JPH10327953A - キャビネットの同時引き出し防止装置 - Google Patents
キャビネットの同時引き出し防止装置Info
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- JPH10327953A JPH10327953A JP9140497A JP14049797A JPH10327953A JP H10327953 A JPH10327953 A JP H10327953A JP 9140497 A JP9140497 A JP 9140497A JP 14049797 A JP14049797 A JP 14049797A JP H10327953 A JPH10327953 A JP H10327953A
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Abstract
て、引出を急激に引き出しても、回動カム板に係合する
突子が損傷を受けないようにする。 【解決手段】 キャビネットの同時引き出し防止装置に
おいて、複数の引出4の外側面4aに突設され、いずれ
かの引出4を引き出したとき、同時引き出し防止装置の
作動部材を作動させる突子7を、引出4の外側面4aに
向かって内側端が開口し、かつその開口端部に引出の外
側面への取付部を有する中空箱状の突子支持体21にお
ける閉塞された外側端に一体的に突設する。
Description
たキャビネットの同時引き出し防止装置に関する。
に引き出したとき、重心が前に移動し、キャビネットが
前方に転倒することがある。このため、キャビネットに
は、複数の引出を同時に引き出すことができないよう
に、同時引き出し防止装置が設けられていることが多
い。
えば、箱体に備えられた複数段の引出の内、1個の引出
を引き出すと、箱体の側板の内面に設けた基板に枢着さ
れた回動カム板が、引出の側面に突設した突子によって
回動させられて、基板に上下方向に張設された索条の中
間部が前方または後方に押し出され、そのときの索条の
緊張により、他の引出に対応する回動カム板の回動が阻
止されて、複数の引出が同時に引き出せないようにした
ものがある。
引き出し防止装置の突子は、引出の側面にねじ止め等の
手段により固着されていた。このため、引出を勢いよく
引き出した場合、突子が、回動カム板に急激にぶつか
り、損傷を受けたり、引出から外れて脱落したりする問
題を有している。
激に引き出しても、突子が損傷を受けたり、引出から脱
落したりすることがなく、しかも突子を簡単かつ確実に
引出の側面に取り付けることができるようにしたキャビ
ネットの同時引き出し防止装置を提供することを目的と
する。
題は、次のようにして解決される。 (1) キャビネットの箱体内に多段状に配設された複数
の引出の側面に突子をそれぞれ設け、いずれかの引出を
引き出すことにより、その引出の側面の突子が、箱体の
内側面に設けられた作動部材を、他の引出の突子の前方
への移動を阻止するブロック位置に移動させ、かつ前記
引き出された引出を元に戻すことにより、その引出の側
面の突子が、前記作動部材を、他の引出の突子の前方へ
の移動を許容する解除位置へ移動させるようしたキャビ
ネットの同時引き出し防止装置において、前記突子を、
引出の外側面に向かって内側端が開口し、かつその開口
端部に引出の外側面への取付部を有する中空箱状の突子
支持体における閉塞された外側端に一体的に突設する。
支持体の外側端面に切り出して形成した舌片に突設す
る。
起支持体の内側端に1対の外向きの突片を設け、該突片
を、引出の外側面に設けた互いに対向する1対の鈎形の
切り起こし片に係合させることにより、突子支持体を引
出の外側面に取付ける。
一端部に突設したストッパー片を、引出の切り起こし片
の一端に当接し、かつ引出の外側面に突設した突起を、
突起支持体の他端部の内側面に係合させることにより、
突起支持体を切り起こし片の長手方向に抜け止めする。
〜図6に基づいて説明する。図5に示す、キャビネット
(1)は、箱体(2)の内面に沿って設けられた前後方向を
向く支持レール(3)によって支持された複数段の引出
(4)を備えている。箱体(2)の側板(5)の内壁(5a)と、
引出(4)との間の空間には、同時引き出し防止装置(6)
が設けられている。
止装置(6)は、引出(4)を1つ引き出したとき、その引
出(4)の側面(4a)に突設された突子(7)が、箱体(2)の
側板(5)の内壁(5a)に設けられた基板(8)に枢着された
回動カム板(作動部材)(9)に係合し、その回動カム板
(9)を回動させ、回動カム板(9)の前方(図1の右方)を
上下方向に通るように基板(8)の上下の端部間に張設さ
れたワイヤである索条(作動部材)(10)の一部が前方へ押
圧されて撓ませられ、かつ索条(10)の上端(10a)が下方
に引き寄せられ、それによって、回動カム板(9)のさら
なる回動が許容され、その1つの引出(4)を引き出せる
ようになっている。なお、索条(10)には、ワイヤの他
に、紐もある。
れた回動カム板(9)は、図2に示すように、回動端(9a)
が回動中心軸(48)より上方に位置するデットポイントを
越えた状態になって、索条(10)の上端(10a)を引き下げ
た状態に保持する。また、回動カム板(9)がデットポイ
ントを越えた状態になっているため、突子(7)が係合す
る切込(49)は、引き出された引出を押込むとき、突子
(7)を受け入れることができる向きに向いたまま保持さ
れている。
すると、その引出(4)の突子(7)が、その引出(4)に対
応する回動カム板(9)を各々回動させて、索条(10)を前
方へ撓ませようとするが、索条(10)の上端(10a)の移動
量が、引出(4)を1つ引き出したときの移動量よりも大
となるため、基板(8)上のスッパー(41)にその上端(10
a)が当接して、回動カム板(9)のさらなる回動が阻止さ
れ、同時に2つ以上の引出(4)を引き出せないようにな
っている。
上の枠体(11)内の上下動駒(12)に接続され、下端(10a)
は、基板(8)の下端部に固定されている。上下動駒(12)
は、枠体(11)内に上下動可能に設けられて、スプリング
(13)によって常時上方に付勢されている。このため、索
条(10)は、常時、上方に引っ張られた牽引状態にある。
枠体(11)と上下動駒(12)は、ダイキャスト製品である。
側板(5)の内壁(5a)と、引出(4)との間の狭い空間に設
けられることが多い。このため、回動カム板(9)は、支
持レール(3)より上方の、支持レール(3)の左右方向の
厚みによって形成された空間内に収められている。ま
た、索条(10)が、支持レール(3)に接触して、回動カム
板(9)の回動を阻止する恐れがある。
と対応する位置には、索条(10)の太さより突出量が大の
突起(14)(15)が引出側に突設されており、この突起(14)
(15)が支持レール(3)に接触することによって、基板
(8)と支持レール(3)との間に索条(10)が挿通しうる空
間が確保され、索条(10)と支持レール(3)との接触が回
避されている。
知のいわゆるサスペンションであって、前後方向を向い
て、箱体(2)の側板(5)の内壁(5a)に取付けられる案内
レール(16)と、引出(4)に設けられた走行レール(17)
と、案内レール(16)内に鋼球(図示省略)を介して取付
けられ、かつ、上記鋼球とは異なる他の鋼球(図示省
略)を介して走行レール(17)に係合する中間レール(18)
とを備えている。
a)と、受け止め片(5b)と、内壁(5a)に形成された切り起
し(19)とによって、前後方向の位置が規制されて、その
内壁(5a)に係止されている。
出(4)の外側面(4a)に向かって内側端が開口し、かつそ
の開口端部に引出(4)の外側面(4a)への取付部(後述す
る突片(24)(25)(26)、ストッパ片(28)等)を有する中空
状の突子支持体(21)の外側端に一体的に形成されてい
る。より詳しくは、弾性を有する合成樹脂材料により形
成した突子支持体(21)における閉塞された外側端面(50)
に、側面視コ字状のスリット(23)を形成することによ
り、前方を向く弾性舌片(22)を切り出して形成し、その
弾性舌片(22)の前端部外側面に、前端面を垂直な平削面
としたほぼ半円状の突子(7)を連設している。
支持体(21)に設けたことにより、またその弾性舌片(22)
の先端部に設けたことにより、突子(7)が回動カム板
(9)に当接したときの衝撃を緩和することができる。
は、3つの突片(24)(25)(26)が形成されている。3つの
突片は、引出(4)の外側面(4a)に形成された、互いに対
向する上下1対の鈎形の切り起こし片(27)を受け入れる
部分であり、中間の突片(25)は、切り起こし片(27)の板
厚分だけ、他の突片(24)(26)に対して、左右方向に位置
をずらして突設されている。
側面(4a)に上下方向に互いに平行に配列され、かつ、屈
曲端(27a)同士が互いに向き合って前後方向に向けて突
設されている。突子支持体(21)の上面(21a)と下面(21b)
の各後端には、ストッパー片(28)が形成されている。1
対の切り起こし片(27)の間には、突子支持体(21)の内面
(21c)に当接するほぼ直角三角錐状の突起(29)が突設さ
れている。
2つの突片(24)(26)と中間の突片(25)との間に切り起こ
し片(27)を差し込み、1対の切り起こし片(27)の折曲端
(27a)を突子支持体(21)の上面(21a)と下面(21b)とに接
触させて、突起(29)の直角面(29a)を突子支持体(21)の
内面(21c)に係合させると同時に、ストッパー片(28)を
切り起こし片(27)の後端(27b)に当接させることによっ
て、引出(4)に取り付けられる。この結果、突子支持体
(21)は、左右、上下、前後に位置決めされて引出(4)に
確実に取付けられる。これによって、突子(7)が、引出
(4)に、ワンタッチで取付けられる。
に弾性舌片を形成せず、突子支持体の外側端の厚みを、
突子が回動カム板に係合したとき撓み可能な厚さに設定
し、その部分に突子を設けてもよい。
ム板に勢いよく係合したとき、中空箱状の突子支持体が
撓んで、係合したときの衝撃を吸収するため、突子の損
傷や、引出からの脱落を防止して、同時引き出し防止装
置の動作を確実に行なわせることができる。
持体の外側端面に切り出して形成した舌片に突設する
と、突子の支持部により可撓性を持たせて、係合したと
きの衝撃をより効果的に吸収することができ、突子の損
傷や、引出からの脱落を防止して、同時引き出し防止装
置の動作を確実に行なわせることができる。
側端に1対の外向きの突片を設け、該突片を、引出の外
側面に設けた互いに対向する1対の鈎形の切り起こし片
に係合させることにより、突子支持体を引出の外側面に
取付けると、突子支持体を、引出の外側面に簡単かつ確
実に取り付けることができる。
端部に突設したストッパー片を、引出の切り起こし片の
一端に当接し、かつ引出の外側面に突設した突起を、突
起支持体の他端部の内側面に係合させることにより、突
起支持体を切り起こし片の長手方向に抜け止めすると、
突起支持体が、切り起こし片に対して長手方向に位置決
めされるとともに、切り起こし片から抜け止めされ、突
子の支持がより確実となる。
と、突子支持体が装着される引出の側面の一部分との斜
視図である。
ある。
面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 キャビネットの箱体内に多段状に配設さ
れた複数の引出の側面に突子をそれぞれ設け、いずれか
の引出を引き出すことにより、その引出の側面の突子
が、箱体の内側面に設けられた作動部材を、他の引出の
突子の前方への移動を阻止するブロック位置に移動さ
せ、かつ前記引き出された引出を元に戻すことにより、
その引出の側面の突子が、前記作動部材を、他の引出の
突子の前方への移動を許容する解除位置へ移動させるよ
うしたキャビネットの同時引き出し防止装置において、 前記突子を、引出の外側面に向かって内側端が開口し、
かつその開口端部に引出の外側面への取付部を有する中
空箱状の突子支持体における閉塞された外側端に一体的
に突設したことを特徴とするキャビネットの同時引き出
し防止装置。 - 【請求項2】 突子を、突子支持体の外側端面に切り出
して形成した舌片に突設した請求項1記載のキャビネッ
トの同時引き出し防止装置。 - 【請求項3】 突起支持体の内側端に1対の外向きの突
片を設け、該突片を、引出の外側面に設けた互いに対向
する1対の鈎形の切り起こし片に係合させることによ
り、突子支持体を引出の外側面に取付けた請求項1また
は2記載のキャビネットの同時引き出し防止装置。 - 【請求項4】 突起支持体の一端部に突設したストッパ
ー片を、引出の切り起こし片の一端に当接し、かつ引出
の外側面に突設した突起を、突起支持体の他端部の内側
面に係合させることにより、突起支持体を切り起こし片
の長手方向に抜け止めした請求項3記載のキャビネット
の同時引き出し防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14049797A JP3443761B2 (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | キャビネットの同時引き出し防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP14049797A JP3443761B2 (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | キャビネットの同時引き出し防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10327953A true JPH10327953A (ja) | 1998-12-15 |
JP3443761B2 JP3443761B2 (ja) | 2003-09-08 |
Family
ID=15270013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP14049797A Expired - Fee Related JP3443761B2 (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | キャビネットの同時引き出し防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3443761B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009112481A (ja) * | 2007-11-05 | 2009-05-28 | Kokuyo Co Ltd | 引出のロック装置 |
JP2019195532A (ja) * | 2018-05-10 | 2019-11-14 | サーモス株式会社 | 食器具携帯用ケース |
CN112932119A (zh) * | 2021-03-17 | 2021-06-11 | 金竣企业股份有限公司 | 附加缓冲功能的抽屉滑轨互锁装置 |
-
1997
- 1997-05-29 JP JP14049797A patent/JP3443761B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN112932119A (zh) * | 2021-03-17 | 2021-06-11 | 金竣企业股份有限公司 | 附加缓冲功能的抽屉滑轨互锁装置 |
CN112932119B (zh) * | 2021-03-17 | 2022-06-14 | 金竣企业股份有限公司 | 附加缓冲功能的抽屉滑轨互锁装置 |
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JP3443761B2 (ja) | 2003-09-08 |
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