JPH10328752A - エジェクターを備えた打ち抜き金型 - Google Patents

エジェクターを備えた打ち抜き金型

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JPH10328752A
JPH10328752A JP16324197A JP16324197A JPH10328752A JP H10328752 A JPH10328752 A JP H10328752A JP 16324197 A JP16324197 A JP 16324197A JP 16324197 A JP16324197 A JP 16324197A JP H10328752 A JPH10328752 A JP H10328752A
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JP
Japan
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ejector
air
die
workpiece
worked
Prior art date
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Pending
Application number
JP16324197A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Kosaka
英樹 高坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Apic Yamada Corp
Original Assignee
Apic Yamada Corp
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Filing date
Publication date
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  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被加工材の搬送時にエジェクターによるすり
傷が発生せず、エジェクターの自浄効果もあるようにし
て、外観的に優れた製品を得る。 【解決手段】 先端部がダイ15の上面より突出し、被
加工材18を持ち上げる被加工材持ち上げ用エジェクタ
ー20を備え、そのエジェクター20を先端部付近から
エアーを吹き出すエアー吹き出し構造にし、被加工材1
8の搬送時にエアーを吹き出して被加工材18をエジェ
クター20の先端より浮かせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリードフレーム等に
打ち抜く被加工材を持ち上げる被加工材持ち上げ用のエ
ジェクターを備えた打ち抜き金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被加工材から半導体パッケージ用
リードフレーム等を製造する際、図3に示すように被加
工材1の幅L1 からリードフレームの幅L2 にするた
め、プレス打ち抜きにより被加工材1に対し両サイドカ
ットを行なっている。そして、サイドカットを行なう
と、被加工材1のスリッター歪を取り除くこともでき
る。なお、図における斜線部は一回のサイドカット工程
により打ち抜くサイドカット部2(2a、2b)であ
る。
【0003】このようなサイドカット部2を打ち抜いた
抜きかすは通常ダイの抜き穴内に落下して行く。しか
し、時には抜きかすがサイドカットパンチに付いて浮き
上がるかす上がりが発生する。そこで、かす上がり防止
策として、サイドカットパンチよりエアーを吹き出し或
いはダイ側からエアーの吸引を行なっている。ところ
が、そのようなエアーの吹き出しや吸引を行なうと、ダ
イの上面に被加工材1が張り付き易くなる。
【0004】そこで、被加工材1の張り付き防止策とし
て、図4に示すようにサイドカット打ち抜き部にあるダ
イ3の4隅部付近に、被加工材持ち上げ用のエジェクタ
ー4(4a、…4d)をそれぞれ配設する。そして、各
エジェクター4の先端部をダイ3に設けた対応するエジ
ェクター設置穴を通し、上面より僅か上方に突出させて
おく。なお、5(5a、5b)はサイドカットパンチの
入る穴であり、矢印は被加工材の搬送方向を示す。
【0005】このように各エジェクター4の先端部をダ
イ3より僅か突出させるため、図5に示すように各エジ
ェクター4はいずれも圧縮コイルスプリング6(6b、
6c)に乗せて支持する。すると、被加工材1を各エジ
ェクター4の先端で支え、ダイ3の上面より例えば0.
7mm程持ち上げることができる。そして、サイドカッ
ト部2の打ち抜き時には被加工材1をストリッパープレ
ート(図示なし)により押し下げる。すると、その被加
工材1により各エジェクター4も圧縮コイルスプリング
6の付勢力に抗して押し下げられ、その先端部が穴内に
後退する。
【0006】又、サイドカット部2の打ち抜き後にはサ
イドカットパンチ7に設けた各穴8(8a、8b)より
矢印方向にエアーをそれぞれ吹き出し、抜きかす9をダ
イ3に設けたパンチ穴5からダイ枠10、ダイベッド1
1に設けた抜き穴12、13内に落下させる。その際、
ストリッパープレートと共にサイドカットパンチ7を上
昇させると、被加工材1が圧縮コイルスプリング6から
付勢力を受けるエジェクター4により押し上げられ持ち
上がる。そこで、被加工材1を1工程分搬送する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな搬送時に被加工材1は各エジェクター4に乗った接
触状態で送られて行く。それ故、被加工材1が各エジェ
クター4により擦られ、どうしても被加工材1にすり傷
が発生する。
【0008】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたものであり、被加工材の搬送時にエジェクタ
ーによるすり傷が発生せず、エジェクターの自浄効果も
あって、外観的に優れた製品を得ることのできるエジェ
クターを備えた打ち抜き金型を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるエジェクターを備えた打ち抜き金型で
は先端部がダイの上面より突出し、被加工材を持ち上げ
る被加工材持ち上げ用エジェクターを備える。そして、
そのエジェクターを先端部付近からエアーを吹き出すエ
アー吹き出し構造にし、被加工材の搬送時にエアーを吹
き出して被加工材をエジェクターの先端より浮かせる。
【0010】又、被加工材のサイドカット部を打ち抜く
サイドカット打ち抜き部のダイに、エアー吹き出し構造
を有するエジェクターを備えると好ましくなる。又、サ
イドカット打ち抜き部のダイの4隅部に、エアー吹き出
し構造を有するエジェクターをそれぞれ備えるとよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付の図1、2を参照し
て、本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明を適
用したエジェクターを備えた打ち抜き金型のサイドカッ
ト打ち抜き部下金型の要部を示す縦断面図である。この
エジェクターを備えた打ち抜き金型のサイドカット打ち
抜き部は従来のものと比べ、各エジェクターをエアー吹
き出し構造にする点が異なる。しかし、サイドカット打
ち抜き部の上下金型の基本構造はほぼ同一であり、図1
に示すように下金型14をダイ15、ダイ枠16、ダイ
ベッド17等から構成し、そのダイ枠16等の上に被加
工材18の搬送を案内するガイプレート19を備えてい
る。そして、ダイ15の4隅部付近にある所定箇所にや
はり、被加工材持ち上げ用のエジェクター20をそれぞ
れ配設する。
【0012】これ等の各エジェクター20も圧縮コイル
スプリング21に乗せてそれぞれ支持し、その先端部を
ダイ15に設けた対応するエジェクター設置穴22を通
じ、上面より僅か上方に突出させ、その先端部の突出量
をガイプレート19により規制して一定にする。しか
し、各エジェクター20をエアー吹き出し構造にするた
め、内部にエアー吹き出し穴23を有する筒状体にし、
そのエアー吹き出し穴23の下部を拡張してエアー溜り
24を形成する。なお、ダイ枠16にはダイ15に設け
たエジェクター設置穴22と連通する圧縮コイルスプリ
ング設置穴25を設ける。但し、エジェクター設置穴2
2の径と比べ、スプリング設置穴25の径を小さくす
る。
【0013】このようなエジェクター20に送るエアー
はダイ枠16の側面より注入する。その際、エアー量は
流量調整器(図示なし)にて適宜調整された後にエアー
チューブ26に送り込まれ、エアーニップル27を経て
ダイ枠16に設けたエアー流路28に入る。すると、エ
アーが矢印方向に流れ、圧縮コイルスプリング21の内
部に設置した筒状のスペーサ29の内部を通って、エジ
ェクター20のエアー溜り24に達する。なお、エアー
流路28は途中で分岐させることにより、各エジェクタ
ー20にエアーをそれぞれ分配できる。
【0014】被加工材18の搬送時、サイドカット打ち
抜き部のダイ15の4隅部に設置した各エジェクター2
0からエアーを吹き出させる。すると、それまで各エジ
ェクター20の先端部に乗っていた被加工材18に対
し、図2に示すようにその先端部の上面中央から矢印方
向にエアーを吹き出させて、被加工材18をダイ15の
上面より均等の高さに保って浮かせることができる。そ
の際、吹き出るエアー量を調整して被加工材18を通常
はエジェクター20の上面より0.7mm程浮かせる。
それ故、被加工材18を搬送しても被加工材18がエジ
ェクター20に接触せず、当然エジェクター20との接
触によるすり傷が発生しない。又、エジェクター20の
上面に付着した塵埃をエアーで吹き飛ばすことにより、
エジェクター20の自浄を行なえる。
【0015】なお、上記の実施の形態ではサイドカット
打ち抜き部に設置したエジェクターをエアー吹き出し構
造にする場合について説明したが、当然他の工程に用い
るエジェクターをもエアー吹き出し構造にすることがで
きる。
【0016】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、請求項1
記載の発明ではエジェクターをエアー吹き出し構造に
し、被加工材の搬送時に被加工材をエジェクターの先端
より浮かせることができる。それ故、搬送時にエジェク
ターとの接触によるすり傷が発生せず、エジェクターに
付着した塵埃をエアーで吹き飛ばす等の自浄効果もあっ
て、外観的に優れた製品を得ることができる。
【0017】又、請求項2記載の発明ではサイドカット
打ち抜き部にあるダイにエアー吹き出し構造を有するエ
ジェクターを備えるため、ダイの上面に被加工材が張り
付き易いサイドカット工程から次の工程への搬送時に被
加工材をエジェクターの先端より浮かせて搬送し、すり
傷等を発生させずに外観的に優れた製品を得ることがで
きる。
【0018】又、請求項3記載の発明ではサイドカット
打ち抜き部にあるダイの4隅部に、エアー吹き出し構造
を有するエジェクターをそれぞれ備えるため、サイドカ
ット工程から次の工程への搬送時に被加工材を各エジェ
クターの先端より浮かせ、ダイの上面より均等の高さに
保って搬送し、一層すり傷等を発生させずに外観的に優
れた製品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したエジェクターを備えた打ち抜
き金型のサイドカット打ち抜き部下金型の要部を示す縦
断面図である。
【図2】同サイドカット打ち抜き部下金型のエアー吹き
出し時におけるエジェクター付近の拡大縦断面図であ
る。
【図3】被加工材から二方向リードの半導体パッケージ
用リードフレームを製造する際のサイドカット部を示す
平面図である。
【図4】従来のエジェクターを備えた打ち抜き金型のサ
イドカット打ち抜き部下金型の平面図である。
【図5】同サイドカット打ち抜き部下金型の抜きかす除
去時の状態を示す要部縦断面図である。
【符号の説明】
14…サイドカット打ち抜き部下金型 15…ダイ 1
6…ダイ枠 18…被加工材 19…ガイドプレート
20…エジェクター 21…圧縮コイルスプリング 2
3…エアー吹き出し穴 28…エアー流路 29…スペ
ーサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部がダイの上面より突出し、被加工
    材を持ち上げる被加工材持ち上げ用エジェクターを備え
    た打ち抜き金型において、上記エジェクターを先端部付
    近からエアーを吹き出すエアー吹き出し構造にし、被加
    工材の搬送時にエアーを吹き出して被加工材をエジェク
    ターの先端より浮かせることを特徴とするエジェクター
    を備えた打ち抜き金型。
  2. 【請求項2】 被加工材のサイドカット部を打ち抜くサ
    イドカット打ち抜き部のダイに、エアー吹き出し構造を
    有するエジェクターを備えることを特徴とする請求項1
    記載のエジェクターを備えた打ち抜き金型。
  3. 【請求項3】 サイドカット打ち抜き部のダイの4隅部
    に、エアー吹き出し構造を有するエジェクターをそれぞ
    れ備えることを特徴とする請求項2記載のエジェクター
    を備えた打ち抜き金型。
JP16324197A 1997-06-04 1997-06-04 エジェクターを備えた打ち抜き金型 Pending JPH10328752A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200461879Y1 (ko) 2010-05-11 2012-08-10 주식회사 스타텍 에어를 이용하여 제품을 취출하는 금형
CN110252902A (zh) * 2019-03-12 2019-09-20 苏州炳荣精密五金制品有限公司 一种五金冲压模具辅助支撑脱模一体化结构
CN110421137A (zh) * 2019-09-12 2019-11-08 顺景园精密铸造(深圳)有限公司 压铸件的侧切冲模

Cited By (4)

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