JPH10326724A - 複合フィルムコンデンサ - Google Patents

複合フィルムコンデンサ

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JPH10326724A
JPH10326724A JP13639797A JP13639797A JPH10326724A JP H10326724 A JPH10326724 A JP H10326724A JP 13639797 A JP13639797 A JP 13639797A JP 13639797 A JP13639797 A JP 13639797A JP H10326724 A JPH10326724 A JP H10326724A
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dielectric film
capacitor
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film
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Yoshiyuki Nagaoka
美行 長岡
Kunio Oshima
邦雄 大嶋
康輝 ▲たか▼田
Yasuteru Takada
Junichiro Hiratsuka
純一郎 平塚
Toshifumi Ichiie
敏文 一家
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラウン管(CRT)を使用するディスプレ
イのダブルフォーカス回路等、耐電圧が数kV以上必要
なコンデンサを複数個使用する回路において、1個のコ
ンデンサ素子の中に互いに絶縁された2個の高耐圧コン
デンサを有する複合フィルムコンデンサを提供する。 【解決手段】 帯状の誘電体フィルム1、例えばポリエ
ステルフィルム上にアルミニウム等の金属電極2を、蒸
着等によって誘電体フィルム1の長さ方向の絶縁部3及
び幅方向の絶縁部4により互いに絶縁して複数形成す
る。さらに誘電体フィルム5についても誘電体フィルム
1と同様に複数の金属電極を形成し、誘電体フィルム1
の面の電極が誘電体フィルム5の面に配置された長さ方
向に隣合う2つの電極と重なり合って対向するように重
ね合わせて、長さ方向にロール状に巻回してコンデンサ
素子を形成し、長さ方向の両端の電極より端子6〜9を
引き出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラウン管(以下
CRT)を使用するディスプレイの高圧回路等に使用さ
れる高圧用フィルムコンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、耐電圧が数kV以上必要なコンデ
ンサを複数個使用する回路、例えばCRTを使用するデ
ィスプレイのダブルフォーカス回路には、10〜15k
V程度の耐電圧を有し、静電容量が100〜1000p
Fのコンデンサを2個用意し、1個ずつ別々にホルダー
等で固定して回路に接続し組み立てが行われており、部
品点数を削減して、生産性を向上する上で問題となって
いた。
【0003】そのため、従来より1個のコンデンサ素子
の中に、複数個のコンデンサ素子を持つ高圧用の複合コ
ンデンサが考案されてきており、特公平7−46667
号公報に開示されている。その構造を図5に、また同等
価回路を図6に、同外観を図7に示しており、誘電体フ
ィルム1の長さ方向に複数のコンデンサ要素が直列に接
続されるように金属電極2aを配置し、この金属電極2
a上に誘電体フィルム1を形成し、この誘電体フィルム
1を介して隣り合う金属電極2aと重なるように金属電
極2bを形成する。そして金属電極2bの内、両端と任
意の中間電極から端子を引き出すことで、図6に示すよ
うな2個の高耐圧コンデンサを有する複合コンデンサを
構成している。図7は、このように構成したものを巻回
しでコンデンサにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、1個のコンデンサ素子に含まれる2個
の高耐圧コンデンサは、中間電極が共通であるため、前
記ダブルフォーカス回路用のように、2個のコンデンサ
が独立した回路に接続され共通端子がない場合は使用で
きない欠点があった。
【0005】本発明は、このように共通端子がなく独立
した回路にも使用できる複合フィルコンデンサを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の複合フィルムコ
ンデンサは、誘電体フィルムの両面に配置する電極を、
長さ方向の絶縁部により幅方向に2分割し、それぞれの
電極を用いて長さ方向にコンデンサを形成することによ
って、互いに絶縁された2個のコンデンサを得ることが
でき、これにより共通端子がなく独立した回路にも使用
できる複合フィルコンデンサを提供することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、誘電体フィルムの両面に配置する電極を、長さ方向
の絶縁部によって幅方向に2分割し、且つそれぞれの電
極は、誘電体フィルムの長さ方向に互いに絶縁された複
数の電極から構成され、誘電体フィルムの一方の面の電
極が他方の面に配置された長さ方向に隣合う2つの電極
と重なり合って対向するように配置してコンデンサ素子
を形成し、長さ方向の両端の電極より端子を引き出した
ものであり、1個のコンデンサ素子の中に互いに絶縁さ
れた2個の高耐圧コンデンサを有する複合フィルムコン
デンサを得ることができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、前記長さ方向の
絶縁部の誘電体フィルムに貫通孔がある請求項1記載の
複合フィルムコンデンサであり、貫通孔によって含浸剤
の侵入を容易とし絶縁部の絶縁耐圧を高めることで、2
個のコンデンサ間の絶縁耐圧を高くする作用を有する。
【0009】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図4を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の複合フィルムコンデン
サの構造図である。同図において、帯状の誘電体フィル
ム1、例えばポリエステルフィルム上にアルミニウム等
の金属電極2を、蒸着等によって誘電体フィルム1の長
さ方向の絶縁部3及び幅方向の絶縁部4により互いに絶
縁して複数形成する。さらに誘電体フィルム5について
も誘電体フィルム1と同様に複数の金属電極2を形成
し、誘電体フィルム1の面の電極が誘電体フィルム5の
面に配置された長さ方向に隣合う2つの電極と重なり合
って対向するように重ね合わせて、長さ方向にロール状
に巻回してコンデンサ素子を形成し、長さ方向の両端の
電極より端子6〜9を引き出し複合フィルムコンデンサ
を構成する。この構成により端子6と端子7の間及び端
子8と端子9の間には、図2に示す等価回路のように複
数のコンデンサ要素C1〜Cnが直列接続された高耐圧
コンデンサが得られ、1個のコンデンサ素子の中に互い
に絶縁された2個の高耐圧コンデンサを有する複合フィ
ルムコンデンサを得ることができる。図3はロール状に
巻回した本発明の複合フィルムコンデンサの外観図であ
る。
【0010】(実施の形態2)図4は本発明の請求項2
に記載の複合フィルムコンデンサの構造図である。同図
において、誘電体フィルム1及び5の長さ方向の絶縁部
3に貫通孔10を設けている。この構成により、ロール
状に巻回した後エポキシ樹脂等の含浸剤に浸せきするこ
とによって、含浸剤は貫通孔を通して容易に絶縁部3に
侵入し絶縁部3の絶縁耐圧を高めることで、2個のコン
デンサ間の絶縁耐圧を高くする作用を有する。
【0011】なお、以上の説明では、誘電体フィルムを
ポリエステルフィルムとしたが、ポリプロピレン、ポリ
エチレンナフタレートフィルム等も同様に使用でき限定
するものではない。
【0012】また、誘電体フィルムは電極間に1枚で説
明したが、複数枚重ねても同様に実施可能である。
【0013】また、誘電体フィルム上に形成する金属電
極は金属箔も同様に使用でき、特に端子を接続する電極
にのみ金属箔を用いその他を蒸着電極とする構成が信頼
性の向上には好ましい。
【0014】また、図1の金属電極のX、Yの寸法を任
意に設定することによって2個のコンデンサの静電容量
を任意に得ることができる。
【0015】
【発明の効果】以上の本発明によれば、1個のコンデン
サ素子の中に互いに絶縁された2個の高耐圧コンデンサ
を有する複合フィルムコンデンサを得ることができ、使
用回路での部品点数を削減して、生産性向上ができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による複合フィルムコン
デンサを示す構造図
【図2】本発明の一実施の形態による複合フィルムコン
デンサの等価回路図
【図3】本発明の一実施の形態による複合フィルムコン
デンサの外観図
【図4】請求項2に記載の本発明の実施の形態による複
合フィルムコンデンサを示す構造図
【図5】従来の複合フィルムコンデンサの構造図
【図6】従来の複合フィルムコンデンサの等価回路図
【図7】従来の複合フィルムコンデンサの外観図
【符号の説明】
1、5 誘電体フィルム 2 金属電極 3 誘電体フィルムの長さ方向の絶縁部 4 誘電体フィルムの幅方向の絶縁部 6〜9 端子 10 貫通孔 11 金属箔電極 12 リード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平塚 純一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 一家 敏文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】誘電体フィルムの両面に配置する電極を、
    長さ方向の絶縁部によって幅方向に2分割し、且つそれ
    ぞれの電極は、誘電体フィルムの長さ方向に互いに絶縁
    された複数の電極から構成され、誘電体フィルムの一方
    の面の電極が他方の面に配置された長さ方向に隣合う2
    つの電極と重なり合って対向するように配置してコンデ
    ンサ素子を形成し、長さ方向の両端の電極より端子を引
    き出すことで、互いに絶縁された2個のコンデンサを得
    ることを特徴とする複合フィルムコンデンサ。
  2. 【請求項2】前記長さ方向の絶縁部の誘電体フィルムに
    貫通孔がある請求項1記載の複合フィルムコンデンサ。
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