化をする化学的
機械研磨装置(CMP装置)に本発明を適用した例であ
り、これを図1〜図3を参照して説明する。まず、CM
P装置50の主要部は、図1に示すように、回転軸11
により回転可能に支持された、本発明の研磨布51の取
付けられている研磨定盤10と、回転軸21により回転
可能に支持され、回転軸21を介して圧力が加えられ
る、被処理基板、例えば半導体ウェハ22を保持する保
持基盤20と、研磨液供給部40とで概略構成されてい
る。なお、本実施の形態例のCMP装置50では、従来
例のCMP装置1(図4参照)の構成要素部となってい
たドレッシング板30を設けていない。
【0015】次に、CMP装置50の各構成部分で従来
例のCMP装置1と同様な部分の機能等は、従来例と同
様なので説明を省略し、特徴部分の説明を詳述する。本
発明の研磨布51の構造は、図1に示すように、円形の
研磨定盤10径と略等しい径の円形で、研磨布51表面
部には多数の小孔が形成された凹凸部51aがある。次
に、上述した研磨布51の詳細構造を、図2を参照して
説明する。ここで図2(a)は研磨布51の一部を上面
より見た概略平面図で、図2(b)は、図2(a)のA
−A部における概略断面図である。研磨布51は、例え
ば硬質の樹脂製であるポリウレタン樹脂製で、厚みが例
えば約3mm程度ある。研磨布51の表面部には、所定
深さの小孔を所定間隔で多数配列した小孔52による凹
凸部51aがある。なお、研磨布51の硬度があまり大
きくて、半導体ウェハ22のグローバル平坦性に問題が
ある時は、研磨布51として、硬質の樹脂製布と軟質の
樹脂製布とを貼り合わせたものとしてもよい。凹凸部5
1aの構造の具体例としては、例えば小孔52の所定深
さHを約800μmとし、小孔の所定間隔Pを約300
μmとし、小孔52の形状を表面径を約250μm、底
部径を約200μmとした円錐台状とし、小孔52の配
列をデルタ状とする。
【0016】なお、上述した研磨布51の小孔52の配
列や形状は一例として示したもので、配列としては、研
磨定盤10と保持基盤20が相互に回転して平坦化処理
をするので、ほぼ均等な小孔52の配列ならば、格子状
配列でもその他の配列でもよく、又形状としては、楕円
状の表面形状や長方形状等の表面形状でもよい。
【0017】この研磨布51の成形方法は、通常の樹脂
成形方法、例えば上述した研磨布51の凹凸部51aを
形成するための樹脂成形金型に、加熱して液化したポリ
ウレタン樹脂を空気を巻き込まないように成形金型へイ
ンジェクトして形成する方法か、又は平坦なプレート上
に載せたポリウレタン樹脂シートの上より、上述した研
磨布51の凹凸部51aを形成するための金型を加熱
し、この加熱した金型をポリウレタン樹脂シート上に押
し付けることで形成する方法等を用いる。
【0018】次に、上述した研磨布51を用いたCMP
装置1による平坦化処理時の状態を、図3を参照して説
明する。平坦化処理開始時の半導体ウェハ22の加工
面、例えば半導体基板22a上の層間絶縁膜22b表面
は、例えば1μm程度の凹凸表面となっていて、この層
間絶縁膜22b表面が研磨布51表面の凹凸部51aの
凸部、即ち小孔52の周辺部54上面と接する状態とな
っていて、粒径が例えば約20nm程度の研磨粒子55
やアルカリ溶液56が、半導体ウェハ22の保持基盤2
0の回転による移動と、研磨布51の研磨定盤10の回
転による移動とにより、層間絶縁膜22b上面と周辺部
54上面との接する部分に巻き込まれて、層間絶縁膜表
面のCMPをする。
【0019】半導体ウェハ22が小孔52の上方にある
間、即ち保持基盤20の真下に小孔52がある間の小孔
52内の研磨液53は、CMPが行われることによりア
ルカリ溶液56濃度が低下するが、小孔52が保持基盤
20の真下より離れると、研磨液供給部40より間断な
く研磨布51の中央部に供給される研磨液53で再補給
される状態となる。そのため、研磨液53のアルカリ溶
液の濃度低下が抑えられて、研磨速度の低下が抑えられ
る。
【0020】また、小孔52内の研磨液53中のシリコ
ンの破片、小さな研磨粒子55が何らかの要因で集合し
た大きな粒子、研磨液53中の大きなダスト等の粒径が
約1μm以上ある大粒子57は、重力により小孔52底
部に向かい、堆積する状態となる。大粒子57が層間絶
縁膜22b上面と周辺部54上面との接する部分に巻き
込まれると、層間絶縁膜22b上面にはマイクロスクラ
ッチが発生する虞が大となるが、上述したように、大粒
子57は小孔52底部に向かい、底部に堆積するので、
マイクロスクラッチの発生を抑制することができる。
【0021】上述した大粒子57を小孔52底部に堆積
させ、上方に移動させないためには、小孔52の深さH
は深い方がよいが、小孔52の大きさに比べてあまり深
いとアルカリ溶液56の再補給性が悪くなり、小孔52
内の研磨液のアルカリ溶液56の濃度低下や研磨粒子5
5の沈殿による分散割合の低下で平坦化速度の低下や平
坦性の劣化となる。そのため、小孔52の所定深さHと
しては、30μm≦H≦2mmの範囲、又小孔52の所
定間隔Pとしては、20μm≦P≦2mmの範囲である
ことが望ましい。そのため、研磨布51の凹凸部51a
の構造の具体例としては、上述した如く、例えば小孔5
2の所定深さHを約800μmとし、小孔の所定間隔P
を約300μmとし、小孔52の形状を表面径を約25
0μm、底部径を約200μmとした円錐台状とし、小
孔52の配列をデルタ状とした。
【0022】次に、このCMP装置1による半導体ウェ
ハの研磨動作を説明する。まず、半導体ウェハ22を、
半導体ウェハ22の加工面を下にして、保持基盤20下
面に貼り付け、研磨圧力調整器(図示省略)の圧力設定
をする。次に、研磨定盤10を回転させ、研磨液供給部
40の供給ノズル41先端より研磨液、例えばアンモニ
ア水溶液等のアルカリ溶液に粒径が小さなシリカ粒子等
の研磨粒子、例えば20nm径程度の研磨粒子が分散し
ている研磨液(スラリ)53を、供給ノズル41先端よ
り研磨定盤10上の研磨布51上のほぼ中央に吐出させ
る。供給ノズル41先端より吐出した研磨液53は、研
磨定盤10の回転による遠心力により、研磨布51の中
央より周辺部に向かって広がり、研磨布51の凹凸部5
1aの小孔52を研磨液53で満たしながら周辺部に向
かい、周辺部より研磨布51の外部に飛散してゆく。
【0023】次に、半導体ウェハ22を貼り付けた保持
基盤20を回転させながら、保持基盤20を下方に移動
させて、研磨定盤10上の研磨布12上に、半導体ウェ
ハ22の加工面を設定した圧力で押し付けることで、半
導体ウェハ22の加工面の平坦化処理が開始される。半
導体ウェハ22の加工面を所定量研磨した後、保持基盤
20を上方に移動し、その後保持基盤20や研磨定盤1
0の回転停止および研磨液53の吐出停止を行う。更に
その後、保持基盤20下面より半導体ウェハ22を引き
はがす。
【0024】その後は、上述した工程を繰り返すこと
で、次々と半導体ウェハ22の平坦化処理を行う。上述
した研磨布51を用いれば、凹凸部51aの小孔52に
より、加工面への研磨液53の供給性が確保されるの
で、多数枚の半導体ウェハ22の平坦化処理を行って
も、従来例のCMP装置1のようなドレッシング板30
による研磨布12のドレッシングが不要となる。
【0025】以上のように、上述したCMP装置50に
おいては、研磨布51表面に所定深さの小孔52を所定
間隔で多数配列した凹凸部51aを持つ研磨布51を用
いることで、従来例のCMP装置1のようなドレッシン
グ板30を用いるドレッシング工程を行わずに、多数枚
の半導体ウェハ22の平坦化処理ができるので、CMP
装置50の稼働率が向上する。また、上述したCMP装
置50においては、ドレッシング工程を不要としたと
で、ドレッシング時の研磨布の削り屑やドレッシング板
下面より剥離した硬質粒子等の大粒子による被処理基板
である半導体ウェハ22の層間絶縁膜22bのマイクロ
スクラッチ発生原因が除去でき、又半導体ウェハ22の
平坦化処理時に発生した、シリコンの破片等の小孔52
の研磨液53中の大粒子57は、小孔52の深さを小孔
52の開口径以上とすることで、半導体ウェハ22の層
間絶縁膜22bに接触し難くなっているので、上述した
大粒子によるマイクロスクラッチ発生原因も低減でき
る。従って、マイクロスクラッチ発生に起因する、例え
ば半導体ウェハ22の層間絶縁膜22bの絶縁耐圧悪化
等で、平坦化を必要とする高集積化した半導体装置の製
造歩留が低下することを抑制することができる。
【0026】以上、本発明を実施の形態例により説明し
たが、本発明はこの実施の形態例に何ら限定されるもの
ではない。例えば、本発明の実施の形態例では、CMP
装置を半導体ウェハの加工面の平坦化処理に用いるとし
て説明したが、液晶表示装置のTFTアクティブマトリ
クス基板等の平坦化に用いてもよい。また、本発明の実
施の形態例では、研磨布をポリウレタン樹脂製とした
が、他の硬質樹脂製、硬質ゴム製であってもよい。更
に、本発明の実施の形態例では、研磨布の厚みを約3m
mとし、この研磨布表面部に小孔による凹凸部を設けた
研磨布としたが、研磨布の厚みを小孔の深さ以下とし
て、この研磨布を貫通する小孔としてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のCMP装置は、多数の小孔を設けた凹凸部を持つ研磨
布を用いることで、研磨布を粗面化するドレッシング板
を用いたドレッシング工程が不要となり、CMP装置の
稼働率が向上する。また、本発明のCMP装置は、ドレ
ッシング板を用いずに、多数の小孔による凹凸部を研磨
布表面に設けた研磨布により平坦化処理を行うので、半
導体ウェハの加工面にマイクロスクラッチの発生を抑制
することができる。従って、このCMP装置を半導体ウ
ェハの平坦化処理工程に用いた、高集積化した半導体装
置の製造歩留が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態例のCMP装置の
概略断面図である。
【図2】本発明を適用した実施の形態例の研磨布の概略
図で、(a)は概略平面図、(b)は図(a)のA−A
部における概略断面図である。
【図3】本発明を適用した実施の形態例のCMP装置に
よる平坦化処理時の状態を説明する、半導体ウェハの加
工面近傍の概略断面図である。
【図4】従来例のCMP装置の概略断面図である。
【符号の説明】
1,50…CMP装置、11,21,31…回転軸、1
2,51…研磨布、12a,51a…凹凸部、20…保
持基盤、22…半導体ウェハ、22a…半導体基板、2
2b…層間絶縁膜、30…ドレッシング板、40…研磨
液供給部、41…供給ノズル、52…小孔、53…研磨
液、54…周辺部、55…研磨粒子、56…アルカリ溶
液、57…大粒子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定深さの小孔を所定間隔で多数配列し
    た研磨布を設置した研磨定盤と、 被処理基板を保持する保持基盤と、 研磨液を供給する研磨液供給部とを有することを特徴と
    する、化学的機械研磨装置。
  2. 【請求項2】 前記研磨布の材質は、硬質の樹脂である
    ことを特徴とする、請求項1に記載の化学的機械研磨装
    置。
  3. 【請求項3】 前記小孔の所定深さHは、30μm≦H
    ≦2mmであることを特徴とする、請求項1に記載の化
    学的機械研磨装置。
  4. 【請求項4】 前記小孔の所定間隔Pは、20μm≦P
    ≦2mmであることを特徴とする、請求項1に記載の化
    学的機械研磨装置。
  5. 【請求項5】 前記研磨布の前記小孔は、デルタ状に配
    列された円形状の小孔であることを特徴とする、請求項
    1に記載の化学的機械研磨装置。
JP13879197A 1997-05-28 1997-05-28 化学的機械研磨装置 Pending JPH10329007A (ja)

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