JPH10326097A - 吸音材 - Google Patents

吸音材

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Publication number
JPH10326097A
JPH10326097A JP9366583A JP36658397A JPH10326097A JP H10326097 A JPH10326097 A JP H10326097A JP 9366583 A JP9366583 A JP 9366583A JP 36658397 A JP36658397 A JP 36658397A JP H10326097 A JPH10326097 A JP H10326097A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
end wall
reinforcing
sound absorbing
hollow
Prior art date
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Pending
Application number
JP9366583A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kawai
洋志 川居
Shinya Kinoshita
慎也 木下
Takeshi Satano
健士 佐田野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Megulastik Co Ltd
Original Assignee
Nok Megulastik Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘルムホルツ共振器を形成する中空の箱部3
の強度ないし剛性を高め、もって箱部3が潰れにくい構
造の吸音材1を提供する。 【解決手段】 ヘルムホルツ共鳴器を形成する中空の箱
部3の強度を高める立体構造の補強部7,9をこの箱部
3に設けることにし、またこれに加えて、補強部7,9
に剛材製の線状補強材を挿入することにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、騒音対策の一環と
して車両のエンジンルーム等に用いられる吸音材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から図18および図19に示すよう
に、平板状の遮音材53と組み合わされてヘルムホルツ
共鳴器54を形成する中空の箱部52を多数(図は一つ
のみを示している)備えた樹脂製の吸音材51が知られ
ている(特開平4−225398号公報参照)。
【0003】しかしながらこの吸音材51においては、
箱部52の側壁52aおよび端壁52bがそれぞれ単純
な平板状に成形されている。
【0004】したがってこの吸音材51には、中空の立
体構造として箱部52の強度ないし剛性が不足すること
があるために、当該吸音材51の出荷輸送時または取付
作業時等において外力が作用したときに箱部52が潰れ
ることがあり、箱部52が潰れると、その形状が変わっ
たり容積が減少したりするために、本来の吸音性能が損
なわれる不都合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、箱部の強度ないし剛性を高め、もって箱部が潰れに
くい構造を備えた吸音材を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1による吸音材は、ヘルムホルツ共
鳴器を形成する中空の箱部の強度を高める立体構造の補
強部が、前記箱部に設けられていることにした。
【0007】またこれに加えて、本発明の請求項2によ
る吸音材は、上記した請求項1の吸音材において、補強
部に剛材製の線状補強材が挿入されていることにした。
【0008】上記構成を備えた本発明の請求項1による
吸音材のように、ヘルムホルツ共鳴器を形成する中空の
箱部の強度を高める立体構造の補強部が箱部に設けられ
ていると、この補強部によって箱部の立体構造が複雑化
し、これにより箱部の強度ないし剛性を高めることが可
能となる。補強部は、側壁同士の交差部(角部)、側壁
と端壁の交差部(角部)、側壁もしくは端壁等にビード
状もしくはリブ状等を呈する立体構造として設けられ、
または一つの側壁または端壁を多面化(複数面化)する
ことにより設けられる。
【0009】またこれに加えて、上記構成を備えた本発
明の請求項2による吸音材のように、補強部に剛材製の
線状補強材が挿入されていると、この線状補強材によっ
て箱部の強度ないし剛性を更に高めることが可能とな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施形態を図面に
したがって説明する。
【0011】第一実施形態・・・図1ないし図3に示す
ように、当該実施形態に係る吸音材1は、ポリプロピレ
ン等のポリオレフィン樹脂、ABS樹脂、ポリエチレン
樹脂または塩化ビニル樹脂等の樹脂を成形材料として、
平板状の基板部(平板部または基準平面部とも称する)
2に中空立体状の箱部(レゾネータケースまたは隆起部
とも称する)3を多数(図は一つのみを示している)同
一方向へ向けて一体成形(真空成形)したものである。
【0012】中空立体状の箱部3はそれぞれ平面四角形
の裁頭角錐形を呈していて、四方の斜面状の側壁(側
面、周壁または周面とも称する)4と、この側壁4に一
体成形された平面四角形の端壁(端面、天壁または天面
とも称する)5とを一体に備えており、端壁5の中央
に、平面円形を呈する孔状のオリフィス6が設けられて
いる。端壁5は基板部2に対して平行に成形されている
が、取付空間の制約または音源の方向によっては、平行
でなく傾斜して成形される場合もある(端壁5はこれを
音源に対して正対させるのが好ましい)。
【0013】図1および図2に示したように、各側壁4
と端壁5との交差部であって端壁5の周辺部に、断面略
円弧形ないし断面略半円形を呈する中空のビードよりな
る補強部7が一体成形されている。この補強部7は、各
交差部ないし各周辺の全長に亙って設けられるとともに
四辺分の補強部7がエンドレスに繋っており、これによ
り端壁5の上面に、周囲を全周に亙ってこの補強部7に
より囲まれた相対凹部8が形成されている。補強部7の
ビードは箱部3の上方へ向けて凸に成形されているが、
図4に示すように、交差部を跨ぐように上方突出部7a
および側方突出部7bを備えて、箱部3の上方および側
方へ向けて凸に成形されていても良い。
【0014】また図1および図3に示したように、側壁
4同士の交差部にそれぞれ、同じく断面略円弧形ないし
断面略半円形を呈する中空のビードよりなる補強部9が
一体成形されている。この補強部9は、各交差部の全長
(全高)に亙って設けられており、これによりその上端
部が補強部7に繋がり、その下端部が基板部2に繋って
いる。補強部9のビードは交差部を跨いで側方二方向、
すなわち互いに交差する二面の側壁4それぞれと直交す
る方向へ向けて凸に成形されている。
【0015】上記構成を備えた吸音材1は、平板状を呈
する樹脂製の遮音材10に基板部2を重ね合わせること
により、各箱部3において、空気室12を備えたヘルム
ホルム共鳴器(ヘルムホルツレゾネータとも称する、音
のエネルギーがオリフィス6と空気室12内の空気ばね
で振動して減衰する機構)11を形成し、各ヘルムホル
ツ共鳴器11の面(側壁4および端壁5)を板状吸音材
(板が振動して音のエネルギーを吸収する機構)として
機能させて吸音作用を奏するものであって、上記構成に
より以下の作用効果を奏する点に特徴を有している。
尚、遮音材10は例えばエンジンのアンダーカバーであ
る。
【0016】すなわち各箱部3において、各側壁4と端
壁5との交差部であって端壁5の周辺部に、断面略円弧
形ないし断面略半円形を呈する中空のビードよりなる補
強部7が一体成形されているために、従来のようにこの
角部が単純な平板同士の組み合わせである場合と比較し
て、その強度ないし剛性が高められており、箱部3が潰
れにくくなっている。また側壁4同士の交差部にそれぞ
れ、同じく断面略円弧形ないし断面略半円形を呈する中
空のビードよりなる補強部9が一体成形されているため
に、従来のようにこの角部が単純な平板同士の組み合わ
せである場合と比較して、その強度ないし剛性が高めら
れており、箱部3が潰れにくくなっている。したがって
これらのことから箱部3が潰れにくく、箱部3の形状や
容積(空気室12の体積)が設定どおりに確保され、本
来の吸音性能が維持される。
【0017】また、このように箱部3の角部に断面略円
弧形ないし断面略半円形を呈する中空のビードよりなる
補強部7,9が一体成形されていると、側壁4または端
壁5に対する周辺の拘束力が低下する。したがって側壁
4および端壁5が振動し易くなるために、吸音効果を向
上させることができる(すなわち、箱部3の角部に断面
略円弧形ないし断面略半円形を呈する中空のビードより
なる補強部7,9が一体成形されているために、補強部
7,9とこれに連結された側壁4または端壁5との結合
剛性が、ビードの円弧が広がったり狭まったりするよう
に弾性変形することにより、平面同士の組み合わせの場
合より低くなる。したがって側壁4または端壁5が共振
時に振動するときに、山鳴りに変形せずに、平面である
ことを維持した状態で面全体が平行に振動し易くなる。
したがって側壁4または端壁5がマス(慣性質量体)と
して、より有効に作動し、これにより吸音効果を向上さ
せることができる。このことは特に、全周を補強部7に
より囲まれた端壁5において顕著である)。
【0018】第二実施形態・・・図5ないし図8に示す
ように、当該実施形態に係る吸音材1は、ポリプロピレ
ン等のポリオレフィン樹脂、ABS樹脂、ポリエチレン
樹脂または塩化ビニル樹脂等の樹脂を成形材料として、
平板状の基板部(平板部または基準平面部とも称する)
2に中空立体状の箱部(レゾネータケースまたは隆起部
とも称する)3を多数(図は一つのみを示している)同
一方向へ向けて一体成形(真空成形)したものである。
【0019】中空立体状の箱部3はそれぞれ平面四角形
の裁頭角錐形を呈していて、四方の斜面状の側壁(側
面、周壁または周面とも称する)4と、この側壁4に一
体成形された平面四角形の端壁(端面、天壁または天面
とも称する)5とを一体に備えており、端壁5の中央
に、平面円形を呈する孔状のオリフィス6が設けられて
いる。端壁5は基板部2に対して平行に成形されている
が、取付空間の制約または音源の方向によっては、平行
でなく傾斜して成形される場合もある(端壁5はこれを
音源に対して正対させるのが好ましい)。
【0020】図5および図6に示したように、各側壁4
と端壁5との交差部であって端壁5の周辺部に、断面略
円弧形ないし断面略半円形を呈する中空のビードよりな
る補強部7が一体成形されている。この補強部7は、各
交差部ないし各周辺の全長に亙って設けられるとともに
四辺分の補強部7がエンドレスに繋っており、これによ
り端壁5の上面に、周囲を全周に亙ってこの補強部7に
より囲まれた相対凹部8が形成されている。補強部7の
ビードは箱部3の上方へ向けて凸に成形されているが、
図4に示したように、交差部を跨ぐように上方突出部7
aおよび側方突出部7bを備えて、箱部3の上方および
側方へ向けて凸に成形されていても良い。また図9およ
び図10に示すように、溝状を呈して、箱部3の内部へ
向けて凸に成形されていても良い。
【0021】また図5および図7に示したように、側壁
4同士の交差部にそれぞれ、同じく断面略円弧形ないし
断面略半円形を呈する中空のビードよりなる補強部9が
一体成形されている。この補強部9は、各交差部の全長
(全高)に亙って設けられており、これによりその上端
部が補強部7に繋がり、その下端部が基板部2に繋って
いる。補強部9のビードは交差部を跨いで側方二方向、
すなわち互いに交差する二面の側壁4それぞれと直交す
る方向へ向けて凸に成形されているが、補強部7と同じ
ように図9および図10に示したように、溝状を呈し
て、箱部3の内部へ向けて凸に成形されていても良い。
【0022】上記補強部7,9の内部に、図8に示すよ
うな剛材製の線状補強材13が挿入されている。
【0023】すなわち、この線状補強材13はワイヤ等
の剛性を備えた線材により成形されていて、補強部7の
ビード中空部に挿入される平面四角形のエンドレス部分
13aと、このエンドレス部分13aの四隅に溶接され
るとともに補強部9のビード中空部に挿入される四本の
脚状部分13bとを備えており、脚状部分13bの下端
部13cがそれぞれ、座りを良くするためにエンドレス
部分13aと平行に折り曲げられている。
【0024】上記構成を備えた吸音材1は、平板状を呈
する樹脂製の遮音材10に基板部2を重ね合わせること
により、各箱部3において、空気室12を備えたヘルム
ホルム共鳴器(ヘルムホルツレゾネータとも称する、音
のエネルギーがオリフィス6と空気室12内の空気ばね
で振動して減衰する機構)11を形成し、各ヘルムホル
ツ共鳴器11の面(側壁4および端壁5)を板状吸音材
(板が振動して音のエネルギーを吸収する機構)として
機能させて吸音作用を奏するものであって、上記構成に
より以下の作用効果を奏する点に特徴を有している。
尚、遮音材10は例えばエンジンのアンダーカバーであ
る。
【0025】すなわち各箱部3において、各側壁4と端
壁5との交差部であって端壁5の周辺部に、断面略円弧
形ないし断面略半円形を呈する中空のビードよりなる補
強部7が一体成形されているために、従来のようにこの
角部が単純な平板同士の組み合わせである場合と比較し
て、その強度ないし剛性が高められており、箱部3が潰
れにくくなっている。また側壁4同士の交差部にそれぞ
れ、同じく断面略円弧形ないし断面略半円形を呈する中
空のビードよりなる補強部9が一体成形されているため
に、従来のようにこの角部が単純な平板同士の組み合わ
せである場合と比較して、その強度ないし剛性が高めら
れており、箱部3が潰れにくくなっている。また更に補
強部7,9の内部に剛材製の線状補強材13が挿入され
ているために、補強部7,9の強度ないし剛性が更に高
められており、箱部3が更に潰れにくくなっている。し
たがってこれらのことから箱部3が潰れにくく、箱部3
の形状や容積(空気室12の体積)が設定どおりに確保
され、本来の吸音性能が維持される。
【0026】また、このように箱部3の角部に断面略円
弧形ないし断面略半円形を呈する中空のビードよりなる
補強部7,9が一体成形されていると、側壁4または端
壁5に対する周辺の拘束力が低下する。したがって側壁
4および端壁5が振動し易くなるために、吸音効果を向
上させることができる(すなわち、箱部3の角部に断面
略円弧形ないし断面略半円形を呈する中空のビードより
なる補強部7,9が一体成形されているために、補強部
7,9とこれに連結された側壁4または端壁5との結合
剛性が、ビードの円弧が広がったり狭まったりするよう
に弾性変形することにより、平面同士の組み合わせの場
合より低くなる。したがって側壁4または端壁5が共振
時に振動するときに、山鳴りに変形せずに、平面である
ことを維持した状態で面全体が平行に振動し易くなる。
したがって側壁4または端壁5がマス(慣性質量体)と
して、より有効に作動し、これにより吸音効果を向上さ
せることができる。このことは特に、全周を補強部7に
より囲まれた端壁5において顕著である)。
【0027】また更に、補強部7,9の内部に剛材製の
線状補強材13が挿入されているために、当該吸音材1
を取付相手部材に取り付ける際に、この線状補強材13
を溶接等により取付相手部材に固定することにより、当
該吸音材1を取付相手部材に強固に取り付けることがで
きる。
【0028】第三実施形態・・・図11に示すように、
当該実施形態に係る吸音材1は、ポリプロピレン等のポ
リオレフィン樹脂、ABS樹脂、ポリエチレン樹脂また
は塩化ビニル樹脂等の樹脂を成形材料として、平板状の
基板部(平板部または基準平面部とも称する)2に中空
立体状の箱部(レゾネータケースまたは隆起部とも称す
る)3を多数(図は一つのみを示している)同一方向へ
向けて一体成形(真空成形)したものである。
【0029】中空立体状の箱部3はそれぞれ平面四角形
の裁頭角錐形を呈していて、四方の斜面状の側壁(側
面、周壁または周面とも称する)4と、この側壁4に一
体成形された平面四角形の端壁(端面、天壁または天面
とも称する)5とを一体に備えており、端壁5の中央
に、平面円形を呈する孔状のオリフィス6が設けられて
いる。端壁5は基板部2に対して平行に成形されている
が、取付空間の制約または音源の方向によっては、平行
でなく傾斜して成形される場合もある(端壁5はこれを
音源に対して正対させるのが好ましい)。
【0030】側壁4同士の交差部にそれぞれ、断面略v
字形を呈する中空のビードよりなる補強部9が一体成形
されている。この補強部9は、各交差部の全長(全高)
に亙って設けられており、その上端部においてvの字が
収束しており、これが下方に向けて徐々に拡大する形状
に成形されている。またこの補強部9は、互いに交差す
る平面二面の組み合わせからなるもので、この平面二面
の組み合わせをもって交差部を跨いで側方二方向、すな
わち互いに交差する二面の側壁4それぞれと直交する方
向へ向けて凸に成形されている。
【0031】上記構成を備えた吸音材1は、平板状を呈
する樹脂製の遮音材10に基板部2を重ね合わせること
により、各箱部3において、空気室を備えたヘルムホル
ム共鳴器(ヘルムホルツレゾネータとも称する、音のエ
ネルギーがオリフィス6と空気室内の空気ばねで振動し
て減衰する機構)を形成し、各ヘルムホルツ共鳴器の面
(側壁4および端壁5)を板状吸音材(板が振動して音
のエネルギーを吸収する機構)として機能させて吸音作
用を奏するものであって、上記構成により以下の作用効
果を奏する点に特徴を有している。尚、遮音材10は例
えばエンジンのアンダーカバーである。
【0032】すなわち各箱部3において、側壁4同士の
交差部にそれぞれ、断面略v字形を呈する中空のビード
よりなる補強部9が一体成形されているために、従来の
ようにこの角部が単純な平板同士の組み合わせである場
合と比較して、その強度ないし剛性が高められており、
箱部3が潰れにくくなっている。したがって箱部3が潰
れにくく、箱部3の形状や容積(空気室の体積)が設定
どおりに確保され、本来の吸音性能が維持される。
【0033】また更に、以下の作用効果を奏する。 箱部3にその上方から荷重が作用したときに、箱部
3が端壁5の四隅において、それぞれ点に近い状態でこ
の荷重を受けるために、端壁5の各辺部分については、
この荷重による影響が比較的小さくて済む。したがって
当該吸音材1に本来的な機能として必要とされる端壁5
の弾性(面振動)が損なわれるのを防止することができ
る。 上記したように補強部9が断面略v字形を呈してい
て、vの字の角が鋭角を成しているために、側壁4同士
の交差部への外力に対する強度が極めて高い。
【0034】第四実施形態・・・上記した第三実施形態
における断面略v字形を呈する各補強部9の横幅を拡大
すると、図12に示すように、各側壁4が多面化された
立体構造の補強部9が形成されることになる。
【0035】すなわち図12に示すように、当該実施形
態に係る吸音材1は、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ン樹脂、ABS樹脂、ポリエチレン樹脂または塩化ビニ
ル樹脂等の樹脂を成形材料として、平板状の基板部(平
板部または基準平面部とも称する)2に中空立体状の箱
部(レゾネータケースまたは隆起部とも称する)3を多
数(図は一つのみを示している)同一方向へ向けて一体
成形(真空成形)したものである。
【0036】中空立体状の箱部3はそれぞれ平面四角形
の裁頭角錐形を呈していて、四方の斜面状の側壁(側
面、周壁または周面とも称する)4と、この側壁4に一
体成形された平面四角形の端壁(端面、天壁または天面
とも称する)5とを一体に備えており、端壁5の中央
に、平面円形を呈する孔状のオリフィス6が設けられて
いる。端壁5は基板部2に対して平行に成形されている
が、取付空間の制約または音源の方向によっては、平行
でなく傾斜して成形される場合もある(端壁5はこれを
音源に対して正対させるのが好ましい)。
【0037】側壁4同士の交差部にそれぞれ、断面略v
字形を呈する中空のビードよりなる補強部9が一体成形
されている。この補強部9は、各交差部の全長(全高)
に亙って設けられており、その上端部においてvの字が
収束しており、これが下方に向けて徐々に拡大し、下端
部において、隣接された補強部9の下端部と丁度接触し
た状態となっている。この補強部9は、互いに交差する
平面二面の組み合わせからなるものであるが、その横幅
が大きいために特に、上記したように各側壁4が多面化
された立体構造の補強部9が形成されていると表現する
ことも可能であって、側壁4単位で捉えると、各側壁4
が、互いに交差する三角形状の平面三面4a,4b,4
cの組み合わせからなっていることになる。
【0038】上記構成を備えた吸音材1は、平板状を呈
する樹脂製の遮音材10に基板部2を重ね合わせること
により、各箱部3において、空気室を備えたヘルムホル
ム共鳴器(ヘルムホルツレゾネータとも称する、音のエ
ネルギーがオリフィス6と空気室内の空気ばねで振動し
て減衰する機構)を形成し、各ヘルムホルツ共鳴器の面
(側壁4および端壁5)を板状吸音材(板が振動して音
のエネルギーを吸収する機構)として機能させて吸音作
用を奏するものであって、上記構成により以下の作用効
果を奏する点に特徴を有している。尚、遮音材10は例
えばエンジンのアンダーカバーである。
【0039】すなわち各箱部3において、側壁4同士の
交差部にそれぞれ、断面略v字形を呈する中空のビード
よりなる補強部9が一体成形されており、換言すると各
側壁4が多面化された立体構造の補強部9が設けられて
いるために、従来のように角部が単純な平板同士の組み
合わせである場合や各側壁4が単純な平面である場合と
比較して、その強度ないし剛性が高められており、箱部
3が潰れにくくなっている。したがって箱部3が潰れに
くく、箱部3の形状や容積(空気室の体積)が設定どお
りに確保され、本来の吸音性能が維持される。
【0040】また更に、以下の作用効果を奏する。 箱部3にその上方から荷重が作用したときに、箱部
3が端壁5の四隅において、それぞれ点に近い状態でこ
の荷重を受けるために、端壁5の各辺部分については、
この荷重による影響が比較的小さくて済む。したがって
当該吸音材1に本来的な機能として必要とされる端壁5
の弾性(面振動)が損なわれるのを防止することができ
る。 上記したように補強部9が断面略v字形を呈してい
て、vの字の角が鋭角を成しているために、側壁4同士
の交差部への外力に対する強度が極めて高い。
【0041】第五実施形態・・・図13に示すように、
当該実施形態に係る吸音材1は、ポリプロピレン等のポ
リオレフィン樹脂、ABS樹脂、ポリエチレン樹脂また
は塩化ビニル樹脂等の樹脂を成形材料として、平板状の
基板部(平板部または基準平面部とも称する)2に中空
立体状の箱部(レゾネータケースまたは隆起部とも称す
る)3を多数(図は一つのみを示している)同一方向へ
向けて一体成形(真空成形)したものである。
【0042】中空立体状の箱部3はそれぞれ平面四角形
の裁頭角錐形を呈していて、四方の斜面状の側壁(側
面、周壁または周面とも称する)4と、この側壁4に一
体成形された平面四角形の端壁(端面、天壁または天面
とも称する)5とを一体に備えており、端壁5の中央
に、平面円形を呈する孔状のオリフィス6が設けられて
いる。端壁5は基板部2に対して平行に成形されている
が、取付空間の制約または音源の方向によっては、平行
でなく傾斜して成形される場合もある(端壁5はこれを
音源に対して正対させるのが好ましい)。
【0043】箱部3の上面すなわち端壁5に、断面略コ
字形を呈する中空のリブよりなる補強部16が一体成形
されている。この補強部16は、端壁5の四隅を結ぶ対
角線状に設けられている。またこの補強部16は当初、
平面略x字形に成形されたものが、後加工により端壁5
にオリフィス6が穿設されることによって、このオリフ
ィス6を中心とする放射状に成形されている。またこの
補強部16は端壁5に対してその上方へ向けて凸に成形
されているが、図14に示すように、溝状を呈して、箱
部3の内部すなわち端壁5に対してその下方へ向けて凸
に成形されていても良い。
【0044】上記構成を備えた吸音材1は、平板状を呈
する樹脂製の遮音材10に基板部2を重ね合わせること
により、各箱部3において、空気室を備えたヘルムホル
ム共鳴器(ヘルムホルツレゾネータとも称する、音のエ
ネルギーがオリフィス6と空気室内の空気ばねで振動し
て減衰する機構)を形成し、各ヘルムホルツ共鳴器の面
(側壁4および端壁5)を板状吸音材(板が振動して音
のエネルギーを吸収する機構)として機能させて吸音作
用を奏するものであって、上記構成により以下の作用効
果を奏する点に特徴を有している。尚、遮音材10は例
えばエンジンのアンダーカバーである。
【0045】すなわち各箱部3において、その端壁5に
断面略コ字形を呈する中空のリブよりなる補強部16が
対角線状に一体成形されているために、従来のように端
壁5が単純な平面である場合と比較して、その強度ない
し剛性が高められており、箱部3が潰れにくくなってい
る。したがって箱部3が潰れにくく、箱部3の形状や容
積(空気室の体積)が設定どおりに確保され、本来の吸
音性能が維持される。
【0046】また更に、以下の作用効果を奏する。 吸音材1を樹脂によって真空成形する場合、端壁
5、特にその四隅の角部が成形上、最も薄くなり易く、
よって潰れやすい部分となるが、これに対して、上記し
たように補強部16が対角線状に一体成形されているた
めに、箱部3、特に端壁5の四隅の角部が潰れるのを有
効に防止することができる。また補強部16の形成によ
って端壁5の剛性が高くなるために、端壁5の板厚を意
図的に薄く成形し、その分、側壁4の板厚を厚くして側
壁4を補強することも可能となる。 図14に示した溝状の補強部16を有する吸音材1
を真空成形する場合、この吸音材1に見合った形状のキ
ャビティを備えた成形型を使用するのが一般であるが、
図15に示すように、従来の成形型17のキャビティ1
8に略x字形を呈するアダプタ19を後付けで取り付け
るようにしても良く、このような方法で吸音材1を成形
することによって、既存設備の有効利用を図ることがで
きる。
【0047】本発明に係る吸音材において、中空立体状
の箱部3の外観形状については、上記実施形態の他に、
様々なものが考えられる。
【0048】図16および図17はその一例として、一
部の箱部3A,3B,3C,3Dの平面形状を三角形と
したものを示しており、この例では、底面および端壁5
を相似状の三角形として全体を平面三角形の裁頭角錐形
とした箱部3A,3B,3C,3Dが四つ、平面x字形
の分離帯部分14を挾んで、平面四角形の箱部3一つ分
の四角形領域15に丁度収まるように配置されている。
四つの箱部3A,3B,3C,3Dのうち、図上左右の
箱部3A,3Bはそれぞれ、その底面の三角形の一辺3
Aa,3Baが四角形領域15の短辺15aと重なるよ
うに配置されている。また図上上下の箱部3C,3Dは
それぞれ、その底面の三角形の一辺3Ca,3Daが四
角形領域15の長辺15bと重なるように配置されてい
る。箱部3,3A,3B,3C,3Dの高さはタイプ毎
に異なるように設定されている。また分離帯部分14は
平板状であって、基板部2の一部をなしている。
【0049】そして、このように箱部3A,3B,3
C,3Dの平面形状について、四角形以外の多角形状を
用いると、その配置次第で、音源に面する端壁5の数を
一定の領域内で数多く形成することができるために、こ
の分、吸音効果を向上させることが可能となる。またこ
のように四角形以外の多角形状を用いながら各箱部3
A,3B,3C,3Dが四角形領域15内に整然と配置
されていると、吸音材1を所定の大きさ(面積)にカッ
トする際に吸音材1を依然直線の帯状をなす平面部2で
カットすれば良いために、カット作業が困難化するのを
防止することができる。また製品の形状設定も、その作
業が容易化されることになる。
【0050】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0051】すなわち先ず、上記構成を備えた本発明の
請求項1による吸音材においては、ヘルムホルツ共鳴器
を形成する中空の箱部の強度を高める立体構造の補強部
が箱部に設けられているために、この補強部によって箱
部の立体構造が複雑化し、これにより箱部の強度ないし
剛性が高められている。したがって出荷輸送時または取
付作業時等において、箱部が潰れるを防止することがで
きる。したがって箱部の形状や容積を設定どおりに確保
することができ、本来の吸音性能を十分に発揮させるこ
とができる。
【0052】またこれに加えて、上記構成を備えた本発
明の請求項2による吸音材においては、補強部に剛材製
の線状補強材が挿入されているために、この線状補強材
によって箱部の強度ないし剛性を更に高めることができ
る。またこの線状補強材を溶接等により固定することに
より、吸音材を取付相手部材に強固に取り付けることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る吸音材の要部斜視
【図2】同吸音材の縦断面図
【図3】同吸音材の横断面図
【図4】補強部の形状の他の例を示す斜視図
【図5】本発明の第二実施形態に係る吸音材の要部斜視
【図6】同吸音材の縦断面図
【図7】同吸音材の横断面図
【図8】線状補強材の斜視図
【図9】補強部の形状の他の例を示す縦断面図
【図10】同平面図
【図11】本発明の第三実施形態に係る吸音材の要部斜
視図
【図12】本発明の第四実施形態に係る吸音材の要部斜
視図
【図13】本発明の第五実施形態に係る吸音材の要部斜
視図
【図14】補強部の形状の他の例を示す斜視図
【図15】成形方法を示す成形型とアダプタの説明図
【図16】箱部の形状の他の例を示す平面図
【図17】同正面図であって図16における矢視図
【図18】従来例に係る吸音材の要部斜視図
【図19】同吸音材の縦断面図
【符号の説明】
1 吸音材 2 基板部 3,3A,3B,3C,3D 箱部 3Aa,3Ba,3Ca,3Da,15a,15b 辺 4 側壁 5 端壁 6 オリフィス 7,9,16 補強部 8 相対凹部 10 遮音材 11 ヘルムホルム共鳴器 12 空気室 13 線状補強材 13a エンドレス部分 13b 脚状部分 13c 下端部 14 分離帯部分 15 四角形領域 17 成形型 18 キャビティ 19 アダプタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐田野 健士 神奈川県藤沢市辻堂新町4−3−1 エ ヌ・オー・ケー・メグラスティック株式会 社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘルムホルツ共鳴器(11)を形成する
    中空の箱部(3)の強度を高める立体構造の補強部
    (7)(9)(16)が、前記箱部(3)に設けられて
    いることを特徴とする吸音材。
  2. 【請求項2】 請求項1の吸音材において、 補強部(7)(9)に剛材製の線状補強材(13)が挿
    入されていることを特徴とする吸音材。
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