JPH10327637A - 粉粒体繰出し装置 - Google Patents

粉粒体繰出し装置

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JPH10327637A
JPH10327637A JP13986497A JP13986497A JPH10327637A JP H10327637 A JPH10327637 A JP H10327637A JP 13986497 A JP13986497 A JP 13986497A JP 13986497 A JP13986497 A JP 13986497A JP H10327637 A JPH10327637 A JP H10327637A
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JP
Japan
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roll
feeding
powder
fertilizer
arm
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JP13986497A
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English (en)
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Yutaka Takao
裕 高尾
Yoshiaki Sonoda
義昭 園田
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肥料の繰出し量調節を簡単に行えるようにす
る。 【解決手段】 ホッパ18下方に配置された繰出しロー
ル25の回転に伴って肥料を下方に繰出すように構成さ
れて施肥装置において、繰出しロール25を回転軸芯方
向で3箇所の部分凹部47,47,49に仕切るリング
状隔壁50を装備し、ホッパ18から落下供給されてく
る肥料を、3箇所の部分凹部47,47,49のうちの
いずれか1個又は複数個に選択して案内する選択案内手
段Bを設ける。選択案内手段Bを、左右にスライド移動
可能な蓋板51で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、田植機に搭載され
る施肥装置等に好適な粉粒体繰出し装置に係り、詳しく
は、繰出し量調節構造の簡素化技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来における繰出し量調節構造は、特開
平5‐103520号公報(特に図4)に示されたもの
のように、軸方向の位置が固定された状態で回転する固
定ロールと、軸方向に移動可能な可動ロールとを嵌合さ
せて繰出しロールを構成し、可動ロールの軸方向位置を
スライド調節することにより、繰出し量を増減調節する
ものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば田植機の施肥装
置では、繰出し機構には植付装置の伝動系からの動力を
入力してあり、株間変速を行って植付装置の駆動速度を
変えると肥料の繰出し量も同調して変化するが、適切な
施肥量は圃場面積によって決定されるものであるため、
株間変速を行う毎に繰出し量調節も行うことが必要であ
る。上記従来構造では、固定ロールと可動ロールとの軸
方向の距離を螺合構造で調節させるので、無段階に繰出
し量の調節が行えて、適切な繰り出し量を比較的正確に
維持し易い利点を有している。
【0004】そして、株間変速に対応した繰出し量を得
るために、株間速度と繰出し量との関係を示した目安グ
ラフ等をホッパ側面に表示する等しているが、調節ノブ
やハンドルを回しての合わせ操作が煩わしいものである
とともに、慣れていない作業者は操作を間違え易いもの
でもあり、改善の余地が残されていた。本発明の目的
は、粉粒体の繰出し量調節を簡単に行えるようにする点
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕第1発明は、外周に粉粒体入り込み用の凹部が
形成された繰出しロールを、粉粒体貯留用ホッパの排出
口下方に配置し、繰出しロールの回転に伴って凹部に入
り込んだ粉粒体を該繰出しロール下方に繰出すように構
成してある粉粒体繰出し装置において、凹部を回転軸芯
方向で複数に仕切るリング状隔壁を繰出しロールに装備
して複数の繰出しロール部分を形成するとともに、排出
口から落下供給されてくる粉粒体を、複数の繰出しロー
ル部分のうちのいずれか1個又は複数個に選択して案内
する選択案内手段を設けてあることを特徴とする。
【0006】第2発明は、第1発明において、繰出しロ
ールにワンウェイクラッチを介して連動された受動アー
ムと、駆動回転される回転アームとを連動ロッドで連動
連結し、回転アームの回転に伴う受動アームの往復揺動
移動によって繰出しロールを一定方向に回転するように
構成するとともに、連動ロッドと受動アームとの連結箇
所を、受動アームの半径方向に位置調節可能に構成して
あることを特徴とする。
【0007】第3発明は、第1又は第2発明において、
選択案内手段を、複数の繰出しロール部分のうちのいず
れか1個又は複数個を選択して覆う蓋部材を備えること
で構成してあることを特徴とする。
【0008】第4発明は、第3発明において、蓋部材
で、複数の繰出しロール部分の全てを覆うことが可能に
構成してあることを特徴とする。
【0009】〔作用〕請求項1の構成によれば、繰出し
ロールを軸方向で仕切って複数の繰出しロール部分を形
成し、選択案内手段によってそのうちの1個又は複数を
選択して、その選択された繰出しロール部分の凹部に粉
粒体を入り込ませるのである。例えば、繰出しロールを
3個の繰出しロール部分に仕切り、一端の第1ロール部
分にのみ粉粒体を案内する第1状態、その第1ロール部
分とその隣の第2ロール部分にのみ粉粒体を案内する第
2状態、3つのロール部分全てに粉粒体を案内する第3
状態といった具合になり、言わば有段階調節式となるの
である。
【0010】前述したように、施肥量は圃場面積に対し
て決めるものであるが、相当精密に調節しなければなら
ないというものではなく、実際にはおおよそ合致してい
れば足りるものである。そして、株間変速装置はギヤ咬
合式などの有段階的なものであるから、4段の株間変速
に対応して4箇所の繰出しロール部分に仕切るとか、6
段の株間変速に対して3箇所の繰出しロール部分に仕切
るといった具合に、繰出し量を有段階調節としても、面
積当たりの適正施肥量の範囲内に収めることが可能であ
る。
【0011】つまり、株間変速を1段速くすれば操作ノ
ブを正方向に90度回し、1段遅くすれば操作ノブを負
方向に90度回すといった具合の単純な操作で済むよう
になる。以上の検討により、繰り出し量調節操作を有段
階式にできたので、従来のように目安グラフを見ながら
回動操作する無段階式のものに比べて、繰出し量の調節
操作を簡単に行えるようになった。
【0012】請求項2の構成によれば、連動ロッドによ
って動力伝達するに当たり、駆動側の回転するアームに
対して、繰出し機構側の受動アームを、ワンウェイクラ
ッチを介して往復揺動するものに構成し、かつ、連動ロ
ッドと受動アームとの連結箇所の位置を半径方向に調節
できるようにしたものである。この構造によれば、ワン
ウェイクラッチの機能により、繰出しロールは一定方向
に回転駆動できて、繰出し機構を機能させることができ
るとともに、連動ロッドと受動アームとの連結箇所の位
置調節によって、回転アームの1回転による受動アーム
の揺動量、すなわち繰出し量を調節することが可能にな
る。
【0013】つまり、前述したように、操作簡単な有段
階調節構造を採りながらも、連動ロッド部分の調節によ
って繰出し量調節の微調節が可能になるのである。従来
のものでは、受動アームも回転する構造であり、回転ア
ームの回転に対する繰出しロールの駆動速度は一義的に
決まってしまうものであったため、本請求項のもののよ
うに、ワンウェイクラッチを用いて受動アームを揺動式
とすることにより、伝動部分での繰出し量調節を可能に
できた。
【0014】請求項3の構成によれば、有段階調節構造
とするための選択案内手段を、繰出しロール部分に対す
る蓋部材で構成してあり、簡単で廉価なもので済むよう
になる。
【0015】請求項4の構成では、上記蓋部材で繰出し
ロール部分の全てを覆うこと、すなわち、繰出しを停止
させることができるものである。これによれば、施肥し
ない田植え作業や、6条用田植機で5条分の施肥を伴う
苗植付を行う端数条植え作業等に好適なものであり、各
繰出し機構毎に伝動を断続するクラッチを設けなくて済
むようになる。
【0016】〔効果〕請求項1〜4のいずれに記載の粉
粒体繰出し装置でも、(イ)繰出し量調節操作を有段階
調節式に構成することにより、従来の無段階調節式のも
のに比べて、繰出し量の調節操作の簡単化を図ることが
できた。
【0017】請求項2に記載の粉粒体繰出し装置では、
ワンウェイクラッチを介しての揺動アームで繰出しロー
ルを回転させる構造の採用により、上記効果(イ)を有
しながらも、比較的きめ細かい調節が行える利点があ
る。
【0018】請求項3に記載の粉粒体繰出し装置では、
蓋部材によって構造簡単で廉価に選択案内手段を構成で
きる利点がある。
【0019】請求項4に記載の粉粒体繰出し装置では、
蓋部材で繰出し停止も行えるので専用のクラッチが不要
であり、伝動構造を簡単で廉価に構成できる利点があ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1に示すように、左右一対の
前輪1及び後輪2を備えた乗用型の走行機体の後方にリ
ンク機構3を介して植付部である苗植付装置4が昇降自
在に連結され、苗植付装置4の前方側であり、かつ、運
転座席67の直後となる位置に施肥装置Aを装備して粉
粒体繰出し装置の一例である施肥装置付きの田植機を構
成してある。
【0021】この田植機は、走行機体のボンネット5内
に搭載したエンジンEの動力が、前伝動ケース6を介し
て前輪1に伝達されるとともに、走行系伝動軸7及び後
伝動ケース8を介して後輪2に伝達される四輪駆動型で
あり、搭乗運転部9の操縦ハンドル10の操作で左右前
輪1を操舵するように構成してある。又、前伝動ケース
6から植付系伝動軸であるPTO軸11を後方に向けて
延設してあり、そのPTO軸11から苗植付装置4に動
力を伝達することにより、圃場内を走行しながら苗植付
け作業を行えるように構成してある。
【0022】苗植付装置4は、昇降用の油圧シリンダ1
2の伸縮操作に伴って、下端部が圃場面に接地する苗植
付け用の作業位置と、大きく上方に移動する上昇位置と
に亘って昇降操作自在である。そして、リンク機構3に
連結支持される植付部フレーム13に対して車体横幅方
向に沿って設定ピッチで往復横移動する苗のせ台14、
苗のせ台14に載置された植付け対象苗の下端部から一
株ずつ苗を取出して圃場に植付ける複数(6個)の植付
機構15、圃場に接地しながら泥面を整地する接地フロ
ート58等を備えた6条植え形式に構成してある。
【0023】苗載台14の苗載置部には、横移動ストロ
ークエンドにおいて載置している苗を植付機構15に向
けて設定量ずつ送り出す縦送り装置16が各植付条毎に
設けられている。この縦送り装置16は、上下一対のプ
ーリに亘って突起付きベルトが巻回され、下方側のプー
リがストロークエンドにおいて接当作用により、所定量
ずつ回動操作されるように構成されている。
【0024】又、この縦送り装置16には、構造は詳述
しないが、2条毎に縦送り作動を行う状態と作動を停止
する状態とに切り換え自在な縦送りクラッチが設けられ
ている。そして、接地フロート58には、各植付条にお
ける苗の植付け部位に隣接する夫々の箇所において、接
地面よりも下方側に向けて泥土層に入り込み、泥面上に
肥料を供給する為の溝を形成する作溝器17を設けてあ
る。
【0025】次に、施肥装置Aについて説明する。図2
に示すように、施肥装置Aは、粉粒状の肥料を貯溜する
肥料ホッパ18と、そこからの肥料を所定量ずつ繰り出
す繰出し機構19と、繰り出された肥料を苗植付装置4
の作溝器17に向けて送る施肥ホース21とを備えて構
成してある。繰出し機構19は、肥料ホッパ18の漏斗
部の下方に位置して、各植付条に対応して複数(6個)
設けてある。各繰出し機構19から繰り出された肥料
を、ブロア20の送風によって、施肥ホース21を通し
て各作溝器17に向けて各別に強制移送するように構成
してある。
【0026】図2〜図5に示すように、繰出し機構19
は、ケーシング22の内部に、肥料ホッパ18の底部開
口部分に臨む状態で、繰出し軸23に一体回動状態で外
嵌され、かつ、外周に所定ピッチをあけて複数の肥料入
り込み用の凹部24が形成された繰出しロール25を設
けて構成されている。そして、繰出し回転体25の回転
に伴って凹部24内に貯められた肥料が、下方に位置す
るロート部26に流下案内されるように構成してある。
尚、27は、ホッパ18からの肥料を繰出しロール25
に導く位置と、排出口54に導く位置とに亘ってガイド
板27aを切換えるための切換レバーである。
【0027】複数の各繰出し機構19における各ケーシ
ング22を、機体フレームFから固定立設された縦フレ
ーム29によって支持され、車体横方向に延設された横
フレーム30に対して固定支持してある。繰出し軸23
は、繰出し機構19毎に繰出しロール25が一体的に回
動可能に設けてあり、受動アーム34によって繰出し軸
23が回動するように連動連結してある。尚、各繰出し
機構19毎に短い繰出し軸23を計6個設け、4個のカ
ップリングと1個の受動アーム34とによって各繰出し
軸23を連動連結させる構造でも良い。
【0028】繰出しロール25には、凹部24を形成す
るための3個の第1,第2ギヤリング47,47、及び
第3ギヤリング49と、その凹部24を回転軸芯方向で
3個に仕切る3個のリング状隔壁50とが外嵌装備され
ており、それによって3箇所の繰出しロール部分25
a,25b,25cを形成してある。つまり、凹部24
は各ギヤリング(繰出しロール部分の一例)47,4
7,49の多数の溝部分のことである。そして、ホッパ
18から落下供給されてくる肥料を、3箇所の繰出しロ
ール部分25a,25b,25cのうちのいずれか1個
又は複数個に選択して案内する選択案内手段Bを設けて
ある。
【0029】すなわち、ケーシング22に操作軸52を
左右スライド可能に支承し、その操作軸52先端に側面
視で円弧状の蓋板(蓋部材の一例)51を固定して選択
案内手段Bを構成してある。蓋板51はケーシング22
におけるホッパからの肥料の通過ケース部分22A内に
突出されており、繰出しロール25に対する肥料供給路
を絞る機能を備えている。図4に示す状態は、操作軸5
2を第1位置イに操作した少量施肥状態であり、第2及
び第3ギヤリング47,49の各上面部は蓋板51で閉
塞され、ホッパ18からの肥料は第1ギヤリング47の
凹部24のみに供給される。
【0030】操作軸52を第2位置ロに操作すると、蓋
板51が第3ギヤリング49の上面部のみ覆い、ホッパ
18からの肥料が第1及び第2ギヤリング47,47夫
々の凹部24に供給される中量施肥状態が現出される。
そして、操作軸52を第3位置ハに操作すると、蓋板5
1が通過ケース部分22Aから完全に退避し、3個のギ
ヤリング47,47,49が全部開放された大量施肥状
態となる。つまり、選択案内手段Bの操作により、施肥
量を3段階に調節できるのである。
【0031】図1,図4に示すように、各操作軸52端
には操作ロッド53が装備され、6個の操作ロッド53
は、左右に長い連動ロッド55と一体スライドするよう
に係合されている。従って、連動ロッド55端の操作ノ
ブ56を持っての押引き操作により、6個の繰出し機構
19の繰出し量調節を同時に行えるようにしてある。
尚、各ギヤリング47,47,49、及び各隔壁50
は、いずれも繰出しロール25の一端からの抜き差しに
よって装着及び離脱が可能である。
【0032】繰出し機構19の駆動構成について説明す
る。前述した受動アーム34の基端部にワンウェイクラ
ッチ33を設け、そのワンウェイクラッチ33に繰出し
軸23を連動連結してある。受動アーム34と、ベベル
ギア機構28を介してPTO軸11で回転駆動される横
向き伝動軸35に取付られた回転アーム36とを連動ロ
ッド37で枢支連結してあり、回転アーム36の回転に
伴う操作アーム34の揺動移動を、ワンウェイクラッチ
33によって繰出し軸23を所定方向にのみ間欠的に回
転駆動するようにしてある。
【0033】そして、各繰出し軸23には、繰出しロー
ル25への動力を断続する施肥クラッチ38を設けてあ
る。施肥クラッチ38は、図4,図5に示すように、繰
出し軸23に相対回転自在に外嵌された繰出しロール2
5と、繰出し軸23に一体回動状態に外嵌されたクラッ
チ回転体39と、クラッチ回転体39を繰出しロール2
5側に向けて付勢するバネ40とで構成されている。そ
して、クラッチ回転体39に作用するシフター44を取
付けたシフト軸46を後方に取出し、そこに操作ワイヤ
42で操作されるクラッチアーム41を装着してある。
【0034】操作ワイヤ42を操作しない自由状態で
は、バネ40の付勢力によって繰出しロール25とクラ
ッチ回転体39とが側面咬合したクラッチ入り状態に維
持されている。そして、操作ワイヤ42を引き操作すれ
ば、シフター44がクラッチ回転体39をバネ40側に
強制スライドさせて、繰出しロール25とクラッチ回転
体39との咬合が解除されたクラッチ切り状態を現出す
ることができる。尚、操作ワイヤ42は、横フレーム3
0に設けられた支持部30aに対して支持されている。
【0035】図5に示すように、連動ロッド37と受動
アーム34との連結箇所を、受動アーム34の半径方向
に位置調節可能とする調節機構Cを設けてある。すなわ
ち、連動ロッド37先端に相対回動自在なピン57を支
承するとともに、受動アーム34先端側に、蝶ネジ59
移動用の長溝60が形成されたラック部61を形成し、
蝶ネジ59の操作でその先端に嵌合されるピン57をラ
ック部61に締付け可能にして調節機構Cを構成してあ
る。
【0036】つまり、蝶ネジ59の操作により、ピン5
7の位置をラック部61の任意の位置に付け替え自在で
あり、受動アーム34のアーム比を広い範囲に亘って微
調節できるようにしてある。前述した第1〜第3ギヤリ
ング47,47,49の幅の比は1:1:2に設定され
ているが、この調節機構Cによるアーム比調節により、
有段階ではあるが施肥量を連続的に増減調節できるよう
にしてあり、圃場条件や肥料及び作物の種類によって異
なる肥料供給量に対応可能である。
【0037】図2に示すように、ケーシング22の前方
側に丸筒状の送風パイプ45を、その長手方向が車体横
幅方向に沿う状態で配置し、かつ、両端側にて支持ブラ
ケット46を介して横フレーム30に支持される状態で
設けてあり、送風パイプ45の横一側端部に備えたブロ
ア20の風が送風パイプ45内部に供給されるようにな
っている。そして、ロート部26の後部に施肥ホース2
1を差し込み装着するとともに、ロート部26の前部は
送風パイプ45内に貫通配備してあり、繰出しロール2
5によって下方のロート部26に繰り出されて来た肥料
は、送風パイプ45からの送風によって強制的に施肥ホ
ース21を通して作溝器17に風力移送されて行くので
ある。
【0038】各排出口54の夫々には、排出される肥料
を機体前方下方に向けて案内排出する排出管路48を連
通接続してある。
【0039】〔別実施形態〕図6に示すように、ケーシ
ング22における操作軸52の嵌合長を長くして、操作
軸52及び蓋板51の左右長さを長くし、3個のギヤリ
ング47,47,49上方を全て覆うようにして、通過
ケース部分22Aを閉塞可能な選択案内手段Bを構成し
ても良い。この構造では、繰出しロール25を回転駆動
した状態でも、選択案内手段Bの操作で肥料供給を停止
できるので、繰出し軸23に構成された施肥クラッチ3
8を省略可能となる利点がある。
【0040】前述した実施形態では、直接繰出し軸23
に受動アーム34を装備するものであるが、従来のよう
に、各繰出し軸23にギヤ咬合する共通の中継軸を1本
設け、その中継軸に受動アーム34を取付ける構造でも
良い。
【0041】一対の蓋部材51,51を左右から夫々出
退可能に配備し、繰出しロール25の中央の凹部24か
ら横側方にかけて開け閉めする略シャッター構造の選択
案内手段Bでも良い。又、各ギヤリング47,47,4
9、及び各隔壁50を、繰出しロール25に一体形成し
ても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の全体側面図
【図2】施肥装置の背面図
【図3】繰出しロールの形状を示す施肥装置の側面図
【図4】施肥量の調節構造を示す繰出し機構部分の縦断
正面図
【図5】受動アームと連動ロッドとの連結構造を示す側
面図
【図6】施肥量の別調節構造を示す縦断正面図
【符号の説明】
18 ホッパ 24 凹部 25 繰出しロール 33 肥料載台 34 受動アーム 36 回転アーム 37 連動ロッド 47,49 繰出しロール部分 50 リング状隔壁 51 蓋部材 B 選択案内手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に粉粒体入り込み用の凹部が形成さ
    れた繰出しロールを、粉粒体貯留用ホッパの排出口下方
    に配置し、前記繰出しロールの回転に伴って前記凹部に
    入り込んだ粉粒体を該繰出しロール下方に繰出すように
    構成してある粉粒体繰出し装置であって、 前記凹部を回転軸芯方向で複数に仕切るリング状隔壁を
    前記繰出しロールに装備して複数の繰出しロール部分を
    形成するとともに、前記排出口から落下供給されてくる
    粉粒体を、複数の前記繰出しロール部分のうちのいずれ
    か1個又は複数個に選択して案内する選択案内手段を設
    けてある粉粒体繰出し装置。
  2. 【請求項2】 前記繰出しロールにワンウェイクラッチ
    を介して連動された受動アームと、駆動回転される回転
    アームとを連動ロッドで連動連結し、前記回転アームの
    回転に伴う前記受動アームの往復揺動移動によって前記
    繰出しロールを一定方向に回転するように構成するとと
    もに、 前記連動ロッドと前記受動アームとの連結箇所を、前記
    受動アームの半径方向に位置調節可能に構成してある請
    求項1に記載の粉粒体繰出し装置。
  3. 【請求項3】 前記選択案内手段を、複数の前記繰出し
    ロール部分のうちのいずれか1個又は複数個を選択して
    覆う蓋部材を備えることで構成してある請求項1又は2
    に記載の粉粒体繰出し装置。
  4. 【請求項4】 前記蓋部材で、複数の前記繰出しロール
    部分の全てを覆うことが可能に構成されている請求項3
    に記載の粉粒体繰出し装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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