JPH10325845A - 無停電工具 - Google Patents

無停電工具

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JPH10325845A
JPH10325845A JP14841697A JP14841697A JPH10325845A JP H10325845 A JPH10325845 A JP H10325845A JP 14841697 A JP14841697 A JP 14841697A JP 14841697 A JP14841697 A JP 14841697A JP H10325845 A JPH10325845 A JP H10325845A
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JP
Japan
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terminal
short
circuit
conductors
uninterruptible
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JP14841697A
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English (en)
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Toru Miyamoto
徹 宮本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バイパス回路の部分を大型化することなく、
またバイパス回路の開閉や接触不良等の発生を防止する
ことが可能な無停電工具を提供する。 【解決手段】 無停電状態で電気機器の交換を可能とす
る無停電工具であって、絶縁被覆された複数の導体をそ
れぞれ隔離収容可能な溝部を有し、前記溝部に収容され
た導体に電気的に接触可能な端子部材を有する端子台
と、前記端子台と結合して前記導体を前記溝部に固定す
る押さえ部材と、前記端子台のそれぞれの端子部材を所
定の組み合わせで短絡してバイパス回路を構成するため
の短絡用部材とを有し、前記それぞれの端子部材に孔部
を設け、前記短絡用部材を前記孔部に嵌入及び抜き取り
可能な櫛状部材によって構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気機器を無停電状
態で取り替えることが可能な無停電工具に関し、更に詳
しくは積算電力量計等を取り替える際に、電源側と負荷
側とを遮断することなく、通電状態のままで取り替える
ことが可能な無停電工具に関する。
【0002】
【従来の技術】電力量を積算する積算電力量計は電源側
と負荷側との間に接続されているために、これを取り換
える場合には電源側と負荷側とが遮断され、一時的に停
電状態を引き起こすことになる。このため、従来は積算
電力量計を交換する場合には予め停電作業の了解を得な
ければならず、手続きが煩雑となるものであった。
【0003】そのために、近年では電源側と負荷側とを
接続するバイパス回路を構成し、このバイパス回路を閉
路することにより、停電状態にすることなく積算電力量
計の交換が可能な無停電工具が提案されている(特開昭
63-187065 号、同63-187066号等)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
無停電工具は工具全体に占めるバイパス回路部分の割合
が非常に大きく、且つ突出しているために、既設の電線
の立体的なねじれに対応させるのが容易でなかった。
【0005】また、バイパス回路の開閉をスナップスイ
ッチによって行うようにしたものがあるが、該回路の開
閉は当該スイッチの能力に頼るしかなく、またその良否
の判定はスイッチが工具本体にモールドされているため
に視認することができず、目視による判断ができないと
いう課題があった。
【0006】更に、前記スナップスイッチを用いた無停
電工具にあっては、スイッチを投入してバイパス回路を
閉路させてから行うが、そのスイッチ投入動作が簡便す
ぎることが逆に、当該スイッチの入れ忘れというヒュー
マンエラーを誘発する要因ともなりかねないものであ
る。
【0007】本発明は上記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、バイパス回路の部分を大型化
することなく、またバイパス回路の開閉や接触不良等の
発生を防止することが可能な無停電工具を提供するもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、無停電状態で電気機器
の交換を可能とする無停電工具であって、絶縁被覆され
た複数の導体をそれぞれ隔離収容可能な溝部を有し、前
記溝部に収容された導体に電気的に接触可能な端子部材
を有する端子台と、前記端子台と結合して前記導体を前
記溝部に固定する押さえ部材と、前記端子台のそれぞれ
の端子部材を所定の組み合わせで短絡してバイパス回路
を構成するための短絡用部材とを有し、前記それぞれの
端子部材に孔部を設け、前記短絡用部材を前記孔部に嵌
入及び抜き取り可能な櫛状部材によって構成したことを
特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明に係る無停電工具の一
実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1は三相積算電力量計Aを交換するために本発明に係
る無停電工具Bを取り付けた状態を示す説明図であり、
図2及び図3は無停電工具の構成を示す斜視説明図、図
4は使用状態の断面説明図である。
【0010】この無停電工具Bは、図1に示すように、
三相積算電力量計Aの3本の電源側接続導体S1 ,S2
,S3 と3本の負荷側接続導体L1 ,L2 ,L3 とを
バイパス回路によって接続することにより、電源を遮断
することなく積算電力量計Aを交換可能とするものであ
る。
【0011】この無停電工具Bは、図2及び図3に示す
ように、絶縁被覆された前記導体S1 ,S2 ,S3 ,L
1 ,L2 ,L3 と電気的に導通可能な端子台1と、この
端子台1に前記導体を固定する押さえ部材2と、前記端
子台1に固定された電源側導体S1 ,S2 ,S3 と負荷
側導体L1 ,L2 ,L3 とを短絡してバイパス回路を構
成する短絡用部材3とで構成されている。
【0012】前記端子台1は、絶縁材質で構成した基台
1aに積算電力量計に接続されているそれぞれ3本の電
源側導体と負荷側導体を隔離(非接触状態)して収容す
るための6個の溝部1bが設けられている。
【0013】一方、押さえ部材2は前記端子台1に貫通
して取り付けられた複数個の固定ネジ4によって端子台
1に固定されるものであり、端子台1に設けられた溝部
1bに対応する位置に三角溝2aが形成されている。こ
のため、端子台1の各溝部1bに電源側導体S1 ,S2
,S3 及び負荷側導体L1 ,L2 ,L3 を収容して固
定ネジ4を押さえ部材2に螺合することにより、溝部1
bに各導体を固定した状態で無停電工具Bが取り付けら
れる(図1(a) 参照)。
【0014】また、前記端子台1のそれぞれの溝部1b
の近傍には、図4に示すように、銅片よりなる導電性の
端子部材1cがそれぞれ設けられており、この端子部材
1cが対応する導体と電気的に接続されるように構成さ
れている。
【0015】即ち、それぞれの端子部材1cは、図4に
示すように、その一部が基台1aに埋め込まれており、
該部分にはネジ部材1dが螺合している。このネジ部材
1dは導電性部材によって成形されており、頭部1d1
が基台1aから露出していると共に、先端部1d2 には
刃部が形成されている。このため、前記頭部1d1 をド
ライバー等によってねじ込むと先端部1d2 が溝部1a
から突出し、この溝部1aに収容固定された導体の絶縁
被覆5を切り裂いて内部の導電線6に接触可能に構成さ
れている。
【0016】また、前記端子部材1cの一部は基台1a
から突出し、この突出部分は絶縁性部材1eによって覆
われ、外部からは絶縁されている。そして、この突出し
た端子部材1cの部分には絶縁性部材1eを貫通するよ
うに孔部1fが形成されている。
【0017】前記孔部1fには短絡用部材3の爪部が嵌
入可能になっている。この短絡用部材3は、図3に示す
ように、絶縁性の把手部3aに6本の導電性爪部3S1
,3S2 ,3S3 ,3L1 ,3L2 ,3L3 が設けら
れた櫛状部材として構成されている。この爪部は端子台
1に形成された6個の孔1fと同一間隔で設けられてい
ると共に、該孔1fに弾性をもって嵌入し、また該孔1
fから抜き取ることができるように突出形成されてい
る。
【0018】また、図3に示すように、前記6本の爪部
のうち、長手方向手中央からみて対称位置にあるそれぞ
れの2本3S1 と3L1 、3S2 と3L2 、3S3 と3
L3は把手部3aの内部において電気的に短絡されてバ
イパス回路が形成されている。
【0019】上記構成の無停電工具Bを用いて積算電力
量計Aを交換する場合には、前述したように、それぞれ
の溝部1aに電源側導体S1 ,S2 ,S3 及び負荷側導
体L1 ,L2 ,L3 を収容し、押さえ部材2を固定ネジ
4によって固定するこによって無停電工具Bを導体に取
り付ける。
【0020】この状態で6本のネジ部材1dをそれぞれ
螺入すると、図4に示すよううに、その先端が導体の絶
縁被覆5を切り裂いて導電線6に接触する。このとき、
各導体S1 ,S2 ,S3 ,L1 ,L2 ,L3 と各端子部
材1cが電気的に導通した状態となる。
【0021】次に短絡用部材3の各爪部3S1 ,3S2
,3S3 ,3L1 ,3L2 ,3L3を端子部材1cの孔
部1fに嵌入させて取り付ける。このとき、前記6本の
導体のうち、三相の対応する電源側導体と負荷側導体
(S1 とL1 、S2 とL2 、S3 とL3 )とが短絡用部
材3のバイパス回路によって短絡される。従って、積算
電力量計Aを取り外しても電源側と負荷側とは導通した
状態にあるため、停電にすることなく積算電力量計Aを
交換することが可能となるものである。
【0022】尚、本実施形態にあっては、前述したよう
に無停電工具Bを導体に取り付け、ネジ部材1dを螺入
して該ネジ部材先端が導体の絶縁被覆5を切り裂くよう
にしたが(図4参照)、このとき切り裂かれた絶縁被覆
5の断片は図5に示すように、先端部1d2 に入り込ん
でしまう。これを棒状部材7等によって除去しようとし
ても、該先端部1d2 は細いために容易でなく、また先
端部1d2 が変形或いは欠損するおそれもある。
【0023】そのため、本実施形態にあっては、図6に
示すように、ネジ部材1dの内部を貫通する貫通孔1d
3 を形成してある。このため、先端部1d2 の凹部に前
記絶縁被覆5の断片が入り込んだとしても、図7に示す
ように、ネジ部材1dの頭部1d1 側から貫通孔1d3
内に挿通棒8を挿通することにより、前記凹部に入り込
んだ絶縁被覆断片を極めて容易、且つ確実に除去するこ
とが可能となる。
【0024】尚、前述した実施形態では本発明に係る無
停電工具を用いて交換する部材として積算電力量計を例
示したが、交換等する部材は積算電力量計に限定する必
要はなく、他の電気機器であっても本発明の無停電工具
を使用することによって無停電状態で交換等を行うこと
ができるものである。
【0025】
【発明の効果】本発明は前述したように、導体と電気的
に接続される端子部材に孔部を設け、この孔部に櫛状の
短絡用部材を嵌入することによってバイパス回路を構成
するようにしたために、バイパス回路を大型化すること
なく構成することができるものである。このため、既設
の電線の立体的なねじれ等に容易に対応させるのができ
る。
【0026】また、バイパス回路を櫛状の短絡部材を挿
入することによって形成するようにしたために、スイッ
チ等の接点部分はなく、短絡部材の装着時にバイパス回
路の接触不良等を生ずるおそれはない。更に短絡部材が
確実に装着されているか否かは目視することができるた
め、また装着時の手の感触等によっても得られるため
に、バイパス回路の閉路不良や接触不良に気づかずに使
用することを確実に防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は三相積算電力量計を交換するために本発
明に係る無停電工具を取り付けた状態を示す斜視説明図
であり、(b) は短絡状態の模式説明図である。
【図2】無停電工具の構成を示す斜視説明図である。
【図3】無停電工具の構成を示す斜視説明図である。
【図4】無停電工具の使用状態の断面説明図である。
【図5】ネジ部材の先端凹部に絶縁被覆の断片が入り込
んだ状態説明図である。
【図6】ネジ部材の断面模式説明図である。
【図7】ネジ部材の先端凹部に入り込んだ絶縁被覆を除
去する状態説明図である。
【符号の説明】
A …三相積算電力量計 B …無停電工具 L1 ,L2 ,L3 …負荷側導体 S1 ,S2 ,S3 …電源側導体 1 …端子台 1a …基台 1b …溝部 1c …端子部材 1d …ネジ部材 1d1 …頭部 1d2 …先端部 1d3 …貫通孔 1e …絶縁性部材 1f …孔部 2 …押さえ部材 2a …三角溝 3 …短絡用部材 3a …把手部 4 …固定ネジ 5 …絶縁被覆 6 …導電線 7 …棒状部材 8 …挿通棒

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無停電状態で電気機器の交換を可能とす
    る無停電工具であって、 絶縁被覆された複数の導体をそれぞれ隔離収容可能な溝
    部を有し、前記溝部に収容された導体に電気的に接触可
    能な端子部材を有する端子台と、 前記端子台と結合して前記導体を前記溝部に固定する押
    さえ部材と、 前記端子台のそれぞれの端子部材を所定の組み合わせで
    短絡してバイパス回路を構成するための短絡用部材と、 を有し、 前記それぞれの端子部材に孔部を設け、前記短絡用部材
    を前記孔部に嵌入及び抜き取り可能な櫛状部材によって
    構成したことを特徴とする無停電工具。
  2. 【請求項2】 前記端子部材は、前記絶縁被覆された導
    体の前記絶縁部に切り込みを入れることが可能な刃部を
    先端に有するネジ部材を有し、前記ネジ部材は内部を貫
    通する貫通孔を有することを特徴とする請求項1記載の
    無停電工具。
JP14841697A 1997-05-23 1997-05-23 無停電工具 Pending JPH10325845A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100715987B1 (ko) * 2006-11-09 2007-05-09 (주)기하동문기술사건축사사무소 무정전 교체가 가능한 공동주택용 적산전력계
KR101030727B1 (ko) 2009-10-28 2011-04-26 조규행 전기계량기 교체용 무정전 단자대
KR101104254B1 (ko) 2011-09-01 2012-01-11 프로몰엔지니어링주식회사 전력량계 설치용 무정전 단자대
CN113063975A (zh) * 2021-03-15 2021-07-02 泉州亿兴电力工程建设有限公司泉州经济技术开发区分公司 一种电能表引线短接装置及电能表不断电拆卸方法

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