JP2010045911A - 短絡接地器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】停電作業時における人為的ミスによる感電を防止することができる短絡接地器具を提供する。
【解決手段】短絡接地器具は、アースフック20と、アースフック20とアース線40を介して電気的に接続された接地端子30と、接地端子30をアース板1に固定したのちにアースフック20をアース付け箇所に固定するための連結ハンドル10とを具備する。連結ハンドル10は、底面が開口されたキャップ部12と、キャップ部12に取り付けられた固定ピン13と、キャップ部12の上面に取り付けられた、かつ、固定ピン13を挿入するための固定ピン挿入孔11aが形成されたネジ部11とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、短絡接地器具に関し、特に、電気所における停電作業時の誘導電圧による感電を防止するのに好適な短絡接地器具に関する。
発変電所などの電気所では、停電作業を実施する場合、アースフックおよびこのアースフックとアース線を介して電気的に接続された接地端子を具備する短絡接地器具を用いて、作業員が接地端子をアース手段(接地箇所)に固定するとともにアースフックを母線などのアース付け箇所(電気流入端)に固定することにより、母線などを短絡接地している(たとえば、下記の特許文献1参照)。
なお、下記の特許文献2には、接地用具による作業接地において接地金具の取付時の断路器の誤操作を防止して人身および設備の安全性を高めるために、電動モータの駆動にて出力軸が所定角度反転して入・切操作を行う断路器に設けられ、作業用接地の確認を行うものであって、出力軸に固着されたストッパと、出力軸の近傍に配置された接地用アース導体とを有し、作業用接地で接地用アース導体に接地金具が取り付けられたとき、この接地金具にストッパが当接し、出力軸の反転を阻止するようにした接地確認装置が開示されている。
特開2002−152935号公報 特開平11−353982号公報
しかしながら、電気所での停電作業時には母線などを停電させてアースフックをアース付け箇所に固定するが、停電しているとはいえ高い誘導電圧が誘起されている場合があるため、作業員が作業手順を誤ってアースフックを先にアース付け箇所に固定したのちに接地端子に触れると、接地端子はアースフックとアース線を介して電気的に接続されているので、作業員が誘導電圧によって感電するという問題があった。
本発明の目的は、停電作業時における人為的ミスによる感電を防止することができる短絡接地器具を提供することにある。
本発明の短絡接地器具は、アースフック(20)と、該アースフックとアース線(40)を介して電気的に接続された接地端子(30)とを具備する短絡接地器具であって、前記接地端子をアース手段(1)に固定したのちに前記アースフックをアース付け箇所に固定するための連結ハンドル(10)をさらに具備することを特徴とする。
ここで、前記連結ハンドルが、底面が開口されたキャップ部(12)と、該キャップ部に取り付けられた固定ピン(13)と、前記キャップ部の上面に取り付けられた、かつ、前記固定ピンを挿入するための固定ピン挿入孔(11a)が形成されたネジ部(11)とを備えてもよい。
前記アースフックに、前記固定ピンを挿入するための他の固定ピン挿入孔(20a)および前記連結ハンドルの前記ネジ部と螺合する雌ネジが形成されており、前記アースフックが、前記連結ハンドルの前記ネジ部を該アースフックの雌ネジに螺合して該連結ハンドルを該アースフックに取り付ける際に該連結ハンドルを回す向きと逆向きに該連結ハンドルを回すことにより、前記アース付け箇所に固定されてもよい。
前記接地端子が、取付部(31)および接地端子締付ネジ(32)を備え、該接地端子締付ネジが、連結部(32a)および該前記連結部の底面に取り付けられた締付ネジ部(32c)を有し、前記接地端子締付ネジの前記連結部の内周面に、前記連結ハンドルの前記ネジ部と螺合する雌ネジが形成されているとともに、該連結部の外周面に、前記固定ピンを挿入するための別の固定ピン挿入孔(32b)が形成されており、前記接地端子締付ネジの前記締付ネジ部に、前記連結ハンドルの前記ネジ部のネジ山と逆向きにネジ山が形成されており、前記接地端子の前記取付部の上面に、前記接地端子締付ネジの前記締付ネジ部と螺合する雌ネジが内面に形成された接地端子締付ネジ貫通孔が形成されていてもよい。
アース棒(50;60)をさらに具備し、該アース棒が、棒部(51;61)と、該棒部の先端面に取り付けられた、かつ、前記連結ハンドルの前記キャップ部に挿入される他の連結部(52;70)とを備えてもよい。
前記連結ハンドルの前記キャップ部の上面に貫通孔(12b)が形成されており、前記アース棒(50;60)の前記他の連結部(52;70)が、連結部本体(52a;70a)と、該連結部本体の上面に取り付けられた、かつ、前記連結ハンドルの前記キャップ部に該連結部本体を挿入したときに前記貫通孔に挿入される突起(52d;70b)とを備えてもよい。
前記連結ハンドルの前記キャップ部の側面に係止穴(12a)が形成されており、前記アース棒(50)の前記他の連結部(52)が、係止ピン(52b)および圧縮バネ(52c)をさらに備え、前記アース棒の前記他の連結部の前記連結部本体(52a)の側面に、前記係止ピンが挿入可能な大きさの穴が形成されており、前記圧縮バネの一端が前記係止ピンの底面に取り付けられているとともに、該圧縮バネの他端が前記穴の底面に取り付けられており、前記係止ピンが、該係止ピンの先端部が前記連結部本体の側面から飛び出るように前記圧縮バネによって付勢されていてもよい。
前記アース棒(60)が、末端部にネジ山が形成された操作ロッド(71)と、該操作ロッドの先端部側に取り付けられた、かつ、該操作ロッドを回すことにより前記連結ハンドルの前記キャップ部に前記他の連結部(70)を固定させるためのロック機構とをさらに備え、前記アース棒(60)の末端面から先端面に貫通する操作ロッド貫通孔が、該アース棒(60)の前記棒部(61)に形成されており、前記操作ロッド貫通孔の末端部に、前記操作ロッドのネジ山と螺合する雌ネジが形成されており、前記ロック機構が、前記アース棒の前記他の連結部の前記連結部本体(70a)内に互いに対向して設けられた、かつ、互いに対向する側面の間隔が底面側に向かって狭くされた2個の可動部(72)と、該2個の可動部の前記互いに対向する側面に両端がそれぞれ取り付けられた他の圧縮バネ(73,74)と、両端が前記2個の可動部の前記互いに対向する側面にそれぞれ接触するように前記操作ロッドの先端に取り付けられた押圧部材(75)とを備え、前記操作ロッドの末端側に向けて前記押圧部材が移動する方向に該操作ロッドが回されると、前記2個の可動部が該押圧部材によって押圧されて前記他の連結部の前記連結部本体から飛び出して前記連結ハンドルの前記キャップ部の側面の内面に当接してもよい。
本発明の短絡接地器具は、接地端子をアース手段に固定したのちにアースフックをアース付け箇所に固定するための連結ハンドルを用いて停電作業を行わせることにより、作業員は接地端子をアース手段に固定した後でないとアースフックをアース付け箇所に固定することができないので、停電作業時における人為的ミスによる感電を防止することができるという効果を奏する。
上記の目的を、底面が開口されたキャップ部と、キャップ部に取り付けられた固定ピンと、キャップ部の上面に取り付けられた、かつ、固定ピンを挿入するための固定ピン挿入孔が形成されたネジ部とを備える連結ハンドルを用いて、接地端子をアース手段に固定するとともにアースフックをアース付け箇所に固定することにより実現した。
以下、本発明の短絡接地器具の実施例について図面を参照して説明する。
まず、本発明の第1の実施例による短絡接地器具について図1乃至図10を参照して説明する。
本実施例による短絡接地器具は、連結ハンドル10(図1参照)と、アースフック20(図2参照)と、アースフック20とアース線40を介して電気的に接続された接地端子30(図2参照)と、アース棒50(図4参照)とを具備する。
ここで、連結ハンドル10は、接地端子30をアース手段に固定したのちにアースフック20を母線などのアース付け箇所に固定するためのものであり、図1に示すようにネジ部11、キャップ部12および固定ピン13を備える。
ネジ部11は、キャップ部12の上面に取り付けられており、図1に矢印で示すように紙面下から見て右に回すとキャップ部12と紙面上方に進むようにネジ山が形成されている。また、ネジ部11の先端付近には固定ピン13を挿入するための固定ピン挿入孔11aが形成されている。
キャップ部12は、底面(ネジ部11が取り付けられた上面と対向する面)が開口されている。また、キャップ部12の側面の内面には係止穴12aが1個だけ形成されており、キャップ部12の上面には2個の貫通孔12bが形成されている。
固定ピン13は、末端がキャップ部12の側面に取り付けられた紐の先端に取り付けられている。
アースフック20は、従来のアースフックと同様に、可動部と先端部に可動部の末端が回転可能に軸支された支持部とを備え、図7(b)に矢印で示すようにアース棒50を紙面下から見て左に回すことにより締め付けられて(すなわち、可動部が支持部に向かって動いて)、図7(c)に示すように母線Lのアース付け箇所にアースフック20を固定するものであるが、図2に示すように固定ピン13を挿入するための固定ピン挿入孔20aが形成されている点と、図示していないが支持部の末端部の内面に連結ハンドル10のネジ部11と螺合する雌ネジが形成されている点とで従来のアースフックと異なる。
なお、アースフック20は、連結ハンドル10のネジ部11をアースフック20の雌ネジに螺合して連結ハンドル10をアースフック20に取り付ける際に連結ハンドル10を回す向きと逆向きに連結ハンドル10を回すことにより、母線Lのアース付け箇所に固定される。
接地端子30は、図2に示すように、取付部31および接地端子締付ネジ32を備える。
取付部31は、図2紙面に沿って切断したときに図2紙面と垂直方向から見た断面形状がコの字状となる形状を有する。
接地端子締付ネジ32は、図3に示すように、連結部32aおよび締付ネジ部32cを備える。
連結部32aは、上面が開口した中空の円筒状の形状を有する。また、連結部32aの内周面には、連結ハンドル10のネジ部11と螺合する雌ネジが形成されている。さらに、連結部32aの外周面には、固定ピン13を挿入するための固定ピン挿入孔32bが形成されている。
締付ネジ部32cは連結部32aの底面に取り付けられている。また、締付ネジ部32cの連結部32aと反対側の端面には、取付部31の底面と共にアース板1(アース手段)を挟持して接地端子30をアース板1に固定するための押え板が取り付けられている(図5(d)参照)。
締付ネジ部32cには、連結ハンドル10のネジ部11のネジ山と逆向きにネジ山が形成されている。また、取付部31の上面には、接地端子締付ネジ32の締付ネジ部32cと螺合する雌ネジが内面には形成された接地端子締付ネジ貫通孔が形成されている。
すなわち、連結ハンドル10のネジ部11を接地端子締付ネジ32の連結部32aに連結する際に連結ハンドル10を回す向きと、接地端子30をアース板1に固定する際に接地端子締付ネジ32を下方に移動させるために連結ハンドル10を回す向きとは逆向きにされている。これにより、固定ピン13を接地端子30の接地端子締付ネジ32の固定ピン挿入孔32bおよび連結ハンドル10のネジ部11の固定ピン挿入孔11aに挿入して連結ハンドル10を回して接地端子30をアース板1に固定したのちに、固定ピン13をこの2つの固定ピン挿入孔32b,11aから抜き取って連結ハンドル10を逆向きに回すことにより連結ハンドル10を接地端子30から取り外すことができる。
アース棒50は、図4(a)に示すように、棒部51と、棒部51の先端面に取り付けられた連結部52とを備える。
連結部52は、連結ハンドル10のキャップ部12に挿入されるものであり、図4(b)に示すように連結部本体52a、係止ピン52b、圧縮バネ52cおよび2個の突起52dを備える。
連結部本体52aは、図4(c)に示すように連結ハンドル10のキャップ部12に挿入されるとキャップ部12の内面と密着するように、キャップ部12とほぼ同じ形状および大きさとされている。
連結部本体52aの側面には、係止ピン52bが挿入可能な大きさの穴が形成されている。また、圧縮バネ52cの一端は係止ピン52bの底面に取り付けられており、圧縮バネ52cの他端はこの穴の底面に取り付けられている。さらに、係止ピン52bの先端部が連結部本体52aの側面から飛び出るように、係止ピン52bは圧縮バネ52cによって付勢されている。これにより、作業員が連結ハンドル10のキャップ部12に連結部本体52aを挿入するときには、係止ピン52bが連結ハンドル10のキャップ部12の係止穴12aに挿入されるまで連結部本体52aをキャップ部12に挿入していけばよい。
2個の突起52dは、連結ハンドル10のキャップ部12に連結部本体52aを挿入したときにキャップ部12の2個の貫通孔12bにそれぞれ挿入されるように、連結部本体52aの上面に取り付けられている。これにより、作業員がアース棒50の連結部本体52aをキャップ部12に挿入したのちアース棒50の棒部51を回すとキャップ部12も回るため、キャップ部12の上面に取り付けられたネジ部11を回すことができる。
次に、本実施例による短絡接地器具を用いて母線Lを短絡接地するときの手順について、図5乃至図7を参照して説明する。
作業員は、図5(a)に示すように、連結ハンドル10のネジ部11の先端を接地端子30の接地端子締付ネジ32の連結部32bに挿入したのち、矢印で示すように連結ハンドル10を紙面上から見て左に回して、連結ハンドル10のネジ部11を接地端子締付ネジ32の連結部32bの雌ネジに螺合していく。
作業員は、連結ハンドル10のネジ部11の固定ピン挿入孔11aが図5(b)に示すように接地端子締付ネジ32の連結部32bの固定ピン挿入孔32aの位置まで来ると、図5(c)に示すように連結ハンドル10の固定ピン13をこの2つの固定ピン挿入孔11a,32aに挿入する。
なお、前回の停電作業において連結ハンドル10を接地端子30に取り付けたままにした場合には、以上の手順は省略される。
作業員は、図5(c)に矢印で示すように連結ハンドル10を紙面上から見て右に回して、接地端子締付ネジ32の押え板を下方に移動させる。これにより、アース板1が図5(d)に示すように締付ネジ部32cの押え板と接地端子30の取付部31の底面とによって挟まれて、接地端子30がアース板1に固定される。
続いて、作業員は、図6(a)に示すように連結ハンドル10の固定ピン13を2つの固定ピン挿入孔11a,32aから抜き取ったのちに、図6(b)に矢印で示すように連結ハンドル10を紙面上から見て右に回して、連結ハンドル10を接地端子締付ネジ32から取り外す。
続いて、作業員は、図6(c)に示すように、取り外した連結ハンドル10のキャップ部12にアース棒50の連結部52を挿入する。このとき、作業員は、連結部52の係止ピン52bがキャップ部12の係止穴12aに挿入されるまで連結部52の連結部本体52aをキャップ部12に挿入していく。
続いて、作業員は、図6(d)に示すように、連結ハンドル10のネジ部11の先端をアースフック20の支持部に挿入したのち、矢印で示すようにアース棒50を紙面下から見て右に回して、連結ハンドル10のネジ部11をアースフック20の支持部に形成された雌ネジに螺合していく。
連結ハンドル10のネジ部11の固定ピン挿入孔11aがアースフック20の固定ピン挿入孔20aの位置まで来ると、作業員は、図7(a)に示すように連結ハンドル10の固定ピン13をこの2つの固定ピン挿入孔11a,20aに挿入する。
続いて、作業員は、図7(b)に示すように母線Lのアース付け箇所にアースフック20を引っ掛けたのち、矢印で示すようにアース棒50を紙面下から見て左に回して、アース棒50と共にアースフック20を紙面下から見て左に回すことにより、アースフック20を締め付けていく。これにより、図7(c)に示すように母線Lのアース付け箇所にアースフック20が固定される。
続いて、作業員は、図7(d)に示すようにアース棒50を引き下げて、アース棒50の連結部52を連結ハンドル10のキャップ部12から取り外す。
このとき、連結ハンドル10はアースフック20に取り付けたままとされる。これにより、作業員が母線Lのアース付け箇所にアースフック20を固定したのちに接地端子30をアース板1に固定しようとしても連結ハンドル10を使用することができないため、作業員が作業手順を誤ってアースフックを先にアース付け箇所に取り付けたときの誘導電圧による感電を防止することができる。
次に、本実施例による短絡接地器具を用いて母線Lからアースフック20を取り外すときの手順について、図8乃至図10を参照して説明する。
作業員は、図8(a)に示すようにアース棒50を引き上げて連結ハンドル10のキャップ部12にアース棒50の連結部52を挿入する。このとき、作業員は、図8(b)に示すように連結部52の係止ピン52bがキャップ部12の係止穴12aに挿入されるまで連結部52の連結部本体52aをキャップ部12に挿入していく。
続いて、作業員は、図8(c)に矢印で示すようにアース棒50を紙面下から見て右に回して、アース棒50と共にアースフック20を紙面下から見て右に回すことにより、アースフック20を緩めていく。その後、作業員は、図8(d)に示すように母線Lからアースフック20を取り外す。
続いて、作業員は、図9(a)に示すように、連結ハンドル10の固定ピン13を2つの固定ピン挿入孔11a,20aから抜き取ったのち、矢印で示すようにアース棒50を紙面下から見て左に回して、連結ハンドル10をアースフック20から取り外していく。
続いて、作業員は、図9(b)に矢印で示すようにアース棒50を引き下げて、アース棒50の連結部52を連結ハンドル10のキャップ部12から取り外す。
続いて、作業員は、図9(c)に示すように、連結ハンドル10のネジ部11の先端を接地端子締付ネジ32の連結部32bに挿入したのち、矢印で示すように連結ハンドル10を紙面上から見て左に回して、連結ハンドル10のネジ部11を接地端子締付ネジ32の連結部32bの雌ネジに螺合していく。
連結ハンドル10のネジ部11の固定ピン挿入孔11aが図9(d)に示すように接地端子締付ネジ32の連結部32bの固定ピン挿入孔32aの位置まで来ると、作業員は、図10(a)に示すように、連結ハンドル10の固定ピン13を2つの固定ピン挿入孔11a,32aに挿入する。その後、作業員は、図10(b)に矢印で示すように連結ハンドル10を紙面上から見て左に回して、接地端子締付ネジ32の押え板を引き上げたのち、アース板1から接地端子30を取り外す。
作業員は、これで停電作業を終了してもよいが、連結ハンドル10を接地端子30から取り外す場合には、以下の手順を行う。
作業員は、図10(c)に示すように連結ハンドル10の固定ピン13を2つの固定ピン挿入孔11a,32aから抜き取ったのち、図10(d)に矢印で示すように連結ハンドル10を紙面上から見て右に回して、連結ハンドル10を接地端子締付ネジ32から取り外す。
次に、本発明の第2の実施例による短絡接地器具について図11を参照して説明する。
本実施例による短絡接地器具は、アース棒60にロック機能を持たせて、母線Lのアース付け箇所にアースフック20を固定したのちアース棒60を連結ハンドル10のキャップ部12に取り付けたままにすることができるようにした点で、上述した第1の実施例による短絡接地器具と異なる。
このため、本実施例による短絡接地器具が具備するアース棒60は、図11(a),(b)に示すように、末端部にネジ山が形成された操作ロッド71を備えるとともに、アース棒60の末端面から先端面に貫通する操作ロッド貫通孔がアース棒60の棒部61に形成されている。この操作ロッド貫通孔の末端部には、操作ロッド71のネジ山と螺合する雌ネジが形成されている。
また、操作ロッド71の先端部側には、操作ロッド71を回すことにより連結ハンドル10のキャップ部12に連結部70を固定させるためのロック機構が取り付けられている。
このロック機構は2個の可動部72、上側圧縮バネ73、下側圧縮バネ74および押圧部材75を備える。
2個の可動部72は、アース棒60の連結部70の連結部本体70a内に互いに対向して設けられている。また、2個の可動部72の互いに対向する側面の間隔は、2個の可動部72の底面側に向かって狭くされている。
上側圧縮バネ73の両端は、2個の可動部72の互いに対向する側面の上方にそれぞれ取り付けられている。
下側圧縮バネ74の両端は、2個の可動部72の互いに対向する側面の下方にそれぞれ取り付けられている。
押圧部材75は板状または棒状をしており、押圧部材75の両端は、2個の可動部72の互いに対向する側面にそれぞれ接触するように、操作ロッド71の先端に取り付けられている。
作業員は、停電作業を行う前に、図11(a)に矢印で示すように操作ロッド71を紙面下から見て右(すなわち、操作ロッド71の先端側に向けて押圧部材75が移動する方向)に回して、2個の可動部72を連結部70の連結部本体70a内に収納しておく。
作業員は、上述した手順に従って連結ハンドル10のキャップ部12にアース棒60の連結部70を挿入すると(図6(c)参照)、図11(b)に矢印で示すように操作ロッド71を紙面下から見て左(操作ロッド71の末端側に向けて押圧部材75が移動する方向に)を回す。これにより、2個の可動部72が押圧部材71によって押圧されて連結部70の連結部本体70aから飛び出して連結ハンドル10のキャップ部12の側面の内面に当接してアース棒60は連結ハンドル10のキャップ部12にロックされるので、母線Lのアース付け箇所にアースフック20を固定したのち作業員がアース棒60から手を離してもアース棒60を連結ハンドル10のキャップ部12に取り付けたままにすることができる
なお、本実施例によるアース棒60を使用する場合には、図4(b)に示した係止ピン52bおよび圧縮バネ52cは不要となる。
以上の説明では、アース棒50,60の連結部52,70には2個の突起52d,70bを設けたが、突起52d,70bの数はそれ以外であってもよい。
本発明の第1の実施例による短絡接地器具が具備する連結ハンドル10の構成を示す部分断面図である。 本発明の第1の実施例による短絡接地器具が具備するアースフック20および接地端子30の構成を示す部分断面図である。 図2に示した接地端子締付ネジ32の構成を示す部分断面図である。 本発明の第1の実施例による短絡接地器具が具備するアース棒50の構成を示す図であり、(a)はアース棒50の全体の構成を示す図であり、(b)はアース棒50の連結部52の構成を示す部分断面図であり、(c)は連結ハンドル10のキャップ部12にアース棒50の連結部52を装着したときの様子を示す図である。 本発明の第1の実施例による短絡接地器具を用いて母線Lを短絡接地するときの手順について説明するための図である。 本発明の第1の実施例による短絡接地器具を用いて母線Lを短絡接地するときの手順について説明するための図である。 本発明の第1の実施例による短絡接地器具を用いて母線Lを短絡接地するときの手順について説明するための図である。 本発明の第1の実施例による短絡接地器具を用いて母線Lからアースフック20を取り外すときの手順について説明するための図である。 本発明の第1の実施例による短絡接地器具を用いて母線Lからアースフック20を取り外すときの手順について説明するための図である。 本発明の第1の実施例による短絡接地器具を用いて母線Lからアースフック20を取り外すときの手順について説明するための図である。 本発明の第2の実施例による短絡接地器具が具備するアース棒60の構成を示す部分断面図である。
符号の説明
1 アース板
10 連結ハンドル
11 ネジ部
11a,20a,32b 固定ピン挿入孔
12 キャップ部
13 固定ピン
12a 係止穴
12b 貫通孔
20 アースフック
30 接地端子
31 取付部
32 接地端子締付ネジ
32a 連結部
32c 締付ネジ部
40 アース線
50,60 アース棒
51,61 棒部
51,70 連結部
52a,70a 連結部本体
52b 係止ピン
52c 圧縮バネ
52d,70b 突起
70 連結部
71 操作ロッド
72 可動部
73 上側圧縮バネ
74 下側圧縮バネ
75 押圧部材
L 母線

Claims (8)

  1. アースフック(20)と、該アースフックとアース線(40)を介して電気的に接続された接地端子(30)とを具備する短絡接地器具であって、前記接地端子をアース手段(1)に固定したのちに前記アースフックをアース付け箇所に固定するための連結ハンドル(10)をさらに具備することを特徴とする、短絡接地器具。
  2. 前記連結ハンドルが、
    底面が開口されたキャップ部(12)と、
    該キャップ部に取り付けられた固定ピン(13)と、
    前記キャップ部の上面に取り付けられた、かつ、前記固定ピンを挿入するための固定ピン挿入孔(11a)が形成されたネジ部(11)と、
    を備えることを特徴とする、請求項1記載の短絡接地器具。
  3. 前記アースフックに、前記固定ピンを挿入するための他の固定ピン挿入孔(20a)および前記連結ハンドルの前記ネジ部と螺合する雌ネジが形成されており、
    前記アースフックが、前記連結ハンドルの前記ネジ部を該アースフックの雌ネジに螺合して該連結ハンドルを該アースフックに取り付ける際に該連結ハンドルを回す向きと逆向きに該連結ハンドルを回すことにより、前記アース付け箇所に固定される、
    ことを特徴とする、請求項2記載の短絡接地器具。
  4. 前記接地端子が、取付部(31)および接地端子締付ネジ(32)を備え、
    該接地端子締付ネジが、連結部(32a)および該前記連結部の底面に取り付けられた締付ネジ部(32c)を有し、
    前記接地端子締付ネジの前記連結部の内周面に、前記連結ハンドルの前記ネジ部と螺合する雌ネジが形成されているとともに、該連結部の外周面に、前記固定ピンを挿入するための別の固定ピン挿入孔(32b)が形成されており、
    前記接地端子締付ネジの前記締付ネジ部に、前記連結ハンドルの前記ネジ部のネジ山と逆向きにネジ山が形成されており、
    前記接地端子の前記取付部の上面に、前記接地端子締付ネジの前記締付ネジ部と螺合する雌ネジが内面に形成された接地端子締付ネジ貫通孔が形成されている、
    ことを特徴とする、請求項2または3記載の短絡接地器具。
  5. アース棒(50;60)をさらに具備し、
    該アース棒が、
    棒部(51;61)と、
    該棒部の先端面に取り付けられた、かつ、前記連結ハンドルの前記キャップ部に挿入される他の連結部(52;70)とを備える、
    ことを特徴とする、請求項2乃至4いずれかに記載の短絡接地器具。
  6. 前記連結ハンドルの前記キャップ部の上面に貫通孔(12b)が形成されており、
    前記アース棒(50;60)の前記他の連結部(52;70)が、
    連結部本体(52a;70a)と、
    該連結部本体の上面に取り付けられた、かつ、前記連結ハンドルの前記キャップ部に該連結部本体を挿入したときに前記貫通孔に挿入される突起(52d;70b)とを備える、
    ことを特徴とする、請求項5記載の短絡接地器具。
  7. 前記連結ハンドルの前記キャップ部の側面に係止穴(12a)が形成されており、
    前記アース棒(50)の前記他の連結部(52)が、係止ピン(52b)および圧縮バネ(52c)をさらに備え、
    前記アース棒の前記他の連結部の前記連結部本体(52a)の側面に、前記係止ピンが挿入可能な大きさの穴が形成されており、
    前記圧縮バネの一端が前記係止ピンの底面に取り付けられているとともに、該圧縮バネの他端が前記穴の底面に取り付けられており、
    前記係止ピンが、該係止ピンの先端部が前記連結部本体の側面から飛び出るように前記圧縮バネによって付勢されている、
    ことを特徴とする、請求項6記載の短絡接地器具。
  8. 前記アース棒(60)が、末端部にネジ山が形成された操作ロッド(71)と、該操作ロッドの先端部側に取り付けられた、かつ、該操作ロッドを回すことにより前記連結ハンドルの前記キャップ部に前記他の連結部(70)を固定させるためのロック機構とをさらに備え、
    前記アース棒(60)の末端面から先端面に貫通する操作ロッド貫通孔が、該アース棒(60)の前記棒部(61)に形成されており、
    前記操作ロッド貫通孔の末端部に、前記操作ロッドのネジ山と螺合する雌ネジが形成されており、
    前記ロック機構が、
    前記アース棒の前記他の連結部の前記連結部本体(70a)内に互いに対向して設けられた、かつ、互いに対向する側面の間隔が底面側に向かって狭くされた2個の可動部(72)と、
    該2個の可動部の前記互いに対向する側面に両端がそれぞれ取り付けられた他の圧縮バネ(73,74)と、
    両端が前記2個の可動部の前記互いに対向する側面にそれぞれ接触するように前記操作ロッドの先端に取り付けられた押圧部材(75)とを備え、
    前記操作ロッドの末端側に向けて前記押圧部材が移動する方向に該操作ロッドが回されると、前記2個の可動部が該押圧部材によって押圧されて前記他の連結部の前記連結部本体から飛び出して前記連結ハンドルの前記キャップ部の側面の内面に当接する、
    ことを特徴とする、請求項6記載の短絡接地器具。
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