JP2010045911A - 短絡接地器具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】短絡接地器具は、アースフック20と、アースフック20とアース線40を介して電気的に接続された接地端子30と、接地端子30をアース板1に固定したのちにアースフック20をアース付け箇所に固定するための連結ハンドル10とを具備する。連結ハンドル10は、底面が開口されたキャップ部12と、キャップ部12に取り付けられた固定ピン13と、キャップ部12の上面に取り付けられた、かつ、固定ピン13を挿入するための固定ピン挿入孔11aが形成されたネジ部11とを備える。
【選択図】図1
Description
ここで、前記連結ハンドルが、底面が開口されたキャップ部(12)と、該キャップ部に取り付けられた固定ピン(13)と、前記キャップ部の上面に取り付けられた、かつ、前記固定ピンを挿入するための固定ピン挿入孔(11a)が形成されたネジ部(11)とを備えてもよい。
前記アースフックに、前記固定ピンを挿入するための他の固定ピン挿入孔(20a)および前記連結ハンドルの前記ネジ部と螺合する雌ネジが形成されており、前記アースフックが、前記連結ハンドルの前記ネジ部を該アースフックの雌ネジに螺合して該連結ハンドルを該アースフックに取り付ける際に該連結ハンドルを回す向きと逆向きに該連結ハンドルを回すことにより、前記アース付け箇所に固定されてもよい。
前記接地端子が、取付部(31)および接地端子締付ネジ(32)を備え、該接地端子締付ネジが、連結部(32a)および該前記連結部の底面に取り付けられた締付ネジ部(32c)を有し、前記接地端子締付ネジの前記連結部の内周面に、前記連結ハンドルの前記ネジ部と螺合する雌ネジが形成されているとともに、該連結部の外周面に、前記固定ピンを挿入するための別の固定ピン挿入孔(32b)が形成されており、前記接地端子締付ネジの前記締付ネジ部に、前記連結ハンドルの前記ネジ部のネジ山と逆向きにネジ山が形成されており、前記接地端子の前記取付部の上面に、前記接地端子締付ネジの前記締付ネジ部と螺合する雌ネジが内面に形成された接地端子締付ネジ貫通孔が形成されていてもよい。
アース棒(50;60)をさらに具備し、該アース棒が、棒部(51;61)と、該棒部の先端面に取り付けられた、かつ、前記連結ハンドルの前記キャップ部に挿入される他の連結部(52;70)とを備えてもよい。
前記連結ハンドルの前記キャップ部の上面に貫通孔(12b)が形成されており、前記アース棒(50;60)の前記他の連結部(52;70)が、連結部本体(52a;70a)と、該連結部本体の上面に取り付けられた、かつ、前記連結ハンドルの前記キャップ部に該連結部本体を挿入したときに前記貫通孔に挿入される突起(52d;70b)とを備えてもよい。
前記連結ハンドルの前記キャップ部の側面に係止穴(12a)が形成されており、前記アース棒(50)の前記他の連結部(52)が、係止ピン(52b)および圧縮バネ(52c)をさらに備え、前記アース棒の前記他の連結部の前記連結部本体(52a)の側面に、前記係止ピンが挿入可能な大きさの穴が形成されており、前記圧縮バネの一端が前記係止ピンの底面に取り付けられているとともに、該圧縮バネの他端が前記穴の底面に取り付けられており、前記係止ピンが、該係止ピンの先端部が前記連結部本体の側面から飛び出るように前記圧縮バネによって付勢されていてもよい。
前記アース棒(60)が、末端部にネジ山が形成された操作ロッド(71)と、該操作ロッドの先端部側に取り付けられた、かつ、該操作ロッドを回すことにより前記連結ハンドルの前記キャップ部に前記他の連結部(70)を固定させるためのロック機構とをさらに備え、前記アース棒(60)の末端面から先端面に貫通する操作ロッド貫通孔が、該アース棒(60)の前記棒部(61)に形成されており、前記操作ロッド貫通孔の末端部に、前記操作ロッドのネジ山と螺合する雌ネジが形成されており、前記ロック機構が、前記アース棒の前記他の連結部の前記連結部本体(70a)内に互いに対向して設けられた、かつ、互いに対向する側面の間隔が底面側に向かって狭くされた2個の可動部(72)と、該2個の可動部の前記互いに対向する側面に両端がそれぞれ取り付けられた他の圧縮バネ(73,74)と、両端が前記2個の可動部の前記互いに対向する側面にそれぞれ接触するように前記操作ロッドの先端に取り付けられた押圧部材(75)とを備え、前記操作ロッドの末端側に向けて前記押圧部材が移動する方向に該操作ロッドが回されると、前記2個の可動部が該押圧部材によって押圧されて前記他の連結部の前記連結部本体から飛び出して前記連結ハンドルの前記キャップ部の側面の内面に当接してもよい。
まず、本発明の第1の実施例による短絡接地器具について図1乃至図10を参照して説明する。
本実施例による短絡接地器具は、連結ハンドル10(図1参照)と、アースフック20(図2参照)と、アースフック20とアース線40を介して電気的に接続された接地端子30(図2参照)と、アース棒50(図4参照)とを具備する。
ネジ部11は、キャップ部12の上面に取り付けられており、図1に矢印で示すように紙面下から見て右に回すとキャップ部12と紙面上方に進むようにネジ山が形成されている。また、ネジ部11の先端付近には固定ピン13を挿入するための固定ピン挿入孔11aが形成されている。
キャップ部12は、底面(ネジ部11が取り付けられた上面と対向する面)が開口されている。また、キャップ部12の側面の内面には係止穴12aが1個だけ形成されており、キャップ部12の上面には2個の貫通孔12bが形成されている。
固定ピン13は、末端がキャップ部12の側面に取り付けられた紐の先端に取り付けられている。
なお、アースフック20は、連結ハンドル10のネジ部11をアースフック20の雌ネジに螺合して連結ハンドル10をアースフック20に取り付ける際に連結ハンドル10を回す向きと逆向きに連結ハンドル10を回すことにより、母線Lのアース付け箇所に固定される。
取付部31は、図2紙面に沿って切断したときに図2紙面と垂直方向から見た断面形状がコの字状となる形状を有する。
連結部32aは、上面が開口した中空の円筒状の形状を有する。また、連結部32aの内周面には、連結ハンドル10のネジ部11と螺合する雌ネジが形成されている。さらに、連結部32aの外周面には、固定ピン13を挿入するための固定ピン挿入孔32bが形成されている。
締付ネジ部32cは連結部32aの底面に取り付けられている。また、締付ネジ部32cの連結部32aと反対側の端面には、取付部31の底面と共にアース板1(アース手段)を挟持して接地端子30をアース板1に固定するための押え板が取り付けられている(図5(d)参照)。
すなわち、連結ハンドル10のネジ部11を接地端子締付ネジ32の連結部32aに連結する際に連結ハンドル10を回す向きと、接地端子30をアース板1に固定する際に接地端子締付ネジ32を下方に移動させるために連結ハンドル10を回す向きとは逆向きにされている。これにより、固定ピン13を接地端子30の接地端子締付ネジ32の固定ピン挿入孔32bおよび連結ハンドル10のネジ部11の固定ピン挿入孔11aに挿入して連結ハンドル10を回して接地端子30をアース板1に固定したのちに、固定ピン13をこの2つの固定ピン挿入孔32b,11aから抜き取って連結ハンドル10を逆向きに回すことにより連結ハンドル10を接地端子30から取り外すことができる。
連結部本体52aは、図4(c)に示すように連結ハンドル10のキャップ部12に挿入されるとキャップ部12の内面と密着するように、キャップ部12とほぼ同じ形状および大きさとされている。
連結部本体52aの側面には、係止ピン52bが挿入可能な大きさの穴が形成されている。また、圧縮バネ52cの一端は係止ピン52bの底面に取り付けられており、圧縮バネ52cの他端はこの穴の底面に取り付けられている。さらに、係止ピン52bの先端部が連結部本体52aの側面から飛び出るように、係止ピン52bは圧縮バネ52cによって付勢されている。これにより、作業員が連結ハンドル10のキャップ部12に連結部本体52aを挿入するときには、係止ピン52bが連結ハンドル10のキャップ部12の係止穴12aに挿入されるまで連結部本体52aをキャップ部12に挿入していけばよい。
2個の突起52dは、連結ハンドル10のキャップ部12に連結部本体52aを挿入したときにキャップ部12の2個の貫通孔12bにそれぞれ挿入されるように、連結部本体52aの上面に取り付けられている。これにより、作業員がアース棒50の連結部本体52aをキャップ部12に挿入したのちアース棒50の棒部51を回すとキャップ部12も回るため、キャップ部12の上面に取り付けられたネジ部11を回すことができる。
作業員は、図5(a)に示すように、連結ハンドル10のネジ部11の先端を接地端子30の接地端子締付ネジ32の連結部32bに挿入したのち、矢印で示すように連結ハンドル10を紙面上から見て左に回して、連結ハンドル10のネジ部11を接地端子締付ネジ32の連結部32bの雌ネジに螺合していく。
このとき、連結ハンドル10はアースフック20に取り付けたままとされる。これにより、作業員が母線Lのアース付け箇所にアースフック20を固定したのちに接地端子30をアース板1に固定しようとしても連結ハンドル10を使用することができないため、作業員が作業手順を誤ってアースフックを先にアース付け箇所に取り付けたときの誘導電圧による感電を防止することができる。
作業員は、図8(a)に示すようにアース棒50を引き上げて連結ハンドル10のキャップ部12にアース棒50の連結部52を挿入する。このとき、作業員は、図8(b)に示すように連結部52の係止ピン52bがキャップ部12の係止穴12aに挿入されるまで連結部52の連結部本体52aをキャップ部12に挿入していく。
作業員は、図10(c)に示すように連結ハンドル10の固定ピン13を2つの固定ピン挿入孔11a,32aから抜き取ったのち、図10(d)に矢印で示すように連結ハンドル10を紙面上から見て右に回して、連結ハンドル10を接地端子締付ネジ32から取り外す。
本実施例による短絡接地器具は、アース棒60にロック機能を持たせて、母線Lのアース付け箇所にアースフック20を固定したのちアース棒60を連結ハンドル10のキャップ部12に取り付けたままにすることができるようにした点で、上述した第1の実施例による短絡接地器具と異なる。
このロック機構は2個の可動部72、上側圧縮バネ73、下側圧縮バネ74および押圧部材75を備える。
2個の可動部72は、アース棒60の連結部70の連結部本体70a内に互いに対向して設けられている。また、2個の可動部72の互いに対向する側面の間隔は、2個の可動部72の底面側に向かって狭くされている。
上側圧縮バネ73の両端は、2個の可動部72の互いに対向する側面の上方にそれぞれ取り付けられている。
下側圧縮バネ74の両端は、2個の可動部72の互いに対向する側面の下方にそれぞれ取り付けられている。
押圧部材75は板状または棒状をしており、押圧部材75の両端は、2個の可動部72の互いに対向する側面にそれぞれ接触するように、操作ロッド71の先端に取り付けられている。
作業員は、上述した手順に従って連結ハンドル10のキャップ部12にアース棒60の連結部70を挿入すると(図6(c)参照)、図11(b)に矢印で示すように操作ロッド71を紙面下から見て左(操作ロッド71の末端側に向けて押圧部材75が移動する方向に)を回す。これにより、2個の可動部72が押圧部材71によって押圧されて連結部70の連結部本体70aから飛び出して連結ハンドル10のキャップ部12の側面の内面に当接してアース棒60は連結ハンドル10のキャップ部12にロックされるので、母線Lのアース付け箇所にアースフック20を固定したのち作業員がアース棒60から手を離してもアース棒60を連結ハンドル10のキャップ部12に取り付けたままにすることができる
10 連結ハンドル
11 ネジ部
11a,20a,32b 固定ピン挿入孔
12 キャップ部
13 固定ピン
12a 係止穴
12b 貫通孔
20 アースフック
30 接地端子
31 取付部
32 接地端子締付ネジ
32a 連結部
32c 締付ネジ部
40 アース線
50,60 アース棒
51,61 棒部
51,70 連結部
52a,70a 連結部本体
52b 係止ピン
52c 圧縮バネ
52d,70b 突起
70 連結部
71 操作ロッド
72 可動部
73 上側圧縮バネ
74 下側圧縮バネ
75 押圧部材
L 母線
Claims (8)
- アースフック(20)と、該アースフックとアース線(40)を介して電気的に接続された接地端子(30)とを具備する短絡接地器具であって、前記接地端子をアース手段(1)に固定したのちに前記アースフックをアース付け箇所に固定するための連結ハンドル(10)をさらに具備することを特徴とする、短絡接地器具。
- 前記連結ハンドルが、
底面が開口されたキャップ部(12)と、
該キャップ部に取り付けられた固定ピン(13)と、
前記キャップ部の上面に取り付けられた、かつ、前記固定ピンを挿入するための固定ピン挿入孔(11a)が形成されたネジ部(11)と、
を備えることを特徴とする、請求項1記載の短絡接地器具。 - 前記アースフックに、前記固定ピンを挿入するための他の固定ピン挿入孔(20a)および前記連結ハンドルの前記ネジ部と螺合する雌ネジが形成されており、
前記アースフックが、前記連結ハンドルの前記ネジ部を該アースフックの雌ネジに螺合して該連結ハンドルを該アースフックに取り付ける際に該連結ハンドルを回す向きと逆向きに該連結ハンドルを回すことにより、前記アース付け箇所に固定される、
ことを特徴とする、請求項2記載の短絡接地器具。 - 前記接地端子が、取付部(31)および接地端子締付ネジ(32)を備え、
該接地端子締付ネジが、連結部(32a)および該前記連結部の底面に取り付けられた締付ネジ部(32c)を有し、
前記接地端子締付ネジの前記連結部の内周面に、前記連結ハンドルの前記ネジ部と螺合する雌ネジが形成されているとともに、該連結部の外周面に、前記固定ピンを挿入するための別の固定ピン挿入孔(32b)が形成されており、
前記接地端子締付ネジの前記締付ネジ部に、前記連結ハンドルの前記ネジ部のネジ山と逆向きにネジ山が形成されており、
前記接地端子の前記取付部の上面に、前記接地端子締付ネジの前記締付ネジ部と螺合する雌ネジが内面に形成された接地端子締付ネジ貫通孔が形成されている、
ことを特徴とする、請求項2または3記載の短絡接地器具。 - アース棒(50;60)をさらに具備し、
該アース棒が、
棒部(51;61)と、
該棒部の先端面に取り付けられた、かつ、前記連結ハンドルの前記キャップ部に挿入される他の連結部(52;70)とを備える、
ことを特徴とする、請求項2乃至4いずれかに記載の短絡接地器具。 - 前記連結ハンドルの前記キャップ部の上面に貫通孔(12b)が形成されており、
前記アース棒(50;60)の前記他の連結部(52;70)が、
連結部本体(52a;70a)と、
該連結部本体の上面に取り付けられた、かつ、前記連結ハンドルの前記キャップ部に該連結部本体を挿入したときに前記貫通孔に挿入される突起(52d;70b)とを備える、
ことを特徴とする、請求項5記載の短絡接地器具。 - 前記連結ハンドルの前記キャップ部の側面に係止穴(12a)が形成されており、
前記アース棒(50)の前記他の連結部(52)が、係止ピン(52b)および圧縮バネ(52c)をさらに備え、
前記アース棒の前記他の連結部の前記連結部本体(52a)の側面に、前記係止ピンが挿入可能な大きさの穴が形成されており、
前記圧縮バネの一端が前記係止ピンの底面に取り付けられているとともに、該圧縮バネの他端が前記穴の底面に取り付けられており、
前記係止ピンが、該係止ピンの先端部が前記連結部本体の側面から飛び出るように前記圧縮バネによって付勢されている、
ことを特徴とする、請求項6記載の短絡接地器具。 - 前記アース棒(60)が、末端部にネジ山が形成された操作ロッド(71)と、該操作ロッドの先端部側に取り付けられた、かつ、該操作ロッドを回すことにより前記連結ハンドルの前記キャップ部に前記他の連結部(70)を固定させるためのロック機構とをさらに備え、
前記アース棒(60)の末端面から先端面に貫通する操作ロッド貫通孔が、該アース棒(60)の前記棒部(61)に形成されており、
前記操作ロッド貫通孔の末端部に、前記操作ロッドのネジ山と螺合する雌ネジが形成されており、
前記ロック機構が、
前記アース棒の前記他の連結部の前記連結部本体(70a)内に互いに対向して設けられた、かつ、互いに対向する側面の間隔が底面側に向かって狭くされた2個の可動部(72)と、
該2個の可動部の前記互いに対向する側面に両端がそれぞれ取り付けられた他の圧縮バネ(73,74)と、
両端が前記2個の可動部の前記互いに対向する側面にそれぞれ接触するように前記操作ロッドの先端に取り付けられた押圧部材(75)とを備え、
前記操作ロッドの末端側に向けて前記押圧部材が移動する方向に該操作ロッドが回されると、前記2個の可動部が該押圧部材によって押圧されて前記他の連結部の前記連結部本体から飛び出して前記連結ハンドルの前記キャップ部の側面の内面に当接する、
ことを特徴とする、請求項6記載の短絡接地器具。
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